JPH043370Y2 - - Google Patents

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JPH043370Y2
JPH043370Y2 JP1986028074U JP2807486U JPH043370Y2 JP H043370 Y2 JPH043370 Y2 JP H043370Y2 JP 1986028074 U JP1986028074 U JP 1986028074U JP 2807486 U JP2807486 U JP 2807486U JP H043370 Y2 JPH043370 Y2 JP H043370Y2
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case
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knob
push switch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はプツシユスイツチに関するものであ
る。
〔従来技術〕
たとえばカセツトテープレコーダ等の電子機器
に使用されるプツシユスイツチは、内側面に複数
の接点電極を配列したケースと、このケース内に
上下動可能に設けられケース上面部に設けたつま
み突出開口からケース上に突出する操作つまみの
プツシユ操作により押し下げられるとともに前記
ケース内に設けた復帰ばねにより上方に復帰され
る移動体と、この移動体に設けられて移動体の上
下動により前記複数の接点電極を選択的に短絡さ
せる接触子とを備えた構成となつており、このプ
ツシユスイツチは、一般に配線基板に取付けて電
子機器に組込まれている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記カセツトテープレコーダ等の電
子機器は、その配線基板に各種部品を取付けたの
ちに、この基板全体をフレオン等の揮発性洗浄液
で洗浄してからキヤビネツトに納めることによつ
て組立てられているが、従来のプツシユスイツチ
は、その操作つまみが突出している部分が水密構
造とはなつていないために、基板にプツシユスイ
ツチを取付けてから基板を洗浄すると洗浄時にプ
ツシユスイツチ内に洗浄液が入つてしまうという
問題をもつているから、従来は、プツシユスイツ
チは基板の洗浄を行なつてから取付けるしかない
とされていた。
これは、プツシユスイツチのケースにはその上
面部に移動体の操作つまみをケース上に突出させ
るためのつまみ突出開口が設けられているためで
あり、このプツシユスイツチを基板に取付けてか
ら基板を洗浄したのでは、洗浄液中に基板を入れ
て洗浄しているときに、つまみ突出開口と操作つ
まみとの隙間から洗浄液がケース内に入り込んで
しまうことになる。なお、ケース内に入つた洗浄
液はその揮発性により蒸発するが、洗浄液中には
基板から洗い落とした“ごみ”が含まれているた
めに、洗浄液とともにケース内に入つた微細な
“ごみ”はそのままケース内に残ることになり、
この“ごみ”が接点電極や接触子に付着した状態
で残ると、これが接点電極と接触子との間に接触
不良を生じさせる原因となる。これは、洗浄の繰
返しにより洗浄液が汚れてくるほど大きな問題と
なる。
このため、従来は、基板にプツシユスイツチを
除く部品を取付けてから基板の洗浄を行ない、こ
ののちに基板にプツシユスイツチを取付けている
が、これでは基板への部品取付け工程が二重にな
るために、基板への部品取付けを一括して行なつ
て電子部品の組立てを能率化することはできなか
つた。なお、プツシユスイツチのつまみ突出部分
を粘着テープで塞いでケース内に洗浄液が入らな
いようにすれば、プツシユスイツチを基板に取付
けた状態で基板を洗浄することができるが、この
ようにプツシユスイツチのつまみ突出部分を粘着
テープで塞ぐのでは、粘着テープの貼り付けおよ
び洗浄後のテープの剥ぎ取りが面倒であるために
電子機器の組立て作業を逆に非能率化させること
になるし、また粘着テープでは、つまみ突出開口
と操作つまみとの隙間を完全に塞ぐことが難しい
ために洗浄液がケース内に入るのを完全に防ぐこ
とができないから、この方法は実用的でないとさ
れている。
〔問題点を解決する手段〕
この考案は上記問題点を解決することを目的と
したものであつて、プツシユスイツチのケース内
に、接触子を設けた移動体の復帰位置をケースの
上面部内面に対して所定の距離をとつた位置に規
制する復帰位置規制部と、前記移動体をその復帰
位置よりも上方に引上げたときにこの移動体を掛
止して移動体をこの位置でロツクする移動体掛止
部とを設け、前記移動体には、この移動体が復帰
ばねにより前記復帰位置まで復帰されたときに前
記復帰位置規制部で上方から受止められて移動体
を前記復帰位置に停止させ、前記移動体がその操
作つまみを強く引かれて強制的に引上げられたと
きには前記復帰位置規制部を乗越えて前記移動体
掛止部に係合する係合部を設けるとともに、前記
ケースの上面部内面または前記移動体の上面に、
前記移動体を復帰位置よりも上方に引上げてその
係合部を前記移動体掛止部に係合させたときにケ
ースの上面部内面と移動体の上面との間に挟持さ
れてケース上面部に設けられているつまみ突出開
口の周囲を水密状態にシールする枠状の弾性パツ
キン材を設けることにより、プツシユスイツチ自
体に洗浄液の入り込み防止機能をもたせて、プツ
シユスイツチを基板に取付けた状態で基板の洗浄
を行なえるようにしたものである。
〔作用〕
すなわち、この考案は、移動体をその操作つま
みを強く引いて強制的に復帰位置よりも上方に引
上げることにより、ケースの上面部内面または移
動体の上面に設けた枠状の弾性パツキン材をケー
スの上面部内面と移動体の上面との間に挟持させ
てこの弾性パツキン材で前記つまみ突出開口の周
囲を水密状態にシールさせるとともに、この状態
を移動体に設けた係合部とケース内に設けた移動
体掛止部との係合によつて保持するようにしたも
のであり、この考案によれば、洗浄液がつまみ突
出開口と操作つまみとの隙間に入り込んでその液
圧が移動体の上面に作用しても、移動体はその係
合部とケース内の移動体掛止部との係合によつて
弾性パツキン材をケースの上面部内面との間に挟
持する状態に保持されているために、液圧で移動
体が押し下げられてケース内に洗浄液を入り込ま
せてしまうことはないから、プツシユスイツチ内
への洗浄液の入り込みを完全に防ぐことができ、
したがつて、プツシユスイツチを基板に取付けた
状態で基板の洗浄を行なうことができる。しか
も、この考案では、操作つまみを強く押し下げて
やることにより、移動体の係合部をケース内の移
動体掛止部から離脱させて移動体をその復帰位置
の下側に押し下げてやることができるから、洗浄
後は移動体をその復帰位置下において上下動する
状態にすることができるし、またこの状態では、
復帰ばねにより復帰される移動体がその係合部を
ケース内の復帰位置規制部で受止められるため
に、移動体が復帰ばねのばね力で復帰位置より上
方に移動されてしまうことはないから、プツシユ
スイツチを正常に動作させることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図〜第7図において、1はプツシユスイツ
チのケースである。このケース1は、上面が開放
する合成樹脂製の下ケース1aと、この下ケース
1aの上面を覆う上ケース1bとからなつてお
り、上ケース1bは、その外周部を下ケース1a
の上端部外周に嵌合するとともに上ケース1bの
両側に形成した掛止片2を下ケース1aの両側外
面に設けた掛止突起3に掛止して下ケース1aに
固定されている。また、4,4は下ケース1aの
両側に設けられた左右3本ずつの端子である。こ
の各端子4,4は、下ケース1aの成形時に設け
られたもので、各端子4,4のケース1外に突出
する部分は外部回路接続部とされ、下ケース1a
内の部分は接点電極4a,4aとされている。こ
の接点電極4a,4aは、そのケース内側の面が
下ケース1aの内側面と面一になるようにして下
ケース1aの両側内面に埋設されており、またこ
の各端子電極4a,4aはそれぞれ第6図に示す
ように配列されている。
一方、6は前記ケース1内に上下動可能に設け
られた合成樹脂製の移動体であり、この移動体6
の上面には、その中央部に、前記上ケース1bの
上面部中央に設けたつまみ突出開口5からケース
1上に突出する操作つまみ6aが一体に突設され
ている。この移動体6は、その操作つまみ6aの
プツシユ操作により下ケース内側面で案内されて
押し下げられるとともに、押圧力の開放により下
ケース1a内に設けた復帰ばね7によつて上方に
復帰されるもので、この移動体6の両側には移動
体6の上下動により前記各接点電極4a,4aを
選択的に短絡させる接触子8,8が設けられてい
る。この接触子8は板ばねからなるもので、その
基部に設けた移動体取付け孔を移動体6の側面に
突設した接触子取付けピン9に嵌合して移動体6
に支持されており、またこの接触子8,8の先端
側は前記接点電極4a,4aを配列した下ケース
内側面に摺動可能に弾接されている。
この移動体6は、上ケース1bの上面部内面に
対して所定の距離(数mm程度)をとつた位置を復
帰位置としてこの復帰位置から操作つまみ6aの
プツシユ操作によつて押し下げられ、前記復帰ば
ね7によつて前記復帰位置まで復帰されるもの
で、この移動体6の復帰位置は次のようにして規
制されるようになつている。
すなわち、第1図および第4図において、1
0,10はケース1内の上部に移動体6の四隅部
に対応させて設けられた移動体ストツパであり、
このストツパ10,10は下ケース1aの内側面
に一体に形成されている。このストツパ10,1
0はその移動体6と対向する面に上下面が傾斜す
る三角形状の凸部11を突設したもので、この凸
部11の下面は、移動体6の復帰位置を上記の位
置(上ケース1bの上面部内面に対して所定の距
離をとつた位置)に規制する復帰位置規制部11
aとされ、またこの凸部11の上面は、移動体6
をその復帰位置よりも上方に引上げたときにこの
移動体6を掛止して移動体6をこの位置でロツク
する移動体掛止部11bとされている。一方、前
記移動体6の四隅部には、前記各ストツパ11,
11とそれぞれ対応する弾性係合片12,12が
下方に向けて一体に突設されており、この各弾性
係合片12,12の側面には、移動体6が復帰ば
ね7により前記復帰位置まで復帰されたときに前
記復帰位置規制部11aで上方から受止められて
移動体6を前記復帰位置に停止させ、移動体6が
その操作つまみ6aを強く引かれて強制的に引上
げられたときには弾性係合片12の弾性変形によ
り復帰位置規制部11aを乗越えて移動体掛止部
11bに係合する三角形状の係合凸部12aがそ
れぞれ突設されている。また、この弾性係合片1
2は、復帰ばね7のばね力による復帰位置規制部
11aへの押付け力程度では弾性変形しないよう
になつており、したがつて移動体6は、その弾性
係合片12の係合凸部12aが復帰位置規制部1
1aに当接する復帰位置までは復帰バネ7により
復帰されるが、それ以上の上昇は復帰位置規制部
11aによつて規制されるようになつている。
また、第1図および第3図において、13は前
記上ケース1bの上面部内面に設けられた弾性パ
ツキン材である。このパツキン材13は、上ケー
ス1bの上面部内面とほぼ同じ面積の水密性弾性
板(たとえばゴム板)の中央部に移動体6の操作
つまみ6aを通す開口を設けた枠状のもので、こ
のパツキン材13は、その外周部を下ケース1a
の上端面と上ケース1bの上面部内面との間に圧
縮状態で挟持されて、下ケース1aと上ケース1
bとの合せ部を水密にシールした状態で設けられ
ている。そして、前記移動体6は、その弾性係合
片12の係合凸部12aが前記復帰位置規制部1
1aで受止められている復帰位置にある状態では
第1図aに示すように前記弾性パツキン材13に
対して離間しているが、この移動体6をその操作
つまみ6aを強く引くことにより強制的に前記復
帰位置よりも上方に引上げてやると、移動体6の
上面において第1図bに示すように弾性パツキン
材13に接触して、この弾性パツキン材13を上
ケース1bの上面部内面と移動体上面との間に圧
縮状態で挟持するようになつている。つまり前記
弾性パツキン材13は、移動体6をその復帰位置
よりも上方に引上げたときに上ケース1bの上面
部内面と移動体上面との間に挟持されて上ケース
1bに設けられているつまみ突出開口5の周囲を
水密状態にシール(上ケース上面部内面と移動体
上面との間においてシール)するもので、移動体
6の上面を弾性パツキン材13に押付け接触させ
ると、この弾性パツキン材13によつてケース1
内が完全に密閉されるようになつている。また、
移動体6に設けた前記弾性係合片12の係合凸部
12aは、上記のように移動体6を復帰位置の上
方に強制的に引上げてその上面を弾性パツキン材
13に押付け接触させたときに前記復帰位置規制
部11aを乗越えて移動体掛止部11bに係合す
るようになつており、したがつて、上方に引上げ
られた移動体6は、その上面と上ケース1bの上
面部内面との間に弾性パツキン材13を挟持して
この弾性パツキン材13で前記つまみ突出開口5
の周囲を水密状態にシールさせた状態に保持され
るようになつている。
このように上ケース1bの上面部内面に弾性パ
ツキン材13を設けるとともに、移動体6をその
復帰位置よりも上方に引上げてこの移動体6の上
面を前記弾性パツキン材13に接触させられるよ
うにしているのは、プツシユスイツチを電子機器
の基板に取付けた状態で基板を洗浄できるように
するためであり、上記のように操作つまみ6aを
強く引いて移動体6を強制的に引上げ、この移動
体6の上面を前記弾性パツキン材13に押付け接
触させた状態で前記移動体掛止部11bにより移
動体6をロツクしておいて洗浄を行なえば、洗浄
液がケース上面部のつまみ突出開口5と操作つま
み6aとの隙間からケース1内に入り込むことは
ないから、プツシユスイツチを基板に取付けた状
態で基板を洗浄しても、洗浄液がケース1内に入
つてこの洗浄液に含まれている“ごみ”が接点電
極4a,4aや接触子8に付着し、接点電極4
a,4aと接触子8との接触不良を生じさせる心
配はない。また、この基板の洗浄を行なつたのち
は、操作つまみ6aを強く押して移動体6を強制
的に押し下げてやればよく、このように移動体6
を強制的に押し下げてやれば、移動体6に設けら
れている前記弾性係合片12の係合凸部12aが
弾性係合片12の弾性変形によりケース1側の移
動体掛止部11bを乗越えて移動体6のロツクが
解除されるから、移動体6をその復帰位置の下に
押し下げて、移動体6をその復帰位置下において
上下動する状態に戻してやることができる。
一方、第4図および第5図において、14は前
記移動体6をスイツチ切替え位置に保持するカム
板であり、このカム板14は、下ケース1a内の
接点電極配列面と直交する側面側に横移動可能に
設けられている。このカム板14は、その下面を
下ケース1aの内底面上に摺動可能に支持されて
下ケース1aの内側面と移動体6の側面との間に
垂直に立てた状態で設けられており、下ケース1
aおよび移動体6により案内されて横移動するよ
うになつている。そして、このカム板14の移動
体6と対向する側の面には第7図に示すような形
状の無端カム溝15が形成されており、このカム
溝15内には、移動体6に設けられた移動体ロツ
クピン16の先端が挿入されている。このロツク
ピン16は移動体6に設けた横孔17内に移動可
能に保持されており、前記横孔17内に設けたロ
ツクピン押圧用コイルばね18によつてピン先端
が常にカム板14のカム溝底面に接触する状態に
押圧されている。このロツクピン16は、移動体
6とともに上下動してカム板14のカム溝15内
を移動するもので、カム板14はこのロツクピン
16の上下動にともないカム溝15の側面をロツ
クピン16で押されて横移動するようになつてい
る。また、このカム板14に形成したカム溝15
の底面は、第8図に示すような段差をもつてお
り、このカム溝15で囲まれた逆ハート形の突出
部15aは、その下面のロツクピン係止部aにお
いてロツクピン16を受止めるようになつてい
る。
そして、ロツクピン16は、前記ロツクピン押
圧用コイルばね18により常にカム溝底面に押付
けられた状態で、移動体6の押し下げによりカム
板14を横移動させながらカム溝15内をA部→
B部→C部の順に移動してD部まで移動し、最下
降限位置まで押し下げられた移動体6が押し下げ
力の開放により復帰ばね7のばね力で押上げられ
るのにともない、D部からE部に移動して前記ロ
ツクピン係止部aに受止められ、押下げられた移
動体6を第1図aに鎖線で示した押し下げ位置
(接触子8により第6図に示した左側の接点電極
4aと右側下段の接点電極4aとを短絡させたス
イツチ切替え位置)にロツクするようになつてい
る。また、この押し下げ位置でロツクは、再び移
動体6を押し下げることによつて解除されるよう
になつており、移動体6を押し下げると、ロツク
ピン16がロツクピン係止部aから離れてカム溝
15内をE部からF部に移動し、次いで押し下げ
力を開放して移動体6を復帰ばね7のばね力で押
上げさせると、ロツクピン16がカム溝15内を
F部→G部→H部の順に移動してA部に戻るとと
もに、移動体6がその係合凸部12aを復帰位置
規制部11aに受止められる復帰位置(第6図に
示した左側の接点電極4aと右側上段の接点電極
4aとが接触子8により短絡される位置)に復帰
するようになつている。なお、前記カム溝15の
上端部(A部)は、その移動体6を復帰位置に復
帰させた状態におけるロツクピン16の位置から
さらに上方に延長されており、移動体6を復帰位
置の上方に引上げてつまみ突出開口5の周囲をシ
ールするときにこの延長部分にロツクピン16を
進入させるようになつている。
しかして、このプツシユスイツチにおいては、
上記のように移動体6をその操作つまみ6aを強
く引いて強制的に復帰位置よりも上方に引上げる
ことにより、上ケース1bの上面部内面に設けた
枠状の弾性パツキン材13を上ケース1bの上面
部内面と移動体6の上面との間に挟持させてこの
弾性パツキン材13で上ケース1bの上面部に設
けられているつまみ突出開口5の周囲を水密状態
にシールさせるとともに、この状態を移動体6に
設けた弾性係合片12とケース1内に設けた移動
体掛止部11bとの係合によつて保持するように
しているから、このプツシユスイツチを電子機器
の基板に取付けた状態で基板を洗浄しても、プツ
シユスイツチ内に洗浄液が入つてしまうことはな
い。つまり、このプツシユスイツチによれば、こ
れを基板に取付けた状態で基板を洗浄するときに
洗浄液がつまみ突出開口5と操作つまみ6aとの
隙間に入り込んでその液圧が移動体6の上面に作
用しても、移動体6はその弾性係合片12とケー
ス1内の移動体掛止部11bとの係合によつて弾
性パツキン材13をケース1の上面部内面との間
に挟持する状態に保持されているために、液圧で
移動体6が押し下げられてケース1内に洗浄液を
入り込ませてしまうことはないから、プツシユス
イツチ内への洗浄液の入り込みを完全に防ぐこと
ができ、したがつて、プツシユスイツチを基板に
取付けた状態で基板の洗浄を行なうことができ
る。また、超小型のプツシユスイツチの場合は、
その高さつまり下面の端子からスイツチ上面まで
の距離が非常に小さいために、このプツシユスイ
ツチの端子を基板上の端子電極にハンダ付けする
際にフラツクスがケース上面部のつまみ突出開口
からスイツチ内に入る心配があるが、上記プツシ
ユスイツチによれば、移動体を引上げてつまみ突
出開口5の周囲をシールした状態でプツシユスイ
ツチの端子4,4を基板上の端子電極にハンダ付
けすることができるから、端子4,4のハンダ付
け時にフラツクスがスイツチ内に入るのも防ぐこ
とができる。しかも、このプツシユスイツチで
は、操作つまみ6aを強く押し下げてやることに
より、移動体6の弾性係合片12をケース1内の
移動体掛止部11bから離脱させて移動体6をそ
の復帰位置の下側に押し下げてやることができる
から、洗浄後は移動体6をその復帰位置下におい
て上下動する状態にすることができるし、またこ
の状態では、復帰ばね7により復帰される移動体
6がその弾性係合片12をケース1内の復帰位置
規制部11aで受止められるために、移動体6が
復帰ばね7のばね力で復帰位置より上方に移動さ
れてしまうことはないから、プツシユスイツチを
正常に動作させることができる。
なお、上記実施例では、移動体6側に設けられ
てケース1内の復帰位置規制部11aおよび移動
体掛止部11bに受止められる係合部を弾性係合
片12としているが、これと逆に、前記復帰位置
規制部11aおよび移動体掛止部11bを形成し
たケース1側のストツパ10を弾性変形するスト
ツパ片としてもよいし、また、ケース1内に設け
る復帰位置規制部および移動体掛止部と移動体6
側の係合部も、たとえば一方を凹部とし他方を凸
部とするなど、上記実施例に限らず任意に選ぶこ
とができることはもちろんである。また、上記実
施例では、弾性パツキン材13により下ケース1
aと上ケース1bの合せ部もシールしているが、
この下ケース1aと上ケース1bとの合せ部のシ
ールは別のパツキン材によつて行なつてもよく、
その場合は、前記弾性パツキン材13を移動体6
の上面に設けておいてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、移動体をその操作つまみを強く引
いて強制的に復帰位置よりも上方に引上げること
により、ケースの上面部内面または移動体の上面
に設けた枠状の弾性パツキン材をケースの上面部
内面と移動体の上面との間に挟持させてこの弾性
パツキン材で前記つまみ突出開口の周囲を水密状
態にシールさせるとともに、この状態を移動体に
設けた係合部とケース内に設けた移動体掛止部と
の係合によつて保持するようにしたものであるか
ら、この考案によれば、プツシユスイツチを電子
機器の基板に取付けた状態で基板を洗浄する際に
洗浄液がつまみ突出開口と操作つまみとの隙間に
入り込んでその液圧が移動体の上面に作用して
も、移動体はその係合部とケース内の移動体掛止
部との係合によつて弾性パツキン材をケースの上
面部内面との間に挟持する状態に保持されている
ために液圧で移動体が押し下げられてケース内に
洗浄液を入り込ませてしまうことはなく、したが
つてプツシユスイツチ内への洗浄液の入り込みを
完全に防ぐことができるからプツシユスイツチを
基板に取付けた状態で基板の洗浄を行なうことが
できる。しかも、この考案では、操作つまみを強
く押し下げてやることにより、移動体の係合部を
ケース内の移動体掛止部から離脱させて移動体を
その復帰位置の下側に押し下げてやることができ
るから、洗浄後は移動体をその復帰位置下におい
て上下動する状態にすることができるし、またこ
の状態では、復帰ばねにより復帰される移動体が
その係合部をケース内の復帰位置規制部で受止め
られるために、移動体が復帰ばねのばね力で復帰
位置より上方に移動されてしまうことはないか
ら、プツシユスイツチを正常に動作させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示したもので、第
1図は移動体が復帰位置にある状態と移動体を復
帰位置の上方に引上げた状態のプツシユスイツチ
の縦断正面図、第2図および第3図はプツシユス
イツチの外観正面図および一部切開平面図、第4
図および第5図はプツシユスイツチの横断平面図
および縦断側面図、第6図および第7図は第1図
の−線および第5図の−線に沿う断面
図、第8図はカム板に形成したカム溝の展開断面
図である。 1……ケース、1a……下ケース、1b……上
ケース、4……端子、4a……接点電極、5……
つまみ突出開口、6……移動体、6a……操作つ
まみ、7……復帰ばね、8接触子、10……移動
体ストツパ、11……凸部、11a……復帰位置
規制部、11b……移動体掛止部、12……弾性
係合片、12a……係合凸部、13……弾性パツ
キン材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側面に複数の接点電極を配列したケースと、
    このケース内に上下動可能に設けられケース上面
    部に設けたつまみ突出開口からケース上に突出す
    る操作つまみのプツシユ操作により押し下げられ
    るとともに前記ケース内に設けた復帰ばねにより
    上方に復帰される移動体と、この移動体に設けら
    れて移動体の上下動により前記複数の接点電極を
    選択的に短絡させる接触子とを備えたプツシユス
    イツチにおいて、前記ケース内に、前記移動体の
    復帰位置をケースの上面部内面に対して所定の距
    離をとつた位置に規制する復帰位置規制部と、前
    記移動体をその復帰位置よりも上方に引上げたと
    きにこの移動体を掛止して移動体をこの位置でロ
    ツクする移動体掛止部とを設け、前記移動体に
    は、この移動体が前記復帰ばねにより前記復帰位
    置まで復帰されたときに前記復帰位置規制部で上
    方から受止められて移動体を前記復帰位置に停止
    させ、前記移動体がその操作つまみを強く引かれ
    て強制的に引上げられたときには前記復帰位置規
    制部を乗越えて前記移動体掛止部に係合する係合
    部を設けるとともに、前記ケースの上面部内面ま
    たは前記移動体の上面に、前記移動体を復帰位置
    よりも上方に引上げてその係合部を前記移動体掛
    止部に係合させたときにケースの上面部内面と移
    動体の上面との間に挟持されて前記つまみ突出開
    口の周囲を水密状態にシールする枠状の弾性パツ
    キン材を設けたことを特徴とするプツシユスイツ
    チ。
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