JPH0433770B2 - - Google Patents

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JPH0433770B2
JPH0433770B2 JP26169586A JP26169586A JPH0433770B2 JP H0433770 B2 JPH0433770 B2 JP H0433770B2 JP 26169586 A JP26169586 A JP 26169586A JP 26169586 A JP26169586 A JP 26169586A JP H0433770 B2 JPH0433770 B2 JP H0433770B2
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JP
Japan
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triptycenyl
styrene
compound
added
polymerization
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JP26169586A
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JPS63115832A (ja
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Minoru Matsuda
Yasufumi Tamai
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、新規化合物である4−(9−トリ
プチセニル)スチレンに関し、さらに詳しく言う
と、それ自身で重合可能であり、また、他のビニ
ルモノマーと共重合することも可能であり、崇高
くて剛直な骨格を備えると共に耐熱性および化学
的安定性に優れたポリマーを得るのに有用なモノ
マーである4−(9−トリプチセニル)スチレン
に関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来、トリチル基をペンダント基として有する
トリチルメタクリレートのポリマーが提案されて
いる(特開昭56−106907号公報参照)。
トリチル基は崇高く、ポリトリチルメタクリレ
ートは、ほぼ完全にアイソタクチツクであり、耐
熱性に優れたポリマーである。
しかしながら、このポリトリチルメタクリレー
トは、エステル基を介してトリチル基がポリマー
主鎖に結合しているので、加溶媒分解される。し
たがつて、必ずしも科学的に安定なポリマーとは
言い難い。
[発明の目的] この発明の目的は、トリチル基と類似するトリ
プチセニル基をペンダント基として側鎖に備える
ことにより、剛直なポリマー骨格を形成し、しか
も化学的に安定なポリマーを得るに有用な新規な
ノモマーを提供することである。
[前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するためのこの発明の構成は、
で示される4−(9−トリプチセニル)スチレン
である。
この4−(9−トリプチセニル)スチレンは、
以下の諸物性により特長付けることができる。
融点; 251〜252℃ NMR(CDC3、60MHz、ppm); Hb 5.33(1H,d) Hd 5.43(1H,s) Ha 5.85(1H,d) Hcおよび芳香環上の水素 6.63〜8.13(17H,m) ただし、前記Ha、Hb、Hc、Hdは次式に示す
水素原子である。
IR(KBr,cm-1);1630、3068 UV(シクロヘキサン); λmax=295nm(ε=1,000) この4−(9−トリプチセニル)スチレンは、
たとえば、第1図に示すように、p−ブロモアセ
トフエノン2のカルボニル基を還元してアルコー
ル体3とし、このアルコール体3の水酸基を保護
基たとえばメトキシメチル基で保護してから、ア
ントロンとグリニヤール反応を行ない、次いで脱
水芳香族化によりアントラセン誘導体5とする。
このアントラセン誘導体5にベンザインを付加し
てトリプチセン骨格を導入した化合物6とし、こ
の化合物6の保護基を除去して水酸基を再生した
化合物7とし、さらに脱水することにより4−
(9−トリプチセニル)スチレン1が得られる。
この4−(9−トリプチセニル)スチレンは、
単独で重合させて4−(9−トリプチセニル)ス
チレンホモポリマーとすることもできるし、また
他のビニルモノマーと共重合させて4−(9−ト
リプチセニル)スチレンコポリマーとすることも
できる。
コポリマーとすることができる他のビニルモノ
マーとしては、たとえばスチレン、スチレン誘導
体、メタクリル酸エステル、エクリル酸エステル
などが挙げられる。
コポリマーは、ブロツク共重合体であつても、
またグラフト共重合体であつても良い。
この4−(9−トリプチセニル)スチレンは、
ラジカル重合、イオン重合のいずれによつても、
重合可能である。もつとも、イオン重合が好まし
い。
イオン重合についてさらに説明する。
重合触媒としてアニオン重合触媒が有効であ
り、好ましくアニオン重合触媒としては、たとえ
ば、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、
オリゴスチリルリチウムなどが挙げられる。
イオン重合は、溶媒中で行なうことができる。
好ましい溶媒としては、たとえば、テトラヒド
ロフラン(THF)、トルエン、キシレンなとが挙
げられる。
重合温度は、−70〜50℃、好ましくは−50〜30
℃の範囲で適宜に選択される。
前記触媒によるアニオン重合は、リビング重合
であるので、重合反応を終了させる際、アルコー
ル等で成長末端を封鎖することが必要である。
重合によつて得られるポリマーの分子量は、
THFに溶解させてゲルパーミエーシヨン法
(GPC法)により測定すると、数平均分子量
(Mn)として1,000以上であり、分散度
(Mw/Mn)が1.5以下である。
このポリ4−(9−トリプチセニル)スチレン
は、側鎖にトリプチセニル側を備えていて極めて
崇高く、剛直である。したがつて、耐熱性および
化学的安定性に優れて容易に加溶媒分解するもの
ではない。
また、このポリ4−(9−トリプチセニル)ス
チレンは、強度の大きな成形品たとえばフイルム
やフイラメントに成形することができる。
[発明の効果] この発明により、耐熱性、耐溶剤性等に優れた
ポリ4−(9−トリプチセニル)スチレンを得る
のに有用な4−(9−トリプチセニル)スチレン
を提供することである。
[実施例] (実施例 1) 4−(9−トリプチセニル)スチレンの製造 窒素雰囲気とした反応容器内に仕込んだ800ml
の無水エーテルに5.17gのリチウムアルミニウム
ハイドライドを添加し、攪拌した。次いで、
24.38gのp−ブロモアセトフエノンを200mlの無
水エーテルに溶解した溶液を、前記反応容器内
に、1.5時間かけて滴下した。その後、30分間の
攪拌を続け、薄層クロマトグフラ(TLC)(展開
溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=4/1)によりp−
ブロモアセトフエノンの消失を確認してから、酢
酸エチルおよび水を添加し、無水硫酸ソーダで脱
水し、ろ過した。溶媒を留去することにより、第
1図に示す化合物3を23.90gを得た(収率97%)。
化合物3のNMRスペクトルデータを次に示
す。
NMR(CDC3、60MHz、ppm); CH3 1.33(3H,d)、OH 3.83(1H,
s) CH 3.50〜3.83(1H,m) 芳香族H 7.00〜7.47(4H,m) 窒素雰囲気とした反応容器内に仕込んだ500ml
の塩化メチレンに、23.50gの前記化合物3および
65.0mlのエチルジイソプロピニアミンを添加し、
攪拌した。そこへ、20.0mlのクロルメチルメチル
エーテルを5分間で滴下し、そのまま攪拌を継続
した。24時間の経過後、攪拌を停止し、水を加
え、反応器の内容物を塩化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸ソーダで脱水してから、溶媒を
留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフ(展開
溶媒;ベンゼン)により精製することによつて、
第1図に示す化合物4を25.10g(収率88%)得た。
化合物4のNMRスペクトルデータを以下に示
す。
NMR(CDC3、60MHz、ppm); CH3 1.38(3H,d) OCH3 3.25(3H,s) CH2+CH 4.37〜4.82(3H,m) 芳香族H 7.07〜7.48(4H,m) 窒素雰囲気下の反応容器内に仕込んだ35mlの無
水THF中で、0.6mgのMgと5.30の化合物4とでグ
リニヤール試薬を合成した。0℃に冷却下に、こ
のグリニヤール試薬に4.66gのアントロンを添加
し、室温で攪拌した。24時間の経過後、反応器の
内容物を氷中に注ぎ、6Nの塩酸10mlを加えてか
ら、エーテルで抽出した。有機層を、重炭酸ソー
ダ水溶液をおよび食塩水で洗浄し、無水硫酸ソー
ダで脱水してから、溶媒を留去した。その後、40
mlのピリジンと20mlの無水酢酸を加えて、100℃
で12時間攪拌し、未反応のアントロンをアセチル
化した。反応容器の内容物を氷中に注ぎ、6Nの
塩酸80mlを加えてから、クロロホルムで抽出し、
有機層を無水硫酸ソーダで脱水後、溶媒を留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
(展開溶媒;ヘキサン/酢酸素エチル=7/1)
で精製した。その結果、第1図に示す化合物5を
2.42g(収率;33%)得た。
この化合物5のNMRスペクトルを以下に示
す。
NMR(CDC3、60MHz、ppm); CH3 1.67(3H,d)、 OCH3 3.47(3H,s) CH2+CH 4.71〜5.13(3H,m) 芳香族H 7.10〜8.47(4H,m) 窒素雰囲気下の反応容器内に仕込んだ7mlの無
水塩化メチレン中に、500mgの化合物5と0.35ml
の亜硝酸n−ブチルとを加えて、加熱還流した。
そこへ、400mgの0−アミノ安息香酸を1.5mlの無
水THFに溶解した溶液を、15分間かけて滴下し
た。3時間の経過後に、再度0.35mlの亜硝酸n−
ブチルを加え、400mgのO−アミノ安息香酸の無
水THF(1.5ml)溶液を5分間かけて滴下し、さ
らに3時間加熱還流した。その後、溶媒を留去し
てから、得られる反応物をエーテルに溶解し、重
炭酸ソーダ水溶液および水で洗浄し、無水硫酸ソ
ーダで脱水した。溶媒を留去してから、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフ(展開溶媒;シクロヘキ
サン/酢酸エチル=9/1)で精製した。その結
果、第1ずに示す化合物6を270mg(消費された
5に対する収率;85%)得た。
この化合物6のNMRスペクトルを以下に示
す。
NMR(CDC3、60MHz、ppm); CH3 1.45〜1.73(3H,m) OCH3 3.48(3H,s) CH2+CH 4.72〜5.12(3H,m) トリプチセン橋頭位H 5.42(1H,s) 芳香族H 6.77〜8.23(16H,m) 窒素雰囲気下の反応容器内に仕込んだ4mlの無
水THFに、120mgの化合物6と1.0mlの6N塩酸と
を加え、50℃で2時間攪拌した。その後、反応容
器の内容物を重炭酸ソーダ水溶液および食塩水で
洗浄し、無水硫酸ソーダで脱水してから、溶媒を
留去した。その結果、第1図に示す化合物7を
102mg(収率;92%)得た。
この化合物5のNMRスペクトルを以下に示
す。
NMR(CDC3、60MHz、ppm); CH3+OH 1.57〜2.32(4H,m) CH 4.92〜5.25(1H,m) トリプチセン橋頭位H 5.42(1H,s) 芳香族H 6.77〜8.23(16H,m) o−キレシン5mlに80mgの化合物7と33mgの
KHSO4と30mgのフエニル(1−ナフチル)アミ
ンとを加えて、2時間加熱還流した。その後、溶
媒を留去してから、薄層クロマトグラフ(展開溶
媒;ベンゼン/シクロヘキサン=1/3)で精製
することにより、表記の4−(9−トリプチセニ
ル)スチレン(第1図中の1)を65mg(収率;87
%)得た。
この4−(9−トリプチセニル)スチレンの諸
物性は、前述のとおりである。
(実施例 2) ポリ4−(9−トリプチセニル)スチレンの製
造 十分に精製した4−(9−トリプチセニル)ス
チレン99mgと充分に精製したベンゼン5mlとを高
減圧下の重合容器内に仕込み、次いでs−ブチル
リチウムのベンゼン溶液1ml(0.014mmo)を
添加し、室温で12時間重合反応を行なつた。
その後、重合反応溶液を30mlのメタノールに投
入して、精製したポリマーを沈殿させた。ろ取し
たポリマーをメタノールで充分に洗浄し、60℃で
減圧乾燥した。ポリマーの収量は99mg(収率;
100%)であつた。GPC法により測定したこのポ
リマーの分子量(Mn)は11000であり、分散度
(Mw/Mn)は1.15であつた。また、このポリー
は、以下のスペクトルデータから、次式 で示されるポリ4−(9−トリプチセニル)ス
チレンである。
ポリマーのスペクトルデータ IR(KBr,cm-1);2852,3066 UV(THF); λmax=275nm(ε=2,000) また、このポリ4−(9−トリプチセニル)ス
チレンの熱重量分析によると、分解温度は400℃
であり、その場合の重量損失は10%であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は4−(9−トリプチセニル)スチレン
の合成工程を示す工程説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 で示される4−(9−トリプチセニル)スチレン。
JP26169586A 1986-11-01 1986-11-01 4−(9−トリプチセニル)スチレン Granted JPS63115832A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26169586A JPS63115832A (ja) 1986-11-01 1986-11-01 4−(9−トリプチセニル)スチレン

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JP26169586A JPS63115832A (ja) 1986-11-01 1986-11-01 4−(9−トリプチセニル)スチレン

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JPS63115832A JPS63115832A (ja) 1988-05-20
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JP26169586A Granted JPS63115832A (ja) 1986-11-01 1986-11-01 4−(9−トリプチセニル)スチレン

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