JPH0433801B2 - - Google Patents

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JPH0433801B2
JPH0433801B2 JP57501004A JP50100482A JPH0433801B2 JP H0433801 B2 JPH0433801 B2 JP H0433801B2 JP 57501004 A JP57501004 A JP 57501004A JP 50100482 A JP50100482 A JP 50100482A JP H0433801 B2 JPH0433801 B2 JP H0433801B2
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weight
atelocollagen
hydrogels
hydrogel
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Petoru Kuzuma
Jobaniina Odorishio
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Allergan Inc
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    • G02B1/043Contact lenses
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
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    • A61L26/0009Chemical aspects of, or use of materials for, wound dressings or bandages in liquid, gel or powder form containing macromolecular materials
    • A61L26/0028Polypeptides; Proteins; Degradation products thereof
    • A61L26/0033Collagen
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
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    • A61L26/0061Use of materials characterised by their function or physical properties
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F289/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds not provided for in groups C08F251/00 - C08F287/00
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
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Description

請求の範囲 1 本質的に (a) 可溶化コラーゲン;および (b) 下記の群から選択されるエチレン系不飽和モ
ノマー; からなる成分の混合物から製造されてなる親水性
水膨潤性重合組成物であつて:前記親水性重合組
成物は、前記成分の全重量を基準として、0.5か
ら50重量%未満までの可溶化コラーゲンおよび
99.5〜約50重量%のエチレン系不飽和モノマー単
位を含み且つグラフトに帰因する結合を含むもの
であり、 前記エチレン系不飽和モノマーは、 (a) 未置換、N−置換およびN、N−ジ置換2−
アルケンアミド類(ここで、各N−置換基は水
素または(C1〜C6)アルキルであり;かつ、
2−アルケンアミド分子の2−アルケノイル基
は炭素原子を2個〜6個含有する。); (b) ビシナル−エポキシアルキル2−アルケノエ
ート類(ここで、ビシナル−エポキシアルキル
基は炭素原子を2個〜4個含有し;かつ、2−
アルケノエート基は炭素原子を2個〜6個含有
する。); (c) ヒドロキシ(アルコキシ)nアルキル2−ア
ルケノエート類(ここで、アルキルおよびアル
コキシ基は炭素原子を2個〜4個含有し;nは
0〜4の整数であり;かつ、2−アルケノエー
ト基は炭素原子を2個〜6個含有する。); (d) アルコキシ(アルコキシ)nアルキル2−ア
ルケノエート類(ここで、アルキルおよびアル
コキシ基は炭素原子を2個〜4個含有するが、
末端のアルコキシ基は炭素原子を1個〜4個含
有する;nは0〜4の整数である;かつ、2−
アルケノエート基は炭素原子を2個〜6個含有
する。); (e) ジアルキルアミノアルキル2−アルケノエー
ト類(ここで、アルキル基は炭素原子を2個〜
4個含有し;かつ、2−アルケノエート基は炭
素原子を2個〜6個含有する。);および (f) N−ビニルピロリドン; からなる群である、前記親水性重合組成物。 2 下記の重量%範囲内の成分からなる特許請求
の範囲第1項に記載の親水性重合組成物。 成分 重量% エチレン系不飽和モノマー 60−95 可溶化コラーゲン 5−45 変性剤 0−30 架橋剤 0−2 3 生体組織との生体適合性、実質的に生物学的
分解性のない特性、高酸素透過性、および高含水
率により特徴付けられている保形架橋ヒドロゲル
の形態にある、特許請求の範囲第1項に記載の親
水性重合組成物。 4 前記ヒドロゲルの含水率が約55重量%〜約95
重量%である特許請求の範囲第3項に記載の親水
性重合組成物。 5 下記の成分からなり、前記ヒドロゲルの含水
率が約65〜約90重量%である特許請求の範囲第4
項に記載の親水性重合組成物。 成分 重量% エチレン系不飽和モノマー 68−90 可溶化コラーゲン 10−35 変性剤 0−20 架橋剤 0−1 6 コンタクトレンズの形状をした特許請求の範
囲第3項に記載の親水性重合組成物。 7 コンタクトレンズの形状をした特許請求の範
囲第4項に記載の親水性重合組成物。 8 コンタクトレンズの形状をした特許請求の範
囲第5項に記載の親水性重合組成物。 9 前記エチレン系不飽和モノマーが未置換、N
−置換およびN,N−ジ置換2−アルケンアミド
類(ここで、各N−置換基は水素または(C1
C6)アルキルであり;かつ、2−アルケンアミ
ド分子の2−アルケノイル基は炭素原子を2個〜
6個含有する。)であるコンタクトレンズの形状
をした特許請求の範囲第3項の親水性重合組成
物。 10 前記エチレン系不飽和モノマーがヒドロキ
シ(アルコキシ)nアルキル2−アルケノエート
類(ここで、アルキルおよびアルコキシ基は炭素
原子を2個〜4個含有し;nは0〜4の整数であ
り;2−アルケノエート基は炭素原子を2個〜6
個含有する。)であるコンタクトレンズの形状を
した特許請求の範囲第3項の親水性重合組成物。 11 前記エチレン系不飽和モノマーがN,N−
ジメチルアクリルアミドである特許請求の範囲第
9項の親水性重合組成物。 12 (1)() 可溶化コラーゲン;と () 下記の群から選択されるエチレン系不飽
和モノマー、即ち (a) 未置換、N−置換およびN,N−ジ置換2
−アルケンアミド類(ここで、各N−置換基
は水素または(C1〜C6)アルキルであり;
かつ、2−アルケンアミド分子の2−アルケ
ノイル基は炭素原子を2個〜6個含有す
る。); (b) ビシナル−エポキシアルキル2−アルケノ
エート類(ここで、ビシナル−エポキシアル
キル基は炭素原子を2個〜4個含有し;か
つ、2−アルケノエート基は炭素原子を2個
〜6個含有する。); (c) ヒドロキシ(アルコキシ)nアルキル2−
アルケノエート類(ここで、アルキルおよび
アルコキシ基は炭素原子を2個〜4個含有
し;nは0〜4の整数であり;かつ、2−ア
ルケノエート基は炭素原子を2個〜6個含有
する。); (d) アルコキシ(アルコキシ)nアルキル2−
アルケノエート類(ここで、アルキルおよび
アルコキシ基は炭素原子を2個〜4個含有す
るが、末端のアルコキシ基は炭素原子を1個
〜4個含有する;nは0〜4の整数である;
かつ、2−アルケノエート基は炭素原子を2
個〜6個含有する。); (e) ジアルキルアミノアルキル2−アルケノエ
ート類(ここで、アルキル基は炭素原子を2
個〜4個含有し;かつ、2−アルケノエート
基は炭素原子を2個〜6個含有する。);およ
び (f) N−ビニルピロリドンからなるモノマー; とからなる反応物の水溶液を調製し、ここで該
溶液は反応物の全重量を基準に、前記コラーゲ
ンを30重量%未満含有し、前記エチレン系不飽
和モノマーを少なくとも約50〜約99.5重量%含
有しており; (2) 照射、ポリエチレン系不飽和架橋剤化合物お
よびこれらの組合せからなる群から選択される
手段を使用し、成型金型中で前記反応物の水溶
液の重合反応を、グラフトに帰因する結合を持
つ保形ヒドロゲル生成物を製造するに足る時間
にわたつて行わしめ;そして、 (3) 前記ヒドロゲル生成物を回収する; ことからなる保形ヒドロゲルの製造方法。 13 前記反応物の水溶液がポリエチレン系不飽
和架橋剤化合物および前記可溶化コラーゲン約
0.5〜約12重量%を含む特許請求の範囲第12項
に記載の方法。 14 前記保形ヒドロゲル生成物はコンタクトレ
ンズの形状をしており、また、生体組織との生体
適合性、実質的に生物学的分解性のない特性、高
酸素透過性および高含水率を特徴とする特許請求
の範囲第12項に記載の方法。 15 前記溶液は反応物の全重量を基準にして
N,N−ジメチルアクリルアミドを少なくとも約
68〜約90重量%含有する特許請求の範囲第14項
に記載の方法。 発明の背景 本発明は、親水性水膨潤性重合組成物に関し、
更に詳細には、少量の天然ポリマーで変性された
高含水率合成ヒドロゲルおよびその製造方法に関
する。一側面においては、本発明は該ヒドロゲル
から製造された例えばソフトコンタクトレズ、医
療用眼帯等のような医療用および化粧品用として
有用な造形物品に関する。 ヒドロゲル、即ち、水を含有するゲルは当業界
で周知である。ヒドロゲルはゼラチンおよび多糖
類のような様々な天然物ならびに架橋アクリルア
ミドポリマー、高分子電解質錯体およびアクリル
酸ヒドロキシアルキルエステルのポリマーのよう
な様々な合成ポリマーから形成されうる。アクリ
ル酸ポリマーまたは不飽和アミドポリマーの合成
ヒドロゲルの生体組織との優れた生体適合性は該
ヒドロゲルを矯正および補強用途において特に有
用なものとした。更に、透明性、良好な光学性、
形状安定性、化学薬品および細菌に対する不活性
性といつた特性によりアクリル酸ポリマーから得
られたヒドロゲルは一日中装用するような軟質コ
ンタクトレンズを製造するのに選りぬきの材料で
あつた。 水吸収性、機械特性、ガス透過性、光学特性等
のような特定の性質のうち様々な組合わせを有す
る合成ヒドロゲルを製造できる。ヒドロゲルにと
もなう様々な用途において、実際には互いに矛盾
するような特定な特性が望まれる。例えば、長期
間連続装用ソフトコンタクトレンズ、即ち、眼か
らはずすことなく何日間にもわたつて装用したま
まの状態でいられるレンズは、毎日眼からはずさ
なければならない常用または一日装用コンタクト
レンズとちがつて良好な拡散特性をもたらす高い
水吸収性ならびに高い機械強度を有していなけれ
ばならない。しかし、極めて高い水吸収性、例え
ば、90wt%以上の水吸収性を得ようとすれば、
通常他の特性が犠牲にされることが当業界で認め
られている。例えば、このようなヒドロゲルは比
較的低い機械特性を示すことが認められている。 米国特許第3926869号明細書にはゼラチンにア
クリル酸−アクリルアミド共重合体を混和させる
ことによつて写真乳剤層中で使用されるゼラチン
を硬化させることが開示されている。生成された
層は極めて水膨潤性であると述べられている。 米国特許第4060081号明細書には人工皮膚とし
て有用な多層膜が開示されている。この膜はコラ
ーゲンおよびムコ多糖類からなる架橋複合体であ
る第1層を有している。この第1層には、可撓性
で、該架橋コラーゲン層を湿気から守るポリアク
リレートまたはポリメタクリレートあるいはこれ
らの共重合体からなる可撓性フイルムが接合され
ている。コラーゲン−ムコ多糖類層は例えば、少
量(例えば、0.3wt%)のコラーゲンを希酢酸溶
液中に分散させ、そして、コラーゲン分散液中に
多糖類をゆつくりと滴加しながらこの溶液を撹拌
することによつて製造される。コラーゲンとムコ
多糖類はコラーゲン原線維がムコ多糖類で被覆さ
れたもつれたような塊状に共沈する。 米国特許第4161948号明細書には創傷密封用合
成膜が開示されている。該明細書には、天然のヒ
トコラーゲンの特性に似た特性をもたせるため
に、使用α−アミノ酸ポリマーをポリオキシエチ
レングリコールのようなジオールで架橋すること
が好ましいと教示されている。 発明の要約 ヒドロゲルの重量を基準にして約95重量%以下
の高含水準で良好な機械特性を有する新規な保形
性ヒドロゲルは本書に開示された発明を実施する
ことによつて製造できることが全く予期すること
なく発見された。このようなヒドロゲルは該ヒド
ロゲルを化粧品および医薬品分野で極めて有用な
ものとするような別の望ましい特性を有すること
が認められた。この新規なヒドロゲルは高度な透
明性、良好な拡散性、良好な酸素透過性、高度な
光学性、細菌および化学薬品に対する不活性性、
生体組織との生体適合性およびその他の望ましい
特性などを示す。 本発明はまた、下記に定義されるようなエチレ
ン系不飽和化合物とコラーゲンからなる水性混合
物を重合および/または架橋条件下で、前記の新
規な保形ヒドロゲルを生成するのに十分な時間に
わたつて反応させることからなる新規な方法を提
供する。 更に、本発明は新規な親水性プラスチツクソフ
トコンタクトレンズ、特に、長期間、例えば、所
望ならば数週間以上にわたつて眼に装用しておく
ことのできるコンタクトレンズの新規な製造方法
および該コンタクトレンズそれ自体を提供する。 これらの目的およびその他の目的は本書に開示
されおよび、当業界で示唆された教示を実施する
ことによつて達成できる。 発明の開示 本発明の様々な実施態様の実施において、高含
水率で、しばしば、例えば引裂強さのような機械
強度特性を有する新規なヒドロゲルを製造できる
ことが予期することなく発見された。この新規な
ヒドロゲルは例えばハイドロン(Hydron )ポ
リマーのような控え目に架橋された2−ヒドロキ
シエチル メタクリレートポリマーの比較的に低
含水率のヒドロゲルよりもすぐれている。前記の
特性と共にこれらの特性はこの新規な保形ヒドロ
ゲルを長期間連続装用親水性プラスチツクソフト
コンタクトレンズの形で極めて有用なものとす
る。 この新規なヒドロゲルは重合分野で公知の様々
な技術で製造できる。一般的には、少なくとも1
種のエチレン系不飽和化合物、コラーゲンおよび
任意成分の変性剤からなる液状混合物、望ましく
は、水性分散液または溶液などに調製する。 エチレン系不飽和化合物は重合可能な炭素−炭
素二重結合、即ち、
【式】を特徴とする。 また、この化合物は()炭素、水素、酸素およ
【式】の形のチツ素ならびに任意成分とし てカルボニル
【式】形の酸素、例えば、N, N−ジメチルアクリルアミドおよびN−(1,1
−ジメチル−3−オキソブチル)アクリルアミ
ド;()炭素、水素、およびカルボニルオキシ
【式】ならびにヒドロキシル(−OH)の 形の酸素および任意成分としてエーテル系酸素
(−O−)の形の酸素、例えば、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレートおよびジエチレングリコー
ルモノメタクリレート;()炭素、水素、カル
ボニルオキシ形の酸素およびエーテル系酸素、例
えば、メトキシトリエチレングリコールメタクリ
レート;()炭素、水素、カルボニルオキシ形
の酸素およびビシナル−エポキシの形の酸素(即
ち、
【式】)、例えば、グリシジルメタク リレート;または()炭素、水素、カルボニル
オキシ形の酸素およびアミノチツ素
【式】 例えば、ジメチルアミノエチルメタクリレートか
らなる。 新規なヒドロゲルを製造するのに使用できるエ
チレン系不飽和化合物は水と、または、水/天然
ポリマーあるいは水/(C1〜C4)アルカノール
の水溶液と少なくともわずかに混和性であるか、
さもなければ相溶性である。例えば、非置換、N
−置換およびN,N−ジ置換2−アルケンアミド
類(ここで、各N−置換基は水素または脂肪族、
脂環族またはアリールのような1価の炭化水素基
である。好ましくは、各N−置換基は水素または
1価の飽和脂肪族炭化水素(好ましくはC1〜C6
アルキル、より好ましくは、C1〜C4アルキル、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチルおよびn−ヘキシルなどであ
る)である。また2−アルケンアミド分子の2−
アルケノイル基は炭素原子を2個〜6個有す
る。);エチレン系不飽和ラクタム類、例えば、N
−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム
およびメチル−2−ビニルピロリドン;ビシナル
エポキシアルキル2−アルケノエート類(ここ
で、ビシナルエポキシアルキル基は望ましくは炭
素原子を2個〜4個含有する。また、2−アルケ
ノエート基は炭素原子を2個〜6個含有する)、
例えば、グリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレート、2,3−エポキシブチルメタクリ
レートおよびグリシジルクロトネート;脂肪族ポ
リヒドロキシアルコール類とエチレン系不飽和モ
ノカルボン酸とのエステル類、例えば、ヒドロキ
シ(アルコキシ)oアルキル2−アルケノエート類
(ここで、nは0〜4の整数であり、アルキルお
よびアルコキシ置換基は炭素原子を2個〜4個有
し、また、2−アルケノエート基は炭素原子を2
個〜6個有する)、例えば、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエトキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエトキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシプロポキシエチルメタクリレートおよび2
−ヒドロキシエチルクロトネート;アルコキシ
(アルコキシ)oアルキル 2−アルケノエート類
(ここで、n、アルキル、アルコキシ、および2
−アルケノエート基は前記と同じ意義を有する。
ただし、分子の末端アルコキシ置換基は炭素原子
を1個〜4個含有する)、例えば、2−メトキシ
エチル アクリレート、メトキシエチル メタク
リレート、メトキシジエチレン グリコールメタ
クリレート、メトキシジエチレングリコールアク
リレート、メトキシトリエチレングリコールメタ
クリレートおよびメトキシトリエチレングリコー
ルクロトネート;ジアルキルアミノアルキル2−
アルケノエート類(ここで、各アルキル置換基は
望ましくは炭素原子を1個〜4個含有し、また、
2−アルケノエート基は炭素原子を2個〜6個含
有する)、例えば、ジエチルアミノエチルメタク
リレートおよびジプロピルアミノエチルメタクリ
レートなどである。 新規なヒドロゲルの製造に特に好適なエチレン
系不飽和アミド類は次式であらわすことができ
る。 (式中、R1、R2、R3およびR4は各々、水素、ま
たは低級アルキル、例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル等である。好ましくは、R1およ
びR2は水素またはメチルであり、また、R3およ
びR4はメチルまたはエチルであり、一層好まし
くは、R1は水素でありR2はメチルであり、そし
てR3およびR4はメチルまたはエチルである。)代
表的なエチレン系不飽和アミド類はアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、クロトンアミド、N−メ
チルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリル
アミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−ジ
エチルアクリルアミド、N−メチル−N−プロピ
ルアクリルアミド、N−イソブチルアクリルアミ
ド、N−メチルメタクリルアミド、N,N−ジメ
チルメタクリルアミド、N−エチルメタクリルア
ミド、N−メチル−N−ブチルメタクリルアミ
ド、N−シクロヘキシルメタクリルアミド、N,
N−ジメチルクロトンアミドおよびN,N−ジエ
チルクロトンアミドなどである。その他の代表的
なアミド化合物は例えば、ジアセトンアクリルア
ミド、シンナミド等である。 1980年9月23日に発行された米国特許第
4223984号明細書に述べられているように、コラ
ーゲンは皮膚、角膜等のような結合織の主要な蛋
白質である。コラーゲンは例えば、プロクター
ゼ、ペプシン、トリプシンおよびプロナーゼのよ
うな蛋白質分解酵素(膠原酵素以外)で処理する
ことによつて可溶化させ、分離し、そして精製で
きる。酵素可溶化コラーゲンは終末ペプチドにと
ぼしい比較的に安価であり、しかも、生体医学材
料として有用である。コラーゲンは再分散させて
明澄な水性ゲルにもどすことができる。例えば、
30重量%まで再分散させることができるが、粘度
が高いので一般的にはこの値よりも低い。残りの
成分は水または水と混和性不活性有機液体例えば
低級アルカノールとの水溶液である。コラーゲン
に関する有用な議論はK.StenzelらがAnnual
Review of Biophysics and BioEngineering:
231−53(1974)に発表した“Collagen as a
Biomaterial”という標題の論文中にみられる。
本発明を実施するために使用できると思われる可
溶化または化学的に変性されたコラーゲンについ
て更に開示するのに必要な程度まで、前記の論文
を、完全な明細書中に述べられているかのよう
に、本書の記載にかえて引用する。 所期の最終使用用途、例えば、長期連続装用コ
ンタクトレンズの製造などに透明なコラーゲンが
必要とされるような場合には、可溶化コラーゲン
を必要な程度まで脱脂する。可溶化コラーゲンは
その構造中に多数のNH2およびCOOH基を含有
している。また、分子の化学的変性は容易に行な
うことができる。例えば、アミノ基の全部または
一部を無水酢酸と酢酸の混合物または無水コハク
酸のようなその他の酸無水物と反応させることに
よつてアシル化させることができる。分子中に含
まれるカルボキシル基の全部または一部を酸性化
アルコール、好ましくはメタノール、エタノール
等のような水溶性脂肪族アルコールと標準的に反
応させることによつてエステル化させることがで
きる。前記の反応において、コラーゲンの等電点
はコントロールできる。陰性または陽性にしたり
あるいは完全に中和させることができる。 可溶化コラーゲンならびにエチレン系不飽和モ
ノマーを下記の追加のエチレン系不飽和変性剤と
共に、またはこれらを使用せずに架橋させること
は各種の手段で実施できる。可溶化コラーゲンの
架橋は文献中に開示されている。また、この架橋
はアルデヒド、例えばホルムアルデヒド、アクロ
レイン、グルタルアルデヒドグリオキサールのよ
うな各種の化学薬品で、またはクロム酸のような
酸で処理することによつて、あるいは、例えばγ
線、紫外線等で照射することによつて実施でき
る。本発明の特に好ましい実施態様を実施する場
合、可溶化コラーゲンの架橋は当業界で公知の照
射線量を使用し、レンズ成型金型のような造形金
型中でチツ素雰囲気下で実施される。この方法は
1980年9月23日に発行された米国特許第4223984
号明細書に開示されている。 エチレン系不飽和化合物を反応混合物中に含有
されているエチレン系不飽和変性剤と共に、また
は該変性剤を使用せずに架橋させる場合、架橋剤
を使用して行なうことが最も好適である。このよ
うな架橋剤は例えば、エチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、1,2−ブチレンジメタクリレート、1,3
−ブチレンジメタクリレート、1,4−ブチレン
ジメタクリレート、プロピレングリコールジアク
リレート、プロピレングリコールジメタクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジ
プロピレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、ジエチレングリ
コールクロトネート、アリル レエート、トリア
リルメラミン、N,N′−メチレンビスアクリル
アミド、グリセリントリメタクリレート、ジビニ
ルエーテル、ジアリルイタコネート、イタコン酸
のエチレングリコールジエステル、ポリアリルグ
ルコース(例えば、トリアリルグルコース)、ポ
リアリル スクロース(例えば、ペンタアリル
スクロース)、スクロースジアクリレート、グル
コースジメタアクリレート、ペンタエリスリトー
ル テトラアクリレート、ソルビトール ジメタ
クリレート、ジアリルアコニテート、ジビニルシ
トラコネート、ジアリル フマレート、グリシジ
ル アクリレート、グルシジル メタクリレー
ト、アリル メタクリレート、アリルアクリレー
ト、ビニルメタクリレートなどである。架橋剤は
通常、エチレン系不飽和二重結合を少なくとも2
個含有するが、2個でなくともよい。エチレン系
化合物の架橋は照射手段によつても実施できる。 いかなる反応機構理論にもこだわるわけではな
いが反応化合物類を含有する液状媒体から新規な
ヒドロゲル類を製造する過程で様々な反応が、好
ましくは、同時におこるものと思われる。可溶化
コラーゲンの架橋の他に、液体媒体中に架橋剤が
存在すれば、ポリエチレン系不飽和架橋剤も含め
てエチレン系不飽和モノマーのビニル重合および
前記モノマーと前記コラーゲンとのグラフト重合
もおこる。新規なヒドロゲル類をIRスペクトル
分析すると、該ヒドロゲルはグラフトポリマー/
コラーゲン生成物(即ち、コラーゲンにグラフト
したエチレン系不飽和モノマー)として特徴づけ
られる。また、コラーゲンの塩基性三重ラセン構
造およびエチレン系モノマー間ならびにモノマー
とコラーゲンとの間の重合の観点から、内部侵入
ポリマー/コラーゲンヒドロゲルの網状構造がお
そらく生成されているであろう。 新規なヒドロゲルの製造は水性溶媒または水お
よびアルコールからなる溶媒中で行なうことが好
ましい。ここで、該アルコールは水と混和性であ
り、また相溶性である。具体的には、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどである。
また、反応化合物類は望ましくはチツ素、アルゴ
ン等のような不活性ガス中で明澄な溶液またはゲ
ルを生成する。本発明を実施する場合、可溶化コ
ラーゲンの水溶液またはゲルを生成することが望
ましい。可溶化コラーゲン(および、その他の反
応化合物)からなる得られた水性溶媒が高粘性な
ので、該溶液またはゲルは一般的に30重量%未満
の可溶化コラーゲンを含有する。例えば、可溶化
コラーゲンを約15重量%以下含有する水溶液が好
適である。液状反応混合物の総重量を基準にし
て、可溶化コラーゲンを約0.5〜約12重量%含有
する溶液または分散液あるいはゲルが最も好まし
い。可溶化コラーゲンを約1〜約10重量%含有す
るものが最適である。 反応条件は選択された反応化合物類、触媒、架
橋剤等に依存して、かなりの程度まで変化する。
一般的に当業界で公知の常用の重合タイプを使用
できる。例えばγ線または紫外線のような高エネ
ルギー照射による重合;コラーゲン、エチレン系
モノマー、コラーゲンおよびモノマー用の化学架
橋剤およびモノマー用のレドツクス開始剤系(例
えば、チオスルホン酸ナトリウム/過硫酸カリウ
ム)からなる混合物中における溶液重合などを利
用できる。各々の特定のタイプの重合方法は一般
的に特定な重合条件の組合わせを必要とする。例
えば、γ線照射法を使用する場合、高エネルギー
照射による天然ポリマー成分(コラーゲン)の分
解を最小にするため、このγ線照射重合は低温度
(30℃以下、好ましくは約15℃以下)で、かつ、
不活性雰囲気下で行なうことが望ましい。得られ
た生成物は通常水性溶媒中で浸し、そして、平衡
化させ痕跡量の未反応残留モノマー、残留触媒等
を除去する。 新規な方法は一般的に、コラーゲン、エチレン
系モノマー、架橋剤および変性剤(使用すれば)
からなる反応混合物の全仕込量を基準にして、50
重量%未満通常は約35重量%未満の量の可溶化コ
ラーゲンを使用して行なう。エチレン系不飽和モ
ノマーの量は少なくとも約50重量%〜99.5重量%
以下、一般的には少なくとも約68重量%〜約90重
量%までである。可溶化コラーゲンの使用量が1
重量%またはこれ以下(例えば、0.5重量%)の
ようなわずかな量であれば高吸水性の新規なヒド
ロゲルが得られる。本発明の新規なヒドロゲル
は、可溶化コラーゲン成分を含有しない対応する
反応混合物から調製されたヒドロゲルにくらべて
すぐれた機械特性をしばしば示す。特に留意すべ
きことは、可溶化コラーゲンは生物分解をうける
材料なので、長期間連続装用親水性プラスチツク
ソフトコンタクトレンズ用の材料として使用する
には限界があるが、これに対して、本発明の新規
な方法を実施することによつて得られた新規なヒ
ドロゲルは実施例中で使用された試験条件下では
生物による分解をうけない。 所望ならば、変性剤、即ち、重合可能なエチレ
ン系炭素−炭素結合を有する化合物を反応溶媒中
に混和しそして、そのエチレン系結合を通して重
合させたり、また、その他の反応化合物の重合可
能なエチレン系結合と重合させたりすることがで
きる。この実施態様を実施することによつて、特
性を更に変化させ、そして広範囲に改変させるこ
とのできる新規なヒドロゲルを調製できる。反応
溶媒中には、反応化合物の全重量を基準にして、
約35重量%以下の変性剤を配合できる。一般的
に、変性剤を使用する場合、該変性剤は反応化合
物の総重量を基準にして約1〜約30、望ましくは
約3〜約20重量%使用できる。変性剤を使用する
とヒドロゲルの最終特性をかなり変化させて“注
文どうり”の生成物を製造できることは明白であ
る。例えば変性剤にはメチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、エチルクロトネート、ブ
チルシンナメート、等のような2−アルケン酸ア
ルキル;メタクリル酸、アクリル酸等のような2
−アルケン酸などがある。 反応化合物類、即ち、可溶化コラーゲン、エチ
レン系化合物、および架橋剤ならびに変性剤(使
用すれば)は水に混和性または可溶性あるいは難
溶性(少なくとも、本書に述べた新規なヒドロゲ
ルを製造するのに必要な程度にまでは溶解する)
であるか、若しくは、相溶性水/有機液体溶媒、
例えば水/低級アルカノール混合液に可溶性であ
る。前記のように、反応溶媒は架橋剤を含有でき
るし、また、含有することが望ましい。前記のよ
うに、可溶化コラーゲンとエチレン系化合物との
架橋は照射によつて行なうことができる。また可
溶化コラーゲンあるいはエチレン系化合物のいず
れかは照射によつて架橋させることができ、他は
化学的架橋剤によつて架橋させることができる。
または、可溶化コラーゲンおよびエチレン系化合
物の両方とも化学的架橋剤によつて架橋させるこ
とができる。新規な方法で使用される架橋剤の使
用量は重合のタイプ、選択された反応化合物、反
応化合物の濃度、新規なヒドロゲル中に求められ
る吸水率およびその他の因子などにかなりの程度
まで依存する。例えば、コラーゲン/アミド結合
生成物の特に好適なヒドロゲルは、反応化合物の
全重量を基準にして約5重量%の架橋剤を含有す
る反応溶媒を使用して得ることができる。5重量
%以上または未満の化学的架橋剤は本発明の範囲
内である。高含水率のヒドロゲルを製造する場
合、架橋剤の使用量は2重量%未満であることが
一般的には好ましい。 新規なヒドロゲル中の組合わせ成分の割合は次
のとうりである。
【表】 本発明を実施することによつて得られたヒドロ
ゲルはヒドロゲルの重量を基準にして95重量%も
の高率の水を有することができる。一般に、保形
新規ヒドロゲルは生体組織との生体適合性、本発
明の試験条件下での非生物学的分解性、高酸素透
過性、透明性、水および各種の通常的化学物質、
良好な光学的幾何学性および良好な機械特性など
を特徴とする。コンタクトレンズの形状をしてお
り、また、少なくとも約55重量%、望ましくは、
少なくとも約65重量%および好ましくは少なくと
も約75重量%の含水率を有する新規なヒドロゲル
は長期間連続装用コンタクトレンズとして特に好
適である。含水率の上限は前記のように、95重量
%、一般的には約90重量%以下である。 下記の実施例は例示的なものであり、本発明を
制限するものと解釈すべきではない。これらの実
施例で使用された特定の材料ならびに得られたヒ
ドロゲル生成物の特定の特性の評価方法は下記に
記載される。 ヒドロゲルの含水率は次のように表わされる: H2O重量%=水和重量−乾燥重量/水和重量×100% 機械的強度はソフトコンタクトレンズの評価で
使用される方法である“引裂き強さ”としてあら
わされる。ヒドロゲル試験検体(長さ約10mm、幅
約5mm)は最初、その幅方向の適所に引裂部を入
れる。その引裂き端部を、変換器および記録計を
そなえた装置に固定する。この試験中、検体は水
中に入れたままにしておく。その引裂部で、その
全長にそつてその検体を引裂くのに必要な引張り
力を記録する(単位はg)。そして、1mmの厚さ
で標準化する。全ての比較は約38重量%の含水率
を有するハイドロン ソフトコンタクトレンズに
基づく。ハイドロン 材料は、ヒドロキシエチル
メタクリレート約99重量%、エチレングリコール
ジメタクリレート約0.3〜約0.5重量%およびジイ
ソプロピルペルオキシジカーボネート触媒からな
る重合可能な混合物から製造される。ハイドロン
はナシヨナル パテント デベロツプメントコ
ーポレーシヨンの登録商標である。 使用された酸素透過率方法はヒドロゲルの酸素
透過率を測定するのに使用される標準的な方法で
ある(Y.YasudaおよびW.Stone,J.of Polymer
Sci.,4,1314−1316(1966))。フイルムの透過
率を測定するのに同様な方法が使用できる
(ASTM−27巻、D1344)。ヒドロゲルの酸素透
過率は主に、ヒドロゲルの含水率の関数である。
酸素透過率は実験的に測定することもできるし、
あるいは、含水率の異なるヒドロゲルメンブラン
について測定した酸素透過率の値から構成された
グラフから内挿できる。含水率38重量%、58重量
%、70重量%および85重量%のヒドロゲルと酸素
透過率の値との相関関係を下記の表に示す。
【表】 生物学的安定性:ソフトコンタクトレンズ材料
は生物学的に安定、即ち、非生物学的分解性でな
ければならない。耐性度を測定するため、材料を
緑膿菌の様々な菌株に投与できる。ヒドロゲル材
料の各処方について下記の実験を行なつた。直径
14mmおよび中心厚み0.5mmのデイスク状材料を、
1mlあたり約105個の生育細胞を接種された栄養
培地の10mlアリコートに浸漬させる。試験管を37
℃で培養し、そして、端部および表面の性状、明
澄度および機械的強度にあらわれる変化について
検体を毎日顕微鏡で検査する。変化がみとめられ
たらすぐに各検体について実験を終了させる。12
日間経過後も全く変化がみとめられなければ、そ
の検体は非生物学的分解性であると判断する。 ボイル、Nソーク はバートン、パーソンズ
アンド カンパニー社の登録商標である。これは
ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、塩化ナトリウム
(0.7重量%)を含有し、そして、チメロサール
(0.001重量%)およびEDTA2ナトリウム塩で防
腐された滅菌緩衝等張水溶液である。実施例にお
いて、レンズは約48時間平衡化または浸出されて
いる。 実施例中で使用されたアテロコラーゲン(テロ
ペプチド欠乏コラーゲン)は引裂子牛皮(オーシ
ヤン レザー社から入手)から調製される。即
ち、この皮を粉砕して繊維となし、重炭酸ナトリ
ウム溶液および水でそれぞれ洗浄し、遠心分離し
て液体を除去し、そしてPH3の水に溶解させるこ
とによつて調製する。次いで、このコラーゲン溶
液をペプシンで5〜10日間処理する。ペプシンは
トロポコラーゲンのプロテアーゼ易変性非ラセン
性端部を消化することが知られている。これらの
構造物は“テロペプチド”と呼ばれ、また、蛋白
質分解酵素で消化された場合、そのコラーゲンは
“テロペプチド欠乏”と考えられる。ステンゼル
らはこのような可溶化コラーゲンを述べるのに
“アテロコラーゲン”という用語を作つた(K、
ステンゼルら、“Collagen as Biomaterial”、
Annual Review of Biophysics and
BioEngineering、3:231−53(1974))。得られ
たアテロコラーゲン溶液を次いで、0.65ミリポア
フイルターを通して過し、そして、高PHで再沈
殿させる。線維性コラーゲンを遠心分離して液体
を除去し、そして、該液体から不純物を抽出し、
そして、その後、凍結乾燥させる。実施例1〜2
で使用されたコラーゲンはCalbiochem−
Behring社から入手した酸可溶性子牛皮膚コラー
ゲンである。 実施例で使用したプラスチツクレンズ成型系は
米国特許第4121896号および同第4208364号明細書
に開示されている。これらの特許明細書はその全
文が本書に述べられているかのように引用するこ
とによつて本書に編入される。 実施例 1 1個目の容器中で、コラーゲン(3.5g)を蒸
留水39.5c.c.で浸軟させ、そして、その後、そのPH
を0.1MHClでPH3にあわせた。明澄なゲルが得
られるまでこの混合物を完全にホモジナイズし
た。2個目の容器中で、N−メチロールアクリル
アミド0.07gをN,N′−ジメチルアクリルアミド
6.93gに溶解させた。両方の溶液を一緒に混合
し、使いすてプラスチツク注射器に移し、真空下
で脱気し、そして、15℃で4000rpmで60分間遠心
分離し、気泡を除去した。N,N−ジメチルアク
リルアミドおよびコラーゲンからなる生成溶液を
チツ素雰囲気下で注射器からプラスチツクコンタ
クトレンズ成型金型中に射出した。この金型を次
いで、チツ素充満プラスチツクバツグに移し、そ
して、氷を含有するプラスチツク容器中に配置し
た。Co60で1.5時間照射することによつて重合さ
せた。総線量は1.5メガラドであつた。重合終了
後レンズを金型からとり出し、ボイル’Nソーク
中で72時間平衡化させた。レンズは透明であ
り、生物学的に安定であり、更に、市販のハイド
ロン レンズと機械的に匹敵しうるものであつ
た。その含水率は82重量%であつた。 実施例 2 線維状のコラーゲン(3.5g)およびコンドロ
イチン硫酸塩(0.35g)を小型の高速ブレンダー
中で一緒に混合した。次いで、この混合物を容量
25c.c.の丸底フラスコに移し、そして真空(0.1〜
0.5mmHg)下で60℃まで4時間加熱し、コラーゲ
ンのカルボキシル基とコンドロイチン硫酸塩のヒ
ドロキシル基との間で縮合反応をなさしめた。得
られた反応生成物混合物を小型のビーカーに移
し、これに蒸留水39.5c.c.を添加した。均質な塊が
生成されるまでこの混合物を撹拌した。これを一
晩膨潤させた。その後、この混合物のPHを
0.1NHClで3にあわせ、次いで、均質で、しか
も、明澄になるまで撹拌した。分液ロート中で
N,N′−メチレンビスアクリルアミド0.14gを
N,N−ジメチルアクリルアミド0.86gに溶解さ
せた。両方の溶液を一緒に添加し、そして、十分
に混合し、次いで、使いすてプラスチツク注射器
に移し、真空(0.5〜0.5mmHg)下で脱気し、そし
て、15℃で4000rpmで60分間遠心分離し気泡を除
去した。得られたゲルをプラスチツクレンズ成型
金型中に射出し、そして、実施例1の方法と条件
に従つて行なつた。光学的に明澄であり、生物学
的に安定な、しかも、機械的に強いコンタクトレ
ンズが得られた。このレンズの含水率は80重量%
であつた。 実施例 3 アテロコラーゲン(3.5g)を蒸留水43c.c.中で
一晩膨潤させ、次いで、0.1MHClで酸性化させ、
その後、ホモジナイズして明澄なゲルを得た。別
の容器中で、N,N−メチレンビスアクリルアミ
ド0.04gをN,N−ジメチルアクリルアミド3.47
gに溶解させた。次いで、両方の溶液を一緒に混
合した。得られたゲルを使いすてプラスチツク注
射器中に移し、真空下で脱気し、15℃で4000rpm
で遠心分離して気泡を除去し、そして、チツ素雰
囲気下においた。得られたゲルをシリコンラバー
スペーサーを有するガラススライド製の環状成型
型中に射出した。このスライドをチツ素充満プラ
スチツクバツグに移し、ヒートシールし、そし
て、氷塊と共にプラスチツク容器中に配置した。
Co60を3時間照射することによつて重合させた。
総線量は1メガラドであつた。重合終了後、得ら
れたヒドロゲルデイスクをボイル’Nソーク溶液
中で72時間浸出させた。すぐれた光透過性、含水
率86%および生物学的分解性のない特性などを特
徴とするヒドロゲル生成物が得られた。その機械
的強度はハイドロン レンズに匹敵した。このヒ
ドロゲル生成物を乾燥させ、そして、赤外線吸収
によつて分析した。その赤外線吸収スペクトルを
純粋なコラーゲンおよび純粋なポリ(ジメチルア
クリルアミド)の赤外線走査と比較した。この生
成物のIRスペクトルは純粋なコラーゲンおよび
ポリ(ジメチルアクリルアミド)両方の吸収特性
の他にグラフトコポリマーの生成を示す800cm-1
および1020cm-1の新たな吸収帯も示した。 実施例 4 アテロコラーゲン(3.5g)を1Mグルコース
39.5c.c.(チオ硫酸ナトリウム0.25gおよびエチレ
ングリコール8gを含有)中で一晩水和させた。
これを0.25Mクエン酸で酸性化させ、次いで、ホ
モジナイズして明澄なゲルを得た。その後、2M
水酸化ナトリウムでPHを7まで上昇させた。グル
コースが存在するのでアテロコラーゲンの沈殿は
おこらなかつた。別の容器中で、N,N′−メチ
レンビスアクリルアミド0.07gをN,N−ジメチ
ルアクリルアミド6.93gに溶解させた。アテロコ
ラーゲンゲルとアミド溶液を一緒に混合し、ホモ
ジナイズし、そして、約−5℃で維持した。1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノ−n−プロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩0.125g、N−ヒドロ
キシスクシニイミド0.079gおよび過硫酸カリウ
ム0.25gを溶解させることによつて架橋剤および
開始剤溶液を調製した。架橋剤溶液およびアテロ
コラーゲン/アミド溶液を撹拌しながら一緒に添
加し、そして0℃以下に保つた。得られた溶液を
冷却した使いすてプラスチツク注射器に移し、0
℃で15000rpmで20分間遠心分離して気泡を除去
し、そして、その後、所望の形をした金型中に射
出し、室温(例えば、約20℃)または室温よりも
わずかに高い温度で一晩反応させた。次いで、得
られた生成物をボイル’Nソーク溶液中で48時間
浸出させた。透明で、可撓性の、生物学的分解性
のない特性のメンブランが得られた。このメンブ
ランの含水率は約80重量%であつた。 実施例1〜3で得られた生成物を市販のハイド
ロン ポリマーおよび照射架橋コラーゲンと、含
水率、引裂強さ、生物学的分解性および酸性透過
性について比較した。データを下記の表に示
す。
【表】 前記の表に示したデータを検討することによ
つて下記のことがみとめられる。γ線を照射する
ことによつて架橋されたコラーゲンゲルは極端に
生物学的な分解をうけやすく、2日間経過後液状
溶液にまで分解される。他方、実施例2の化学的
に変性されたコラーゲン/N,N−ジメチルアク
リルアミド生成物および実施例3および4のアテ
ロコラーゲン/N,N−ジメチルアクリルアミド
生成物は高酸素透過性、高い引裂強さおよび高含
水率を有するヒドロゲル生成物をもたらす。更
に、これらの生成物は生物学的な分解をうけな
い。代表的な市販のハイドロン ポリマー(ソフ
トコンタクトレンズ業界では“ポリマコン
(polymacon)”として知られている)の特性を
比較のために示す。新規な付形生成物は長期間連
続装用ソフトコンタクトレンズとして使用するの
に特に有望である。高酸素透過性および高含水率
といつた特性は引裂強さ(実際、ポリマコンより
もすぐれている)および生物学的分解性(コラー
ゲンよりもすぐれている)を犠牲にすることなく
達成される。
【表】 方 法 a N−イソプロピルアクリルアミド2.982gお
よびN,N′−メチレンビスアクリルアミド
0.018gを蒸留水25.5gに溶解させた。 b 前記aの溶液にアテロコラーゲン1.5gを添
加し、そして、十分に分散させた。 c 得られた混合物中のアテロコラーゲンを
1.0MHClでPH3まで酸性化させることによつ
て可溶化させた。 d 得られた(レンズ)溶液を10過器を通して
過し、そして、容量10mlの使いすてプラスチ
ツク注射器に充てんした。この注射器を真空下
におき、数段階で脱気し、空気をチツ素で置換
した。 e 脱気レンズ溶液を含有する注射器を中に配置
しそして10℃で6000rpmで1時間遠心分離し
た。 f 次の工程では、注射器をチツ素ガスのみたさ
れたグローブボツクス中に移した。所定量のレ
ンズ溶液を注射器からプラスチツクレンズ成型
金型系の数個の底部成型金型成分(雌型成型金
型部分)に射出した。頂部成型金型部分(雄型
成型金型部分)を各底部成型金型部分に挿入す
ることによつて成型金型系を密閉した。 g 密閉された成型金型をチツ素の充まんされた
プラスチツクバツグ中に配置し、そしてこのバ
ツグを密封した。次いで、このバツグを断熱箱
の中に入れ、そして、氷でおおつた。 h 同時多発反応、例えば、アミドモノマーの重
合、コラーゲン−アミドポリマーグラフト反応
およびコラーゲンの架橋反応は総線量で1メガ
ラドのγ線を照射することによつて促進され
た。照射線源としてCo60を使用し、一般的に5
〜10℃のような低温度でチツ素雰囲気下で照射
を行ないコラーゲンの変質を最小にし、更に、
高エネルギー照射中に発生しえる結合分解を最
小にした。 平衡化レンズの特性 含水率 :86重量% 660nmにおける光の透過率 :97% 引裂強さ(伝播) :3.0g/mm 生物学的安定性
:生物学的な分解は認められなかつた。
【表】 方 法 a 蒸留水25.5gにN,N−ジメチルアクリルア
ミド1.491gをとかして作つた溶液にジアセト
ンアクリルアミド(1.491g)およびN,N′−
メチレンビスアクリルアミド0.018gを溶解さ
せた。 b 工程(a)の単量体水溶液にアテロコラーゲン
1.5gを添加し、そして、分散させた。 c 得られた混合物中のアテロコラーゲンを、PH
3になるまで1.0MHClを添加することによつ
て可溶化させた。 d 実施例5の工程(d)以下を同様につづけた。 平衡化レンズの特性 含水率 :86.5重量% 660nmにおける光の透過率 :97% 引裂強さ(伝播) :2.2g/mm 生物学的安定性
:生物学的な分解は認められなかつた
【表】 方 法 a アテロコラーゲン(1.25g)を蒸留水21.25
gに分散させた。 b PH3になるまで1.0MHClを添加することに
よつて工程(a)におけるアテロコラーゲンを可溶
化させた。 c N−イソプロピリアクリルアミド(1.243)
およびN,N′−メチレンビスアクリルアミド
0.015gをN,N−ジメチルアクリルアミド
1.243gに溶解させた。この単量体アミド溶液
をアテロコラーゲン溶液(工程b)に添加し、
そして、得られた溶液を均質になるまで撹拌し
た。 d 実施例5の工程(d)以下を同様につづけた。 平衡化レンズの特性 含水率 :88重量% 660nmにおける光の透過率 :99% 引裂強さ(伝播) :2.0g/mm 生物学的安定性
:生物学的な分解は認められなかつた
【表】 方 法 a アテロコラーゲン(1.25g)を蒸留水21.25
gに分散させ、そして、1.0MHClでPH3にあ
わせることによつて可溶化させた。 b N,N−ジメチルアクリルアミド1.238gお
よび2−ヒドロキシエチルメタクリレート
1.238gからなる溶液にN,N′−メチレンビス
アクリルアミド(0.025g)を溶解させた。 c 工程(b)の溶液を工程(a)のアテロコラーゲン溶
液に添加し、均質になるまで撹拌した。 d 実施例5の工程d以下と同様に行なつた。 平衡化レンズの特性 含水率 :89重量% 660nmにおける光の透過率 :97% 引裂強さ(伝播) :0.8g/mm 生物学的安定性
:生物学的な分解は認められなかつた 比較例 1 組 成 wt.% 重量(g) アテロコラーゲン 9.0 2.7 蒸留水 91.0 27.3 100.00% 30.0g 方 法 a アテロコラーゲン(2.7g)を蒸留水27.3g
に分散させ、そして、1.0MHClでPH3とする
ことによつて可溶化させた。 b 実施例5の工程(d)以下と同様に行なつた。 平衡化レンズの特性 含水率 :91重量% 660nmにおける光の透過率 :96% 引裂強さ(伝播) :3.8g/mm 生物学的安定性 :24時間中に完全に液化した 実施例 9 組 成 wt.% アテロコラーゲン 7.0 N−イソプロピルアクリルアミド 7.0 N,N′−メチレンビスアクリルアミド 0.1 蒸留水 85.9 100.00% 方 法 a N−イソプロピルアクリルアミドおよびN,
N′−メチレンビスアクリルアミドを蒸留水に
溶解させた。 b 工程(a)の溶液にアテロコラーゲンを添加し、
そして、十分に分散させた。 c 1.0MHClでPH3まで酸性化させることによ
つて、生成混合物中のアテロコラーゲンを可溶
化させた。 d 実施例5の工程(d)以下と同様に行なつた。 平衡化レンズの特性 含水率 :86.3重量% 660nmにおける光の透過率 :91.4% 生物学的安定性
:生物学的な分解は認められなかつた 比較例 2 組成 wt.% アテロコラーゲン 7.0 ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド) 7.0 蒸留水 86.00 100.00% 本実施例で使用されるポリ(N,N−ジメチル
アクリルアミド)はN,N−ジメチルアクリルア
ミドの50重量%水溶液を重合することによつて得
た。重合は0.5重量%(NH42S2O8および0.5重量
%NaHSO3レドツクス系を使用して20℃で開始
された。発熱温度は約60℃に達した。生成された
ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド)生成物
をアセトンから沈殿させ、そして80℃で真空乾燥
させた。この分子量は約500000であつた。 方 法 a ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド)の
水溶液にアテロコラーゲンを添加し、分散させ
た。 b 得られた混合物中のアテロコラーゲンを
1.0MHClでPH3になるまで酸性化させること
によつて可溶化させた。 c 実施例5の工程(d)以下と同様に行なつた。 平衡化レンズの特性 含水率 :90.1重量% 660nmにおける光の透過率 :87.6% 生物学的安定性 :24時間後に液化した 第1図は実施例10の架橋アテロコラーゲン/
N,N−ジメチルアクリルアミド生成物の赤外線
(IR)スペクトルである。このIRスペクトルは鋭
い吸収を1260cm-1ならびに新たな吸収ピークを
800cm-1および1020cm-1に有する。これらの吸収
はコラーゲンまたはN,N−ジメチルアクリルア
ミドにはみられないので、コラーゲン−N,N−
ジメチルアクリルアミドグラフトに明白に帰すこ
とのできる新たな結合を示す。 第2図は実施例11のアテロコラーゲン/ポリ
(N,N−ジメチルアクリルアミド)“生成物”の
赤外線スペクトルである。このIRスペクトルお
よびアテロコラーゲンのIRスペクトルは極めて
よくにている。 第3図はポリ(N,N−ジメチルアクリルアミ
ド)の赤外線スペクトルである。第1図および第
2図のIRスペクトルと比較するために本書にあ
げてある。 第4図はγ線照射後のアテロコラーゲン(前記
実施例9)の赤外線スペクトルである。γ線照射
後のアテロコラーゲンのIRスペクトル(実施例
9、第4図)およびアテロコラーゲン/ポリ
(N,N−ジメチルアクリルアミド)“生成物”の
IRスペクトル(実施例11、第2図)は極めてよ
く似ている。実施例11の“生成物”のIRスペク
トルは、ポリ(ジメチルアクリルアミド)成分が
平衡化または侵出工程中に抽出されたことを裏付
けている。
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