JPH04338972A - 静電荷像現像用トナ− - Google Patents
静電荷像現像用トナ−Info
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- JPH04338972A JPH04338972A JP3022608A JP2260891A JPH04338972A JP H04338972 A JPH04338972 A JP H04338972A JP 3022608 A JP3022608 A JP 3022608A JP 2260891 A JP2260891 A JP 2260891A JP H04338972 A JPH04338972 A JP H04338972A
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Abstract
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Description
法、静電記録法などにおいて形成される静電荷像を現像
するためのトナ−に関するものである。 【0002】一般に静電荷像現像用トナ−は樹脂成分、
顔料もしくは染料からなる着色剤成分および可塑剤、電
荷制御剤等の添加成分によって構成されており、樹脂成
分としては天然または合成樹脂が単独或いは適宜混合し
て使用されている。近年急速に技術開発が進められた乾
式現像方式に適したトナ−に対してもその樹脂成分に関
し多くの改良技術が提案されている。特に高速度複写を
目的とする電子写真複写機においては、加熱ロ−ラ−定
着法が採用され、静電記録体(感光ドラム)上に現像に
よって得られたトナ−像を一旦紙などの転写シ−トに転
写した後、該転写シ−トを加熱圧着を行う定着ロ−ラ−
に通してトナ−像をシ−トに融着させて定着が行なわれ
る。 【0003】斯かる定着の方法としては種々のものが知
られているが、特に加熱ロ−ラ定着機に代表される接触
加熱定着方式は、熱板定着器などの無接触加熱定着方式
に比して熱効率が高い点で優れており、特に高速度定着
が可能である点で好ましい。 【0004】この接触加熱定着方式においては、トナ−
のバインダ−樹脂の物性、ランニングスピ−ド、消費電
力の大きさ、像形成装置の保守その他の作業性の観点か
ら、通常150〜220℃の温度範囲内で定着が遂行さ
れる。 【0005】そこでこの定着方式に供されるトナ−にお
いては、定着温度において確実に定着が達成されるよう
、バインダ−樹脂に低分子量重合体を含有させトナ−粘
度を下げると共に接触加熱ロ−ラにトナ−の一部が付着
することによるオフセット現象が生じないよう、当該バ
インダ−樹脂に高分子量重合体を含有させトナ−弾性率
を上げることが好ましいとされている。 【0006】又、高速度複写を目的とする電子写真複写
機においては、キャリア粒子とトナ−粒子との混合物か
らなる謂ゆる二成分系乾式現像剤がよく用いられている
。この二成分系乾式現像剤は、比較的大きなキャリア粒
子表面上に微小なトナ−粒子が両粒子の摩擦により発生
した電気力により保持されており、静電潜像に近接され
ると静電潜像が形成する電界によるトナ−粒子に対する
該潜像方向への吸引力が、トナ−粒子とキャリア粒子間
の結合力に打ち勝ってトナ−粒子は静電潜像上に吸引付
着されて静電潜像が可視化されるものである。そして、
現像剤は現像によって消費されたトナ−を補充しながら
反復使用される。 【0007】従って、キャリアは長期間の使用中、常に
トナ−粒子を所望とする極性で、且つ充分な帯電量に摩
擦帯電しなければならない。しかしながら従来の現像剤
は、粒子間の衝突又は粒子と現像装置との衝突等の機械
的衝突又はこれらによる発熱でキャリア表面にトナ−膜
が形成され、所謂スペント化が生じ、キャリアの帯電特
性が使用時間と共に低下し、現像剤全体を取換える必要
が生じる。 【0008】このようなスペント化を防止すると共に長
期間の使用中、常に安定な帯電量を得る為、従来よりシ
ャリア表面に種々の樹脂を被覆する方法が提案されてい
るがいまだ満足の行くものは得られていない。 【0009】特に、高速度複写を目的とする電子写真複
写機用トナ−においては確実な定着性を達成されるよう
に低分子量重合体量を多く用いられる事及び高速度現像
装置内で更に強い機械的衝突を受ける事等によりスペン
ト化を起こし易い。 【0010】更に高速度複写においては、コピ−の枚数
が増え1台当りのトナ−消費量が増大するので、特にス
ペント化の防止を行ない現像剤全体を取換えるメンテナ
ンス回数を減らす事が望まれた。 【0011】又、仮に要求される特性が定着性と非オフ
セット性のみである場合であっても、バインダ−樹脂が
単に高分子量重合体と低分子量重合体とを含有すること
のみでは不十分であって、更にそれらの重合体が互に相
溶して渾然一体となった状態でバインダ−樹脂に含有さ
れることが必要であり、トナ−の製造時、保存時或いは
像形成時などにおいて互に分離しないものであることが
要請される。 【0012】これは、そのような状態にあって初めて低
分子量重合体による定着性と高分子量重合体による非オ
フセット性が同時に発揮されるからであって、単に共存
した状態では各々の重合体が個別の作用を発揮するため
にトナ−として目的の効果を得ることはできないからで
ある。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の如き事
情に基いてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、非オフセット性、定着性、製造時の粉砕性、保存
時の耐ブロッキング性(非凝集性)、像形成時の現像性
、おいて良好な特性を有する静電荷像現像用トナ−を提
供するにある。 【0014】本発明の他の目的は、樹脂で表面を被覆さ
れたキャリアを含む現像剤において、前記キャリアのト
ナ−のスペント化に対する高い防止効果を維持したまま
、長時間使用しても帯電量分布が狭く、且つ逆帯電性ト
ナ−の発生、画質劣化、地肌汚れのない静電潜像用現像
剤を提供するものであり、 【0015】更には、環境変化、例えば、湿度変化など
によるトナ−帯電量変化を少なく抑えて、常に安定した
画像を形成しうる現像剤を提供することにある。一般に
帯電量は、低湿時には高く、高湿時には低くなり、これ
によって画像の品質も変化してくるが、本発明現像剤は
、この様な欠点をも改良したものである。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明は結合剤樹脂と着
色剤とを主成分とする静電荷像現像用トナ−において、
該結合樹脂が (a) GPC分子量ピ−クLpが5×103〜1.
5×104であるスチレン系共重合体A(スチレン系モ
ノマ−含有率Wl重量%)が70〜80重量部と【00
17】(b) GPC分子量ピ−クHpが4×105
〜2×106であるスチレン系共重合体B(スチレン系
モノマ−含有率Wh重量%)が30〜20重量部とを含
有し、(但し、スチレン系共重合体Aとスチレン系共重
合体Bの合計は100重量部である。)WlとWhが5
0重量%以上であり、且つWl<Whの条件を満足する
混合樹脂であり、 【0018】該混合樹脂の170℃における溶融状態で
の角周波数ω=10〔rad/sec〕で測定した時の
貯蔵弾性率(G´)が5×103〜5×104〔rad
/sec〕における力学的損失正接(tanδ)が1.
2≦tanδ≦3.5の範囲にあり 【0019】且つ動的粘性率(η´)が500≦η´≦
2500〔ポイズ〕の範囲であることを特徴とする高速
電子写真に適した静電荷像現像用トナ−を提供するもの
である。 【0020】更に別の好ましい実施態様に従えば、前記
混合樹脂はスチレン系共重合体Aを、スチレン系共重合
体Bの為のモノマ−に溶解した後、懸濁重合する事によ
り得られるスチレン系共重合体AとBが溶解した混合樹
脂により得られるものである。 【0021】かくして本発明による静電荷像現像用トナ
−は、従来のトナ−に比べて定着可能な最低温度が低く
て良好な定着性を有し、これを損うことなく、優れた非
オフセット性及び耐ブロッキング性を具え、製造時の粉
砕性が良好であり摩擦帯電性が好適であって優れた現像
性が発揮され、しかも樹脂被覆層を有するキャリアを用
いた現像剤においてスペント化を起こさず繰り返し使用
時の耐久性が大きい卓越した性能を有するものである。 【0022】前記主成分樹脂A及びBの構成単位となる
スチレン系成分を与えるものはいわゆるスチレン系モノ
マ−であり、その具体例としては、スチレン、o−メチ
ルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン
、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−
ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−te
rt−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p
−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p
−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p
−メトキシステレン、p−フェニルスチレン、p−クロ
ルスチレン、3,4−ジクロルスチレンなどを挙げるこ
とができるが、このうちスチレンが最も好ましい。 【0023】前記スチレン系成分と共に前記主成分樹脂
A及びBを構成する第1のアクリル系成分及び第2のア
クリル系成分を与えるものはいわゆるアクリル系モノマ
−であり、その具体例としては、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルとしては、例えばアクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸エチルヘキシル、メタアクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸nブチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ラウリル、メタ
クリル酸ステアリル等があり、特にアクリル酸nブチル
、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸n−ブチル
、メタクリル酸ラウリルが好ましい。 【0024】このアクリル系成分は、前記スチレン系成
分のモノマ−と通常の条件下で重合せしめて得られる共
重合体のガラス転移温度が40℃〜80℃の範囲内にあ
るものである事が好ましい。 【0025】またスチレン系共重合体Aが70〜80重
量部とスチレン系共重合体Bが30〜20重量部(但し
スチレン系共重合体Aとスチレン系共重合体Bの合計は
100重量部である)の範囲である事が好ましく更に好
ましくはスチレン系共重合体Aが72〜78重量部とス
チレン系共重合体Bが28〜22重量部のものが好適に
使用される。 【0026】スチレン系共重合体Aが70重量部より少
ないと(スチレン系共重合体Bが30重量部より多い)
耐オフセット性は良好であるが低温領域での定着性は不
良となり定着下限温度が上昇し好ましくない。またスチ
レン系共重合体Aが80重量部より多いと(スチレン系
共重合体Bが20重量部より少ない)定着性は良好であ
るがホット・オフセットが発生しやすくなり、定着可能
温度幅が狭くなり好ましくない。 【0027】スチレン系共重合体AのGPC分子量ピ−
クLpが好ましくは、5×103〜1.5×104、更
に好ましくは7×103〜1.2×104のものが好適
に使用される。 【0028】GPC分子量ピ−クLpが5×103より
低いと定着性は良好であるが、現像機中でトナ−がスペ
ントを起こし易く現像剤の寿命が短い。又、分子量ピ−
クLpが1.5×104より高いと、スペント化は起き
にくいが低温領域での定着性は不良となり、定着下限温
度が上昇し、かつコ−ルド・オフセット温度も不良とな
り好ましくない。 【0029】スチレン系共重合体BのGPC分子量ピ−
クHpが好ましくは、4×105〜2×106更に好ま
しくは、5×105〜1.5×106、最も好ましくは
6×105〜1.0×106のものが好適に使用される
。 【0030】GPC分子ピ−クHpが4×105より低
いと定着性は良好であるがホット・オフセットが発生し
やすくなり定着可能温度幅が狭くなり好ましくない。 【0031】又、分子量ピ−クHpが2×106より高
いとスチレン系共重合体Aとの相溶性によるものの考え
られるがスチレン系共重合体Aとスチレン系共重合体B
の各々の重合体が個別の作用を発揮する為に、トナ−と
しての目的の効果を得る事が難しい。 【0032】スチレン系共重合体Aのスチレン系モノマ
−含有率Wl〔重量%〕とスチレン系共重合体Bのスチ
レン系モノマ−含有率Wh〔重量%〕が各々WlとWh
が50重量%以上であり、かつWl<Whの条件を満足
している事が好ましい。 【0033】WlとWhが50重量%より少ないと得ら
れる共重合体のガラス転移温度が低くなり、トナ−の保
存時の安定性が悪くなり好ましくない。又、Wh>Wl
の条件を満たしていないと良好な定着性と優れた現像性
と繰り返し使用時の耐久性に卓越した性能が得られない
。 【0034】上記混合樹脂の好適範囲を満たすだけでは
、目的の効果を得る事が難しく混合樹脂の170℃にお
ける溶融状態での角周波数ω=10〔rad/sec〕
で測定した時の動的粘弾性を満たす事が必要である事を
見出した。 【0035】すなわち、力学的正接が好ましくは1.2
≦tanδ≦3.5、更に好ましくは1.3≦tanδ
≦3.0、最も好ましくは1.4≦tanδ≦2.5の
範囲であり、かつ動的粘性率が好ましくは500≦η´
≦2500〔poise〕、更に好ましくは600≦η
´≦2000〔poise〕最も好ましくは、700≦
η´≦1500の範囲のものが好適に使用される。 【0036】tanδ<1.2では、定着時のトナ−は
弾性体として挙動し、耐オフセット性は良好であるが、
低温領域での定着性は不良となり、定着下限温度上昇し
、かつコ−ルドオフセット温度も不良となり好ましくな
い。また、tanδ>3.5では、定着時のトナ−は粘
性体に近い挙動を示し、定着性は良好であるが、ホット
オフセットが発生しやすくなり定着可能温度幅が狭くな
り好ましくない。 【0037】さらに500>η´では低温定着性は十分
であるが、オフセットが発生するため、定着可能領域が
なく使用できない。 【0038】また、2500<η´では充分な耐オフセ
ット性が得られるが、低温領域での定着性は不良となり
、実用上充分な定着性が得られない。 【0039】また混合樹脂の酸価が好ましくは0.1〜
1.0KOHmg/g更に好ましくは0.2〜0.7K
OHmg/gのものが好適に使用される。 【0040】酸価が0.1KOHmg/gより低いとト
ナ−の主構成成分である樹脂の抵抗が高い事によると考
えられるがキャリアとトナ−との帯電特性が使用時間と
共に変化し、安定な現像剤が得られない。又、酸価が1
.0KOHmg/gより大きいと樹脂の極性が大きくな
り、目的とするキャリアとトナ−の帯電量を得ることが
難しくなる。 【0041】本発明により得られる静電荷像現像用トナ
−は、鉄粉或いはガラスビ−ズなどより成るキャリアが
前記トナ−に混合されたいわゆる二成分系現像剤を用い
る現像法において、樹脂被覆層を有するキャリアを使用
する現像剤に好適に用いられる。 【0042】樹脂被覆層を有するキャリアとしては、一
般に鉄、ニッケル、フエライト、ガラスビ−ズより成る
核体粒子の表面を絶縁性樹脂の被覆層により被覆したキ
ャリアが代表的なものであり、絶縁性樹脂材料としては
、一般にフッ素樹脂シリコン樹脂、アクリル樹脂、スチ
レンアクリル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ポリブタ
ジエン樹脂が代表的なものである。 【0043】本発明により得られる静電荷像現像用トナ
−と樹脂被覆層を有する。 【0044】キャリアとを成分とする現像剤を用いた場
合、キャリア粒子の表面にトナ−粒子が付着して汚染さ
れるスペントが著しく少ない、キャリアとトナ−の摩擦
帯電特性を制御することが可能であり、耐久性に優れ使
用寿命が長い点で特に高速の電子複写機に好適である。 【0045】本発明トナ−のバインダ−樹脂の主成分樹
脂は例えば下記の方法によって合成することができる。 即ち一般的に知られている重合方法、即ち塊状重合法、
懸濁重合法、溶液重合法などによりスチレン系共重合体
A(低分子量重合体)を合成し、これを、重合されてス
チレン系共重合体B(高分子量重合体)となるべく単量
体に溶解し、然る後この混合物を懸濁重合法により合成
する事ができる。 【0046】以上の合成方法の特徴は、その合成過程に
おいて、低分子量重合体と高分子量重合体が均一に混合
され、両重合体が渾然一体となって状態が得られる点に
ある。 【0047】また、本発明に係る静電荷像現像用トナ−
には、適当な顔料または染料が着色剤として配合され更
に必要に応じて電荷制御剤、(離型剤・磁性体などの他
の種類のトナ−添加剤を配合せしめることができる。 【0048】トナ−は、主要樹脂成分に上記添加剤を配
合して均一に混合溶融し、溶融混合物を劣却後必要に応
じ粗砕した上ジェットミル等で微粉砕のち、分級機で分
級することにより、平均粒径が5〜30μmの所望粒度
分布の最終製品(トナ−)を得る事ができる。 【0049】本明細書で使用する各試験方法を以下に説
明する。 分子量測定法 分子量分布のピ−ク位置分子量は、ゲルパ−ミエ−ショ
ンクロマトグラフィ−(GPC)に、カラム(東ソ−製
GMH×3本)を装着した装置を用いて試料をテトラヒ
ドロフラン(THF)に0.2wt%の濃度で溶解し、
温度20℃において1ml/minの流速で測定を行っ
た。なお試料の分子量測定に際しては該試料の有する分
子量が数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成さ
れた検量線の分子量の対数とカウント数が直線となる範
囲内に包含される測定条件を選択した。 【0050】粘弾性測定法 粘弾性特性はレオメ−タ−と呼ばれるレオロジ−的性質
を測定する為の機器により得られる。本発明に使用した
レオメ−タ−は(株)レオロジ社製MR−3ソリキッド
メ−タ−であり、測定条件は170℃における溶融状態
において、角周波数ω=10〔rad/sec〕を固定
し、この時の貯蔵弾性率(G´)と力学的損失正接(t
anδ)と動的粘性率(η´)のレオロジ−特性を測定
した。 【0051】酸価測定法 樹脂試料400mg秤量し、アセトン50mlを加えN
2ガス雰囲気中で溶解した後、フェノ−ルフタレン指示
液(1%エチルアルコ−ル溶液)を1〜2滴加えて、N
2ガス雰囲気中で1/100NのN2OHで滴定を行い
、次式より酸価を算出した。 【0052】 酸価〔KOHmg/g〕=〔(x−B)×f×56.1
1×0.01〕÷試料採取量f:1/100NのN2O
H規定溶液のファクタ−x:試料の滴定量〔ml〕 B:空試験の滴定量〔ml〕 【0053】〔紙上かぶり〕複写試験において余白部へ
のトナ−のかぶりは、ミノルタ社製CR−200色彩色
差計を用いて測定した。かぶりが少ない場合は0.5%
以下の値をかぶりが多い場合は1%以上の値を示す。 【0054】 【実施例−1】50lの重合機にスチレン8.7kgア
クリル酸ブチル1.3kg、過酸化ベンゾイル800g
を仕込み混合溶解させた後、ポリビニルアルコ−ル(ゴ
−セノ−ルKH−17)10gを溶解させた脱イオン水
の水溶液20kgを加え攪拌下重合機内部を90℃に加
熱して10時間重合反応を行ない分子量ピ−クが100
00の低分子量重合体を得た。 【0055】続いて、50lの重合機に上記低分子量重
合体7.4kgとスチレン2.08kgアクリル酸ブチ
ル0.52kg、カヤエステルHTP(Di−t−in
tyl peroxy hexahydroterep
hthalate)3.9gを仕込み、混合溶解させた
後、ゴ−セノ−ルKH−17 10gを溶解させた脱イ
オン水の水溶液20kgを加え、攪拌下重合機内部を8
5℃に加熱して12時間重合反応後、10%NaOHを
250g投入して85℃で2時間熟成した。分子量ピ−
クが710000の高分子量重合体と10000の低分
子量重合体で酸価が0.3KOHmg/gの混合樹脂を
得た。 【0056】得られた混合樹脂の170℃における溶融
状態での力学的正接損失(tanδ)は1.4であり、
動的粘性率〔η´〕は1600poiseであった。上
記混合樹脂100重量部カ−ボンブラック(MA−10
0)6重量部、ポリプロピレン・ワックス(550P)
2重量部、含金染料(S−34)2重量部をボ−ルミル
で粉砕混合した後、140℃の熱ロ−ルで30分間よく
混練した。 【0057】冷却後、ハンマ−ミルで粗砕し、次いでジ
ェットミルで微粉砕を行なった。更に得られた微粉砕粉
体を風力分級機にて分級を行ない5〜20μmの粒子を
得た後、疎水性シリカ(R−972)0.2重量部を加
えて混合し、平均粒子径10μmのトナ−を得た。 【0058】上記トナ−とシリコン樹脂被覆キャリアを
用いて市販の複写機(東芝レオドライ9230…複写速
度60枚/A4紙)で複写試験を行なったところ画像の
定着は145℃から可能となり230℃においても加熱
定着ロ−ルへのトナ−のオフセットによる汚れはなく1
00000枚の複写後も初期と同様、汚れカブリのない
鮮明な画像が得られた。その他得られた結果を表1に記
す。また部はすべて重量部を示す。 【0059】 【実施例2〜5及び比較例1〜4】実施例1において重
合体を得るモノマ−を表1、表2に記載するモノマ−の
種類及び使用量とする以外は実施例1と同様に試作した
。その結果を表1及び表2に記す。また表1及び表2に
使用するモノマ−はSt−スチレン、BA−ブチルアク
リレ−ト、BMA−ブチルメタアクリレ−トの略号であ
る。 【0060】 【表1】 【0061】 【表2】 【0062】 【発明の効果】本発明は、電子写真法、静電印刷法、静
電記録法などにおいて形成される静電荷像を現像するた
めのトナ−に関するものであり、 【0063】かくして本発明による静電荷像現像用トナ
−は従来のトナ−に比べて、定着可能な最低温度が低く
て良好な定着性を有し、これを損うことなく、優れた非
オフセット性及び耐ブロッキング性を具え、製造時の粉
砕性が良好であり摩擦帯電性が好適であって優れた現像
性が発揮され、 【0064】しかも樹脂被覆層を有するキャリアを用い
た現像剤においてスペント化を起こさず繰り返し使用時
の耐久性が大きい卓越した性能を有するものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 結合剤樹脂と着色剤とを主成分とする
静電荷像現像用トナ−において、該結合樹脂が(a)
GPC分子量ピ−クLpが5×103〜1.5×10
4であるスチレン系共重合体A(スチレン系モノマ−含
有率Wl重量%)が70〜80重量部と(b) GP
C分子量ピ−クHpが4×105〜2×106であるス
チレン系共重合体B(スチレン系モノマ−含有率Wh重
量%)が30〜20重量部とを含有し、(但し、スチレ
ン系共重合体Aとスチレン系共重合体Bの合計は100
重量部である。)WlとWhが50重量%以上であり、
且つWl<Whの条件を満足する混合樹脂であり、該混
合樹脂の170℃における溶融状態での角周波数ω=1
0〔rad/sec〕で測定した時の貯蔵弾性率(G´
)が5×103〜5×104〔rad/sec〕におけ
る力学的損失正接(tanδ)が1.2≦tanδ≦3
.5の範囲にあり且つ動的粘性率(η´)が500≦η
´≦2500〔ポイズ〕の範囲であることを特徴とする
高速電子写真に適した静電荷像現像用トナ−。 - 【請求項2】 該混合樹脂の酸価が0.1〜1.0K
OHmg/gであることを特徴とする請求項1記載の静
電荷像現像用トナ−。 - 【請求項3】 該混合樹脂が懸濁重合法によってスチ
レン系共重合体Aを重合し、モノマ−に溶解した後スチ
レン系共重合体Bを重合することにより得られるスチレ
ン系共重合体AとBが溶解した混合樹脂であることを特
徴とする請求項1〜2いずれかに記載の静電荷像現像用
トナ−。 - 【請求項4】 該静電荷像現像用トナ−が樹脂被覆層
を有するキャリアを使用する現像剤に適することを特徴
とする請求項1〜3いずれかに記載の静電荷像現像用ト
ナ−。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3022608A JP2935476B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 静電荷像現像用トナ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3022608A JP2935476B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 静電荷像現像用トナ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04338972A true JPH04338972A (ja) | 1992-11-26 |
| JP2935476B2 JP2935476B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=12087557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3022608A Expired - Lifetime JP2935476B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 静電荷像現像用トナ− |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2935476B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008075463A1 (ja) * | 2006-12-20 | 2008-06-26 | Mitsui Chemicals, Inc. | 電子写真用トナーおよびトナー用バインダー樹脂 |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP3022608A patent/JP2935476B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008075463A1 (ja) * | 2006-12-20 | 2008-06-26 | Mitsui Chemicals, Inc. | 電子写真用トナーおよびトナー用バインダー樹脂 |
| JP5072113B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2012-11-14 | 三井化学株式会社 | 電子写真用トナーおよびトナー用バインダー樹脂 |
| US8614041B2 (en) | 2006-12-20 | 2013-12-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Toner for electrophotography and binder resin for toner |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2935476B2 (ja) | 1999-08-16 |
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