JPH04339253A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH04339253A
JPH04339253A JP3110402A JP11040291A JPH04339253A JP H04339253 A JPH04339253 A JP H04339253A JP 3110402 A JP3110402 A JP 3110402A JP 11040291 A JP11040291 A JP 11040291A JP H04339253 A JPH04339253 A JP H04339253A
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delay line
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delay
taps
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Yuichi Sugiyama
雄一 杉山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイナミック・フォー
カス機能を有する超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波影像装置は、超音波の反射や透過
を利用して材料や構造物の傷や欠陥を検出することに用
いられているが、医学関係にも広く用いられ診断の資料
として利用されている。
【0003】ここで超音波による検査または診断の原理
を図2を用いて説明する。アレイ状配置された振動子つ
まり超音波振動素子の各々から被検体に対して超音波を
発信すると被検体内のD1点に当たった超音波は反射さ
れて再び振動子に戻ってくる。このとき、D1と各振動
子との距離は異なるので反射波の戻ってくる時間は振動
子の位置によって異なってくる。
【0004】そこで速く戻ってくる振動子(図の網点の
ある振動子の中央にあるもの)には大きな遅れを与え、
遅く戻ってくる振動子には小さな遅れを与える遅延線を
通し、各振動子の反射波が加算点で同一時間になるよう
に遅延量を制御する。遅延線に近い方の点線で囲んだ波
形はこのようにして遅延処理した後の波形を示す。この
波形を加算した結果が小さい方の点線の囲いの波形であ
る。この波形を輝度変換して表示するとモニタに示すよ
うに対象物体の内部が表示される。モニタ上の点線矢印
は対象物体内の実線で示す矢印に対応しており、この線
を走査線という。なお、ダイナミック・フォーカス機能
とは受信時に走査線上の焦点位置を時々刻々変化させる
機能をいう。ここでは、遅延線のみを使って焦点を合わ
せる例をあげたが、遅延線の1部を位相器で置き換え、
位相制御と遅延時間制御の組み合わせにより焦点を合わ
せることもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭56−1122
34号公報には、2系統のタップ切り換え形のフェイズ
ド・アレイを使用する技術が開示されているが、高価な
遅延線群が2系統必要であり、また、長い遅延時間を有
するフェイズド・アレイ全体を切り換えるため、切り換
え周期を短くすることは困難である。遅延線群が2系統
必要な理由は、遅延量を変化させるために遅延線のタッ
プ位置を切り換えるが、このため、ノイズが発生する。 これを防止するため、遅延線群を2系統設け、一方の遅
延線群を使用中、他方の遅延線群のタップを切り換える
。また、フェイズド・アレイとはArray 状の振動
子に電子的な遅延をかけ、焦点を自由に設定できるよう
した遅延システムである。
【0006】また、USP4140022にはミキサー
を使用する技術が開示されているが、これは受信信号の
搬送波の位相を制御するだけなので、近来のごとくダイ
ナミック・フォーカス時の位相変化が超音波信号の波長
の3倍近く変化するような大開口のプローブでは、生体
での減衰により超音波信号の中心周波数が変化すると、
ダイナミック・フォーカスが最適となっている深さ位置
の近傍以外では、ビームの劣化が起こる。この劣化を防
ぐためには、深さ方向を数段階に分割し、各深さ毎に最
適のダイナミック・フォーカス制御を行って得た受信信
号群を合成して、一本の走査線を作らなければならず、
1枚の断層像を得る為に、数枚の断層像が得られる信号
量が必要であり、ダイナミック・フォーカスの本来の目
的であるリアルタイム性が犠牲になる。なお、深さ方向
に2〜3段階の分割程度では、ビームの劣化を防止出来
ない。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、高価な遅延線回路を1系統とするとともに、生
体の減衰の影響を受けにくい超音波診断装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。同図において、2は所定の形状に配列された超音
波振動素子、1は送受信回路3の所望の送信ドライバを
選択しその送信ドライバに対応する超音波振動素子2に
より超音波パルスを被検体に発信させ被検体の所望の深
さ位置に焦点が合った超音波パルスを放射するための制
御信号を出力する送信回路、3,4,5,6,7はこの
超音波パルスの被検体からの反射波を前記各超音波振動
素子2の内所望の素子から受信し、各受信信号にそれぞ
れに対応した遅延時間を生じさせる制御および位相制御
をした後、加算する受信回路である。8,9はこの加算
した受信信号を画像表示する表示手段である。この受信
回路3,4,5,6,7は、送信ドライバと受信のアン
プよりなる送受信回路3の受信アンプと、前記超音波振
動素子2の1素子あたり少なくとも2個のゲインを可変
とするアンプを有し、この各アンプのゲインの割り振り
を制御できるようにした回路を構成要素とした掛け算回
路4と、前記掛け算回路4の前記各超音波振動素子2の
出力に対応した出力を所望の出力端子に切り換え・接続
する第1スイッチ回路5−1および第2スイッチ回路5
−2と、この第1スイッチ回路5−1および第2スイッ
チ回路5−2の前記出力端子に対応したタップを有し、
このタップの位置により入力信号の遅延量を変化させる
遅延線回路7と、この遅延線回路7のタップと前記第1
スイッチ回路5−1または前記第2スイッチ回路5−2
の対応する前記出力端子を切り換えて接続する切り換え
時のノイズが少い切り換え回路6を備え、前記第1スイ
ッチ回路5−1または前記第2スイッチ回路5−2が前
記遅延線回路7に接続されているとき、接続されていな
いスイッチ回路の前記各超音波振動素子2の出力に対応
した出力を所望の前記出力端子に切り換え・接続する操
作を行い、前記掛け算回路の構成要素である2個のゲイ
ンを可変とするアンプの2出力端子を、前記遅延線回路
7の適宜な2タップを対とし、この対を適当な間隔を選
んで構成した組の内の任意の対に切り換え・接続できる
ようにする。
【0009】また、前記掛け算回路4が、前記超音波振
動素子2の1素子当り、共に2個の可変ゲイン・アンプ
を有する第1回路と第2回路とからなり、前記遅延線回
路7の適宜な2タップを対とし、この対を適当な間隔で
選んで構成した第1組と、この適当な間隔の間の対より
なる第2組を構成し、前記第1回路の2個の可変ゲイン
・アンプの2出力端子を前記第1組の任意の対に切り換
え・接続出来るようにし、前記第2回路の2個の可変ゲ
イン・アンプの2出力端子を前記第2組の任意の対に切
り換え・接続出来るようにする。
【0010】また、前記掛け算回路4が、前記超音波振
動素子2の1素子当たり2個の可変ゲイン・アンプを有
し、この2個の内の一方の第1可変ゲイン・アンプから
前記第1スイッチ回路5─1と第2スイッチ回路5─2
に信号を供給し、またこの第1可変ゲイン・アンプから
の信号ラインとは独立に他方の第2可変ゲイン・アンプ
からも前記第1スイッチ回路5─1と第2スイッチ回路
5─2に信号を供給するようにする。
【0011】また、前記第1可変ゲイン・アンプからは
+極性の第1出力と−極性の第2出力を出し、前記第2
可変ゲイン・アンプからは+極性の第3出力と−極性の
第4出力を出し、また前記遅延線回路7のタップ間隔が
、生体での減衰による超音波信号の搬送周波数の変化範
囲内の特定周波数周期の1/4周期分であり、前記遅延
線回路7の隣合った2タップを対とし遅延量の順にこの
遅延量タップ対に番号を付けた時、前記第1スイッチ回
路5─1または第2スイッチ回路5─2のどちらのスイ
ッチ系統でも、前記遅延線回路7の奇数番目の対の2タ
ップに2個の差動出力の一方側の極性の2出力が接続さ
れ、偶数番目の対の2タップに他方側の極性の2出力が
接続されるようにし、奇数番目に接続時に2個の可変ゲ
イン・アンプのゲイン制御がcos(p),sin (
p)で表される時、偶数番目に接続時には2個の可変ゲ
イン・アンプのゲイン制御がcos(−π+p),si
n(−π+p)となるようにする。
【0012】また、前記遅延線回路7を構成する遅延線
のタップ間の遅延時間が、プローブ周波数2.5MHz
 ,3.5MHz ,5.0MHz ,7.5MHz 
に対し、6:4:3:2の比になり、7.5MHz プ
ローブ用遅延タップの12タップ間隔分の間に全てのプ
ローブ周波数用のタップが整数個入るようにする。
【0013】
【作用】まず、位相制御と遅延線の働きについて説明す
る。超音波振動素子2の1素子分の受信信号が次式で表
わされるものとする。 u(t)=a(t)sin (ωt+ψ)    (1
)図3(a)は(1)式を表したもので、振幅a(t)
は破線で示す包絡線成分を表す。ここでωは角周波数、
ψは位相角を表す。(1)式よりt0時間遅れた信号は
次式で表される。 u(t−t0)=a(t−t0)sin (ω(t−t
0)+ψ)    (2)図3(b)は(2)式を表す
。t0を遅延量t0といい遅延線回路7によって実現さ
れる。この場合包絡線成分a(t)と搬送波が共にt0
時間遅れる。次に信号の搬送波のみt0時間遅くすると
次式で表される。 u’(t−t0)=a(t)sin (ω(t−t0)
+ψ)    (3)図3(c)は(3)式を表す。包
絡線成分は(a)図と同じで、搬送波は(b)図と同じ
位相である。この作用を実現するのが位相制御を行う掛
け算回路4である。
【0014】(2)式で表される整相処理は、波形その
ものをt0移動できるために各振動素子からの信号を完
全に一致させることができるため大きなフォーカス効果
が得られるが、(3)式で表される整相処理は、包絡線
成分を遅れさせないため、各振動子からの信号を一致さ
せることはできない。しかし、近い一致を実現させるこ
とはできる。しかし(2)式による整相方式は、(3)
式による場合に比べ装置が複雑になり高価となる。そこ
で大きな整相処理は(2)式を実現する遅延線回路7に
よってステップ状に行い、そのステップ幅内の小さな整
相処理を(3)式を実現する掛け算回路4で行う。
【0015】このように掛け算回路4により搬送波の位
相制御を行い、遅延量の変化が小さい間(例えば、λを
超音波信号の波長とし、±0.5λ以下)は、この位相
制御のみで超音波ビームの焦点あわせを行う。遅延量の
変化が大きくなったら、掛け算回路4の位相制御と、ス
イッチ回路5の設定変更、切り換え回路6によるスイッ
チ回路5の切り換えにより遅延線回路7のタップの切換
えを行い、搬送波の位相制御による焦点制御量はあまり
大きくならないようにし、例えば±0.5λ以下となる
ようにする。このように搬送波の位相制御による焦点制
御量を抑えることにより、生体による減衰の影響を少な
くすることができる。
【0016】つぎに、遅延線回路を1系統ですませるに
は、以下のようにする。掛け算回路4は、1系統でも、
2系統でも可能であるが、(1系統の場合、制御量の変
更時にノイズが発生しないような回路でなければならな
い。)スイッチ回路5のほうは、スイッチの接点の切り
換え時のノイズを防ぐために2系統とする。使用してな
い方のスイッチ回路5の系統は、切り換え回路6で遅延
線回路7から切り離されている。そして、切り離されて
いる間に、次の設定値がこの切り離されたスイッチ回路
5にセットされる。そして次の切り換えタイミングで、
切り換え回路6の切り換えが行われ、前記新設定値のス
イッチ回路5の系統が、遅延線回路7に接続され、いま
まで接続していたスイッチ回路5の系統は、遅延線回路
7から切り離され、以後交互に同じ事がくりかえされる
。
【0017】なお、掛け算回路4は、1系統の時は切り
換え回路6の切り換え時に制御量の変更を行い、2系統
のときは切り離されている時に、切り離されている系統
の制御量の変更を行う。このように、遅延線回路7の前
で切り換えが行われるので、遅延線回路7は1系統で済
む。
【0018】膨大な接点数が必要なスイッチ回路5は2
系統持ち、切り換えノイズが発生する普通の安価なアナ
ログスイッチで済むようにし、遅延線回路7とスイッチ
回路5との接続部分だけ、ノイズを発生しない高価な切
り換え回路6を使用するようにする。本構成の回路系で
あれば、2系統の回路部分や個数の多くなる回路部分は
IC化(ASIC等の利用)が可能であり、IC化出来
ない遅延線回路部分は1系統ですむ。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本実施例の基本構成は図1に示した原理図と同一
なので、図1の詳細説明および、図1の構成部分をそれ
ぞれ図面を用いて説明する。図1において、1は送信の
ドライバー回路制御用の信号をつくる送信回路である。 2は配列された超音波振動素子であり、2−1〜2−n
は、個々の超音波振動素子である。3−1〜3−nは送
受信回路(送信のドライバー、受信のアンプ)、4は掛
け算回路群、5は遅延線回路7のタップ選択のための接
点回路群であるSW回路群、6はノイズの発生しない切
り換え回路群、7は遅延線回路、8はログアンプ、9は
表示器である。
【0020】送信回路1は被検体の所望の深さ位置に焦
点を合わせるようにした超音波パルスを放射するための
制御信号を送受信回路3−1〜3−nの所望の送信ドラ
イバー回路に送り、その送信ドライバー回路に対応した
超音波振動素子2を駆動して、被検体に送信パルスを放
射する。この送信パルスの被検体からの反射波を各超音
波振動素子2−1〜2−nにより受信し送受信回路3の
受信アンプを通し、所望の振動素子2からの信号だけが
各々適当なゲインに設定され、例えば、選択された振動
素子2より構成される受信開口の開口位置における受信
ゲインが、ガウス曲線状にアポダイジング(apodi
zing )され、掛け算回路群4に導かれる。なお、
この場合のアポダイジングとは受信時ゲイン、又は送信
時ゲインを開口両端に近い振動素子2程小さくする処理
である。
【0021】なお、受信信号のアポダイジングは、送受
信回路3の受信アンプのゲインを変化させてもよいし、
掛け算回路群4で設定するようにすることもできる。ま
た、不要な受信信号は、アポダイジングを0に設定すれ
ばよい。また、ダイナミック・フォーカス時には受信信
号が帰ってくる深さに応じて開口を段々大きくするが、
これは最初アポダイジングを0に設定しておいた開口端
外側の振動素子2のアポダイジングを適当な値に段々変
化させていけばよい。
【0022】掛け算回路群4では、超音波振動素子の1
素子あたり2種のゲイン、又はゲインと極性だけが異な
った信号が出力され、SW回路群5,切り換え回路群6
を経て遅延線回路7の適宜な隣合ったタップに接続され
、掛け算回路群4で行われるこの2種の信号線のゲイン
の割り振りにより、受信信号の搬送波の位相を所望の位
相に位相制御する。但し、掛け算回路群4から2系統に
なる場合は、超音波振動素子2の1素子当たり2種×2
系統の信号が掛け算回路群4から出力される。
【0023】切り換え回路群6は、SW回路群5−1,
5−2の2系統の経路の一方を選択し、選択されたSW
回路群5により遅延線回路7のタップの選択が決まり、
受信信号の焦点合わせが行われ、遅延線回路7の出力信
号がログアンプ8で対数変換され、表示器9に送られ影
像として表示される。
【0024】また、選択されていない回路系統では、次
の設定値がセットされ、次のダイナミック・フォーカス
のタイミングで、切り換え回路6により、ノイズレスで
切り換えられ、つぎの深さ位置の焦点が選ばれる。2系
統で交互にダイナミック・フォーカスを行うことにより
、走査線上深さ方向に数十回の切り換えも可能である。
【0025】次に図4より掛け算回路の詳細な説明を行
う。図4は掛け算回路群4の働きを説明するもので、超
音波振動素子2の1素子当たりの構成図である。図1に
示す掛け算回路群4が1系統の場合、又は2系統の片側
のみの場合の1素子当たりの構成図である。又説明を簡
略にするため、図1のSW回路群5と切り換え回路群6
は省略しており、遅延線回路7の選択された隣同士のタ
ップ位置Ti ,Ti+1 に接続されたところを図示
してある。
【0026】Aは送受信回路3−1〜3−nの任意の1
回路分の受信部出力信号であり、この信号を1入力とす
る2個の掛け算器MC ,MS により、Cc =A×
Bc ,Cs=A×Bsとなるゲイン、又はゲインと極
性だけが異なった2種の信号をつくる回路が、掛け算回
路群4の構成要素である。一般的に、受信信号Aは、近
似的にA=a (t −tdj )sin (ω・t 
−Φdj)と表される。ここで、a (t −tdj 
)は振幅変調項、tdj は各振動素子2で受信した受
信信号の行路長による遅延時間、Φdjは搬送波の位相
ズレであり、一般的には、超音波振動素子2毎に異なっ
た値を持つ。また、t は時間、ωは受信信号搬送波の
角周波数である。
【0027】また、遅延線回路7のタップTi+1 と
Ti のタップ間隔をtdl とし、Ti から最小遅
延時間となるタップTo までの遅延量を積算した総遅
延時間をtdi とする。図3のTi+1 ,Ti に
入った2本の信号だけによる遅延線回路7の出力信号E
dloは、Bc =a1,Bs =a2とすると次式と
なる。ここでa1,a2は掛け算器MC ,MS のゲ
イン設定用の制御信号である。
【0028】Edlo=a1・a (t −tdj −
tdi )sin (ω・t −Φdj−ω・tdi 
)+a2・a (t −tdj −(tdi +tdl
 ))sin (ω・t −Φdj−ω・(tdi +
tdl ))τ1=t −tdj −tdi ,τ2=
t −Φdj/ω−tdi とおくと Edlo=a1・a (τ1)sin (ω・τ2)+
a2・a (τ1−tdl )sin (ω・(τ2−
tdl ))
【0029】また、振幅変調項a (t 
)は、搬送波に比べ低い周波数成分しか持たない。また
、タップ間隔tdl は、搬送波の周期Tpの1/4以
下に取るので、a (τ1)≒a (τ1−tdl )
としてよい。従って、下記の如くかける。 Edlo≒a (τ1)〔a1・sin (ω・τ2)
+a2・sin (ω・(τ2−tdl ))〕
【0030】また、pを任意の位相として、a1,a2
によりEdlo=a (τ1)・sin (ω・τ2−
p)つまり、pだけ位相制御された信号を得るためには
、Φdl=ω・tdl とおくとa1=cos (p)
−sin (p)・cos (Φdl)/sin (Φ
dl),a2=sin (p)/sin (Φdl)と
なるようにa1,a2を設定すればよい。なお、超音波
信号は、生体で減衰を受けωの値は変化するが、Φdl
はωの変域内の一点で決めればよい。3.5MHz の
プローブなら3.5MHz に対するω、または減衰を
考慮して少し低めのωの値を取ってa1,a2を計算し
ても良い。
【0031】掛け算回路群4で、アポダイジングまで行
う場合には、その超音波振動素子のアポダイジング値を
apj とすると a1=apj ・(cos (p)−sin (p)・
cos (Φdl)/sin (Φdl)) a2=apj ・sin (p)/sin (Φdl)
となるように、a1,a2を設定すればよい。
【0032】タップTi+1 とTi の間の内挿だけ
で使用する場合Φdl≦π/2となる任意のタップ間隔
tdl に対し良好な内挿結果が得られるが、タップ間
隔外にも広く外挿を行う場合は、例えば−π〜+πの範
囲で搬送波の位相制御を行う場合、Φdl=π/2とし
たほうがよい。
【0033】タップTi+1 とTi の間の内挿だけ
で使用し、またtdl も小さくしたほうが、生体によ
る超音波信号の減衰による搬送周波数の低下の影響が小
さくなるが、遅延線回路7のタップの数が多くなり、S
W回路群5と切り換え回路群6も増大する。本実施例で
は−π〜+πの範囲で位相制御を行う場合で説明を行う
。
【0034】図5は、−π〜+πの範囲で位相制御を行
う場合の具体例である。Φdl=π/2に選ぶとa1=
cos (p),a2=sin (p)となる。λ/1
6の刻みで位相制御を行うとすると、16の種類の制御
値が必要であるが、a1,a2が周期関数であるため、
図5のa,b,c,d,e,f,g,hの8種類の制御
値で全範囲を制御できる。この制御値は、8個のD/A
変換器で作る事が可能であり、全超音波振動素子2にた
いし共通に使える。
【0035】また、4bitsの制御信号B0〜B3を
使い、301 のEOR によりSI,SOを作れば、
8to1のアナログ・スイッチ302 ,303 によ
り、図4のBs ,Bc の制御信号が得られる。なお
、Adはアナログ・スイッチ302 ,303 の0〜
7の8個の接点を選択するための3bitsの制御アド
レスである。
【0036】このようにすれば、4bitsの制御信号
B0〜B3により、遅延線回路7の選択されたタップT
i ,Ti+1 (斜線部分)の中心から−π〜+πの
搬送波の位相制御が可能となる。また、アナログ・スイ
ッチ302 ,303 のかわりに、D/Aコンバータ
2個で回路を構成することも当然可能であり、この場合
はD/A変換器の制御入力系にデコード部を設ければ、
アポダイジングも容易となる。
【0037】図6は掛け算回路群4から2系統になる場
合の実施例であり、超音波振動素子2の1素子当たり2
系統の掛け算回路要素401 ,402 がある。掛け
算回路要素401 ,402 は、図4,図5で説明し
たものと同じ働きをする。なお、説明を簡略にするため
図1の切り換え回路群6は省略してある。Aは、送受信
回路3からの受信信号出力である。図6は超音波振動素
子2の1素子分しか図示してないが、掛け算回路素子4
01 ,402 が素子分(図1に示すn個)だけ必要
である。
【0038】また、各素子2から403 または404
 を経由して(403 ,404 内には図示されてい
ないが、他の超音波振動素子2からの受信信号のための
接点も含まれている。)、遅延線回路7に送られた信号
は、遅延線回路7内で加算される回路構成とする。ここ
で、403 ,404 は、SW回路群5−1,5−2
の一部を図示したものである。
【0039】掛け算回路要素401 と403 (系統
P)がフォーカス作用を行っている場合は、掛け算回路
要素402 と404 (系統Q)は遅延線回路7から
は切り離されていて(図省略)、次の制御値が掛け算回
路要素402 と404 にセットされる。掛け算回路
要素401 では、超音波振動素子2の1素子当たり、
2種のゲインまたはゲインと極性だけが異なった信号が
出力され、SW回路群403 内の1組の2接点、例え
ば403 −3 と 403−4 が選ばれていて、遅
延線回路7の適宜な隣合ったタップ(403−3 と 
403−4 の時は、Dp2 の2タップ)に接続され
ていて(タップの選択により2×tdl の整数倍の大
きな遅延制御が行われる。)、この2種の信号線のゲイ
ンの割り振りにより(掛け算回路要素401 で行われ
る。)受信信号の搬送波の位相が所望の位相に位相制御
される。他の超音波振動素子2についても、上記のこと
と同じ事が行われ、各受信信号が遅延線回路7上で加算
され所望の深さ位置に焦点がかけられる。
【0040】次のダイナミック・フォーカスのタイミン
グでは、Q側が遅延線回路7に接続され、P側が切り離
される。以下P,Qが交互にその働きを行う。Dp1 
,Dp2 ,・・・,Dq1 ,Dq2 ,・・・は4
×tdl の間隔でタップを出せばよい。また、Dp1
 ,Dp2 ,・・・とDq1 ,Dq2 ,・・・は
同じタップ位置(例えばDp1,Dp2 ,・・・のタ
ップ位置だけをつかう。)にしても、上記の事は可能で
あるが、P〜Q間の切り換え時に、例えばPでDp1 
が選択されていた時、QでDp2 が選択されていると
、切り換え時に4×tdl の遅延量の差が生ずる。D
p1 ,Dp2 ,・・・とDq1,Dq2 ,・・・
を2×tdl ずらしておくと、上記切り換え時遅延量
の差を2×tdl 以下にすることができる。ただし、
Dq1 からπの位相制御の範囲ではDp1 の左端の
タップはカバー出来ないが、遅延量の原点をDp1 の
右端に取って、遅延量を計算するようにすれば問題ない
。
【0041】図7は掛け算回路群4が1系統になる場合
の実施例であり、超音波振動素子2の1素子当たり1系
統の掛け算回路要素501 がある。掛け算回路要素5
01 は、図4,図5で説明したものと同じ働きをする
。掛け算回路要素501 は、P系統,Q系統で共用す
るので、Bc ,Bs の制御値を変更するときのノイ
ズが問題となる。そこで、ロウ・バス・フィルタFc5
01 −1, Fs501−2 を入れて、制御値変更
時のノイズを落とすものとする。Bc ,BsからMC
 ,MS の入力の経路には、周波数の高い搬送波は含
まれず、切り換え周期(数マイクロ秒)に見合った低い
周波数のフィルターをかける事が出来る。また説明を簡
略にするため図1に示した切り換え回路群6は省略して
ある。
【0042】Aは送受信回路からの受信信号出力である
。図7は超音波振動素子2の1素子分しか図示してない
が、掛け算回路要素501 は素子分(図1に示すn個
)だけ必要である。また、各素子2から502 (又は
503)を経由して(502 ,503 内には図示さ
れていないが、他の超音波振動素子2からの受信信号の
ための接点も含まれている。)、遅延線回路7に送られ
た信号は、遅延線回路7内で加算される回路構成とする
。なお、502 ,503 は、SW回路群5−1,5
−2の一部を図示してある。
【0043】系統Pが、フォーカス作用を行っている場
合は、系統Qは遅延線回路7からは切り離されていて(
図省略)、次の制御値が503 にセットされる。掛け
算回路要素501 では、超音波振動素子2の1素子当
たり、2種のゲインまたはゲインと極性だけが異なった
信号が作られ、その出力は差動出力として出力され、S
W回路群502 内の1組の2接点、例えば502 −
3と502 −4が選ばれていて、遅延線回路7の適宜
な隣合ったタップ(502 −3と502 −4の時は
D2の2タップ)に接続されていて(タップの選択によ
り2×tdl の整数倍の大きな遅延制御が行われる。 )この2種の信号線のゲインの割り振りにより(掛け算
回路要素501 で行われる。)、受信信号の搬送波の
位相が所望の位相に位相制御される。他の超音波振動素
子2についても上記のことと同じ事が行われ、各受信信
号が遅延線回路7上で加算され所望の深さ位置に焦点が
かけられる。
【0044】次のダイナミック・フォーカスのタイミン
グでは、Q側が遅延線回路7に接続され、P側が切り離
される。以下P,Qが交互にその働きを行う。D1,D
2,D3,D4, ・・・・・・は2×tdl の間隔
でタップを出せばよい。P系統で選択されていたタップ
位置と、Q系統で同じタップ位置に切り換えられる時に
は、Bc ,Bs は各々同じ値で同じフォーカス位置
にフォーカスをかけられるのはあきらかである。
【0045】差が2×tdl のタップ位置に切り換え
られる時、例えばD1からD2に切り換えられる場合を
考えると、D1〜D2の位相制御量の差は、πになって
いるので、掛け算器MC ,MS の作動出力の−側を
使い、Bc ,Bs の制御もD1とD2ではπだけず
らしてやれば、(D1でcos (p),sin (p
)、D2でcos (−π+p),sin (−π+p
)とする。)Bc ,Bs の値を、各々同じ値で、同
じフォーカス位置を選んだ制御状態に切り換える事が出
来る。
【0046】上記の如く掛け算回路群4が1系統の場合
には、切り換える時に、P,Qの系統で同じ焦点位置用
制御状態になるようなタップと位相の制御を行って切り
換える。またP,Qの切り換え周期の間で少なくとも1
回、掛け算回路要素501 だけを使って、位相制御だ
けのダイナミック・フォーカスをおこなうようにするこ
ともできる。
【0047】図7では、差動出力のため、超音波振動素
子1の1素子当たり4本の信号線が出ているが、これは
、πだけずれたタップ間で極性が逆の信号が必要なため
で、本質的には、2種の信号として考えてよい。また、
差動出力は、2系統が同時にONしている状態における
切り換え時の乱れを無くすためなので、この乱れを許せ
ば(ダイナミック・フォーカスの切り換え回数が多けれ
ば乱れは小さい)、差動出力を単出力にすることができ
るので、この場合超音波振動素子2の1素子当たり完全
に2本の信号線で良い。
【0048】図6、図7に示した接点(403 −1〜
403 −4,502 −1〜502 −4)は、概念
的なものであり、実際の回路構成を示すものでは無い。 なお、この接点は図面上で水平方向の信号線と垂直方向
の信号線を結合する接点を表すものとする。
【0049】図8は、図1に示すSW回路群5−1,5
−2の回路構成の要素回路を説明する図である。C0〜
C3は、例えば、図6の401 のMC (またはMS
 )出力4本分である。P側とQ側ではSW回路群5は
全く同じなので、片側のみで説明する。アナログ・スイ
ッチM1に、この例では、掛け算回路要素4の出力4チ
ャネル分を受持たせるとすると、チャネル数に対し必要
な最大の遅延量の差分が決まるので、M1の出力の所要
タップ数がきまる。
【0050】これを、この例では6とした。すると第2
段目のアナログ・スイッチM2は、6個(M2−1〜M
2−6)必要になる。そして、掛け算回路要素例えば、
図6の401の1本の出力に対し遅延線回路7での所要
最大タップ数が18だったとすると(使用する超音波プ
ローブの所要最大遅延量により決まる)、M2の出力は
、18/6=3本必要となる。各素子を図8のように結
線すれば、M2−1〜M2−6によりT01〜T18 
の内、連続した任意の6タップが選べる。例えば、M2
−1がT07 、M2−2〜M2−6までが、T02 
〜T06 というように選ぶ。
【0051】但し、図6の、例えば401 のMC と
MS 出力に対しては、遅延線回路7のタップ位置は、
所望の隣合った位置になるよう対応ずけて選択を行うこ
とは当然のことであり、本回路であれば問題無く上記の
選択がおこなえる。つまり図8の1つの要素回路内をM
C (またはMS )側だけに限定すればよい。全体で
はP側に、この要素回路がn/4(MC 用)+n/4
(MS 用)個必要であり、Q側に、この要素回路がn
/4(MC ’用)+n/4(MS ’用)個必要であ
る。図7ではP側に、この要素回路がn/2(MC 用
)+n/2(MS 用)個必要であり、Q側に、この要
素回路がn/2(MC 用)+n/2(MS 用)個必
要である。
【0052】また、TO1 〜T18 のタップ間隔は
図6、図7の例では、4×tdl となる。また、タッ
プの総数は図6の例ではP側で2×18、Q側で2×1
8となる。図7の例では、P側で4×18、Q側で4×
18となる。そして、このタップの総数が、図1に示す
SW回路群5−1(P側)からm=36(図6)、また
は72(図7)本の信号として、出力され、図1に示す
SW回路群5−2(Q側)からm=36(図6)、又は
72(図7)本の信号として出力される。また、M2−
1〜M2−6は1入力としたが、マトリクス・スイッチ
を使えば、図9に示すように同一のタップ群T01 〜
T18 を使う信号に対しては、M2−1〜M2−6を
入力のチャネル数だけ共通に使う事が出来る。つまり、
入力のチャネル数と同じ個数、M1を受け持つ事が出来
る。
【0053】また、図6において、Dq1 ,Dq2 
,・・・のタップを使わないで、Q側でもDp1 ,D
p2 ,・・と同じタップ位置を使う事も可能であり、
この時は遅延線回路7からのタップ数は半分となる。そ
の場合でも、SW回路群5の規模は変わらない。切り換
え回路群6の規模も変わらない。
【0054】図10は図6の場合の切り換え回路群6の
回路構成の説明図である。MPI〜MPm,MQI〜M
Qmは、アナログ掛け算器または可変ゲインアンプであ
り、SW回路群5−1,5−2からのm本×2系統の信
号の切り換えを行うための回路である。例えば、SW回
路群5−1(P系統)からのm本の信号は、701 の
m本の入力信号となり、SW回路群5−2(Q系統)か
らのm本の信号は、702のm本の入力信号となる。
【0055】701 の信号は、MPI〜MPmのもう
一方の共通入力信号GP (704 )によりON,O
FF され、702 の信号は、MQI〜MQmのもう
一方の共通入力信号GQ (705 )によりON,O
FF される。図11はこのON,OFF のタイミン
グチャートを表し、このON,OFF 時、GP ,G
Q は704 ,705 に示すように、tsw の間
に滑らかに切り換えを行い、tpoの間はP側は完全に
OFF している。また、tqoの間はQ側が完全にO
FF している。そして、tpoの間にP側の制御値の
書換えを行い、またtqoの間にQ側の制御値の書換え
を行う。図10の場合、遅延線回路7のタップ数dに対
し、m=d/2となっている。またGP ,GQ が掛
け算器のゲインに比例するものとし、GP +GQ =
一定となるようにする。これにより図11に示す切り換
え時tsw の間も振幅変動を小さくして滑らかに切り
換えることができる。
【0056】図12は図7の場合の切り換え回路群6の
回路構成の説明図である。MPI〜MPm,MQI〜M
Qmは、アナログ掛け算器または可変ゲイン・アンプで
あり、SW回路群5−1,5−2からのm本×2系統の
信号の切り換えを行うための回路である。例えば、図1
に示すSW回路群5−1(P系統)からのm本の信号は
、711 のm本の入力信号となり、SW回路群5−2
(Q系統)からのm本の信号は、712 のm本の入力
信号となる。711 の信号は、MPI〜MPmのもう
一方の共通入力信号GP (714)によりON,OF
F され、712 の信号は、MQI〜MQmのもう一
方の共通入力信号GQ (715 )によりON,OF
F される。
【0057】図13はこのON,OFF のタイミング
チャートを示し、このON,OFF 時GP ,GQは
714 ,715 に示すように、tsw の間に滑ら
かに切り換えを行い、tpoの間はP側は完全にOFF
 している。又tqoの間はQ側が完全にOFF して
いる。そして、tpoの間にP側の制御値の書換えを行
い、またtqoの間にQ側の制御値の書換えを行う。
【0058】P,Qの切り換え周期の間で少なくとも1
回(A,B,C)、図7に示す掛け算回路要素501 
だけを使って位相制御だけのダイナミック・フォーカス
を行うようにする事も可能である。図12の場合、遅延
線回路7のタップ数dに対し、m=dとなっていて、M
PI〜MPmとMQI〜MQmの出力は、加算され(例
えば定電流回路による加算)m本の信号として出力され
る。(PまたはQがOFF している時は、OFF し
ている側が信号電流=0)また、GP ,GQ が掛け
算器のゲインに比例するものとし、GP +GQ =一
定とし、滑らかにON,OFF できるようにする。
【0059】図14は、図1に示す遅延線回路7の回路
構成図である。802 −1〜802 −dは1to4
のアナログ・スイッチであり、図15に示す部分遅延線
回路DLのタップ選択用入力部の選択を行う。F1,F
2,F3,F4はブローブの周波数により、いずれか1
つの、例えばF3の入力部が802 −1 〜802 
−dのアナログ・スイッチにより選択される。又、いち
ばん遅延量の小さいタップが802 −1 、いちばん
遅延量の大きいタップが802 −dに接続される。そ
してプローブ周波数が変わっても、遅延線回路7のタッ
プ数dは変わらないようにする。なお、プローブ周波数
が高くなると、遅延量の大きい方の部分遅延線回路DL
はだんだん使われなくなる。部分遅延線回路DLは、D
LのA,B端子により、直列に接続され出力端子804
 に出力される。
【0060】ところで、プローブ周波数が低くなると、
部分遅延線回路DLから出るタップ数が減り、遅延線回
路7のタップ数dを一定にすると、大きな遅延量が必要
となり装置の価格が高くなる。そこで、例えば3.5M
Hz で遅延線回路7が最大遅延量となるようにし、2
.5MHz では3.5MHz と同じ最大遅延量にお
さえる。つまり、2.5MHz の時にはタップ数がd
より小さくなる。 このような使用方も本方式では可能である。
【0061】図15は図14の803 −1〜803 
−kに使われている部分遅延線回路DLである。901
はプローブ周波数2.5MHz ,3.5MHz ,5
.0MHz ,7.5MHz に対する各タップの入力
部であり、902 は定電流アンプであり、部分遅延線
回路DL同士を接続するための入力部となっている。9
03 も定電流アンプであり、入力側にF1,F2,F
3,F4の何れからの信号を電流加算するための抵抗が
ついている。
【0062】904 は、定電流アンプであり部分遅延
線回路DL同士を接続するための出力部となっている。 902 ,904 は可変ゲイン・アンプであり、使わ
ない部分遅延線回路DLを切り離す。また、904 は
入力側には遅延線906 を終端するための抵抗を有す
る。905 は、入力側の終端抵抗であり、906 は
遅延線であり、例えばtde =18nsecの遅延要
素が12要素より構成されている。 7.5MHz に対しては、2×tde (36nse
c)毎にタップを出すと、6タップ分出る。(F4) 5.0MHz に対しては、3×tde (54nse
c)毎にタップを出すと、4タップ分出る。(F3) 3.5MHz に対しては、4×tde (72nse
c)毎にタップを出すと、3タップ分出る。(F2) 2.5MHz に対しては、6×tde (108ns
ec )毎にタップを出すと、2タップ分出る。(F1
)また、遅延線906 は、更に例えば2分割に分割し
て、その間を定電流アンプで接続しても良い。このよう
に分割すると周波数特性や部分遅延線回路DL内部での
反射に対し有利となる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、搬送波の位相制御による焦点制御量を抑えることに
より生体による減衰の影響を小さくし、遅延線回路を1
系統とすることにより低価格な遅延線を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】超音波による診断の原理を示す図である。
【図3】位相の説明図である。
【図4】掛け算回路の働きを説明する図である。
【図5】−π〜+πで位相制御を行う具体例を示す図で
ある。
【図6】掛け算回路群から2系統になる場合の実施例を
示す図である。
【図7】掛け算回路群が1系統の場合の実施例を示す図
である。
【図8】SW回路群の回路構成要素を示す図である。
【図9】図8においてマトリックス・スイッチを用い1
入力より4入力とした場合を示す図である。
【図10】図6の場合の切り換え回路群を示す図である
。
【図11】図10のタイミングチャートである。
【図12】図7の場合の切り換え回路群を示す図である
。
【図13】図12のタイミングチャートである。
【図14】遅延線回路の構成図である。
【図15】部分遅延線回路構成図である。
【符号の説明】
1  送信回路(送信ドライバ回路の制御回路)2  
2−1,2−2,……,2−n  超音波振動素子3 
 3−1,3−2,……,3−n  送受信回路群4 
 掛け算回路群 5  5−1,5−2  SW回路群 6  切り換え回路群 7  遅延線回路 8  ログアンプ 9  表示器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の形状に配列された超音波振動素
    子(2)により構成される超音波探触子と、送受信回路
    (3)の所望の送信ドライバを選択し対応する超音波振
    動素子(2)より超音波パルスを被検体に発信させ被検
    体の所望の深さ位置に焦点が合った超音波パルスを放射
    するための制御信号を出力する送信回路(1)と、この
    超音波パルスの被検体からの反射波を前記各超音波振動
    素子(2)から受信し、その各受信信号それぞれに対応
    した遅延時間制御及び位相制御を施して加算することに
    より所望の深さ位置に焦点をかけることが出来るように
    した受信回路系(3,4,5,6,7)と、この加算し
    た受信信号を画像表示する表示手段(8,9)よりなる
    超音波診断装置に於いて、前記受信回路系(3,4,5
    ,6,7)が、前記超音波振動素子(2)の1素子当た
    り少なくとも2個のゲインを可変とするアンプを有し、
    この2個のアンプのゲインの割り振りを制御出来るよう
    にした回路を構成要素とした掛け算回路(4)と、この
    掛け算回路(4)の前記各超音波振動素子(2)の出力
    に対応した出力を所望の出力端子に切り換え・接続する
    第1スイッチ回路(5−1)および第2スイッチ回路(
    5−2)と、この第1スイッチ回路(5−1)および第
    2スイッチ回路(5−2)の前記出力端子に対応したタ
    ップを有しこのタップの位置により入力信号の遅延量を
    変化させる遅延線回路(7)と、この遅延線回路(7)
    のタップと前記第1スイッチ回路(5−1)または前記
    第2スイッチ回路(5−2)の対応する前記出力端子を
    切り換えて接続する切り換え時のノイズが少い切り換え
    回路(6)を備え、前記第1スイッチ回路(5−1)ま
    たは前記第2スイッチ回路(5−2)が前記遅延線回路
    (7)に接続されているとき、接続されていないスイッ
    チ回路の前記各超音波振動素子(2)の出力を所望の前
    記出力端子に切り換え・接続する操作を行い、前記掛け
    算回路(4)の構成要素である2個のゲインを可変とす
    るアンプの2出力端子を、前記遅延線回路(7)の適宜
    な2タップを対とし、この対を適当な間隔を選んで構成
    した組の内の任意の対に切り換え・接続できるようにし
    たことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】  前記掛け算回路(4)が、前記超音波
    振動素子(2)の1素子当り、共に2個の可変ゲイン・
    アンプを有する第1回路と第2回路とからなり、前記遅
    延線回路(7)の適宜な2タップを対とし、この対を適
    当な間隔で選んで構成した第1組と、この適当な間隔の
    間の対よりなる第2組を構成し、前記第1回路の2個の
    可変ゲイン・アンプの2出力端子を前記第1組の任意の
    対に切り換え・接続出来るようにし、前記第2回路の2
    個の可変ゲイン・アンプの2出力端子を前記第2組の任
    意の対に切り換え・接続出来るようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】  前記掛け算回路(4)が、前記超音波
    振動素子(2)の1素子当たり2個の可変ゲイン・アン
    プを有し、この2個の内の一方の第1可変ゲイン・アン
    プから前記第1スイッチ回路(5─1)と第2スイッチ
    回路(5─2)に信号を供給し、またこの第1可変ゲイ
    ン・アンプからの信号ラインとは独立に他方の第2可変
    ゲイン・アンプからも前記第1スイッチ回路(5─1)
    と第2スイッチ回路(5─2)に信号を供給するように
    したことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】  前記第1可変ゲイン・アンプからは+
    極性の第1出力と−極性の第2出力を出し、前記第2可
    変ゲイン・アンプからは+極性の第3出力と−極性の第
    4出力を出し、また前記遅延線回路(7)のタップ間隔
    が、生体での減衰による超音波信号の搬送周波数の変化
    範囲内の特定周波数周期の1/4周期分であり、前記遅
    延線回路(7)の隣合った2タップを対とし遅延量の順
    にこの遅延量タップ対に番号を付けた時、前記第1スイ
    ッチ回路(5─1)または第2スイッチ回路(5─2)
    のどちらのスイッチ系統でも、前記遅延線回路(7)の
    奇数番目の対の2タップに2個の差動出力の一方側の極
    性の2出力が接続され、偶数番目の対の2タップに他方
    側の極性の2出力が接続されるようにし、奇数番目に接
    続時に2個の可変ゲイン・アンプのゲイン制御がcos
    (p),sin (p)で表される時、偶数番目に接続
    時には2個の可変ゲイン・アンプのゲイン制御がcos
    (−π+p),sin(−π+p)となるようにするこ
    とを特徴とする請求項3 記載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】  前記遅延線回路(7)を構成する遅延
    線のタップ間の遅延時間が、プローブ周波数2.5MH
    z ,3.5MHz ,5.0MHz ,7.5MHz
     に対し、6:4:3:2の比になり、7.5MHz 
    プローブ用遅延タップの12タップ間隔分の間に全ての
    プローブ周波数用のタップが整数個入るようにしたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の超音波診
    断装置。
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