JPH04339645A - カーペットの製造方法 - Google Patents
カーペットの製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
面にポリ塩化ビニル樹脂を主体とするバッキング材が裏
打ちされたカーペットとその製造方法に関する。
いては裁断端材が発生し、また一般家庭やオフィス等か
ら不要となって捨てられるカーペットも膨大な量に達し
ている。しかるに、これらカーペット不要材は廃棄物と
して主に焼却処理にまわされているが、処理コストが高
く付き、特にポリ塩化ビニル樹脂の如き熱可塑性樹脂の
バッキング材にて裏打ちされたものでは、高熱量で焼結
炉を傷め易い上に、有毒な塩素化合物を生じる原因にな
る。このため、近年では、省資源および公害防止の目的
で、カーペット不要材を回収して再利用することが強く
要望されている。従来、熱可塑性合成樹脂製品の廃物を
再利用する手段として、この廃物の粉砕粒子と新しい熱
溶融性樹脂粉末との混合物をTダイ等での溶融押出しに
より有用なシート状物としたり、このシート状物をカー
ペットに熱圧着してバッキング材とする方法や、上記混
合物を布や紙等のシート上に散布して加熱炉中で結合さ
せる方法(特公昭60−21859号)が知られる。ま
た、カーペット不要材を利用する手段として、カーペッ
ト基材の裏面にラテックスや合成樹脂エマルジョンを塗
布し、この塗布層が未乾燥ないし半乾燥の状態でカーペ
ット不要材の粉砕物を該層上に散布してバッキング材と
することも提案されている(実開昭59−132581
号、同59−132582号)。
イ等での溶融押出しによる方法では、廃物としてカーペ
ット不要材の粉砕物を用いた場合、溶融物が著しく高粘
度化することから、押出し可能とする上で該粉砕物の配
合割合を非常に少なくする必要があり、不要材の再利用
効率に劣ると共に、得られたシート状物をバッキング材
としてカーペット基材に裏打ちさせる際に充分な結着力
が得られないという難点があった。また、シート上に散
布した粉末混合物を加熱炉中で結合させる前記方法にお
いて、シートをカーペット基材として廃物にカーペット
不要材の粉砕物を用いて散布層にてバッキング材を構成
する場合、やはり基材とバッキング材との結着力が不充
分で基材のパイル繊維等の抜糸強度に劣るという問題が
あった。
裏面にラテックスや合成樹脂エマルジョンを塗布した上
にカーペット不要材の粉砕物を散布する手段では、一般
的なポリ塩化ビニル樹脂等のバッキング材を用いる通常
のカーペットの製造法、つまり離型性ベルト上にペース
ト樹脂を塗布してその上にカーペット基材を圧着させる
方法とは逆の工程手段となるため、既存の製造設備を利
用できず新規設備に莫大なコストがかかるうえ、得られ
るカーペットはバッキング材の表面部に上記粉砕物が偏
在するため、特にバッキング材の表面特性が低下すると
いう欠点があった。
ト基材の裏面にポリ塩化ビニルを主体とするバッキング
材を裏打ちしたカーペットとして、その原材料にカーペ
ット不要材を効率よく再利用できると共に、カーペット
としての充分な一般的性能を備え、しかも既存の一般的
なカーペット製造設備をそのまま使用して製造し得るも
のを提供することを目的としている。
に、この発明のカーペットは、カーペット基材の裏面に
少なくとも2層のポリ塩化ビニル樹脂層を有するバッキ
ング材が裏打ちされたものにおいて、上記バッキング材
のカーペット裏面側に位置したポリ塩化ビニル樹脂層中
に、カーペット不要材の平均粒度3mm以下の粉砕物が
該樹脂層の深層部側に偏在して含有されてなる構成を採
用したものである。
ペットの製造方法は、連続走行する離型性ベルト上にポ
リ塩化ビニルのペースト樹脂を塗布してバッキング材下
層を形成し、次いで該下層の未硬化表面にカーペット不
要材の平均粒度3mm以下の粉砕物を均一散布した後、
更にポリ塩化ビニルのペースト樹脂を塗布してバッキン
グ材上層を形成し、この上層上にカーペット基材を圧着
することを特徴とする構成を採用したものである。
バッキング材を構成する少なくとも2層のポリ塩化ビニ
ル樹脂のうち、下層つまりカーペット裏面側に位置する
樹脂層にカーペット不要材の粉砕物が含有され、カーペ
ット基材に接する上層の樹脂層には該粉砕物を含まない
ため、カーペット基材とバッキング材との接合部分は構
造的に不要材を使用しない通常のカーペットと同様であ
る。従って、このカーペットにおいては、基材に対する
バッキング材の裏打ち機能に不要材使用による影響が及
ばず、抜糸強度等で上記通常のカーペットと同等の性能
を確保できる上、寸法安定性等は後述するように不要材
の配合効果で却って向上する場合もある。
該層の深層部側に偏在するため、バッキング材の表面特
性は不要材を含有しない場合と大差なく、もってカーペ
ットの敷設床面に対して上記通常のカーペットと同等の
接触性能を発揮できる。
カーペット製造時に生じる裁断端材や廃棄される使用済
みカーペット等を含むが、特にポリ塩化ビニル等の熱可
塑性樹脂からなるバッキング材にて裏打ちされたものが
好適である。しかして、このような不要材は前記の如く
平均粒度3mm以下の粉砕物として使用するのであり、
これにより大きな平均粒度を有するものでは繊維物質に
よる毛玉状物を生成してカーペット品質を低下させる要
因となるため好ましくない。
後に風力分級等で樹脂リッチ分と繊維リッチ分とに分け
たうちの樹脂リッチ分を使用することが望ましい。なお
、上記風力分級等で樹脂リッチ分の回収率を高めるには
、不要材の粉砕物として1〜8mmのメッシュ通過分、
より好ましくは5〜7mmのメッシュ通過分を使用して
分級するのがよい。そして、得られる樹脂リッチ分は、
必要とあれば更に二次粉砕を行い、前記のように3mm
以下の平均粒度を有するもの、より好ましくは0.5〜
3mmのメッシュ通過物、最適には0.5〜1mmのメ
ッシュ通過物を使用する。
層に対する上記粉砕物の配合量は、該樹脂層中の5〜2
0重量%、特に好ましくは10〜15重量%を占める範
囲とするのがよく、少なすぎては不要材を使用すること
による経済的効果に乏しく、逆に多すぎては界面剥離を
生じ易くなると共に製造最終段階に行う加熱工程での溶
融に時間を要して製造能率が低下することになる。なお
、ポリ塩化ビニルからなるバッキング材にて裏打ちされ
た不要材を、15重量%以上に亘って下層樹脂中に配合
する場合には、全粉砕物に占めるポリ塩化ビニル樹脂分
が10%以上となるようにするのが良い。
要材の粉砕物は製造最終段階の加熱工程で溶融して該下
層のポリ塩化ビニルと一体化するが、前記のような風力
分級等によって分離した樹脂リッチ分においても相当量
の溶融しない繊維物質を含んでおり、該繊維物質が下層
の伸縮を抑制する結果、カーペットの寸法安定性は不要
材を用いない場合より向上することもあり得る。
キング材は、上下複層のポリ塩化ビニル樹脂層のみで構
成してもよいが、上下樹脂層の間に寸法安定性の改善や
補強の目的で一枚あるいは2枚の中間基布を介在させた
ものがより好適である。
。図中の1はパイル2を一次基布3に植毛したカーペッ
ト基材であり、その裏面にポリ塩化ビニル樹脂からなる
上下層4、5と両層間に介在する中間基布6とで構成さ
れるバッキング材7が裏打ちされている。しかして、バ
ッキング材7の下層5中には、カーペット不要材の平均
粒度3mm以下の粉砕物8が深層部側つまり中間基布6
との界面側に偏在して含有されている。
する離型性ベルト上で順次、バッキング材下層用のペー
スト樹脂の塗布、カーペット不要材の粉砕物の散布、バ
ッキング材上層用のペースト樹脂の塗布、カーペット基
材の圧着、を行うこの発明の製造方法によって効率よく
容易に連続生産できる。
るペースト樹脂は、ポリ塩化ビニルの乳化重合物とDO
P(ジオクチルフタレート)等の可塑剤との混合物ゾル
に充填剤、安定剤、顔料等の所要の添加剤を配合したペ
ースト状物であり、加熱によってゲル化して均質な樹脂
層を形成する。
下層用のペースト樹脂中に予め混合するのではなく、上
記のように先に塗布形成したバッキング材下層の未硬化
表面上に散布する。これは、該粉砕物を予めペースト樹
脂に添加混合すると、混合物が著しく高粘度化(例えば
後述実施例のペースト樹脂組成に10重量%の粉砕物が
配合された場合の粘度は数十万cps、同じく5重量%
の配合でも十万cps以上となる)し、実際上、コータ
ーによる樹脂層の塗布形成が不可能になることによる。 なお、このような高粘度化の原因は、カーペット不要材
の粉砕物が多孔性であるためにペースト樹脂中の可塑剤
を大量に吸収することによると考えられる。
粉砕物配合量に一致するが、通常1平方m当たり1kg
以下、特に好適には250g以下とするのがよい。
てカーペット基材の圧着を行った後は、常法に準じて加
熱キュアを行って該上下層を硬化させ、次いで要すれば
カーペット製品の大きさまたは出荷形態に応じて裁断す
る。ここで、上記の加熱キュアは、格別な手段及び条件
を必要とせず、通常行われているように150〜190
℃にて5〜15分程度の加熱を行えばよい。しかして、
この加熱キュアによってカーペット不要材の粉砕物の樹
脂成分が溶融して下層樹脂と一体化し、特に該樹脂成分
がポリ塩化ビニルである場合は下層樹脂と共に単一層を
構成する。
構成例を示す。図中9は一方向に一定速度でエンドレス
走行する離型性ベルトであり、その上側走行面上に、走
行上流側から順次、下層用樹脂供給管10a、コーター
11a、定量散布装置12、中間基布貼着ローラ13a
、押えローラ13b、上層用樹脂供給管10b、コータ
ー11b、プレスローラ14が設置されている。
下層用のポリ塩化ビニルのペースト樹脂5aが一定割合
で連続的にベルト9上に導出され、コーター11aにて
通常1〜3mm程度の厚みの下層5に成形される。次い
で、この下層5の表面に散布装置12よりカーペット不
要材の平均粒度3mm以下の粉砕物8が連続的に均一に
定量散布され、その散布面上に中間基布6がローラ13
aにて貼着され、更にクリアランス調整または圧力調整
された押えローラ13bにて圧着される。
下層5に押し付けることによって、中間基布6を毛細管
現象を利用して下層5のペースト樹脂5aに濡らし、も
って中間基布6と下層との間の空気を排除して両者を濡
れた状態で密着させ、製造後のカーペットにおける両者
の界面剥離を防止する機能を果たす。ただし、中間基布
6を予め可塑剤や界面活性剤で濡らした形で用いれば、
この押えローラ13bを省略することが可能である。
管10bより上層用のポリ塩化ビニルのペースト樹脂4
aが一定割合で連続的に導出され、コーター11bにて
通常1〜3mm程度の厚みの上層4に成形され、更にこ
の上層4の表面にカーペット基材1が積層されプレスロ
ーラ14にて圧着され、積層したカーペット原反が得ら
れる。しかして、得られたカーペット原反は、図示しな
い熱処理炉に導かれて既述の加熱キュアを施され、冷却
後に要すれば所要の大きさに裁断されて製品となる。
いて具体的に説明する。
配合組成のポリ塩化ビニル樹脂組成物を用い、既述した
図2に示す製造装置を用いる製造方法により、バッキン
グ材下層中に下記のカーペット不要材の粉砕物を該下層
中に占める重量比率が実施例1では10%、実施例2で
は5%、実施例3では15%となるように含有させた図
1の構成のカーペットを製造した。なお、実施例1〜3
におけるバッキング材上下層の厚みは共に1.7mmに
設定し、カーペット不要材の粉砕物の配合量の差異に対
応して下層用のペースト樹脂の供給量を増減した。
1
00重量部 ジオクチルフタレート
100重量部 炭酸カルシウム
400重量部 安
定 剤
2重量部 顔 料
2重量部 気
泡防止剤
5重量部<カーペット不要材の粉砕物>パイルを植毛し
た基布にポリ塩化ビニル樹脂からなるバッキング材を裏
打ちしたカーペットの裁断端材を用い、その粉砕物の5
〜7mmのメッシュ通過分を採取して風力分級により樹
脂リッチ分と繊維リッチ分に分離し、この樹脂リッチ分
(樹脂分回収率70〜90重量%)を更に二次粉砕した
粉砕物中の0.5〜1mmのメッシュ通過分をバッキン
グ材下層への配合に用いた。
配合しなかった以外は、実施例1〜3と同様にしてカー
ペットを製造した、なお、バッキング材下層は、ペース
ト樹脂を上記粉砕物不配合に見合う分だけ供給量を増や
すことより、実施例1〜3と同じ1.7mm厚に設定し
た。
ーペットに付き、カーペット性能として耐ファズ性、抜
糸強度、寸法安定性を試験した。その結果をバッキング
材下層に対するカーペット不要材の粉砕物配合量と共に
表1に示す。なお、各試験項目は次の方法によって調べ
た。
摩耗輪を用いて荷重300g、20回転で摩擦してケバ
がとれるか否かを判定することにより、パイルフィラメ
ントの保持性を調べた。評価は○…良好、×…不良とし
た。
規定に準じ、パイル糸の抜糸強度(kgf/本)を測定
した。
℃→40℃→0℃→−20℃→20℃の各温度で順次2
時間ずつ保持変温条件下に置いた後、縦横寸法を測定し
、該変温を経る前の寸法と対比した値を縦横の平均値で
示した。
を加えたチェアーキャスターを2000回転動させた後
、縦横寸法を測定し、転動前の寸法と対比した値を縦横
の平均値で示した。
トは、カーペット不要材を原材料に一部に利用している
にもかかわらず、該不要材を用いていない同様構成のカ
ーペットに比較して、同等以上の一般的性能を具備し、
特に寸法安定性に優れることが明らかであり、また寸法
安定性(B)の試験より層間剥離を生じないことも判明
した。
面にポリ塩化ビニルを主体とするバッキング材を裏打ち
したカーペットとして、その原材料にカーペット製造時
の裁断端材や不良品ならびに使用済みカーペット等のカ
ーペット不要材を効率よく再利用できる上、抜糸強度、
耐フィズ性、寸法安定性、耐層間剥離性等の一般的性能
において上記不要材を使用しないものと遜色がなく、し
かも製造に際して既存の一般的なカーペット製造設備を
そのまま利用し得るものを安価に提供でき、もって省資
源及び公害防止と廃棄物処理コストの低減に大いに貢献
できる。
る。
概略側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 カーペット基材の裏面に少なくとも2
層のポリ塩化ビニル樹脂層を有するバッキング材が裏打
ちされてなるカーペットにおいて、上記バッキング材の
カーペット裏面側に位置したポリ塩化ビニル樹脂層中に
、カーペット不要材の平均粒度3mm以下の粉砕物が該
樹脂層の深層部側に偏在して含有されてなるカーペット
。 - 【請求項2】 連続走行する離型性ベルト上にポリ塩
化ビニルのペースト樹脂を塗布してバッキング材下層を
形成し、次いで該下層の未硬化表面にカーペット不要材
の平均粒度3mm以下の粉砕物を均一散布した後、更に
ポリ塩化ビニルのペースト樹脂を塗布してバッキング材
上層を形成し、この上層上にカーペット基材を圧着する
ことを特徴とするカーペットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3111737A JPH07110530B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | カーペットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3111737A JPH07110530B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | カーペットの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04339645A true JPH04339645A (ja) | 1992-11-26 |
| JPH07110530B2 JPH07110530B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=14568910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3111737A Expired - Fee Related JPH07110530B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | カーペットの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110530B2 (ja) |
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