JPH0434202Y2 - - Google Patents

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JPH0434202Y2
JPH0434202Y2 JP16336488U JP16336488U JPH0434202Y2 JP H0434202 Y2 JPH0434202 Y2 JP H0434202Y2 JP 16336488 U JP16336488 U JP 16336488U JP 16336488 U JP16336488 U JP 16336488U JP H0434202 Y2 JPH0434202 Y2 JP H0434202Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は杭圧入引抜機やバイブロ等の杭打機を
使用して地中に鋼矢板等の杭を打設する工程に生
ずる杭列の前後方向あるいは左右方向への傾斜を
矯正する方法に使用する矯正金具に関する。
(従来の技術) 従来、各種杭は土留め等の仮説工事の他、護岸工
事等の構造物としても広く利用されている。
これらの杭を地中に連続して打設する場合、地
盤の性質によつては打設杭が垂直に打設されず、
前方にあるいは後方に傾斜するいわゆる前倒れや
後倒れの現象が生じることがあつた。
特に前倒れ現象が発生した場合は、既設杭と打
設杭との間のグリツプ抵抗が増大するため、前倒
れ傾向が徐々に大きくなり最終的には打設不能と
なる場合があつた。
これを防ぐために、従来では前倒れ現象が生じ
ると打設杭の傾斜の程度に応じた楔型のバチ矢板
を製作し、第21図のようにこのバチ矢板POを
既設杭P5の前方に打設することにより前倒れ現
象を矯正していた。
しかし、このバチ矢板POを製作するには第2
3図に示すように鋼矢板を中央から切断して、そ
の中間に三角形状のプレートPLを挿入して溶接
するため、多大な時間と労力がかかつた。また現
場状況に応じてその都度製作するため、打設作業
が中断することになり作業能率が悪かった。
このバチ矢板は長尺で下方に向かつて広がつた
形状をしているため、特に杭圧入引抜機の場合に
はチヤツクに挿通できず、チヤツクに異形鋼矢板
用のアタツチメント10を装着して打設しなけれ
ばならない。
この場合は第22図に示すように、通常の打設
時に比して前方位置で打設した。この打設時に
は、バチ矢板POの下端部の表面積が大きくなつ
ているため打設抵抗が大となり、打設力を通常よ
り小さくしないと杭圧入引抜機の強度が不足して
打設時の反力に耐えられなかつた。そのため打設
が困難かあるいは多大の時間を要した。
また、バイブロやドロツプハンマーなどを使用
して打設する方法もあるが市街地などでは振動と
騒音のため、これらの機器を使用できなかつた。
(考案が解決しようとする課題) 従つて、従来のバチ矢板を使用して前倒れや後
倒れの矯正を行うと硬質地盤において杭を連続し
て打設することが困難であり、打設作業に多大な
時間を必要とした。また、バチ矢板の打設時と引
抜時には異形杭用のアタツチメントを装着しなけ
ればならなかつたため、作業時間が長くなる等の
弊害が生じていた。
(問題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するため、打設杭より
短い板部の両側に、打設杭の係合部と係合する係
合部を構成し、かつ前記板部の一端の幅を他端よ
り広く構成し、または打設杭より短い板部の両側
に、打設杭の係合部と係合する係合部を構成し、
かつ一方の係合部を前後方向あるいは左右方向に
回動自在に構成し、あるいは打設杭より短い板部
の両側に、打設杭の係合部と係合する係合部を構
成し、かつ一方の係合部を他方より短く構成し、
さらには打設杭より短い板部の一側に杭又は機器
類に固定する固定部を構成し、他側には打設杭の
係合部と係合する係合部を前後方向あるいは左右
方向に回動自在に構成したことを特徴とする。
(作用) 杭圧入引抜機やバイブロ等の杭打機で適宜数の
杭を連続して地中に打設した後、一旦杭の打設を
中止し、先端の既設杭の係合部に係合させて短尺
の矯正用金具を挿入する。次いでこの矯正用金具
の他端の係合部に係合させて再び新しい杭の打設
を行う。その後、杭打機を杭列上を移動させ、前
記矯正用金具と、必要ならそれに隣接する既設杭
を取り外した後、この取り外したスペースに杭を
打設することによつて杭の前倒れや後倒れあるい
は左右倒れを解消しながら杭を打設していく。
(実施例) 図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の矯正用金具の第1実施例の正
面図、第2図は同平面図、第3図は第2実施例の
側面図、第4図は同底面図、第5図は第3実施例
の正面図、第6図は同平面図である。
本考案の矯正用金具の第1実施例は、第1図に
示すように楔形状の鋼板の両側を折曲して平板部
1と折曲部2を構成する。この折曲部2の端部に
鋼矢板のグリツプと接続可能なグリツプ3を形成
してなる。
さらに第1実施例の矯正用金具11は、圧入す
る鋼矢板に合わせて大きさを選択でき、本実施例
では上端の継手有効間隔aを圧入鋼矢板の幅と同
程度、下端の継手有効間隔bを上記継手有効間隔
aより若干広くした全体として楔形状である。
そして、圧入鋼矢板の前倒れ矯正に使用する場
合は、狭い方の継手有効間隔a側を上方向に向け
て使用し、後倒れ矯正の場合は、広い方の継手有
効間隔b側を上方向に向けて使用する。なお後倒
れ矯正の場合は、上側の継手有効間隔bの幅を鋼
矢板Pの幅と同程度とする。
この矯正用金具11の作用を前倒れ矯正圧入方
法に基づいて説明する。
まず第16図に示すようにグリツプ抵抗等によ
る鋼矢板の前倒れを予測して少し後倒れになるよ
う鋼矢板P1〜P5を杭圧入引抜機Aによつて地
中に順次圧入していく。そして鋼矢板P5が少し
前に倒れた状態で圧入され、この前倒れ状態の矯
正が必要となつたとき矯正用金具11を、そのグ
リツプ3を鋼矢板P5のグリツプに係合させて連
続して挿入する。
矯正用金具11を挿入した後は、第17図に示
すように矯正用金具11の他端のグリツプ3に係
合させ鋼矢板P7を圧入し、その後鋼矢板P8〜
P10を連続して地中に圧入する。
次に第18図に示すように杭圧入引抜機Aを後
退させ鋼矢板P8,P9,P10の上端に載置
し、鋼矢板P7を引抜き、続いて第19図に示す
ように矯正用金具11を引抜く。鋼矢板P7を引
抜くのは矯正用金具11が上述の如く下方に向か
つて幅が広くなつているため、鋼矢板P5,P7
の間に固定されていて、直接矯正用金具11を引
き抜くことができないからである。
矯正用金具11を引抜いた後、第20図に示す
ように鋼矢板P7を再び圧入し、矯正用金具11
の引抜きスペースに新たな鋼矢板P6を圧入す
る。鋼矢板P7,P6は既設鋼矢板P5,P8に
追随して隙間なく圧入される。
なお、上記の鋼矢板P7,P6の圧入作業は杭
圧入引抜機Aを鋼矢板P8,P9,P10の上に
載置した状態でも可能である。
上記の手順によつて矢板列の前倒れを容易に修
正することができる。
また、後倒れ矯正の場合には、上述の前倒れ矯
正の場合と逆に矯正用金具11の継手有効間隔b
側を上方向に向けて使用する。その他の作業方法
は上記と同様であるが、後倒れ矯正の場合は矯正
用金具11が単独で引き抜けるため、この引抜き
スペースに直接新しい鋼矢板を圧入することがで
きる。
このように本実施例の矯正用金具11は鋼矢板
の圧入及び引抜き時においてアタツチメントを使
用することなく杭圧入引抜機のチヤツクを用いて
使用できるため、作業の中断がなく作業時間の短
縮を図ることができる。
次に本考案の他の実施例を説明する。
第3図及び第4図に示す第2実施例の矯正用金
具12は、平板部1の両端を折曲して折曲部21
を形成し、少なくとも片方の折曲部21にグリツ
プ31をピン40を中心として回動可能に取付け
たものである。この第2実施例の矯正用金具12
は、可動なグリツプ31と折曲部21とを既設鋼
矢板の傾斜に合わせて溶接接合して構成してもよ
い。
本実施例の矯正用金具12の可動なグリツプ3
1を適宜回動して使用することにより、鋼矢板列
に対して左右方向への倒れも修正することができ
る。
さらに、第5図及び第6図に示す第3実施例の
矯正用金具13は、平板部1の両端を折曲して折
曲部22を形成し、一側には上記第1実施例の矯
正用金具11のグリツプ3と同一のグリツプ32
を形成するが、他側にはこのグリツプ32に替え
て、短く構成したグリツプ70を前記折曲部22
の一側上端部に取付けたものである。
グリツプ70を短くすることによつて、グリツ
プ70に接続して圧入する鋼矢板Pの圧入角度θ
の幅を大きくできるため、鋼矢板Pの圧入時に鋼
矢板の傾きを前後左右方向に微調整して前後ある
いは左右倒れを矯正しつつ圧入作業を続けること
が可能となる。
第9図ないし第11図に示す第4実施例の矯正
用金具14は、平板部1の片端を折曲して折曲部
55を形成し、他端にL字型に曲折した長尺の支
持板51をピン53を中心として前後方向に回動
可能に取付けたものである。さらに上記支持板5
1の曲折部には、グリツプ52をピン54を中心
として左右方向に回動可能に取付けている。
本実施例の矯正用金具14によれば可動な支持
板51およびグリツプ31を適宜回動して使用す
ることにより、杭列に対して前後及び左右方向へ
の傾倒も修正することができる。
第12図ないし第14図に示す第5実施例の矯
正用金具15は、長方形状の取付部60の一側
に、直角に折曲した固定板61を介して、支持板
62をピン64で固定したものである。さらに上
記支持板62上には、グリツプ63を取付けてい
る。さらに、固定板61の下方には長孔65,6
5を突設し、この長孔65,65にピンまたはボ
ルト64を取り付けてなるから、固定板61は取
付部60に対して前後方向に回動可能となり、ま
た支持板62は固定板61に対して左右方向に回
動可能となる。
本実施例の矯正用金具15の使用に際しては、
第15図に示すように、既設鋼矢板P20の上端
に取付部60をピン64で固定し、他端のグリツ
プ63に圧入鋼矢板P21を係合させて圧入す
る。
この圧入時には上述のように長孔65,65に
よつて固定板61と支持板62を傾斜させ任意の
角度で鋼矢板を圧入できる。
このように本実施例の矯正用金具15は、鋼矢
板P21をP20に連続して打設する場合は勿論
のこと、連続させないで鋼矢板P21のみを単独
で圧入することができる。さらにグリツプのない
コンクリートパイル等にも適応できる。
また、本実施例は取付具を介して、杭圧入引抜
機のサドル又はクランプ等の機器類に取付けても
良い。
第7図は矯正用金具のグリツプの他例の断面平
面図である。本例のグリツプ23は、断面C形状
の外グリツプ20と内グリツプ25よりなり、前
記外グリツプ20と内グリツプ25との間に緩衝
材26を充填している。この緩衝材26にはウレ
タンゴムを使用しているが、可撓性があればウレ
タンゴムに限らない。
このグリツプ23を使用することにより、鋼矢
板の係合時に、グリツプに鋼矢板の矯正圧入時の
反力がかかつても、緩衝材26の作用によりグリ
ツプを傷めることなく矯正用金具と鋼矢板とを緊
密に接続できるのである。
第8図は上記第5図、第6図及び第7図に示す
矯正用金具において、平板部1の両端に折曲部2
2を形成せずに、平板部1aの両端に直接グリツ
プ32とグリツプ70を形成した他例である。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、鋼矢板の連続圧
入に際し、鋼矢板列の前倒れあるいは後倒れを簡
易な方法で容易に防止でき安全な鋼矢板の圧入作
業ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案の矯正用金具の第1実施例の正面図、第2
図は同平面図、第3図は第2実施例の側面図、第
4図は同底面図、第5図は第3実施例の正面図、
第6図は同平面図、第7図はグリツプの他例の断
面平面図、第8図は矯正用金具の他例の平面図、
第9図は第4実施例の正面図、第10図は同側面
図、第11図は同平面図、第12図は第5実施例
の正面図、第13図は同側面図、第14図は同平
面図、第15図は同使用状態を示す説明図、第1
6図は矯正用金具を圧入する途中の説明図、第1
7図は矯正用金具を圧入後に鋼矢板を圧入完了し
た状態を示す説明図、第18図は矯正用金具に隣
接する鋼矢板の引抜作業の説明図、第19図は矯
正用金具の引抜作業の説明図、第20図は引抜個
所に鋼矢板を圧入完了した状態を示す説明図、第
21図及び第22図は従来の矯正打設方法を示す
説明図及び第23図は従来のバチ矢板の斜視図で
ある。 1……板部、2……折曲部、3……グリツプ、
11,12,13,14,15……矯正用金具、
P1〜P10……鋼矢板、A……杭圧入引抜機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 打設杭より短い板部の両側に、打設杭の係合
    部と係合する係合部を構成し、かつ前記板部の
    一端の幅を他端より広く構成した杭列の矯正用
    金具。 (2) 打設杭より短い板部の両側に、打設杭の係合
    部と係合する係合部を構成し、かつ一方の係合
    部を前後方向に回動自在に構成し杭を傾斜して
    打設可能とした杭列の矯正用金具。 (3) 打設杭より短い板部の両側に、打設杭の係合
    部と係合する係合部を構成し、かつ一方の係合
    部を左右方向に回動自在に構成し杭を傾斜して
    打設可能とした杭列の矯正用金具。 (4) 打設杭より短い板部の両側に、打設杭の係合
    部と係合する係合部を構成し、かつ一方の係合
    部を前後左右方向に回動自在に構成し杭を傾斜
    して打設可能とした杭列の矯正用金具。 (5) 打設杭より短い板部の両側に、打設杭の係合
    部と係合する係合部を構成し、かつ一方の係合
    部を他方より短く構成し杭を傾斜して打設可能
    とした杭例の矯正用金具。 (6) 打設杭より短い板部の一側に杭又は機器類に
    固定する固定部を構成し、他側には打設杭の係
    合部と係合する係合部を構成し、かつこの係合
    部を前後方向に回動自在に構成し杭を傾斜して
    打設可能とした杭列の矯正用金具。 (7) 打設杭より短い板部の一側に杭又は機器類に
    固定部を構成し、他側には打設杭の係合部と係
    合する係合部を構成し、かつこの係合部を左右
    方向に回動自在に構成し杭を傾斜して打設可能
    とした杭列の矯正用金具。 (8) 打設杭より短い板部の一側に杭又は機器類に
    固定部を構成し、他側には打設杭の係合部と係
    合する係合部を構成し、かつこの係合部を前後
    左右方向に回動自在に構成し杭を傾斜して打設
    可能とした杭列の矯正用金具。
JP16336488U 1988-12-16 1988-12-16 Expired JPH0434202Y2 (ja)

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JP16336488U JPH0434202Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16

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JPH0284837U JPH0284837U (ja) 1990-07-02
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JP16336488U Expired JPH0434202Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16

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