JPH04342438A - 赤外線透過性レンズおよびそれを用いた赤外線検出センサ - Google Patents
赤外線透過性レンズおよびそれを用いた赤外線検出センサInfo
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- JPH04342438A JPH04342438A JP3115997A JP11599791A JPH04342438A JP H04342438 A JPH04342438 A JP H04342438A JP 3115997 A JP3115997 A JP 3115997A JP 11599791 A JP11599791 A JP 11599791A JP H04342438 A JPH04342438 A JP H04342438A
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- germanium
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非酸化物からなる赤外線
透過性レンズと、このレンズを集光レンズとして用いた
焦電型赤外センサからなる人体検出センサに関する。
透過性レンズと、このレンズを集光レンズとして用いた
焦電型赤外センサからなる人体検出センサに関する。
【0002】
【従来の技術】焦電型赤外センサを用いた人体検出セン
サは家電製品や産業機器において広く利用されている。 例えば、人の出入りに伴うドアーの自動開閉、水洗便器
の自動給水栓、エアコンの冷風噴き出し方向制御などが
ある。一般に、このような人体検出センサでは、センサ
の前面に人体から出る8〜12μmの赤外線を効率よく
集めるため、赤外光のみを透過するフィルタが設けられ
ている。このフィルタ材料としては、従来、シリコン、
ゲルマニウムや金属ハロゲン化物などが使用されていた
。
サは家電製品や産業機器において広く利用されている。 例えば、人の出入りに伴うドアーの自動開閉、水洗便器
の自動給水栓、エアコンの冷風噴き出し方向制御などが
ある。一般に、このような人体検出センサでは、センサ
の前面に人体から出る8〜12μmの赤外線を効率よく
集めるため、赤外光のみを透過するフィルタが設けられ
ている。このフィルタ材料としては、従来、シリコン、
ゲルマニウムや金属ハロゲン化物などが使用されていた
。
【0003】さらに近年は、焦電型赤外センサの前に赤
外光のみを透過する材料でレンズを作り、人体の有無の
検出だけでなく、人数や体温までも測ろうとすることが
試みられている。このような用途には、従来の材料を用
いてレンズを作製することは危険であり、困難であった
。図2はこのような人体検出センサの一例を示すもので
、複数の焦電型赤外センサ11を横に配列し、レンズ1
2を左右に動かして、焦電型赤外センサ11に像を送る
ためのレンズドライバ(図示せず)がレンズと垂直の方
向にある。発生した電圧を電極13で取り出すが、赤外
線信号を増幅し易くするため、チョッパ用ドライバ15
で回転されているチョッパ14で入射光を強度変調して
いる。また、センサ11は支持棒16で支持され、リ−
ド線17を通って信号を伝達する。
外光のみを透過する材料でレンズを作り、人体の有無の
検出だけでなく、人数や体温までも測ろうとすることが
試みられている。このような用途には、従来の材料を用
いてレンズを作製することは危険であり、困難であった
。図2はこのような人体検出センサの一例を示すもので
、複数の焦電型赤外センサ11を横に配列し、レンズ1
2を左右に動かして、焦電型赤外センサ11に像を送る
ためのレンズドライバ(図示せず)がレンズと垂直の方
向にある。発生した電圧を電極13で取り出すが、赤外
線信号を増幅し易くするため、チョッパ用ドライバ15
で回転されているチョッパ14で入射光を強度変調して
いる。また、センサ11は支持棒16で支持され、リ−
ド線17を通って信号を伝達する。
【0004】従来、このような赤外センサの集光レンズ
として、レンズ化が容易な赤外線透過性ガラスであるカ
ルコゲナイドガラスが注目されている。カルコゲナイド
ガラスはカルコゲン元素(イオウ、セレン、テルル)を
主成分とするガラスであり、実用的には、ヒ素−イオウ
、ゲルマニウム−ヒ素−セレン、ゲルマニウム−セレン
−テルル、ゲルマニウム−セレン−アンチモンがおもに
研究開発されている(例えば第31回ガラス討論会講演
要旨集、p.71−74(1990))。しかし、前2
者のガラスはヒ素を含有しており、毒性に問題があった
。また後2者は可視光をほとんど透過しないため、セン
サを組み立てる時にレンズとセンサとの光軸合わせを目
視で行うことができず、数千万円もする高価な赤外撮像
装置が必要であった。
として、レンズ化が容易な赤外線透過性ガラスであるカ
ルコゲナイドガラスが注目されている。カルコゲナイド
ガラスはカルコゲン元素(イオウ、セレン、テルル)を
主成分とするガラスであり、実用的には、ヒ素−イオウ
、ゲルマニウム−ヒ素−セレン、ゲルマニウム−セレン
−テルル、ゲルマニウム−セレン−アンチモンがおもに
研究開発されている(例えば第31回ガラス討論会講演
要旨集、p.71−74(1990))。しかし、前2
者のガラスはヒ素を含有しており、毒性に問題があった
。また後2者は可視光をほとんど透過しないため、セン
サを組み立てる時にレンズとセンサとの光軸合わせを目
視で行うことができず、数千万円もする高価な赤外撮像
装置が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、シリコンやゲルマニウムを用いたレンズ
では、8〜12μmの赤外線の透過率が低いことや材料
のコストが高いという問題があった。例えば2mm厚の
シリコンの10μmにおける透過率は45%であり、金
属ハロゲン化物の一つである塩化銀の75%よりかなり
透過率が低く、センサの誤作動の一因となっていた。ま
た、ゲルマニウムのコストは高純度シリコンの約3倍(
キロあたり約25万円)であり、広範な応用展開には支
障があった。さらに、ゲルマニウムは水蒸気により容易
に酸化され、赤外線透過率の低下を引き起こすという問
題があった。
来の構成では、シリコンやゲルマニウムを用いたレンズ
では、8〜12μmの赤外線の透過率が低いことや材料
のコストが高いという問題があった。例えば2mm厚の
シリコンの10μmにおける透過率は45%であり、金
属ハロゲン化物の一つである塩化銀の75%よりかなり
透過率が低く、センサの誤作動の一因となっていた。ま
た、ゲルマニウムのコストは高純度シリコンの約3倍(
キロあたり約25万円)であり、広範な応用展開には支
障があった。さらに、ゲルマニウムは水蒸気により容易
に酸化され、赤外線透過率の低下を引き起こすという問
題があった。
【0006】一方、従来の金属ハロゲン化物は、赤外線
透過率は大きいが、耐光性や毒性に問題があった。例え
ば、塩化銀は透過領域が0.4〜28μmとほぼ可視光
から赤外光全域を透過するが、0.4μm以下の波長の
紫外光に感光し、銀を析出して、速やかに黒化し、赤外
線の透過率も低下していた。この紫外線による黒化を防
止するためには、硫化アンチモンなどの紫外線遮蔽膜を
レンズ表面に設けねばならなかった。その結果、可視光
を全く透過しなくなるという新たな問題が発生していた
。 また、よく知られているKRS−5(臭化タリウ
ムとヨウ化タリウムの混合物)は透過領域が0.5〜4
0μmと、ほぼ可視光から赤外光全域を透過させるが、
タリウムがきわめて毒性が強いという問題があった。
透過率は大きいが、耐光性や毒性に問題があった。例え
ば、塩化銀は透過領域が0.4〜28μmとほぼ可視光
から赤外光全域を透過するが、0.4μm以下の波長の
紫外光に感光し、銀を析出して、速やかに黒化し、赤外
線の透過率も低下していた。この紫外線による黒化を防
止するためには、硫化アンチモンなどの紫外線遮蔽膜を
レンズ表面に設けねばならなかった。その結果、可視光
を全く透過しなくなるという新たな問題が発生していた
。 また、よく知られているKRS−5(臭化タリウ
ムとヨウ化タリウムの混合物)は透過領域が0.5〜4
0μmと、ほぼ可視光から赤外光全域を透過させるが、
タリウムがきわめて毒性が強いという問題があった。
【0007】また、カルコゲナイドガラスはカルコゲン
元素(イオウ、セレン、テルル)を主成分とするガラス
であり、実用的には、ヒ素−イオウ、ゲルマニウム−ヒ
素−セレン、ゲルマニウム−セレン−テルル、ゲルマニ
ウム−セレン−アンチモンがおもに研究開発されている
が、前2者のガラスはヒ素を含有しており、毒性に問題
があった。また後2者は可視光をほとんど透過しないた
め、組み立て時のレンズとセンサとの光軸合わせを目視
による調整が不可能で、数千万円もする高価な赤外撮像
装置が必要であった。また、この材料は、再加熱時に結
晶化しやすいので、プレス成形によるレンズ化が困難で
あるなどの課題があった。
元素(イオウ、セレン、テルル)を主成分とするガラス
であり、実用的には、ヒ素−イオウ、ゲルマニウム−ヒ
素−セレン、ゲルマニウム−セレン−テルル、ゲルマニ
ウム−セレン−アンチモンがおもに研究開発されている
が、前2者のガラスはヒ素を含有しており、毒性に問題
があった。また後2者は可視光をほとんど透過しないた
め、組み立て時のレンズとセンサとの光軸合わせを目視
による調整が不可能で、数千万円もする高価な赤外撮像
装置が必要であった。また、この材料は、再加熱時に結
晶化しやすいので、プレス成形によるレンズ化が困難で
あるなどの課題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するもので
、人体から出る8〜12μmの赤外線を透過するととも
に可視光も透過し、毒性がなくて、結晶化しにくくてプ
レス成形によるレンズ化が容易であり、化学的な耐久性
が優れている赤外線透過性材料を実現し、この赤外線透
過レンズを用いた赤外線センサを提供することを目的と
するものである。
、人体から出る8〜12μmの赤外線を透過するととも
に可視光も透過し、毒性がなくて、結晶化しにくくてプ
レス成形によるレンズ化が容易であり、化学的な耐久性
が優れている赤外線透過性材料を実現し、この赤外線透
過レンズを用いた赤外線センサを提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、出発物質が非酸化物で、ゲルマニウムとイ
オウを主体とする非酸化物ガラスで赤外線透過性レンズ
を構成するようにしたものである。
に本発明は、出発物質が非酸化物で、ゲルマニウムとイ
オウを主体とする非酸化物ガラスで赤外線透過性レンズ
を構成するようにしたものである。
【0010】また、原子%で、ゲルマニウム5〜55%
、イオウ35〜90%およびヨウ素0〜20%を主体と
するガラスで赤外線透過性レンズを構成したものである
。
、イオウ35〜90%およびヨウ素0〜20%を主体と
するガラスで赤外線透過性レンズを構成したものである
。
【0011】また、原子%で、ゲルマニウム15〜50
%、イオウ50〜80%およびアンチモン0〜10%を
主体とするガラスで赤外線透過性レンズを構成したもの
である。
%、イオウ50〜80%およびアンチモン0〜10%を
主体とするガラスで赤外線透過性レンズを構成したもの
である。
【0012】また、原子%で、ゲルマニウム10〜25
%、イオウ70〜90%およびテルル0〜10%を主体
とするガラスで赤外線透過性レンズを構成したものであ
る。
%、イオウ70〜90%およびテルル0〜10%を主体
とするガラスで赤外線透過性レンズを構成したものであ
る。
【0013】原子%で、ゲルマニウム5〜55%、イオ
ウ35〜80%、セレンまたはテルルのいずれかを0〜
10%およびヨウ素0〜20%を主体とするガラスで赤
外線透過性レンズを構成したものである。
ウ35〜80%、セレンまたはテルルのいずれかを0〜
10%およびヨウ素0〜20%を主体とするガラスで赤
外線透過性レンズを構成したものである。
【0014】また、上記の赤外線透過レンズにより赤外
線を焦電型赤外センサ上に集光することにより赤外線検
出センサを構成したものである。
線を焦電型赤外センサ上に集光することにより赤外線検
出センサを構成したものである。
【0015】
【作用】この構成の赤外レンズにより、毒性のない元素
を主成分とするカルコゲナイドガラスが実現し、上記の
問題点を解決し得ることを見いだした。すなわち、カル
コゲナイドガラスの主要元素はイオウ、セレン、テルル
、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモンである。このうち毒
物に指定されているのはヒ素、セレンであるが、特に毒
性の強いのはヒ素とされている。セレンはトマトジュー
スに多く含まれ、また家畜の必須栄養素であることから
、それ自体の毒性は弱いとされている。ヒ素を除いた元
素から、さらに可視光も透過することを条件に入れると
、ゲルマニウム、イオウが主成分となる。すなわち、少
なくともゲルマニウム、イオウを主成分とするガラスか
らなるレンズを使用した焦電型赤外センサからなる人体
センサが有望である。また赤外線透過ガラスにはゲルマ
ニウム、イオウに加えて、赤外透過域の拡大や結晶化の
抑制のためヨウ素、アンチモン、テルル、セレンなどの
添加が効果的である。さらに、熱膨張係数を適正化する
ために、少量のリチウム、ナトリウム、銅、銀、ホウ素
、ガリウム、インジウム、シリコン、スズ、鉛、ビスマ
ス、リン、臭素を含むことが望ましい。
を主成分とするカルコゲナイドガラスが実現し、上記の
問題点を解決し得ることを見いだした。すなわち、カル
コゲナイドガラスの主要元素はイオウ、セレン、テルル
、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモンである。このうち毒
物に指定されているのはヒ素、セレンであるが、特に毒
性の強いのはヒ素とされている。セレンはトマトジュー
スに多く含まれ、また家畜の必須栄養素であることから
、それ自体の毒性は弱いとされている。ヒ素を除いた元
素から、さらに可視光も透過することを条件に入れると
、ゲルマニウム、イオウが主成分となる。すなわち、少
なくともゲルマニウム、イオウを主成分とするガラスか
らなるレンズを使用した焦電型赤外センサからなる人体
センサが有望である。また赤外線透過ガラスにはゲルマ
ニウム、イオウに加えて、赤外透過域の拡大や結晶化の
抑制のためヨウ素、アンチモン、テルル、セレンなどの
添加が効果的である。さらに、熱膨張係数を適正化する
ために、少量のリチウム、ナトリウム、銅、銀、ホウ素
、ガリウム、インジウム、シリコン、スズ、鉛、ビスマ
ス、リン、臭素を含むことが望ましい。
【0016】本発明の赤外線透過ガラスの組成は、以下
の理由により選定された。ゲルマニウム−イオウ−ヨウ
素系(Ge−S−I系、以下系を元素記号で示す)では
ゲルマニウムが5〜55%以外、イオウが35〜90%
以外ではガラス化しない。また、ヨウ素が20%を越え
ると可視光を透過しなくなる。Ge−S−Sb系ではゲ
ルマニウムが15〜50%、イオウが50〜80%以外
ではガラス化しない。また、アンチモンが10%を越え
ると可視光を透過しなくなる。Ge−S−Te系ではゲ
ルマニウムが10〜25%、イオウが70〜90%以外
ではガラス化しない。また、テルルが10%を越えると
可視光を透過しなくなる。Ge−S−I−Se(または
Te)系ではゲルマニウムが5〜55%、イオウが35
〜80%以外ではガラス化しない。また、セレンまたは
テルルが10%を、ヨウ素が20%を越えると可視光を
透過しなくなる。
の理由により選定された。ゲルマニウム−イオウ−ヨウ
素系(Ge−S−I系、以下系を元素記号で示す)では
ゲルマニウムが5〜55%以外、イオウが35〜90%
以外ではガラス化しない。また、ヨウ素が20%を越え
ると可視光を透過しなくなる。Ge−S−Sb系ではゲ
ルマニウムが15〜50%、イオウが50〜80%以外
ではガラス化しない。また、アンチモンが10%を越え
ると可視光を透過しなくなる。Ge−S−Te系ではゲ
ルマニウムが10〜25%、イオウが70〜90%以外
ではガラス化しない。また、テルルが10%を越えると
可視光を透過しなくなる。Ge−S−I−Se(または
Te)系ではゲルマニウムが5〜55%、イオウが35
〜80%以外ではガラス化しない。また、セレンまたは
テルルが10%を、ヨウ素が20%を越えると可視光を
透過しなくなる。
【0017】以上の構成により赤外光〜可視光を透過し
、毒性が無く、結晶化し難いプレス成形が可能なレンズ
が実現することとなる。
、毒性が無く、結晶化し難いプレス成形が可能なレンズ
が実現することとなる。
【0018】
【実施例】毒性の無い元素を主成分とするカルコゲナイ
ドガラスを使用し上記の問題点を解決し得ることを見い
だした。カルコゲナイドガラスの主要元素はイオウ、セ
レン、テルル、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモンである
。このうち毒物に指定されているのはヒ素、セレンであ
るが、特に毒性の強いのはヒ素とされている。セレンは
トマトジュースに多く含まれ、また家畜の必須栄養素で
あることからそれ自体の毒性は弱いとされている。ヒ素
を除いた元素から、さらに可視光も透過することを条件
に入れるとゲルマニウム、イオウが主成分となる。すな
わち少なくともゲルマニウム、イオウを主成分とするこ
とにより、赤外線透過ガラスからなるレンズを使用した
焦電型赤外センサからなる人体センサが実現できる。 またガラスにはゲルマニウム、イオウに加えて、赤外透
過域の拡大や結晶化の抑制のためヨウ素、アンチモン、
テルル、セレンなどを加えることが効果的である。さら
に熱膨張係数の適正化のため少量のリチウム、ナトリウ
ム、銅、銀、ホウ素、ガリウム、インジウム、シリコン
、スズ、鉛、ビスマス、リン、臭素を含むことが望まし
い。
ドガラスを使用し上記の問題点を解決し得ることを見い
だした。カルコゲナイドガラスの主要元素はイオウ、セ
レン、テルル、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモンである
。このうち毒物に指定されているのはヒ素、セレンであ
るが、特に毒性の強いのはヒ素とされている。セレンは
トマトジュースに多く含まれ、また家畜の必須栄養素で
あることからそれ自体の毒性は弱いとされている。ヒ素
を除いた元素から、さらに可視光も透過することを条件
に入れるとゲルマニウム、イオウが主成分となる。すな
わち少なくともゲルマニウム、イオウを主成分とするこ
とにより、赤外線透過ガラスからなるレンズを使用した
焦電型赤外センサからなる人体センサが実現できる。 またガラスにはゲルマニウム、イオウに加えて、赤外透
過域の拡大や結晶化の抑制のためヨウ素、アンチモン、
テルル、セレンなどを加えることが効果的である。さら
に熱膨張係数の適正化のため少量のリチウム、ナトリウ
ム、銅、銀、ホウ素、ガリウム、インジウム、シリコン
、スズ、鉛、ビスマス、リン、臭素を含むことが望まし
い。
【0019】(実施例1)原子%でGe:S=25:7
5の比でGeとSを秤量し、石英アンプルに真空封止し
た。これを電気炉中で800℃で12時間溶融してガラ
スを得た。得られたガラスは肉眼では黄色で、2mm厚
(以下同じ)の試料で10.5μmまでの赤外線を50
%以上透過した。
5の比でGeとSを秤量し、石英アンプルに真空封止し
た。これを電気炉中で800℃で12時間溶融してガラ
スを得た。得られたガラスは肉眼では黄色で、2mm厚
(以下同じ)の試料で10.5μmまでの赤外線を50
%以上透過した。
【0020】(実施例2)原子%でGe:S:I=30
:60:10の比でGeとSとIを秤量し、石英アンプ
ルに真空封止した。これを電気炉中で800℃で12時
間溶融してガラスを得た。得られたガラスは茶色で、1
1μmまでの赤外線を50%以上透過した。なお、本実
施例ではGeが5〜55%、Sが35〜90%以外では
ガラス化しなかった。また、Iが20%を越えると可視
光を透過しなくなった。
:60:10の比でGeとSとIを秤量し、石英アンプ
ルに真空封止した。これを電気炉中で800℃で12時
間溶融してガラスを得た。得られたガラスは茶色で、1
1μmまでの赤外線を50%以上透過した。なお、本実
施例ではGeが5〜55%、Sが35〜90%以外では
ガラス化しなかった。また、Iが20%を越えると可視
光を透過しなくなった。
【0021】(実施例3)原子%でGe:S:Sb=3
0:60:10の比でGeとSとSbを秤量し、石英ア
ンプルに真空封止した。これを電気炉中で950℃で1
2時間溶融してガラスを得た。得られたガラスはこげ茶
色で、11μmまでの赤外線を50%以上透過した。な
お、本実施例ではGeが15〜50%、Sが50〜80
%以外ではガラス化しない。また、Sbが10%を越え
ると可視光を透過しなくなった。
0:60:10の比でGeとSとSbを秤量し、石英ア
ンプルに真空封止した。これを電気炉中で950℃で1
2時間溶融してガラスを得た。得られたガラスはこげ茶
色で、11μmまでの赤外線を50%以上透過した。な
お、本実施例ではGeが15〜50%、Sが50〜80
%以外ではガラス化しない。また、Sbが10%を越え
ると可視光を透過しなくなった。
【0022】(実施例4)原子%でGe:S:Te=2
3.75:71.25:5.00の比でGeとSとTe
を秤量し、石英アンプルに真空封止した。これを電気炉
中で900℃で12時間溶融してガラスを得た。得られ
たガラスは青色で、11μmまでの赤外線を50%以上
透過した。なお、本実施例ではGeが10〜25%、S
が70〜90%以外ではガラス化しない。また、Teが
10%を越えると可視光を透過しなくなった。
3.75:71.25:5.00の比でGeとSとTe
を秤量し、石英アンプルに真空封止した。これを電気炉
中で900℃で12時間溶融してガラスを得た。得られ
たガラスは青色で、11μmまでの赤外線を50%以上
透過した。なお、本実施例ではGeが10〜25%、S
が70〜90%以外ではガラス化しない。また、Teが
10%を越えると可視光を透過しなくなった。
【0023】(実施例5)原子%でGe:S:I:Se
=23.75:61.25:10.50の比でGeとS
とIとSeを秤量し、石英アンプルに真空封止した。こ
れを電気炉中で900℃で12時間溶融してガラスを得
た。得られたガラスは青色で、11μmまでの赤外線を
50%以上透過した。なお、本実施例では、Geが5〜
55%、Sが35〜80%以外ではガラス化しない。ま
た、SeまたはTeが10%を越えると、Iが20%以
上では可視光を透過しなくなる。
=23.75:61.25:10.50の比でGeとS
とIとSeを秤量し、石英アンプルに真空封止した。こ
れを電気炉中で900℃で12時間溶融してガラスを得
た。得られたガラスは青色で、11μmまでの赤外線を
50%以上透過した。なお、本実施例では、Geが5〜
55%、Sが35〜80%以外ではガラス化しない。ま
た、SeまたはTeが10%を越えると、Iが20%以
上では可視光を透過しなくなる。
【0024】(実施例6)実施例1〜5のガラスを70
℃の湯に1時間浸漬したが、表面の変質は全く認められ
ず、これらのガラスが化学的耐久性に優れていることが
確認できた。
℃の湯に1時間浸漬したが、表面の変質は全く認められ
ず、これらのガラスが化学的耐久性に優れていることが
確認できた。
【0025】実施例1のガラスを400℃でプレスして
レンズを成形した。レンズの厚みは約2mmでFナンバ
ーは1.0、焦点距離は3mmとした。レンズの両面に
はフッ化鉛を1.4μm蒸着して反射防止膜とした。こ
のレンズを、横に10個並べた焦電型赤外センサの前に
設置し、図1に示す人体検出センサを構成した。レンズ
は左右120゜可動するようにした。センサの正面に男
性2人を50cm離れて立たせて、レンズを動かしなが
ら、センサ出力電圧を調べたところ、人体を検知したと
ころで電圧が約200mV発生し、センサとしての性能
を確認できた。
レンズを成形した。レンズの厚みは約2mmでFナンバ
ーは1.0、焦点距離は3mmとした。レンズの両面に
はフッ化鉛を1.4μm蒸着して反射防止膜とした。こ
のレンズを、横に10個並べた焦電型赤外センサの前に
設置し、図1に示す人体検出センサを構成した。レンズ
は左右120゜可動するようにした。センサの正面に男
性2人を50cm離れて立たせて、レンズを動かしなが
ら、センサ出力電圧を調べたところ、人体を検知したと
ころで電圧が約200mV発生し、センサとしての性能
を確認できた。
【0026】また実施例2〜5のガラスでも、同様にレ
ンズを成形してセンサの性能試験を行ったが、赤外線透
過波長が広くなった分だけセンサ出力電圧がやや高くな
った他は同様な結果が得られた。
ンズを成形してセンサの性能試験を行ったが、赤外線透
過波長が広くなった分だけセンサ出力電圧がやや高くな
った他は同様な結果が得られた。
【0027】(実施例7)空調装置への応用例として図
1に示すように実施例1〜5の赤外線検出センサ1をエ
アコン本体2に設置して、エアコンの正面に男性2人を
50cm離れて立たせて、人体5を検知した方向に交互
にルーバー3を向けるようにした。その結果、使用者が
手動でルーバーを操作しなくてもセンサの信号で自動的
にファン4からの送風がルーバー3により人体5のほう
を向くようになった。
1に示すように実施例1〜5の赤外線検出センサ1をエ
アコン本体2に設置して、エアコンの正面に男性2人を
50cm離れて立たせて、人体5を検知した方向に交互
にルーバー3を向けるようにした。その結果、使用者が
手動でルーバーを操作しなくてもセンサの信号で自動的
にファン4からの送風がルーバー3により人体5のほう
を向くようになった。
【0028】なお、本発明の赤外線検出センサの応用例
は実施例7に限定されるものではなく、以上の実施例以
外にも、照明装置への応用として、例えば人体検知セン
サを門柱灯に設置して、人体を検知した方向に灯火を向
けるようにし、夜間の訪問者の人数の確認を容易にする
。また、給水装置への応用として、例えば人体検知セン
サを水道栓に設置して、複数の人体の方向にシャワーを
向けるようにし、人が手動でシャワー口を操作しなくて
もよいようにすることも可能である。
は実施例7に限定されるものではなく、以上の実施例以
外にも、照明装置への応用として、例えば人体検知セン
サを門柱灯に設置して、人体を検知した方向に灯火を向
けるようにし、夜間の訪問者の人数の確認を容易にする
。また、給水装置への応用として、例えば人体検知セン
サを水道栓に設置して、複数の人体の方向にシャワーを
向けるようにし、人が手動でシャワー口を操作しなくて
もよいようにすることも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の人体検知センサは、赤外光集光
レンズとして可視光も透過し、毒性の無いカルコゲナイ
ドガラスを使用しているので、センサや検出装置の組み
立てが容易であり、プレス成形でレンズを作製できるの
で、安全で安価であるため民生器具や産業機器に広く用
いることができる。
レンズとして可視光も透過し、毒性の無いカルコゲナイ
ドガラスを使用しているので、センサや検出装置の組み
立てが容易であり、プレス成形でレンズを作製できるの
で、安全で安価であるため民生器具や産業機器に広く用
いることができる。
【図1】本発明の赤外線検知センサを用いたエアコンの
構成図
構成図
【図2】従来の人体検知センサの断面図
1 赤外線検出センサ
2 エアコン本体
3 ルーバー
4 ファン
5 人体
Claims (6)
- 【請求項1】出発物質が非酸化物で、ゲルマニウムとイ
オウを主体とする非酸化物ガラスからなる赤外線透過性
レンズ。 - 【請求項2】原子%で、ゲルマニウム5〜55%、イオ
ウ35〜90%およびヨウ素0〜20%を主体とするガ
ラスからなる請求項1記載の赤外線透過性レンズ。 - 【請求項3】原子%で、ゲルマニウム15〜50%、イ
オウ50〜80%およびアンチモン0〜10%を主体と
するガラスからなる請求項1記載の赤外線透過性レンズ
。 - 【請求項4】原子%で、ゲルマニウム10〜25%、イ
オウ70〜90%およびテルル0〜10%を主体とする
ガラスからなる請求項1記載の赤外線透過性レンズ。 - 【請求項5】原子%で、ゲルマニウム5〜55%、イオ
ウ35〜80%、セレンまたはテルルのいずれかを0〜
10%およびヨウ素0〜20%を主体とするガラスから
なる請求項1記載の赤外線透過性レンズ。 - 【請求項6】請求項1〜5記載のレンズにより赤外光を
焦電型赤外センサ上に集光するように構成した赤外線検
出センサ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3115997A JPH04342438A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 赤外線透過性レンズおよびそれを用いた赤外線検出センサ |
| US07/882,906 US5315434A (en) | 1991-05-21 | 1992-05-14 | Infrared-transmissive lens and human body detecting sensor using the same |
| EP92108550A EP0514882A1 (en) | 1991-05-21 | 1992-05-20 | Infrared-transmissive lens and human body detecting sensor using the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3115997A JPH04342438A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 赤外線透過性レンズおよびそれを用いた赤外線検出センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04342438A true JPH04342438A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=14676298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3115997A Pending JPH04342438A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 赤外線透過性レンズおよびそれを用いた赤外線検出センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04342438A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150013129A (ko) * | 2012-04-20 | 2015-02-04 | 쇼트 코포레이션 | 근적외선, 중적외선, 및 원적외선 스펙트럼의 광을 투과하는 렌즈를 위한 색 수차 및 열 광학 수차의 보정용 유리 |
| WO2017110500A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 日本電気硝子株式会社 | 赤外線透過ガラス |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3115997A patent/JPH04342438A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150013129A (ko) * | 2012-04-20 | 2015-02-04 | 쇼트 코포레이션 | 근적외선, 중적외선, 및 원적외선 스펙트럼의 광을 투과하는 렌즈를 위한 색 수차 및 열 광학 수차의 보정용 유리 |
| JP2015521148A (ja) * | 2012-04-20 | 2015-07-27 | ショット コーポレーションSchott Corporation | 近赤外スペクトル、中赤外スペクトル及び遠赤外スペクトルにおいて透過するレンズの色光学収差及び熱光学収差を補正するガラス |
| US10294143B2 (en) | 2012-04-20 | 2019-05-21 | Schott Corporation | Glasses for the correction of chromatic and thermal optical aberations for lenses transmitting in the near, mid, and far-infrared spectrums |
| WO2017110500A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 日本電気硝子株式会社 | 赤外線透過ガラス |
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