JPH0434711B2 - - Google Patents
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- JPH0434711B2 JPH0434711B2 JP58151511A JP15151183A JPH0434711B2 JP H0434711 B2 JPH0434711 B2 JP H0434711B2 JP 58151511 A JP58151511 A JP 58151511A JP 15151183 A JP15151183 A JP 15151183A JP H0434711 B2 JPH0434711 B2 JP H0434711B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plant
- state
- control
- boundary line
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21D—NUCLEAR POWER PLANT
- G21D3/00—Control of nuclear power plant
- G21D3/08—Regulation of any parameters in the plant
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Safety Devices In Control Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、プラントの状態変化を考慮し監視制
御を行なうプラントの運転監視制御装置に関す
る。
御を行なうプラントの運転監視制御装置に関す
る。
プラントの制御装置は、制御指令値の変化やプ
ラント状態の変化に対応して制御対象の制御を行
なう。この様な制御装置ではどの様な精度で制御
されるのか、また、どの様な応答時間で反応する
のか、ステツプ入力に対してはどの様な応答を示
すかなどプラントとのかかわりあいで制御装置が
満たすべき条件が存在する。
ラント状態の変化に対応して制御対象の制御を行
なう。この様な制御装置ではどの様な精度で制御
されるのか、また、どの様な応答時間で反応する
のか、ステツプ入力に対してはどの様な応答を示
すかなどプラントとのかかわりあいで制御装置が
満たすべき条件が存在する。
制御装置の運転範囲もその1つで、装置の健全
性を守ると同時に、制御対象とするプラントの健
全性を保つために、通常、装置には運転が許され
る運転範囲が定められている。この運転範囲は制
御装置への指令値の設定可能範囲として与えられ
たり、制御対象のもつパラメータの値の範囲とし
て与えられたり、あるいは、発熱など制御装置自
身のパラメータの値の範囲として規定されたりす
る。
性を守ると同時に、制御対象とするプラントの健
全性を保つために、通常、装置には運転が許され
る運転範囲が定められている。この運転範囲は制
御装置への指令値の設定可能範囲として与えられ
たり、制御対象のもつパラメータの値の範囲とし
て与えられたり、あるいは、発熱など制御装置自
身のパラメータの値の範囲として規定されたりす
る。
この様な装置を運転する場合には、プラントの
安全性確保、健全性維持、財産保護などの意味か
ら、運転許容範囲内で制御することが必要であ
る。そこで、通常運転中も許容範囲から運転状態
が逸脱しないか監視を行ない、万一逸脱した場合
には運転を中止するなどの措置をとることが行な
われている。
安全性確保、健全性維持、財産保護などの意味か
ら、運転許容範囲内で制御することが必要であ
る。そこで、通常運転中も許容範囲から運転状態
が逸脱しないか監視を行ない、万一逸脱した場合
には運転を中止するなどの措置をとることが行な
われている。
しかし、このような監視方法では、運転状態が
実際に許容範囲を逸脱した後でないと、異常状態
がわからない、という不満がある。また、運転許
容範囲内に含まれる第2の運転範囲を定め、この
第2の運転範囲を逸脱すると警報を発したり、定
値制御したり、あるいは制御を中止するというこ
とも行なわれている。しかし、このような場合で
も実質的に制御範囲が縮小されたことになるなど
さらに運転範囲を逸脱せずに制御する方法の改善
が望まれる。
実際に許容範囲を逸脱した後でないと、異常状態
がわからない、という不満がある。また、運転許
容範囲内に含まれる第2の運転範囲を定め、この
第2の運転範囲を逸脱すると警報を発したり、定
値制御したり、あるいは制御を中止するというこ
とも行なわれている。しかし、このような場合で
も実質的に制御範囲が縮小されたことになるなど
さらに運転範囲を逸脱せずに制御する方法の改善
が望まれる。
たとえば、沸騰水型原子力発電所の原子炉出力
制御系における原子炉出力の制御は、通常、制御
棒と再循環流量のいずれか、または、双方の組合
せで行なわれるが、第1図に示す如く原子炉の安
定性確保、燃料の健全性維持、制御機器の破損防
止のために、原子炉熱出力Pと炉心流量Fは出力
−流量線図(以下P−Fマツプという)に示され
た領域3内に入るような関係を保ちながら運転す
ることが必要である。
制御系における原子炉出力の制御は、通常、制御
棒と再循環流量のいずれか、または、双方の組合
せで行なわれるが、第1図に示す如く原子炉の安
定性確保、燃料の健全性維持、制御機器の破損防
止のために、原子炉熱出力Pと炉心流量Fは出力
−流量線図(以下P−Fマツプという)に示され
た領域3内に入るような関係を保ちながら運転す
ることが必要である。
ここで、領域3を構成する境界線のうち、境界
線4は再循環ポンプを停止した自然循環状態で制
御棒を操作した場合の特性曲線をもとに、原子炉
の不安定状態となる領域が領域3の外部となるよ
うに引かれた境界線である。境界線5は制御棒パ
ターンが一定の状態で再循環流量を変化させた場
合の特性曲線をもとに、再循環ポンプがキヤビテ
ーシヨンをおこさないための条件を満足するよう
に定められた境界線であり、また、境界線6は最
大速度で再循環ポンプを運転した状態で制御棒を
操作した場合の特性曲線をもとに定められた境界
線である。境界線7は定格の原子炉出力を達成す
るための制御棒パターンの状態で再循環流量を変
化させた場合の特性曲線をもとに燃料棒の健全性
に影響を与える領域が領域3の外部となるように
引かれた境界線である。
線4は再循環ポンプを停止した自然循環状態で制
御棒を操作した場合の特性曲線をもとに、原子炉
の不安定状態となる領域が領域3の外部となるよ
うに引かれた境界線である。境界線5は制御棒パ
ターンが一定の状態で再循環流量を変化させた場
合の特性曲線をもとに、再循環ポンプがキヤビテ
ーシヨンをおこさないための条件を満足するよう
に定められた境界線であり、また、境界線6は最
大速度で再循環ポンプを運転した状態で制御棒を
操作した場合の特性曲線をもとに定められた境界
線である。境界線7は定格の原子炉出力を達成す
るための制御棒パターンの状態で再循環流量を変
化させた場合の特性曲線をもとに燃料棒の健全性
に影響を与える領域が領域3の外部となるように
引かれた境界線である。
この様に領域3を構成する境界線はそれぞれ意
味を持つており、これを逸脱して運転するとプラ
ント状態或いはプラント機器に悪影響を及ぼすた
め、原子炉の運転に当つてはこのP−Fマツプの
領域3から逸脱しない様に細心の注意を払う必要
がある。特に、原子炉の出力は、制御棒と再循環
流量によつて人為操作で変化するだけでなく、こ
れらの結果として発生するゼノン濃度の変化によ
つてもさらに原子炉出力が変化し、しかも時間遅
れを伴うため、出力制御、とりわけ境界線7近傍
で領域3内に保ちながら運転することは高度の技
術を要する。
味を持つており、これを逸脱して運転するとプラ
ント状態或いはプラント機器に悪影響を及ぼすた
め、原子炉の運転に当つてはこのP−Fマツプの
領域3から逸脱しない様に細心の注意を払う必要
がある。特に、原子炉の出力は、制御棒と再循環
流量によつて人為操作で変化するだけでなく、こ
れらの結果として発生するゼノン濃度の変化によ
つてもさらに原子炉出力が変化し、しかも時間遅
れを伴うため、出力制御、とりわけ境界線7近傍
で領域3内に保ちながら運転することは高度の技
術を要する。
最近の様に原子力発電所においても、負荷追従
運転を行なう必要性が高まつてくると、その出力
変動に伴なうゼノン濃度の変化も大きくなり、ま
た負荷追従運転の高負荷状態では定格出力近くの
出力で運転することが多いため、どうしてもP−
Fマツプの境界線7近傍での運転となつてくる。
そのため、運転範囲の監視制御の重要性がますま
す高くなつてきている。
運転を行なう必要性が高まつてくると、その出力
変動に伴なうゼノン濃度の変化も大きくなり、ま
た負荷追従運転の高負荷状態では定格出力近くの
出力で運転することが多いため、どうしてもP−
Fマツプの境界線7近傍での運転となつてくる。
そのため、運転範囲の監視制御の重要性がますま
す高くなつてきている。
この様な状況下で、制御装置やプロセス計算機
でも運転範囲の監視を行なつており、プラントの
運転状態が領域3から逸脱すると、警報を発生し
たり、自動制御を中止したりして、プラントの健
全性を保とうと努力している。
でも運転範囲の監視を行なつており、プラントの
運転状態が領域3から逸脱すると、警報を発生し
たり、自動制御を中止したりして、プラントの健
全性を保とうと努力している。
ところがこの様な監視方法では、実際に運転範
囲を逸脱しないと警報が発生しないという問題が
ある。また、他の監視方法として境界線7の近傍
の領域8に運転状態が入つた場合に、境界線7か
ら領域3を逸脱する恐れがあるとして警報を発し
たり、自動制御を中止したりする監視制御方法が
あるが、このような方法では実質的な運転範囲が
せばめられてしまうということにもなりかねない
ため、さらに運転範囲を逸脱せずに制御する方法
の改善が望まれる。
囲を逸脱しないと警報が発生しないという問題が
ある。また、他の監視方法として境界線7の近傍
の領域8に運転状態が入つた場合に、境界線7か
ら領域3を逸脱する恐れがあるとして警報を発し
たり、自動制御を中止したりする監視制御方法が
あるが、このような方法では実質的な運転範囲が
せばめられてしまうということにもなりかねない
ため、さらに運転範囲を逸脱せずに制御する方法
の改善が望まれる。
本発明の目的は、制御系の運転範囲の監視制御
機能を向上させ、運転範囲外に出ると予想される
様な運転状況をとらえ、指定範囲内で運転できる
様に危険方向に向う操作をブロツクする運転監視
制御装置を提供することである。
機能を向上させ、運転範囲外に出ると予想される
様な運転状況をとらえ、指定範囲内で運転できる
様に危険方向に向う操作をブロツクする運転監視
制御装置を提供することである。
本発明のプラントの運転監視制御装置は、プラ
ントのプロセス量等のプラント信号を入力するプ
ラント信号入力部と、このプラント信号をもとに
現在のプラント状態が、あらかじめ設定された複
数の制限境界で囲まれる運転領域の、内側領域で
あつてかつ前記制限境界のあらかじめ設定された
近傍領域に位置する近傍領域状態にあるか否かを
少なくとも判定するプラント状態判定部と、現在
の前記プラント信号と一定時間前の前記プラント
信号とから前記運転領域上でのプラントの状態変
化方向を計算する状態変化方向計算部と、前記プ
ラントの状態変化方向が前記制限境界へ近づく方
向にあるか否かを少なくとも判定し、この変化方
向が近づく方向であると判定された場合であつて
かつ前記プラント状態判定部の判定結果が前記近
傍領域状態であると判定されている場合はプラン
トの制御を行なう制御装置に対し前記プラントの
状態変化方向が前記制限境界へ近づく制御信号を
出力させないように阻止信号を出力する制御信号
抑制判定部とからなり、プラントの現在の運転状
態だけでなくプラントの状態変化方向をも加味し
て特定方向の制御信号出力だけを阻止するように
して監視・制御を行なうことを特徴とする。
ントのプロセス量等のプラント信号を入力するプ
ラント信号入力部と、このプラント信号をもとに
現在のプラント状態が、あらかじめ設定された複
数の制限境界で囲まれる運転領域の、内側領域で
あつてかつ前記制限境界のあらかじめ設定された
近傍領域に位置する近傍領域状態にあるか否かを
少なくとも判定するプラント状態判定部と、現在
の前記プラント信号と一定時間前の前記プラント
信号とから前記運転領域上でのプラントの状態変
化方向を計算する状態変化方向計算部と、前記プ
ラントの状態変化方向が前記制限境界へ近づく方
向にあるか否かを少なくとも判定し、この変化方
向が近づく方向であると判定された場合であつて
かつ前記プラント状態判定部の判定結果が前記近
傍領域状態であると判定されている場合はプラン
トの制御を行なう制御装置に対し前記プラントの
状態変化方向が前記制限境界へ近づく制御信号を
出力させないように阻止信号を出力する制御信号
抑制判定部とからなり、プラントの現在の運転状
態だけでなくプラントの状態変化方向をも加味し
て特定方向の制御信号出力だけを阻止するように
して監視・制御を行なうことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例について説明する。
この一実施例は、沸騰水型原子力プラントの原
子炉出力系に本発明の運転監視制御装置を適用し
た例である。
子炉出力系に本発明の運転監視制御装置を適用し
た例である。
原子炉出力制御系では、第1図に示したP−F
マツプの領域3を逸脱しない様に原子炉熱出力1
と炉心流量2の関係を保ちながら運転する必要が
ある。第2図に示す原子炉出力制御系の運転監視
制御装置11ではプラント信号入力部12で、原
子炉熱出力1及び炉心流量2を含む原子力プラン
ト10からの信号aと、制御装置17からの信号
bとを入力する。プラント状態判定部13ではプ
ラント信号入力部12からのプラント信号cをも
とにプラント状態を判定し、出力としてプラント
状態dを発生する。
マツプの領域3を逸脱しない様に原子炉熱出力1
と炉心流量2の関係を保ちながら運転する必要が
ある。第2図に示す原子炉出力制御系の運転監視
制御装置11ではプラント信号入力部12で、原
子炉熱出力1及び炉心流量2を含む原子力プラン
ト10からの信号aと、制御装置17からの信号
bとを入力する。プラント状態判定部13ではプ
ラント信号入力部12からのプラント信号cをも
とにプラント状態を判定し、出力としてプラント
状態dを発生する。
このプラント状態dとプラント信号cをもと
に、状態変化方向計算部14でプラントの状態変
化方向及び大きさを計算し、状態変化eを得る。
制御信号抑制判定部15ではプラント状態判定部
13で求まつたプラント状態dと、状態変化方向
計算部14で計算されたプラントの状態変化eを
もとに、運転継続の安全性・危険性を判断し、プ
ラント監視制御部16に、再循環流量増加阻止信
号や制御棒引抜き阻止信号等の阻止信号・許可信
号gを出力する。プラント監視制御部16では、
制御の阻止信号・許可信号gと制御用入力信号i
とから、制御の可否及び制御量を計算し、再循環
制御装置及び制御棒駆動制御装置を含む、制御装
置17に制御信号hを出力する。
に、状態変化方向計算部14でプラントの状態変
化方向及び大きさを計算し、状態変化eを得る。
制御信号抑制判定部15ではプラント状態判定部
13で求まつたプラント状態dと、状態変化方向
計算部14で計算されたプラントの状態変化eを
もとに、運転継続の安全性・危険性を判断し、プ
ラント監視制御部16に、再循環流量増加阻止信
号や制御棒引抜き阻止信号等の阻止信号・許可信
号gを出力する。プラント監視制御部16では、
制御の阻止信号・許可信号gと制御用入力信号i
とから、制御の可否及び制御量を計算し、再循環
制御装置及び制御棒駆動制御装置を含む、制御装
置17に制御信号hを出力する。
いま、時刻toにおける原子力プラント10の原
子炉熱出力P及び炉心流量Fの入力信号をそれぞ
れc1o及びc2oとすると、プラント状態判定部13
ではc1o,c2o及び運転範囲を示すP−Fマツプよ
り時刻toにおけるプラント状態doが判定される。
プラント状態判定のための関数をf13とするとプ
ラント状態doは次の様に書くことができる。
子炉熱出力P及び炉心流量Fの入力信号をそれぞ
れc1o及びc2oとすると、プラント状態判定部13
ではc1o,c2o及び運転範囲を示すP−Fマツプよ
り時刻toにおけるプラント状態doが判定される。
プラント状態判定のための関数をf13とするとプ
ラント状態doは次の様に書くことができる。
do=f13(c1o,c2o)
いま、境界線7近傍での監視制御について考え
ると、プラント状態doは、P−Fマツプ上で運転
領域3の外側領域である領域Aか、運転領域3の
内側領域で、かつ、境界線近傍領域8である領域
B(即ち、領域8そのもの)か、或は運転領域3
の内側領域で、かつ、境界線近傍領域8でない領
域Cかの、いずれかの領域として表現することが
できる。いま、プラント状態doが領域B、即ち、
境界線近傍領域内に存在したとする。
ると、プラント状態doは、P−Fマツプ上で運転
領域3の外側領域である領域Aか、運転領域3の
内側領域で、かつ、境界線近傍領域8である領域
B(即ち、領域8そのもの)か、或は運転領域3
の内側領域で、かつ、境界線近傍領域8でない領
域Cかの、いずれかの領域として表現することが
できる。いま、プラント状態doが領域B、即ち、
境界線近傍領域内に存在したとする。
このとき、時刻toより以前の時刻to-1における
原子力プラント10の原子炉熱出力P及び炉心流
量Fの入力信号はそれぞれc1o-1及びc2o-1と表現
される。時刻to-1とtoとの間の原子炉熱出力P及
び炉心流量Fの変化量をそれぞれ△c1o,△c2oと
すると c1o=c1o-1+△c1o c2o=c2o-1+△c2o となる。そこで、このときの状態変化をベクトル
でeo−→と表現するとeo−→は eo−→=(△c1o,△c2o) となり、状態変化方向計算部14での演算関数を
f14とするとeo−→は eo−→=f14(△c1o,△c2o) =f14(c1o-1,c2o-1,c1o,c2o) と記述され、状態変化方向計算部14の出力が得
られる。
原子力プラント10の原子炉熱出力P及び炉心流
量Fの入力信号はそれぞれc1o-1及びc2o-1と表現
される。時刻to-1とtoとの間の原子炉熱出力P及
び炉心流量Fの変化量をそれぞれ△c1o,△c2oと
すると c1o=c1o-1+△c1o c2o=c2o-1+△c2o となる。そこで、このときの状態変化をベクトル
でeo−→と表現するとeo−→は eo−→=(△c1o,△c2o) となり、状態変化方向計算部14での演算関数を
f14とするとeo−→は eo−→=f14(△c1o,△c2o) =f14(c1o-1,c2o-1,c1o,c2o) と記述され、状態変化方向計算部14の出力が得
られる。
制御信号抑制判定部15では、プラント状態do
が境界線近傍領域である領域Bに存在することに
より、プラント状態doが示すP−Fマツプ上の点
(c2o,c1o)に最も近い境界線7上の点における
境界線7の方向ko−→を求める。即ち ko−→=f7(c1o,c2o) となる。ここでf7はプラント状態doから近傍境界
線7の方向を求める関数である。さらに制御信号
抑制判定部15では、この様にして求まつた境界
線の方向ko−→と、状態変化eo−→の方向とから、プ
ラント状態の変化方向が境界線7に近づく方向
か、離れる方向か、或いは平行を保つ方向かを判
断する。その判断結果に基づき(i)プラント状態の
変化eo−→の方向が境界線7に近づく方向の場合に
は、制御信号抑制判定部15は出力goとして再循
環流量増加阻止信号を出し、(ii)プラント状態の変
化eo−→の方向が境界線7に平行か、或いは、離れ
る方向の場合には、阻止信号を解除し、プラント
状態による制約無しに制御を行なうように判定を
下す。
が境界線近傍領域である領域Bに存在することに
より、プラント状態doが示すP−Fマツプ上の点
(c2o,c1o)に最も近い境界線7上の点における
境界線7の方向ko−→を求める。即ち ko−→=f7(c1o,c2o) となる。ここでf7はプラント状態doから近傍境界
線7の方向を求める関数である。さらに制御信号
抑制判定部15では、この様にして求まつた境界
線の方向ko−→と、状態変化eo−→の方向とから、プ
ラント状態の変化方向が境界線7に近づく方向
か、離れる方向か、或いは平行を保つ方向かを判
断する。その判断結果に基づき(i)プラント状態の
変化eo−→の方向が境界線7に近づく方向の場合に
は、制御信号抑制判定部15は出力goとして再循
環流量増加阻止信号を出し、(ii)プラント状態の変
化eo−→の方向が境界線7に平行か、或いは、離れ
る方向の場合には、阻止信号を解除し、プラント
状態による制約無しに制御を行なうように判定を
下す。
以上はプラント状態doが境界線近傍領域である
領域Bに存在する場合について考えてきたが、(iii)
プラント状態doが運転範囲外の領域Aにある場合
には、制御信号抑制判定部15はプラント監視制
御部16に対して警報の発生と自動制御運転の解
除を求める出力goを発生し、また、(iv)プラント状
態doが運転範囲内の境界線非近傍の領域Cにある
場合には、阻止信号を解除し、プラント状態によ
る制約無しに制御を行なうよう求める出力goを発
生する。これらの判定部15のロジツクをf15と
すると go=f15(do,eo−→,ko−→) =f15(c1o-1,c2o-1,c1o,c2o) と表現することができる。
領域Bに存在する場合について考えてきたが、(iii)
プラント状態doが運転範囲外の領域Aにある場合
には、制御信号抑制判定部15はプラント監視制
御部16に対して警報の発生と自動制御運転の解
除を求める出力goを発生し、また、(iv)プラント状
態doが運転範囲内の境界線非近傍の領域Cにある
場合には、阻止信号を解除し、プラント状態によ
る制約無しに制御を行なうよう求める出力goを発
生する。これらの判定部15のロジツクをf15と
すると go=f15(do,eo−→,ko−→) =f15(c1o-1,c2o-1,c1o,c2o) と表現することができる。
以上のように、運転監視制御装置は、現在のプ
ラント状態から無条件運転続行、無条件運転解
除、条件付運転続行のいずれかを判断し、条件付
運転続行の場合には、プラント状態の変化の方向
も調べ運転範囲を逸脱する方向で無い場合には制
約無しで運転を続行し、プラント状態の変化の方
向が運転範囲を逸脱する方向である場合には、逸
脱方向へ向う制御信号出力だけを阻止し、逆方向
の制御信号出力を許して、遅滞なく回復措置を取
ることを含む制御が可能であるようになつてい
る。
ラント状態から無条件運転続行、無条件運転解
除、条件付運転続行のいずれかを判断し、条件付
運転続行の場合には、プラント状態の変化の方向
も調べ運転範囲を逸脱する方向で無い場合には制
約無しで運転を続行し、プラント状態の変化の方
向が運転範囲を逸脱する方向である場合には、逸
脱方向へ向う制御信号出力だけを阻止し、逆方向
の制御信号出力を許して、遅滞なく回復措置を取
ることを含む制御が可能であるようになつてい
る。
以上の一実施例は、本発明を沸騰水型原子力プ
ラントの原子炉出力制御系に適用した例である
が、給水制御系などの他の制御系にも適用でき
る。また、火力発電プラントや化学プラントな
ど、沸騰水型原子力プラント以外のプラントの制
御系に適用できることはいうまでもない。
ラントの原子炉出力制御系に適用した例である
が、給水制御系などの他の制御系にも適用でき
る。また、火力発電プラントや化学プラントな
ど、沸騰水型原子力プラント以外のプラントの制
御系に適用できることはいうまでもない。
また、上述の一実施例では、注目する境界線が
1本だけで、境界線近傍領域も1つだけの場合に
ついて示したが、第4図に示すように複数の境界
線について注目し、それぞれの境界線の近傍領域
を定めて、プラント状態から定まる近傍領域とそ
の境界線について先に示した実施例と同様の処理
を行なうことにより、複数の境界線について着目
する様な運転範囲図をもつ監視制御装置も実現で
きる。
1本だけで、境界線近傍領域も1つだけの場合に
ついて示したが、第4図に示すように複数の境界
線について注目し、それぞれの境界線の近傍領域
を定めて、プラント状態から定まる近傍領域とそ
の境界線について先に示した実施例と同様の処理
を行なうことにより、複数の境界線について着目
する様な運転範囲図をもつ監視制御装置も実現で
きる。
また、プラント運転状態が第4図のように領域
Bと領域Fが重なつた領域に来る様に境界線近傍
領域が定められた場合でも、判定部15におい
て、境界線7と境界線6についてそれぞれ制御信
号抑制の判定を下し、より厳しい側、即ち、より
安全側の出力gを発生する様に構成すれば、その
処置は先の実施例と全く同じである。
Bと領域Fが重なつた領域に来る様に境界線近傍
領域が定められた場合でも、判定部15におい
て、境界線7と境界線6についてそれぞれ制御信
号抑制の判定を下し、より厳しい側、即ち、より
安全側の出力gを発生する様に構成すれば、その
処置は先の実施例と全く同じである。
また、運転範囲は2次元の領域で規定されてい
たが、運転範囲の領域を示す次元は1次元や2次
元だけとは限らず、一般のn次元でもよい。例え
ば第5図に示す3次元領域21の場合には、2次
元領域での境界線を境界面、境界線近傍領域(平
面)を境界線近傍領域(立体)、境界線の方向を
境界面の方向として考えれば全く同様の考え方
で、同様の効果が得られることはいうまでもな
い。
たが、運転範囲の領域を示す次元は1次元や2次
元だけとは限らず、一般のn次元でもよい。例え
ば第5図に示す3次元領域21の場合には、2次
元領域での境界線を境界面、境界線近傍領域(平
面)を境界線近傍領域(立体)、境界線の方向を
境界面の方向として考えれば全く同様の考え方
で、同様の効果が得られることはいうまでもな
い。
本発明によれば、現在のプラントの状態が制限
境界で囲まれる運転領域内であつて制限境界近傍
にある場合、運転領域を逸脱する危険性がある制
御方向の制御を阻止するので、運転領域を狭める
こと無く運転領域から逸脱する可能性がある運転
を抑制でき、ひいては制御機器の寿命の延長、制
御装置の運転率の向上、プラント稼働率の向上を
という効果を得ることができる。
境界で囲まれる運転領域内であつて制限境界近傍
にある場合、運転領域を逸脱する危険性がある制
御方向の制御を阻止するので、運転領域を狭める
こと無く運転領域から逸脱する可能性がある運転
を抑制でき、ひいては制御機器の寿命の延長、制
御装置の運転率の向上、プラント稼働率の向上を
という効果を得ることができる。
また、本発明によれば、過去一定時間前のプラ
ント信号と現在のプラント信号とからプラント状
態とプラントの状態変化方向を判定するので、例
えば負荷パターンなどの将来の運転計画が分かつ
ていなくても危険性のある運転を阻止できる。
ント信号と現在のプラント信号とからプラント状
態とプラントの状態変化方向を判定するので、例
えば負荷パターンなどの将来の運転計画が分かつ
ていなくても危険性のある運転を阻止できる。
第1図はプラントの運転範囲を示す特性図、第
2図は本発明の監視制御装置の一実施例を示す構
成図、第3図は運転範囲を逸脱するか否かを判定
するための基準を示す説明図、第4図は適用範囲
を拡大した場合の例を示す運転範囲の特性図、第
5図はさらに他の実施例を示す運転範囲の特性図
である。 3……運転領域、4,5,6,7……境界線、
8……境界線近傍運転領域、10……原子力プラ
ント、11……運転監視制御装置、12……プラ
ント信号入力部、13……プラント状態判定部、
14……状態変化方向の計算部、15……制御信
号抑制判定部、16……プラント監視制御部、1
7……制御装置、21……運転領域(3次元)。
2図は本発明の監視制御装置の一実施例を示す構
成図、第3図は運転範囲を逸脱するか否かを判定
するための基準を示す説明図、第4図は適用範囲
を拡大した場合の例を示す運転範囲の特性図、第
5図はさらに他の実施例を示す運転範囲の特性図
である。 3……運転領域、4,5,6,7……境界線、
8……境界線近傍運転領域、10……原子力プラ
ント、11……運転監視制御装置、12……プラ
ント信号入力部、13……プラント状態判定部、
14……状態変化方向の計算部、15……制御信
号抑制判定部、16……プラント監視制御部、1
7……制御装置、21……運転領域(3次元)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プラントのプロセス量等のプラント信号を入
力するプラント信号入力部と、 このプラント信号をもとに現在のプラント状態
が、あらかじめ設定された複数の制限境界で囲ま
れる運転領域の、内側領域であつてかつ前記制限
境界のあらかじめ設定された近傍領域に位置する
近傍領域状態にあるか否かを少なくとも判定する
プラント状態判定部と、 現在の前記プラント信号と一定時間前の前記プ
ラント信号とから前記運転領域上でのプラントの
状態変化方向を計算する状態変化方向計算部と、 前記プラントの状態変化方向が前記制限境界へ
近づく方向にあるか否かを少なくとも判定し、こ
の変化方向が近づく方向であると判定された場合
であつてかつ前記プラント状態判定部の判定結果
が前記近傍領域状態であると判定されている場合
はプラントの制御を行なう制御装置に対し前記プ
ラントの状態変化方向が前記制限境界へ近づく制
御信号を出力させないように阻止信号を出力する
制御信号抑制判定部とからなることを特徴とする
プラントの運転監視制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58151511A JPS6043702A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | プラントの運転監視制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58151511A JPS6043702A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | プラントの運転監視制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6043702A JPS6043702A (ja) | 1985-03-08 |
| JPH0434711B2 true JPH0434711B2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=15520105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58151511A Granted JPS6043702A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | プラントの運転監視制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6043702A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6279746U (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-21 | ||
| EP2320431A3 (en) | 2000-12-08 | 2012-09-05 | Loma Linda University Medical Center | Proton beam therapy control system |
| AU2002351036A1 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Pebble Bed Modular Reactor (Proprietary) Limited | System for and method of controlling a nuclear power plant |
| JP4486507B2 (ja) | 2003-01-02 | 2010-06-23 | ローマ リンダ ユニヴァーシティ メディカル センター | 陽子線治療システムのための構成管理及び読み出しシステム |
| JP5958456B2 (ja) * | 2013-12-10 | 2016-08-02 | 横河電機株式会社 | プラント制御システム、制御装置、管理装置、及びプラント情報処理方法 |
| JP7674115B2 (ja) * | 2021-03-04 | 2025-05-09 | 三菱重工業株式会社 | 回転機械の運転条件決定装置、運転支援装置、制御装置、及び、運転条件決定方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57127886A (en) * | 1981-01-31 | 1982-08-09 | Nippon Atomic Ind Group Co | Operation guide device for atomic power plant |
| JPS57189097A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-20 | Nippon Atomic Ind Group Co | Device for operating and controlling bwr type reactor |
-
1983
- 1983-08-22 JP JP58151511A patent/JPS6043702A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6043702A (ja) | 1985-03-08 |
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