JPH04347304A - 蒸気タービンの過速試験システム - Google Patents
蒸気タービンの過速試験システムInfo
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- JPH04347304A JPH04347304A JP12082891A JP12082891A JPH04347304A JP H04347304 A JPH04347304 A JP H04347304A JP 12082891 A JP12082891 A JP 12082891A JP 12082891 A JP12082891 A JP 12082891A JP H04347304 A JPH04347304 A JP H04347304A
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- temperature
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔発明の目的〕
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気タービンの過速試験
システムに係り、特に過速試験実施の可否を自動的に判
定し、過速試験に要する負荷運転時間を短縮し、過速試
験の信頼性を高めることができる蒸気タービンの過速試
験システムに関する。
システムに係り、特に過速試験実施の可否を自動的に判
定し、過速試験に要する負荷運転時間を短縮し、過速試
験の信頼性を高めることができる蒸気タービンの過速試
験システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の火力発電プラントでは、運転にあ
たりベース負荷に対応した能力だけでなく、電力需要の
季節変化や日変化に対応するため、負荷調整能力を強く
求められるようになってきている。
たりベース負荷に対応した能力だけでなく、電力需要の
季節変化や日変化に対応するため、負荷調整能力を強く
求められるようになってきている。
【0003】そのため、週末停止後の起動(WEEKL
Y START AND STOP) や一日停止後の
起動(DAILY START AND STOP)
等の運用が適切に実施されなければならず、起動時間の
短縮および負荷変化追従能力の向上が必要になる。 一方、火力発電プラントは、電力の安定供給をはかる上
から、発電プラントを安全に運用することが重要である
。
Y START AND STOP) や一日停止後の
起動(DAILY START AND STOP)
等の運用が適切に実施されなければならず、起動時間の
短縮および負荷変化追従能力の向上が必要になる。 一方、火力発電プラントは、電力の安定供給をはかる上
から、発電プラントを安全に運用することが重要である
。
【0004】このため、蒸気タービンには種々の保安装
置が備えられている。そして、種々の保安装置が確実に
作動するかどうかを確認するため、蒸気タービンに対し
過速試験を行っている。
置が備えられている。そして、種々の保安装置が確実に
作動するかどうかを確認するため、蒸気タービンに対し
過速試験を行っている。
【0005】過速試験を行う際、重要な保安装置として
過速度トリップ装置がある。過速度トリップ装置は、蒸
気タービンが定格速度以上で回転した場合、所定の設定
された回転数で自動的に制御弁を遮断し、タービンを自
動停止させる。高速回転体である蒸気タービンは、回転
中回転数の2乗に比例して増加する遠心力が常に作用し
、遠心力は極めて大きなものとなる。
過速度トリップ装置がある。過速度トリップ装置は、蒸
気タービンが定格速度以上で回転した場合、所定の設定
された回転数で自動的に制御弁を遮断し、タービンを自
動停止させる。高速回転体である蒸気タービンは、回転
中回転数の2乗に比例して増加する遠心力が常に作用し
、遠心力は極めて大きなものとなる。
【0006】このため、通常過速度トリップ装置は、タ
ービンを自動停止させる回転数のレベルが定格回転数の
111%に設定され、機械式或いはバックアップとして
電気式の装置が用いられ、過速試験時に正常に作動する
かどうかを確認している。
ービンを自動停止させる回転数のレベルが定格回転数の
111%に設定され、機械式或いはバックアップとして
電気式の装置が用いられ、過速試験時に正常に作動する
かどうかを確認している。
【0007】ところで、過速試験時における保安装置の
作動確認は、蒸気タービンを発電系から切り離し(解列
)、蒸気タービンの回転数を定格回転数以上に上昇させ
て実施する。このためタービンロータには、定格回転数
により生じる遠心力よりも大きな遠心力が応力として作
用することになる。
作動確認は、蒸気タービンを発電系から切り離し(解列
)、蒸気タービンの回転数を定格回転数以上に上昇させ
て実施する。このためタービンロータには、定格回転数
により生じる遠心力よりも大きな遠心力が応力として作
用することになる。
【0008】しかしながら、蒸気タービンの高温部を構
成する高圧部および中圧部に用いられるロータ材料は、
高温強度を確保するため破面遷移温度(FATT; F
racture Ap−pearance Trans
ition Temperature)が比較的高い材
料で構成されている。破面遷移温度は、合金材料に過大
な応力が加えられ破壊に至る際、破壊形態が延性破壊か
ら脆性破壊に移る温度のことである。ロータは、低温域
で高応力が加えられると延性が小さく脆性が大きいため
、延性不足により一気に脆性破壊を起こす可能性があり
、低温状態で過速試験を行うのは極めて危険である。 このため、過速試験を行う際には、高温部のロータを破
面遷移温度以上に加熱しておくことが必要になる。
成する高圧部および中圧部に用いられるロータ材料は、
高温強度を確保するため破面遷移温度(FATT; F
racture Ap−pearance Trans
ition Temperature)が比較的高い材
料で構成されている。破面遷移温度は、合金材料に過大
な応力が加えられ破壊に至る際、破壊形態が延性破壊か
ら脆性破壊に移る温度のことである。ロータは、低温域
で高応力が加えられると延性が小さく脆性が大きいため
、延性不足により一気に脆性破壊を起こす可能性があり
、低温状態で過速試験を行うのは極めて危険である。 このため、過速試験を行う際には、高温部のロータを破
面遷移温度以上に加熱しておくことが必要になる。
【0009】従来、過速試験は、蒸気タービン内に蒸気
を導入して一定の負荷運転を行い、ロータが破面遷移温
度以上に達すると推定される一定の時間ロータを加熱し
た後、ロータを発電系から切り離し(解列)て実施して
いる。
を導入して一定の負荷運転を行い、ロータが破面遷移温
度以上に達すると推定される一定の時間ロータを加熱し
た後、ロータを発電系から切り離し(解列)て実施して
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の蒸気タービンの
過速試験では、蒸気タービンのロータが破面遷移温度以
上まで加熱されているかどうか自動的に確認することが
できないため、必ず一定時間、一定の負荷運転を行った
後に実施しなければならず、負荷上昇に要する時間を長
くとる必要があった。
過速試験では、蒸気タービンのロータが破面遷移温度以
上まで加熱されているかどうか自動的に確認することが
できないため、必ず一定時間、一定の負荷運転を行った
後に実施しなければならず、負荷上昇に要する時間を長
くとる必要があった。
【0011】また、蒸気タービンに一定時間、一定の負
荷運転を実施しても破面遷移温度に実際達しているのか
どうか確認できないため、ケーシング温度を計測したり
、ケーシングの熱伸び量やケーシングとロータとの熱伸
び量の差からロータの温度を推定して、ロータが破面遷
移温度以上であるかどうかを確認する必要がある。この
ように過速試験を実施するたびに、ロータの破面遷移温
度を検出する作業に多大の時間と労力を費やすという課
題があった。
荷運転を実施しても破面遷移温度に実際達しているのか
どうか確認できないため、ケーシング温度を計測したり
、ケーシングの熱伸び量やケーシングとロータとの熱伸
び量の差からロータの温度を推定して、ロータが破面遷
移温度以上であるかどうかを確認する必要がある。この
ように過速試験を実施するたびに、ロータの破面遷移温
度を検出する作業に多大の時間と労力を費やすという課
題があった。
【0012】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、ロータの破面遷移温度を精密に測定して過速
試験実施の可否を自動的に判定し、蒸気タービンプラン
トの負荷上昇時間を短縮させることができるとともに過
速試験実施の際の信頼性と安全性を向上させることがで
きる蒸気タービンの過速試験システムを提供することを
目的としている。〔発明の構成〕
たもので、ロータの破面遷移温度を精密に測定して過速
試験実施の可否を自動的に判定し、蒸気タービンプラン
トの負荷上昇時間を短縮させることができるとともに過
速試験実施の際の信頼性と安全性を向上させることがで
きる蒸気タービンの過速試験システムを提供することを
目的としている。〔発明の構成〕
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蒸気タービ
ンの過速試験システムは、上述した課題を解決するため
に、タービンの態様を検知してタービンロータの温度を
推定するタービンロータ温度推定手段と、タービンロー
タ温度推定手段により推定されたタービンロータの温度
と予め記憶されたタービンロータの破面遷移温度とを比
較し、過速試験実施の可否を判別する過速試験実施判定
手段とを有するものである。
ンの過速試験システムは、上述した課題を解決するため
に、タービンの態様を検知してタービンロータの温度を
推定するタービンロータ温度推定手段と、タービンロー
タ温度推定手段により推定されたタービンロータの温度
と予め記憶されたタービンロータの破面遷移温度とを比
較し、過速試験実施の可否を判別する過速試験実施判定
手段とを有するものである。
【0014】また、本発明に係る蒸気タービンの過速試
験システムは、上述した別の課題を解決するために、タ
ービンロータ温度推定手段は、タービンケーシングの温
度を検知してタービンロータの温度を推定する第1のタ
ービンロータ温度推定手段と、ケーシングとタービンロ
ータとの熱伸び量の差とを検知してタービンロータの温
度を推定する第2のタービンロータ温度推定手段とのう
ち少なくともいずれか一方を有するものである。
験システムは、上述した別の課題を解決するために、タ
ービンロータ温度推定手段は、タービンケーシングの温
度を検知してタービンロータの温度を推定する第1のタ
ービンロータ温度推定手段と、ケーシングとタービンロ
ータとの熱伸び量の差とを検知してタービンロータの温
度を推定する第2のタービンロータ温度推定手段とのう
ち少なくともいずれか一方を有するものである。
【0015】さらに、本発明に係る蒸気タービンの過速
試験システムは、上述した別の課題を解決するために、
蒸気タービンの過速試験システムは、予め設定された過
速試験実施の前提条件成立時のみ過速試験実施判定手段
が過速試験の実施を指令する過速試験実施指令手段を有
するものである。
試験システムは、上述した別の課題を解決するために、
蒸気タービンの過速試験システムは、予め設定された過
速試験実施の前提条件成立時のみ過速試験実施判定手段
が過速試験の実施を指令する過速試験実施指令手段を有
するものである。
【0016】
【作用】本発明に係る蒸気タービンの過速試験システム
は、タービンロータ温度推定確認手段によりタービンロ
ータの温度を推定して確認し、推定され確認されたター
ビンロータの温度を過速試験実施判定手段によりタービ
ンロータの破面遷移温度と比較し、タービンロータの温
度が破面遷移温度以上に達すると過速試験の実施が可能
であることを判定し、ロータが破面遷移温度を越えたこ
とを自動的に判定することができるので、迅速に過速試
験を実施することができ、蒸気タービンの負荷上昇時間
が短縮化される。
は、タービンロータ温度推定確認手段によりタービンロ
ータの温度を推定して確認し、推定され確認されたター
ビンロータの温度を過速試験実施判定手段によりタービ
ンロータの破面遷移温度と比較し、タービンロータの温
度が破面遷移温度以上に達すると過速試験の実施が可能
であることを判定し、ロータが破面遷移温度を越えたこ
とを自動的に判定することができるので、迅速に過速試
験を実施することができ、蒸気タービンの負荷上昇時間
が短縮化される。
【0017】また、本発明に係る蒸気タービンの過速試
験システムは、タービンロータ温度推定確認手段が、タ
ービンケーシングの温度を検知して、あるいはケーシン
グとタービンロータとの熱伸び量の差とを検知してター
ビンロータの温度を推定して確認することにより、ター
ビンロータの破面遷移温度を精密に測定することができ
るので、ロータが破面遷移温度に達したか否かの確認を
迅速に行うことができる。
験システムは、タービンロータ温度推定確認手段が、タ
ービンケーシングの温度を検知して、あるいはケーシン
グとタービンロータとの熱伸び量の差とを検知してター
ビンロータの温度を推定して確認することにより、ター
ビンロータの破面遷移温度を精密に測定することができ
るので、ロータが破面遷移温度に達したか否かの確認を
迅速に行うことができる。
【0018】さらに、本発明に係る蒸気タービンの過速
試験システムは、過速試験実施指令手段により予め設定
された過速試験実施の前提条件が成立した時のみ過速試
験実施判定手段が過速試験の実施可能を判定すると、過
速試験の実施を指令するようにしたので、過速試験実施
の前提条件が満足され、かつロータが破面遷移温度に達
しない限り過速試験を実施することがないため、過速試
験を安全に実施することができる。
試験システムは、過速試験実施指令手段により予め設定
された過速試験実施の前提条件が成立した時のみ過速試
験実施判定手段が過速試験の実施可能を判定すると、過
速試験の実施を指令するようにしたので、過速試験実施
の前提条件が満足され、かつロータが破面遷移温度に達
しない限り過速試験を実施することがないため、過速試
験を安全に実施することができる。
【0019】
【実施例】本発明に係る蒸気タービンの過速試験システ
ムの第1の実施例について添付図面を参照して説明する
。
ムの第1の実施例について添付図面を参照して説明する
。
【0020】図1は過速試験実施に至る条件をロジック
回路により示すブロック図、図2は本発明に係る蒸気タ
ービンの過速試験システムの第1の実施例を示すシステ
ム構成図、図3は図1の蒸気タービンの概念とタービン
ロータ温度推定確認手段が検知する蒸気タービンの熱伸
び量のモードとを対応させて示した説明図、図4は過速
試験実施のプロセスにおける時間とタービンロータの回
転数および負荷との関係を示すグラフである。
回路により示すブロック図、図2は本発明に係る蒸気タ
ービンの過速試験システムの第1の実施例を示すシステ
ム構成図、図3は図1の蒸気タービンの概念とタービン
ロータ温度推定確認手段が検知する蒸気タービンの熱伸
び量のモードとを対応させて示した説明図、図4は過速
試験実施のプロセスにおける時間とタービンロータの回
転数および負荷との関係を示すグラフである。
【0021】火力発電プラントの蒸気タービン1は、図
1に示すように、過速試験を実施する際に、発電系から
切り離されていることおよび、定格速度以上の回転数で
あることの2つの前提条件を満たし、さらに蒸気タービ
ン1のタービンロータ6が破面遷移温度以上に達した後
、過速試験を実施するようになっている。まず、図1に
示すロジック回路110により、過速試験実施にあたり
前提条件となる蒸気タービン1および発電系の条件につ
いて説明する。
1に示すように、過速試験を実施する際に、発電系から
切り離されていることおよび、定格速度以上の回転数で
あることの2つの前提条件を満たし、さらに蒸気タービ
ン1のタービンロータ6が破面遷移温度以上に達した後
、過速試験を実施するようになっている。まず、図1に
示すロジック回路110により、過速試験実施にあたり
前提条件となる蒸気タービン1および発電系の条件につ
いて説明する。
【0022】過速試験を実施する条件は、過速試験実施
指示部101と、並列条件検知部102と、定格速度達
成検知部103と、破面遷移温度以上達成条件部26、
40とを有して構成される。過速試験は過速試験実施指
令手段としてのロジック回路110により上記条件がす
べて満足された際、出力信号が過速試験実施部100に
送出されて実施される。
指示部101と、並列条件検知部102と、定格速度達
成検知部103と、破面遷移温度以上達成条件部26、
40とを有して構成される。過速試験は過速試験実施指
令手段としてのロジック回路110により上記条件がす
べて満足された際、出力信号が過速試験実施部100に
送出されて実施される。
【0023】過速試験実施指示部101は、過速試験の
実施を指示する押しボタンPB101の押し操作により
出力信号を送出する。並列条件検知部102は、蒸気タ
ービン1と発電系(図3参照)とが連結され並列されて
いると出力信号を送出し、蒸気タービン1と発電系とが
切り離され解列していると出力信号を送出しない。定格
速度達成部103は、蒸気タービン1が定格速度に達す
ると出力信号を送出する。ロジック回路110は、NO
T回路111とAND回路30,112とから構成され
る。
実施を指示する押しボタンPB101の押し操作により
出力信号を送出する。並列条件検知部102は、蒸気タ
ービン1と発電系(図3参照)とが連結され並列されて
いると出力信号を送出し、蒸気タービン1と発電系とが
切り離され解列していると出力信号を送出しない。定格
速度達成部103は、蒸気タービン1が定格速度に達す
ると出力信号を送出する。ロジック回路110は、NO
T回路111とAND回路30,112とから構成され
る。
【0024】NOT回路111は、並列条件検知部10
2から信号が送出されない時のみ、AND回路112に
出力信号を送出する。すなわち、NOT回路111は、
蒸気タービン1と発電系とが並列中である時は、並列条
件検知部102からAND回路112に出力信号を送出
せず、蒸気タービン1と発電系とが切り離され解列して
いる時のみAND回路112に出力信号を送出する。A
ND回路30は、破面遷移温度以上達成条件部26、4
0の両方から出力信号が入力されると、AND回路11
2に出力信号を送出する。
2から信号が送出されない時のみ、AND回路112に
出力信号を送出する。すなわち、NOT回路111は、
蒸気タービン1と発電系とが並列中である時は、並列条
件検知部102からAND回路112に出力信号を送出
せず、蒸気タービン1と発電系とが切り離され解列して
いる時のみAND回路112に出力信号を送出する。A
ND回路30は、破面遷移温度以上達成条件部26、4
0の両方から出力信号が入力されると、AND回路11
2に出力信号を送出する。
【0025】AND回路112は、過速試験実施指示部
101とNOT回路111と定格速度達成部103とA
ND回路30とから出力信号が送出されると、過速試験
実施部100に出力信号を送出する。過速試験実施部1
00は、信号が入力されると、過速試験を実施する。
101とNOT回路111と定格速度達成部103とA
ND回路30とから出力信号が送出されると、過速試験
実施部100に出力信号を送出する。過速試験実施部1
00は、信号が入力されると、過速試験を実施する。
【0026】すなわち、過速試験実施部100は、押し
ボタンPB101の押し操作により過速試験の実施が指
示されて、蒸気タービン1と発電系とが解列し、蒸気タ
ービン1が定格速度に達して、破面遷移温度以上達成条
件26,40のいずれもが成立すると過速試験を実施す
る。
ボタンPB101の押し操作により過速試験の実施が指
示されて、蒸気タービン1と発電系とが解列し、蒸気タ
ービン1が定格速度に達して、破面遷移温度以上達成条
件26,40のいずれもが成立すると過速試験を実施す
る。
【0027】ところで、本発明の第1の実施例に係る蒸
気タービンの過速試験システムは、タービンロータ温度
推定確認手段と過速試験実施判定手段とを備えて構成さ
れる。タービンロータ温度推定確認手段は、タービンロ
ータの温度を推定して確認する。
気タービンの過速試験システムは、タービンロータ温度
推定確認手段と過速試験実施判定手段とを備えて構成さ
れる。タービンロータ温度推定確認手段は、タービンロ
ータの温度を推定して確認する。
【0028】タービンロータ温度推定手段は、図2に示
すように、ロータの周囲の温度を検知する第1のタービ
ンロータ温度検知手段120と、第1のタービンロータ
温度検知手段120により検知されたロータの周囲の温
度からロータの温度を推定して確認する第1のタービン
ロータ温度推定確認手段121と、ロータとケーシング
との熱伸び量を検出する第2のタービンロータ温度検知
手段130と、第2のタービンロータ温度検知手段13
0により検知されたロータとケーシングとの熱伸び量の
差からロータの温度を推定して確認する第2のタービン
ロータ温度推定確認手段131とを備える。第1のター
ビンロータ温度検知手段120は、ロータの周囲の温度
を検知する検知部23a,24a,25aを備えている
。過速試験実施判定手段は、図2に示すように、第1の
過速試験実施判定手段122と第2の過速試験実施判定
手段132とを備える。
すように、ロータの周囲の温度を検知する第1のタービ
ンロータ温度検知手段120と、第1のタービンロータ
温度検知手段120により検知されたロータの周囲の温
度からロータの温度を推定して確認する第1のタービン
ロータ温度推定確認手段121と、ロータとケーシング
との熱伸び量を検出する第2のタービンロータ温度検知
手段130と、第2のタービンロータ温度検知手段13
0により検知されたロータとケーシングとの熱伸び量の
差からロータの温度を推定して確認する第2のタービン
ロータ温度推定確認手段131とを備える。第1のター
ビンロータ温度検知手段120は、ロータの周囲の温度
を検知する検知部23a,24a,25aを備えている
。過速試験実施判定手段は、図2に示すように、第1の
過速試験実施判定手段122と第2の過速試験実施判定
手段132とを備える。
【0029】過速試験実施判定手段122,132はそ
れぞれ、予めタービンロータの破面遷移温度が記憶され
、タービンロータ温度推定確認手段121,131によ
り推定され確認されたタービンロータの温度と予め記憶
されたタービンロータの破面遷移温度とを比較し、過速
試験実施の可否を判別する。
れぞれ、予めタービンロータの破面遷移温度が記憶され
、タービンロータ温度推定確認手段121,131によ
り推定され確認されたタービンロータの温度と予め記憶
されたタービンロータの破面遷移温度とを比較し、過速
試験実施の可否を判別する。
【0030】ところで、第1の過速試験実施判定手段1
22は第1のタービンロータ温度推定確認手段121の
機能も兼ね、第1のタービンロータ温度検知手段120
により検知されたタービンロータの温度を推定して確認
するとともにこの推定され確認されたタービンロータの
温度を予め記憶されたタービンロータの破面遷移温度と
を比較し、過速試験実施の可否を判別する。第1の過速
試験実施判定手段122は破面遷移温度以上達成条件部
26を構成する。
22は第1のタービンロータ温度推定確認手段121の
機能も兼ね、第1のタービンロータ温度検知手段120
により検知されたタービンロータの温度を推定して確認
するとともにこの推定され確認されたタービンロータの
温度を予め記憶されたタービンロータの破面遷移温度と
を比較し、過速試験実施の可否を判別する。第1の過速
試験実施判定手段122は破面遷移温度以上達成条件部
26を構成する。
【0031】第2の過速試験実施判定手段132は、破
面遷移温度以上達成条件部40を構成し、第2のタービ
ンロータ温度推定確認手段131により推定され確認さ
れたタービンロータの温度と予め記憶されたタービンロ
ータの破面遷移温度とを比較し、過速試験実施の可否を
判別する。
面遷移温度以上達成条件部40を構成し、第2のタービ
ンロータ温度推定確認手段131により推定され確認さ
れたタービンロータの温度と予め記憶されたタービンロ
ータの破面遷移温度とを比較し、過速試験実施の可否を
判別する。
【0032】蒸気タービン1は、図3に示すように、導
入される蒸気圧力および蒸気温度に応じて高圧タービン
(高温部)2から中圧タービン(中間部)3、そして低
圧タービン(低温部)4、5までの各タービンが直列に
並んで構成される。
入される蒸気圧力および蒸気温度に応じて高圧タービン
(高温部)2から中圧タービン(中間部)3、そして低
圧タービン(低温部)4、5までの各タービンが直列に
並んで構成される。
【0033】各タービン2〜5には、タービン2〜5に
導入される蒸気圧力および蒸気温度に応じて、高圧ロー
タ2a、中圧ロータ3a、低圧ロータ4a,5aがそれ
ぞれ設けられる。各ロータ2a〜5aは、各タービン2
〜5の中心を貫通して同一軸心上に回転自在に軸支され
,蒸気タービン1の回転部としての回転軸(タービンロ
ータ)6を構成する。回転軸6は、発電機7の回転子(
図示せず)とカップリング7aを介して駆動の伝達を遮
断可能に連結される。
導入される蒸気圧力および蒸気温度に応じて、高圧ロー
タ2a、中圧ロータ3a、低圧ロータ4a,5aがそれ
ぞれ設けられる。各ロータ2a〜5aは、各タービン2
〜5の中心を貫通して同一軸心上に回転自在に軸支され
,蒸気タービン1の回転部としての回転軸(タービンロ
ータ)6を構成する。回転軸6は、発電機7の回転子(
図示せず)とカップリング7aを介して駆動の伝達を遮
断可能に連結される。
【0034】蒸気タービン1の静止部を構成するケーシ
ング2b〜5bのうち、高圧ケーシング2bの前方側(
図3の左側)には前軸支持部8が設けられる。高圧ケー
シング2bと中圧ケーシング3bとの間には、第1の中
間軸受支持部9が設けられる。また中圧ケーシング3b
と低圧ケーシング4bとの間には、第2の中間軸受支持
部10が設けられる。
ング2b〜5bのうち、高圧ケーシング2bの前方側(
図3の左側)には前軸支持部8が設けられる。高圧ケー
シング2bと中圧ケーシング3bとの間には、第1の中
間軸受支持部9が設けられる。また中圧ケーシング3b
と低圧ケーシング4bとの間には、第2の中間軸受支持
部10が設けられる。
【0035】蒸気タービン1は、前方側(図3の左側)
から前軸支持部8、高圧ケーシング2b、第1の中間軸
受支持部9、中圧ケーシング3b、第2の中間軸受支持
部10の順で低圧タービン4に接続される。第2の中間
軸受支持部10は基礎台11に固定され、固定された固
定点を起点Aとしている。前軸支持部8および第1の中
間軸受支持部9はそれぞれ基礎台12,13に支持され
、タービン2,3の熱伸びによる変位を許容可能に取り
付けられる。
から前軸支持部8、高圧ケーシング2b、第1の中間軸
受支持部9、中圧ケーシング3b、第2の中間軸受支持
部10の順で低圧タービン4に接続される。第2の中間
軸受支持部10は基礎台11に固定され、固定された固
定点を起点Aとしている。前軸支持部8および第1の中
間軸受支持部9はそれぞれ基礎台12,13に支持され
、タービン2,3の熱伸びによる変位を許容可能に取り
付けられる。
【0036】前軸支持部8と第2の中間軸受支持部10
とには、それぞれケーシングの熱伸び量とケーシングと
ロータとの熱伸び量の差とを検知する検知部41,42
が設けられる。
とには、それぞれケーシングの熱伸び量とケーシングと
ロータとの熱伸び量の差とを検知する検知部41,42
が設けられる。
【0037】第1の中間軸受支持部9の内部には、スラ
スト軸受14が設けられ、高圧ロータ2aと中圧ロータ
3aとを軸支する。高圧ロータ2aと中圧ロータ3aと
はカップリング15を介して接離可能に連結される。
スト軸受14が設けられ、高圧ロータ2aと中圧ロータ
3aとを軸支する。高圧ロータ2aと中圧ロータ3aと
はカップリング15を介して接離可能に連結される。
【0038】各タービン2,3,4,5はそれぞれ、内
部ケーシングと外部ケーシングとを有している。ここで
は、図2に示すように、破面遷移温度が比較的高い材料
で構成される高圧ロータ2aと中圧ロータ3aのうち、
高圧ロータ2aを有する高圧タービン2について説明す
る。
部ケーシングと外部ケーシングとを有している。ここで
は、図2に示すように、破面遷移温度が比較的高い材料
で構成される高圧ロータ2aと中圧ロータ3aのうち、
高圧ロータ2aを有する高圧タービン2について説明す
る。
【0039】高圧タービン2の内部ケーシング20には
、図2に示すように、第1段シェル部23および抽気部
24が形成され、外部ケーシング21には排気部25が
形成される。第1段シェル部23、抽気部24および排
気部25には、検知部23a,24a,25aがそれぞ
れ設けられ、高圧ケーシング2b内部の温度を検知する
。
、図2に示すように、第1段シェル部23および抽気部
24が形成され、外部ケーシング21には排気部25が
形成される。第1段シェル部23、抽気部24および排
気部25には、検知部23a,24a,25aがそれぞ
れ設けられ、高圧ケーシング2b内部の温度を検知する
。
【0040】検知部23a,24a,25aは、高圧ケ
ーシング2b内部の温度を検知すると、検知信号T23
,T24,T25を破面遷移温度以上達成条件部26を
構成する第1のタービンロータ遷移温度比較部26にそ
れぞれ送出し、ロータ2aの温度を推定して確認する。
ーシング2b内部の温度を検知すると、検知信号T23
,T24,T25を破面遷移温度以上達成条件部26を
構成する第1のタービンロータ遷移温度比較部26にそ
れぞれ送出し、ロータ2aの温度を推定して確認する。
【0041】ところで、第1のタービンロータ遷移温度
比較部26は、第1のタービンロータ温度推定確認手段
121としての機能を果たすとともに、第1の過速試験
実施判定手段122としての機能も果たす。
比較部26は、第1のタービンロータ温度推定確認手段
121としての機能を果たすとともに、第1の過速試験
実施判定手段122としての機能も果たす。
【0042】第1のタービンロータ遷移温度比較部26
は、予め高圧ロータ2aの破面遷移温度FATTが記憶
され、検知部23a〜25aから入力された検知信号T
23〜T25に基づき高圧ロータ2aの温度Ti を求
め、高圧ロータ2aの温度Ti と破面遷移温度FAT
Tとを比較する。
は、予め高圧ロータ2aの破面遷移温度FATTが記憶
され、検知部23a〜25aから入力された検知信号T
23〜T25に基づき高圧ロータ2aの温度Ti を求
め、高圧ロータ2aの温度Ti と破面遷移温度FAT
Tとを比較する。
【0043】内部ケーシング20および外部ケーシング
21の内部の温度は、高圧ロータ2aの外面温度に一致
する。従って、検知部23a〜25aにより検知された
内部ケーシング20および外部ケーシング21の温度を
高圧ロータ2aの温度Ti として推定して確認する。 第1のタービンロータ遷移温度比較部26は、高圧ロー
タ2aの温度Ti と破面遷移温度FATTとを比較し
、高圧ロータ2aの温度Ti が破面遷移温度FATT
以上(Ti >FATT)になると、出力信号をAND
回路30に送出する。
21の内部の温度は、高圧ロータ2aの外面温度に一致
する。従って、検知部23a〜25aにより検知された
内部ケーシング20および外部ケーシング21の温度を
高圧ロータ2aの温度Ti として推定して確認する。 第1のタービンロータ遷移温度比較部26は、高圧ロー
タ2aの温度Ti と破面遷移温度FATTとを比較し
、高圧ロータ2aの温度Ti が破面遷移温度FATT
以上(Ti >FATT)になると、出力信号をAND
回路30に送出する。
【0044】次に、第2のタービンロータ温度検知手段
130、第2のタービンロータの温度推定確認手段13
1および第2の過速試験実施判定手段132について説
明する。
130、第2のタービンロータの温度推定確認手段13
1および第2の過速試験実施判定手段132について説
明する。
【0045】第2のタービンロータ温度検知手段130
は、検出部41,42とロータ熱伸び計算部43とを備
える。第2のタービンロータ温度検知手段130は、検
出部41,42でケーシングの熱伸び量とケーシングと
タービンロータとの熱伸び量の差とを検出しロータ熱伸
び計算部43によりロータの熱伸びを演算処理して計算
する。そして、演算処理された信号を第2のタービンロ
ータ温度推定確認手段131に送出する。
は、検出部41,42とロータ熱伸び計算部43とを備
える。第2のタービンロータ温度検知手段130は、検
出部41,42でケーシングの熱伸び量とケーシングと
タービンロータとの熱伸び量の差とを検出しロータ熱伸
び計算部43によりロータの熱伸びを演算処理して計算
する。そして、演算処理された信号を第2のタービンロ
ータ温度推定確認手段131に送出する。
【0046】第2のタービンロータ温度推定確認手段1
31は、ロータ平均温度計算部44を備えて構成される
。第2のタービンロータ温度推定確認手段131は、第
2のタービンロータ温度検知手段130からの信号に基
づいてロータ平均温度計算部44によりロータの平均温
度を演算処理して推定して確認する。
31は、ロータ平均温度計算部44を備えて構成される
。第2のタービンロータ温度推定確認手段131は、第
2のタービンロータ温度検知手段130からの信号に基
づいてロータ平均温度計算部44によりロータの平均温
度を演算処理して推定して確認する。
【0047】第2の過速試験実施判定手段132は、破
面遷移温度以上達成条件部としての第2のタービンロー
タ遷移温度比較部40を備えて構成される。第2のター
ビンロータ遷移温度比較部40は、予め高圧ロータ2a
の破面遷移温度FATTが記憶され、第2のタービンロ
ータ温度推定確認手段131から入力された信号に基づ
き高圧ロータ2aの温度Tavを求め、高圧ロータ2a
の推定確認温度Tavと破面遷移温度FATTとを比較
する。
面遷移温度以上達成条件部としての第2のタービンロー
タ遷移温度比較部40を備えて構成される。第2のター
ビンロータ遷移温度比較部40は、予め高圧ロータ2a
の破面遷移温度FATTが記憶され、第2のタービンロ
ータ温度推定確認手段131から入力された信号に基づ
き高圧ロータ2aの温度Tavを求め、高圧ロータ2a
の推定確認温度Tavと破面遷移温度FATTとを比較
する。
【0048】第2の過速試験実施判定手段132は、第
2のタービンロータ温度推定手段131により推定され
確認された高圧ロータ2aの温度Tavと破面遷移温度
FATTとを比較し、高圧ロータ2aの温度Tavが破
面遷移温度FATT以上(Tav>FATT)になると
、出力信号をAND回路30に送出する。次に検出部4
1,42について説明する。
2のタービンロータ温度推定手段131により推定され
確認された高圧ロータ2aの温度Tavと破面遷移温度
FATTとを比較し、高圧ロータ2aの温度Tavが破
面遷移温度FATT以上(Tav>FATT)になると
、出力信号をAND回路30に送出する。次に検出部4
1,42について説明する。
【0049】蒸気タービン1には、図3に示すように、
高圧ロータ2aの前方側(図3の左側)に、起点Aを基
準にしてケーシング2b,3bの熱伸び量Lcを検出す
る検出部41が設けられる。
高圧ロータ2aの前方側(図3の左側)に、起点Aを基
準にしてケーシング2b,3bの熱伸び量Lcを検出す
る検出部41が設けられる。
【0050】また、蒸気タービン1には、図3に示すよ
うに、中圧ロータ3aの後方側(図3ほぼ中央部)に、
ケーシング2b,3bとロータ2a,3aとの熱伸び量
の差Ld を検出する検出部42が設けられる。
うに、中圧ロータ3aの後方側(図3ほぼ中央部)に、
ケーシング2b,3bとロータ2a,3aとの熱伸び量
の差Ld を検出する検出部42が設けられる。
【0051】検出部41,42は、通常蒸気タービン1
が運転される際、静止部を構成するケーシング2b〜5
bと回転部を構成する回転軸6との熱伸び量が異なるた
め、それぞれの熱伸び量を検出して監視し、静止部と回
転部が軸方向に接触することを防止するために設けられ
る。
が運転される際、静止部を構成するケーシング2b〜5
bと回転部を構成する回転軸6との熱伸び量が異なるた
め、それぞれの熱伸び量を検出して監視し、静止部と回
転部が軸方向に接触することを防止するために設けられ
る。
【0052】ところで、本実施例においては、検出部4
1,42は静止部と回転部との軸方向接触防止の監視に
加え、熱伸び量を検出することによりロータの平均温度
を導く。図3に示すように、静止部の熱伸び量を線Cで
、回転部の熱伸び量を線Dでそれぞれ示す。
1,42は静止部と回転部との軸方向接触防止の監視に
加え、熱伸び量を検出することによりロータの平均温度
を導く。図3に示すように、静止部の熱伸び量を線Cで
、回転部の熱伸び量を線Dでそれぞれ示す。
【0053】検出部41は、静止部の一部を構成するケ
ーシング2b,3bが起点Aを基準にして前方側に熱伸
びする量Lc を検出し、検出信号をロータ熱伸び計算
部43に送出する。
ーシング2b,3bが起点Aを基準にして前方側に熱伸
びする量Lc を検出し、検出信号をロータ熱伸び計算
部43に送出する。
【0054】また、検出部41は、スラスト軸14の位
置(図3の点B参照)を中心に高圧ロータ2aが前方側
に、中圧ロータ3aが後方側にそれぞれ熱伸びするうち
、高圧ロータ3aが前方側に熱伸びする量とケーシング
2b,3bの熱伸びする量との差(高圧部伸び差)LH
Pを検出し、検出信号をロータ熱伸び計算部43に送出
する。
置(図3の点B参照)を中心に高圧ロータ2aが前方側
に、中圧ロータ3aが後方側にそれぞれ熱伸びするうち
、高圧ロータ3aが前方側に熱伸びする量とケーシング
2b,3bの熱伸びする量との差(高圧部伸び差)LH
Pを検出し、検出信号をロータ熱伸び計算部43に送出
する。
【0055】検出部42は、スラスト軸14の位置(図
3の点B参照)を中心に高圧ロータ2aが前方側に、中
圧ロータ3aが後方側にそれぞれ熱伸びするうち、中圧
ロータ3aが後方側に熱伸びする量とケーシング2b,
3bの熱伸びする量との差(中圧部伸び差)LIPを検
出し、検出信号をロータ熱伸び計算部43に送出する。 ロータ熱伸び計算部43は、検出部41で検出されたケ
ーシング2b,3bの熱伸び量Lc と、検出部41,
42で検出されたケーシング2b,3bとロータ2a,
3aとの熱伸び量の差Ld (Ld =LHP+LIP
)とによりロータの熱伸びを計算する。ロータ熱伸び計
算部43によるロータの熱伸びの計算は次のようにして
行われる。
3の点B参照)を中心に高圧ロータ2aが前方側に、中
圧ロータ3aが後方側にそれぞれ熱伸びするうち、中圧
ロータ3aが後方側に熱伸びする量とケーシング2b,
3bの熱伸びする量との差(中圧部伸び差)LIPを検
出し、検出信号をロータ熱伸び計算部43に送出する。 ロータ熱伸び計算部43は、検出部41で検出されたケ
ーシング2b,3bの熱伸び量Lc と、検出部41,
42で検出されたケーシング2b,3bとロータ2a,
3aとの熱伸び量の差Ld (Ld =LHP+LIP
)とによりロータの熱伸びを計算する。ロータ熱伸び計
算部43によるロータの熱伸びの計算は次のようにして
行われる。
【0056】ロータ単体の運転中の伸びは、ケーシング
2b,3bの熱伸び量Lc とケーシング2b,3bと
ロータ2a,3aとの熱伸び量の差Ld とを加えたも
のになる(Lc +Ld )。
2b,3bの熱伸び量Lc とケーシング2b,3bと
ロータ2a,3aとの熱伸び量の差Ld とを加えたも
のになる(Lc +Ld )。
【0057】なお、ここで、ケーシング2b,3bとロ
ータ2a,3aとの熱伸び量の差Ld は、ロータ2a
,3aがケーシング2b,3bより伸びている状態(以
下、ロータロングと称する、図3点Bより左方参照)で
は、正の値となり、逆にケーシング2b,3bがロータ
2a,3aより伸びている状態(以下、ロータショート
と称する、図3点Bより右方参照)では、負の値となる
。
ータ2a,3aとの熱伸び量の差Ld は、ロータ2a
,3aがケーシング2b,3bより伸びている状態(以
下、ロータロングと称する、図3点Bより左方参照)で
は、正の値となり、逆にケーシング2b,3bがロータ
2a,3aより伸びている状態(以下、ロータショート
と称する、図3点Bより右方参照)では、負の値となる
。
【0058】さらに、ロータ2aは運転中に遠心力が付
加されているため、ロータの単体の熱伸びを計算するに
は、遠心力によるロータの縮みLCFを加える必要があ
る。従って、ロータ2aの熱伸び量ΔLは次式で表され
る。 Ld =LHP+LIP ΔL=Lc +Ld +LCF
……(1) ΔL=Lc +LHP+LIP
+LCF ロータ平均温度計算部44は、ロータ熱伸び計算部
43からの出力信号に基づいてロータ2aの平均温度を
計算する。
加されているため、ロータの単体の熱伸びを計算するに
は、遠心力によるロータの縮みLCFを加える必要があ
る。従って、ロータ2aの熱伸び量ΔLは次式で表され
る。 Ld =LHP+LIP ΔL=Lc +Ld +LCF
……(1) ΔL=Lc +LHP+LIP
+LCF ロータ平均温度計算部44は、ロータ熱伸び計算部
43からの出力信号に基づいてロータ2aの平均温度を
計算する。
【0059】ロータ平均温度計算部44によるロータ2
aの平均温度Tavの計算は、ロータ熱伸び計算部43
により導かれたロータ2aの熱伸び量ΔLを、線膨脹係
数αと対象となるロータ2aの全長LLとで除算し、基
準温度(通常は20°C 程度の室温)T0 を加える
ことにより計算できる。 Tav=ΔL/(αLL)+T0
……
(2)
aの平均温度Tavの計算は、ロータ熱伸び計算部43
により導かれたロータ2aの熱伸び量ΔLを、線膨脹係
数αと対象となるロータ2aの全長LLとで除算し、基
準温度(通常は20°C 程度の室温)T0 を加える
ことにより計算できる。 Tav=ΔL/(αLL)+T0
……
(2)
【0060】ロータ平均温度計算部44は、計算
されたロータ2aの平均温度Tavの出力信号を第2の
過速試験実施判定手段132としての第2のタービンロ
ータ遷移温度比較部40に送出する。
されたロータ2aの平均温度Tavの出力信号を第2の
過速試験実施判定手段132としての第2のタービンロ
ータ遷移温度比較部40に送出する。
【0061】第2のタービンロータ遷移温度比較部40
は、予め高圧ロータ2aの破面遷移温度FATTが記憶
され、ロータ平均温度計算部44からの信号に基づいて
ロータ2aの平均温度T0 と破面遷移温度FATTと
を比較し、ロータ2aの平均温度T0 が破面遷移温度
FATT以上の温度を達成すると、AND回路30に出
力信号を送出する。
は、予め高圧ロータ2aの破面遷移温度FATTが記憶
され、ロータ平均温度計算部44からの信号に基づいて
ロータ2aの平均温度T0 と破面遷移温度FATTと
を比較し、ロータ2aの平均温度T0 が破面遷移温度
FATT以上の温度を達成すると、AND回路30に出
力信号を送出する。
【0062】AND回路30は、図2に示すように第1
のタービンロータ遷移温度比較部26と第2のタービン
ロータ遷移温度比較部40とからの出力信号が入力され
ると、過速試験可能表示部31およびAND回路112
に出力信号を送出する。
のタービンロータ遷移温度比較部26と第2のタービン
ロータ遷移温度比較部40とからの出力信号が入力され
ると、過速試験可能表示部31およびAND回路112
に出力信号を送出する。
【0063】ロジック回路110は、過速試験の実施が
可能な条件101,102,103,26,40により
過速試験の実施を指令する過速試験実施指令手段を構成
する。ロジック回路110は、条件101,102,1
03,26,40を満足させると、過速試験実施部10
0に過速試験の実施を指令する指令信号を送出し、過速
試験が実施される。次に上記第1の実施例に係る蒸気タ
ービンの過速試験システムの作用について説明する。
可能な条件101,102,103,26,40により
過速試験の実施を指令する過速試験実施指令手段を構成
する。ロジック回路110は、条件101,102,1
03,26,40を満足させると、過速試験実施部10
0に過速試験の実施を指令する指令信号を送出し、過速
試験が実施される。次に上記第1の実施例に係る蒸気タ
ービンの過速試験システムの作用について説明する。
【0064】過速試験を実施するには、まず、蒸気ター
ビン1と発電系との解列を行う。この時、並列条件検知
部102からNOT回路111には出力信号が送出され
ないので、NOT回路111からAND回路112に出
力信号が送出される。
ビン1と発電系との解列を行う。この時、並列条件検知
部102からNOT回路111には出力信号が送出され
ないので、NOT回路111からAND回路112に出
力信号が送出される。
【0065】次に蒸気タービン1を起動して蒸気タービ
ン1が定格速度に達するまで回転上昇を行う(図4の点
S参照)。蒸気タービン1が定格速度に達すると、定格
速度達成検知部103は、AND回路112に出力信号
を送出する。
ン1が定格速度に達するまで回転上昇を行う(図4の点
S参照)。蒸気タービン1が定格速度に達すると、定格
速度達成検知部103は、AND回路112に出力信号
を送出する。
【0066】さらに、蒸気タービン1の回転上昇にとも
ない、ケーシング2b〜5bの内部温度が上昇すると、
ケーシング2b〜5bとロータ2a〜5aとが熱膨脹し
、ケーシング2b,3bは起点Aを中心に前方側に、ま
たロータ2a,3aはスラスト軸受14を中心にして回
転軸6の軸方向の両側に伸びる。
ない、ケーシング2b〜5bの内部温度が上昇すると、
ケーシング2b〜5bとロータ2a〜5aとが熱膨脹し
、ケーシング2b,3bは起点Aを中心に前方側に、ま
たロータ2a,3aはスラスト軸受14を中心にして回
転軸6の軸方向の両側に伸びる。
【0067】検知部23a,24a,25aにより、高
圧ケーシング2b内部の温度を検知すると、検知部23
a,24a,25aは検知信号T23,T24,T25
を第1のタービンロータ遷移温度比較部26にそれぞれ
送出し、ロータ2aの温度を推定して確認する。
圧ケーシング2b内部の温度を検知すると、検知部23
a,24a,25aは検知信号T23,T24,T25
を第1のタービンロータ遷移温度比較部26にそれぞれ
送出し、ロータ2aの温度を推定して確認する。
【0068】第1のタービンロータ遷移温度比較部26
は、検知部23a〜25aから入力された検知信号T2
3〜T25に基づき、予め記憶された高圧ロータ2aの
破面遷移温度FATTと高圧ロータ2aの温度Ti と
を比較し、高圧ロータ2aの温度Ti が破面遷移温度
FATT以上(Ti >FATT)になると、出力信号
をAND回路30に送出する。一方、検出部41により
ケーシング2b,3bが起点Aを基準にして前方側に熱
伸びする量Lc を検出し、検出信号をロータ熱伸び計
算部43に送出する。
は、検知部23a〜25aから入力された検知信号T2
3〜T25に基づき、予め記憶された高圧ロータ2aの
破面遷移温度FATTと高圧ロータ2aの温度Ti と
を比較し、高圧ロータ2aの温度Ti が破面遷移温度
FATT以上(Ti >FATT)になると、出力信号
をAND回路30に送出する。一方、検出部41により
ケーシング2b,3bが起点Aを基準にして前方側に熱
伸びする量Lc を検出し、検出信号をロータ熱伸び計
算部43に送出する。
【0069】また、検出部41,42により、スラスト
軸14の位置(図3の点B参照)を中心に高圧ロータ3
aが前方側に熱伸びする量とケーシング2b,3bの熱
伸びする量との差(高圧部伸び差)LHPと、中圧ロー
タ3aが後方側に熱伸びする量とケーシング2b,3b
の熱伸びする量との差(中圧部伸び差)LIPとを検出
し、検出信号をロータ熱伸び計算部43に送出する。
軸14の位置(図3の点B参照)を中心に高圧ロータ3
aが前方側に熱伸びする量とケーシング2b,3bの熱
伸びする量との差(高圧部伸び差)LHPと、中圧ロー
タ3aが後方側に熱伸びする量とケーシング2b,3b
の熱伸びする量との差(中圧部伸び差)LIPとを検出
し、検出信号をロータ熱伸び計算部43に送出する。
【0070】ロータ熱伸び計算部43は、検出部41で
検出されたケーシング2b,3bの熱伸び量Lc ある
いは、検出部41,42で検出されたケーシング2b,
3bとロータ2a,3aとの熱伸び量の差Ld (Ld
=LHP+LIP)とによりロータの熱伸びを計算し
、信号をロータ平均温度計算部44に送出する。ロータ
平均温度計算部44は、ロータ熱伸び計算部43からの
出力信号に基づいてロータ2aの平均温度を計算して推
定し、確認する。ロータ平均温度計算部44は、計算さ
れたロータ2aの平均温度Tavの出力信号を第2のタ
ービンロータ遷移温度比較部40に送出する。
検出されたケーシング2b,3bの熱伸び量Lc ある
いは、検出部41,42で検出されたケーシング2b,
3bとロータ2a,3aとの熱伸び量の差Ld (Ld
=LHP+LIP)とによりロータの熱伸びを計算し
、信号をロータ平均温度計算部44に送出する。ロータ
平均温度計算部44は、ロータ熱伸び計算部43からの
出力信号に基づいてロータ2aの平均温度を計算して推
定し、確認する。ロータ平均温度計算部44は、計算さ
れたロータ2aの平均温度Tavの出力信号を第2のタ
ービンロータ遷移温度比較部40に送出する。
【0071】第2のタービンロータ遷移温度比較部40
は、ロータ平均温度計算部44からの信号に基づいて、
予め記憶された高圧ロータ2aの破面遷移温度FATT
とロータ2aの平均温度Tavとを比較し、ロータ2a
の平均温度Tavが破面遷移温度FATT以上の温度を
達成すると、AND回路30に出力信号を送出する。
は、ロータ平均温度計算部44からの信号に基づいて、
予め記憶された高圧ロータ2aの破面遷移温度FATT
とロータ2aの平均温度Tavとを比較し、ロータ2a
の平均温度Tavが破面遷移温度FATT以上の温度を
達成すると、AND回路30に出力信号を送出する。
【0072】AND回路30は、第1のタービンロータ
遷移温度比較部26と第2のタービンロータ遷移温度比
較部40とからの出力信号が入力されると、過速試験可
能表示部31およびAND回路112に出力信号を送出
する。
遷移温度比較部26と第2のタービンロータ遷移温度比
較部40とからの出力信号が入力されると、過速試験可
能表示部31およびAND回路112に出力信号を送出
する。
【0073】ロジック回路110は、過速試験の実施可
能条件101,102,103,26,40が成立する
と、AND回路112から過速試験実施部100に過速
試験の実施を指令する出力信号を送出する。そして過速
試験実施部100に指令信号が入力されると、過速試験
が実施される。
能条件101,102,103,26,40が成立する
と、AND回路112から過速試験実施部100に過速
試験の実施を指令する出力信号を送出する。そして過速
試験実施部100に指令信号が入力されると、過速試験
が実施される。
【0074】上述のように、本実施例によれば、タービ
ンロータの態様を検知してタービンロータの温度を推定
して確認し、推定され確認されたタービンロータの温度
と予め記憶されたタービンロータの破面遷移温度とを比
較して、過速試験実施の可否を自動的に判別し、蒸気タ
ービンプラントの負荷上昇時間を短縮化することができ
るとともに、過速試験の実施可能条件の中に過速試験実
施判定手段をインタロックとして組み込むことにより、
過速試験を安全に実施できる。次に、本発明の第2の実
施例について、図5を参照して説明する。なお、図1な
いし図4と同一部分には、同一符号を付してその説明を
省略する。
ンロータの態様を検知してタービンロータの温度を推定
して確認し、推定され確認されたタービンロータの温度
と予め記憶されたタービンロータの破面遷移温度とを比
較して、過速試験実施の可否を自動的に判別し、蒸気タ
ービンプラントの負荷上昇時間を短縮化することができ
るとともに、過速試験の実施可能条件の中に過速試験実
施判定手段をインタロックとして組み込むことにより、
過速試験を安全に実施できる。次に、本発明の第2の実
施例について、図5を参照して説明する。なお、図1な
いし図4と同一部分には、同一符号を付してその説明を
省略する。
【0075】高圧ロータ2aの遠心力により生じる応力
は、通常最も翼長の長い排気部25において最大となる
。また、高圧ロータ2aの接線方向の応力は高圧ロータ
2aの軸方向中心部が最大となる。
は、通常最も翼長の長い排気部25において最大となる
。また、高圧ロータ2aの接線方向の応力は高圧ロータ
2aの軸方向中心部が最大となる。
【0076】従って、本発明の第2の実施例に係る蒸気
タービンの過速試験システムは、図5に示すように、高
圧ロータ2aを軸方向の各セクションLL1 〜LL7
に分割して、温度と熱伸びを検出し、応力が強く作用
する排気部25で高圧ロータ2aの中心部の温度を正確
に求めて破面遷移温度FATTと比較し、過速試験を実
施するようになっている。第1のタービンロータ温度検
知手段220は、検知部50,51,52,53,54
,55を備えて構成される。
タービンの過速試験システムは、図5に示すように、高
圧ロータ2aを軸方向の各セクションLL1 〜LL7
に分割して、温度と熱伸びを検出し、応力が強く作用
する排気部25で高圧ロータ2aの中心部の温度を正確
に求めて破面遷移温度FATTと比較し、過速試験を実
施するようになっている。第1のタービンロータ温度検
知手段220は、検知部50,51,52,53,54
,55を備えて構成される。
【0077】検知部50は、前軸支持部8に設けられ、
軸受け温度および軸受け戻り湯温度を検知して、前軸支
持部8における高圧ロータ2aのロータ温度T50を検
出する。
軸受け温度および軸受け戻り湯温度を検知して、前軸支
持部8における高圧ロータ2aのロータ温度T50を検
出する。
【0078】検知部51は、前方グランド部28に設け
られ、前方グランド部28の蒸気温度を検知して、前方
グランド部28における高圧ロータ2aのロータ温度T
51を検出する。検知部52は、抽気部24に設けられ
、抽気部24のケーシング温度T52を検出する。検知
部53は、第1段シェル部23に設けられ、第1段シェ
ル部23のケーシング温度T53を検出する。
られ、前方グランド部28の蒸気温度を検知して、前方
グランド部28における高圧ロータ2aのロータ温度T
51を検出する。検知部52は、抽気部24に設けられ
、抽気部24のケーシング温度T52を検出する。検知
部53は、第1段シェル部23に設けられ、第1段シェ
ル部23のケーシング温度T53を検出する。
【0079】検知部54は、後方グランド部29に設け
られ、後方グランド部29の蒸気温度を検知して、後方
グランド部29における高圧ロータ2aのロータ温度T
54を検出する。
られ、後方グランド部29の蒸気温度を検知して、後方
グランド部29における高圧ロータ2aのロータ温度T
54を検出する。
【0080】検知部55は、第1の中間軸受支持部9に
設けられ、軸受け温度および軸受け戻り湯温度を検知し
て、第1の中間軸受支持部9における高圧ロータ2aの
ロータ温度T55を検出する。
設けられ、軸受け温度および軸受け戻り湯温度を検知し
て、第1の中間軸受支持部9における高圧ロータ2aの
ロータ温度T55を検出する。
【0081】各検知部50〜55は、高圧ロータ2aを
温度の上から軸方向の各セクションLL1 ,LL2
,LL4 〜LL7 に分割し、各セクションLL1
,LL2 ,LL4〜LL7 ごとの温度検出信号を送
出する。
温度の上から軸方向の各セクションLL1 ,LL2
,LL4 〜LL7 に分割し、各セクションLL1
,LL2 ,LL4〜LL7 ごとの温度検出信号を送
出する。
【0082】第2のタービンロータ温度検知手段330
は検出部41,42とロータ熱伸び計算部43と検知部
50〜55とロータ熱伸び計算部243とを備えて構成
される。
は検出部41,42とロータ熱伸び計算部43と検知部
50〜55とロータ熱伸び計算部243とを備えて構成
される。
【0083】ロータ熱伸び計算部243は、各検知部5
0〜55により検出された各セクションごとの温度検出
信号に基づき各セクションに対応する高圧ロータ2aの
伸びを計算する。高圧ロータ2aの熱伸び量ΔLLi
は次式で表される。
0〜55により検出された各セクションごとの温度検出
信号に基づき各セクションに対応する高圧ロータ2aの
伸びを計算する。高圧ロータ2aの熱伸び量ΔLLi
は次式で表される。
【0084】
ΔLLi =αi ・LLi ・(Ti
−T0 ) ……
(3)ここで、ΔLLi は各セクションの伸び、αi
は各セクションの線膨脹係数、LLi は各セクショ
ンの長さ、Ti は各セクションの温度、T0 は基準
温度(室温)である。
−T0 ) ……
(3)ここで、ΔLLi は各セクションの伸び、αi
は各セクションの線膨脹係数、LLi は各セクショ
ンの長さ、Ti は各セクションの温度、T0 は基準
温度(室温)である。
【0085】第2のタービンロータ温度推定確認手段3
31は、ロータ平均温度計算部244を備えて構成され
る。第2のタービンロータ温度推定確認手段331は、
第2のタービンロータ温度検知手段330からの信号に
基づいてロータ平均温度計算部244によりロータの平
均温度を演算処理して推定し、確認する。
31は、ロータ平均温度計算部244を備えて構成され
る。第2のタービンロータ温度推定確認手段331は、
第2のタービンロータ温度検知手段330からの信号に
基づいてロータ平均温度計算部244によりロータの平
均温度を演算処理して推定し、確認する。
【0086】ロータ平均温度計算部244は、式(3)
により求めた排気部25を除く各セクションの伸びΔL
L1 ,ΔLL2 ,ΔLL4 ,ΔLL5 ,ΔLL
6 ,ΔLL7と、検出部41で検出されたケーシング
2b,3bの熱伸び量Lc あるいは、検出部41,4
2で検出されたケーシング2b,3bとロータ2a,3
aとの熱伸び量の差Ld と、遠心力による高圧ロータ
の縮みLCFとから高圧ロータ2aの熱伸びを比較し、
排気部25の高圧ロータ2aの熱伸びΔLL3 を計算
する。すなわち、
により求めた排気部25を除く各セクションの伸びΔL
L1 ,ΔLL2 ,ΔLL4 ,ΔLL5 ,ΔLL
6 ,ΔLL7と、検出部41で検出されたケーシング
2b,3bの熱伸び量Lc あるいは、検出部41,4
2で検出されたケーシング2b,3bとロータ2a,3
aとの熱伸び量の差Ld と、遠心力による高圧ロータ
の縮みLCFとから高圧ロータ2aの熱伸びを比較し、
排気部25の高圧ロータ2aの熱伸びΔLL3 を計算
する。すなわち、
【0087】
ΔLL3 =ΔL−ΣΔLLi
……(4)一方、排気部25には、検知部56が設け
られ、排気部25のケーシング温度T56を検出し、検
出信号をロータ熱伸び計算部243に送出する。
……(4)一方、排気部25には、検知部56が設け
られ、排気部25のケーシング温度T56を検出し、検
出信号をロータ熱伸び計算部243に送出する。
【0088】排気部25のケーシング温度T56は、排
気部25の高圧ロータ2aの外面温度に一致する。従っ
て、検知部56からの検出信号に基づき高圧ロータ2a
外部の温度分布(検知部50〜55参照)から、体積平
均温度を計算すれば、排気部25の高圧ロータ2aの熱
伸びΔLL3 を計算することができる。すなわち、
気部25の高圧ロータ2aの外面温度に一致する。従っ
て、検知部56からの検出信号に基づき高圧ロータ2a
外部の温度分布(検知部50〜55参照)から、体積平
均温度を計算すれば、排気部25の高圧ロータ2aの熱
伸びΔLL3 を計算することができる。すなわち、
【
0089】ここで、Ts はロータ外面温度T56、ロ
ータ内面温度Tsi、ロータ外半径roおよびロータ内
半径ri などの関数であるが、例えば、中心孔を有す
るロータであればロータを中空円筒とみなすと、次式が
成立する。 Ts =Ln (ri /r)/Ln (
ro /ri )×(Tsi−T56)+Tsi
……(6)従って、式(5)および
式(6)からロータ内面温度Tsiを計算することがで
きる。
0089】ここで、Ts はロータ外面温度T56、ロ
ータ内面温度Tsi、ロータ外半径roおよびロータ内
半径ri などの関数であるが、例えば、中心孔を有す
るロータであればロータを中空円筒とみなすと、次式が
成立する。 Ts =Ln (ri /r)/Ln (
ro /ri )×(Tsi−T56)+Tsi
……(6)従って、式(5)および
式(6)からロータ内面温度Tsiを計算することがで
きる。
【0090】ロータ平均温度計算部244は、ロータ内
面温度Tsiを演算処理して推定して確認し、第2の過
速試験実施判定手段132としての第2のタービンロー
タ遷移温度比較部40に送出する。第2のタービンロー
タ遷移温度比較部40は、予め高圧ロータ2aの破面遷
移温度FATTが記憶され、第2のタービンロータ温度
推定確認手段331から入力された信号に基づき高圧ロ
ータ2aの内面温度Tsiを求め、高圧ロータ2aの推
定確認温度Tsiと破面遷移温度FATTとを比較する
。
面温度Tsiを演算処理して推定して確認し、第2の過
速試験実施判定手段132としての第2のタービンロー
タ遷移温度比較部40に送出する。第2のタービンロー
タ遷移温度比較部40は、予め高圧ロータ2aの破面遷
移温度FATTが記憶され、第2のタービンロータ温度
推定確認手段331から入力された信号に基づき高圧ロ
ータ2aの内面温度Tsiを求め、高圧ロータ2aの推
定確認温度Tsiと破面遷移温度FATTとを比較する
。
【0091】上述のように、本実施例によれば、ロータ
の温度を応力に応じてきめ細かく検知し、タービンロー
タの中心温度を正確に推定することができるので、過速
試験実施の可否を正確に判別することができる。
の温度を応力に応じてきめ細かく検知し、タービンロー
タの中心温度を正確に推定することができるので、過速
試験実施の可否を正確に判別することができる。
【0092】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る蒸気
タービンの過速試験システムによれば、ロータの破面遷
移温度を迅速に測定し、過速試験の実施が可能か否かの
判定を自動的に行うことができるため、過速試験に必要
な負荷運転の時間を短縮化して発電プラントの発電効率
を向上させることができる。
タービンの過速試験システムによれば、ロータの破面遷
移温度を迅速に測定し、過速試験の実施が可能か否かの
判定を自動的に行うことができるため、過速試験に必要
な負荷運転の時間を短縮化して発電プラントの発電効率
を向上させることができる。
【0093】さらに、ロータ周囲の温度とケーシングと
ロータとの熱伸び量とによりロータの温度を推定して確
認たことにより、ロータの破面遷移温度を精密に測定す
ることができるので、ロータの脆性破壊を防ぎ、装置の
信頼性を向上させることができる。また、予め設定され
た過速試験実施の前提条件成立時のみ過速試験実施指令
手段が過速試験の実施を指令するので、過速試験を安全
に行うことができる。
ロータとの熱伸び量とによりロータの温度を推定して確
認たことにより、ロータの破面遷移温度を精密に測定す
ることができるので、ロータの脆性破壊を防ぎ、装置の
信頼性を向上させることができる。また、予め設定され
た過速試験実施の前提条件成立時のみ過速試験実施指令
手段が過速試験の実施を指令するので、過速試験を安全
に行うことができる。
【図1】加速試験実施に至る条件をロジック回路により
示すブロック図。
示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る蒸気タービンの過
速試験システムを示すシステム構成図。
速試験システムを示すシステム構成図。
【図3】図1の蒸気タービンの概念とタービンロータ温
度推定確認手段が検知する蒸気タービンの熱伸び量のモ
ードとを対応させて示す説明図。
度推定確認手段が検知する蒸気タービンの熱伸び量のモ
ードとを対応させて示す説明図。
【図4】過速試験実施のプロセスにおける時間とタービ
ンロータの回転数および負荷との関係を示すグラフ。
ンロータの回転数および負荷との関係を示すグラフ。
【図5】本発明の第2の実施例に係る蒸気タービンの過
速試験システムを示すシステム構成図。
速試験システムを示すシステム構成図。
1 蒸気タービン101,102,103,26,4
0 実施可能条件
0 実施可能条件
Claims (3)
- 【請求項1】 タービンの態様を検知してタービンロ
ータの温度を推定するタービンロータ温度推定手段と、
タービンロータ温度推定手段により推定されたタービン
ロータの温度と予め記憶されたタービンロータの破面遷
移温度とを比較し、過速試験実施の可否を判別する過速
試験実施判定手段とを有することを特徴とする蒸気ター
ビンの過速試験システム。 - 【請求項2】 タービンロータ温度推定手段は、ター
ビンケーシングの温度を検知してタービンロータの温度
を推定する第1のタービンロータ温度推定手段と、ケー
シングとタービンロータとの熱伸び量の差とを検知して
タービンロータの温度を推定する第2のタービンロータ
温度推定手段とのうち少なくともいずれか一方を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンの過速
試験システム。 - 【請求項3】 蒸気タービンの過速試験システムは、
予め設定された過速試験実施の前提条件成立時のみ過速
試験実施判定手段が過速試験の実施を指令する過速試験
実施指令手段を有することを特徴とする請求項1に記載
の蒸気タービンの過速試験システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12082891A JP2937542B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 蒸気タービンの過速試験システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12082891A JP2937542B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 蒸気タービンの過速試験システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04347304A true JPH04347304A (ja) | 1992-12-02 |
| JP2937542B2 JP2937542B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=14795973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12082891A Expired - Fee Related JP2937542B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 蒸気タービンの過速試験システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2937542B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100857610B1 (ko) * | 2007-11-05 | 2008-09-09 | 한국남부발전 주식회사 | 발전용 터빈의 저속, 고속 및 과속도 시험 장치 |
| JP2010174749A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ユニット再起動方法、及び再起動装置 |
| EP2177718A3 (en) * | 2008-10-15 | 2012-06-13 | General Electric Company | Pressurised sealed chamber between multiple pressurised casings of a machine |
| CN115876454A (zh) * | 2023-03-03 | 2023-03-31 | 西安航天动力研究所 | 一种超转试验方法及超转试验台 |
| JP2024171467A (ja) * | 2023-05-30 | 2024-12-12 | 東芝エネルギーシステムズ株式会社 | 蒸気タービンの高温部品の損傷量管理装置 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP12082891A patent/JP2937542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100857610B1 (ko) * | 2007-11-05 | 2008-09-09 | 한국남부발전 주식회사 | 발전용 터빈의 저속, 고속 및 과속도 시험 장치 |
| EP2177718A3 (en) * | 2008-10-15 | 2012-06-13 | General Electric Company | Pressurised sealed chamber between multiple pressurised casings of a machine |
| JP2010174749A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ユニット再起動方法、及び再起動装置 |
| CN115876454A (zh) * | 2023-03-03 | 2023-03-31 | 西安航天动力研究所 | 一种超转试验方法及超转试验台 |
| CN115876454B (zh) * | 2023-03-03 | 2023-07-14 | 西安航天动力研究所 | 一种超转试验方法及超转试验台 |
| JP2024171467A (ja) * | 2023-05-30 | 2024-12-12 | 東芝エネルギーシステムズ株式会社 | 蒸気タービンの高温部品の損傷量管理装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2937542B2 (ja) | 1999-08-23 |
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Legal Events
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