JPH04347532A - 配電線の断線区間検出方法及び断線区間検出装置 - Google Patents

配電線の断線区間検出方法及び断線区間検出装置

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JPH04347532A
JPH04347532A JP12124491A JP12124491A JPH04347532A JP H04347532 A JPH04347532 A JP H04347532A JP 12124491 A JP12124491 A JP 12124491A JP 12124491 A JP12124491 A JP 12124491A JP H04347532 A JPH04347532 A JP H04347532A
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JP12124491A
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Hiroshi Kumegawa
久米川 宏
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電線上の一定区間ご
とに設けた端末局において配電線の電流を測定すること
により断線情報を検出して配電線の断線区間を検出する
ことができる配電線の断線区間検出方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】配電線は、変電所から需要家までの間に
設置される電線路であり、1つの変電所から多数本の配
電線が供給される。各配電線には、遮断器の他、一定間
隔ごとに区分開閉器が設けられている。配電線の途中に
おいて断線等の事故が起こると、遮断器が開路され、そ
れに応じて区分開閉器も開路され、配電線が保護される
が、この場合、断線故障の原因究明をし断線区間以外に
電力供給を行うために断線区間がいずれにあるかを決定
することが重要である。
【0003】そこで、従来においては、配電線の一定間
隔ごとに端末局(区分開閉器と同じ場所に設けてもよく
、別の場所に設けてもよい。また、区分開閉器の数と一
致していなくてもよい)を設けていた。この端末局は、
各相電流Ia,Ib,Ic を測定する3つの電流セン
サと、各相電圧Va,Vb,Vc を測定する3つの電
圧センサとを有し、3つの電流センサから零相電流I0
 、正相電流I1 及び逆相電流I2 を算出し、3つ
の電圧センサから零相電圧V0 、正相電圧V1 及び
逆相電圧V2 を算出し、これらの電流と電圧に基づい
て端末局内において断線情報を収集して親局に送信し、
親局は、断線を検出した端末局と断線を検出しない端末
局との間に位置する区間を断線区間であるとしていた(
特開平2−266822号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の端末局には3つ
の電圧センサが必要であるが、これらの電圧センサには
、通常布設されている配電線に直接取り付けて大地との
電圧を光学的に測定するタイプのものが用いられる。 しかし、高電圧(例えば6.6kV)を測定するので、
大地との絶縁抵抗に大きく左右されるという欠点がある
。例えば、天候や電圧センサ表面の汚損等により大地と
の絶縁抵抗が変動すると測定電圧の位相角が実際の電圧
の位相角とずれたり、測定電圧の大きさそのものに誤差
が生じたりする。
【0005】そこで、電圧センサを変圧器PTにより構
成し端末局に内蔵すれば前記の欠点は生じないが、零相
電圧V0 を検出するために高価な変圧器PTを3つも
設けなければならないという問題がある。端末局は、各
配電線に多数配置されるものであり、配電線の数が多い
ことを考えると端末局の構成はできるだけ簡単にするこ
とが好ましいので、1つの端末局に使用する変圧器PT
の数はできるだけ少ない方がよい。
【0006】そこで電流情報のみにより断線を検出する
手法も知られており、いくつかのものは前記公報(特開
平2−266822号)にも記載されている。例えば、
正相電流I1 の大きさと逆相電流I2 の大きさとが
等しいことをもって断線を検出する手法であるが、この
手法によれば2線短絡の場合も正相電流I1 の大きさ
と逆相電流I2 の大きさとが等しくなるので断線と判
断してしまう。 したがって、断線のみを検出することができる判定手法
が要望されている。
【0007】本発明の目的は、上述の技術的課題を解決
し、従来と比べて電圧センサを設置することなく、配電
線の断線区間を決定することができる配電線の断線区間
決定方法及びその装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の配電線の断線区間検出方法は、配電
線を複数区間に区分し、各区間の測定点において配電線
の各相電流Ia,Ib,Ic を検出し、これらの検出
電流に基づいて正相電流I1 及び逆相電流I2 を算
出し、各相電流Ia,Ib,Ic の大きさをそれぞれ
配電線の定格電流に基づいて設定されたしきい値Iax
, Iby, Iczと比較し、正相電流I1 の大き
さ及び逆相電流I2 の大きさの比I2 /I1 を、
0.5以上1未満に設定されたしきい値k0 と比較し
、当該測定点で得られる配電線の所定の2相間の線間電
圧Vijの大きさを定格線間電圧に基づいて設定された
しきい値Vthと比較することにより、断線区間を決定
する方法である。
【0009】例えば、1線断線を検出するには、線間電
圧Vijの大きさがしきい値Vthより大きく、各相電
流Ia,Ib,Ic の何れかの大きさがしきい値Ia
x, Iby, Iczよりも大きく、かつ比I2 /
I1 がしきい値k0 を超えた場合に当該測定点は断
線点より負荷側にあるとみなして、断線区間を決定する
ことができる。2線断線を検出するには、線間電圧Vi
jの大きさがしきい値Vth1 とVth2 とで決ま
る範囲にあり、各相電流Ia,Ib,Icの大きさが全
てしきい値Iax, Iby, Iczよりも小さい場
合に当該測定点は断線点より負荷側にあるとみなして、
断線区間を決定することができる。3線断線を検出する
には、線間電圧Vijの大きさがしきい値Vthよりも
小さく、各相電流Ia,Ib,Ic の大きさが全てし
きい値Iax, Iby,Iczよりも小さい場合に当
該測定点は断線点より負荷側にあるとみなして、断線区
間を決定することができる。
【0010】上記の目的を達成するための請求項2記載
の配電線の断線区間検出装置は、複数区間に区分された
配電線の各区間に端末局を配置し、前記端末局からデー
タを受信するための親局を配置し、各端末局には、配電
線の各相電流Ia,Ib,Ic を検出する電流センサ
と、当該端末局の制御用交流電源電圧である配電線の所
定の2相間の線間電圧Vijの大きさを定格線間電圧に
基づいて設定されたしきい値Vthと比較する電圧比較
手段と、電流センサの検出電流に基づいて正相電流I1
 及び逆相電流I2 を算出する算出手段と、各相電流
Ia,Ib,Ic の大きさをそれぞれ配電線の定格電
流に基づいて設定されたしきい値Iax, Iby, 
Iczと比較する第1の電流比較手段と、正相電流I1
 の大きさ及び逆相電流I2 の大きさの比I2 /I
1 を、0.5以上1未満に設定されたしきい値k0 
と比較する第2の電流比較手段とにより断線点を判定す
る断線判定手段と、断線判定手段の判定結果のデータを
送信する送信手段とが設けられ、親局には、各端末局か
ら受信されたデータに含まれる判定結果に基づいて、判
定結果の異なる端末局群を区別し、これら区別された端
末局群のうち互いに隣接する端末局の間に存在する区間
を配電線の断線区間として決定する断線区間決定手段が
設けられているものである。
【0011】また請求項3記載の配電線の断線区間検出
装置は、電圧比較手段、第1の電流比較手段、第2の電
流比較手段、断線判定手段を親局の側に設けたものであ
る。
【0012】
【作用】上記の請求項1,2及び3記載の各発明によれ
ば、配電線に断線故障が発生したときは、測定点で得ら
れる配電線の所定の2相間の線間電圧Vijの大きさと
しきい値Vthとを比較し、各相電流Ia,Ib,Ic
 の大きさをしきい値Iax, Iby,Iczと比較
し、かつ、逆相電流I2 の大きさと正相電流I1 の
大きさとの割合がしきい値k0 以上に増大することを
利用して、送電端の存在する方向に断線点を検出する端
末局群と、送電端の存在する方向と反対の方向に断線点
を検出する端末局群とを区別し、これら区別された端末
局のうち互いに隣接するものの間に位置する区間を配電
線の断線区間として決定することができる。
【0013】以下、場合を分けて検討する。図2は一線
断線の場合を示し、配電線に互いに隣接して設置された
端末局をT1,T2と表示する。各端末局T1,T2に
は、それぞれ負荷Z1ab,Z1bc,Z1ca 、Z
2ab,Z2bc,Z2ca がΔ接続されている。端
末局T2より先には、多くの負荷が接続されているが、
合成された結果、負荷Z1,Z2,Z3 が接続されて
いるとみなす。
【0014】いま、端末局T1,T2の間でa相断線が
発生したとする。bc間電圧をVbcとすると、Ia′
=Vbc/(Z21+Z3 )−Vbc/(Z23+Z
1 )={(Z23−Z21)+(Z1 −Z3 )}
Vbc/{(Z21+Z3 )+(Z23+Z1 )}
となる。したがって、Z23=Z21,Z1 =Z3 
でなければ一般にa相電流Ia′が流れることになる。 つまり、負荷のアンバランスによって端末局T2にはa
相電流Ia′が流れることになる(負荷がバランスして
いればIa′=0となる)。
【0015】ab相間の電圧Vab′は、
【0016】
【数1】
【0017】で表される。具体的数値を当てはめると、
次のようになる。 Z2ab,Z2bc,Z2ca =190Ω,Z1 =
1000Ω,Z2 =190Ω,Z3=210Ω,Vb
c=6600V,Ia′=10.9A,Ib =20A
,Ic=30.9Aこのとき|I1 |=|I2 |=
44Aとなり、|I2 |/|I1 |=1となる。V
ab′は4032Vとなる。
【0018】図3は2線(b,c相)断線の場合を示し
、Y結線に等価変換した回路図が図4である。図4の回
路から、各相電流は、
【0019】
【数2】
【0020】で表される。具体的数値を当てはめると、
次のようになる。 Za =15Ω,Zb =150Ω,Zc =140Ω
,Zs =−j2650Ω(1μF),Va =382
0VこのときIa =2.87A,Ib =1.284
A,Ic =1.584A,Vab=234Vとなる。 Vabは、負荷を重くすると減少し100V程度となる
。また、Vabは、Zs が小さくなれば(線路長が長
くなれば)逆に増加する。一般的に線間電圧の0.5%
から10%にすることが好ましい。線間電圧が6600
Vならば、33V<Vab<660V とすることが好ましい。
【0021】前記各相電流Ia,Ib,Ic の大きさ
と比較するしきい値Iax, Iby, Iczは、負
荷のアンバランスの程度に応じて異なり、アンバランス
が大きいほど大きく設定する必要があるが、経験的には
定格負荷電流の0.5%以上10%未満に選定する。ま
た、比I2 /I1 と比較するしきい値は、1に近い
値であればよいが、最低0.5あれば十分な確実性をも
って検出することができる。
【0022】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図5は、配電系統図であり、配電用変電所1に
はΔ−Δ結線の変圧器11が備えられており、変圧器1
1により6.6kVに降圧された電力が遮断器3a,3
b,・・・・を通して配電線4a,4b,・・・・に供
給される。配電線4a,4b,・・・・には、需要家に
対して電力を分配するためのY−Y結線の変圧器5a1
,5a2,・・・・,5b1,5b2,・・・・が接続
され、各変圧器5a1,5a2,・・・・の近傍に端末
局7a1,7a2,・・・・,7b1,7b2,・・・
・が設けられている。
【0023】各端末局7a1,7a2,・・・・はすべ
て同じ構成を有し、各相の電流を検出するCT1,CT
2,CT3 から取り出される各相電流Ia,Ib,I
c の情報と、変圧器5a1,5a2,・・・・から取
り出されるab相間の線間電圧情報(このab相間の線
間電圧は端末局の駆動電源用に利用されるものを流用す
るものであり、電圧センサは特に新しく設ける必要はな
い)とに基づいて線間電圧Vab、零相電流I0 、正
相電流I1 、逆相電流I2 を算出し、断線の判定を
行う演算処理部71と、演算処理部71によって得られ
た判定結果のデータを親局9(図9参照)に送信する送
信部72とを備えている。
【0024】演算処理部71は、図6に示すように、零
相電流の値を算出する加算回路716と、a相電流、b
相電流及びc相電流の値を加算する加算回路716 と
、a相電流Ia の値をサンプリングするサンプルホー
ルド回路711 と、b相電流Ib の値をサンプリン
グするサンプルホールド回路712 と、c相電流Ic
 の値をサンプリングするサンプルホールド回路713
 と、零相電流I0 の値をサンプリングするサンプル
ホールド回路714 と、線間電圧Vabの値をサンプ
リングするサンプルホールド回路715 とを有し、そ
れぞれサンプルホールドされた値を時間順に並べて送り
出すマルチプレクサ720 と、マルチプレクサ720
 から出力されるデータをA/D変換する変換回路73
0 と、A/D変換されたデータをディジタル演算して
線間電圧Vab、各相電流Ia,Ib,Ic 、零相電
流I0 、正相電流I1 及び逆相電流I2の大きさを
算出するとともに、正相電流I1 の大きさに対する逆
相電流I2 の大きさの比率I2/I1 を算出する算
出回路740 と、算出回路740 の算出データに基
づいて過去の数サイクルの正相電流I1 の大きさのデ
ータ及び逆相電流I2 の大きさのデータを集計して、
それぞれの過去のm(mは例えば5とする)サイクル分
の大きさの平均値<I1 ><I2 >を記憶しておく
メモリ770 と、算出回路740 の算出データ、並
びにメモリ770 に記憶された正相電流I1 の数〜
10サイクル前の平均値<I1 >と現在の平均値<I
1 >との差ΔI1 、逆相電流I2 の数〜10サイ
クル前の平均値<I2 >と現在の平均値<I2 >と
の差ΔI2に基づいて地絡、短絡及び断線の判定を行う
判定回路750 とを有する。過去のmサイクル分の平
均をとるのはノイズ対策のためであり、数〜10サイク
ル前の平均値<I1 >と現在の平均値<I1 >との
差を採るのは、故障後、数〜10サイクルは遮断器が働
かないので電流が流れるからである。
【0025】さらに、演算処理部71は、線間電圧Va
bの1周期ごとに基本波パルスを発生させる基本波パル
ス発生回路760 と、このように発生したパルスを所
定の分周比率(例えば1/12倍)で分周する分周器7
61 と、分周器761 の分周比をサンプルホールド
回路の数で割ったさらに細かな分周比率(例えば1/6
0倍)で分周する分周器762 と、分周器762 の
出力パルスに基づいてサンプルホールド回路711 〜
715 に切換え制御信号を供給する切換え制御器76
3 とを有し、算出回路740は分周器761 の出力
パルスを同期信号として算出処理を行っている。
【0026】算出回路740 が電流の大きさを算出す
る方法は、従来公知の方法を使用できる。例えば、1周
期にわたるフーリエ正弦成分とフーリエ余弦成分とを求
め、両方の成分の二乗平均をとることによって大きさを
求めることができる。判定回路750 の行う地絡、短
絡、断線判定の手順を表わすフローチャートを図7に示
す。図7によれば、判定回路750 は、算出回路74
0 から供給される各種電流データに基づいて、短絡判
定(ステップ(1) )を行い、短絡と判定されれば短
絡を表わす符号を送信部72に送出する。
【0027】短絡でないと判定されれば、断線判定(ス
テップ(2) )を行い、断線と判定されれば、断線を
表わす符号を送出する。断線でもないと判定されれば、
地絡判定(ステップ(3),(4) )を行う。地絡判
定は、地絡点の前後で、正相電流I1 が一定値ΔI1
 だけ変化し、逆相電流I2がΔI2 だけ変化すると
いう事実に基づいて行われる。ステップ(3) では、
零相電流I0 をしきい値Ixと比較し、零相電流I0
 がしきい値Ixを越えていれば地絡発生とみなし、ス
テップ(4) において正相電流I1 の大きさの変化
分ΔI1及び逆相電流I2 の大きさの変化分ΔI2 
がそれぞれしきい値Iy,Izを超えているかどうかを
判定する。しきい値Iy,Izは、理論式及び実地試験
結果を考慮して決定する。
【0028】ステップ(4) においてYESであれば
、端末局よりも負荷側に地絡点があるとみなして「負荷
側地絡」を表わす符号を送出する。ステップ(4) に
おいてNOであれば、端末局よりも電源側に地絡点があ
るとみなして「電源側地絡」を表わす符号を送出する。 この実施例では、正相電流I1の大きさの変化分ΔI1
 及び逆相電流I2 の大きさの変化分ΔI2 をしき
い値と比較している。これは、正相電流I1 や逆相電
流I2 の位相角とその増分ΔI1 及びΔI2 の位
相角との関係は、地絡の条件により異なるので一概には
いえないが、偶然直角の関係とならない限り、正相電流
I1 や逆相電流I2 の大きさに何らかの変化が現れ
るからである。
【0029】なお、このステップ(3) (4) での
地絡判定は1線地絡を判定を意味し、2線地絡、3線地
絡の場合は、ステップ(1) の短絡判定により判定で
きるので、ステップ(3) (4) で2線地絡、3線
地絡を判定することはない。また、短絡、断線時にもス
テップ(4) にYESの結果が現れるが、ステップ(
1) (2) の判定を優先するので断線や短絡の判断
を誤ることはない。
【0030】地絡がないと判定されればステップ(9)
 において故障なしの符号を送出する。送信部72は判
定回路750 から受け取った符号を、親局9に、無線
、光、赤外線等の媒体を通して送信する(ステップ(1
0))。親局9は、図9に示すように受信部91と、故
障区間決定部92とからなるものである。前記ステップ
(1) の短絡判定は、図8に示すように、各相電流I
a,Ib,Ic のいずれかが基準電流(例えば定格電
流の1.2倍)を越えたかどうかで判定する。図8では
、基準電流は480A(定格電流は400A)と表示し
ている。
【0031】ステップ(2) の断線判定は、図1に示
すように、1線断線、2線断線及び3線断線に対して行
う。 1線断線の判定では、線間電圧Vabがしきい値300
0Vを超え、各相電流Ia,Ib,Ic の何れかが定
格電流の1%を越え、かつ正相電流I1 と逆相電流I
2 の大きさの比率I2/I1 が0.6倍を越えたこ
とをもって判定する。図1では「定格電流の1%」は4
Aで表示されている。0.6倍という数字は経験的に決
定されるものである。2線断線の判定では、線間電圧V
abが40〜100Vの範囲に入り、各相電流Ia,I
b,Ic の何れかが定格電流の1%より下回ったこと
をもって判定する。3線断線の判定では、線間電圧Va
bが40Vを下回り、各相電流Ia,Ib,Ic の何
れかが定格電流の0.1%より下回ったことをもって判
定する。
【0032】親局9の故障区間決定部92(図9参照)
は各端末の送信部72から無線、光、赤外線等の媒体を
通して受け取った符号に基づき、どの区間において地絡
、短絡又は断線があったのかを判定する。その判定の手
法は、次のとおりである。図10に示すように配電線に
沿って端末局7a1,・・・・,7a6が配列されてい
る場合を想定する。
【0033】端末局7a3と端末局7a4との間で1線
地絡故障が発生した場合(図10(a) 参照)、地絡
点より送電側の端末局7a1,7a2,7a3から送ら
れてくる情報は「負荷側地絡」を表わす情報である。と
ころが、地絡点より負荷側の端末局7a4,7a5,7
a6から送られてくる情報は「電源側地絡」を表わす情
報である。したがって親局9は、情報の内容が異なる端
末局7a3と端末局7a4との間で地絡故障が発生して
いることが分かる。
【0034】次に、端末局7a3と端末局7a4との間
で短絡故障が発生した場合(図10(b)参照)、故障
点より送電側にある端末局7a1,7a2,7a3から
送られてくる情報は、「短絡」情報であるのに対し、故
障点より負荷側にある端末局7a4,7a5,7a6か
ら送られてくる情報は、「断線」情報(2線短絡の場合
)あるいは「故障なし」(3線短絡の場合)の情報であ
る。したがって、端末局7a3と端末局7a4との間で
短絡故障が発生していることが明らかとなる。
【0035】次に、端末局7a3と端末局7a4との間
で断線故障が発生した場合(図10(c)参照)、故障
点より送電側にある端末局7a1,7a2,7a3から
送られてくる情報は、「故障なし」の情報であるのに対
し、故障点より負荷側にある端末局7a4,7a5,7
a6から送られてくる情報は、「断線」情報である。し
たがって、親局9は、端末局7a3と端末局7a4との
間で断線故障が発生していることが分かる。
【0036】以上、実施例に基づき本発明を説明してき
たが、本発明は前記の実施例に限定されるものではない
。例えば、基本波パルス発生回路760 は電源電流に
同期してパルスを発生させていたが、電源と全く独立に
同期を採るものであってもよい。また、1線断線を判定
する回路は、図1に示したものの他、図11に示すよう
な回路を使用することも可能である。図11の回路では
、各相電流Ia,Ib,Ic何れかが定格電流の1%未
満で、かつ、線間電圧Vabが相電圧の約80%を越え
たことをもって判定する。また、図12の回路を使用す
ることも可能である。図12の回路では、各相電流Ia
,Ib,Ic 何れか1つが定格電流の1%未満で残り
の2つが1%以上、かつ、線間電圧Vabが相電圧の約
80%を越え、正相電流I1 と逆相電流I2 の大き
さの比率I2/I1 が0.6倍を越えたことをもって
判定する。この図12の回路を使用すれば短絡故障が発
生した場合、故障点より負荷側にある端末局から送られ
てくる情報はすべて「故障なし」の情報となる。その他
本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更を施すこと
が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の配電線の断
線区間決定方法の発明によれば、配電線の各区間の測定
点において検出される各相電流Ia,Ib,Ic から
、正相電流I1 及び逆相電流I2 を求め、当該測定
点で得られる配電線の所定の2相間の線間電圧Vijの
大きさをしきい値Vthと比較し、各相電流Ia,Ib
,Ic の大きさ及び逆相電流I2 のの正相電流I1
 に対する比率を検出し、しきい値と比較することによ
り、断線故障点を容易かつ確実に決定することができる
【0038】請求項2記載の配電線の断線区間決定装置
の発明によれば、各端末局において各相電流Ia,Ib
,Ic 並びに正相電流I1 及び逆相電流I2 を検
出してしきい値と比較し、当該測定点で得られる配電線
の所定の2相間の線間電圧Vijの大きさをしきい値と
比較し、断線データを親局に送信するようにすれば、親
局は、各端末局から送られてきたデータに基づいて、配
電線の断線区間を決定することができる。この場合、端
末局においては特に電圧を測定する必要はないので、従
来のように3線電圧を測定していたのと比較して、端末
局の構成が簡単になり、コストを下げることができ、端
末局を多数配置する場合に特に有利になる。
【0039】請求項3記載の配電線の断線区間決定装置
の発明によれば、各端末局において各相電流Ia,Ib
,Ic 並びに正相電流I1 及び逆相電流I2 を検
出して、当該測定点で得られる配電線の所定の2相間の
線間電圧Vijの大きさのデータとともに親局に送信す
るようにすれば、親局は、各端末局から送られてきたデ
ータに基づいて、断線の事実及び配電線の断線区間を決
定することができる。この場合、端末局においては特に
電圧を測定する必要はないので、従来のように3線電圧
を測定していたのと比較して、端末局の構成が簡単にな
り、コストを下げることができ、端末局を多数配置する
場合に特に有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断線判定を行う論理回路図である。
【図2】1線断線状態を示す配電線の図である。
【図3】2線断線状態を示す配電線の図である。
【図4】2線断線状態を示す負荷の等価回路図である。
【図5】端末局が配置された配電系統図である。
【図6】端末局に設けられた演算処理部の内部構成を示
すブロック図である。
【図7】判定回路の行う地絡、短絡、断線判定の手順を
表わすフローチャートである。
【図8】短絡判定を行う論理回路図である。
【図9】親局の要部構成を示すブロック図である。
【図10】配電線の故障区間の決定手法を説明するため
の配電線図である。
【図11】1線断線判定を行う他の実施例を示す論理回
路図である。
【図12】1線断線判定を行うさらに他の実施例を示す
論理回路図である。
【符号の説明】 4a,4b  配電線 7a1,7a2,7b1,7b2  端末局72  送
信部 740  算出回路 9  親局 92  故障区間決定部 CT1,CT2,CT3  電流センサT1,T2  
端末局

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電線に断線故障が発生した場合に配電線
    の断線区間を決定する方法であって、配電線を複数区間
    に区分し、各区間の測定点において配電線の各相電流I
    a,Ib,Ic を検出し、これらの検出電流に基づい
    て正相電流I1 及び逆相電流I2 を算出し、各相電
    流Ia,Ib,Ic の大きさを配電線の定格電流に基
    づいて設定された各相に対応するしきい値Iax, I
    by, Iczとそれぞれ比較し、正相電流I1 の大
    きさ及び逆相電流I2 の大きさの比I2 /I1 を
    、0.5以上1未満に設定されたしきい値k0 と比較
    し、当該測定点で得られる配電線の所定の2相間の線間
    電圧Vijの大きさを定格線間電圧に基づいて設定され
    たしきい値Vthと比較することにより、断線区間を決
    定することを特徴とする配電線の断線区間決定方法。
  2. 【請求項2】複数区間に区分された配電線の各区間に端
    末局を配置し、各端末局には、配電線の各相電流Ia,
    Ib,Ic を検出する電流センサと、当該端末局の制
    御用交流電源電圧である配電線の所定の2相間の線間電
    圧Vijの大きさを定格線間電圧に基づいて設定された
    しきい値Vthと比較する電圧比較手段と、電流センサ
    の検出電流に基づいて正相電流I1 及び逆相電流I2
     を算出する算出手段と、各相電流Ia,Ib,Ic 
    の大きさをそれぞれ配電線の定格電流に基づいて設定さ
    れた各相に対応するしきい値Iax, Iby, Ic
    zと比較する第1の電流比較手段と、正相電流I1 の
    大きさ及び逆相電流I2 の大きさの比I2 /I1 
    を、0.5以上1未満に設定されたしきい値k0 と比
    較する第2の電流比較手段とにより断線点を判定する断
    線判定手段と、断線判定手段の判定結果のデータを送信
    する送信手段とが設けられ、さらに、前記端末局からデ
    ータを受信するための親局を配置し、この親局には、各
    端末局から受信されたデータに含まれる判定結果に基づ
    いて、判定結果の異なる端末局群を区別し、これら区別
    された端末局群のうち互いに隣接する端末局の間に存在
    する区間を配電線の断線区間として決定する断線区間決
    定手段が設けられていることを特徴とする配電線の断線
    区間決定装置。
  3. 【請求項3】配電線に断線故障が発生した場合に断線区
    間を決定する配電線の断線区間決定装置であって、複数
    区間に区分された配電線の各区間に端末局を配置し、各
    端末局には、配電線の各相電流Ia,Ib,Ic を検
    出する電流センサと、電流センサの検出電流に基づいて
    正相電流I1 及び逆相電流I2 を算出する算出手段
    と、算出手段の算出結果のデータ及び当該測定点で得ら
    れる配電線の所定の2相間の線間電圧Vijのデータを
    送信する送信手段とが設けられ、さらに、前記端末局か
    らデータを受信するための親局を配置し、この親局には
    、各端末局から受信されたデータに基づいて、当該端末
    局の制御用交流電源電圧である配電線の所定の2相間の
    線間電圧Vijの大きさを定格線間電圧に基づいて設定
    されたしきい値Vthと比較する電圧比較手段と、各相
    電流Ia,Ib,Ic の大きさをそれぞれ配電線の定
    格電流に基づいて設定された各相に対応するしきい値I
    ax, Iby, Iczと比較する第1の比較手段と
    、正相電流I1 の大きさ及び逆相電流I2 の大きさ
    の比I2 /I1 を、0.5以上1未満に設定された
    しきい値k0 と比較する第2の比較手段とにより断線
    点を判定する断線判定手段と、判定結果の異なる端末局
    群を区別し、これら区別された端末局群のうち互いに隣
    接する端末局の間に存在する区間を配電線の断線区間と
    して決定する断線区間決定手段とが設けられていること
    を特徴とする配電線の断線区間決定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000976A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Hitachi Ltd デジタル電文を使用した三線式軌道回路用の列車検知装置に付加する破断検知装置
CN104299717A (zh) * 2014-11-03 2015-01-21 谢安军 高强度高压输电电力电缆
CN104299715A (zh) * 2014-10-15 2015-01-21 谢春梅 高强度低电阻率高压输电电力电缆

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