JPH04350031A - 給紙分離装置 - Google Patents

給紙分離装置

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JPH04350031A
JPH04350031A JP3126003A JP12600391A JPH04350031A JP H04350031 A JPH04350031 A JP H04350031A JP 3126003 A JP3126003 A JP 3126003A JP 12600391 A JP12600391 A JP 12600391A JP H04350031 A JPH04350031 A JP H04350031A
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JP
Japan
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feeding
sheet
paper
belt
paper feed
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Pending
Application number
JP3126003A
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English (en)
Inventor
Noriaki Fukube
福邉 徳明
Katsumi Kurihara
克己 栗原
Chikashi Tanabe
史 田鍋
Hiroyuki Inobe
井延 浩之
Hiroshi Fujiwara
宏 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE4217618A priority patent/DE4217618C2/de
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Publication of JPH04350031A publication Critical patent/JPH04350031A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/52Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
    • B65H3/5207Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article
    • B65H3/5215Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article the retainers positioned under articles separated from the top of the pile
    • B65H3/5223Retainers of the pad-type, e.g. friction pads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置の給紙分
離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、ファクシミリ、プリン
タ等の画像形成装置の記録紙の給紙装置としては、ゴム
等の高摩擦係数を有する材料で作られたローラやベルト
として形成されたピックアップ部材による摩擦給紙方式
が広く採用されている。摩擦給紙方式は構成が簡単であ
るが、大きな摩擦力を得るためにバネ等によりピックア
ップ部材をシート面に圧接させる必要があり、又ゴム等
の高摩擦係数を有する材料は経時的又は環境により、表
面の摩擦係数が変化するので、給紙性能の安定性に欠け
る。
【0003】この外、空気の吸引により負圧部を作りシ
ートを吸着して搬送するエア吸引方式もかなり使用され
ているが、この方式は摩擦給紙方式に比較して給紙性能
は安定しているが、エア吸引時の騒音が大きく、装置も
大型化し、事務所等で使用する機器に対しては難点があ
る。
【0004】又、摩擦給紙方式では、2枚以上のシート
が重なって送り出されることがしばしばあるので、1枚
ずつシートを給紙するため、重送分離手段を設けること
が必須の要件となる。
【0005】重送分離手段としては、ピックアップ部材
又はその下流に設けた搬送ローラにゴム等の摩擦係数の
高い材料で作られたフリクションパッド又は反給紙方向
に回転する部材を圧接させピックアップ部材又は搬送ロ
ーラと用紙との間の摩擦係数、フリクションパッド等と
用紙との間の摩擦係数及び用紙相互間の摩擦係数をこの
順に小さくすることにより、用紙が重送された場合は、
ピックアップローラ等に接する側の一枚のみを給送し、
ピックアップ部材により1枚だけ送り出された場合はフ
リクションパツド等と用紙との間の摩擦力に抗して用紙
を給送するようにした摩擦分離方式の重送分離手段が機
構が簡単であり、広く採用されている。
【0006】ところが、この方式の重送分離手段では、
給紙カセット内に載置された用紙束の用紙どうしが、間
に空気層がなくなって真空状態が形成されていたり、帯
電により静電的に吸引し合っている状態にある場合、あ
るいは用紙の繊維が長くケバ立った表面を有し、相接す
る用紙面のケバが互いにからみ合った状態になっている
場合には、確実に重送を分離することができない。
【0007】又、重送分離手段としては、フリクション
パッドを用いた摩擦分離方式の他、特開昭56−784
7号(米国特許第2459773号)にはピックアップ
ローラの下流側の位置に給紙経路を挟んで給紙方向に回
転する搬送ローラと、反給紙方向に一定のトルクが印加
され、正逆回転可能な阻止ローラとが設けられて成る重
送分離方式が開示されている。この構成により、搬送ロ
ーラと阻止ローラとが直接圧接する場合及びピックアッ
プローラにより用紙が1枚のみ搬送ローラと阻止ローラ
との間に送り込まれた場合、阻止ローラは搬送ローラ又
は用紙とスリップすることなく、ローラの摩耗、摩擦係
数の低下、紙粉の発生、これにともなう摩擦係数の低下
が防止される利点が得られるが、この方式でもローラと
用紙間及び用紙相互間の摩擦係数の差を利用しているの
で、前記の如く用紙束の用紙どうしが吸着あるいは表面
のケバがからみ合った状態にある場合には、確実な重送
分離ができないことには変りはない。
【0008】本発明者らは、従来の給紙装置の上記の欠
点、難点にかんがみ、経時的に安定して、分離手段を必
要とせずに1枚ずつ給紙することのできる画像形成装置
の給紙装置及び万一用紙相互の吸着等により、ピックア
ップ部材により用紙が重送された場合、安定して分離し
給紙することのできる給紙分離装置をさきに提案した。
【0009】上記提案の前者の給紙装置は図12に例示
する如く、積載されたシート束1の上面に、ローラ5,
6に巻掛けられた誘電体無端ベルト状給送ベルト2が対
設され、無端ベルト2の表面に接して交流等の交番電源
4より交番電圧を印加する帯電部材3を設け、給送ベル
ト2の表面に交番する電荷パターンを形成したことを特
徴とするものである。シート束1は押上部材8により押
上げられる可動底板7上に載置され、その上面が一定の
高さの位置にくるようにされている。9は搬送コロ、1
0はガイド板である。
【0010】上述の如く、無端ベルト2の表面に交番す
る電荷パターンが形成されると、無端ベルト2の表面近
傍には不平等電界が形成される。不平等電界が無端ベル
ト表面近傍に形成されると、これに接する誘電体である
シート1aにはMaxwellの応力が働き、無端ベル
ト2に静電的に吸着されて、無端ベルト2の周動に伴っ
てシート1aは繰り出されて給紙方向に搬送される。電
荷パターンによる吸着力はシート束の最上位シート1a
1枚だけに作用し、2枚目のシート1b以下には作用し
ないのでベルト2とシート束1上面との接触圧を小さく
することによりシートの重送を防止することができる。
【0011】上記提案の後者の給紙分離装置は、図13
,14に例示する如く、交番電荷パターンが形成された
給送ベルト2によりシート束1から送り出されたシート
の給送経路を挟んで給送ベルトに対向して通常の摩擦分
離手段、例えば図に示す如くゴム製のフリクションパッ
ド110を設けたものである。
【0012】この構成によれば、シートは給送ベルト2
にMaxwellの応力による静電吸着力により強く吸
着されて搬送されシート相互間の摩擦力よりも確実に大
きくすることができるので重送分離は従来よりも確実に
行なわれる。しかし、重送されたシートの下側のシート
の阻止は摩擦力に依存しているので、経時的にあるいは
紙粉の付着等により摩擦係数が低下し、シート相互間の
摩擦力との差が少なくなった場合は、分離作用の信頼性
は低下する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来実施さ
れ、あるいは提案されている給紙分離装置の上述の実情
にかんがみ、経時的にも環境的にも安定した給紙分離性
能を有する給紙分離装置を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、積載されたシート束の上面に対設され給
紙方向に周動し、上記シート束の最上位紙上面に給紙方
向に搬送力を及ぼしシート束の上からシートを給送する
給送部材と、該給送部材により給送されるシートの給送
経路を挟んで上記給送部材に対設され、給送されるシー
トの下面に給送を阻止する阻止力を及ぼす分離部材とを
有し、上記阻止力は上記の搬送力よりも小さく、シート
相互間の摩擦力よりも大きく設定され、給送部材により
シートが重送された場合1枚ずつ分離して給送すること
のできる給紙分離装置において、上記の搬送力及び阻止
力を発生させる手段が、上記の給送部材及び上記の分離
部材の表面に夫々形成された交番する電荷パターンであ
ることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の給紙分離装置は以上の如く構成されて
いるので、給送部材表面に交番電荷パターンが形成され
ることにより、積載されたシート束の最上位紙にMax
wellの応力に起因する吸着力が作用し、最上位紙は
給送部材に静電的に吸着されて給送方向に送り出される
【0016】シート同志が環境条件等により、静電的に
吸着していたり、あるいはケバ立って互いにからみ合っ
ていたりして分離されずに重送された場合は、給送部材
とシート給送経路を挟んで対設されている分離部材に形
成された交番電荷パターンに基づく静電吸着力により、
重送されたシートの最下位紙が静電吸着される。上記の
給送部材による最上位紙の吸着力及び分離部材による最
下位紙の吸着力はシート同志の摩擦力より充分大きくす
ることができ、かつ給送部材の吸着力を分離部材の吸着
力より大きく保持することも容易であるから、重送紙を
確実に分離し、確実に1枚のみを給送することができる
。3枚以上のシートが重送された場合は、中間のシート
は先端が最下位紙とずれて、先端部が直接分離部材に接
触し、吸着されて順次給送を阻止される。
【0017】以上の如く、給送、分離とも摩擦によらな
いので、経時的に摩耗したり、紙粉の発生があったとし
ても給紙分離性能が低下するおそれはない。
【0018】本発明の上記以外の目的及びその達成のた
めの手段は以下に図面を参照して詳述する実施例の説明
により明らかにされるであろう。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0020】本発明の第1の実施例を図1に示す。給送
ベルト2は駆動ローラ5と従動ローラ6とに架張された
無端状ベルトであり、外側には例えば厚さ50μm程度
のポリエチレンテレフタレート等の誘電体(抵抗値10
8Ω・cm以上)の表層2a、内側にはアルミ蒸着によ
る導体(106Ω・cm以下)の裏層2bを有する二層
ベルトである。駆動ローラ5は抵抗値が10106Ω・
cm以下の導電性ゴムを表面に有しており、接地されて
いる。 給送ベルト2は駆動ローラ5を軸として揺動し、給紙カ
セット11の可動底板7上に上面が所定の給紙位置にく
るように載置されたシート紙束1に対してソレノイド1
5によりベルクランクを介して接離可能に設置されてい
る。
【0021】給紙カセット11の下流側で給送ベルト2
と対向する位置には、シート紙と接した時点での給送ベ
ルト2の下面と微少な間隔を空けて、分離ベルト102
が設置されている。
【0022】分離ベルト102は、給送ベルト2と同様
に、駆動ローラ105と従動ローラ106とに架張され
た無端状ベルトであり、外側には誘電体(抵抗値108
Ω・cm以上)表層102b、内側には導体(抵抗値1
06Ω・cm以下)の裏層102bを有する二層ベルト
である。駆動ローラ105は抵抗値が106Ω・cm以
下の導電性ゴムを表面に有しており、接地されている。 分離ベルト102は駆動モータにより正逆両方向に周動
可能となっている。
【0023】ベルト2および102の表面に夫々接触す
る位置にローラ電極3および103が設けられており、
夫々交番電源4および104に接続されている。特にロ
ーラ電極3は、給送ベルト2が接離動作を行っても影響
がないように駆動ローラ5に対向する位置に設けられて
いる。
【0024】積載シート紙束1の上昇は、図示しない上
昇モータにより回動する押上部材8が底板7を押上げる
ことによって行われ、図示しない上昇検知手段により最
上シート紙1aが給紙可能位置に達したことを検知し上
昇を停止する。上昇動作は、積載シート紙1の残量に応
じて適時制御される。
【0025】給送ベルト2の給紙方向下流には、シート
紙の搬送をガイドするガイド板10と搬送ローラ対9と
が設けられている。
【0026】次に電源4および104について詳しく説
明する。電源4および104から発生する交番電圧は、
正弦波もしくは方形波等の高電位と低電位を交互に周期
的に繰り返す電圧であり、図2に示すように電圧及び周
波数を調節できるように調節摘み201,202が設け
られている。
【0027】本実施例では印加電圧を正弦波とし、電圧
振幅を約±2kV、周波数をベルト2および102の周
速との関係でベルト上に構成される電荷パターンのピッ
チが5mm程度になるよう設定されているが、これらの
値はベルト2及び102の状態や装置を取り巻く環境に
よって最適な吸着力を得られるよう、調節摘み201及
び202によって調節することができる。
【0028】次にこの実施例の動作を説明する。シート
紙1は、予め底板7及び押上部材8によりその最上紙1
aが給紙可能な位置まで上昇されている。
【0029】駆動ローラ5の駆動により図中矢印の方向
に回転を開始した給送ベルト2には、電極3を介して電
源4より交番する電圧が印加され、その表面に交番する
電荷パターンが形成される。
【0030】電荷パターンを形成されたベルト2は、駆
動ローラ5を軸として回動することにより、積載された
シート紙1の最上紙1aに当接する。シート紙1aはベ
ルト2表面の電荷パターンによって発生するMaxwe
llの応力により吸着保持されて給送される。この際、
電荷パターンによる吸着力は、最上のシート紙1aにの
みに作用し、2枚目以降の紙には作用しない。そのため
、給送ベルト2とシート紙1の接触圧力は、最上紙1a
と二枚目の紙1bとの紙の間に摩擦力を発生させない程
度に、十分小さく設定されている(0から数10gf)
【0031】分離ベルト102も給送ベルト2と同様に
駆動ローラ105の駆動によって回転を開始し、電極1
03を介して電源104より交番する電圧が印加され、
その表面に交番する電荷パターンが形成される。
【0032】表面に形成される電荷パターンは、電源4
,104からの交番電圧の周波数とベルト2,102の
線速により、ピッチ5mmほどのストライプ状となって
いる。
【0033】分離ベルト102は、駆動ローラ105に
よって、初めはシート紙1aを給送する方向に駆動され
、シート紙1aは容易に2本のベルトの間に送り込まれ
る。
【0034】給紙ベルト2がピックアップ動作を行って
から一定時間後、シート紙1aの先端が2本のベルトの
間隙の十分奥へ導かれたタイミングで駆動ローラ105
が逆転するよう制御され、分離ベルト102はシート紙
1aを押し戻す方向に駆動される。この場合分離ベルト
102の吸着力を給送ベルト2の吸着力より弱くするこ
とにより、シート紙1aは給送ベルト2に吸着されたま
まガイド板10の間へ導かれる。
【0035】ところで、給送ベルト2によってシート紙
1から最上紙1aをピックアップするときに、シート紙
同士の密着力や裁断ばりなどが原因で、時として最上紙
1aと二枚目の紙1bとが重送されることががある。こ
の場合、二枚目の紙1bは、給送ベルト2と分離ベルト
102の対向部分まで給送されたときに、分離ベルト1
02の吸着力によって分離ベルト102に吸着され、シ
ート紙1aと分離される。更に分離ベルト102が逆転
駆動されることにより、シート紙1bは給紙カセット1
1に戻される。三枚以上のシート紙が重送された場合も
、下から順次分離ベルト102により押し戻され、シー
ト紙1aのみが給送ベルト2に吸着された状態でガイド
板10の間へ導かれる。
【0036】給送されたシート紙1aは、駆動ローラ5
の曲率とシートのこしにより給送ベルト2表面から分離
され、ガイド板10の間の搬送路へ送られた後、その下
流の搬送ローラ対9により更に下流へ搬送される。
【0037】給送ベルト2は、シート紙1aの後端が従
動ローラ6と対向する位置に達する前に、積載されたシ
ート紙1から離間され、次のシート紙が不用意に給送ベ
ルト2に吸着されることがないようにされている。
【0038】本実施例では分離部材はベルトとしたが、
ローラやコロ等の回転部材に電荷パターンを構成しても
よい。
【0039】さらに、分離部材を固定部材とし交番電源
とは異る手段で電荷パターンを形成した第2実施例を図
3により説明する。
【0040】給送ベルト2と対向する位置には、周動す
る分離ベルト102の代りに装置に固定された分離部材
12が給送ベルト2と微小間隙を置いて設けられている
。分離部材12は図4及び図5に示すように、絶縁体で
あるベース12a中に櫛形電極12c、及び12dが微
小間隔をおいて互いに歯を噛合わせた状態で埋設され、
その上を誘電体12bが覆うかたちで構成されている。 電極12c,12dはそれぞれ直流電源14の両極に接
続されている。その他の構成は前記第1実施例と同様で
ある。
【0041】給送ベルト2の静電吸着力によって吸着さ
れた最上位のシート1aは、給送ベルト2と分離部材1
2の間へと運ばれる。このとき、分離部材12には直流
電源14からの電力印加により、図4に示す如く誘電体
12bの表面に電極12c,12dのパターンに基づい
た電荷パターンが形成される。これによって分離部材1
2は吸着力を発生し、給送ベルト2に吸着搬送されて行
くシート紙1aを吸着しようとするが、シート紙1aに
働く吸着力は給送ベルト2による方が勝るように設定さ
れているので、シート紙1aはそのまま搬送される。
【0042】しかし、シート紙の裁断バリ等の原因で、
給送ベルト2に吸着された最上位のシート紙1aと共に
2枚目のシート紙1bがシート束1より給送されること
がある。この時、給送ベルト2と分離部材12の間へ導
かれたシート紙1bは、分離部材12の吸着力によって
シート紙1aから分離され、給送を阻止される。シート
紙1aは給送ベルト2に吸着されたまま搬送される。
【0043】次に、第1実施例の構成の一部を変更した
第3の実施例を図6に示す。第1実施例と同じ部材には
同じ番号を付してある。本実施例では、給送ベルト2の
シート紙1に対する接離動作に合わせて、分離ベルト1
02も給送ベルト2との間隔を保ったまま上下に動作す
るように構成されている。
【0044】ベルト2と102が一緒となっての積載シ
ート紙1に対する接離動作は、第1実施例と同様接離ソ
レノイド15のON/OFF制御によって行われる。こ
の実施例においては、図8に示す如く、給送ベルトユニ
ットと分離ベルトユニットがブラケット16によって一
体となっており、接離動作の際に生じる駆動ローラ10
5の軸の位置ずれは、弾性体ベルト17を介して駆動を
伝えることによって吸収している。
【0045】又、分離ベルト102の駆動ローラ105
は、分離ベルト102がシート紙の給送を阻止する方向
にのみ回転するようにされている。
【0046】給送ベルト2と分離ベルト102とが対向
する位置には、フォトセンサを用いた紙検知手段21が
設けられている。
【0047】またローラ電極3及び103には、それぞ
れ交流電源4,104の代りに電源制御部24及び12
4に接続されている。
【0048】電源制御部24及び124は、図9に示す
ように発振部204と電圧振幅増幅部205によって構
成された交番電圧発生部203、過電流遮断部205を
有し、発振部204と電圧増幅部205は、電源設定値
切り換え部207を介して電源設定値記憶手段208と
結ばれている。
【0049】誘電体ベルトの帯電可能な最も低い電圧を
帯電開始電圧といい、この電圧を正負のピークとするよ
うな交番電圧を帯電されたベルトに印加することにより
除電が可能となる。また帯電電圧とピーク値を同じとす
る交番電圧であっても、その周波数を高くすることによ
ってベルト上の電荷パターンのピッチを細かくし、ベル
トの吸着力を低下させることができる。
【0050】本実施例では、シート紙を吸着する際の最
適な電源設定値と、除電に適した電源設定値とを電源設
定値記憶手段208aとbに記憶し、電源設定値切り換
え部207に入力される制御信号に基づいて、帯電ある
いは除電の設定値を発振部204、電圧増幅部205に
設定することにより、ローラ電極3及び103を帯電器
と除電器に兼用することができる。
【0051】また、電圧印加中にローラ電極3,103
等に人体が触れた場合や、ベルトが損傷したことによっ
て、接地されたベルト裏層と電極がショートしてしまう
場合などには、過電流遮断部206がそれに伴って起こ
る過電流を検知し電圧印加を一時停止する。その他の構
成は実施例1と同一である。
【0052】次にこの実施例の動作を説明する。
【0053】シート紙束1は予め底板7及び押上部材8
によりその最上紙1aが給紙可能な位置まで上昇されて
いる。
【0054】当初、給送ベルト2及び分離ベルト102
は図7に示す位置にあり、給送ベルト2はシート紙束1
の上面から離間されている。
【0055】駆動ローラ5の駆動により図中矢印方向に
回転を開始した給送ベルト2には、電極3を介して電源
制御部24より交番する電圧が印加され、その表面に交
番する電荷パターンが形成される。また同時に分離ベル
ト102は、駆動ローラ105によって図中矢印で示す
反給送方向に駆動されるが、電源制御部124からはま
だ電圧は印加されず、分離ベルト表面には電荷パターン
は形成されていない。
【0056】電荷パターンを形成されたベルト2は、駆
動ローラ5を軸として時計方向に回動することにより、
積載されたシート紙1の最上紙1aに当接し、前述の如
く、最上紙1aのみがベルト2の表面の電荷パターンに
よって発生するMaxwellの応力によりベルト2の
表面に吸着保持され給送される。
【0057】給送ベルト2に吸着された状態でベルト2
と102の対向部分に導かれたシート紙1aが、紙検知
手段21により検知されると、電源制御部124より電
極103を介して分離ベルト102に交番する電圧が印
加され、分離ベルト102表面には交番する電荷パター
ンが形成される。分離ベルト102の吸着力は給送ベル
ト2の吸着力より弱い値に設定されているので、シート
紙1aは給送ベルト2に吸着されたままガイド板10の
間へと導かれる。
【0058】最上紙1aと共に二枚目の紙1bが重送さ
れた場合は、紙検知手段21の検知信号により分離ベル
ト102に形成された電荷パターンの吸着力によりシー
ト紙1bは分離ベルト102に吸着され、シート紙1a
と分離される。分離ベルト102は給送方向と逆に駆動
されているので、シート紙1bは給紙カセット11に戻
される。もしピックアップされたシート紙が三枚以上の
場合も、順次分離ベルト102に押し戻され、シート紙
1aのみが給送ベルト2に吸着されたままガイド板10
の間へと導かれる。
【0059】給送ベルト2は、シート紙1aをピックア
ップした後にシート紙束1より離間されるが、このとき
分離ベルト102も回動し、給送ベルト2との間隔が保
持されているので、ベルト2と102の間に複数枚のシ
ート紙が給送されても確実に分離が行われ、シート紙1
aのみが給送ベルト2に吸着されたままガイド板10の
間へ導かれる。
【0060】給送されたシート紙1aは、駆動ローラ5
の曲率により給送ベルト2表面より分離されてガイド板
10の間の搬送路へと送られた後、下流の搬送ローラ対
9にその先端がニップされる。また給送ベルト2の帯電
域は、搬送ローラ対9に紙の先端が当接する位置でベル
ト2上の吸着力が除去されているように電源制御部24
によって制御されている。同時に分離ベルト102に対
向する位置で給送ベルト2の吸着力が除去されている場
合には、分離ベルト102も吸着力が除去されているよ
うな電源制御部124によって制御される。それゆえ、
シート紙1aは搬送ローラ対9にニップされた後はベル
ト2及び102の影響を受けずに、搬送ローラ対9の搬
送力のみによって搬送される。
【0061】実施例1および3では、分離ベルト102
の吸着力を給送ベルト2の吸着力よりも弱くすることに
よって、シート紙1aが分離ベルト側に吸着され不送り
状態になることを防止している。
【0062】給送ベルト2に比べて分離ベルト102の
吸着力を弱くする方法としては以下のものが採用可能で
ある。
【0063】吸着力は吸着面積に比例するので、分離ベ
ルト102の給送方向長さを給送ベルト2より短くした
り、又はベルト幅を狭くすることによって吸着力を小さ
くすることが可能である。
【0064】吸着力はベルト上に構成された交番する電
荷パターンの帯電電圧の電位差によるので、分離ベルト
102に印加する交番電圧の振幅を給送ベルト2に印加
される交番電圧の振幅よりも小さくすることにより吸着
力を弱くすることが可能である。
【0065】さらに、吸着力はベルト上に構成された交
番する電荷パターンのピッチによるので、分離ベルト1
02に印加する交番電圧の周波数を給送ベルト2に印加
される交番電圧の周波数よりも高くすることで吸着力を
弱くすることが可能である。またベルトの周速を違える
ことによっても吸着力を弱くすることが可能である。
【0066】別の実施例として本給紙分離装置を複写機
等の機器に搭載した際には、機器本体内のメモリーを電
源設定記憶手段とし、設定値切り換え部を本体制御のプ
ログラムの一部として構成することができる。更に電源
設定値記憶手段に値を入力する手段として、本体操作部
300(図10)に設けられたキー群(301等)を用
い、その設定内容を確認する手段として本体表示部30
2を用いることができる。次に電源設定値の設定手順に
ついて図10及び図11にしたがって説明する。まず操
作部300でのキー入力により給紙分離電源設定モード
が指示されると本体内プログラムは給紙分離電源設定ル
ーチンに移行する。給紙分離電源設定ルーチンでは初め
に本体メモリー内の電圧設定値の記憶領域を呼び出す。 呼び出された値は本体表示部302の、通常は複写枚数
または複写倍率等の値が表示される部分に表示される。 オペレータはその値を確認しながら、操作部300のテ
ンキー303もしくは濃度や複写倍率等を増減するキー
304,305によって希望の値に設定する。エンター
キー306の押下により値を決定すると、その値はメモ
リー内の電圧設定値の記憶領域に記憶され電圧の設定が
終了する。次に周波数の設定を同様に行い、周波数を決
定したところで給紙分離電源設定ルーチンを終了する。 もし設定値を変更したくないときは、値が呼び出された
段階でエンターキー306を押下すればよい(図8,図
9)。
【0067】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、給送、分離と
も摩擦によらないので紙粉の発生がなく、給送部材、分
離部材とも摩耗が少なくなる。
【0068】請求項2の構成によれば、給送部材と分離
部材とは微少間隔を保っているので、ベルトの摩耗が全
くない。シート紙への負荷も少ない。給送ベルトと分離
ベルトの電荷が互いに干渉しない。シート紙が給送され
ていないときは互いのベルトが自由であり、駆動系に対
する負荷が軽減される。
【0069】請求項3の構成によれば、給送部材と分離
部材とは常に一定の位置関係を保っているので、安定し
た分離性能を実現することができる。
【0070】請求項4の構成によれば、分離部へのシー
ト紙の進入を容易とし、かつベルトの対向部に進入させ
てから分離動作を行うので分離が確実となる。
【0071】請求項5の構成によれば、分離部へのシー
ト紙の進入を容易とし、かつベルトの対向部に進入させ
てから分離動作を行うので分離が確実となり、分離は給
送方向と逆の駆動のみなので駆動系が簡素になる。
【0072】請求項6の構成によれば、給送側の吸着が
途切れたときに、シート紙が分離側に吸着されて給送で
きなくなることを防ぐことができ、次搬送ローラの搬送
負荷軽減が達成される。
【0073】請求項7の構成により、給送部材及び分離
部材に交番する電荷パターンを形成することができる。
【0074】請求項8の構成によれば、必要時に即座に
給紙特性を調整でき、より安定した性能の給紙分離装置
を実現できる。
【0075】請求項9の構成によれば、帯電部材が電気
的にショートした場合など回路の破壊を防ぐと共に、保
守時等に人体が帯電部材に触れた場合の安全性が確保で
きる。
【0076】請求項10の構成によれば、数値として記
憶することにより電源設定値をソフトウェア上で扱える
ようになり、画像形成機器等としてのシステムの構成が
容易になる。
【0077】請求項11の構成によれば、帯電及び除電
の切り換えが容易であり、1つの帯電部材を帯電器と除
電器に兼用でき、コスト的にも有利となる。
【0078】請求項12の構成によれば、必要時に即座
に任意に給紙特性を設定でき、かつその値を確認できる
ので、より安定した性能の給紙分離装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す断面図である
【図2】その電源の外観を示す正面図である。
【図3】本発明の第2実施例の構成を示す断面図である
【図4】その分離部材の断面と電界を示す断面図である
【図5】その分離部材の平面図である。
【図6】本発明の第3実施例の構成を示す断面図である
【図7】その作用を説明する断面図である。
【図8】その実施例の給送ベルトと分離ベルトとが一体
的に移動するための機構を示す斜視図である。
【図9】その実施例の電源制御部の構成を示すブロック
図である。
【図10】本発明の給紙分離装置を、これを搭載する複
写機の操作部により操作する実施例の操作部及び表示部
の一例を示す上面図である。
【図11】その実施例の給紙分離電源設定のフローを示
すフローチャートである。
【図12】従来の給紙分離装置の1例の構成を示す断面
図である。
【図13】従来の給紙分離装置の他の例の構成を示す断
面図である。
【図14】その分離部材の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1    積載シート紙 1a  1枚目のシート紙 1b  2枚目のシート紙 2    ベルト 2a  ベルト表層 2b  ベルト裏層 3    電極 4    電源 5    駆動ローラ 6    従動ローラ 7    底板 8    押上部材 9    搬送コロ対 10  ガイド版 11  給紙カセット 12  分離部材 14  直流電源 15  接離ソレノイド 21  紙検知 24  電源制御部 102  分離ベルト 103  電極 104  電源 105  駆動軸 106  従動軸 124  電源制御部 201  周波数調整手段 202  電圧振幅調整手段 203  交番電圧発生部 207  設定値切換部 208  電源設定値記憶手段 300  操作部 302  表示部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積載されたシート束の上面に対設され給紙
    方向に周動し、上記シート束の最上位紙上面に給紙方向
    に搬送力を及ぼしシート束の上からシートを給送する給
    送部材と、該給送部材により給送されるシートの給送経
    路を挟んで上記給送部材に対設され、給送されるシート
    の下面に給送を阻止する阻止力を及ぼす分離部材とを有
    し、上記阻止力は上記の搬送力よりも小さく、シート相
    互間の摩擦力よりも大きく設定され、給送部材によりシ
    ートが重送された場合1枚ずつ分離して給送することの
    できる給紙分離装置において、上記の搬送力及び阻止力
    を発生させる手段が、上記の給送部材及び上記の分離部
    材の表面に夫々形成された交番する電荷パターンである
    ことを特徴とする給紙分離装置。
  2. 【請求項2】上記の給送部材と分離部材とが微少間隔を
    保って対向していることを特徴とする請求項1に記載の
    給紙分離装置。
  3. 【請求項3】上記の給送部材が積載されたシート束上面
    に対して接離動作可能であり、且つ上記分離部材が上記
    給送部材のシート束上面への接離動作時、上記給送部材
    と上記の微少間隔を保ったまま一体となって移動可能と
    なっていることを特徴とする請求項2に記載の給紙分離
    装置。
  4. 【請求項4】上記の分離部材が正逆転可能に回転駆動さ
    れる周動部材であり、上記給送部材との対向範囲にシー
    トが給送された後、上記分離部材を反給紙方向に駆動す
    るように制御することを特徴とする請求項1に記載の給
    紙分離装置。
  5. 【請求項5】上記の給送部材と上記の分離部材との対向
    位置にシートが給送される迄は、上記の分離部材は非吸
    着状態に保持され、上記対向位置にシートが給送された
    後、上記分離部材を吸着状態にすることを特徴とする請
    求項1に記載の給紙分離装置。
  6. 【請求項6】上記の給送部材と分離部材との対向位置で
    上記給送部材が非吸着状態であるときは、上記分離部材
    も非吸着状態になるように制御されることを特徴とする
    請求項1に記載の給紙分離装置。
  7. 【請求項7】電荷パターンを給送部材及び分離部材に形
    成する手段が交番電圧発生部と帯電部材とより成ること
    を特徴とする請求項1に記載の給紙分離装置。
  8. 【請求項8】上記の帯電部材から印加される交番電圧の
    電圧振幅、周波数のうち少なくとも1つが調整可能な調
    整手段を有することを特徴とする請求項7に記載の給紙
    分離装置。
  9. 【請求項9】上記の帯電部材から印加される電流の過電
    流を検出し、過電流が検出されたとき、該帯電部材から
    の電圧印加を一時停止する過電流防止手段を設けたこと
    を特徴とする請求項7に記載の給紙分離装置。
  10. 【請求項10】上記の帯電部材から印加される交番電圧
    の電圧振幅、周波数等の設定値を記憶する電源設定値記
    憶手段を有することを特徴とする請求項7に記載の給紙
    分離装置。
  11. 【請求項11】上記の電源設定値記憶手段を複数個有し
    、各電源設定値記憶手段の夫々に記憶された設定値を選
    択的に切換えて交番電圧発生部に伝達する電源設定値切
    換え手段を有することを特徴とする請求項10に記載の
    給紙分離装置。
  12. 【請求項12】上記の電源設定値記憶手段に設定値を入
    力するための入力手段と、入力された設定値を表示する
    ための表示手段とを有することを特徴とする請求項10
    に記載の給紙分離装置。
  13. 【請求項13】上記の電源設定値記憶手段に設定値を入
    力するための入力手段、該電源設定値記憶手段に記憶さ
    れた設定値を表示するための表示手段を有し、上記電源
    設定値記憶手段、入力手段及び表示手段は夫々該給紙分
    離装置が搭載される画像形成装置本体の記憶装置の一部
    、操作部及び表示部であることを特徴とする請求項10
    に記載の給紙分離装置。
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