JPH04350510A - マルチプローブユニット、情報処理装置、走査型トンネル顕微鏡、カンチレバー型プローブ - Google Patents
マルチプローブユニット、情報処理装置、走査型トンネル顕微鏡、カンチレバー型プローブInfo
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- JPH04350510A JPH04350510A JP3149323A JP14932391A JPH04350510A JP H04350510 A JPH04350510 A JP H04350510A JP 3149323 A JP3149323 A JP 3149323A JP 14932391 A JP14932391 A JP 14932391A JP H04350510 A JPH04350510 A JP H04350510A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
観察できる、あるいは記録媒体間での情報の入出力に携
わるプローブ(探針)を自由端部に有したカンチレバー
型プローブに係るものであり、さらにはその駆動方法、
それを用いた情報処理装置及び原子間力顕微鏡等に関す
る。
造を直接観測できる走査型トンネル顕微鏡(以下、ST
Mと略す)が開発され(G.Binnig etal
.,Phys.Rev.Lett.49(1982)5
7)、単結晶、非晶質を問わず実空間像を著しく高い分
解能(ナノメートル以下)で測定できるようになった。
物質の間に電圧を加えて、1nm程度の距離まで近づけ
るとトンネル電流が流れることを利用している。この電
流は両者の距離変化に非常に敏感で指数関数的に変化す
るので、トンネル電流を一定に保つようにプローブを走
査することにより、実空間の表面構造を原子オーダの分
解能で観察することができる。
性のサンプルに限られ、絶縁性のサンプルの観察にはむ
かないという欠点がある。そこで、新たに原子間力顕微
鏡(Atomic Force Microsco
pe;以後AFMと略す)というアイデアが提唱された
(Binnig他Phys.Rev.Lett.56(
1986)930参照)。かかるAFMは、物質間に働
く力によって物質表面の形状を2次元的に観察するもの
であり、STMと異なり電気伝導性のない材料表面や有
機分子がナノメートルオーダーで観察できることから、
広範な応用が期待されている。
探針)を持つカンチレバー部と、このカンチレバーの曲
がりを測定する変位測定部から構成される。また、この
プローブは、カンチレバーの自由端にカンチレバー本体
とは別個に作製される場合や、カンチレバー自体を試料
面に傾斜配置することによりカンチレバーの自由端をプ
ローブとして用いる場合等がある。
距離においては分散力による微弱な引力が、近距離では
斥力が働く。カンチレバーの曲がりは、この作用する力
に比例するので、この曲がりを測定することによってプ
ローブ先端とこれに数nm以内に近接する試料表面間に
働く微弱で局所的な力を検出することが可能となる。さ
らに、試料を走査することで試料表面の力の2次元的情
報が得られる。
るようにフィードバックをかけながら走査することによ
り、試料表面の微小な凹凸形状を観察できる。
平方向で10nm程度であり、試料表面に10nm程度
の間隔で凹凸を作製し、それをAFMで読み出すことに
よって、1012ビット/cm2近い超高密度のメモリ
を作製することも可能である。
感度を上げるためには、弾性定数が非常に小さいカンチ
レバーにしなければならない。一方、除振台を用いた装
置では走査系の掃引周波数と防振の点から、カンチレバ
ーの共振周波数を低くすることはできない。特に、記録
再生等を行う情報処理装置に応用する際にはこれは必須
の条件である。
るデータの記録容量は年々大きくなる傾向があり、記録
単位の大きさは小さく記録密度は高くなっている。例え
ば光記録によるディジタル・オーディオ・ディスクにお
いては記録単位の大きさは1μm2程度にまで及んでい
る。その背景には、メモリ材料開発の活発化があり、有
機色素・フォトポリマーなどの有機薄膜を用いた安価で
高密度な記録媒体が登場している。
プローブを用いて記録再生を行う場合、プローブと記録
媒体との距離をオングストロームオーダーで制御するこ
と、及び記録媒体上に2次元に配列した情報を記録再生
するために、プローブの2次元走査を数10オングスト
ロームオーダーで制御することの2点が重要である。さ
らに、記録再生システムの機能向上、特に高速化の観点
から多数のプローブを同時に駆動すること(プローブの
マルチ化)が提案されている。つまり、多数のプローブ
が配置された面積内で上記の精度でプローブと記録媒体
の相対位置を3次元的に制御しなければならない。
、数V程度の小さな電圧での圧電力のみによる駆動で、
ミクロンオーダーの変位を取り出すことができるが、こ
のことは逆に、STMによって試料表面の走査を行う際
、オングストロームオーダーの制御をするには100μ
V程度の電源の制御が必要となる。従って、マルチプロ
ーブ型にする際、試料表面と各プローブ間隔を1ナノメ
ーター程度に揃え、かつ各プローブを走査するには数V
印加した上で100μVの制御を行わなければならず、
外来ノイズ、電源自体のノイズ等の影響を鑑みれば非常
に困難である。
レバーと静電駆動部をシーソー型に配置したものが考え
られるが、マルチプローブ型の集積化には不利である。
板上に集積化して面内に多数個設けた場合、カンチレバ
ー一本一本の高さが異なるという問題がある。これは、
圧電体薄膜や電極薄膜の形成の際、通常スパッタリング
や蒸着法が用いられるが、これらの薄膜形成時の面内の
不均一性によるものである。この不均一性から生じる内
部応力や膜厚の違い等から、面内に均一にカンチレバー
の高さを揃えることは非常に困難である。これを記録再
生装置に用いた場合、各カンチレバー部の圧電部分に一
定の高さになるようバイアス電圧を加えなければならな
い。
囲は±10μm程度であるから、これ以上の反りがある
と、補正ができない。また、仮に補正できたとしても、
各カンチレバー部に独立のバイアス電源が必要となり、
制御系回路も複雑になり、規模が大きくなってしまう。
ー転送速度、及びデーター記録速度を向上させるといっ
た面からも、プローブの数を増やす必要がある。この際
、プローブと記録媒体との間隔を調整しつつ、記録デー
ター列上をプローブが走行する必要がある。しかしなが
ら、記録したデーター列の幅が非常に細く、装置の温度
変化によるドリフト、あるいは外部からの振動などの影
響により、プローブがデーター列からはずれて安定した
記録再生ができなくなる。更に、1つのプローブをデー
ター列に添って走査させると他のプローブがデーター列
からはずれてしまうこととなる。
71と電極72を積層し圧電体を4ブロックに分け、3
軸駆動が可能な自由端側にトンネル電流を検知するプロ
ーブ73を要するカンチレバー型プローブが提案されて
いる。かかる構成によれば、図30(a),(b),(
c)に示す様に各電極間に適当なバイアスをかけること
によりX,Y,Z軸の各々単独での駆動は可能であるが
、特にX,Y軸の変位量は小さい。例えば、圧電体にZ
nOを使用し、その微小変位素子の厚さを5μm、長さ
を1000μm、幅を200μmとしたとき、10V印
加で、その変位量は、X軸で約200nm、Y軸で約2
0nm、Z軸で約7500nmである。Z軸は充分なス
トロークをもつが、記録面の走査方向、すなわちXY軸
のストロークが大きいとはいえない。このようなカンチ
レバー型プローブにおいて、広域なSTMによる記録再
生装置に用いるには、媒体側のXYステージによる微動
駆動が必要であった。
ルフ構成をとっているため工程数も複雑で、厚さ方向の
積層数も多いことから、薄膜のカンチレバーが膜中の内
部応力のために反ってしまう問題があった。また、内部
応力の面内分布のために、前述のようにマルチ化すると
、それぞれの反り量がまばらになってしまう。
に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、■.カンチ
レバー型プローブにおける、その検出感度の向上及びそ
の共振現象の回避等を同時に満足し得る構成を達成する
点、 ■.カンチレバー型プローブを同一平面内にマルチ配列
して用いる際の、各々のプローブ高さのばらつきを取り
除くような構成を簡便な手段にて達成する点、■.カン
チレバー型プローブの駆動変位に関し、特にその基板面
に平行方向、すなわちXY平面での変位量を大きくし得
る構成を達成する点、等にあり、さらに、かかるカンチ
レバー型プローブを具備した情報処理装置、原子間力顕
微鏡及び走査型トンネル顕微鏡等を提供することにある
。
下の構成により達成される。
有する弾性変形部と該弾性変形部の先端に例えば物理的
相互作用によって情報入力を行うプローブ(情報入力部
)を有するカンチレバー型プローブにおいて、該カンチ
レバーの長手方向に直交する面での断面形状を変化させ
るための少なくとも一層の圧電体と該圧電体に電圧を印
加するための少なくとも一組の電極とを具備したカンチ
レバー型プローブ、によって達成される。
いた原子間力顕微鏡、情報処理装置、によっても達成す
ることができる。
成及び作用を説明する。
子間力等を検出するためのプローブ(探針)である。図
示するように、断面が変形していない状態(実線)に比
例して、断面がわん曲している状態(点線)では、同じ
力が作用した時の先端の変位量が小さい(大きい矢印と
小さい矢印との比較)。つまり、断面がわん曲している
方が弾性定数が大きくなる。
長手方向に直交する面での断面図であり、幅a及び曲げ
方向の厚さbの場合の変形前の断面2次モーメントI0
は数式1のようになる。
る断面が角度θだけわん曲した場合の断面2次モーメン
トIxは
レバーの場合について考察してみると、I0=6.7×
10−23(m4)となり、一方、θ=10°わん曲し
た場合は、 Ix=1.5×10−22(m4)=2.3I0となる
。この場合、わん曲したカンチレバーのIxが全域にお
いて一定として近似すると、かかるカンチレバー(図2
(b))の共振周波数はわん曲しない場合(図2(a)
)の約1.5倍、弾性定数(N/m)は約2.3倍とな
る。なお、先端の変位量(d)は約2μmである。
手段について、図3に基づき説明する。本図中、3は基
板、4は圧電体、5,6,7は電極、8は圧電体変形用
電源である。ここで、電極5,6、および電極5,7の
間に同じ電圧を印加することにより、圧電体4が膨張し
ようとするが、基板3により拘束されているため図中点
線のように変形することになる。
する。本図中、9,10は圧電体、11,12,13,
14,15は電極、8は圧電体変形用電源である。圧電
体9,10の分極方向が揃っている場合、電極11と1
2,13,14,15の間に同じ電圧を印加することに
より、圧電体9は収縮し、圧電体10は膨張し、結局図
中点線のように変形することになる。
とも一層の圧電体を有し、該圧電体の変形によって、カ
ンチレバーの断面を変形させることができ、それによっ
てカンチレバーの弾性定数を変化させることができる。
定される試料に応じて幅広いレンジで弾性定数を変化さ
せることが可能で、かつ、AFM系全体の作製が容易と
なり、さらに、高性能なAFM、情報処理装置を提供す
ることができる。
、カンチレバー形状を有する弾性変形部と該弾性変形部
の先端に例えば物理的相互作用によって情報入力を行う
プローブ(情報入力部)を有するカンチレバー型プロー
ブの駆動方法において、該カンチレバーが少なくとも一
層の圧電体と、該圧電体に電界を印加するための少なく
とも一組の電極とを具備し、かつ、該カンチレバーと該
カンチレバーの支持台との間で平行平板型コンデンサを
構成しており、該平行平板型コンデンサに電圧を印加す
ることにより粗動を行い、該圧電体に電界を印加するこ
とにより微動を行い、かつ、該粗動及び微動の変位方向
が同一になるようにするカンチレバー型プローブの駆動
方法、としている点にある。
ネル顕微鏡、あるいは情報処理装置によっても、上記目
的は達成される。
圧かつ安定した制御のできる静電力で行い、微動につい
ては小電圧かつ安定した制御のできる電圧力で行う点で
ある。
及び作用を説明する。
バーと対向する部分に静電駆動電圧印加のための電極1
7が設けられており、カンチレバーは絶縁体19、圧電
体21及び静電駆動のための電極18、圧電体駆動のた
めの電極20、トンネル電流検出用プローブ2、トンネ
ル電流引き出し電極22より構成される。尚、23は電
流電圧変換増幅器、24は信号出力、25は圧電体駆動
用交流電源、26は静電駆動用直流電源であり、これは
低周波高電圧電源であってもよい。
10μm程度、カンチレバーの寸法を数100μm×数
10μm程度とすると、電極17,18間に数10〜1
00Vの電圧を印加することで、カンチレバーの先端は
数μm程度変位する。この際、電源26の安定度は数1
0〜100V±10mV程度なので、変位のゆらぎは1
オングストローム程度になる。
チレバーの先端の変位が1000オングストローム程度
になるようにカンチレバーを形成しておくことにより、
圧電体21に数mV〜数100mVの電圧を印加するこ
とで1〜100オングストローム程度の変位量を得る。 つまり、2種類の駆動力を合わせることによりミクロン
オーダーの変位が可能で、オングストロームオーダーの
制御が可能となる。特に、複数のプローブを使用する記
録再生等を行う情報処理装置等においては、各プローブ
と記録媒体との間隔を揃えるにあたり、数ミクロン定常
的に変位させた上で、オングストローム程度の変調をか
けるようになるので、上記の方法は有効である。かかる
内容を図示すると、図6のようになる。
用電極が別々であったが、同一の電極を共用してもよい
。図7にその例を示す。本図中、電極27は接地され、
静電駆動、圧電駆動に共用される。
オーダーの変位が可能で、かつオングストロームオーダ
ーの制御性を有するので、集積化が容易になり、高性能
なSTM、情報処理装置を提供することができる。
、圧電体効果にて変位するカンチレバー型プローブを同
一面内に複数設け、該複数のカンチレバーの各々に対し
て、その反り量を静電効果により独立に位置補正する機
構を設けたマルチプローブ、としている点にある。
方法は圧電体による電歪効果を用い、面内の高さの平面
保持は静電効果による駆動方法を用いるものである。こ
の構成により、予め、複数のカンチレバーの反り量を独
立に一本一本静電気により、高さを揃え、面内の不均一
性を補償するものである。
プローブユニットを説明する。図示するように、本発明
はSi基板28上に、電極34、誘電体30、電極29
、圧電体31、電極29の順に積層構成されたカンチレ
バーと、ガラス基板32の上でカンチレバーの背面下方
に電極33をはり合わせたものにより構成される。2は
トンネル電流検出用プローブである。このようなカンチ
レバー型プローブをSi基板上に複数個形成し、トンネ
ル電流を検知することによって記録,再生を行うもので
ある。
,34間に電界を加え、あらかじめ静電荷を蓄わえてお
き寸法を調整する。こうして面内の高さを揃えた後、ト
ンネル電流検知時の高さ方向の微少動作は圧電体を用い
る。
、圧電体効果にて変位するカンチレバー型プローブをS
i基板45上に形成される複数の短冊状電極46の上方
に保持し、前記短冊状電極46に電圧を加える手段によ
り、静電効果にて前記カンチレバーをその幅方向に駆動
し得るカンチレバー型プローブ、としている点にある(
図9参照)。
、カンチレバーの幅方向にそれを固有振動させる手段と
することによっても前記目的は達成される。
数個、記録媒体と対向配置し、該カンチレバー型プロー
ブの各々に、圧電体を駆動させる手段と該駆動手段を制
御する制御手段とを設け、かつ、記録媒体とプローブと
の間に印加しうる情報の記録又は再生用バイアス電圧印
加回路を備えた情報処理装置、として前記目的を達成す
ることもできる。
る。
うな断面形状を有する、本発明に係るカンチレバー型プ
ローブについて説明する。先ず、図10に基づいて、本
実施例のカンチレバーの製造工程を説明する。厚さ25
0μmのSi(100)基板101上に、LP−CVD
法によりシリコン窒化膜102,103を1μm積層し
、フォトリソグラフィーによりパターニングし、エッチ
ングマスクとする。次に、Au電極105を1000オ
ングストローム積層し、パターニングした。さらに、R
Fスパッタ法によりZnO膜104を1μm積層し、パ
ターニングした。その上部にAu電極106を1000
オングストローム積層し、パターニングした(図10(
a))。続いて、蒸着法によりタングステンの探針(プ
ローブ)107を作製した(図10(b))。最後に、
KOH液によるSiの異方性エッチングを行い、カンチ
レバーを作製した(図10(c))。
幅100μm,厚さ約2.2μmの矩形である。このカ
ンチレバーの共振周波数は、10kHzであった。次に
、図3の中の電極5,6及び5,7に対応する部分に7
Vの電圧を印加した状態で、カンチレバーの共振周波数
を測定したところ、14kHzであった。このことから
、カンチレバーの断面がわん曲し、弾性定数が上昇した
ことがわかった。
うな断面形状を有するカンチレバー型プローブについて
説明する。先ず、図11に基づいて、本実施例のカンチ
レバーの製造工程を説明する。厚さ250μmのSi(
100)基板101上に、LP−CVD法によりシリコ
ン窒化膜102,103を1000オングストローム積
層し、フォトリソグフィーによりパターニングし、エッ
チングマスクとする。次に、蒸着法によるAu電極11
1,113,115(各1000オングストローム)、
RFスパッタ法によるZnO膜112,114(各30
00オングストローム)を交互に積層し、パターニング
した(図11(a))。その上部に、蒸着法によりタン
グステンの探針(プローブ)116を作製した(図11
(b))。次に、KOH液によるSiの異方性エッチン
グを行い、カンチレバー型にした(図11(c))。最
後に、CF4による反応性イオンエッチングにより、シ
リコン窒化膜102,103を除去し、カンチレバーを
完成した(図11(d))。
幅100μm,厚さ約1μmの矩形である。このカンチ
レバーの共振周波数は、11kHzであった。次に、図
4中の電極11と12,13,14,15の間に5V印
加したところ、共振周波数は15kHzとなり、弾性定
数が上昇していることがわかった。
ローブを用いて、AFMを作製した。図12に本実施例
のAFMの構成図を示す。除振台201の上に支持台2
02があり、その上にXYステージ203,Z微動機構
204が構成され、その上部に試料205が載せられる
。また、プローブはカンチレバー206上の探針207
を用いる。ここで、カンチレバーの断面変形用の電源,
電極等は省略してある。信号検出系は、He−Neレー
ザー209からの入射光が、ビームスプリッタ210,
光ファイバー208を経てカンチレバー206先端部に
照射され、その反射光は逆に、光ファイバー208,ビ
ームスプリッタ210を経て光検出器211により電気
信号に変換される(光波干渉法)。出力信号,XY走査
信号及びZ方向フィードバック信号は、マイクロコンピ
ュータ214により制御され、XY走査制御部212,
Z方向フィードバック制御部213を介して、試料20
5がXY方向に走査され、探針207と試料表面との距
離が一定に保たれる。
たところ、断面形状変形のための電圧の印加の有無によ
らず、像に変化はみられず、どちらの場合も結晶構造に
対応する配列が観察された。
−シアノ−4’−n−デシルビフェニルを積層したもの
を観察したところ、電圧の印加によってS/N比が変化
した。つまり、試料の種類によって、カンチレバーの弾
性定数を変化させたほうが良好な結果を得ることができ
た。
ンチレバーを用いた記録再生等を行う情報処理装置を示
す。ただし、本実施例においては、カンチレバーの探針
がついている側をPtコーティングしてある(図13参
照:117はPtコーティング層)。
を示す。基本構成は実施例3(図12)と同様で、異な
るところは、探針207と記録媒体215の間に、情報
記録用のパルス電圧印加装置216が付加されている点
である。尚、記録媒体としては、ガラス基板上に成膜し
たAuを用いた。
数μsec程度のパルス電圧を印加して直径約10nm
の凸部を形成し、記録ビットとした。次に、AFMとし
て動作させ、走査周波数3kHzで記録ビットの読み出
しを行ったところ、断面形状変化のための電極間に10
Vのバイアス電圧を印加した場合、印加なしの時に比較
して、S/Nのよい情報読み出しが可能であった。これ
は、高い走査周波数を用いる場合、カンチレバーの共振
周波数が高いほうが良好な結果を得ることができること
を示している。なお、本実施例においては、パルス電圧
印加によって記録媒体上に凸部を形成し記録を行ったが
、記録媒体上に凹凸の情報を生成しうる方法ならばこの
限りではない。
カンチレバー型プローブの製造工程図を示す。先ず、カ
ンチレバー側について述べる(図15■,■,■,■)
。最初に厚さ250μmのSi(100)基板101上
に、LP−CVD法によりシリコン窒化膜102,10
3を500オングストローム積層し、フォトリソグラフ
ィーによりパターニングし、エッチングマスクとする。 次に、抵抗加熱法によりAu電極105を1000オン
グストローム積層し、パターニングした。さらに、RF
スパッタ法により圧電体ZnO膜104を1μm、抵抗
加熱法によりAu電極106を1000オングストロー
ム、プラズマCVD法によりアモルファスシリコン窒化
膜108を1μm積層し、パターニングした(図15■
)。続いて、抵抗加熱法によってAuの引き出し電極1
09を1000オングストローム堆積し、パターニング
した。その上部に、蒸着法によりタングステン探針11
0を作製した(図15■)。その後、KOH液によるS
iの異方性エッチングを行い、カンチレバーを作製した
(図15■)。最後に、反応性イオンエッチング法によ
り、シリコン窒化膜を除去した(図15■)。
■,■,■,■)。先ず、厚さ250μmのSi(10
0)基板310上に、Siの熱酸化膜311を1000
オングストローム形成した(図15■)。次に、LP−
CVD法によりシリコン窒化膜312,313を200
0オングストローム積層してパターニングし、エッチン
グマスクとした(図15■)。続いて、抵抗加熱法によ
りAu電極314を1000オングストローム積層し、
パターニングした(図15■)。さらに、KOH液によ
るSiの異方性エッチングにより、台形状の基体を形成
した。ここでエッチング深さは約220μmであった(
図15■)。最後に、カンチレバー部(図15■)と基
体(図15■)とを接着し、カンチレバー型プローブを
作製した(図15■)。
0μm,厚さ約2.2μmであり、電極104と電極3
14の対向面積は300μm×100μm、間隔は約3
0μmであった。
以下の要領で駆動させ、カンチレバー先端の変位量を測
定した。 (1)電極104を接地し、定電圧直流電源により、電
極314に0〜100Vの直流電圧を印加した。その時
のカンチレバーの先端の変位量および変位のゆらぎ量を
表1に示す。表1より分かるように、ゆらぎ量/変位量
は、印加電圧の2乗に反比例する。このことから、静電
力駆動は大電圧時に制御性がよいことが分かる。 (2)電極104を接地し、交流電源により電極106
に0〜5V,100Hzの電圧を印加した。その時のカ
ンチレバーの先端の変位量および変位のゆらぎ量を表2
に示す。表2より分かるように、ゆらぎ量/変位量は印
加電圧に反比例する。このことから、圧電力駆動は小電
圧時にも制御性がよいことが分かる。
電駆動により極めて安定した大きな変位量がとれ、小電
圧印加圧電駆動により、変位量は小さいものの極めて精
度の高い制御が可能であることが分かった。
ローブで、圧電体に電界を印加するための電極を、カン
チレバーの先端に100μm×50μmだけ設けた形状
のものを作製した。実施例5と同様の測定を行ったとこ
ろ、静電力では、100V印加で1.88μm±3オン
グストロームの変位圧電力では、1V印加で100±0
.5オングストローム以下の変位を得ることができた。
ローブを用いたSTMを作製した。図16に本実施例の
STMの構成図を示す。除振台401の上にXY走査機
構402が設置され、サンプル403はXY方向に移動
可能である。また、Z粗動機構404上にカンチレバー
405が設置され、その先端に探針406が作製されて
いる。XY走査機構402はXY駆動回路407によっ
て、Z粗動機構404はZ駆動回路410によって駆動
される。また、カンチレバー405は、静電駆動回路4
11により粗動ができ、圧電駆動(フィードバック)回
路412によりサンプル403と探針406間に流れる
トンネル電流が一定になるように、Z方向にフィードバ
ックがかけられる。バイアス印加回路408によりサン
プル,探針間にバイアス電圧が印加され、トンネル電流
はトンネル電流検出回路409により検出される。すべ
ての回路は、マイクロコンピュータ413により統一し
て制御され、観察結果は表示装置414に表示される。
接近はリニアアクチュエータなどのZ粗動機構である程
度接近させた後、トンネル電流が流れる領域への接近は
カンチレバーの静電駆動により行っている。この方法は
、高精度であるとともに従来の積層型圧電素子等を用い
る方法に比べ、駆動部を軽量小型化することができ、外
的な振動ノイズに対し強いSTMとなった。
ローブを用いた情報処理装置を作製した。図17に、本
実施例の装置の構成図を示す。除振台501上にXY走
査機構502が設置され、さらにその上部に記録媒体5
03が設置されている。XY走査機構502はXY駆動
回路508により駆動され、記録媒体503にはバイア
ス印加回路509により記録ビットの書き込み,読み出
し,消去のための各種バイアスあるいはパルス電圧が印
加される。Z駆動回路510によって粗動できるZ粗動
機構504上には、10mm角のマルチプローブ基板5
05が設置されており、4×4=16本のカンチレバー
506が作製されている。各カンチレバーの先端には、
探針507が設けられている。各探針を流れるトンネル
電流は、トンネル電流検出回路511により検出され、
各カンチレバーは静電駆動回路512及び圧電駆動(フ
ィードバック)回路513により駆動される。すべての
回路は、マイクロコンピュータ514により制御される
。記録媒体503は、マイカ基板にAuを1000オン
グストロームエピタキシャル成長させた上に、有機記録
層を積層したものを用いた。該有機記録層としては、ス
クアリリウム−ビス−6−オクチルアズレンのLB膜(
1層)を使用した。LB膜の形成法は、特開昭63−1
61552号公報に開示の方法に従った。
探針ごとに実施例3の方法で行ったところ、各カンチレ
バーの静電印加電圧は0〜70Vで、すべての探針が記
録媒体(Au薄膜部)とのトンネリング領域に入ること
ができた。この時の各カンチレバーの変位量は0〜0.
8μmであった。この状態で、圧電体駆動により各探針
にフィードバックがかけられる。
ず、探針の1本を+側、Au薄膜を−側にして、記録層
が低抵抗状態(ON状態)に変化するしきい値電圧Vt
hON以上のパルス電圧(図18に示す)を印加し、O
N状態を生じさせた。該探針と記録層との距離を保持し
たまま、該探針とAu薄膜との間に1.0Vの電圧を印
加して、トンネル電流を測定したところ、0.5mA程
度の電流が流れ、ON状態となっていることが確認でき
た。
N状態からOFF状態に変化するしきい値電圧VthO
FF以上の10Vに設定し、再び記録位置に印加した結
果、記録状態が消去されOFF状態に遷移したことも確
認した。
の位置セッティングには、静電駆動を用いているため、
探針の高さ方向の制御が高精度となり、かつマルチプロ
ーブ基板505部は小型軽量となり、外部振動に強く、
安定した記録,再生,消去を行うことができた。
示すマルチプローブユニットについて説明する。6mm
×6mm,厚さ0.2mmのSi基板28上に、後述の
工程で形成したカンチレバーが12本設けられており、
各カンチレバー上部には、トンネル電流検知用のプロー
ブ2が設けられている。これにガラス基板32が貼り合
わせてある。尚、1本のカンチレバーのサイズは、幅2
00μm,長さ800μmである。次に、上記カンチレ
バーの製造方法について図8(b)に基づいて行う。ま
ず、Si基板(100)(厚さ0.3mm)上に、電極
34を真空蒸着にて形成後、誘電体薄膜30,電極29
,圧電体薄膜31,電極29を作製し、フォトリソグラ
フィーおよびエッチングによりパターニングした。つい
で、トンネル電流検知用プローブ2を、成膜とフォトリ
ソグラフィーとリフトオフにより作製した。その後、K
OHによるSiの異方性エッチングによりSi基板28
の所望の部分を除去した。このようにして作製したSi
基板上の圧電体変位素子を図19のように貼り合わせて
形成した。尚、ガラス基板32の厚さは0.2mmとし
た。
ーブユニットの高さの調整法について述べる。図20は
マルチプローブユニット、図21はその位置補正ブロッ
ク図を示したものである。基板28をあらかじめ平行平
面の台に置き、さらに極めて平行平面な導電体35を一
定の高さに保持し、その後にトンネル電流検知用プロー
ブ2と導電体35に一定の電圧をかけ、トンネル電流を
検知する。その後、電極33−1,33−2,33−3
,33−4に電圧を印加して、各トンネル電流値がほと
んど等しくなるように各電極の電圧を調整した。これに
より、静電気にて位置の補正を行うことができる。
作製したマルチプローブユニットを図22に示す情報処
理装置に取り付けた。
、603は記録層である。604はXYステージ、60
5はマルチプローブユニット、606はマルチプローブ
ユニットの支持体、607はマルチプローブユニットを
Z方向に駆動するリニアアクチュエーター、608,6
09はXYステージをそれぞれX,Y方向に駆動するリ
ニアアクチュエーター、610は記録再生用のバイアス
回路である。611はプローブ電極から記録層603を
介して電極層602へ流れる電流を検出する記録再生用
のトンネル電流検出器である。612はマルチプローブ
ユニットをZ軸方向に移動させるためのサーボ回路であ
り、613はアクチュエーター607を駆動するための
サーボ回路である。614はマルチプローブユニットを
Z軸方向に動かすための駆動回路であり、615はXY
ステージの位置制御を行う駆動回路である。616はこ
れらの操作を制御するコンピュータである。
じめ実施例9により高さを揃えたマルチプローブユニッ
トを取りつけ、記録媒体としてガラス基板上にCr/A
uを蒸着し、その上部にポリイミドLB膜を4層(約2
0オングストローム)成膜したものを用いた。尚、この
記録媒体にはパルス電圧を加えると記録媒体の抵抗率が
2ケタ程度変化する特徴がある。
部に電圧をかけ、独立にカンチレバー部を動作させる。 記録媒体の電極とカンチレバー先端のトンネル電流検知
用プローブとの間に1.5Vの電圧をかけ、それぞれの
プローブが10−8A程度のトンネル電流になるように
カンチレバー部の高さを調整した。その後、プローブに
パルス電圧(5V)を加え、所望の位置に情報を記録し
た。尚、その記録領域は、100オングストローム×1
00オングストローム程度で非常に小さく、超高密度の
記録を行うことができた。
1.5Vの電圧をかけ、トンネル電流の計測をしたとこ
ろ、記録した部分に抵抗値が変化した部分を検出した。 このように、本実施例においては、記録情報の書き込み
、読み出しが行えることを確認した。
冊状電極を有するカンチレバー型プローブである。
を示す。さらに図9(b)はA−A断面図である。これ
は、Si基板45上に、通常のIC作製プロセスとSi
の異方性エッチングとにより作製したものである。絶縁
層からなる弾性薄膜41上に、圧電体薄膜42を挟持し
て圧電体電極43を形成し、その上端部に情報入出力プ
ローブ44を形成した圧電薄膜カンチレバーである。こ
の構成では、圧電体層1層、電極1組で、いわゆるユニ
モルフ構成をとった薄膜カンチレバーでできている。こ
の圧電体電極43に電界を加えると、薄膜カンチレバー
の厚さ方向に駆動する(図中Z軸)。この構成によると
、圧電薄膜カンチレバーの積層数が従来のバイモルフ構
造よりも少ないので内部応力による反りも緩和される。
状電極46に電界を加えると、静電気によりY軸方向に
駆動することができる。なお、47はn−Siでできた
支持体で、49は短冊状電極46の取り出し電極である
。これは、Y軸方向の静電アクチュエーターを内蔵した
構成をとっている。
説明する。この原理は例えば、生産研究第41巻第12
号、1989年12月に掲載されている。これは、静電
気によって動作をするものである。
ると抵抗体内で電荷が動き、絶縁体52が帯電する。次
に図23(b)のように絶縁体51は帯電する。次に図
23(c)のように印加電圧をかけると、反発作用が起
こる。その結果、図23(d)の矢印に示すように駆動
することができる。
状電極46に、それぞれある電界を加えて薄膜カンチレ
バーをY軸に働く力を発生させるものである。つまり、
図9(a)に示したように、薄膜カンチレバーの裏面に
ある弾性薄膜41が絶縁層となり、さらに短冊状電極4
6と薄膜カンチレバーとの空間が絶縁層となっている。 つまり、上述したように短冊状電極46にある交流の電
界を加えると、薄膜カンチレバーがY軸方向に駆動する
ものである。これは、交流の電界の周波数を、薄膜カン
チレバーの幅方向の固有振動数と一致させると、Y軸方
向に振動する。すなわち、このY軸の固有振動数で振動
するモードをY軸のストロークとすることを特徴として
いる。
を用いて説明する。図24(a)に示すのは、n型Si
(100)基板45にB(ボロン)を選択的に拡散させ
、P+層にして短冊状の電極46を形成したものである
。ここでは図示してないが、Y方向に短冊状電極46が
多数配置してある。次に、1100℃でSiCl4を用
いPH3をドーパントとして1.5μmエピタキシャル
成長させ、n型のエピタキシャル層47を得る。次に、
選択的に再度Bを拡散させてP+層48を形成した。こ
れは電極46の引出し用である。また基板45とエピタ
キシャル層47とをn型にするのは、P+の電極と電気
的に分離するためである。次に、LPCVDによるNH
3とSiH2Cl2の気相成長により、Si3N4で形
成した弾性薄膜42を400nm成膜し、カンチレバー
の形を得るためのパターニングを行った。図24(b)
にその断面図、図24(c)にその上面図を示す。
ば、Cr,Auの順にそれぞれ3nm,200nm程度
蒸着し圧電体電極43を形成する。電極材としては、S
iの異方性エッチングの際に腐食されないAg,Pd,
Pt等でも良い。次に、圧電体例えばAlN,ZnO,
PZT等をスパッタ蒸着し約1μm成膜しパターニング
して圧電体薄膜42を形成した。次に、短冊状電極46
の引出しのために、弾性薄膜41をパターニングし、P
+拡散層48のコンタクトホールを形成し、さらに電極
43としてAuを200nm蒸着しパターニングして、
電極43及び49を形成した。次に、プローブ44をリ
ソグラフィーとリフトオフと蒸着により形成した。なお
、プローブ材料としては、WあるいはPtでもよいし、
これらの金属が表面に被覆された導電体であれば良い。
スクとしてSiの異方性エッチングKOH,NH3OH
あるいはエチレンジアミン、ピカテコール系の水溶液で
行う。この際、電極46のP+層がストッパーとなり静
電力の駆動間隔がこのエピタキシャル層47の厚みで決
定される。異方性エッチングにより、最終的に図9で示
されるようなカンチレバー型プローブが得られた。本実
施例では、圧電体薄膜カンチレバーおよび静電アクチュ
エータのサイズを以下のように設定すると、圧電体薄膜
厚 :1.0μm(ZnO)カンチレバー厚:1.8
μm カンチレバー長:200μm カンチレバー幅: 50μm 静電アクチュエーターサイズ 短冊状電極ピッチ:2μm 絶縁体薄膜厚 :0.4μm(Si3N4)絶縁
体−電極間幅:1.5μm 以下のようなプローブの変位量が得られた。
固有振動数8kHz) Z軸変位量:± 3μm(±5V) このようにZ軸には薄膜カンチレバーがユニモルフ構造
のために、絶対変位量は少しおちるけれども、カンチレ
バーの反りを除ける効果のほうが、大きい。また走査方
向のY軸のストロークは充分に大きくとれた。
タイプのカンチレバー型プローブの他の態様を示す。
ローブがSi基板上に複数個内蔵されたものである。こ
れも前述実施例11と同様な製造法で作製した。尚、こ
のY軸駆動の短冊型電極46は図26の様に配置してあ
る。これは、X軸の方向の同一延長線上にある薄膜カン
チレバーが同一の短冊型電極で駆動できる。このカンチ
レバーも実施例11で示したようなサイズでは、X,Y
軸のストロークが同じだけ大きく取れる。
カンチレバーをもち、Y軸のストロークの大きなカンチ
レバー型プローブを提供することが可能となる。
のカンチレバー型プローブを用いて情報の記録、再生等
を行う情報処理装置について述べる。本発明に係る装置
の、情報の記録再生における模式図の1例を図27に示
す。図27(a)では、基板63上に、導電性有機材料
からなる導電体薄膜62を形成した後、有機材料からな
る記録層63を積層して記録媒体としている。本発明で
は、この記録媒体に、本発明に係るカンチレバー端部に
取り付けたプローブ電極65を接触させることにより、
記録媒体の表面形状を変化させて記録ビット64を形成
し、情報の記録を行っている(図27(b)参照)。
面上に走査させることにより、トンネル電流を利用して
表面形状の変化すなわち記録ビット64を読み出して記
録再生の再生を行っている。本発明で用いる記録層62
の材料としては、有機化合物であれば何を用いても構わ
ない。また、その成膜方法として、蒸着法、スパッタ法
あるいはプラズマ重合法、電解重合法等を用いるが可能
である。
単分子膜または単分子累積膜を形成することのできる有
機材料も好適である。このLB法によれば、1分子中に
疎水性部位と親水性部位とを有する有機化合物の単分子
膜又はその累積膜を基板上に容易に形成することができ
、分子オーダーの厚みを有し、かつ大面積にわたって均
一、均質な有機超薄膜を安定に供給することができるた
め、本発明のような高密度な情報の記録再生を行うため
には、記録層の欠陥や記録層表面の凹凸を少なくしなけ
ればならず、この点からLB法は記録層形成に非常に適
している。
水性部位とを有する構造の分子において、両者のバラン
ス(両親媒性のバランス)が適度に保たれているとき、
分子は水面上で親水性基を下に向けて単分子の層になる
ことを利用して単分子膜、またはその累積膜を作製する
方法である。
広く知られている飽和及び不飽和炭化水素基や縮合多環
芳香族及び、鎖状多環フェニル基等の各種疎水基が挙げ
られる。これらは各々単独又はその複数が組み合わされ
て疎水性部位を構成する。一方、親水性部位の構成要素
として最も代表的なものは、例えばカルボキシル基、エ
ステル基、酸アミド基、イミド基、ヒドロキシル基、さ
らには、アミノ基(1,2,3級及び4級)等の親水性
基等が挙げられる。これらも各々単独又はその複数が組
み合わされて上記分子の親水性部位を構成する。
く併有している有機分子であれば、水面上で単分子膜を
形成することが可能であり、本発明に対して極めて好適
な材料になる。
性を有するものであればよく、例えばAu,Pt,Ag
,Pd,Al,In,Sn,Pb,W等の金属やこれら
の合金、さらにはグラファイトやシリサイド,ITOな
どの導電性酸化物を始めとして数多くの材料が挙げられ
、これらの本発明への適用が考えられる。かかる材料を
用いた電極形成法としても従来公知の薄膜技術で十分で
ある。但し、導電体薄膜層も記録媒体の1部として働く
ため、欠陥が少なく表面の平滑性がよい薄膜を形成でき
る材料及び、薄膜形成法が選択される。尚、導電体薄膜
層の膜厚は記録層の材料及び膜厚にもよるが、安定な情
報の記録再生を行うためには、10〜50nm程度であ
ることが好ましい。
ク図を用いて説明する。図28中、705は記録媒体に
接触して記録を行ったり、トンネル電流を検知して記録
ビットを読み出すためのプローブ電極であり、704は
本実施例12で示したカンチレバー型プローブの概略図
である。707は圧電効果にて駆動することができるZ
方向微動制御機構であり、706は静電型アクチュエー
ターにより駆動できるY方向微動制御機構である。かか
るカンチレバー型プローブの駆動によりプローブ電極7
05から記録媒体にアクセスすることによって情報の記
録再生を行う。
2上に設置される。710はバイアス電圧源及びプロー
ブ電流増幅器で、709はプローブ電流を読み取り、プ
ローブ電極705の高さが一定になるように圧電体にか
ける電圧を制御する再生用サーボ回路である。711は
記録用電圧源及びサーボ回路である。711から記録用
の電圧がZ方向微動制御機構707に出力され、プロー
ブ電極705を上下させて記録媒体に接触して記録を行
うようになっている。但し、この時プローブ電流をモニ
ターして、急激な電流増加、すなわちプローブ電極70
5と導電体薄膜層702の接触を検知し、その後の記録
層701とプローブ電極705の接触量を制御するよう
にサーボ回路を設け、記録用の印加電圧を調整できるよ
うになっている。また、情報の記録時の接触量(Z方向
押し込み量)は、記録層701と導電体薄膜層702の
膜厚及び希望する記録ビットの大きさによるが、数nm
〜500nm程度が好ましい。
導電体薄膜層702が接触し、プローブ電流が急激に増
加するため、再生用サーボ回路709はその間出力電圧
が一定になるようにHOLD回路をONにするよう制御
している。708はY方向にプローブ電極705をY方
向微動制御機構706を用いて移動制御するためのY走
査駆動回路である。713と714は予め10−9A程
度のプローブ電流が得られるようにプローブ電極705
と基板703とのY方向相対変位を多きくとる(微動制
御機構の範囲外)のに用いられる。これらの各機器は、
全てマイクロコンピューター715により中央制御され
ている。また716は表示装置を表している。
子を用いた移動制御における機械的性能を下記に示す。
向微動制御範囲: 1nm〜 20μmX方向
微動制御範囲: 1nm〜100μmなお、X方
向はXYステージの駆動による。
ける機械的性能は、 XY方向粗動制御範囲:10nm〜10mmZ方向粗動
制御範囲 :10nm〜10mm以下、説明した装置
を用いての、記録再生の実験について述べる。記録層7
01としてポリイミドLB膜を4層(約1.5nm)成
膜したものを用いた。これを、本装置にセットした。次
に、プローブ電極705と記録媒体との間に1.5Vの
バイアス電圧を印加し、プローブ電極705と導電体薄
膜層702との距離(Z)を調整した。この時、距離Z
を制御するためのプローブ電流IPを10−8A≧IP
≧10−10Aになるように設定した。
ローブ電極705のZ方向微動制御機構707のカンチ
レバーの圧電体に記録用電圧を印加することにより、プ
ローブ電極705を上下させ、プローブ電極705を記
録媒体に接触させることにより、記録媒体の表面形状を
変化させて記録を行った。但し、この時プローブ電極7
05と記録媒体の接触量を15nmに調整した。また、
再生用サーボ回路709はその間出力電圧が一定になる
ようにHOLD回路をONするよう制御している。
間に電圧を印加しながらトンネル電流を観測し、距離Z
を一定に保ちながら、先ほど記録した場所にプローブ電
極705をXY方向に走査させたところ、記録媒体の表
面形状の変化が確認でき、記録ビットを再生することが
可能であった。
いた場合、Y方向の走査範囲を非常に大きく取れるので
、この記録ビットを大量に記録再生できることは言うま
でもない。
報処理装置を使って、STMとして実験を行った結果に
ついて述べる。
して走査し、プローブ電極705と被観察物との間に電
圧を印加し、トンネル電流値の結果を出力するとSTM
像が得られる。本実施例では被観察物としてSi基板(
100)を用いて、STM像を得たところ、Si基板の
広範囲にわたって像を原子オーダーで観察でき、さらに
安定な像が得られた。
バー型プローブにより以下のような効果がある。 (1)任意にカンチレバーの実効的弾性定数を変化しう
るので、例えばAFMにおいて、柔かい試料から硬い試
料まで、S/N比よく観察ができる。 (2)カンチレバーをむやみに小さくする必要がなくな
るので、カンチレバー自体さらには変位測定系の作製が
容易となる。 (3)情報処理装置において、記録媒体の硬度を選ばず
使用できる。さらに、共振周波数を高く設定できるので
、高速走査が可能となり、記録情報の読み出し速度が向
上する。 (4)大きな変位量、高い精度でトンネル検出用プロー
ブの駆動が行えるので、高分解能,高安定度のSTM観
察を行うことができる。 (5)小型軽量化で高剛性化が図れるので、信頼性の高
い、高速の情報処理装置を作製することができる。 (6)圧電駆動部と静電駆動部を集積できるので、ST
M装置,情報処理装置全体の小型化が図れる。
反り量を独立に位置補正する機構と位置補正用の平行平
面導体とを具備したマルチプローブユニットにおいては
、 (7)操作性,安定性,耐久性の高いSTMを応用した
情報処理装置が作製できる。 (8)カンチレバー一本一本の反りも静電効果により補
償することができるので、素子の歩留りも向上するとと
もに、より制御性の高いトンネル電流検知が行える。 (9)これにより、STMを応用した情報処理装置にお
いては、超高密度な記録 ,再生ができるとともに、信頼性の高い装置を供給でき
るようになった。
型プローブ及びそれを用いた情報処理装置等によれば、
(10)カンチレバーのY軸のストローク量を大きくす
る。 (11)圧電体薄膜カンチレバーの反り量を少なくする
。 (12)情報処理装置においては、広範囲に記録媒体に
情報を記録することができる。 といったような効果がある。
プローブの原理説明図である。
に直角な面での断面図を示す。
プローブの一態様を示す断面図である。
プローブの別の態様を示す断面図である。
得るカンチレバー型プローブの構成図である。
得るカンチレバー型プローブの、カンチレバーの変位量
を示す図である。
得るカンチレバー型プローブの別の態様を示す図である
。
同一基板上に複数配列したマルチプローブユニットの斜
視図及びその一部断面図である。
型プローブの斜視図及びその断面図である。
の製造工程図を示す。
の製造工程図を示す。
用いた、原子間力顕微鏡(AFM)の構成図である。
に、Ptコーティング層を設けたカンチレバー型プロー
ブを示す。
た、情報処理装置の構成図である。
の製造工程図を示す。
図を示す。
。
る。
成図である。
成図である。
。
用いた、情報処理装置の構成図である。
明図である。
製造工程図を示す。
外観斜視図である。
、短冊状電極を示した構成斜視図である。
記録あるいは再生方法を説明するための模式図である。
ブロック図である。
示す図である。
引き出し電極 110 プローブ 111 Au電極 112 ZnO膜 113 Au電極 114 ZnO膜 115 Au電極 116 プローブ 117 Ptコーティング層 201 除振台 202 支持台 203 XYステージ 204 Z微動機構 205 試料 206 カンチレバー 207 探針(プローブ) 208 光ファイバー 209 He−Neレーザー 210 ビームスプリッタ 211 光検出器 212 XY走査制御部 213 Z方向フィードバック制御部214 マイ
クロコンピュータ 215 記録媒体 216 パルス電圧印加装置 310 Si基板 311 シリコン熱酸化膜 312,313 シリコン窒化膜 314 電極 401 除振台 402 XY走査機構 403 サンプル 404 Z粗動機構 405 カンチレバー 406 プローブ(探針) 407 XY駆動回路 408 バイアス印加回路 409 トンネル電流検出回路 410 Z駆動回路 411 静電駆動回路 412 圧電駆動(フィードバック)回路413
マイクロコンピュータ 414 表示装置 501 除振台 502 XY走査機構 503 記録媒体 504 Z粗動機構 505 マルチプローブ基板 506 カンチレバー 507 プローブ(探針) 508 XY駆動回路 509 バイアス印加回路 510 Z駆動回路 511 トンネル電流検出回路 512 静電駆動回路 513 圧電駆動(フィードバック)回路514
マイクロコンピュータ 601 基板 602 金属電極層 603 記録層 604 XYステージ 605 マルチプローブユニット 606 支持体 607 Z軸方向駆動リニアアクチュエーター608
X軸方向駆動リニアアクチュエーター609 Y
軸方向駆動リニアアクチュエーター610 バイアス
回路 611 トンネル電流検出器 612 サーボ回路 613 アクチュエーター 614 サーボ回路 615 XYステージ駆動回路 616 コンピュータ 701 記録層 702 導電体薄膜 703 基板 704 カンチレバー型プローブ 705 プローブ電極 706 Y方向微動制御機構 707 Z方向微動制御機構 708 Y走査駆動回路 709 再生用サーボ回路 710 バイアス電圧源及びプローブ電流増幅器71
1 記録用電圧源及びサーボ回路712 XYステ
ージ 713 粗動機構 714 粗動駆動回路 715 マイクロコンピュータ 716 表示装置
Claims (13)
- 【請求項1】 カンチレバー形状を有する弾性変形部
と該弾性変形部の先端にプローブを有するカンチレバー
型プローブにおいて、該カンチレバーの長手方向に直交
する面での断面形状を変化させるための少なくとも一層
の圧電体層と、該圧電体に電圧を印加するための少なく
とも一組の電極とを具備していることを特徴とするカン
チレバー型プローブ。 - 【請求項2】 請求項1記載のカンチレバー型プロー
ブを、少なくとも有することを特徴とする原子間力顕微
鏡。 - 【請求項3】 請求項1記載のカンチレバー型プロー
ブを、少なくとも有することを特徴とする情報処理装置
。 - 【請求項4】 カンチレバー形状を有する弾性変形部
と該弾性変形部の先端にプローブを有するカンチレバー
型プローブの駆動方法において、該カンチレバーが少な
くとも一層の圧電体と、該圧電体に電界を印加するため
の少なくとも一組の電極とを具備し、かつ、該カンチレ
バーと該カンチレバーの支持台との間で平行平板型コン
デンサを構成しており、該平行平板型コンデンサに電圧
を印加することにより粗動を行い、該圧電体に電界を印
加することにより微動を行い、かつ、該粗動及び微動の
変位方向が同一になるようにすることを特徴とするカン
チレバー型プローブの駆動方法。 - 【請求項5】 請求項4記載のカンチレバー型プロー
ブの駆動方法を用いることを特徴とする走査型トンネル
顕微鏡。 - 【請求項6】 請求項4記載のカンチレバー型プロー
ブの駆動方法を用いることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項7】 圧電体効果にて変位するカンチレバー
型プローブを同一面内に複数設け、該複数のカンチレバ
ーの各々に対して、その反り量を静電効果により独立に
位置補正する機構を設けたことを特徴とするマルチプロ
ーブユニット。 - 【請求項8】 前記カンチレバー各々の反り量を静電
効果により位置補正する際の電圧を、独立にホールドす
る手段を具備することを特徴とする請求項7記載のマル
チプローブユニット。 - 【請求項9】 請求項7又は8に記載のマルチプロー
ブユニットを、少なくとも有することを特徴とする情報
処理装置。 - 【請求項10】 請求項7又は8に記載のマルチプロ
ーブユニットを、少なくとも有することを特徴とする走
査型トンネル顕微鏡。 - 【請求項11】 圧電体効果にて変位するカンチレバ
ー型プローブをSi基板上に形成される複数の短冊状電
極上方に保持し、前記短冊状電極に電圧を加える手段に
より、静電効果にて前記カンチレバーを、その幅方向に
駆動し得るものであることを特徴とするカンチレバー型
プローブ。 - 【請求項12】 プローブが、圧電体への電圧印加に
よりカンチレバーの厚さ方向に変位する手段と、静電効
果にてカンチレバーの幅方向に固有振動する手段を具備
したことを特徴とするカンチレバー型プローブ。 - 【請求項13】 請求項11又は12に記載のカンチ
レバー型プローブを、少なくとも有することを特徴とす
る情報処理装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3149323A JP3015974B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | マルチプローブユニット、情報処理装置、走査型トンネル顕微鏡、カンチレバー型プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3149323A JP3015974B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | マルチプローブユニット、情報処理装置、走査型トンネル顕微鏡、カンチレバー型プローブ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04350510A true JPH04350510A (ja) | 1992-12-04 |
| JP3015974B2 JP3015974B2 (ja) | 2000-03-06 |
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ID=15472607
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP3149323A Expired - Fee Related JP3015974B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | マルチプローブユニット、情報処理装置、走査型トンネル顕微鏡、カンチレバー型プローブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3015974B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5689063A (en) * | 1993-07-15 | 1997-11-18 | Nikon Corporation | Atomic force microscope using cantilever attached to optical microscope |
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| US7535817B2 (en) | 1995-07-24 | 2009-05-19 | General Nanotechnology, L.L.C. | Nanometer scale data storage device and associated positioning system |
| US7615738B2 (en) | 1994-07-28 | 2009-11-10 | General Nanotechnology, Llc | Scanning probe microscope assembly and method for making spectrophotometric, near-field, and scanning probe measurements |
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-
1991
- 1991-05-27 JP JP3149323A patent/JP3015974B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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