JPH04353295A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

Info

Publication number
JPH04353295A
JPH04353295A JP12937091A JP12937091A JPH04353295A JP H04353295 A JPH04353295 A JP H04353295A JP 12937091 A JP12937091 A JP 12937091A JP 12937091 A JP12937091 A JP 12937091A JP H04353295 A JPH04353295 A JP H04353295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
pump rotor
rotor
stator
ceramic coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12937091A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Sakamoto
隆一 坂本
Noritama Tsunoda
角田 昇玲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP12937091A priority Critical patent/JPH04353295A/ja
Publication of JPH04353295A publication Critical patent/JPH04353295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造分野などで
使用される真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種真空ポンプは、例えば特開
平2−27194号公報に記載され、かつ、図4で示し
たように、内周にポンプステータSを備えたポンプケー
シングAの上下部位に吸気口Bと排気口Cとを設けて、
これら吸気口Bと排気口Cとの間で前記ポンプステータ
Aの内部にポンプロータDを配設すると共に、前記ポン
プケーシングAの下部に、前記ポンプロータDの内に突
入するモ−タケーシングKを設け、このモ−タケーシン
グKに内蔵したモ−タEのロータシャフトFを前記ポン
プロータDに結合して、該ポンプロータDを前記ポンプ
ステータSに対し高速回転させることにより、前記吸気
口Bから排気口Cに向けて真空引きを行うようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のような真
空ポンプでは、その真空引き運転時に、前記モータEや
ロータシャフトFを支持する軸受Gなどで発熱した熱が
、熱伝達により前記ロータシャフトFからポンプロータ
Dに伝わり、該ポンプロータDの表面から熱放射される
のであるが、このポンプロータDは、通常アルミニゥム
合金で形成され、その熱放射率εが0.2〜0.3とい
うように低いし、又、温度上昇に伴いポンプロータDが
熱膨張するため、前記ポンプロータDの温度が例えば使
用限界温度(通常120℃)を越えると、ポンプロータ
Dの熱膨張に伴い該ポンプロータDの外周が前記ポンプ
ステータSの内周に接触してカジリ付きを発生したりし
、又、ポンプロータDの温度上昇が例えば150℃以上
に過大になると、ポンプロータDの強度が急速に低下す
ることになるのである。即ち、一般に真空ポンプにおい
ては真空中で運転されるためポンプロータDの冷却は、
該ロータDの熱放射により行われるのであって、前記ロ
ータDとポンプステータSとの間の熱放射量は、次の数
式1で求められる移動熱量Qを表面積で積分して求める
ことができる。
【0004】尚数式1において、前記ポンプロータDか
らポンプステータS側への熱移動量をQ、これらポンプ
ステータSとポンプロータDとの温度をT1 ,T2 
、ステフアン・ボルツマン(Stefan−Boltz
mann)定数をρ、前記ポンプステータSとポンプロ
ータDとのT1 ,T2 温度における熱放射率をε1
 (T1),ε2 (T2 )としている。
【0005】
【数1】
【0006】以上の数式1から明らかなように、前記ポ
ンプステータSとポンプロータDとの熱放射率ε1 ,
ε2 が小さいと、前記式中の分母が大となり、前記熱
移動量Qが小となって、前記ポンプロータDでの発熱量
が大となり、このためポンプロータD側が図2の二点鎖
線に示したように使用限界温度(120℃)を越えた高
温となったりするのである。
【0007】所で、従来においては、真空ポンプの真空
引き運転時に、所望の真空度になり定常トルクに達する
起動時には、前記モータEに印荷する電圧を定常運転時
より高電圧の例えば80Vとしているため、図2の二点
鎖線で示したように前記ポンプロータDの温度がその使
用限界温度の120℃を越えるのであり、しかも、定常
トルクに達したときには前記モータEへの印荷電圧を、
前記ポンプロータDを駆動するのに必要な30Vの電圧
にまで下げて、このポンプロータD側が使用限界温度を
越えないように温度制御運転を行っているが、即ち、前
記印荷電圧が高い程、モ−タの発熱量が大きくなるため
、前記した如く印荷電圧を下げて温度制御運転を行って
いるのであるが、例え印荷電圧を30Vに下げても電圧
のバラツキにより前記ポンプロータDが使用限界温度近
くにまで上昇して、前記したカジリ付きが発生したり、
強度低下を招いたりする問題が生ずるのである。所で、
これらの問題は前記印荷電圧を30Vよりも下げれば解
消できるのであるが、前記ロータシャフトFは軸受Gで
支持されているため、前記ポンプロータDの軸受部に負
荷が生ずることになり、この負荷に打ち勝ってポンプロ
ータDを高速回転させるためには定常でも30Vの電圧
が必要である。従って、前記印荷電圧を30Vよりも下
げることはできないのであり、前記した問題を解消する
ことはできないのである。又、前記ポンプロータDによ
り排出される気体が、腐食成分を含んだ気体である場合
、ポンプロータが腐食し易い問題もあった。
【0008】本発明は以上のような問題に鑑みてなした
もので、その目的は、真空引き運転時に特別な温度制御
運転を行ったりすることなく、ポンプロータ側が使用限
界温度を越えるのを防止でき、ポンプロータの強度を維
持できると共に、ポンプロータのカジリ付きを防止する
ことができ、更にポンプロータの耐食性を高めることが
できる真空ポンプを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ポンプステータ1とポンプロータ2と
を備えた真空ポンプにおいて、前記ポンプステータ1に
対向する前記ポンプロータ2の外周面に、熱放射特性の
良好なセラミックスから成るセラミックス被膜8を設け
てことを特徴とするものである。
【0010】前記ポンプロータ2には、その全面に前記
セラミックス被膜8を設けることもできる。
【0011】また、前記ポンプロータ2の外周面と、該
ポンプロータ2の外周面に対向する前記ポンプステータ
1の内周面とに、それぞれ前記セラミックス被膜8を設
けるようにしてもよい。
【0012】
【作用】以上のように、前記ポンプステータ1と対向す
るポンプロータ2の外周面に熱放射特性に優れたセラミ
ックス被膜8を設けたことにより、このポンプロータ2
からの熱放射性が高められて、熱伝達によりポンプロー
タ2に伝達された熱を前記セラミックス被膜8から良好
に熱放射できるのであり、従って、ポンプロータ2が使
用限界温度を越えることがないのであり、前記ポンプロ
ータ2の強度を維持できると共にポンプロータ2のカジ
リ付きもないのであり、又、ポンプロータ2の腐食成分
を含んだ気体に対する耐食性を高く出来るのである。
【0013】また、前記ポンプロータ2の内外全面にわ
たって前記セラミックス被膜8を設けるときには、前記
ポンプロータ2の熱放射性が一層良好となって、熱伝動
によりポンプロータ2に伝達された熱を、ポンプロータ
2の内外全面のセラミックス被膜8から良好に熱放射で
きるので、ポンプロータ2の温度をさらに低下させるこ
とができると共に、ポンプロータ2の腐食成分を含んだ
気体に対する耐食性をより一層高くできる。
【0014】更に、前記ポンプロータ2の外周面と、該
ポンプロータ2の外周面に対向する前記ポンプステータ
1の内周面とに、それぞれ前記セラミックス被膜8を設
けるときには、前記ポンプロータ2に伝達された熱を、
該ポンプロータ2の外周のセラミックス被膜8から外方
へと速やかに熱放射できるばかりか、このポンプロータ
2から熱放射された熱を、ポンプステータ1のセラミッ
クス被膜8で受熱し易くなるため、前記ポンプロータ2
側の温度をより一層低下させることができると共に、ポ
ンプステータ1の耐食性も高くできる。
【0015】
【実施例】図1はモレキュラドラッグ形真空ポンプを示
しており、ポンプケーシングを兼用するポンプステータ
1の上下部位に吸気口11と排気口12とを設けて、こ
れら吸気口11と排気口12との間で前記ポンプステー
タ1の内部に、外周にねじ溝21をもったポンプロータ
2を配設すると共に、前記ポンプステータ1の下部側に
ベース部材13を固定して、該ベース部材13上で前記
ポンプロータ2の内部に静止部材14を支持する一方、
この静止部材14の内部に、上下方向に延び、上端が前
記ポンプロータ2に結合されるロータシャフト3を挿通
させて、該ロータシャフト3の上下方向中間部に、モー
タステータ41とモータロータ42とから成るモータ4
を取付けている。そして、前記モータ4の駆動に伴う前
記ロータシャフト3の回転により、前記ポンプロータ2
を前記ポンプステータ1に対し高速回転させることによ
り、前記吸気口11から排気口12へ真空引きを行って
、前記吸気口12に接続される真空チャンバー(図示せ
ず)を真空にするようにしている。
【0016】また、同図で示した真空ポンプは、前記ロ
ータシャフト3を非接触状態で軸受支持させる磁気軸受
形のものを示しており、即ち、前記モータ4の上部側に
おける前記ロータシャフト3と静止部材14との間で、
この静止部材14側に、前記ポンプロータ2の半径方向
変位を検出するセンサー51と、該センサー51からの
検出結果に基づいて応動する電磁石52とから成る能動
形磁気軸受5を配設している。前記電磁石52は、前記
静止部材14側に支持されたステータヨーク53に固定
され、前記ロータシャフト3の前記ステータヨーク53
との対向部位にロータヨーク54が取付けられていて、
前記センサー51の検出結果に基づき前記電磁石52が
通電励磁されたとき、該電磁石52に発生する磁力を前
記ステータヨーク53とロータヨーク54とに作用させ
て、前記ポンプロータ2の半径方向2自由度を拘束する
ようにしている。更に、前記ポンプロータ2と前記静止
部材14との間で前記能動形磁気軸受5との対向部位に
は、前記静止部材14側に支持された永久磁石61をも
つステータヨーク62と、前記ロータシャフト3側に支
持されたロータヨーク63とから成る受動形磁気軸受6
を配設し、前記永久磁石61で前記ステータヨーク62
とロータヨーク63との間に磁力を発生させて、前記ポ
ンプロータ2の軸方向における1自由度と前記ロータシ
ャフト3の回転方向周りの2自由度とを拘束するように
している。そして、前記ポンプロータ2が半径方向外方
に変位したとき、前記能動形磁気軸受5に備えたセンサ
ー51で前記電磁石52を励磁させて、前記ポンプロー
タ2の半径方向2自由度を拘束し、また、前記受動形磁
気軸受6の永久磁石61で前記ポンプロータ2の軸方向
における1自由度と前記ロータシャフト3の回転方向周
りの2自由度とを拘束することにより、前記ロータシャ
フト3を非接触状態で所定位置に浮上支持させるのであ
る。
【0017】更に、同図においては、前記ロータシャフ
ト3と静止部材14との対向下部側に、上下一対の永久
磁石71,71と、これら各永久磁石71,71間に所
定間隔を置いて対向状に介装される円板72とから成る
渦電流バンパ7を配設し、この渦電流バンパ7で前記ロ
ータシャフト3の振動を抑制するようにしている。
【0018】しかして以上の真空ポンプにおいて、前記
ポンプロータ2の外周面に熱放射特性に優れたセラミッ
クス被膜8を被覆したのである。このセラミックス被膜
8を被覆するにあたっては、前記ポンプステータ1と対
向される前記ポンプロータ2の外表面全体に設けるので
あるが、その他このポンプロータ2の外表面一部に設け
てもよい。この場合、ポンプロータ2に伝達された熱は
、熱源に近い側から順次熱放射されることになるから、
この熱源に近い側、即ち、ポンプロータ2のロータシャ
フト3への結合側に前記セラミックス被膜8を設けても
よい。この場合、ポンプロータ2に伝達された熱は、熱
源に近い側から順次熱放射されることになるから、熱源
に対し遠い側、即ち、ポンプロータの先端側の一部を残
すのが好ましい。
【0019】前記セラミックス被膜8の材料としては、
主として二酸化硅素(Si O2 )や二酸化三アルミ
ニウム(A■2 O3 )から成るセラミックスが使用
され、これら各セラミックス被膜材料の熱放射特性は、
次表の通りである。
【0020】
【表1】
【0021】前記セラミックス被膜8は、電解メッキ手
段で15〜30μm程度の厚さに被覆される。このとき
、前記ポンプロータ2に設ける前記セラミックス被膜8
の厚さは、15μm未満とすれば充分な熱放射効果が得
られ難く、一方30μmを越えた厚さにすると、セラミ
ックス被膜8が剥離して強度低下を招いたりすることが
あるため、前述した15〜30μm程度の厚さに被覆す
ることが好ましい。尚、前記表1中の各データは120
℃の温度条件下で測定したものである。
【0022】以上のように、前記ポンプステータ1と対
向するポンプロータ2の外表面に熱放射率の高い前記ラ
ミックス被膜8を被覆することにより、前記モータ4や
前記能動形磁気軸受5などで発熱した熱がロータシャフ
ト3から前記ポンプロータ2側へと伝達されても、外表
面のセラミックス被膜8から良好に熱放射できることに
なるため、該ポンプロータ2が使用限界温度を越えたり
することなく、使用限界温度以下での真空引き運転が行
われ、前記ポンプロータ2が高温となって強度低下を来
したりするのが阻止され、また、該ポンプロータ2が高
温となることによる熱膨張で前記ポンプステータ1にカ
ジリ付いたりするのが防止される。更に、前記ポンプロ
ータ2の外表面に前記セラミックス被膜8を被覆すると
同時に、前記ポンプロータ2を熱伝達率の良好なアルミ
ニウム合金で形成するときには、ポンプロータ2に伝達
された熱を分散させてセラミックス被膜8から熱放射で
きるので、ポンプロータ2の熱放射性が一段と向上され
る。
【0023】また、前記セラミックス被膜8は、図1で
示したように、前記ポンプステータ1と対向する前記ポ
ンプロータ2の全外表面と、前記静止部材14と対向す
る前記ポンプロータ2の全内表面と、該ポンプロータ2
の上下両外面との全外表面にわたって被覆させてもよく
、斯くするときには、前記ポンプロータ2の熱放射性が
より一層高められて、該ポンプロータ2の温度を一層低
下させることができると共に、ポンプロータ2全体の耐
食性を高くできる。
【0024】更に、前記セラミックス被膜8は、前記ポ
ンプロータ2だけではなく、図1で示したように、該ポ
ンプロータ2の外周面に対向する前記ポンプステータ1
の内周面に被覆させてもよく、斯くするときには、前記
ポンプロータ2に伝達された熱を該ポンプロータ2外周
のセラミックス被膜8から外方へと速やかに熱放射でき
るばかりか、このポンプロータ2から熱放射された熱を
、ポンプステータ1のセラミックス被膜8で受熱し易く
なるため、前記ポンプロータ2側の温度をより一層低下
させることができると共に、ポンプステータ1の耐食成
分を含んだ気体に対する耐食性をも高めることができる
【0025】以上のように熱放射率の大きなセラミック
ス被膜8を前記ポンプロータ2に被覆することにより、
前述した数式1において、ポンプロータ2の熱放射率ε
2 が大きくなり、また、前記セラミックス被膜8を前
記ポンプステータ1とポンプロータ2との両者に被覆す
ることにより、これらポンプステータ1とポンプロータ
Dとの熱放射率ε1 ,ε2 が大きくなって、前記数
式1中の分母が何れの場合にも小となり、前記熱移動量
Qが大となって、前記ポンプステータ1の受熱量及びポ
ンプロータ2の放射熱量が大となり、このため前記ポン
プロータ2側が使用限界温度を越えた高温となったりす
るのが阻止される。
【0026】図2は、縦軸に前記ポンプロータ2の温度
(℃)を、横軸に時間をとった前記ポンプロータ2の熱
放射特性を示しており、この図2において、実線で示し
た曲線イは、前記ポンプロータ2の全外表面に二酸化硅
素から成るセラミックス被膜8を被覆した場合の特性を
、また、点線で示した曲線ロは、前記ポンプロータ2の
全外表面と前記ポンプステータ1の内周面とにそれぞれ
二酸化硅素から成るセラミックス被膜8を被覆した場合
の特性を、更に、二点鎖線で示した曲線ハは、前記セラ
ミックス被膜8を被覆しない場合の特性を参考例として
示している。前記各曲線イ,ロは、それぞれ前記モータ
4に80V(600Hz)の電圧を印荷して真空引き運
転を行った場合の特性を、また、前記曲線ハは、運転初
期時には前記モータ4に前述した場合と同様に80Vの
電圧を印荷し、所定の真空度に到達した後、前記ポンプ
ロータ2を駆動するのに必要な電圧30Vにまで下げて
真空引き運転を行った場合の特性を示している。尚、前
記ポンプロータ2の温度は、その運転中に放射温度計を
用いて実測したものである。
【0027】以上のように、前記曲線ハで示したものは
、真空引き運転時に所定の真空度に到達するまでの間に
使用限界温度を越えることになるから、ポンプロータ2
がポンプステータ1の内周面にカジリ付いたりする問題
があるし、又、以上のように所定真空到達後に電圧を下
げても、使用限界温度よりも幾分下げることができるだ
けであるから、前記印荷電圧のバラツキにより前記ポン
プロータ2が使用限界温度以上にまで上昇してポンプロ
ータ2がポンプステータ1内周面にカジリ付いたりする
問題があるのに対し、前記曲線イ,ロで示したものは、
前記セラミックス被膜8を被覆したことにより使用限界
温度(120℃)を越えることなく安全な真空引き運転
が行われる。又、前記曲線イで示したもの、即ち、ポン
プロータ2の全外表面にのみセラミックス被膜8を被覆
した場合は、使用限界温度よりも幾分低い温度にまで上
昇することになるから、前記した印荷電圧のバラツキを
考慮すると、温度制御運転を行って、前記80Vの印荷
電圧を30Vになるまでの範囲内で下げるのが好ましい
【0028】以上の実施例においては、モレキュラドラ
ッグ形真空ポンプを示したが、本発明では、図3で示し
たように、ねじ溝形ポンプ要素100と動翼2a及び静
翼2bを交互に多段積層した軸流形ポンプ要素200と
を併用した複合型の分子ポンプに適用することも可能で
ある。図3で示したものは、ポンプケーシング10の内
方下部側にポンプステータ1を設け、このポンプステー
タ1内に外周にねじ溝21をもった第1ポンプロータ2
を配設して、これらポンプステータ1とポンプロータ2
とで前記ねじ溝形ポンプ要素100を構成すると共に、
前記ポンプケーシング10の内方上部側に、前記ポンプ
ケーシング1側に固定される静翼2bから成る第2ポン
プステータ2と、前記第1ポンプロータ2側に前記第2
ポンプステータ2と対向状に固定される動翼2aから成
る第2ポンプロータ2とから成る軸流形ポンプ要素20
0を配設して、前記第1及び第2ポンプロータ2,2を
前記第1及び第2ポンプステータ1,1に対し、前記ね
じ溝形ポンプ要素100内に配設したモータ4から延び
るロータシャフト3で高速回転させることにより、前記
軸流形ポンプ要素200側に設ける吸気口11から前記
ねじ溝形ポンプ要素100側に設ける排気口12に向け
て真空引きを行うようにしている。
【0029】そして、以上のような複合形分子ポンプの
場合には、前記第1及び第2ポンプロータ2,2の外周
面又は全面に前記セラミックス被膜8をそれぞれ被覆さ
せ、また、前記第1,第2ポンプロータ2,2と共に、
前記第1,第2ポンプステータ1,1の前記各ポンプロ
ータ2,2との対向面に、それぞれ前記セラミックス被
膜8を被覆させるのである。また、本発明では、前述し
たようなモレキュラドラッグ形真空ポンプや複合形分子
ポンプに限らず、軸流形ポンプ要素だけを備えた軸流分
子ポンプにも適用することができ、更に、以上の実施例
で示したように、前記ロータシャフト3を非接触状態で
軸受支持させる磁気軸受形のものに限らず、その他軸受
形式のものにも適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の真空ポン
プでは、ポンプステータ1に対向するポンプロータ2の
外周面に、熱放射特性の良好なセラミックスから成るセ
ラミックス被膜8を設けたから、モ−タなどの熱源から
熱伝達によりポンプロータ2に伝達された熱を前記セラ
ミックス被膜8から良好に熱放射できるのであり、従っ
て、真空引き運転時に特別な温度制御運転を行ったりす
ることなく、前記ポンプロータ2側が使用限界温度を越
えるのを防止できるのである。このため、ポンプロータ
2の強度を維持できて、ポンプの信頼性及び耐久性を向
上できると共に、ポンプロータ2の熱膨張を抑制できる
ので、ポンプステータ1に対し微小な隙間を保ってポン
プロータ2が高速回転する分子式真空ポンプであっても
ポンプロータ2のポンプステータ1との接触事故を防止
でき、ポンプロータ2のカジリ付きをなくすることがで
きるのであり、又、ポンプロータ2の外周面にセラミッ
クス被膜8を設けたから、ポンプロータ2の腐食成分を
含んだ気体による耐食性を高めることができるのである
【0031】また、前記ポンプロータ2の内外全面にわ
たって前記セラミックス被膜8を設けることにより、前
記ポンプロータ2の熱放射性が一層良好となって、ポン
プロータ2に伝達された熱を、ポンプロータ2の内外全
面のセラミックス被膜8から良好に熱放射できるので、
ポンプロータ2の温度をさらに低下させることができる
と共に、ポンプロータ2の耐食性を含んだ気体に対する
耐食性をより一層高くできる。
【0032】更に、前記ポンプロータ2の外周面と、該
ポンプロータ2の外周面に対向する前記ポンプステータ
1の内周面とに、それぞれ前記セラミックス被膜8を設
けることにより、前記ポンプロータ2に伝達された熱を
、該ポンプロータ2外周のセラミックス被膜8から外方
へと速やかに熱放射できるばかりか、このポンプロータ
2から熱放射された熱を、ポンプステータ1のセラミッ
クス被膜8で受熱し易くなるため、前記ポンプロータ2
側の温度をより一層低下さ競ることができると共に、ポ
ンプステータ1の耐食性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空ポンプを示す縦断面図である。
【図2】同真空ポンプに用いるポンプロータの熱放射特
性を示すグラフである。
【図3】同真空ポンプの他実施例を示す要部断面図であ
る。
【図4】従来の真空ポンプを示す縦断面図である。
【符号の説明】 1  ポンプステータ 2  ポンプロータ 8  セラミックス被膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポンプステータ1とポンプロータ2と
    を備えた真空ポンプにおいて、前記ポンプステータ1に
    対向する前記ポンプロータ2の外周面に、熱放射特性の
    良好なセラミックスから成るセラミックス被膜8を設け
    ていることを特徴とする真空ポンプ。
  2. 【請求項2】  ポンプロータ2の全面に、セラミック
    ス被膜8を設けている請求項1記載の真空ポンプ。
  3. 【請求項3】  ポンプロータ2の外周面と、該ポンプ
    ロータ2の外周面に対向するポンプステータ1の内周面
    とに、セラミックス被膜8を設けている請求項1記載の
    真空ポンプ。
JP12937091A 1991-05-31 1991-05-31 真空ポンプ Pending JPH04353295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12937091A JPH04353295A (ja) 1991-05-31 1991-05-31 真空ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12937091A JPH04353295A (ja) 1991-05-31 1991-05-31 真空ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04353295A true JPH04353295A (ja) 1992-12-08

Family

ID=15007905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12937091A Pending JPH04353295A (ja) 1991-05-31 1991-05-31 真空ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04353295A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004084792A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Koyo Seiko Co Ltd 転がり軸受

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004084792A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Koyo Seiko Co Ltd 転がり軸受

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2527398B2 (ja) タ―ボ分子ポンプ
US6793466B2 (en) Vacuum pump
JP4222747B2 (ja) 真空ポンプ
JP3792318B2 (ja) 真空ポンプ
WO2014045438A1 (ja) ターボ分子ポンプ
JP2003269367A (ja) 真空ポンプ
JP2021076025A (ja) 真空ポンプ
JP7677502B2 (ja) ターボ分子ポンプ
JP2002303293A (ja) ターボ分子ポンプ
EP1344940A1 (en) Vacuum pump
JP2000161286A (ja) ターボ分子ポンプ
JP3510007B2 (ja) 分子ポンプ
JPH04353295A (ja) 真空ポンプ
JP2597671Y2 (ja) ターボ分子ポンプ
JP4503947B2 (ja) 分子ポンプ
JP3098140B2 (ja) 複合分子ポンプ
JP7696210B2 (ja) 真空ポンプ
JP4899598B2 (ja) ターボ分子ポンプ
JP2564038B2 (ja) ターボ分子ポンプ
JP2003083282A (ja) ターボ分子ポンプ
JP2001329991A5 (ja)
JP2000220595A (ja) 真空ポンプ装置
JPH0754638Y2 (ja) 真空ポンプ
JP7625548B2 (ja) 真空ポンプ
JP2004270692A (ja) 分子ポンプの断熱構造