JPH04354071A - 特定色抽出方法 - Google Patents

特定色抽出方法

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JPH04354071A
JPH04354071A JP3130093A JP13009391A JPH04354071A JP H04354071 A JPH04354071 A JP H04354071A JP 3130093 A JP3130093 A JP 3130093A JP 13009391 A JP13009391 A JP 13009391A JP H04354071 A JPH04354071 A JP H04354071A
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Kazuo Sawada
和男 澤田
Kenji Sasaki
健二 佐々木
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色空間中において特定
の領域に属する色を抽出する特定色抽出方法、画像処理
方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工業製品の製造工程などにお
いて、部品等の品種の識別や、組立作業や製品の検査等
を自動化するに際して、認識対象物体をTVカメラで撮
像し、その画像信号から認識対象物体の面積や形状、位
置等を測定、認識することが行われている。このような
目的には、背景と認識対象物体の輝度(明度)の違いに
基づいて、白黒画像で認識を行うのが一般的である。
【0003】しかしながら、背景と認識対象物体の輝度
(明度)にあまり差がないために、白黒画像では識別で
きないような場合がある。このような場合に、認識対象
物体が特定の色であることを利用し、認識対象物体をカ
ラーテレビカメラで撮像し、カラー画像信号から認識対
象物体の色(特定色)に対応する部分の位置、面積、形
状などを測定したり認識したりすることが行われている
【0004】たとえば、色信号の各成分がそれぞれ特定
の範囲内であることをもって特定色の範囲であると判定
するものがある。しかしながら、色信号の各成分は、照
明の変動や認識対象物体の面の傾き等の要因によって、
各成分の比率は保ったままで比例して増減することがあ
る。このような場合についても認識対象物体の形状や面
積を測定したり検査したりするには、各色信号の成分の
範囲を大きくとる必要があり、近接した色味の物体や背
景との識別ができないという問題がある。
【0005】これに対して、色信号の成分が比例増減し
ても、同一の特定色として認識できるように、各色信号
の成分比に基づいて特定色に対応する領域を識別するこ
とが考えられている(特公昭59−5944号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、色信号の成分比が特定の領域についてのみ
抽出するようにしているから、彩度のみが異なり色相が
同じである色を抽出することはできず、また、色信号の
成分比のみによって色の抽出を行うから、色空間内で幅
の比較的狭い領域しか抽出できないという問題がある。 すなわち、色空間内で比較的広い範囲内での色の抽出を
するような場合には対応できないという問題がある。
【0007】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、照明の変動や認識対象物体の面の向きによっ
て色信号が比例増減して明度が変化する場合はもちろん
のこと、認識対象物体の色相や彩度が比較的広範囲に亙
る場合であっても認識対象物体に対応する特定色の領域
を安定に判定することができるようにした特定色抽出方
法を提供し、また、この特定色抽出方法を用いた画像処
理方法およびその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、互
いに独立した3色を基本軸とする直交座標系の色空間に
おいて無彩色軸を含む2枚の平面に挟まれる領域を色相
の特定領域とし、認識対象物体をカラー撮像手段によっ
て撮像して得られる色信号のうち上記特定領域に含まれ
る色信号を抽出するのである。
【0009】請求項2の発明では、認識対象物体をカラ
ー撮像手段によって撮像して得られる互いに独立した3
種の色信号X,Y,Zについて、色相の特定領域を区切
る平面をX−Z=h(2X−Y−Z)とし、hを0≦h
≦1の範囲で変化させることによって色相の上記特定領
域を連続的に変化させるのである。請求項3の発明では
、互いに独立した3色を基本軸とする直交座標系の色空
間において単位面の一辺に平行な直線と原点とを含む2
枚の平面に挟まれる領域を彩度の特定領域とし、認識対
象物体をカラー撮像手段によって撮像して得られる色信
号のうち上記特定領域に含まれる色信号を抽出するので
ある。
【0010】請求項4の発明では、彩度の特定領域を区
切る2枚の平面の組を、無彩色軸を中心として無彩色軸
から等距離の位置に6組配列することにより形成される
大小2種の六角錐の間の領域を彩度の特定領域とするの
である。請求項5の発明では、認識対象物体をカラー撮
像手段によって撮像して得られる互いに独立した3種の
色信号X,Y,Zについて、彩度の特定領域を区切る平
面をX−(Y+Z)/2=c(X+Y+Z)とし、cを
0≦c≦1の範囲で変化させることによって彩度の上記
特定領域を連続的に変化させるのである。
【0011】請求項6の発明では、X−(Y+Z)/2
の絶対値をX+Y+Zと比較することにより、反対色で
同一の彩度を有する特定領域を設定するのである。請求
項7の発明では、上記絶対値は、X−(Y+Z)/2が
正であるときと負であるときとの比が、1:2となるよ
うに設定されるのである。請求項8の発明では、色相に
関わらず彩度が一定値以下であるときに無彩色であると
判定するのである。
【0012】請求項9の発明では、請求項1ないし請求
項8のいずれかの特定色抽出方法を用いてカラー撮像手
段より出力された色信号のうち色空間内の特定領域に含
まれる色信号を抽出し、抽出された特定色の色信号によ
り認識対象物体の位置、面積、形状等の幾何学的特徴を
測定または認識するのである。請求項10の発明では、
認識対象物体をカラー撮像手段によって撮像して得られ
る色信号について、色相の特定領域、彩度の特定領域、
明度の特定領域に含まれるものを抽出することにより、
色空間内での特定領域に含まれる色信号を抽出するので
ある。
【0013】請求項11の発明では、認識対象物体をカ
ラー撮像手段によって撮像して得られる色信号について
、色相の特定領域、彩度の特定領域、明度の特定領域に
それぞれ含まれるものを抽出することにより、色空間内
での特定領域に含まれる色信号を抽出する第1の画像処
理段階と、抽出された特定領域の色信号に基づいて認識
対象物の位置、面積、形状等の幾何学的特徴を測定また
は認識する第2の画像処理段階とから成るのである。
【0014】請求項12の発明では、認識対象物体を撮
像して色信号を発生するカラー撮像手段と、認識対象物
体の色相に対応する色相の特定領域を設定する色相設定
手段と、色信号が色相設定手段により設定された色相の
特定領域に含まれるか否かを判定する色相判定手段と、
認識対象物体の彩度に対応する彩度の特定領域を設定す
る彩度設定手段と、色信号が彩度設定手段により設定さ
れた彩度の特定領域に含まれるか否かを判定する彩度判
定手段と、認識対象物体の明度に対応する明度の特定領
域を設定する明度設定手段と、色信号が明度設定手段に
よって設定された明度の特定領域に含まれるか否かを判
定する明度判定手段と、色相判定手段の出力結果と彩度
判定手段の出力結果と明度判定手段の出力結果との論理
演算を行う論理演算手段と、論理演算手段の出力結果に
基づいて認識対象物体の位置、面積、形状等の幾何学的
特徴を測定または認識する画像認識手段とから構成され
ているのである。
【0015】請求項13の発明では、請求項12の構成
に、色信号に基づいて白黒濃淡画像を出力する濃淡画像
作成手段を付加しているのである。請求項14の発明で
は、認識対象物体を撮像して色信号を発生するカラー撮
像手段と、認識対象物体の色相に対応する色相の特定領
域を設定する色相設定手段と、色信号が色相設定手段に
より設定された色相の特定領域に含まれるか否かを判定
する色相判定手段と、認識対象物体の彩度に対応する彩
度の特定領域を設定する彩度設定手段と、色信号が彩度
設定手段により設定された彩度の特定領域に含まれるか
否かを判定する彩度判定手段と、認識対象物体の明度に
対応する明度の特定領域を設定する明度設定手段と、色
信号が明度設定手段によって設定された明度の特定領域
に含まれるか否かを判定する明度判定手段と、色相判定
手段の出力結果と彩度判定手段の出力結果と明度判定手
段の出力結果との論理演算を行う論理演算手段とをそれ
ぞれ備えた複数台の前処理装置と、前処理装置の出力結
果に基づいて認識対象物体の位置、面積、形状等の幾何
学的特徴を測定または認識する画像認識手段とを備え、
前処理装置は、カラー撮像手段から入力された色信号を
他の前処理装置に送出する送り端子を備えているのであ
る。
【0016】
【作用】上記構成によれば、認識対象物体の色の範囲を
、色相、彩度、明度に基づいてついてそれぞれ独立に認
識することができるようになり、入力された色信号がそ
れぞれの設定領域に含まれるか否かを、複雑な計算を行
うことなく簡単なディジタル演算もしくはアナログ回路
によって高速に判定することによって、リアルタイムに
特定色抽出画像信号を生成する方法を提供する。
【0017】
【実施例】
(原理)本実施例では、カラー撮像装置から出力される
色信号を入力信号とし、撮像されたシーンの中から色空
間内の特定領域に含まれる部分シーンを抽出するように
しているから、以下の説明をRGB表色系によって説明
するが、他の表色系でであっても本発明の技術思想を適
用することは可能である。
【0018】図6に示すように、R,G,Bを軸とする
直交座標を考え、各軸の単位を三刺激値でとる。この場
合、R=G=B=0である原点は色光のエネルギーが零
であり、基礎刺激である白色(無彩色)はR=G=Bで
あるから、白色のベクトルは、1−1−1面、すなわち
、(1,0,0)、(0,1,0)、(0,0,1)の
3点を頂点とする正三角形の重心を突き抜けることにな
る。以後、点(0,0,0)と点(1,1,1)とを結
ぶ直線を無彩色軸Cw、1−1−1面を単位面Puと呼
ぶ。このような3次元表示では、色の違いはベクトルの
方向の違いになるから、明度を別にすれば、色は、単位
面Puと色のベクトルとの交点の位置によって表すこと
ができる。すなわち、無彩色軸Cwと色のベクトルとを
含む面に相対する色相Hの色の全部が包含され、無彩色
軸Cwと色のベクトルとの角度によって彩度Sが表され
、また、明度Lが同じ色は単位面Puに平行な面に包含
されることになる。
【0019】まず、色相Hについて考察する。上述した
ように、無彩色軸Cwを含む一つの面には相対する色相
Hを有した色がすべて含まれるから、無彩色軸Cwの回
りの角度と色相Hとが対応するものとして考えてもよい
ことになる。上記直交座標における平面の一般式は、 
     rR+gG+bB+c=0  (r,g,b
,c=定数)  (1)であるから、図7に示すように
無彩色軸Cwを含む平面Qpの式は、(1)式に(0,
0,0)と(1,1,1)とを代入することによって、
次式のように表すことができる。
【0020】       rR+gG+bB=0      (r+
g+b=0)        (2)この平面Qpは、
無彩色軸Cwを含んでいるから、他に1つの点を決めれ
ば一意に決定することができるのであって、自由度は1
ということになる。つまり、(2)式における係数r,
g,bは、パラメータを置き換えることによって、一つ
のパラメータで表現することができるのである。置き換
えるパラメータは、r+g+b=0という束縛条件を満
たすのであれば任意に選択できるが、パラメータの変化
と単位面Puの中で(2)式の平面との交線の移動する
領域との対応関係がわかりやすくなるように、本実施例
では、次のような色相パラメータhrを用いることにす
る。
【0021】 r=2hr −1,  g=−hr ,  b=−hr
 +1上式のように定義した色相パラメータhr を用
いると、(2)式を次のように表すことができる。       R−B=hr (2R−G−B)    
                      (3)
(3)式について考察する。ここで、(3)式によって
表される平面は、単位面Pu(この三角形を色三角形T
cと呼ぶ)に対して直交しているから、単位面Puとの
交線に着目して説明する。また、色相Hは、単位面Pu
の中での交線の角度に対応するから、色三角形Tcの各
頂点がそれぞれR,G,Bであるものとして説明する。 hr =0のときにはB=Rになるから、図8のように
、色三角形Tcの辺BRに対する垂直二等分線になり、
hr =0.5のときにはG=Bになるから、色三角形
cの辺GBに対する垂直二等分線になり、hr =1の
ときにはR=Gになるから、色三角形Tcの辺RGに対
する垂直二等分線になる。そこで、2つの平面を次のよ
うに設定する。
【0022】       R−B=hr1(2R−G−B)    
                      (4)
      R−B=hr2(2R−G−B)    
                      (5)
この2平面について、 hr1(2R−G−B)≦R−B≦hr2(2R−G−
B)  ■ (ただし、0≦hr1≦hr2≦1) という条件が満たされるのは、(4)式の平面と(5)
式の平面とに挟まれた領域((4)式の平面から(5)
式の平面に向かって左回りで考える)のうちで色三角形
Tcの中心に対して頂点R側の領域ということになる。 また、 hr2(2R−G−B)≦R−B≦hr1(2R−G−
B)  ■ (ただし、0≦hr1≦hr2≦1) という条件が満たされるのは、(4)式の平面と(5)
式の平面とに挟まれた領域のうちで色三角形Tcの中心
に対して辺GB側の領域ということになる。要するに、
条件■は、R−B≧0の領域(辺BRの垂直二等分線の
右側領域)において、両平面に挟まれる領域に対応する
のであって、この条件の領域では色相は赤系になる。ま
た、条件■は、R−B≦0の領域(辺BRの垂直二等分
線の左側領域)において、両平面に挟まれる領域に対応
するのであって、このときには色相は赤の反対色である
シアン系になる。
【0023】同様にして、(2)式の係数r,g,bを
、下のように定義した一つの色相パラメータhg ,h
b によって表し、 r=−hg +1,  g=2hg −1,  b=−
hg r=−hb ,  g=−hb +1,  b=
2hb −1以下の■〜■の条件を設定すれば、各条件
に応じて緑系、マゼンタ系、青系、黄系の領域に対応さ
せることができる。
【0024】 hg1(2G−B−R)≦G−R≦hg2(2G−B−
R)  ■ (ただし、0≦hg1≦hg2≦1) hg1(2G−B−R)≦G−R≦hg2(2G−B−
R)  ■ (ただし、0≦hg1≦hg2≦1) hb1(2B−R−G)≦R−B≦hb2(2B−R−
G)  ■ (ただし、0≦hb1≦hb2≦1) hb1(2B−R−G)≦R−B≦hb2(2B−R−
G)  ■ (ただし、0≦hb1≦hb2≦1) 次に、彩度Sについて考察する。彩度Sは、上述したよ
うに、色のベクトルと無彩色軸Cwとがなす角度として
表すことができる。そこで、図8に示した色三角形Tc
に対して辺GBに平行になる交線を有し、かつ原点を含
む平面Qrを設定すれば、この平面Qrが無彩色軸Cw
に対してなす角度は、赤系とシアン系との色相について
の彩度Sを示すと考えることができる。
【0025】このような平面Qrは、直線(G+B=1
,R=pr )と原点とを含む平面であると考えること
ができ、pr を0≦pr<∞の範囲で変化させること
によって、図9に示すように、この平面Qrと色三角形
Tcとの交線を、辺GBと頂点Rとの間で移動させるこ
とができるのである。平面Qrは、次式で表すことがで
きる。
【0026】       R=p(G+B)           
                         
  (6)ただし、0≦pr <∞である。(6)式は
(G+B)の値が小さい時に係数pr の値が大きくな
るから、次式のような置き換えによって、彩度パラメー
タcr を導入することにする。 pr =(cr +0.5)/(1−cr )彩度パラ
メータcr を用いると、(6)式を、      R
−(G+B)/2=cr (R+G+B)      
            (7)と変形できる。R軸と
(G+B)軸を含む平面、すなわち、単位面における辺
GBの垂直二等分線と原点とを含む平面を考えると、こ
の平面内には(R−(G+B)/2)軸と(R+G+B
)軸とが含まれるから、(7)式を考察するために、図
10に示すように、(R−(G+B)/2)軸と(R+
G+B)軸とを基本軸とする直交座標系について考える
。この座標系において、彩度パラメータcr を0から
1まで変化させると,平面Qrは無彩色軸Cwを含む位
置からR軸を含む位置まで連続的に移動することになる
。また、彩度パラメータcr を0から−0.5まで変
化させると、平面Qrは無彩色軸Cwを含む位置からG
B平面(平面R=0)まで連続的に移動する。
【0027】ここで、ほぼ同一の彩度を有する領域が無
彩色軸Cw(すなわち、(R+G+B)軸)の両側に存
在することに着目すれば、(R−(G+B)/2)の値
が正である領域について考えるだけで、反対色(たとえ
ば、赤に対してシアン)の関係にある2つの色について
同一の彩度になる領域を表すことができると考えられる
。また、無彩色軸Cwを挟んで彩度が同一の領域を表す
彩度パラメータcr の値はほぼ1:2になるから、(
R−(G+B)/2)の値が、正ならばそのままの値を
取り、負ならば−2を乗じるようにする。
【0028】(R−(G+B)/2)の値に応じて上述
の演算を行うような関数として、彩度抽出関数sat(
X)を設定する。すなわち、彩度抽出関数は、    
  sat(X)=1.5|X|−0.5(X)   
           (8)となるから、(8)式に
ついて、X=(R−(G+B)/2)と置き、(7)式
の左辺を彩度抽出関数sat(X)で置き換えると、       sat{R−(G+B)/2)}=cr 
(R+G+B)    (9)になるのであって、(9
)式は、絶対値を含むことによって2枚の平面を示すこ
とになるから、一つの式によって2つの反対色(赤とシ
アン)の色相領域で同一の彩度を持つ点の集合を示すこ
とになる。
【0029】上記説明では、色三角形Tcに対して辺G
Bに平行な交線を有し、原点を通る平面の振る舞いにつ
いて考察したが、他の辺BR,RGについても同様の関
係を求めることができる。すなわち、平面G=pg (
B+R)および平面B=pb (R+G)についても(
9)式と同様の変形を加えると、       sat{G−(B+R)/2)}=cg 
(R+G+B)    (10)      sat{
B−(R+G)/2)}=cb (R+G+B)   
 (11)という関係が得られる。彩度パラメータcg
 を0から1の間で変化させれば、緑とマゼンタとの色
相領域について同一の彩度を持つ点の集合を指定でき、
彩度パラメータcb を0から1の間で変化させれば、
青と黄との色相領域について同一の彩度を持つ点の集合
を指定できることになる。
【0030】そこで、 sat{R−(G+B)/2)}≧c1 (R+G+B
)sat{G−(B+R)/2)}≧c1 (R+G+
B)sat{B−(R+G)/2)}≧c1 (R+G
+B)のいずれか一つが成立(条件■)し、かつ、sa
t{R−(G+B)/2)}≦c2 (R+G+B)s
at{G−(B+R)/2)}≦c2 (R+G+B)
sat{B−(R+G)/2)}≦c2 (R+G+B
)がすべて成立する(条件■)領域を考える。ここに、
0≦c1 ≦c2 ≦1とすれば、条件■は、原点を頂
点とし底面の各辺が色三角形Tcの各辺に平行である六
角形の外側領域を表すことになり、条件■は、原点を頂
点とし底面の各辺が色三角形Tcの各辺に平行である六
角錐の内側領域を表すことになる。したがって、条件■
と条件■とが同時に成立すれば、色三角形Tcの上では
、図11に示す大小2つの六角形hl,hsの間の領域
を表すことになる。
【0031】次に明度について説明する。明度は、R+
G+Bと近似することができるから、明度の特定領域は
、2つの明度パラメータv1 ,v2 によって、v1
 ≦R+G+B≦v2               
                ■ と表すことができる。上述した原理に基づいて、特定色
を抽出する装置を以下に説明する。
【0032】本実施例では、図1に示すように、カラー
TVカメラのようなカラー撮像装置1により認識対象物
体を含む領域を撮像し、カラー撮像装置1から出力され
る互いに独立した3種の色信号(R,G,B)に基づい
て上記の原理に従った処理を行うことにより、領域内の
特定色を抽出するように構成されている。特定の色相に
属する領域を抽出する手段としては、入力された色信号
に対して条件■〜■の判定を行う色相判定手段2と、色
相判定手段2に対して色相パラメータの値を設定する色
相設定手段3とが設けられる。また、特定の彩度に属す
る領域を抽出する手段としては、入力された色信号に対
して条件■,■の判定を行う彩度判定手段4と、彩度パ
ラメータの値を設定する彩度設定手段5とが設けられる
。さらに、特定の明度に属する領域を抽出する手段とし
ては、入力された色信号に対して条件■の判定を行う明
度判定手段6と、明度パラメータを設定する明度設定手
段7とを備える。色相判定手段2、彩度判定手段4、明
度判定手段6により、色空間内の特定の3次元領域を指
定することができるから、この領域を抽出するために、
色相判定手段2と彩度判定手段4と明度判定手段6との
出力を総合する論理演算手段8が設けられる。論理演算
手段8の出力は、画像に基づいて位置、面積、形状など
の幾何学的特徴を認識する画像認識手段9に入力され、
カラー撮像装置1の撮像領域に含まれる特定色を有する
認識対象物体について、画像処理によって位置、面積、
形状などが認識されるのである。ここにおいて、論理演
算手段8から出力される信号には、色相、彩度、明度に
関する情報は含まれていないから、濃淡画像を2値化し
た2値化信号と同様に扱うことができるのであって、画
像認識手段9には、画像情報に基づいて位置、面積、形
状などを認識する装置として従来より提供されている画
像認識装置を用いることが可能である。要するに、論理
演算手段8までの処理を前処理として機能する第1の画
像処理段階とし、従来より提供されている画像認識装置
に付加することによって第2の画像処理段階として上述
したような幾何学的特徴の測定や認識を行うことができ
るのである。
【0033】図2に、色相判定手段2および色相設定手
段3の具体構成例を示す。この回路への入力信号X,Y
,Zとしては、それぞれカラー撮像装置1から出力され
る色信号を組み合わせて入力される。組み合わせかたは
、前段に設けたセレクタ(図示せず)によって選択され
、このセレクタによって、抽出すべき色相が赤−シアン
、緑−マゼンタ、青−黄のうちいずれの系統であるかが
決められることになる。各入力信号X,Y,Zは、それ
ぞれ重み付け回路21a,21b,21c,21dを通
して重み付けがなされた後に、加算器22a,22bに
入力される。すなわち、加算器22aは、重み付け回路
21a,21b,21cとともに、(2X−Y−Z)と
いう演算を行うのであり、また、加算器22bは、重み
付け回路21dとともに、(X−Z)という演算を行う
のである。すなわち、重み付け回路21a,21b,2
1c,21dに設定された重み係数は、それぞれ2,−
1,−1,−1となっている。色相の判定条件は■〜■
であるから、加算器22aの出力に色相パラメータh1
 ,h2 を乗じることが必要である。色相パラメータ
h1 ,h2 は、色相設定手段3としての一対の可変
抵抗器VR1 ,VR2 により設定される。すなわち
、各可変抵抗器VR1 ,VR2 は、それぞれ定電圧
を任意の比率で分圧することによって色相パラメータh
1 ,h2 を設定する。この色相パラメータh1 ,
h2は、それぞれ加算器22aの出力とともに、一対の
乗算器23a,23bに入力され、h1 (2X−Y−
Z)とh2 (2X−Y−Z)とが求められる。各乗算
器23a,23bの出力は、それぞれ電圧比較器24a
,24bにおいて加算器22bの出力と比較される。電
圧比較器24a,24bの出力はアンド回路25に入力
されて電圧比較器24a,24bの出力の論理積が求め
られる。すなわち、条件■〜■のいずれを満たすかが判
定されることになり、入力された色信号が特定の色相領
域に含まれるかどうかの判定結果が出力されるのである
。抽出する色相の領域は、可変抵抗器VR1 ,VR2
 によって任意に選択することができる。
【0034】次に、彩度判定手段4および彩度設定手段
5の具体構成例を図3に示す。彩度の判定条件は条件■
と条件■とであったから、加算器41aによって、R+
G+Bを求め、可変抵抗器VR3 ,VR4 によって
設定された彩度パラメータc1 ,c2 とともに乗算
器42a,42bに入力することによって、c1 (R
+G+B)と、c2 (R+G+B)とを求める。また
、それぞれ3個の重み付け回路43a,43b,43c
,43d,43e,43f,43g,43h,43iを
通して色信号を加算器41b,41c,41dに入力し
、R−(G+B)/2、G−(B+R)/2、B−(R
+G)/2がそれぞれ求められる。すなわち、各重み付
け回路43a,43b,43c,43d,43e,43
f,43g,43h,43iによる重み係数は、1,−
0.5,−0.5,1,−0.5,−0.5,1,−0
.5,−0.5に設定されているのである。加算器41
b,41c,41dの出力結果は、彩度抽出関数回路4
4a,44b,44cに入力されて、各加算器41b,
41c,41dの出力に対する彩度抽出関数の値が求め
られる。各彩度抽出関数回路44a,44b,44cの
出力値は、各乗算器42a,42bの出力値と電圧比較
器45a,45b,45c,45d,45e,45fに
よて比較され、乗算器42aの出力値との比較結果は、
アンド回路46によって論理積がとられ、乗算器42b
の出力値との比較結果は、オア回路47によって論理輪
がとられる。すなわち、アンド回路46の出力結果は上
述した大きいほうの六角錐の内側であるかどうかに対応
し、オア回路47の出力結果は上述した小さいほうの六
角錐の外側であるかどうかに対応する。したがって、ア
ンド回路46とオア回路47との出力値の論理積をアン
ド回路48によってとれば、入力された色信号が両六角
錐に挟まれた領域の彩度を有しているかどうかが判定で
きるのである。オア回路47には、入力値をHレベルと
Lレベルとの間で切り換えるスイッチSW1 が設けら
れており、オア回路47への入力値をHレベルに設定し
ておけば、小さい方の六角錐の外側であるか否かの判定
を、彩度の判定に関与しないように設定できるのであり
、無彩色を抽出するときに用いることができる。
【0035】図4は、明度判定手段6および明度設定手
段7の具体構成例を示しており、加算器61によって入
力された色信号の和R+G+Bを求めるようになってい
る。加算器61の出力は、電圧比較器62a,62bに
おいて、明度設定手段7である可変抵抗器VR5 ,V
R6 によって設定された明度パラメータv1 ,v2
 と比較されし、さらに、電圧比較器62a,62bの
出力の論理積がアンド回路63で求められることによっ
て、条件■の判定がなされるのである。すなわち、明度
が特定領域に含まれるかどうかの判定結果がアンド回路
63から出力されるのである。
【0036】図1における論理演算手段8は、たとえば
、色相の判定結果、彩度の判定結果、明度の判定結果の
論理積をとるようにアンド回路によって構成され、これ
によって、入力された色信号のうち、設定された特定色
の領域で真、それ以外の領域で偽となる二値画像信号が
得られることになる。したがって、上述したように、画
像認識手段9において、論理演算手段8の出力結果に、
一般的な二値画像処理を施すことによって認識対象物体
の位置、面積、形状などの幾何学的特徴を測定したり認
識することができるのである。
【0037】図5は、画像認識手段9への入力信号の前
処理装置として、論理演算手段8までの処理を行う装置
を分離したものであって、図示例では2台の前処理装置
A1 ,A2 を画像認識手段9に接続している。各前
処理装置A1 ,A2 には、それぞれカラー撮像装置
1からの色信号が入力される入力端子T1 、色信号を
別装置に送ることができる送り端子T2 、論理演算手
段8からの出力信号が出力される出力端子T3 が設け
られる。また、各前処理装置A1 ,A2 には、濃淡
画像作成手段10が付加されており、色信号に基づいて
濃淡画像信号が生成できるようになっている。論理演算
手段8と濃淡画像作成手段10との出力は、スイッチS
Wを切り換えることによって、出力端子T3に選択的に
送出される。色相判定手段2、色相設定手段3、彩度判
定手段4、彩度設定手段5、明度判定手段6、明度設定
手段7、論理演算手段8については、図1の構成と同様
である。
【0038】このように複数の前処理装置A1 ,A2
 を設けたことによって、色空間内の複数の特定領域に
ついての色の抽出が可能になるものである。ここにおい
て、論理演算手段8から送出される信号は、色空間内で
特定領域の色に対応した2値化信号と考えられるから、
入力画像のうちの特定色に対応する領域だけを抽出した
二値画像になる。このような画像では、装置の初期設定
時に視野やピントの調整行うことが難しくなる。そこで
、濃淡画像作成手段10を設けているのであって、たと
えば、R+G+Bの演算を行うように回路を構成してお
けば、スイッチSWを切り換えて白黒濃淡画像を画像認
識手段9に入力することができ、これによって、視野や
ピントを確認することができるのである。
【0039】
【発明の効果】本発明は上述のように、認識対象物体の
色の範囲を、色相、彩度、明度に基づいてついてそれぞ
れ独立に認識することができるようになり、入力された
色信号がそれぞれの設定領域に含まれるか否かを、複雑
な計算を行うことなく簡単なディジタル演算もしくはア
ナログ回路によって高速に判定することによって、リア
ルタイムに特定色抽出画像信号を生成することができる
という利点を有するのである。とくに、色空間内で認識
対象物体の色を抽出する領域を任意に設定できるのはも
ちろんのこと、広い範囲に亙って設定することが可能で
あり、応用範囲の広い特定色の認識が可能になるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示すブロック図である。
【図2】実施例に用いる色相判定手段および色相設定手
段の具体回路図である。
【図3】実施例に用いる彩度判定手段および彩度設定手
段の具体回路図である。
【図4】実施例に用いる明度判定手段および明度設定手
段の具体回路図である。
【図5】他の実施例を示すブロック図である。
【図6】本発明における色相と彩度と明度との関係を示
す説明図である。
【図7】本発明における色相の概念に関する説明図であ
る。
【図8】本発明における色相の特定領域を抽出する原理
の説明図である。
【図9】本発明における彩度の概念に関する説明図であ
る。
【図10】本発明における彩度の特定領域を抽出する原
理の説明図である。
【図11】本発明における彩度の特定領域を抽出する原
理の説明図である。
【符号の説明】
1  カラー撮像装置 2  色相判定手段 3  色相設定手段 4  彩度判定手段 5  彩度設定手段 6  明度判定手段 7  明度設定手段 8  論理演算手段 9  画像認識手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  互いに独立した3色を基本軸とする直
    交座標系の色空間において無彩色軸を含む2枚の平面に
    挟まれる領域を色相の特定領域とし、認識対象物体をカ
    ラー撮像手段によって撮像して得られる色信号のうち上
    記特定領域に含まれる色信号を抽出することを特徴とす
    る特定色抽出方法
  2. 【請求項2】  認識対象物体をカラー撮像手段によっ
    て撮像して得られる互いに独立した3種の色信号X,Y
    ,Zについて、色相の特定領域を区切る平面をX−Z=
    h(2X−Y−Z)とし、hを0≦h≦1の範囲で変化
    させることによって色相の上記特定領域を連続的に変化
    させることを特徴とする請求項1記載の特定色抽出方法
  3. 【請求項3】  互いに独立した3色を基本軸とする直
    交座標系の色空間において単位面の一辺に平行な直線と
    原点とを含む2枚の平面に挟まれる領域を彩度の特定領
    域とし、認識対象物体をカラー撮像手段によって撮像し
    て得られる色信号のうち上記特定領域に含まれる色信号
    を抽出することを特徴とする特定色抽出方法。
  4. 【請求項4】  彩度の特定領域を区切る2枚の平面の
    組を、無彩色軸を中心として無彩色軸から等距離の位置
    に6組配列することにより形成される大小2種の六角錐
    の間の領域を彩度の特定領域とすることを特徴とする請
    求項3記載の特定色抽出方法。
  5. 【請求項5】  認識対象物体をカラー撮像手段によっ
    て撮像して得られる互いに独立した3種の色信号X,Y
    ,Zについて、彩度の特定領域を区切る平面をX−(Y
    +Z)/2=c(X+Y+Z)とし、cを0≦c≦1の
    範囲で変化させることによって彩度の上記特定領域を連
    続的に変化させることを特徴とする請求項3または請求
    項4記載の特定色抽出方法。
  6. 【請求項6】  X−(Y+Z)/2の絶対値をX+Y
    +Zと比較することにより、反対色で同一の彩度を有す
    る特定領域を設定することを特徴とする請求項5記載の
    特定色抽出方法。
  7. 【請求項7】  上記絶対値は、X−(Y+Z)/2が
    正であるときと負であるときとの比が、1:2となるよ
    うに設定されることを特徴とする請求項6記載の特定色
    抽出方法。
  8. 【請求項8】  色相に関わらず彩度が一定値以下であ
    るときに無彩色であると判定することを特徴とする特定
    色抽出方法。
  9. 【請求項9】  請求項1ないし請求項8のいずれかの
    特定色抽出方法を用いてカラー撮像手段より出力された
    色信号のうち色空間内の特定領域に含まれる色信号を抽
    出し、抽出された特定色の色信号により認識対象物体の
    位置、面積、形状等の幾何学的特徴を測定または認識す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】  認識対象物体をカラー撮像手段によ
    って撮像して得られる色信号について、色相の特定領域
    、彩度の特定領域、明度の特定領域に含まれるものを抽
    出することにより、色空間内での特定領域に含まれる色
    信号を抽出することを特徴とする特定色抽出方法。
  11. 【請求項11】  認識対象物体をカラー撮像手段によ
    って撮像して得られる色信号について、色相の特定領域
    、彩度の特定領域、明度の特定領域にそれぞれ含まれる
    ものを抽出することにより、色空間内での特定領域に含
    まれる色信号を抽出する第1の画像処理段階と、抽出さ
    れた特定領域の色信号に基づいて認識対象物の位置、面
    積、形状等の幾何学的特徴を測定または認識する第2の
    画像処理段階とから成ることを特徴とする画像処理方法
  12. 【請求項12】  認識対象物体を撮像して色信号を発
    生するカラー撮像手段と、認識対象物体の色相に対応す
    る色相の特定領域を設定する色相設定手段と、色信号が
    色相設定手段により設定された色相の特定領域に含まれ
    るか否かを判定する色相判定手段と、認識対象物体の彩
    度に対応する彩度の特定領域を設定する彩度設定手段と
    、色信号が彩度設定手段により設定された彩度の特定領
    域に含まれるか否かを判定する彩度判定手段と、認識対
    象物体の明度に対応する明度の特定領域を設定する明度
    設定手段と、色信号が明度設定手段によって設定された
    明度の特定領域に含まれるか否かを判定する明度判定手
    段と、色相判定手段の出力結果と彩度判定手段の出力結
    果と明度判定手段の出力結果との論理演算を行う論理演
    算手段と、論理演算手段の出力結果に基づいて認識対象
    物体の位置、面積、形状等の幾何学的特徴を測定または
    認識する画像認識手段とから構成されて成ることを特徴
    とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】  色信号に基づいて白黒濃淡画像を出
    力する濃淡画像作成手段を付加したことを特徴とする請
    求項12記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】  認識対象物体を撮像して色信号を発
    生するカラー撮像手段と、認識対象物体の色相に対応す
    る色相の特定領域を設定する色相設定手段と、色信号が
    色相設定手段により設定された色相の特定領域に含まれ
    るか否かを判定する色相判定手段と、認識対象物体の彩
    度に対応する彩度の特定領域を設定する彩度設定手段と
    、色信号が彩度設定手段により設定された彩度の特定領
    域に含まれるか否かを判定する彩度判定手段と、認識対
    象物体の明度に対応する明度の特定領域を設定する明度
    設定手段と、色信号が明度設定手段によって設定された
    明度の特定領域に含まれるか否かを判定する明度判定手
    段と、色相判定手段の出力結果と彩度判定手段の出力結
    果と明度判定手段の出力結果との論理演算を行う論理演
    算手段とをそれぞれ備えた複数台の前処理装置と、前処
    理装置の出力結果に基づいて認識対象物体の位置、面積
    、形状等の幾何学的特徴を測定または認識する画像認識
    手段とを備え、前処理装置は、カラー撮像手段から入力
    された色信号を他の前処理装置に送出する送り端子を備
    えて成ることを特徴とする画像処理装置。
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