JPH04354477A - 画質補正装置 - Google Patents

画質補正装置

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JPH04354477A
JPH04354477A JP3129734A JP12973491A JPH04354477A JP H04354477 A JPH04354477 A JP H04354477A JP 3129734 A JP3129734 A JP 3129734A JP 12973491 A JP12973491 A JP 12973491A JP H04354477 A JPH04354477 A JP H04354477A
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noise
control voltage
luminance signal
voltage
noise suppression
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Mitsuo Funayama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
等の映像機器における輝度信号処理部に設けられる画質
補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカセットレコーダ(以
降、VCRと称する)等においては、映像の画質を補正
するための画質補正装置が設けられている。画質補正に
は、補正の対象(ノイズ抑圧、周波数特性補正、輪郭補
正など)に応じて幾つかの構成があるが、ここでは、代
表的なノイズ抑圧および周波数特性補正について、VC
Rの再生系における輝度信号処理部を例にとって説明す
る。
【0003】図15に示すように、この輝度信号処理部
では、図示しないビデオヘッドから得られたFM信号(
周波数変調された輝度信号)がFM復調器61で輝度信
号に復調され、ノイズキャンセラ62に入力される。 ノイズキャンセラ62では、図示しないハイパスフィル
タによって輝度信号より抽出されたノイズ成分が、元の
輝度信号から差し引かれる。ノイズキャンセラ62に続
くYNR63では、隣合う2ラインの輝度信号が相関関
係にあることを利用して、輝度信号とこれが1H遅延し
たものとが演算処理されることにより、相関関係のない
ノイズ成分が輝度信号から除かれる。さらに、YNR6
3の後段に設けられるピクチャートーン回路64では、
輝度信号の高域成分が、画質調整ボリュームVR61で
発生する制御電圧に応じた量だけ補正される。上記制御
電圧は、画質調整ボリュームVR61で手動により調整
されるようになっている。
【0004】ピクチャートーン回路64は、図16に破
線および一点鎖線で示すように、1MHz以上の利得を
最大10dB程度増減させるとともに、図17に破線お
よび一点鎖線で示すように、1MHz以上の群遅延を最
大200nsec程度増減させるようになっている。こ
のようなピクチャートーン回路64により、再生映像の
画質は、図18に示すように、制御電圧に応じてリニア
に変化するようになる。
【0005】また、ノイズキャンセラ62は、輝度信号
から取り出された高域成分の振幅が図示しないリミッタ
により制限されるリミッティングレベルを変えることに
より、ノイズ抑圧量を切り換えるようになっており、そ
のリミッティングレベルが抵抗R61・R62により設
定される。SP(標準再生)モードの場合、抵抗R61
によりリミッティングレベルが設定され、LP(長時間
再生)モードの場合、トランジスタTr61がONして
抵抗R62が抵抗R61と並列に接続されることでリミ
ッティングレベルが切り換えられる。
【0006】一方、YNR63は、例えば、巡回形くし
形フィルタを用いたものでは、1H遅延素子の入力側へ
の帰還量を変えてノイズ抑圧量を切り換えるようになっ
ており、その帰還量が抵抗R63・R64により設定さ
れる。SPモードの場合、抵抗R63により帰還量が設
定され、LPモードの場合、トランジスタTr62がO
Nして抵抗R64が抵抗R63と並列に接続されること
で帰還量が切り換えられる。
【0007】上記トランジスタTr61・Tr62は、
抵抗R65・R66を介してそれぞれのベースに供給さ
れる制御信号により、ON・OFFが制御されるように
なっている。
【0008】上記制御信号は、VCRにおけるシステム
コントロール用のマイクロコンピュータ65から送出さ
れるものであって、SPモードの場合ローレベルとなり
、LPモードの場合ハイレベルとなる。
【0009】このように、上記の構成において、ノイズ
キャンセラ62によれば、輝度信号の1ライン内のノイ
ズ成分が除かれることから、映像の水平方向のノイズが
減少するようになる。また、YNR63によれば、隣合
う2ラインを用いてノイズ成分が除かれることから、映
像の垂直方向のノイズが減少するようになる。そして、
ピクチャートーン回路64によれば、映像の細部を再現
する輝度信号の高域成分を増強して、映像の見掛け上の
解像度を改善することが可能となる。
【0010】ところで、上記のような構成を備えたVC
Rでダビングを行う場合、ダビングした映像は、すでに
再生側のVCRで画質補正が施されたものであって、こ
れが再生されるときに画質補正が施されると、結果とし
て二度画質補正が施されることになる。このため、ダビ
ングした映像は、ノイズが目立たないもののややぼやけ
たものとなる。
【0011】そこで、近年の家庭用VCRでは、映像の
細部を極力残すようにするため、ダビング時の画質補正
を制限する、いわゆるエディットモードという機能を備
えている。以下に、この機能を備えたVCRの画質補正
装置について説明する。
【0012】図19に示すように、この画質補正装置で
は、ノイズキャンセラ71と、YNR72と、ピクチャ
ートーン回路73とを備えており、ノイズキャンセラ7
1およびライン相関ノイズリダクション72にエディッ
トスイッチ74の出力側の接点が接続されている。また
、ピクチャートーン回路73は、切換スイッチ75によ
り、エディットスイッチ74がOFFしているときに画
質調整ボリュームVR71の出力端子に接続され、エデ
ィットスイッチ74がONしているときに直流電源76
に接続されるようになっている。
【0013】上記のように構成される画質補正装置では
、エディットスイッチ74をONしてエディットモード
が選択されると、電圧VEDがノイズキャンセラ71お
よびYNR72に印加される。すると、ノイズキャンセ
ラ71はノイズ抑圧量を減少させ、YNR72はノイズ
抑圧量を減少させるかあるいはノイズ成分の抑圧を停止
する。一方、ピクチャートーン回路73は、直流電源7
6の電圧により補正特性を平坦に固定する。そして、上
記ノイズキャンセラ71、YNR72およびピクチャー
トーン回路73を経た輝度信号は、混合回路77でカラ
ー信号と混合されて映像信号になる。
【0014】このように、上記の構成によれば、エディ
ットモードを用いると、ノイズリダクションの効果が大
幅に制限されるとともに、輝度信号を平坦な周波数特性
にするようになっているので、再生された映像は、ノイ
ズが多少残るが、高域成分が失われることもない。それ
ゆえ、この映像をダビングした後に再生しても、再生機
器の画質補正によって残っていたノイズが除去されると
ともに映像のぼやけも抑えられ、ダビングによる画質の
劣化を少なくすることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】近年では、市販されて
いるビデオテープの差が大きくなっており、質の悪いビ
デオテープで記録・再生を行うとFM信号の振幅が小さ
くなってしまう。このため、再生された映像は、全体的
にハードな画質となり、ノイズが目立つようになる。一
方、良質のビデオテープで記録・再生を行うと全体的に
ソフトな画質となり、ノイズもあまり目立たない。また
、良質のビデオテープであっても、記録・再生が繰り返
されることにより、テープ表面の磁束密度が低下して、
映像にノイズが生じやすくなる。このため、上記前者の
構成では、良好な画質の映像を得るには、使用者がビデ
オテープの質に応じて画質調整ボリュームVR61を操
作して、ピクチャートーン回路64の利得を調整し、画
質を補正する必要があった。
【0016】しかしながら、上記前者の構成は、画質調
整ボリュームVR61により画質を補正しても、以下の
問題が生じるため、かえって映像の画質が低下するとい
う不具合があった。
【0017】■  画質調整ボリュームVR61の操作
によって輝度信号の周波数特性が大きく変化すると、群
遅延特性が乱れて映像の位相ずれが生じやすくなり、こ
れがオードーシュートやスミア等の発生の原因となる。
【0018】■  画質調整ボリュームVR61で輝度
信号の高域成分を増強する場合、高域成分に含まれるノ
イズ成分も増強され、再生される映像は、鮮明ではある
がノイズが目立つようになる。
【0019】■  画質調整ボリュームVR61で輝度
信号の高域成分を減衰する場合、高域成分に含まれるノ
イズ成分も減衰されるが、ノイズ抑圧量が多すぎると、
再生される映像は、ノイズが目立たなくなるが不鮮明に
なってS/Nはあまり改善されない。
【0020】一方、上記後者の構成について、現状の家
庭用VCRでは、S/Nの余裕がほとんどないため、エ
ディットモードを使用することにより、かえってS/N
の劣化を招来するおそれがある。このため、繰り返し再
生してS/Nの悪くなったソフトテープなどをエディッ
トモードを用いてダビングすると、複製した映像は、S
/Nの劣化が著しくなり、見るに耐えられない画質にな
る。また、エディットモードでは、周波数特性の補正を
行わないようにしているため、群遅延特性を乱さない点
で有効であるが、ノイズ抑圧を制限することにより、極
端にS/Nの悪い映像などではダビングするとノイズが
目立つこともある。
【0021】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、ノイズリダクションおよび周波数特性の動
作特性の組み合わせを工夫することにより、画質補正を
輝度信号の状態に応じて最適に施すようにして、映像の
S/Nの向上を図ることを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の画質補正装置は
、上記の課題を解決するために、以下の手段を講じてい
ることを特徴としている。
【0023】すなわち、請求項1に係る画質補正装置は
、輝度信号よりノイズ成分を抽出してこのノイズ成分を
元の輝度信号から差し引くことにより映像の水平方向の
ノイズを抑圧する第1水平方向ノイズ抑圧手段と、制御
電圧により高域成分を調整して輝度信号の周波数特性を
補正する第1周波数特性補正手段とを備えた画質補正装
置において、上記第1水平方向ノイズ抑圧手段が、制御
電圧が高くなるほどノイズ抑圧量を減少させるようにな
され、上記第1周波数特性補正手段が、補正の中心値と
なる制御電圧を含む所定範囲の制御電圧で高域成分の補
正を行わず、かつ、その所定範囲より高い電圧の範囲で
制御電圧が高くなるほど高域成分を減衰させるとともに
、上記所定範囲より低い電圧の範囲で制御電圧が低くな
るほど高域成分を増強させるようになされている。
【0024】また、請求項2に係る画質補正装置は、輝
度信号よりノイズ成分を抽出してこのノイズ成分を元の
輝度信号から差し引くことにより映像の水平方向のノイ
ズを抑圧する第2水平方向ノイズ抑圧手段と、制御電圧
により高域成分を調整して輝度信号の周波数特性を補正
する第2周波数特性補正手段とを備えた画質補正装置に
おいて、上記第2周波数特性補正手段が、補正の中心値
となる制御電圧を含む所定範囲の制御電圧で高域成分の
補正を行わず、かつ、その所定範囲より高い電圧の範囲
で制御電圧が高くなるほど高域成分を減衰させるととも
に、上記所定範囲より低い電圧の範囲で制御電圧が低く
なるほど高域成分を増強させるようになされ、上記第2
水平方向ノイズ抑圧手段が、上記所定範囲の最大値以上
の制御電圧でノイズ抑圧量を最小にし、かつ、制御電圧
がノイズ抑圧量を最小とする制御電圧より高くおよび低
くなるほどノイズ抑圧量を増大させるようになされてい
る。
【0025】さらに、請求項3に係る画質補正装置は、
輝度信号よりノイズ成分を抽出してこのノイズ成分を元
の輝度信号から差し引くことにより映像の水平方向のノ
イズを抑圧する第3水平方向ノイズ抑圧手段と、隣合う
ラインの輝度信号の相関関係を利用して映像の垂直方向
のノイズを抑圧する垂直方向ノイズ抑圧手段と、制御電
圧により高域成分を調整して輝度信号の周波数特性を補
正する第3周波数特性補正手段とを備えた画質補正装置
において、周波数変調された輝度信号をエンベロープ検
波するエンベロープ検波手段と、制御電圧を、一定また
は上記エンベロープ検波手段の検波電圧に切り換える制
御電圧切換手段と、この制御電圧切換手段により制御電
圧が上記検出電圧に切り換えられたときに上記垂直方向
ノイズ抑圧手段のノイズ抑圧量を一定だけ増大させるノ
イズ抑圧量制御手段とを備えており、上記第3水平方向
ノイズ抑圧手段が、制御電圧が高くなるほどノイズ抑圧
量を減少させるようになされ、上記第3周波数特性補正
手段が、補正の中心値となる制御電圧を含む所定範囲の
制御電圧で復調後の輝度信号における高域成分の補正を
行わず、かつ、その所定範囲より高い電圧の範囲で制御
電圧が高くなるほど高域成分を減衰させるとともに、上
記所定範囲より低い電圧の範囲で制御電圧が低くなるほ
ど高域成分を増強させるようになされている。
【0026】そして、請求項4に係る画質補正装置は、
輝度信号よりノイズ成分を抽出してこのノイズ成分を元
の輝度信号から差し引くことにより映像の水平方向のノ
イズを抑圧する第4水平方向ノイズ抑圧手段と、制御電
圧により高域成分を調整して輝度信号の周波数特性を補
正する第4周波数特性補正手段と、映像の細部を再現す
るときに通常時に対し上記第4水平方向ノイズ抑圧手段
のノイズ抑圧量を制限するノイズ抑圧量制限手段と、制
御電圧を、通常時に可変とする一方、映像の細部を再現
するときに一定に切り換える画質対応制御電圧切換手段
とを備えた画質補正装置において、上記第4水平方向ノ
イズ抑圧手段が、少なくとも映像の細部を再現するとき
にノイズ抑圧量を可変するようになされている。
【0027】
【作用】上記請求項1に係る画質補正装置では、第1周
波数特性補正手段が輝度信号の高域成分を減衰させると
、第1水平方向ノイズ抑圧手段のノイズ抑圧量が減少す
る。逆に、第1周波数特性補正手段が輝度信号の高域成
分を増強させると、第1水平方向ノイズ抑圧手段のノイ
ズ抑圧量が増大する。また、輝度信号の高域成分は、第
1周波数特性補正手段により制御電圧に基づいて補正さ
れるようになっているが、制御電圧が補正の中心値とな
る制御電圧を含む所定範囲であるときには補正されない
。従って、この区間は、第1水平方向ノイズ抑圧手段の
みにより画質補正が行われることになる。
【0028】このように、周波数特性の補正とノイズ抑
圧量の調整とを併用することで、画質補正を周波数特性
のみに頼ることがなくなり、輝度信号の周波数特性が大
きく変化することによる群遅延特性の乱れを抑制するこ
とができる。
【0029】上記請求項2に係る画質補正装置では、第
2周波数特性補正手段が輝度信号の高域成分を増強させ
ると、第2水平方向ノイズ抑圧手段のノイズ抑圧量が増
大する。逆に、第2周波数特性補正手段が輝度信号の高
域成分を減衰させても、第2水平方向ノイズ抑圧手段の
ノイズ抑圧量が増大する。
【0030】これによって、特に、映像の鮮明度を高め
て画質をハードにする場合には、輝度信号の高域成分と
ともにノイズ成分も強調されるが、ノイズ抑圧量を増大
させることにより、ノイズの少ない鮮明な画質を得るこ
とができる。
【0031】上記請求項3に係る画質補正装置では、周
波数変調された輝度信号(以降、適宜FM信号と称する
)のエンベロープがエンベロープ検波手段により検波さ
れ、その検波電圧が制御電圧切換手段に入力される。 また、この制御電圧切換手段には、一定の電圧も入力さ
れている。そして、制御電圧切換手段による電圧の切り
換えは、通常、手動により行われる。
【0032】制御電圧切換手段により一定電圧が第3水
平方向ノイズ抑圧手段および第3周波数特性補正手段に
印加されるとき、第3水平方向ノイズ抑圧手段および第
3周波数特性補正手段は、その一定電圧により動作特性
が固定され、この動作特性で輝度信号のノイズ抑圧およ
び周波数補正を行う。このとき、垂直方向ノイズ抑圧手
段は、通常時の動作特性で輝度信号のノイズ抑圧を行う
【0033】一方、制御電圧切換手段によりエンベロー
プ検波手段の検波電圧が第3水平方向ノイズ抑圧手段お
よび第3周波数特性補正手段に印加されると、第3水平
方向ノイズ抑圧手段および第3周波数特性補正手段は、
その検波電圧に応じて動作特性が制御される。第3水平
方向ノイズ抑圧手段は、上記検波電圧が高いほどノイズ
抑圧量を少なくし、逆に上記検波電圧が低いほどノイズ
抑圧量を多くする。また、第3周波数特性補正手段は、
上記検波電圧が高いほど輝度信号の高域成分を減衰させ
、逆に検波電圧が低いほど高域成分を増強させ、補正の
中心値となる制御電圧を含む所定範囲の制御電圧では高
域成分の補正を行わない。この範囲は、例えば、FM信
号の振幅が大きく、このFM信号が復調された輝度信号
のS/Nが良好であるとみなすことができる範囲に設定
される。このとき、垂直方向ノイズ抑圧手段は、ノイズ
抑圧量制御手段によりノイズ抑圧量が一定だけ増大する
【0034】それゆえ、上記請求項1の画質補正装置に
よれば、上記一定電圧を、例えば、第3周波数特性補正
手段が輝度信号の高域成分の補正を行わない制御電圧の
範囲内に設定するとともに、上記一定電圧でノイズ抑圧
量があまり多くならないように第3水平方向ノイズ抑圧
手段の動作特性を予め設定しておくことにより、良質の
ビデオテープに記録されている映像を再生する場合、輝
度信号に適度な画質補正を施すことができる。つまり、
上記のような映像は、再生出力が十分大きく輝度信号の
S/Nが良いので、軽度の画質補正を施すだけでよく、
上記のように、ノイズ抑圧を控え目に施し、高域成分の
補正を行わないことで、良好な再生映像を得ることがで
きる。
【0035】また、質の悪いビデオテープに記録されて
いる映像を再生する場合などは、エンベロープ検波手段
の検波電圧に基づいて、輝度信号にFM信号の振幅の大
きさに応じた画質補正を施すことができる。
【0036】例えば、FM信号の振幅が小さい場合、映
像にノイズが目立つが、第3水平方向ノイズ抑圧手段の
ノイズ抑圧量を多くし、第3周波数特性補正手段で高域
成分を増強させる周波数特性とすることにより、輝度信
号のS/Nを向上させつつ、再生映像の鮮明度を向上さ
せることができる。逆に、FM信号の振幅が大きい場合
、ノイズ成分が少なくS/Nが良いため、第3水平方向
ノイズ抑圧手段のノイズ抑圧量を減少させ、第3周波数
特性補正手段により高域を減衰させる周波数特性とし、
鮮明度を向上させることができる。しかも、上記検波電
圧に基づいて画質補正を行う場合は、垂直方向ノイズ抑
圧手段の垂直方向のノイズ抑圧量を一定だけ増大させる
ことにより、垂直方向のノイズ抑圧が図られ、S/Nが
良く、かつ、鮮明度の高い再生映像を得ることができる
【0037】なお、上記のように、エンベロープ検波手
段の検波電圧に基づいて画質補正を行う場合に、良質の
ビデオテープ記録されている映像を再生しても、第3水
平方向ノイズ抑圧手段によるノイズ抑圧を控え目に施し
、周波数特性補正手段による高域成分の補正を行わない
うえ、垂直方向ノイズ抑圧手段によるノイズ抑圧を強め
に施すことで、良好な再生映像を得ることができる。
【0038】上記請求項4に係る画質補正装置では、映
像の細部を再現するとき、画質切換手段により、第4水
平方向ノイズ抑圧手段のノイズ抑圧量が通常時に対し制
限される。このとき、画質対応制御電圧切換手段により
、第4周波数特性補正手段の補正特性を制御する制御電
圧が、一定に切り換えられるとともに、第4水平方向ノ
イズ抑圧手段のノイズ抑圧量が可変となる。
【0039】このように、第4周波数特性補正装置の補
正特性を一定として画質補正に制限を加えたときに、ノ
イズ抑圧量を調整するようにしたので、例えば、ダビン
グを行う場合、再生側の映像のS/Nに関わらず複製さ
れた映像のS/Nの低下を抑制することができる。
【0040】
【実施例】〔実施例1〕 本発明をVCRに適用した第1の実施例について図1な
いし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0041】本実施例に係るVCRは、再生系の輝度信
号処理部において図1に示すような画質補正装置を備え
ている。この画質補正装置は、ノイズキャンセラ1と、
ピクチャートーン回路2と、画質調整ボリュームVR1
 とを有している。
【0042】第1水平方向ノイズ抑圧手段としてのノイ
ズキャンセラ1は、ハイパスフィルタ3、リミッタ4、
リミッティングレベルコントロール回路(以降、LLC
回路と称する)5、極性反転回路6、レベル調整器7お
よび合成回路8により構成されている。
【0043】上記の回路を有するノイズキャンセラ1は
、FM復調後の輝度信号が入力され、ハイパスフィルタ
3で抽出した輝度信号の高域成分の振幅をリミッタ4に
より制限してノイズ成分を取り出し、このノイズ成分の
極性を極性判定回路5で反転させるようになっている。 そして、そのノイズ成分を、可変抵抗器からなるレベル
調整器7で輝度信号とレベル合わせして、合成回路8で
輝度信号と合成することにより、輝度信号からノイズ成
分を差し引くようになっている。
【0044】このように構成されるノイズキャンセラ1
は、ノイズ抑圧量を調整しうるようになっている。例え
ば、リミッタ4で振幅を制限する範囲を、画質調整ボリ
ュームVR1 により調整される制御電圧に基づいて、
LLC回路5で発生するリミッティングレベル設定電圧
により調整し、輝度信号から除去するノイズ成分のレベ
ルを調整する。あるいは、図中破線で示すように、画質
調整ボリュームVR1 からの制御電圧をレベル調整器
7に印加して、制御電圧に応じてレベル調整器7の抵抗
値が可変となるようにする。つまり、画質調整ボリュー
ムVR1 によりレベル調整器7の抵抗値を調整し、合
成回路8の合成比を制御することにより、ノイズ抑圧量
を調整するのである。その調整は、図2に示すように、
制御電圧が高くなるほどノイズ抑圧効果を弱め、制御電
圧が低くなるほどノイズ抑圧効果を強めるようにリニア
に行われるようになっている。
【0045】第1周波数特性補正手段してのピクチャー
トーン回路2は、後にも詳述するように、輝度信号の高
域成分を画質調整ボリュームVR1 で発生する制御電
圧に基づいて補正する回路である。このピクチャートー
ン回路2は、図3に示すように、制御電圧が電圧VL 
〜VH の制御電圧の中心値(後述の中心電圧)を含む
所定範囲では、不感帯を有し高域成分の補正を行わない
ようになっている。また、ピクチャートーン回路2は、
上記の所定範囲より高い電圧VH 〜VMAX の範囲
では、制御電圧が高くなるほど高域成分をより減衰させ
て画質をソフトにする一方、上記の所定範囲より低い電
圧VMIN 〜VL の範囲では、制御電圧が低くなる
ほど高域成分をより増強させて画質をハードにするよう
になっている。なお、上記制御電圧の中心値は、通常、
電圧VMIN と電圧VMAX とのほぼ中間の電圧に
設定される。
【0046】画質調整ボリュームVR1 は、一端に電
圧V1 が印加されており、抵抗値を変化させて出力電
圧を調整することにより任意の制御電圧を発生し、この
制御電圧によりノイズキャンセラ1およびピクチャート
ーン回路2の動作特性を制御するようになっている。上
記画質調整ボリュームVR1 は、図4に示すような調
整ツマミ9を手動により回動させて調整目印9aの位置
を変えることで、制御電圧を範囲A(VMIN 〜VL
 )、範囲B(VL 〜VH )、および範囲C(VH
 〜VMAX )で調整するようになっている。
【0047】ここで、ピクチャートーン回路2について
さらに詳細に説明する。
【0048】図5に示すように、ピクチャートーン回路
2は、不感帯を設けるための不感帯設定回路2aと補正
回路2bとからなっている。なお、以下に説明する構成
では、不感帯の中心電圧を2.5Vとし、VL =2.
4V、VH =2.6Vとし、以下のトランジスタTr
1 〜Tr4 のベース・エミッタ間電圧VBEを0.
7Vとしている。また、輝度信号の高域成分(2MHz
)を平坦にするときの補正回路2bの入力側(点P)の
電圧を2.5Vとしている。
【0049】不感帯設定回路2aは、不感帯の上限を決
定するためのトランジスタTr1 ・Tr2 および不
感帯の上限を決定するためのトランジスタTr3 ・T
r4 を有している。トランジスタTr1 は、エミッ
タが抵抗R1 を介して電圧V1 (+5V)の電源ラ
インに接続されるとともに抵抗R2 を介して接地され
、コレクタが抵抗R3 を介して補正回路2bの入力側
に接続されるとともに抵抗R4 を介して接地されてい
る。トランジスタTr2 は、トランジスタTr1 を
温度補償するものであって、コレクタが上記電源ライン
に接続され、エミッタがトランジスタTr1 のベース
に接続されるとともに抵抗R5 を介して接地されてい
る。
【0050】トランジスタTr3 は、コレクタが抵抗
R6 を介して上記電源ラインに接続されるとともに抵
抗R7 を介して補正回路2bの入力側に接続され、エ
ミッタが抵抗R8 を介して上記電源ラインに接続され
るとともにR9 を介して接地されている。トランジス
タTr4 は、トランジスタTr3 を温度補償するも
のであって、エミッタが抵抗R10を介して上記電源ラ
インに接続されるとともにトランジスタTr3 のベー
スに接続され、コレクタが接地されている。
【0051】上記トランジスタTr2 ・Tr3 のベ
ース(点O)は、ともに、抵抗R11を介して上記電源
ラインに接続され、抵抗R12を介して接地され、さら
に抵抗R13を介して画質調整ボリュームVR1 の出
力端子に接続されている。上記抵抗R11〜R13は、
トランジスタTr1 ・Tr4 のダイナミックレンジ
を拡大させるためのアッテネータとして設けられるもの
である。
【0052】上記電源ラインと抵抗R3 との間には、
抵抗R14が接続され、抵抗R7 と接地ラインとの間
には、抵抗R15が接続されている。これら抵抗R14
・R15は、点Pの電圧を正確に2.5Vに設定するた
めに設けられるものである。また、トランジスタTr1
 のエミッタ電圧が電圧VL (2.4V)になるよう
に設定され、トランジスタTr3 のエミッタ電圧がV
H (2.6V)になるように設定されている。なお、
抵抗R14・R15を設けなくとも、抵抗R3 と抵抗
R7 との抵抗値を等しくし、抵抗R4 と抵抗R6 
との抵抗値を等しくして、さらに、抵抗R1 ・R2 
・R8 ・R9の抵抗値の関係を次式のようにすること
により、点Pの電圧をほぼ2.5Vにすることが可能で
ある。
【0053】R1 ・R2 /(R1 +R2 )=R
8 ・R9 /(R8 +R9 ) 一方、補正回路2bは、点Pの電圧の変化によりインピ
ーダンスを変えて輝度信号の高域成分を補正する回路で
あり、点Pの電圧が2.5V±0.5Vとなる範囲で変
化すると、上記高域成分を−8dB〜+8dBの範囲で
変化させるようになっている。従来の構成では、これが
画質調整ボリュームVR1 に直接接続されることで、
制御電圧に対しリニアな補正特性で動作するようになっ
ているが、本実施例における補正回路2bは、上記の不
感帯設定回路2aが接続されることにより、前述のよう
な不感帯を有する補正特性で動作し、不感帯以外の領域
では、上記点Pの電圧が高くなるほど高域補正量を増大
させるようになっている。
【0054】上記の不感帯設定回路2aでは、点Oの電
圧すなわち制御電圧が2.4V以上になると、トランジ
スタTr1 は、ベース電位が1.7V以上となりOF
Fする。一方、点Oの電圧が2.6V以下になると、ト
ランジスタTr1 は、ベース電位が3.3V以下とな
りOFFする。つまり、点Oの電圧が2.4V〜2.6
Vの範囲では、トランジスタTr1 ・Tr3 がとも
にOFFするので、図6に示すように、点Pの電圧が2
.5Vに保たれる。
【0055】点Oの電圧が2.4V以下では、トランジ
スタTr1 が点P側に電流を流し込むことにより、同
図に示すように、点Pの電圧は点Oの電圧が低くなるほ
ど高くなる。また、点Oの電圧が2.6V以上では、ト
ランジスタTr3 が点P側から電流を引き込むことに
より、同図に示すように、点Pの電圧は点Oの電圧が高
くなるほど低くなる。そして、このような点Pの電圧の
変化により、補正回路2bは、図3に示すような補正特
性で輝度信号の高域の補正を行う。
【0056】続いて、上記のように構成される画質補正
装置の動作について説明する。
【0057】画質調整ボリュームVR1 により調整ツ
マミ9の範囲Aで制御電圧が調整される場合、制御電圧
が低くなるほどノイズキャンセラ1のノイズ抑圧量がよ
り増大し、輝度信号のノイズ成分がそれに応じて抑圧さ
れる。輝度信号の高域成分は、ピクチャートーン回路2
により、制御電圧低くなるほどより増強する。逆に、調
整ツマミ9の範囲Cで制御電圧が調整される場合、制御
電圧が高くなるほどノイズ成分がより少なく抑圧される
とともに、高域成分がより減衰する。また、調整ツマミ
9の範囲Bで制御電圧が調整される場合、ピクチャート
ーン回路2による高域成分の補正が行われず、ノイズキ
ャンセラ1のみによって画質補正が行われることになる
【0058】このように、本実施例によれば、ピクチャ
ートーン回路2に補正動作しない範囲を設けるとともに
、ノイズキャンセラ1のノイズ抑圧量を可変としたので
、輝度信号の周波数特性の変化範囲を、従来の構成によ
るものに比べて約1/3にすることができる。これによ
り、制御電圧を電圧VMIN 〜VMAX の範囲で変
化させても、ピクチャートーン回路2の補正による輝度
信号の群遅延特性が乱されることは殆どなくなる。それ
ゆえ、再生映像の位相ずれの発生を大幅に抑制すること
ができ、オーバーシュートまたはスミア等に起因する再
生映像の画質劣化を軽減することが可能となる。また、
画質補正をノイズキャンセラ1とピクチャートーン回路
2とを併用して行うことで、輝度信号の周波数特性を劣
化させることなく、ノイズ成分を減らすことができる。 特に、調整ツマミ9の範囲Bで制御電圧が調整される場
合は、上記周波数特性の変化が全くないため、再生映像
では、位相ずれが発生しないうえ、ノイズ抑圧により細
部が鮮明に再現される。
【0059】例えば、図7の(a)に示すように、黒色
の背影にΔtの幅を有する白色部分を有する映像にノイ
ズ成分Nが含まれている場合、周波数特性の補正を強め
に施すことによってノイズ成分Nを抑圧しようとすると
、同図の(b)に示すように、高域成分が欠落するため
白色部分の振幅が小さくなってしまう。しかし、本実施
例によれば、高域成分のうちの微小なものを抑圧するよ
うになっているので、同図の(c)に示すように、白色
部分の欠落が殆どなくなり、映像の再現性を大幅に向上
させることができる。
【0060】〔実施例2〕本発明をVCRに適用した第
2の実施例について図3、図8ないし図11に基づいて
説明すれば、以下の通りである。
【0061】本実施例に係るVCRは、再生系の輝度信
号処理部において図8に示すような画質補正装置を備え
ている。この画質補正装置は、ノイズキャンセラ21と
、ピクチャートーン回路22と、画質調整ボリュームV
R21とを有している。
【0062】第2水平方向ノイズ抑圧手段としてのノイ
ズキャンセラ21は、ハイパスフィルタ23、リミッタ
24、LLC回路25、極性反転回路26、レベル調整
器27および合成回路28により構成されている。なお
、上記ハイパスフィルタ23、リミッタ24、極性反転
回路26および合成回路28は、前記第1の実施例にお
けるノイズキャンセラ1の各回路に相当するものと同様
の機能を有しているため、その説明を省略する。
【0063】上記ノイズキャンセラ21は、LLC回路
25で発生するリミッティングレベル設定電圧あるいは
レベル調整器27の抵抗値を制御することによりノイズ
抑圧量を調整しうるようになっているが、上記ノイズキ
ャンセラ1と異なり、図9に示すように、制御電圧が電
圧VH となるときを最小として、電圧VH より高く
または低くなるほどノイズ抑圧効果を強めようになって
いる。なお、ノイズ抑圧量が最小となる範囲は、制御電
圧が電圧VH〜VMAX となる範囲に設定されている
【0064】第2周波数特性補正手段してのピクチャー
トーン回路22は、前記第1の実施例におけるピクチャ
ートーン回路2と同様に、輝度信号の周波数特性を補正
するように構成されており、図3に示すように、制御電
圧が電圧VL〜VH となる所定範囲では、高域成分の
補正を行わないようになっている。
【0065】画質調整ボリュームVR21は、一端に電
圧V21が印加されており、抵抗値を変化させて任意の
制御電圧を発生し、この制御電圧によりノイズキャンセ
ラ21およびピクチャートーン回路22の動作特性を制
御するようになっている。上記画質調整ボリュームVR
21は、図10に示すような調整ツマミ29で調整目印
29aの位置を変えることにより、範囲D(VMIN 
〜VL )、範囲E(VL 〜VH )、および範囲F
(VH 〜VMAX )で制御電圧を調整するようにな
っている。
【0066】上記の構成において、画質調整ボリューム
VR21により調整ツマミ29の範囲D・Fで制御電圧
が調整される場合、制御電圧が高くまたは低くなるほど
ノイズキャンセラ21のノイズ抑圧量が増大し、輝度信
号のノイズ成分がそれに応じて抑圧される。輝度信号の
高域成分は、範囲Dでは、ピクチャートーン回路22に
より、制御電圧が低くなるほどより増大し、制御電圧が
高くなるほどより減衰する。また、調整ツマミ29の範
囲Dで制御電圧が調整される場合、ピクチャートーン回
路29による高域成分の補正が行われず、ノイズキャン
セラ21によるノイズ成分の抑圧のみによって画質補正
が行われることになる。
【0067】このような動作により、輝度信号のS/N
が、図11に実線で示す従来の構成によるものに比べて
、同図に破線で示すように、制御電圧の低い範囲と高い
範囲とで改善される。
【0068】以上述べたように、本実施例によれば、輝
度信号の高域成分を増強させる場合にも、ノイズ抑圧量
を増大させるようにしたので、特に、画質をハード方向
に補正する場合、前記第1の実施例の構成に比べて若干
鮮明度は低下するが、高域成分とともに増強されるノイ
ズ成分を抑圧することができ、ノイズの少ない映像を得
ることができる。
【0069】〔実施例3〕本発明をVCRに適用した第
3の実施例について図2、図3、図12および図13に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0070】本実施例に係るVCRは、再生系において
、図12に示すような輝度信号処理部を備えている。 この輝度信号処理部では、ビデオヘッド31から取り出
された再生信号は、ヘッドアンプ32で増幅された後、
図示しないフィルタにより、低周波数に変換された低域
変換色信号と、周波数変調された輝度信号すなわちFM
信号とに分離される。低域変換色信号は、図示しない色
信号処理部で色信号に変換され、FM信号は、FM−A
GC回路33で一定レベルにそろえられ、減衰した高域
成分の振幅がFMイコライザ34で補正されて、さらに
FM復調器35で輝度信号に復調される。
【0071】FM復調器35からの輝度信号は、後に詳
述するように、ノイズキャンセラ36で映像の水平方向
のノイズ成分が除去され、YNR37で映像の垂直方向
のノイズ成分が除去されたうえ、ピクチャートーン回路
38で高域が補正される。ピクチャートーン回路38か
ら出力された輝度信号は、混合回路39にて色信号処理
部で変換された色信号と混合され映像信号となる。
【0072】また、ヘッドアンプ32を経て再生信号か
ら分離されたFM信号は、エンベロープ検波回路40に
入力されるようになっている。エンベロープ検波手段と
してのエンベロープ検波回路40は、FM信号の振幅を
ピーク検波するピーク検波回路と増幅器とからなる回路
であり、FM信号のエンベロープを検波するようになっ
ている。上記増幅器は、検波した直流電圧をFM信号の
振幅変化に対し適度に変化する電圧に増幅して出力する
ようになっている。
【0073】エンベロープ検波回路40の検波電圧は、
切換スイッチ41に入力されるようになっている。切換
スイッチ41は、接点41a〜41cを有しており、接
点41aがエンベロープ検波回路40の出力端子に接続
され、接点41bが抵抗R31を介して直流増幅器42
・43の入力端子に接続されている。また、接点41c
には、直流電源44が接続されている。上記切換スイッ
チ41は、後述のスイッチ45と連動し、画質補正を自
動的に行う場合、エンベロープ検波回路40と直流増幅
器42・43とを接続する一方、画質補正を手動で行う
場合、直流電源44と直流増幅器42・43とを接続す
るようになっており、制御電圧切換手段としての機能を
有している。
【0074】なお、上記直流電源44の電圧は、例えば
、標準的なビデオテープを同一のビデオテープレコーダ
で記録・再生を行った場合(以降、自己録再と称する)
のエンベロープ検波回路40の検波電圧とほぼ同等の電
圧に設定されている。また、本実施例では、上記の電圧
が直流増幅器42・43によって増幅された電圧が、上
記制御電圧の中心値となる。
【0075】スイッチ45は、接点45a〜45cを有
しており、手動にて接続が切り換えられるものである。 このスイッチ45は、接点45aに電圧V31が印加さ
れ、接点45bがYNR37の制御入力端子に接続され
、接点45cが開放状態におかれている。上記スイッチ
45は、接点45aと接点45bとが接続されると、電
圧V31をYNR37に印加する一方、接点45cと接
点45bとが接続されると、YNR37に電圧V31の
印加を行わないようになっている。後述するように、ス
イッチ45から出力される電圧V31によりYNR37
のノイズ抑圧量が切り換えられることから、スイッチ4
5は、ノイズ抑圧量切換手段としての機能を有している
【0076】ところで、上記直流増幅器42・43は、
それぞれノイズキャンセラ36とピクチャートーン回路
38とに印加する制御電圧を発生するように、スイッチ
41を介して入力される電圧を適度に増幅する増幅器で
ある。また、これら直流増幅器42・43は、入力端子
に抵抗R32を介して画質調整ボリュームVR31の出
力端子に接続されており、この画質調整ボリュームVR
31で調整された電圧が印加されるようになっている。
【0077】第3水平方向ノイズ抑圧手段としてのノイ
ズキャンセラ36は、前記第1の実施例におけるノイズ
キャンセラ1と同様の機能を有するものであり、図2に
示すように、直流増幅器12で発生する制御電圧が高く
なるほどノイズ抑圧効果を強め、制御電圧が低くなるほ
どノイズ抑圧効果を弱めるようになっている。
【0078】垂直方向ノイズ抑圧手段としてのYNR3
7は、隣接するラインの映像信号同士に相関関係がある
ことを利用したノイズリダクションであり、例えば、1
H遅延素子を有する巡回型くし形フィルタで構成されて
いる。このYNR37は、出力信号の1H遅延素子の入
力側への帰還量を制御することによりノイズ抑圧量が可
変になり、スイッチ45を介して電圧V31が印加され
ると、ノイズ抑圧量を一定だけ増大させるようになって
いる。なお、垂直方向ノイズ抑圧手段としては、YNR
37以外にも、輝度信号のライン相関性を利用したライ
ンノイズキャンセラ等が利用できる。
【0079】第3周波数特性補正手段してのピクチャー
トーン回路38は、前記第1の実施例におけるピクチャ
ートーン回路2と同様の機能を有するものであり、図3
に示すように、制御電圧が電圧VL 〜VH となる所
定範囲では、高域成分の補正を行わないようになってい
る。
【0080】上記の構成において画質補正を行うには、
まず、スイッチ45を切り換えて、画質補正を自動で行
うか否かを選択する。スイッチ45の接点45cと接点
45bとが接続されて、自動画質補正がOFFとされた
場合、スイッチ45に連動して切換スイッチ41の接点
41cと接点41bとが接続される。すると、直流増幅
器42・43には、直流電源44の電圧と、画質調整ボ
リュームVR31からの電圧とが印加される。
【0081】ノイズキャンセラ36では、上記の電圧が
直流増幅器42によって増幅された制御電圧によりノイ
ズ抑圧量を調整され、FM復調器35からの輝度信号は
、その抑圧量でノイズ成分が抑圧される。続いて、YN
R37では、ノイズ抑圧量が通常レベルに固定されたま
まとなり、ノイズキャンセラ36からの輝度信号は、そ
の抑圧量でノイズ成分が抑圧される。そして、ピクチャ
ートーン回路38では、上記電圧が直流増幅器43によ
って増幅された制御電圧により補正量が調整され、YN
R37からの輝度信号は、その補正量で高域成分が補正
される。
【0082】このとき、画質調整ボリュームVR31の
抵抗値を固定にしておけば、そのときの電圧に応じて上
記各回路がノイズ抑圧および周波数特性の補正を行うが
、手動で画質調整ボリュームVR31を調整することに
より、ノイズキャンセラ36およびYNR37のノイズ
抑圧量と、ピクチャートーン回路38の高域補正量が変
化する。
【0083】次に、接点45aと接点45bとが接続さ
れて、自動画質補正がONとされた場合、切換スイッチ
41の接点41aの接点41bとが接続され、エンベロ
ープ検波回路40の検波電圧と、画質調整ボリュームV
R31からの電圧V31とが印加される。この場合、通
常、画質調整ボリュームVR31の抵抗値を所定値に固
定としておき、画質補正を上記検波電圧に基づいて自動
的に行う。
【0084】FM信号の振幅が小さいと、エンベロープ
検波回路40の検波電圧が低くなり、ノイズキャンセラ
36のノイズ抑圧量が増大してノイズ抑圧効果が強まる
。また、YNR37のノイズ抑圧量もスイッチ45を介
して印加される電圧V31により一定量増大してノイズ
抑圧効果が強まる。一方、ピクチャートーン回路38に
より、高域成分が増強して画質はハード方向に補正され
る。これにより、ビデオヘッド31からの再生信号のレ
ベルが小さいために、復調後の輝度信号のS/Nが悪い
場合であっても、映像出力のS/Nの改善を図ることが
でき、映像の鮮明度を向上させることもできる。
【0085】FM信号の振幅が大きいと、エンベロープ
検波回路40の検波電圧が高くなり、ノイズキャンセラ
36のノイズ抑圧量が減少してノイズ抑圧効果が弱まる
一方、YNR37では、上記と同様にノイズ抑圧効果が
強まる。また、ピクチャートーン回路38により、高域
成分が減衰して画質はソフト方向に補正される。このよ
うに、ビデオヘッド31からの再生信号が大きい場合は
、十分高いS/Nが得られているため、画質補正を控え
目に施して映像の鮮明度をより増すように画質補正が行
われる。
【0086】FM信号の振幅が中程度であると、ノイズ
キャンセラ36によるノイズ抑圧量も中程度になる。ま
た、ピクチャートーン回路38は、制御電圧がVL 〜
VH の範囲では高域成分の補正を行わなくなる。この
ときは、輝度信号のS/Nが比較的良いので、高域成分
を補正せず、ノイズ抑圧効果をほどほどに効かせる画質
補正が行われる。
【0087】従って、自動画質補正がOFFとされた場
合、画質調整ボリュームVR31の抵抗値を所定値に固
定すれば、図13に実線で示すように、輝度信号のS/
Nは、FM信号の振幅に対してリニアに変化する。しか
し、自動画質補正がONとされた場合、標準的なビデオ
テープで自己録再した場合のFM信号の振幅を基準とす
れば、−1dB〜+1dBの範囲Gでは、ノイズキャン
セラ36による画質補正により画質補正が行われ、−3
dB〜−1dBおよび+1dB〜+3dBの範囲Hでは
、ノイズキャンセラ36およびピクチャートーン回路3
8による画質補正が行われ、特に、FM信号の振幅が小
さい範囲での輝度信号のS/Nが向上する。また、S/
Nが0dB〜+1dBとなる範囲Iでは、YNR37に
よるノイズ抑圧により、一定量(1dB)のS/Nが向
上する。
【0088】このように、本実施例では、表面の磁束密
度が低下したようなビデオテープに記録されている映像
を再生する場合には、自動的に最適な画質に補正するこ
とが可能となる。また、良質ビデオテープに記録された
S/Nの良い映像を再生する場合でも、より画質を向上
させて鮮明な映像を得ることが可能となる。すなわち、
再生信号のレベルに応じて適切な画質補正が行われ、よ
り美しい映像を得ることができる。しかも、画質補正を
ピクチャートーン回路38による周波数特性の補正のみ
に頼ることがないので、前記第1および第2の実施例と
同様、輝度信号の高域成分を大きく変化させることによ
る映像の位相ずれを防止することができる。
【0089】〔実施例4〕 本発明をVCRに適用した第4の実施例について図2、
図3および図14に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。
【0090】本実施例に係るVCRは、再生系の輝度信
号処理部において図14に示すような画質補正装置を備
えている。この画質補正装置は、ノイズキャンセラ51
と、YNR52と、ピクチャートーン回路53と、エデ
ィットスイッチ54と、切換スイッチ55と、画質調整
ボリュームVR51とを有している。
【0091】第4水平方向ノイズ抑圧手段としてのノイ
ズキャンセラ51は、基本的には、図2に示すように、
第1の実施例におけるノイズキャンセラ1と同様の特性
で動作するようになっているが、後述するエディットス
イッチ54を介して電圧VEDが印加されるとノイズ抑
圧量を約1/2に制限する点が上記ノイズキャンセラ1
と異なっている。このため、ノイズキャンセラ51は、
例えば、リミッタのリミッティングレベルを上記電圧V
EDにより設定するようになっている。また、ノイズキ
ャンセラ51は、画質調整ボリュームVR51で発生す
る制御電圧が抵抗R51を介して印加され、この制御電
圧によりノイズ成分を輝度信号に合成する合成比を制御
して、ノイズ抑圧量を調整しうるようになっている。
【0092】YNR52は、映像信号のライン相関性を
利用したノイズリダクションであり、巡回形くし形フィ
ルタからなっている。このYNR52は、出力信号の1
H遅延素子の入力側への帰還量を上記電圧VEDにより
変えてノイズ抑圧量を一定量減少させるようになってい
る。
【0093】第4周波数特性補正手段してのピクチャー
トーン回路53は、前記第1の実施例におけるピクチャ
ートーン回路2と同様、図3に示す特性で輝度信号の高
域成分を補正するようになっている。
【0094】エディットスイッチ54は、接点54a〜
54cを有しており、手動にて接続が切り換えられるも
のである。このエディットスイッチ54は、接点54a
に電圧VEDが印加され、接点54bがノイズキャンセ
ラ51、YNR52および切換スイッチ55の制御入力
端子に接続され、接点54cが開放状態におかれている
。 上記エディットスイッチ54は、ダビングを行う場合な
ど映像の細部を再現する際、接点54aと接点54bと
を接続して電圧VEDをノイズキャンセラ51、YNR
52および切換スイッチ55に印加する一方、通常の再
生を行う場合、接点54cと接点54bとを接続して、
上記の電圧印加を行わないようになっており、画質切換
手段としての機能を有している。
【0095】切換スイッチ55は、接点55a〜55c
を有しており、電圧VEDが印加されないときに接点5
5aと55bとを接続して、画質調整ボリュームVR5
1で発生する制御電圧を、抵抗R52を介してピクチャ
ートーン回路53に印加するようになっている。また、
切換スイッチ55は、電圧VEDが印加されるときに接
点55cと接点55bとを接続して直流電源56の電圧
をピクチャートーン回路53に印加するようになってい
る。すなわち、切換スイッチ55は、エディットスイッ
チ54に連動して動作して、ピクチャートーン回路53
に印加する制御電圧を切り換えるようになっており、画
質対応制御電圧切換手段としての機能を有している。な
お、上記直流電源56の電圧は、ピクチャートーン回路
53が輝度信号の周波数特性を平坦にするように動作す
る電圧に設定されている。
【0096】上記の構成において、通常の再生を行う場
合には、エディットスイッチ54をOFFにして、接点
54cと接点54bとを接続させ、通常再生モードを選
択する。すると、ノイズキャンセラ51、YNR52お
よび切換スイッチ55に電圧VEDが印加されないため
、ノイズキャンセラ51およびYNR52は通常の動作
を行い、切換スイッチ55は画質調整ボリュームVR5
1とピクチャートーン回路53とを接続する。この状態
では、ノイズキャンセラ51のノイズ抑圧量およびピク
チャートーン回路53の高域補正量が、画質調整ボリュ
ームVR51で制御される。
【0097】ダビングを行う場合には、エディットスイ
ッチ54をONにして、接点54aと接点54bとを接
続させ、エディットモードを選択する。すると、ノイズ
キャンセラ51、YNR52および切換スイッチ55に
電圧VEDが印加され、ノイズキャンセラ51はノイズ
抑圧量が通常の約1/2に制限される一方、YNR52
はノイズ成分の抑圧を行わないようにする。また、切換
スイッチ55の接点55cと接点55bとが接続され、
YNR52に直流電源56の電圧が印加される。
【0098】この状態では、ノイズキャンセラ51のノ
イズ抑圧量が、上記のように制限された範囲で、画質調
整ボリュームVR51により制御され、ピクチャートー
ン回路53が高域成分の補正行わないようになる。そし
て、ピクチャートーン回路53を経た輝度信号は、混合
回路57でカラー信号と混合され映像信号となり、記録
側のVCRに送出される。
【0099】このように、本実施例では、ノイズキャン
セラ51のノイズ抑圧量を、ダビング時にエディットモ
ードで制限したときでも、画質調整ボリュームVR51
により可変にするようにしたので、S/Nの悪い映像を
ダビングする場合でも、ダビングした映像のノイズを減
らすことができる。しかも、エディットモードで再生を
行う場合は、ピクチャートーン回路53が周波数特性の
補正を行わないようになっているので、映像に位相ずれ
が生じることは殆どない。
【0100】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
画質補正装置は、第1水平方向ノイズ抑圧手段が、制御
電圧が高くなるほどノイズ抑圧量を減少させるようにな
され、第1周波数特性補正手段が、補正の中心値となる
制御電圧を含む所定範囲の制御電圧で高域成分の補正を
行わず、かつ、その所定範囲より高い電圧の範囲で制御
電圧が高くなるほど高域成分を減衰させるとともに、上
記所定範囲より低い電圧の範囲で制御電圧が低くなるほ
ど高域成分を増強させるようになされている構成である
【0101】このように、周波数特性の補正を制限する
とともに、ノイズ抑圧量を可変とすることにより、輝度
信号の周波数特性を劣化させることなくノイズ成分を減
らすことができるだけでなく、画質補正を周波数特性の
みに頼ることがなくなり、輝度信号の周波数特性が大き
な変化による群遅延特性の乱れを抑制することができる
。それゆえ、再生映像の位相ずれの発生を大幅に抑制す
ることができ、オーバーシュートまたはスミア等に起因
する再生映像の画質劣化を大幅に抑制することができる
という効果を奏する。
【0102】また、請求項2に係る画質補正装置は、第
2周波数特性補正手段が、補正の中心値となる制御電圧
を含む所定範囲の制御電圧で高域成分の補正を行わず、
かつ、その所定範囲より高い電圧の範囲で制御電圧が高
くなるほど高域成分を減衰させるとともに、上記所定範
囲より低い電圧の範囲で制御電圧が低くなるほど高域成
分を増強させるようになされ、第2水平方向ノイズ抑圧
手段が、上記所定範囲の最大値以上の制御電圧でノイズ
抑圧量を最小にし、かつ、制御電圧がノイズ抑圧量を最
小とする制御電圧より高くおよび低くなるほどノイズ抑
圧量を増大させるようになされている構成である。
【0103】これにより、上記請求項1に係る画質補正
装置と同様、画質補正を周波数特性のみに頼る弊害をな
くすことができるが、特に、画質をハードにする場合に
は、輝度信号の高域成分とともにノイズ成分も増強され
るが、ノイズ抑圧量を増大させることにより、ノイズ成
分を減衰させることができる。それゆえ、画質をハード
にしても、ノイズの目立たない鮮明な映像を得ることが
できるという効果を奏する。
【0104】さらに、請求項3に係る画質補正装置は、
周波数変調された輝度信号をエンベロープ検波するエン
ベロープ検波手段と、制御電圧を、一定または上記エン
ベロープ検波手段の検波電圧に切り換える制御電圧切換
手段と、この制御電圧切換手段により制御電圧が上記検
出電圧に切り換えられたときに上記垂直方向ノイズ抑圧
手段のノイズ抑圧量を一定だけ増大させるノイズ抑圧量
制御手段とを備えており、第3水平方向ノイズ抑圧手段
が、制御電圧が高くなるほどノイズ抑圧量を減少させる
ようになされ、上記第3周波数特性補正手段が、補正の
中心値となる制御電圧を含む所定範囲の制御電圧で復調
後の輝度信号における高域成分の補正を行わず、かつ、
その所定範囲より高い電圧の範囲で制御電圧が高くなる
ほど高域成分を減衰させるとともに、上記所定範囲より
低い電圧の範囲で制御電圧が低くなるほど高域成分を増
強させるようになされている構成である。
【0105】これにより、VCRなどで良質のビデオテ
ープに記録されている映像を再生する場合、十分な大き
さの再生出力が得られて輝度信号のS/Nが最も良くな
るので、軽度の画質補正を施すだけでよく、ノイズ成分
の抑圧を控え目に施すとともに高域成分の補正を行わな
いことで、良好な再生映像を得ることができる。
【0106】また、質の悪いビデオテープに記録されて
いる映像を再生する場合などは、FM信号の振幅の大き
さに応じた画質補正を施すことにより、例えば、FM信
号の振幅が小さい場合、水平方向のノイズ抑圧量を増大
させるとともに高域成分を減衰させることにより、ノイ
ズ成分を除去しつつ高域成分に含まれるノイズ成分の増
大を抑制して、輝度信号のS/Nを向上させることがで
きる。逆に、FM信号の振幅が大きく元々S/Nが良い
場合、水平方向のノイズ抑圧量を減少させるとともに高
域成分を増強させて、S/Nが良く、かつ、鮮明度の高
い再生映像を得ることができる。しかも、この場合は、
垂直方向のノイズ抑圧量も一定量だけ増大させるように
しているので、さらにS/Nの向上が図られる。
【0107】従って、画質補正を周波数特性のみに頼る
弊害をなくすとともに、上記のような利点により、ビデ
オテープ等の記録媒体の質や外部から入力される映像等
の画質等に関わらず、自動的に適切な画質補正を行うこ
とができるという効果を奏する。
【0108】そして、請求項4に係る画質補正装置は、
第4水平方向ノイズ抑圧手段が、少なくとも映像の細部
を再現するときにノイズ抑圧量を可変するようになされ
ている構成である。
【0109】これにより、輝度信号の補正特性を一定と
して画質補正に制限を加えたときに、ノイズ抑圧量を調
整するようにしたので、映像のS/Nの劣化を抑制する
ことができる。それゆえ、例えば、VCR等においてダ
ビングを行う場合、S/Nの悪い映像を再生側にすると
きでも、複製された映像のS/Nの劣化が軽度ですみ、
ダビング時の画質劣化を抑制するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画質補正装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1、第3および第4の実施例に共通
するものであって、各実施例に係る画質補正装置におけ
るノイズキャンセラの動作特性図である。
【図3】本発明の第1ないし第4の実施例に共通するも
のであって、各実施例に係る画質補正装置におけるピク
チャートーン回路の動作特性図である。
【図4】図1の画質補正装置における調整つまみの制御
電圧調整範囲を示す説明図である。
【図5】図1の画質補正装置におけるピクチャートーン
回路の不感帯設定回路の構成を示す回路図である。
【図6】図5の不感帯設定回路の動作を示す入力電圧に
対する出力電圧の特性図である。
【図7】図1の画質補正装置による画質改善効果を示す
映像信号の波形図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る画質補正装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】図8の画質補正装置におけるノイズキャンセラ
の動作特性図である。
【図10】図8の画質補正装置における調整つまみの制
御電圧調整範囲を示す説明図である。
【図11】図8の画質補正装置による画質改善効果を示
す制御電圧に対する映像信号のS/Nを示す特性図であ
る。
【図12】本発明の第3の実施例に係る画質補正装置の
構成を示すブロック図である。
【図13】図12の画質補正装置による画質改善効果を
示すFM信号の振幅に対する映像信号のS/Nを示す特
性図である。
【図14】本発明の第4の実施例に係る画質補正装置の
構成を示すブロック図である。
【図15】従来の画質補正装置の一例の構成を示すブロ
ック図である。
【図16】図15の画質補正装置におけるピクチャート
ーン回路の周波数に対する利得を示す特性図である。
【図17】図15の画質補正装置におけるピクチャート
ーン回路の周波数に対する群遅延を示す特性図である。
【図18】図15の画質補正装置におけるピクチャート
ーン回路の制御電圧に対する画質補正の度合いを示す特
性図である。
【図19】従来の画質補正装置の他の例の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1    ノイズキャンセラ(第1水平方向ノイズ抑圧
手段) 2    ピクチャートーン回路(第1周波数特性補正
手段) 2a  不感帯設定回路 5    リミッティングレベルコントロール回路7 
   レベル調整器 21    ノイズキャンセラ(第2水平方向ノイズ抑
圧手段) 22    ピクチャートーン回路(第2周波数特性補
正手段) 25    リミッティングレベルコントロール回路2
7    レベル調整器 36    ノイズキャンセラ(第3水平方向ノイズ抑
圧手段) 37    YNR(垂直方向ノイズ抑圧手段)38 
   ピクチャートーン回路(第3周波数特性補正手段
) 40    エンベロープ検波回路(エンベロープ検波
手段) 41    切換スイッチ(制御電圧切換手段)45 
   スイッチ(ノイズ抑圧量制御手段)51    
ノイズキャンセラ(第4水平方向ノイズ抑圧手段) 53    ピクチャートーン回路(第4周波数特性補
正手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号よりノイズ成分を抽出してこのノ
    イズ成分を元の輝度信号から差し引くことにより映像の
    水平方向のノイズを抑圧する第1水平方向ノイズ抑圧手
    段と、制御電圧により高域成分を調整して輝度信号の周
    波数特性を補正する第1周波数特性補正手段とを備えた
    画質補正装置において、上記第1水平方向ノイズ抑圧手
    段は、制御電圧が高くなるほどノイズ抑圧量を減少させ
    るようになされ、上記第1周波数特性補正手段は、補正
    の中心値となる制御電圧を含む所定範囲の制御電圧で高
    域成分の補正を行わず、かつ、その所定範囲より高い電
    圧の範囲で制御電圧が高くなるほど高域成分を減衰させ
    るとともに、上記所定範囲より低い電圧の範囲で制御電
    圧が低くなるほど高域成分を増強させるようになされて
    いることを特徴とする画質補正装置。
  2. 【請求項2】輝度信号よりノイズ成分を抽出してこのノ
    イズ成分を元の輝度信号から差し引くことにより映像の
    水平方向のノイズを抑圧する第2水平方向ノイズ抑圧手
    段と、制御電圧により高域成分を調整して輝度信号の周
    波数特性を補正する第2周波数特性補正手段とを備えた
    画質補正装置において、上記第2周波数特性補正手段は
    、補正の中心値となる制御電圧を含む所定範囲の制御電
    圧で高域成分の補正を行わず、かつ、その所定範囲より
    高い電圧の範囲で制御電圧が高くなるほど高域成分を減
    衰させるとともに、上記所定範囲より低い電圧の範囲で
    制御電圧が低くなるほど高域成分を増強させるようにな
    され、上記第2水平方向ノイズ抑圧手段は、上記所定範
    囲の最大値以上の制御電圧でノイズ抑圧量を最小にし、
    かつ、制御電圧がノイズ抑圧量を最小とする制御電圧よ
    り高くおよび低くなるほどノイズ抑圧量を増大させるよ
    うになされていることを特徴とする画質補正装置。
  3. 【請求項3】輝度信号よりノイズ成分を抽出してこのノ
    イズ成分を元の輝度信号から差し引くことにより映像の
    水平方向のノイズを抑圧する第3水平方向ノイズ抑圧手
    段と、隣合うラインの輝度信号の相関関係を利用して映
    像の垂直方向のノイズを抑圧する垂直方向ノイズ抑圧手
    段と、制御電圧により高域成分を調整して輝度信号の周
    波数特性を補正する第3周波数特性補正手段とを備えた
    画質補正装置において、周波数変調された輝度信号をエ
    ンベロープ検波するエンベロープ検波手段と、制御電圧
    を、一定または上記エンベロープ検波手段の検波電圧に
    切り換える制御電圧切換手段と、この制御電圧切換手段
    により制御電圧が上記検出電圧に切り換えられたときに
    上記垂直方向ノイズ抑圧手段のノイズ抑圧量を一定だけ
    増大させるノイズ抑圧量制御手段とを備えており、上記
    第3水平方向ノイズ抑圧手段は、制御電圧が高くなるほ
    どノイズ抑圧量を減少させるようになされ、上記第3周
    波数特性補正手段は、補正の中心値となる制御電圧を含
    む所定範囲の制御電圧で復調後の輝度信号における高域
    成分の補正を行わず、かつ、その所定範囲より高い電圧
    の範囲で制御電圧が高くなるほど高域成分を減衰させる
    とともに、上記所定範囲より低い電圧の範囲で制御電圧
    が低くなるほど高域成分を増強させるようになされてい
    ることを特徴とする画質補正装置。
  4. 【請求項4】輝度信号よりノイズ成分を抽出してこのノ
    イズ成分を元の輝度信号から差し引くことにより映像の
    水平方向のノイズを抑圧する第4水平方向ノイズ抑圧手
    段と、制御電圧により高域成分を調整して輝度信号の周
    波数特性を補正する第4周波数特性補正手段と、映像の
    細部を再現するときに通常時に対し上記第4水平方向ノ
    イズ抑圧手段のノイズ抑圧量を制限するノイズ抑圧量制
    限手段と、制御電圧を、通常時に可変とする一方、映像
    の細部を再現するときに一定に切り換える画質対応制御
    電圧切換手段とを備えた画質補正装置において、上記第
    4水平方向ノイズ抑圧手段は、少なくとも映像の細部を
    再現するときにノイズ抑圧量を可変するようになされて
    いることを特徴とする画質補正装置。
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