JPH04355123A - フェノール樹脂積層板の製造法 - Google Patents
フェノール樹脂積層板の製造法Info
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- JPH04355123A JPH04355123A JP3228128A JP22812891A JPH04355123A JP H04355123 A JPH04355123 A JP H04355123A JP 3228128 A JP3228128 A JP 3228128A JP 22812891 A JP22812891 A JP 22812891A JP H04355123 A JPH04355123 A JP H04355123A
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- JP
- Japan
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- phenol
- resin
- reaction
- dcpd
- phenolic resin
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- Pending
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- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気絶縁板として用いら
れるフェノール樹脂積層板の製造法に関するものである
。
れるフェノール樹脂積層板の製造法に関するものである
。
【0002】
【従来の技術】最近、絶縁材料特に通信機及び電子機器
に使用される積層板及び銅張り積層板は、加工設備の自
動化、省エネルギー等の観点から常温又は常温付近の比
較的低温での打抜き加工性の優れたものが要求されてい
る。このため、通常、積層板用樹脂としては各種のアル
キルフェノールをフェノールと併用し、乾性油等で変性
したフェノール・ホルムアルデヒド樹脂が使用されてい
る。
に使用される積層板及び銅張り積層板は、加工設備の自
動化、省エネルギー等の観点から常温又は常温付近の比
較的低温での打抜き加工性の優れたものが要求されてい
る。このため、通常、積層板用樹脂としては各種のアル
キルフェノールをフェノールと併用し、乾性油等で変性
したフェノール・ホルムアルデヒド樹脂が使用されてい
る。
【0003】しかし、乾性油で変性したフェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂は乾性油による変性のため硬化速度
が遅く、架橋密度も低下するため、積層板中の樹脂は硬
化不足になりやすく、耐熱性、機械的強度、耐水性等の
特性が低下する。また打抜き加工の際には、架橋密度が
低いため層間剥離等が発生しやすい。即ち、従来の乾性
油−フェノール類の反応物は乾性油に対するフェノール
の付加モル数が低く、また乾性油の重合物を生成するた
め、ホルムアルデヒドとの反応、即ち樹脂化反応及び硬
化反応で反応速度及び硬化速度が低下し、諸特性低下の
原因になっていた。
ルムアルデヒド樹脂は乾性油による変性のため硬化速度
が遅く、架橋密度も低下するため、積層板中の樹脂は硬
化不足になりやすく、耐熱性、機械的強度、耐水性等の
特性が低下する。また打抜き加工の際には、架橋密度が
低いため層間剥離等が発生しやすい。即ち、従来の乾性
油−フェノール類の反応物は乾性油に対するフェノール
の付加モル数が低く、また乾性油の重合物を生成するた
め、ホルムアルデヒドとの反応、即ち樹脂化反応及び硬
化反応で反応速度及び硬化速度が低下し、諸特性低下の
原因になっていた。
【0004】この硬化性改良法としてフェノール類とホ
ルムアルデヒドとを酸触媒の存在下で反応させた反応生
成物を乾性油変性フェノール・ホルムアルデヒド樹脂に
添加する方法(特開昭61−121932号公報)が提
案されている。この方法により若干の硬化性向上はみら
れるが、打抜き加工性、強靭性等の点において最近積層
板において要求されているレベルに対しまだまだ十分な
ものとは言えない。
ルムアルデヒドとを酸触媒の存在下で反応させた反応生
成物を乾性油変性フェノール・ホルムアルデヒド樹脂に
添加する方法(特開昭61−121932号公報)が提
案されている。この方法により若干の硬化性向上はみら
れるが、打抜き加工性、強靭性等の点において最近積層
板において要求されているレベルに対しまだまだ十分な
ものとは言えない。
【0005】また、シクロペンタジエン、ジシクロペン
タジエン変性フェノール樹脂を積層板用ワニスとして使
用する方法(特公昭47−6733号公報)が提案され
ている。しかし、この方法の場合も、打抜き加工性、強
靭性等の諸特性においてまだまだ十分なものとは言えな
い。その理由としては、硬化反応に関与する可能性が極
めて少ない成分が多く含まれており、それにより硬化性
が低下するためと考えられる。
タジエン変性フェノール樹脂を積層板用ワニスとして使
用する方法(特公昭47−6733号公報)が提案され
ている。しかし、この方法の場合も、打抜き加工性、強
靭性等の諸特性においてまだまだ十分なものとは言えな
い。その理由としては、硬化反応に関与する可能性が極
めて少ない成分が多く含まれており、それにより硬化性
が低下するためと考えられる。
【0006】また最近、印刷配線板が益々高密度化され
るに伴って、寸法精度を上げる必要性から、低温での打
抜き加工性及び重量部品の搭載に耐えられる強靭性にお
いて一層優れた積層板が必要となっており、従来の方法
ではこれらの特性を両立させることが困難であった。
るに伴って、寸法精度を上げる必要性から、低温での打
抜き加工性及び重量部品の搭載に耐えられる強靭性にお
いて一層優れた積層板が必要となっており、従来の方法
ではこれらの特性を両立させることが困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の方法
では得られない打抜き加工性と強靭性とを有するフェノ
ール樹脂積層板を得んとして研究した結果、レゾール型
ジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂(以下レゾー
ル型DCPD変性フェノール樹脂と略す)を乾性油変性
フェノール・ホルムアルデヒド樹脂に添加した樹脂成分
を使用した積層板が打抜き加工性、強靭性に極めて優れ
るとの知見を得、更にこの知見に基づき種々研究を進め
て完成するに至ったものである。その目的とするところ
は打抜き加工性、耐水性、電気的特性、機械的特性の優
れた極めて強靭なフェノール樹脂積層板及びその製造方
法を提供するにある。
では得られない打抜き加工性と強靭性とを有するフェノ
ール樹脂積層板を得んとして研究した結果、レゾール型
ジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂(以下レゾー
ル型DCPD変性フェノール樹脂と略す)を乾性油変性
フェノール・ホルムアルデヒド樹脂に添加した樹脂成分
を使用した積層板が打抜き加工性、強靭性に極めて優れ
るとの知見を得、更にこの知見に基づき種々研究を進め
て完成するに至ったものである。その目的とするところ
は打抜き加工性、耐水性、電気的特性、機械的特性の優
れた極めて強靭なフェノール樹脂積層板及びその製造方
法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、レゾール型D
CPD変性フェノール樹脂を乾性油変性フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂100重量部に対し、3から50重
量部添加した樹脂成分を積層板用基材に含浸して乾燥さ
せ、これを積層成形することを特徴とするフェノール樹
脂積層板の製造方法に関するものである。
CPD変性フェノール樹脂を乾性油変性フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂100重量部に対し、3から50重
量部添加した樹脂成分を積層板用基材に含浸して乾燥さ
せ、これを積層成形することを特徴とするフェノール樹
脂積層板の製造方法に関するものである。
【0009】本発明において用いられるレゾール型DC
PD変性フェノール樹脂は、フェノール類とジシクロペ
ンタジエン(以下DCPDと略す)との反応によるフェ
ノール・DCPD重合物の合成、及びそのフェノール・
DCPD重合物のアルデヒド類によるレゾール化反応の
2段階により最も好適に製造される。
PD変性フェノール樹脂は、フェノール類とジシクロペ
ンタジエン(以下DCPDと略す)との反応によるフェ
ノール・DCPD重合物の合成、及びそのフェノール・
DCPD重合物のアルデヒド類によるレゾール化反応の
2段階により最も好適に製造される。
【0010】フェノール・DCPD重合物は、フェノー
ル類とDCPDの混合物に酸触媒を滴下後、20〜17
0℃の所定温度で所定時間反応させる方法、あるいはフ
ェノール類と酸触媒の混合物を20〜170℃の所定温
度に保持しながらDCPDを所定時間で滴下し、更に必
要により所定時間反応させる方法等により合成できる。 この時反応混合物中には、式(I)で示されるフェノー
ル・DCPD重合物、エーテル結合を含むフェノール・
DCPD反応物(II)、DCPDの単独重合物及び未
反応のフェノール類が含まれている。
ル類とDCPDの混合物に酸触媒を滴下後、20〜17
0℃の所定温度で所定時間反応させる方法、あるいはフ
ェノール類と酸触媒の混合物を20〜170℃の所定温
度に保持しながらDCPDを所定時間で滴下し、更に必
要により所定時間反応させる方法等により合成できる。 この時反応混合物中には、式(I)で示されるフェノー
ル・DCPD重合物、エーテル結合を含むフェノール・
DCPD反応物(II)、DCPDの単独重合物及び未
反応のフェノール類が含まれている。
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】
【0013】またDCPDは高温時、DCPDとシクロ
ペンタジエン(以下CPDと略す)との平衡がCPD側
に傾くため、反応条件によりフェノール・CPD重合物
、エーテル結合を含むフェノール・CPD反応物、CP
Dの単独重合物等も生成する。これらの組成は、酸触媒
の種類、量、反応温度、反応時間により大幅に変化させ
ることが可能である。
ペンタジエン(以下CPDと略す)との平衡がCPD側
に傾くため、反応条件によりフェノール・CPD重合物
、エーテル結合を含むフェノール・CPD反応物、CP
Dの単独重合物等も生成する。これらの組成は、酸触媒
の種類、量、反応温度、反応時間により大幅に変化させ
ることが可能である。
【0014】反応混合物は必要により塩基性物質での中
和、あるいは水洗による酸触媒除去が行なわれ、更に必
要により加熱下での減圧蒸留により未反応のフェノール
類を除去して次のレゾール化反応に供される。この時未
反応フェノール類を20%以上含まないことが好ましい
。未反応フェノール類が20%以上残存すると、それら
は続いてのレゾール化反応においてアルデヒド類と反応
し、DCPD変性でないレゾール型フェノール樹脂を生
成するため、DCPD変性率が低下してしまい、充分な
打抜き加工性と強靭性が得られない。
和、あるいは水洗による酸触媒除去が行なわれ、更に必
要により加熱下での減圧蒸留により未反応のフェノール
類を除去して次のレゾール化反応に供される。この時未
反応フェノール類を20%以上含まないことが好ましい
。未反応フェノール類が20%以上残存すると、それら
は続いてのレゾール化反応においてアルデヒド類と反応
し、DCPD変性でないレゾール型フェノール樹脂を生
成するため、DCPD変性率が低下してしまい、充分な
打抜き加工性と強靭性が得られない。
【0015】フェノール類としては、フェノールあるい
は炭素原子数が1〜9個のアルキル基あるいはアリール
基を置換基として有する置換フェノール類が使用でき、
フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、pーク
レゾール、3,5−キシレノール、2,4−キシレノー
ル、ブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフ
ェノール、フェニルフェノールが好ましく、とりわけ、
フェノール、m−クレゾールが好ましい。また、2種以
上のフェノール類を併用する事も可能である。フェノー
ル類/DCPDの反応モル比は、触媒種、触媒量、反応
温度、反応時間等により異なるが、1/1から7/1が
好ましく、さらには3/1から5/1が好ましい。フェ
ノール類/DCPDの反応モル比が1/1以下では、D
CPDの単独重合物が多く生成してしまい硬化性が低下
する。また7/1を越えると、生成するフェノール・D
CPD重合物の重合度が低下し、硬化性が低下する。酸
触媒としては、三弗化硼素、塩酸、硫酸、リン酸、無水
リン酸、塩化亜鉛、塩化第二鉄、塩化アルミニウム等の
無機酸や、蓚酸、酢酸、パラトルエンスルホン酸等の有
機酸、その他が単独あるいは数種類の組合せで用いられ
る。該触媒の使用量は特に制限はないが、フェノール類
の仕込量に対して0.01〜5重量%が好ましい。中和
用塩基性物質として、アンモニア、トリエチルアミン、
トリエタノールアミン、ヘキサメチレンテトラミン等の
アミン類や、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ金属水酸化物等が用いられるが、アルカリ金属水
酸化物を用いると反応生成物中にイオン性物質が残り電
気特性が低下することから、アンモニア及びアミン類が
好適に用いられる。
は炭素原子数が1〜9個のアルキル基あるいはアリール
基を置換基として有する置換フェノール類が使用でき、
フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、pーク
レゾール、3,5−キシレノール、2,4−キシレノー
ル、ブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフ
ェノール、フェニルフェノールが好ましく、とりわけ、
フェノール、m−クレゾールが好ましい。また、2種以
上のフェノール類を併用する事も可能である。フェノー
ル類/DCPDの反応モル比は、触媒種、触媒量、反応
温度、反応時間等により異なるが、1/1から7/1が
好ましく、さらには3/1から5/1が好ましい。フェ
ノール類/DCPDの反応モル比が1/1以下では、D
CPDの単独重合物が多く生成してしまい硬化性が低下
する。また7/1を越えると、生成するフェノール・D
CPD重合物の重合度が低下し、硬化性が低下する。酸
触媒としては、三弗化硼素、塩酸、硫酸、リン酸、無水
リン酸、塩化亜鉛、塩化第二鉄、塩化アルミニウム等の
無機酸や、蓚酸、酢酸、パラトルエンスルホン酸等の有
機酸、その他が単独あるいは数種類の組合せで用いられ
る。該触媒の使用量は特に制限はないが、フェノール類
の仕込量に対して0.01〜5重量%が好ましい。中和
用塩基性物質として、アンモニア、トリエチルアミン、
トリエタノールアミン、ヘキサメチレンテトラミン等の
アミン類や、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ金属水酸化物等が用いられるが、アルカリ金属水
酸化物を用いると反応生成物中にイオン性物質が残り電
気特性が低下することから、アンモニア及びアミン類が
好適に用いられる。
【0016】レゾール型DCPD変性フェノール樹脂は
、第1段目の反応で得られたフェノール・DCPD反応
混合物とホルマリン、パラホルムアルデヒド等のアルデ
ヒド類とを塩基性触媒存在下に40〜120℃の所定温
度で反応させた後、メタノール、トルエン等の有機溶剤
で希釈する事により得られる。メタノール、エタノール
、プロパノール、ブタノール等のアルコール類やベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類等の有機溶剤類を反応溶媒として用いてもよい
。
、第1段目の反応で得られたフェノール・DCPD反応
混合物とホルマリン、パラホルムアルデヒド等のアルデ
ヒド類とを塩基性触媒存在下に40〜120℃の所定温
度で反応させた後、メタノール、トルエン等の有機溶剤
で希釈する事により得られる。メタノール、エタノール
、プロパノール、ブタノール等のアルコール類やベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類等の有機溶剤類を反応溶媒として用いてもよい
。
【0017】アルデヒド類の添加量は、第1段目反応時
の仕込フェノール1モルに対して、あるいは反応後に未
反応フェノールを除去した場合には未反応フェノール除
去後の反応混合物中のフェノール核1モルに対して0.
1〜2.0モルが好ましく、さらには0.6〜1.4が
好ましい。塩基性触媒としては、アンモニア、トリエチ
ルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミ
ン、トリエタノールアミン等のアミン類、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸
化バリウム等が使用できるが、反応生成物中にイオン性
物質を残さないことから、アンモニア及びアミン類が好
適に用いられる。
の仕込フェノール1モルに対して、あるいは反応後に未
反応フェノールを除去した場合には未反応フェノール除
去後の反応混合物中のフェノール核1モルに対して0.
1〜2.0モルが好ましく、さらには0.6〜1.4が
好ましい。塩基性触媒としては、アンモニア、トリエチ
ルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミ
ン、トリエタノールアミン等のアミン類、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸
化バリウム等が使用できるが、反応生成物中にイオン性
物質を残さないことから、アンモニア及びアミン類が好
適に用いられる。
【0018】乾性油変性フェノール・ホルムアルデヒド
樹脂は、例えば桐油等の乾性油とフェノール類とを酸触
媒で反応させ、さらにホルムアルデヒドと塩基性触媒存
在下で反応させてレゾール化することにより合成できる
。
樹脂は、例えば桐油等の乾性油とフェノール類とを酸触
媒で反応させ、さらにホルムアルデヒドと塩基性触媒存
在下で反応させてレゾール化することにより合成できる
。
【0019】本発明の積層板は以上のようにして得られ
るレゾール型DCPD変性フェノール樹脂を乾性油変性
フェノール・ホルムアルデヒド樹脂に添加溶解してワニ
スとし、クラフト紙、リンター紙、ガラス布、ガラス不
織布、ポリエステル布、アラミド繊維布、帆布等の基材
に含浸乾燥し、通常3から10枚積層して加熱加圧成形
することにより本発明の積層板を得ることができる。
るレゾール型DCPD変性フェノール樹脂を乾性油変性
フェノール・ホルムアルデヒド樹脂に添加溶解してワニ
スとし、クラフト紙、リンター紙、ガラス布、ガラス不
織布、ポリエステル布、アラミド繊維布、帆布等の基材
に含浸乾燥し、通常3から10枚積層して加熱加圧成形
することにより本発明の積層板を得ることができる。
【0020】乾性油変性フェノール・ホルムアルデヒド
樹脂両樹脂に対するレゾール型DCPD変性フェノール
樹脂の添加量は、乾性油変性フェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂100重量部に対して3〜50重量部であり、
好ましくは8〜35重量部である。3重量部より少ない
と硬化性向上効果が殆どなく、50重量部を越えると打
抜き加工性やが低下する。また、含浸させる樹脂の量と
しては樹脂と基材の合計量に対して乾燥基準で30〜7
0重量%である。加熱加圧条件としては120〜180
℃の温度で、50〜150kg/cm2の圧力である。
樹脂両樹脂に対するレゾール型DCPD変性フェノール
樹脂の添加量は、乾性油変性フェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂100重量部に対して3〜50重量部であり、
好ましくは8〜35重量部である。3重量部より少ない
と硬化性向上効果が殆どなく、50重量部を越えると打
抜き加工性やが低下する。また、含浸させる樹脂の量と
しては樹脂と基材の合計量に対して乾燥基準で30〜7
0重量%である。加熱加圧条件としては120〜180
℃の温度で、50〜150kg/cm2の圧力である。
【0021】本発明において、基材に含浸させる樹脂と
しては全樹脂の50重量%まで他のフェノール樹脂を適
宜併用することができる。併用し得る樹脂としては、未
変性のレゾール樹脂、アルキルフェノールのレゾール樹
脂などである。
しては全樹脂の50重量%まで他のフェノール樹脂を適
宜併用することができる。併用し得る樹脂としては、未
変性のレゾール樹脂、アルキルフェノールのレゾール樹
脂などである。
【0022】
【作用】本発明のフェノール樹脂積層板は、打抜加工性
、耐水性、電気的特性、機械的特性が極めて優れており
、印刷配線板に好適に用いることができる。本発明によ
るフェノール樹脂積層板が、DCPD変性フェノール樹
脂あるいは乾性油変性フェノール樹脂を各単独で用いた
積層板に比べ、耐水性や打抜き加工性が極めて向上する
理由は充分には明らかではないが、レゾール型DCPD
変性フェノール樹脂と乾性油変性フェノール樹脂の間の
反応が、レゾール型DCPD変性フェノール樹脂同士の
反応及び、乾性油変性フェノール樹脂同士の反応に比べ
て極めて速やかに起こり、その結果として硬化度の高い
積層板が得られることによると考えられる。
、耐水性、電気的特性、機械的特性が極めて優れており
、印刷配線板に好適に用いることができる。本発明によ
るフェノール樹脂積層板が、DCPD変性フェノール樹
脂あるいは乾性油変性フェノール樹脂を各単独で用いた
積層板に比べ、耐水性や打抜き加工性が極めて向上する
理由は充分には明らかではないが、レゾール型DCPD
変性フェノール樹脂と乾性油変性フェノール樹脂の間の
反応が、レゾール型DCPD変性フェノール樹脂同士の
反応及び、乾性油変性フェノール樹脂同士の反応に比べ
て極めて速やかに起こり、その結果として硬化度の高い
積層板が得られることによると考えられる。
【0023】レゾール型DCPD変性フェノール樹脂と
乾性油変性フェノール樹脂の間の反応が速いのは次の理
由によると考えられる。乾性油変性フェノール樹脂同士
の反応では乾性油に対するフェノールの付加モル数が低
いため、硬化過程において乾性油の重合物を生成してし
まい、それが硬化を阻害する。また、DCPD変性フェ
ノール樹脂同士の反応では、フェノール核間が環状構造
をとっているために、硬化過程においてある程度分子量
が大きくなると剛直な分子構造となり、それ以上硬化反
応が進みにくくなる。
乾性油変性フェノール樹脂の間の反応が速いのは次の理
由によると考えられる。乾性油変性フェノール樹脂同士
の反応では乾性油に対するフェノールの付加モル数が低
いため、硬化過程において乾性油の重合物を生成してし
まい、それが硬化を阻害する。また、DCPD変性フェ
ノール樹脂同士の反応では、フェノール核間が環状構造
をとっているために、硬化過程においてある程度分子量
が大きくなると剛直な分子構造となり、それ以上硬化反
応が進みにくくなる。
【0024】一方、本発明のようにレゾール型DCPD
変性フェノール樹脂と乾性油変性フェノール樹脂が共存
すると、乾性油に対するフェノールのモル数が高くなる
ことにより乾性油の重合物の生成が抑えられ、更にレゾ
ール型DCPD変性フェノール樹脂と乾性油変性フェノ
ール樹脂との反応生成物は、フェノール核間に乾性油の
長鎖アルキル基が導入されることにより、DCPD変性
フェノール樹脂同士の反応生成物に比べてフレキシブル
な分子構造となり、更に次の硬化反応に進み易い。その
結果、硬化が早く硬化度の高い積層板が得られると考え
られる。
変性フェノール樹脂と乾性油変性フェノール樹脂が共存
すると、乾性油に対するフェノールのモル数が高くなる
ことにより乾性油の重合物の生成が抑えられ、更にレゾ
ール型DCPD変性フェノール樹脂と乾性油変性フェノ
ール樹脂との反応生成物は、フェノール核間に乾性油の
長鎖アルキル基が導入されることにより、DCPD変性
フェノール樹脂同士の反応生成物に比べてフレキシブル
な分子構造となり、更に次の硬化反応に進み易い。その
結果、硬化が早く硬化度の高い積層板が得られると考え
られる。
【0025】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を説明する。
【0026】(合成例1)温度計、還流冷却管、撹拌機
、滴下ロートを備えた51四つ口フラスコに3008部
のフェノールと30部のパラトルエンスルホン酸を仕込
み、140℃になるまで加熱し、1056部のDCPD
を温度140±5℃にて4時間かけて滴下する。滴下終
了後、同温度にて3時間反応させる。この反応終了後の
未反応フェノールは52.4%であった。冷却後、トリ
エチルアミン16.8部を加えて中和する。この時、反
応混合物/アセトン/水=1/2/4の重量比で混合し
た溶液のpHを測定したところ7.8(25℃)であっ
た。中和後、減圧下で内温が150℃になるまで加熱し
て未反応フェノールを除去する。この時反応混合物中の
未反応フェノールは5.3%であった。次いでトルエン
736部を加え60℃まで冷却した後、トリエチルアミ
ンを21.9部加え10分間撹拌混合する。この時、反
応混合物/アセトン/水=1/2/4の重量比で混合し
た溶液のpHを測定したところ9.8(25℃)であっ
た。次いで、87%パラホルムアルデヒド419.3部
を加え、反応により生成する縮合水を系外に除去しなが
ら徐々に昇温し95〜100℃にて5時間反応させた後
、トルエン1051部、及びメタノール731部を加え
て溶解させレゾール型DCPD変性フェノール樹脂(樹
脂1)を得た。
、滴下ロートを備えた51四つ口フラスコに3008部
のフェノールと30部のパラトルエンスルホン酸を仕込
み、140℃になるまで加熱し、1056部のDCPD
を温度140±5℃にて4時間かけて滴下する。滴下終
了後、同温度にて3時間反応させる。この反応終了後の
未反応フェノールは52.4%であった。冷却後、トリ
エチルアミン16.8部を加えて中和する。この時、反
応混合物/アセトン/水=1/2/4の重量比で混合し
た溶液のpHを測定したところ7.8(25℃)であっ
た。中和後、減圧下で内温が150℃になるまで加熱し
て未反応フェノールを除去する。この時反応混合物中の
未反応フェノールは5.3%であった。次いでトルエン
736部を加え60℃まで冷却した後、トリエチルアミ
ンを21.9部加え10分間撹拌混合する。この時、反
応混合物/アセトン/水=1/2/4の重量比で混合し
た溶液のpHを測定したところ9.8(25℃)であっ
た。次いで、87%パラホルムアルデヒド419.3部
を加え、反応により生成する縮合水を系外に除去しなが
ら徐々に昇温し95〜100℃にて5時間反応させた後
、トルエン1051部、及びメタノール731部を加え
て溶解させレゾール型DCPD変性フェノール樹脂(樹
脂1)を得た。
【0027】(合成例2)フェノール1200g、桐油
800g、パラトルエンスルホン酸5gの混合物を80
℃で3時間反応させた。次いでこれにトルエン800g
とトリエタノールアミン20gを添加して希釈、中和後
、パラホルムアルデヒド500g、25%アンモニア水
30gを添加し、90から100℃で4時間反応させ、
次いで減圧下、脱水、脱トルエンを行ない、トルエン1
000gとメタノール1000gを添加して希釈し、樹
脂分50重量%の桐油変性フェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂(樹脂2)を得た。
800g、パラトルエンスルホン酸5gの混合物を80
℃で3時間反応させた。次いでこれにトルエン800g
とトリエタノールアミン20gを添加して希釈、中和後
、パラホルムアルデヒド500g、25%アンモニア水
30gを添加し、90から100℃で4時間反応させ、
次いで減圧下、脱水、脱トルエンを行ない、トルエン1
000gとメタノール1000gを添加して希釈し、樹
脂分50重量%の桐油変性フェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂(樹脂2)を得た。
【0028】(合成例3)フェノール1000g、37
%ホルマリン9800g、トリエチルアミン20gを混
合して60℃で2時間反応させ、次いで減圧下で濃縮し
、これをメタノール/水=80/20の混合溶剤で希釈
して樹脂分50重量%の水溶性低分子フェノール・ホル
ムアルデヒド樹脂(樹脂3)を得た。
%ホルマリン9800g、トリエチルアミン20gを混
合して60℃で2時間反応させ、次いで減圧下で濃縮し
、これをメタノール/水=80/20の混合溶剤で希釈
して樹脂分50重量%の水溶性低分子フェノール・ホル
ムアルデヒド樹脂(樹脂3)を得た。
【0029】[実施例および比較例]合成例3で得られ
た樹脂3をクラフト紙に含浸して乾燥し、樹脂分10.
5%の処理基材を得た。次いでこの処理基材に表1の配
合で、それぞれ別々に調製した上塗りワニス(樹脂1及
び樹脂2)を含浸して乾燥し、全樹脂分56%のプリプ
レグを得た。これを8枚積層し、片側に35μmの銅箔
を重ね合わせ、160℃、80kg/cm2で60分間
加熱加圧し、厚さ1.6mmのフェノール樹脂積層板を
得た。表1に実施例および比較例で得た積層板の特性を
示す。
た樹脂3をクラフト紙に含浸して乾燥し、樹脂分10.
5%の処理基材を得た。次いでこの処理基材に表1の配
合で、それぞれ別々に調製した上塗りワニス(樹脂1及
び樹脂2)を含浸して乾燥し、全樹脂分56%のプリプ
レグを得た。これを8枚積層し、片側に35μmの銅箔
を重ね合わせ、160℃、80kg/cm2で60分間
加熱加圧し、厚さ1.6mmのフェノール樹脂積層板を
得た。表1に実施例および比較例で得た積層板の特性を
示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明の製造法によるフェノール樹脂積
層板は表1の結果から明らかのように硬化性に優れ、打
抜き加工性、耐水性、電気的特性、機械的特性が良好で
あり、印刷配線板に好適に用いることができる。
層板は表1の結果から明らかのように硬化性に優れ、打
抜き加工性、耐水性、電気的特性、機械的特性が良好で
あり、印刷配線板に好適に用いることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 レゾール型ジシクロペンタジエン変性
フェノール樹脂を、乾性油変性フェノール・ホルムアル
デヒド樹脂100重量部に対し、3から50重量部添加
した樹脂成分を積層板用基材に含浸乾燥し、積層成形す
ることを特徴とするフェノール樹脂積層板の製造方法。 - 【請求項2】 該レゾール型ジシクロペンタジエン変
性フェノール樹脂が、未反応フェノール類を20%以上
含まないフェノール・ジシクロペンタジエン重合物をレ
ゾール化させることにより合成したものである請求項1
記載のフェノール樹脂積層板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228128A JPH04355123A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | フェノール樹脂積層板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228128A JPH04355123A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | フェノール樹脂積層板の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04355123A true JPH04355123A (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=16871657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3228128A Pending JPH04355123A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | フェノール樹脂積層板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04355123A (ja) |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP3228128A patent/JPH04355123A/ja active Pending
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