JPH04359110A - 表面性状測定機 - Google Patents

表面性状測定機

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JPH04359110A
JPH04359110A JP16105191A JP16105191A JPH04359110A JP H04359110 A JPH04359110 A JP H04359110A JP 16105191 A JP16105191 A JP 16105191A JP 16105191 A JP16105191 A JP 16105191A JP H04359110 A JPH04359110 A JP H04359110A
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Akira Inagaki
章 稲垣
Satoru Mizuno
哲 水野
Minoru Katayama
実 片山
Hiroshi Kasai
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の表面性状を検出
して表示する表面性状測定機に関し、特に本測定の開始
点を予備測定曲線上で指示できるようにした表面性状測
定機に関する。
【0002】
【従来の技術】物体表面の性状は、変化の小さい順に、
粗さ、うねり、輪郭(形状)等と呼ばれる。表面性状測
定機は、このような物体表面の性状を、接触型又は非接
触型の検出器を用いて高精度に検出する。接触型の検出
器(触針)を用いる表面性状測定機には、フルストロー
ク0.5mmを数1000分の1の分解能で測定できる
タイプもある。このような高分解能の測定機は、倍率の
異なる複数の測定レンジを有し、測定対象とする範囲が
できるだけ大振幅で表示できるように、測定レンジを選
択可能にしている。
【0003】この様な測定機では、倍率を順次上げなが
ら予備的な測定を繰り返して、最適な測定レンジを選択
する必要がある。特に、測定物が傾いて載置されていた
りすると、高い倍率のレンジでは全体を画面内に収める
ことが難しく、このため、低いレンジにおいて測定物を
載置したレベリングテーブルによる傾き補正や、零調整
機能による零調整を繰り返し、画面内への表示を適正化
する必要が生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た予備測定を何回も繰り返すと測定物表面を損傷する原
因になる。しかも、仮に好ましい倍率や零調整値が選択
されたとしても、画面上に表示されている予備測定曲線
上の希望とする1点から本測定を開始することは難しい
。これは、従来の技術では、画面上の1点を測定物上で
目視確認し、その位置に検出器を移動させるという方法
しかないからである。ところが、測定物上の微小な領域
に対しこの様な検出器移動を手動操作で厳密に行うこと
は、熟練者といえども困難を伴う。この点を改善するた
めに顕微鏡等を併用すれば、検出器(測定子)の先端位
置をある程度正確に確認する事はできるが、この様にす
ると顕微鏡等の付加装置により全体が大型化し、高価に
なる。
【0005】本発明は、画面に表示されている予備測定
曲線上で希望とする点をカーソル等で指示すると、実際
の本測定をその点から自動的に開始できるようにするこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、測定物の表面性状を検出する手段と、この
検出手段を測定送り方向に移動させる手段と、前記検出
手段の出力を順次処理する手段と、この処理手段の処理
結果を二次元的に画面表示する表示手段と、前記画面上
の1点を指示する手段と、この指示手段により指示され
た点の位置情報を前記移動手段に与えて次の測定開始点
とする手段とを備えてなることを特徴としている。
【0007】
【作用】画面上に表示された前回の測定結果(予備測定
曲線)を参照し、その画面上で希望とする1点をカーソ
ル等で指示する事は容易である。本発明では、この操作
だけで次の測定(本測定)の開始点を自動的に定めるこ
とができる。即ち、操作者による目視の位置確認が全く
不要であるため、非熟練者でも容易に測定を行うことが
でき、しかも顕微鏡等の補助機器も要しない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1および図2は、本発明の一実施例を示すCP
U内蔵型表面粗さ測定機の分割されたブロック図である
。図1は主としてCPUとその入出力回路を示す部分ブ
ロック図である。これに対し、図2は表面性状測定機特
有の構成を示す部分ブロック図である。これらの図を結
ぶ共通バス10はアドレスバス、データバス、クロック
ライン等を含んでいる。
【0009】図1において、11は制御中枢となるCP
U(中央処理装置)である。このCPU11は定期的な
処理と非定期的な処理を行うが、リアルタイムクロック
発生器11aは出力クロックで一定時間(例えば5ms
)毎に割り込みをかけ、定期的な処理を繰り返し実行さ
せる。このCPU11は共通バス10を介してメモリ1
2を使用する。このメモリ12にはRAM(ランダムア
クセスメモリ)とROM(リードオンリメモリ)とが含
まれる。このうち、ROMには主としてCPU11の動
作プログラムや各種処理用の定数テーブルが格納されて
いる。これに対し、RAMは各種測定条件や収集データ
等の格納に使用され、必要に応じて電源オフ後にもデー
タが消滅しないようにバッテリ等でバックアップされる
。
【0010】このCPU11の周辺にはプリンタ13や
CRTディスプレイ14等の出力機器、およびキーボー
ド15、マウス16、スイッチ17等の入力機器が接続
される。プリンタ13は各種の測定条件や収集データ等
を文字やグラフ等で印字出力するためのもので、このイ
ンターフェースには例えばセントロニクスタイプの出力
回路12aが使用される。CRTディスプレイ14はビ
デオメモリ14bに格納された測定条件や測定データ等
をCRT画面に表示する。ビデオ制御回路14aはディ
スプレイ14の水平掃引および垂直掃引の同期制御、お
よびビデオメモリ14bのリード、ライト制御を行う。 ビデオメモリ14bには、例えばカラーグラフィックデ
ィスプレイの使用時には、ディスプレイ14に表示され
る各画素の色情報が格納される。図3はディスプレイ画
面の一例を示したものである。この例では1つの画面を
複数に分割し、大面積のA部には表面粗さを示す拡大記
録図形を表示している。この拡大記録図形表示部Aの縦
軸は凹凸の度合い(振幅)、横軸は距離(後述の検出器
送り位置)である。この他に触針ポジション表示部Bや
アイコン表示部C等もある。
【0011】キーボード15はアルファベットキー、数
字キー等を有し、各キーのオン情報をエンコード回路1
5bでコード化してCPU11へ入力する。15aはこ
のとき使用されるキー入力回路である。マウス16は2
軸のエンコーダとスイッチを内蔵し、エンコーダ出力は
計数器16bで計数される。この計数器16bの計数値
はマウス入力回路16aを介してCPU11へ入力され
る。このとき、マウス16のスイッチ信号もマウス入力
回路16aを介してCPU11へ入力する。スイッチ1
7は各種の押ボタンスイッチ、選択スイッチ、リミット
スイッチ等からなり、各スイッチの信号はスイッチ入力
回路17aを介してCPU11へ入力する。後述する例
で必要な信号には、検出器の上昇、下降、左行、右行等
の指示を与える手動操作信号や、測定スタート等の自動
操作信号、更には機構部分の動作ストロークオーバ信号
等がある。
【0012】一方、図2の構成には粗さ検出器21、記
録計22、検出器送り位置スケール23、検出器送りユ
ニット24、コラム25、傾斜補正用載物台26が含ま
れる。粗さ検出器21は、例えば機械的な触針を測定物
表面に接触させ、必要に応じて前記触針を移動させなが
ら測定物表面の凹凸を検出する。この検出器21の出力
はレベルが低く雑音の影響を受け易いので、これをノイ
ズ除去用のブリッジ21aに入力し、さらにその出力(
正弦波信号)を同期整流器21bに入力する。このブリ
ッジ21aと同期整流器21bは共に発振器21cから
の正弦波信号を入力されているので、この部分で同期整
流することにより触針の上下変位に応じた直流電圧だけ
が出力される。同期整流器21bの出力は測定レンジ(
倍率)決定用の増幅器21dで増幅された後、A/D変
換器21eでディジタル信号に変換され、検出器信号入
力回路21fを通してCPU11に取り込まれる。
【0013】以上の基本的な構成に対し、加算器27a
で零点調整用のオフセット電圧(零調整値)が加算され
る。このオフセット電圧は、触針の変位量とは独立して
零点を決定できるようにするもので、CPU11から出
力される。但し、CPU11の出力はディジタル量であ
るので、これをオフセット出力回路27cを介してD/
A変換器27bに入力し、ここでアナログ電圧に変換し
てから使用する。一方、増幅器21dの増幅度を切換え
るレンジ切替信号はCPU11から出力され、レンジ切
替出力回路28aを介して増幅器21dに与えられる。 このレンジ切替信号の値を変えると増幅器21dの増幅
度を変化させることができるので、これにより測定デー
タに適した拡大倍率で表示或いは印字等を行うことがで
きる。
【0014】記録計22は主として触針変位を波形とし
て記録するものであるため、CPU11は触針変位値に
対し予め決められている定数値を乗算し、その結果を記
録計用出力回路22aを介して出力する。この出力回路
22aの出力はディジタル値であるので、これをD/A
変換器22bでアナログ値に変換して記録計22へ入力
する。
【0015】上述した粗さ検出器21と記録計22に関
係する部分は表面性状測定器の検出および記録に関する
ものであり、後述する検出器送り位置スケール23から
傾斜補正用載物台26までは測定対象とする測定物と触
針の位置関係を適正化したり、検出器を摺動させたりす
る機構部分に関する。
【0016】検出器送り位置スケール23は、粗さ検出
器21(ここでは機械式の触針を想定する)を測定物の
表面と平行な方向に送った場合の平行方向位置、即ちデ
ィスプレイ14や記録計22における拡大記録図形の横
軸方向の位置を検出するためのスケールである。このス
ケール23がインクリメンタル型である場合、所定の移
動量毎に1パルス発生するという出力形態をとるので、
後段の計数器23bでこのパルスを計数してスタート位
置からの積算移動量(これを検出器の送り位置と呼ぶ)
を求める。CPU11はこの送り位置を表示や印字制御
上必要とするので、これを送り位置入力回路23aを介
してCPU11へ転送する。
【0017】尚、計数器23bが所定の送り位置毎に距
離信号を発生する機能を有していると、この距離信号で
CPU11に割り込みをかけることができる。この割り
込みは、検出器21の実際の位置に応じたものであるた
め、リアルタイムクロックによる時間割り込みとは別に
、表示或いは記録制御上便利な使い方ができる。
【0018】検出器送りユニット24は、図4に示すよ
うに検出器21を水平方向(矢印H方向)に移動させる
機構である。上述のスケール23はこの送りユニット2
4による検出器21の移動量を計測する。送りユニット
24はコラム機構25によって上下動可能であり、これ
により測定物(ワーク)30との垂直方向(矢印V方向
)の距離を任意に調整することができる。測定物30は
傾斜補正用載物台(オートレベリングテーブル)26上
に載置され、所定の範囲内で任意に水平度(角度θ)を
調整できる。31は載物台30や送りユニット24等を
安定した位置関係に保つ定盤である。
【0019】検出器送りユニット24の駆動源には例え
ば直流電動モータを使用する。この場合、CPU11は
送り速度の指令信号を出力して送りユニット24の送り
位置を制御する。この送り速度信号(ディジタル量)は
送り速度出力回路24aで取り込まれ、D/A変換器2
4bでアナログ量に変換される。そして、このアナログ
電圧を駆動信号に変換するためパルス幅変調器24cを
使用し、その出力を直流駆動モータの駆動増幅器24d
に入力する。
【0020】検出器送りユニット24を上下動作させる
コラム機構25の駆動源に例えばパルスモータを使用し
た場合、CPU11が出力する上下移動データを上下移
動出力回路25aで取り込み、これをパルス発生器25
bでパルス列に変換する。このパルスは単位移動量当た
り1パルスとなるように発生され、パルス計数器25c
で計数される。そして、この計数値を駆動増幅器25d
に入力することでコラム機構25の上下移動量を制御で
きる。
【0021】測定物30の水平度を調整する傾斜補正用
載物台26の駆動源にパルスモータを使用した場合は、
CPU11からの補正角度データを補正角度出力回路2
6aで取り込む。あとはコラム25の場合と同様にパル
ス発生器26b、パルス計数器26c、駆動増幅器26
dを用いてパルスモータを駆動し、測定物30を載置し
た載物台26の傾きを調整する。
【0022】以上のように構成された表面性状測定器に
おいて、本発明で必要な構成は主として図1および図2
で1点鎖線により囲まれた部分である。この構成により
処理された表示内容の特徴的な部分を示したものが図5
及び図6である。これらの図は、図3の拡大記録図形表
示部Aの異なる表示態様を拡大して示している。
【0023】図5は、表示部A内で横方向(検出器送り
方向)に移動可能な位置決めカーソルKを有し、このカ
ーソルKで拡大記録図形(この場合は予備測定によるも
の)の希望とする1点(検出器送り方向に)を指示する
と、図2の検出器送りユニット24がその点に検出器(
測定子)21を自動的に戻す例を示している。更に、こ
の例では本測定開始用のスタートスイッチSSを画面内
に設け、これを押すことによりカーソルKの指示する点
から本測定がスタートするようになっている。
【0024】カーソルKの移動は図1のマウス16で行
うことができる。この他に、位置決めカーソルKをダブ
ルクリックして座標値設定画面を出し、そこで座標値を
指定するとその座標へ直接カーソルKをジャンプさせる
という方法もある。いずれの場合でも、位置決めカーソ
ル座標値は拡大記録図形表示部Aの一部に設けられた座
標表示部D1に表示される。予備測定による拡大記録図
形は広範囲に表示されたものであるが、本測定による拡
大記録図形はカーソルKで指示された点以降が部分的に
表示される。この場合、一般的には予備測定を低レンジ
で行い、本測定は可能な限り高レンジで行う。本測定に
おいてどの程度のレンジを選択できるかは、予備測定の
拡大記録図形から判断できる。
【0025】図6は、図5と同様の方法で検出器送り方
向に移動できるカーソルKを用いるが、スタートスイッ
チSSを画面内に設けないようにしている。即ち、この
例では、図1のスイッチ17に含まれる通常の測定開始
スイッチを併用し、これで本測定を開始させる。本例の
カーソルKは本測定開始カーソルと呼ばれ、また座標表
示部D2にはカーソルKが指示する本測定開始座標値が
表示される。
【0026】尚、以上の説明では、カーソルKが指示し
た座標位置から本測定を開始する例を示したが、実際の
測定では与えらた測定条件により本測定区間に先行して
フィルタ処理用の前置データを収集する前置区間を必要
とする事がある。この様な場合は、カーソルKが指示し
た座標位置から本測定を開始してしまうのではなく、そ
れより前置区間の分だけ先行した位置から測定を開始す
るように、検出器を戻しておくのが実際的である。但し
、この場合もデータ処理上は前置データと本測定データ
を区別して扱う。
【0027】次に具体的な処理方法を説明する。尚、以
下の説明では、検出器送り方向をX軸方向、検出器の検
出方向(凹凸度合い)をZ軸方向とする。先ず、予備測
定を行って図7(a)のような予備測定データのファイ
ルF1を作成(収集)する。このファイルF1はZ軸座
標値をX軸方向に等間隔でNi個分収集したものである
。即ち、予備測定による拡大記録図形の元になるもので
ある。但し、このファイルF1の全データを使用すると
は限らないので、使用するデータ範囲の1番目のデータ
のX軸座標値を同図(b)のメモリM1に記憶し、また
使用するデータのX軸座標間隔を同図(c)のメモリM
2に記憶しておく。
【0028】Z軸座標値は、図2の検出器信号入力回路
21fから入力した値に、レンジ出力出力回路28aに
出力した選択レンジによって決まる定数を乗算した値を
用いる。このZ軸座標値は、図1のCPU11の書き込
み制御により、メモリ12内に設定されたファイルF1
へ入力する。また、X軸座標値は、送り位置入力回路2
3aから入力した値に、検出器送り位置スケール23に
よって決まる定数を乗算した値であり、これをメモリ1
2内に設定した専用のメモリM1に記憶する。更に、測
定データのX軸座標間隔は適当な値を予め決定し、これ
をメモリ12内に設定した専用のメモリM2に記憶する
。
【0029】図8は不連続な予備測定データを基に、図
5に示したような連続したアナログ波形の拡大記録図形
を作成してCRTディスプレイ14等へ表示する処理を
示す概略フローチャートである。ステップS11は表示
画面に適当な大きさのグラフ枠や必要な目盛等を描画す
る処理である。次のステップS12は図7のファイルF
1内のNi個の予備測定データから表示上必要なX軸座
標値を対応づけたNo個の表示データを作成する処理で
ある。この表示データは、図9に示すように、Z軸座標
値とX軸座標値を組み合わせたデータテーブルT1とし
て管理されるが、その詳細については後で説明する。最
後のステップS13は作成された表示データをCRTデ
ィスプレイ14上へ順次プロットして波形表示する処理
である。これらのステップS11〜S13は、一般には
測定終了毎に繰り返し行われる。
【0030】上述した予備測定の拡大記録図形を表示し
ている期間に、図5または図6のカーソルKの表示選択
が行われたら、そのカーソルKを同じ画面上に重ねて表
示する。このカーソルKは前述したようにマウス16に
よってX軸方向に移動させることが可能であるが、同様
のことをキーボード15上のキー又はスイッチ17等に
よっても行うことができる。このカーソルKを希望とす
る位置にセットしたら、図5の例ではスタートスイッチ
SSを、また図6の例では測定開始スイッチを押すこと
により本測定が開始される。
【0031】図10は本測定開始の位置決めから本測定
を行うまでの処理を示すフローチャートである。最初の
ステップS21はスタートスイッチ等により本測定開始
が指示されたか否かを判定する処理である。ここでN(
ノー)と判定されたときはステップS22で位置決めス
タートかを判定する。位置決めスタートスイッチは測定
スタートスイッチとは異なり、測定動作を伴わず、検出
器の位置決めのみを行なうスイッチである。ここでNと
判定されたらステップS21へ戻るが、Y(イエス)と
判定されたときはステップS23で図2の検出器21の
X軸位置決めを行う。位置決めは検出器送りユニット2
4で行うが、その目標座標はカーソルKが指示する座標
そのもの、又は測定条件を加味した座標である(詳細は
後述する)。
【0032】一方、ステップS21でYと判定されたと
きは、ステップS24で検出器のX軸位置決めを行う。 この処理はステップS23と同じ機構を用いる。そして
、このステップS24の位置決めを行った場合はステッ
プS25で測定動作を行う。これは本測定である。図8
のステップS12(予備測定データの表示データ作成)
は、図11の詳細フローチャートのように具体化される
。尚、このフローチャートでは次のような変数を使用す
る。 1)  Ni:予備測定データの個数(予めセットされ
ている) 2)  No:表示データテーブルのデータ組数(予め
セットされている) 3)  Np:生成処理を行っている予備測定データの
番号変数 4)  Nu:生成処理を行っている表示データテーブ
ルの組番号変数 5)  Dd:分配積算変数 6)  Dn:出力積算数変数 7)  Da:出力積算変数
【0033】先ず、ステップS31では上述した各種の
変数を初期化する。具体的には、Np=1,Nu=1,
Dd=0,Dn=0,Da=0とし、またX=(1番目
の予備測定データのX軸座標値)とする。次にステップ
S32でNiとNoの大小比較を行う。そして、Ni>
NoのときはステップS33を実行し、またNo=<N
iのときはステップS41へジャンプする。ステップS
33では次の数1の演算を行う。
【0034】
【数1】Dd=Dd+No Dn=Dn+1 Da=Da+データ(Np)
【0035】上記数1のデータ(Np)はNp番目の予
備測定データを示している。次にステップS34でDd
とNiの大小比較を行う。ここで、Dd>=Niのとき
はステップS35でNu番目の表示データテーブルをセ
ットする。即ち、図9の表示データテーブルT1のNu
番目のZ軸座標値としてDa/Dnの値を、また、X座
標値としてXの値をセットする。これに対し、ステップ
S34でDd<Niと判定されたときはステップS38
へジャンプして下記数2の演算を行う。
【0036】
【数2】X=X+dx Np=Np+1
【0037】上記の数2において、dxは予備測定デー
タの測定データX軸座標間隔を示している。ステップS
35を実行したらステップS36において下記数3の演
算を行う。
【0038】
【数3】Dd=Dd−Ni Dn=0 Da=0 Nu=Nu+1
【0039】次にステップS37でNuとNoの大小比
較を行う。ここでNu>Noと判定されたら処理を終了
するが、Nu=<Noと判定されたらステップS38へ
ジャンプして前述の処理を行う。ステップS41では、
図9の表示データテーブルT1のNu番目のZ軸座標値
としてNp番目の予備測定データを、また、X座標値と
してXの値をセットする。このステップS41はZ軸座
標値としてセットする値がステップS35とは異なる。 次のステップS42では下記の数4の演算を行う。
【0040】
【数4】Dd=Dd+Ni Nu=Nu+1
【0041】次にステップS43でNuとNoの大小比
較を行なう。ここでNu>Noと判定されたら処理を終
了するが、Nu=>Noと判定されたら、続くステップ
S44でDdとNoの大小比較を行い、Dd<Noのと
きはステップS41へ戻る。これに対し、Dd=>No
のときはステップS45において下記の数5の演算を行
い、ステップS41へ戻る。
【0042】
【数5】Dd=Dd−No Np=Np+1
【0043】尚、以上の説明において、Dd=0は変数
Ddへ0を代入し、またDd=Dd+Noは変数Ddへ
Noを加算することを示している。
【0044】次に、図8におけるステップS13の波形
表示方法の具体例を説明する。図12はこの説明図であ
る。この図に示すグラフ枠は、縦(Z軸)が(2h−1
)ドット、横(X軸)がwドットの矩形状である。表示
座標の原点O(0,0)をZ軸の中点に設定すると、X
方向にはwドット、Z方向には+側hドット、−側hド
ットの範囲で波形表示できる。図示の例では実線で拡大
記録図形を示してある。図9の表示データテーブルT1
のn組目(n=1,2,3,…,No)の座標値Znと
nから表示座標Xn,Ynを次の数6で求める。
【0045】
【数6】Xn=表示データテーブルの組番号nZn=(
Zn/Zmax)・h
【0046】上記のZmaxはグラフ上でのZ軸座標値
の最大値を示し、通常はグラフ描画時の拡大倍率によっ
て100μm最大、10μm最大のように、ある一定値
が決められる。尚、Znは小数点以下を四捨五入して整
数とする。このようにして、Xn,Znを求め、CRT
ディスプレイ14上のグラフの表示座標(Xn,Zn)
の点をプロットする。これをn=1からNoまで繰り返
すと、図12のような波形表示を実現できる。
【0047】一方、図10のステップS23(カーソル
Kによる検出器のX軸方向位置決め)は、図13の詳細
フローチャートのように行うことができる。即ち、最初
のステップS51でグラフ上のカーソルKの表示座標を
入力し、これを基に次のステップS52でカーソルKの
指示する位置のX軸座標値を算出する。これは、カーソ
ルKの横方向表示座標値cを基に表示データテーブルT
1のc番目のX軸座標値Xcを求めることで実現される
。次に、ステップS53で現在の検出器送り位置Xpを
入力し、続くステップS54でXpとXcの差を求める
。ここで両者が一致したと判定されたときはステップS
56で検出器の送りを停止する。これに対し、ステップ
S54で不一致と判定されたときは、ステップS55で
検出器送り動作を行う。この送り動作は、Xp>Xcな
ら正方向、Xp<Xcなら負方向というように、両者の
大小関係に応じて送り方向が逆になる。尚、送り速度は
予め決めておけば良い。ステップS56の送り停止は、
出力している送り速度を零とすることで実現できる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、物体
の表面性状を検出して表示する表面性状測定機において
、画面に表示されている予備測定曲線上で希望とする点
をカーソル等で指示すると、実際の本測定をその点から
自動的に開始することができる。このため、本測定まで
の段取り時間を短縮することができ、しかも接触型の検
出器を使用する場合に何回も予備測定を繰りかえすこと
による測定物表面の損傷を未然に防止することができる
。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の実施例を示す一部ブロック図であ
る。
【図2】  本発明の実施例を示す残部ブロック図であ
る。
【図3】  CRTディスプレイの画面構成を示す説明
図である。
【図4】  表面性状測定器の機構図である。
【図5】  本発明に係る拡大記録図形表示部の一例を
示す説明図である。
【図6】  本発明に係る拡大記録図形表示部の他の例
を示す説明図である。
【図7】  予備測定データの説明図である。
【図8】  予備測定データの表示処理を示す概略フロ
ーチャートである。
【図9】  予備測定データの表示データの説明図であ
る。
【図10】  検出器の自動位置決め処理の概略フロー
チャートである。
【図11】  表示データ作成処理の詳細フローチャー
トである。
【図12】  波形表示の説明図である。
【図13】  検出器の自動位置決め処理の詳細フロー
チャートである。
【符号の説明】
A…拡大記録図形表示部、K…本測定開始位置カーソル
、10…共通バス、11…CPU、12…メモリ、13
…プリンタ、14…CRTディスプレイ、15…キーボ
ード、16…マウス、17…スイッチ、21…粗さ検出
器、22…記録計、23…検出器送りスケール、24…
検出器送り位置ユニット、25…コラム機構、26…傾
斜補正用載物台、27c…オフセット出力回路、28a
…レンジ切替出力回路、30…測定物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  測定物の表面性状を検出する手段と、
    この検出手段を測定送り方向に移動させる手段と、前記
    検出手段の出力を順次処理する手段と、この処理手段の
    処理結果を二次元的に画面表示する表示手段と、前記画
    面上の1点を指示する手段と、この指示手段により指示
    された点の位置情報を前記移動手段に与えて次の測定開
    始点とする手段とを備えてなることを特徴とする表面性
    状測定機。
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