JPH04360839A - 細菌性魚病の予防及び治療剤 - Google Patents
細菌性魚病の予防及び治療剤Info
- Publication number
- JPH04360839A JPH04360839A JP3233679A JP23367991A JPH04360839A JP H04360839 A JPH04360839 A JP H04360839A JP 3233679 A JP3233679 A JP 3233679A JP 23367991 A JP23367991 A JP 23367991A JP H04360839 A JPH04360839 A JP H04360839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- preventive
- eucalyptus
- therapeutic agent
- water
- fish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、細菌が原因となる魚病
の予防及び治療剤に関する。
の予防及び治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、海産魚においては、ブリ,カンパ
チ,マダイ,クロダイ,ヒラメ等、また淡水魚において
は、ニジマス,アマゴ,ヤマメ,アユ,コイ,ウナギ,
フナ,テラピア等の養殖が広く行われており、年々その
生産量も増加の傾向にある。それに伴い魚病による被害
も増加し、業界にとって大きな問題となっている。魚病
には細菌及びウィルスによるものが多く、特に細菌性魚
病が大きな問題となっている。代表的な細菌性魚病には
連鎖球菌症,類結節症,ビブリオ病,セッソウ病,パラ
コロ病,エドワルドジェラ症等がある。
チ,マダイ,クロダイ,ヒラメ等、また淡水魚において
は、ニジマス,アマゴ,ヤマメ,アユ,コイ,ウナギ,
フナ,テラピア等の養殖が広く行われており、年々その
生産量も増加の傾向にある。それに伴い魚病による被害
も増加し、業界にとって大きな問題となっている。魚病
には細菌及びウィルスによるものが多く、特に細菌性魚
病が大きな問題となっている。代表的な細菌性魚病には
連鎖球菌症,類結節症,ビブリオ病,セッソウ病,パラ
コロ病,エドワルドジェラ症等がある。
【0003】従来、これら細菌性魚病の予防または治療
にはペニシリン系,テトラサイクリン系,マクロライド
系等の抗生物質や合成抗菌剤が使用されてきた。投与方
法としてこれら薬剤を飼料と共に投与するか、薬浴させ
るかの方法が取られてきた。しかし、近年薬剤に対する
耐性菌の出現や、また、魚への薬剤の残留性及び安全性
等が特に問題となり養殖魚に対して抗生物質等の投与を
行うことは望ましくないという気運が高まりつつある。 従って、抗生物質等に代わる安全で有効な細菌性魚病の
予防及び治療剤の開発が強く望まれている。
にはペニシリン系,テトラサイクリン系,マクロライド
系等の抗生物質や合成抗菌剤が使用されてきた。投与方
法としてこれら薬剤を飼料と共に投与するか、薬浴させ
るかの方法が取られてきた。しかし、近年薬剤に対する
耐性菌の出現や、また、魚への薬剤の残留性及び安全性
等が特に問題となり養殖魚に対して抗生物質等の投与を
行うことは望ましくないという気運が高まりつつある。 従って、抗生物質等に代わる安全で有効な細菌性魚病の
予防及び治療剤の開発が強く望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち本発明の目的は魚
病、具体的には養殖魚の細菌性魚病に対し、安全でかつ
有効な予防及び治療剤を提供することにある。
病、具体的には養殖魚の細菌性魚病に対し、安全でかつ
有効な予防及び治療剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を完成させた
。ユーカリ抽出物が抗細菌作用を有することはすでに公
知(江川ら、防菌防黴学会誌、Vol.7,No.6,
P255〜261,1979年;江川ら、同誌、Vol
.8,No.2,P7〜11,1989年;Nakay
amaら、Agric.Biol.Chem.,Vol
.54(1),P231〜232,1990年;山越ら
、日本農芸化学学会誌、VOL.64,No.3,19
90年)であるが、これらは一般細菌等についての抗菌
性の報告であり、本発明のユーカリ抽出物が魚病の原因
細菌に対して抗菌性を示すことは本発明者らにより初め
て見い出されたものである。
題を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を完成させた
。ユーカリ抽出物が抗細菌作用を有することはすでに公
知(江川ら、防菌防黴学会誌、Vol.7,No.6,
P255〜261,1979年;江川ら、同誌、Vol
.8,No.2,P7〜11,1989年;Nakay
amaら、Agric.Biol.Chem.,Vol
.54(1),P231〜232,1990年;山越ら
、日本農芸化学学会誌、VOL.64,No.3,19
90年)であるが、これらは一般細菌等についての抗菌
性の報告であり、本発明のユーカリ抽出物が魚病の原因
細菌に対して抗菌性を示すことは本発明者らにより初め
て見い出されたものである。
【0006】本発明における細菌性魚病とは、類結節病
(原因菌;Pasteurellapiscicida
)、ビブリオ病(原因菌;Vibrio属細菌)、アエ
ロモナス症(原因菌;Aeromonas hydr
ophila)、及びセッソウ病(原因菌;Aerom
onas salmonicida)、エドワルドジ
ェラ症(原因菌;Edwardsiella tar
da)を指す。本発明に用いるユーカリとは、フトモモ
科のユーカリ属植物の生、もしくは乾燥した葉,枝及び
樹皮を指す。
(原因菌;Pasteurellapiscicida
)、ビブリオ病(原因菌;Vibrio属細菌)、アエ
ロモナス症(原因菌;Aeromonas hydr
ophila)、及びセッソウ病(原因菌;Aerom
onas salmonicida)、エドワルドジ
ェラ症(原因菌;Edwardsiella tar
da)を指す。本発明に用いるユーカリとは、フトモモ
科のユーカリ属植物の生、もしくは乾燥した葉,枝及び
樹皮を指す。
【0007】現在、ユーカリの利用分野としては、ユー
カリの精油成分が蚊の忌避作用や植物に対する発芽・発
根・光合成阻害作用等を示すことが知られていることか
ら、防虫剤を初めとする農薬に利用することが考えられ
ている(西村ら、「未来の生物資源ユーカリ−そのバイ
オテクノロジーとバイオサイエンス」内田老鶴圃、19
89年)。さらに、食品への利用としては酸化防止剤と
して「ユーカリ葉抽出物」及び、香料として「ユーカリ
」が食品添加物に認定されていることから食品の分野へ
の実用化が期待されている(「化学的合成品以外の食品
添加物リスト」厚生省生活衛生局食品化学課、1989
年)。
カリの精油成分が蚊の忌避作用や植物に対する発芽・発
根・光合成阻害作用等を示すことが知られていることか
ら、防虫剤を初めとする農薬に利用することが考えられ
ている(西村ら、「未来の生物資源ユーカリ−そのバイ
オテクノロジーとバイオサイエンス」内田老鶴圃、19
89年)。さらに、食品への利用としては酸化防止剤と
して「ユーカリ葉抽出物」及び、香料として「ユーカリ
」が食品添加物に認定されていることから食品の分野へ
の実用化が期待されている(「化学的合成品以外の食品
添加物リスト」厚生省生活衛生局食品化学課、1989
年)。
【0008】またユーカリ抽出物とは、ユーカリの生も
しくは乾燥した葉,枝及び樹皮を水,有機溶剤または水
と有機溶剤との混合物を用いて各種温度にて抽出したも
の、更に、有効成分を各種有機溶剤により分画したもの
、またはクロマトグラフィー等により精製したものを指
す。
しくは乾燥した葉,枝及び樹皮を水,有機溶剤または水
と有機溶剤との混合物を用いて各種温度にて抽出したも
の、更に、有効成分を各種有機溶剤により分画したもの
、またはクロマトグラフィー等により精製したものを指
す。
【0009】抽出及び分画に用いる有機溶剤は、メタノ
ール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール,
ブタノール,アセトン,酢酸エチル,クロロホルム,石
油エーテル,ヘキサン,ベンゼン等があげられる。
ール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール,
ブタノール,アセトン,酢酸エチル,クロロホルム,石
油エーテル,ヘキサン,ベンゼン等があげられる。
【0010】本発明の細菌性魚病の予防及び治療剤は、
ユーカリ抽出物をそのまま、または適当な溶媒に溶解ま
たは分散させたもの、あるいは適当な固体担体と混合す
るか、または吸着させたもので油剤,乳剤,粉剤,ゲル
状剤,カプセル剤等の任意の剤形で使用することができ
る。また、薬理上許容される乳化剤,分散剤,展着剤,
浸透剤,ゲル化剤等を添加使用できる。
ユーカリ抽出物をそのまま、または適当な溶媒に溶解ま
たは分散させたもの、あるいは適当な固体担体と混合す
るか、または吸着させたもので油剤,乳剤,粉剤,ゲル
状剤,カプセル剤等の任意の剤形で使用することができ
る。また、薬理上許容される乳化剤,分散剤,展着剤,
浸透剤,ゲル化剤等を添加使用できる。
【0011】溶媒としては、例えば水,アルコール類,
油脂類(例えば魚油,植物性油等)などが適当であり、
これらの少なくとも1種または2種以上の混合物が使用
できる。
油脂類(例えば魚油,植物性油等)などが適当であり、
これらの少なくとも1種または2種以上の混合物が使用
できる。
【0012】固体担体としては、魚粉,鶏卵粉末,貝殻
粉末,卵殻粉末,大豆粉,小麦粉,澱粉,酸化カルシウ
ム,酸化ケイ素,酸化マグネシウム,酸化アルミナ,海
藻粉末,セルロース,カルボキシメチルセルロース,繊
維,プラスチック,木材等も用いられ、これらの少なく
とも1種または2種以上の混合物が使用できる。
粉末,卵殻粉末,大豆粉,小麦粉,澱粉,酸化カルシウ
ム,酸化ケイ素,酸化マグネシウム,酸化アルミナ,海
藻粉末,セルロース,カルボキシメチルセルロース,繊
維,プラスチック,木材等も用いられ、これらの少なく
とも1種または2種以上の混合物が使用できる。
【0013】また乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エ
ステル,ショ糖脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エス
テル,プロピレングリコール脂肪酸エステル,及び大豆
リン脂質等の食品用乳化剤が使用できる。
ステル,ショ糖脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エス
テル,プロピレングリコール脂肪酸エステル,及び大豆
リン脂質等の食品用乳化剤が使用できる。
【0014】ゲル化剤としては、寒天,アルギン酸,ゼ
ラチン,ポリビニールアルコール,ジベンジリデンソル
ビトール,N−アシルアミノ酸アミン塩等が使用できる
。また、本発明の予防及び治療剤に、他の予防及び治療
剤,摂餌誘引物質及び促進物質,香料,色素,更に魚飼
料に通常用いられているビタミン類,ミネラル類及び抗
酸化剤等を適宜配合することも可能である。
ラチン,ポリビニールアルコール,ジベンジリデンソル
ビトール,N−アシルアミノ酸アミン塩等が使用できる
。また、本発明の予防及び治療剤に、他の予防及び治療
剤,摂餌誘引物質及び促進物質,香料,色素,更に魚飼
料に通常用いられているビタミン類,ミネラル類及び抗
酸化剤等を適宜配合することも可能である。
【0015】本発明の予防及び治療剤は、飼料に直接混
入するか、薬浴用として飼育水に溶解するか、あるいは
生け簀に直接投入することができる。通常有効成分であ
るユーカリ抽出物の使用量は、予防剤として飼料等に混
入する場合、飼料重量当たり0.01〜20%、薬浴用
及び生け簀に直接投入する場合、飼育水中に100pp
m以上の濃度で存在させることが望ましい。また治療剤
として用いる場合の使用量は予防剤として用いる場合よ
り多くすることが望ましい。以下、本発明の実施例及び
試験例によりその詳細を説明するが、これにより本発明
を限定するものではない。
入するか、薬浴用として飼育水に溶解するか、あるいは
生け簀に直接投入することができる。通常有効成分であ
るユーカリ抽出物の使用量は、予防剤として飼料等に混
入する場合、飼料重量当たり0.01〜20%、薬浴用
及び生け簀に直接投入する場合、飼育水中に100pp
m以上の濃度で存在させることが望ましい。また治療剤
として用いる場合の使用量は予防剤として用いる場合よ
り多くすることが望ましい。以下、本発明の実施例及び
試験例によりその詳細を説明するが、これにより本発明
を限定するものではない。
【0016】
【作用】本発明に用いるユーカリ抽出物中の抗菌活性は
、ユーカリのメタノール抽出物のヘキサン可溶画分及び
水可溶画分に抗菌活性が認められることから、抗菌成分
はテルペン化合物を主成分とする精油成分,ポリフェノ
ール化合物,あるいは芳香族カルボン酸類が考えられる
。しかしながら、これら化合物が魚病細菌にどの様に作
用して抗菌性を発現しているかは不明である。
、ユーカリのメタノール抽出物のヘキサン可溶画分及び
水可溶画分に抗菌活性が認められることから、抗菌成分
はテルペン化合物を主成分とする精油成分,ポリフェノ
ール化合物,あるいは芳香族カルボン酸類が考えられる
。しかしながら、これら化合物が魚病細菌にどの様に作
用して抗菌性を発現しているかは不明である。
【0017】
実施例1
ユーカリの生葉1,020gにメタノール約4リットル
を加え、時々攪拌しながら室温で放置し、10日間抽出
した。これを3度繰り返した。抽出液をろ紙によりろ過
した後、濃縮乾固し、ユーカリ抽出物266.62gを
得た。ユーカリ抽出物100gを乳化剤2g(サンソフ
トQ−18B 0.3% サンソフト621 B
0.2% 太陽化学(株)製),キサンタンガム
0.5g及び水900gの混合溶液と共に乳化し、O/
W系の乳剤1,000gを得た。
を加え、時々攪拌しながら室温で放置し、10日間抽出
した。これを3度繰り返した。抽出液をろ紙によりろ過
した後、濃縮乾固し、ユーカリ抽出物266.62gを
得た。ユーカリ抽出物100gを乳化剤2g(サンソフ
トQ−18B 0.3% サンソフト621 B
0.2% 太陽化学(株)製),キサンタンガム
0.5g及び水900gの混合溶液と共に乳化し、O/
W系の乳剤1,000gを得た。
【0018】実施例2
実施例1で得たユーカリ抽出物を用いて生け簀投入用の
徐放性ゲル化剤を調製した。ポリビニルアルコール18
0g(ポバールUV ユニチカ(株)製)に30%塩
化カルシウム液720gを加え、120℃,30分間加
熱溶解し、ポリビニルアルコールハイドロゲル900g
を調製した。次に実施例1で得たユーカリ抽出物50g
及び乳化剤1g(サンソフトQ−182S 太陽化学
(株))を含む水の懸濁液100gをポリビニルアルコ
ールハイドロゲルに分散し混入後、円柱の型に流し込み
、5℃で一夜固化し、生けす投入用の徐放性ゲル状剤9
90gを得た。
徐放性ゲル化剤を調製した。ポリビニルアルコール18
0g(ポバールUV ユニチカ(株)製)に30%塩
化カルシウム液720gを加え、120℃,30分間加
熱溶解し、ポリビニルアルコールハイドロゲル900g
を調製した。次に実施例1で得たユーカリ抽出物50g
及び乳化剤1g(サンソフトQ−182S 太陽化学
(株))を含む水の懸濁液100gをポリビニルアルコ
ールハイドロゲルに分散し混入後、円柱の型に流し込み
、5℃で一夜固化し、生けす投入用の徐放性ゲル状剤9
90gを得た。
【0019】実施例3
ユーカリの生葉1,000gを砕断し、水15リットル
を加え、時々攪拌しながら加熱し沸騰後30分間煮沸し
た。冷却後、ろ紙によりろ過を行い、ろ液を凍結乾燥し
ユーカリ抽出物230gを得た。ユーカリ抽出物100
gを水100gに溶解したものを乳化剤(サンソフトQ
−818H 太陽化学(株)製)5gを含むイカ油8
00g中に乳化し、W/O系の油剤1,000gを得た
。
を加え、時々攪拌しながら加熱し沸騰後30分間煮沸し
た。冷却後、ろ紙によりろ過を行い、ろ液を凍結乾燥し
ユーカリ抽出物230gを得た。ユーカリ抽出物100
gを水100gに溶解したものを乳化剤(サンソフトQ
−818H 太陽化学(株)製)5gを含むイカ油8
00g中に乳化し、W/O系の油剤1,000gを得た
。
【0020】試験例1
各種魚病の原因細菌のユーカリ抽出物に対する感受性を
調べた。採取したユーカリの生葉,枝,樹皮を各々10
0gをミキサーにかけ、細かくした後、メタノールにて
抽出を行った。抽出後、ろ紙によりろ過を行い、液部の
み濃縮乾固し、それぞれ、メタノール抽出物として、生
葉26.14g,枝0.61g及び樹皮0.52gを得
た。これら抽出物の0.1%液を調製し、試験液とした
。試験液を直径8mmのペーパーディスクに50μlず
つしみ込ませ、乾燥後、各種魚病細菌を植菌した1.5
%NaCl加ブレインハート・インフュージョン寒天培
地上に置き、25℃,24時間培養した後、阻止円の直
径を測定した。試験した菌は、ビブリオ病のアユより分
離したVibrio anguillalum、ビブ
リオ病のヒラメより分離したVibrio sp.、
エドワルドジェラ症のヒラメより分離したEdward
siella tarda、アエロモナスのフナより
分離したAeromonas hydrophila
、セッソウ病のニジマスより分離したAeromona
s salmonisida、及び類結節症のブリよ
り分離したPasteurella piscici
daである。それらの試験結果を表1に示す。
調べた。採取したユーカリの生葉,枝,樹皮を各々10
0gをミキサーにかけ、細かくした後、メタノールにて
抽出を行った。抽出後、ろ紙によりろ過を行い、液部の
み濃縮乾固し、それぞれ、メタノール抽出物として、生
葉26.14g,枝0.61g及び樹皮0.52gを得
た。これら抽出物の0.1%液を調製し、試験液とした
。試験液を直径8mmのペーパーディスクに50μlず
つしみ込ませ、乾燥後、各種魚病細菌を植菌した1.5
%NaCl加ブレインハート・インフュージョン寒天培
地上に置き、25℃,24時間培養した後、阻止円の直
径を測定した。試験した菌は、ビブリオ病のアユより分
離したVibrio anguillalum、ビブ
リオ病のヒラメより分離したVibrio sp.、
エドワルドジェラ症のヒラメより分離したEdward
siella tarda、アエロモナスのフナより
分離したAeromonas hydrophila
、セッソウ病のニジマスより分離したAeromona
s salmonisida、及び類結節症のブリよ
り分離したPasteurella piscici
daである。それらの試験結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】試験例2
ユーカリの生葉100gを砕断し、ユーカリ葉に対し5
倍量の水を加えてミキサーで粗砕する。ろ紙によりろ過
した後、ろ液を凍結乾燥し、水抽出物10.1gを得た
(水抽出物)。更に別途砕断したユーカリの生葉100
gに水を加え、時々攪拌しながら30分間煮沸した。冷
却後、ろ紙によりろ過を行い、ろ液を凍結乾燥し、熱水
抽出物23.1gを得た(熱水抽出物)。更に別途砕断
したユーカリの生葉1,020gにメタノール4リット
ルを加え、室温にて10日間抽出した。抽出後、ろ紙に
よりろ過を行い、ろ液を濃縮乾固し、メタノール抽出物
266.62gを得た(メタノー抽出物)。得られたメ
タノール抽出物150.11gに水1リットルを加え、
分散溶解後、ヘキサン1リットルを加え、激しく攪拌後
一夜静置した。ヘキサン層を分離し、ヘキサンを留去後
乾燥し、ヘキサン可溶画分27.85gを得た(ヘキサ
ン可溶画分)。次に上述のヘキサン層を分離後の水層を
濃縮乾固し水可溶画分73.53gを得た。これらユー
カリ抽出物を試料とし、試験例1と同様の試験菌と条件
で抗菌性試験を行った。その結果を表2に示す。
倍量の水を加えてミキサーで粗砕する。ろ紙によりろ過
した後、ろ液を凍結乾燥し、水抽出物10.1gを得た
(水抽出物)。更に別途砕断したユーカリの生葉100
gに水を加え、時々攪拌しながら30分間煮沸した。冷
却後、ろ紙によりろ過を行い、ろ液を凍結乾燥し、熱水
抽出物23.1gを得た(熱水抽出物)。更に別途砕断
したユーカリの生葉1,020gにメタノール4リット
ルを加え、室温にて10日間抽出した。抽出後、ろ紙に
よりろ過を行い、ろ液を濃縮乾固し、メタノール抽出物
266.62gを得た(メタノー抽出物)。得られたメ
タノール抽出物150.11gに水1リットルを加え、
分散溶解後、ヘキサン1リットルを加え、激しく攪拌後
一夜静置した。ヘキサン層を分離し、ヘキサンを留去後
乾燥し、ヘキサン可溶画分27.85gを得た(ヘキサ
ン可溶画分)。次に上述のヘキサン層を分離後の水層を
濃縮乾固し水可溶画分73.53gを得た。これらユー
カリ抽出物を試料とし、試験例1と同様の試験菌と条件
で抗菌性試験を行った。その結果を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】試験例3
実施例3で得たユーカリ葉の熱水抽出物について各種魚
病細菌に対する最小生育阻止濃度(μg/ml)を寒天
希釈法により求めた。試験菌とその培養方法は、試験例
1と同様の試験菌と条件で行った。その結果を表3に示
す。
病細菌に対する最小生育阻止濃度(μg/ml)を寒天
希釈法により求めた。試験菌とその培養方法は、試験例
1と同様の試験菌と条件で行った。その結果を表3に示
す。
【0025】
【表3】
【0026】試験例4
実施例3で得た油剤を用いてブリの稚魚(モジャコ)の
類結節症に対する感染予防効果を調べた。0.5%ビタ
ミン剤とイカ油4.5%を含む冷凍イカナゴを基本試料
として用いた。試験試料はイカ油4.5%を加えない基
本試料に対し実施例3で得た油剤を5%添加したものを
調製して用いた。体重約20〜30gのモジャコ100
尾を50尾ずつ2群に分け、1群は実施例3で得た油剤
を含む試験試料で飼育し、他群は基本試料で飼育した。 飼育は200リットル容ポリエチレン水槽に120リッ
トルの海水を入れ、循環ろ過とエアレーションをしなが
ら、水温24〜27℃で行った。飼育30日後、それぞ
れの群に対し類結節症の原因細菌であるPasteur
ella pscicida菌を人為感染させ、感染
による両群の斃死率を14日間観察した。感染方法は1
.5%NaCl加ブレインハート・インフュージョン寒
天培地で25℃,24時間培養したPasteurel
la pscicida菌液を海水にて1×105個
/mlとなる様に希釈し、その希釈菌液20リットル中
にエアレーション下、24℃で、各群のモジャコを5分
間浸漬した。人為感染後、14日間の両群の斃死率は基
本試料群で83%、本発明の油剤を含む試験試料群で2
5%であった。
類結節症に対する感染予防効果を調べた。0.5%ビタ
ミン剤とイカ油4.5%を含む冷凍イカナゴを基本試料
として用いた。試験試料はイカ油4.5%を加えない基
本試料に対し実施例3で得た油剤を5%添加したものを
調製して用いた。体重約20〜30gのモジャコ100
尾を50尾ずつ2群に分け、1群は実施例3で得た油剤
を含む試験試料で飼育し、他群は基本試料で飼育した。 飼育は200リットル容ポリエチレン水槽に120リッ
トルの海水を入れ、循環ろ過とエアレーションをしなが
ら、水温24〜27℃で行った。飼育30日後、それぞ
れの群に対し類結節症の原因細菌であるPasteur
ella pscicida菌を人為感染させ、感染
による両群の斃死率を14日間観察した。感染方法は1
.5%NaCl加ブレインハート・インフュージョン寒
天培地で25℃,24時間培養したPasteurel
la pscicida菌液を海水にて1×105個
/mlとなる様に希釈し、その希釈菌液20リットル中
にエアレーション下、24℃で、各群のモジャコを5分
間浸漬した。人為感染後、14日間の両群の斃死率は基
本試料群で83%、本発明の油剤を含む試験試料群で2
5%であった。
【0027】試験例5
実施例1で得た乳剤を用いてヒラメのエドワルドジェラ
症に対する感染予防効果を調べた。0.5%のビタミン
剤を含む冷凍イカナゴを基本試料として用いた。試験試
料は基本試料に対し本発明品を5%添加したものを調製
し用いた。体重約120〜150gのヒラメ50尾を2
5尾ずつ2群に分け、1群は実施例1で得乳剤を含む試
験試料で飼育し、他群は基本試料で飼育した。飼育は2
00リットル容ポリエチレン水槽に120リットルの海
水を入れ、循環ろ過とエアレーションをしながら、水温
24℃で行った。飼育20日後、それぞれの群に対しエ
ドワルドジェラ症の原因細菌であるEdwardsie
llatarda菌を人為感染させ、感染による両群の
斃死率を20日間観察した。感染方法は1.5%NaC
l加ブレインハート・インフュージョン寒天培地で25
℃,48時間培養したEdwardsiella t
arda菌液から遠心分離により菌体を集め、生理食塩
水で2回洗浄後、生理食塩水で1.0×103個/ml
となる様に菌液を調整した。次にそれぞれの群のヒラメ
に菌液1mlを腹腔内注射し、人為感染を行った。人為
感染後20日間の両群の斃死率は基本試料群で72%、
実施例1で得た乳剤を含む試験試料群で16%であった
。
症に対する感染予防効果を調べた。0.5%のビタミン
剤を含む冷凍イカナゴを基本試料として用いた。試験試
料は基本試料に対し本発明品を5%添加したものを調製
し用いた。体重約120〜150gのヒラメ50尾を2
5尾ずつ2群に分け、1群は実施例1で得乳剤を含む試
験試料で飼育し、他群は基本試料で飼育した。飼育は2
00リットル容ポリエチレン水槽に120リットルの海
水を入れ、循環ろ過とエアレーションをしながら、水温
24℃で行った。飼育20日後、それぞれの群に対しエ
ドワルドジェラ症の原因細菌であるEdwardsie
llatarda菌を人為感染させ、感染による両群の
斃死率を20日間観察した。感染方法は1.5%NaC
l加ブレインハート・インフュージョン寒天培地で25
℃,48時間培養したEdwardsiella t
arda菌液から遠心分離により菌体を集め、生理食塩
水で2回洗浄後、生理食塩水で1.0×103個/ml
となる様に菌液を調整した。次にそれぞれの群のヒラメ
に菌液1mlを腹腔内注射し、人為感染を行った。人為
感染後20日間の両群の斃死率は基本試料群で72%、
実施例1で得た乳剤を含む試験試料群で16%であった
。
【0028】
【発明の効果】本発明に使用したユーカリ抽出物は各種
の魚病細菌に対して抗菌活性を示す。しかもユーカリは
成長も早く、資源的に豊富であるため供給され易い。ま
た有効成分が天然物由来であり、食品添加物として利用
されていることからも、その安全性は高いと考えられる
。従って、抗生物質等の抗菌剤の安全性,残留性が懸念
されている状況において本発明品を細菌性魚病の予防及
び治療剤として利用することは産業的に極めて有効であ
ると考えられる。
の魚病細菌に対して抗菌活性を示す。しかもユーカリは
成長も早く、資源的に豊富であるため供給され易い。ま
た有効成分が天然物由来であり、食品添加物として利用
されていることからも、その安全性は高いと考えられる
。従って、抗生物質等の抗菌剤の安全性,残留性が懸念
されている状況において本発明品を細菌性魚病の予防及
び治療剤として利用することは産業的に極めて有効であ
ると考えられる。
Claims (1)
- 【請求項1】ユーカリ抽出物を有効成分とする細菌性魚
病の予防及び治療剤 【0001】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3233679A JPH04360839A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 細菌性魚病の予防及び治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3233679A JPH04360839A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 細菌性魚病の予防及び治療剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04360839A true JPH04360839A (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=16958843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3233679A Pending JPH04360839A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 細菌性魚病の予防及び治療剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04360839A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5882647A (en) * | 1996-07-02 | 1999-03-16 | Aquarium Pharmaceuticals, Inc. | Aquatic animal treatment method and composition containing cajeput oil |
| JP2001069922A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-21 | Nippon Suisan Kaisha Ltd | 魚類寄生虫症に有効な天然生理活性物質、ならびに本物質を含有する魚類用飼料 |
| CN107744544A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-03-02 | 衡阳市日升娃娃鱼养殖基地 | 防治娃娃鱼赤皮病的中药组合物及其制备方法 |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP3233679A patent/JPH04360839A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5882647A (en) * | 1996-07-02 | 1999-03-16 | Aquarium Pharmaceuticals, Inc. | Aquatic animal treatment method and composition containing cajeput oil |
| JP2001069922A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-21 | Nippon Suisan Kaisha Ltd | 魚類寄生虫症に有効な天然生理活性物質、ならびに本物質を含有する魚類用飼料 |
| CN107744544A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-03-02 | 衡阳市日升娃娃鱼养殖基地 | 防治娃娃鱼赤皮病的中药组合物及其制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6140365A (en) | Preparation of microorganisms comprising omega-3-fatty acid for use as a prophylactic or therapeutic agent against parasitic diseases of animals | |
| JP6600626B2 (ja) | 植物抽出物及び関連組成物を得るための方法 | |
| EA015255B1 (ru) | Способ получения стабильного экстракта из грецких орехов, экстракт, полученный данным способом, и его применение | |
| JP2005151928A (ja) | 飼料用添加剤 | |
| JPWO2003028475A1 (ja) | 五環性トリテルペン類を含有する飼料及び肥料 | |
| KR20040013137A (ko) | 치료제 | |
| McCleskey et al. | Bactericidal properties of royal jelly of the honeybee | |
| JPH0475745B2 (ja) | ||
| DE3786304T2 (de) | Immunostimulierende Arzneimittel. | |
| KR100920713B1 (ko) | 설사 예방 또는 치료용 조성물 | |
| RU2021736C1 (ru) | Микрокапсулированная кормовая добавка | |
| JPH04360839A (ja) | 細菌性魚病の予防及び治療剤 | |
| Mulyani et al. | In vivo test of rhizophora mucronata mangrove extract from pangandaran coast towards Nile Tilapia Oreochromis niloticus infected by Vibrio harveyi | |
| JP2000281568A (ja) | 寄生虫症予防治療剤 | |
| JP3698745B2 (ja) | ミズカビ病防止組成物 | |
| JP3623994B2 (ja) | 甲殻類の感染症抑制飼料組成物 | |
| KR102534868B1 (ko) | 흰점박이꽃무지 코쿤 추출물을 유효성분으로 함유하는 항균 조성물 | |
| Khurshkainen et al. | Technology for obtaining of biopreparations and investigation of their effectiveness | |
| KR100608153B1 (ko) | 사육방법 및 사료 | |
| JP5742060B2 (ja) | ネギ属由来の成分を含む免疫賦活剤及び免疫賦活剤の製造方法 | |
| CA3088618C (en) | Compositions for preventing or treating fish parasitic infections, including extracts of sophora flavescens aiton or fractions thereof | |
| CN106937731A (zh) | 蜂王幼虫粉提取物及其制备方法和应用 | |
| JP2006304755A (ja) | ペット用食物 | |
| KR100620151B1 (ko) | 단백질분해효소 처리에 의한 아므르 불가사리 유래의 기능성 화장품용 조성물 | |
| JPH04103537A (ja) | 細菌性魚病の予防及び治療剤 |