JPH0475745B2 - - Google Patents
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- JPH0475745B2 JPH0475745B2 JP1030233A JP3023389A JPH0475745B2 JP H0475745 B2 JPH0475745 B2 JP H0475745B2 JP 1030233 A JP1030233 A JP 1030233A JP 3023389 A JP3023389 A JP 3023389A JP H0475745 B2 JPH0475745 B2 JP H0475745B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- fish
- feed
- essential oil
- essential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
- Y02A40/818—Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は魚類感染症の病原体の増殖を抑制し、
該病原体の感染力を低下あるいは消失せしめる効
果を持つ1種以上の植物性精油またはその精油成
分を配合してなる養殖魚用飼料に関する。 〔従来の技術〕 近年の漁業は、200海里問題及び乱獲による漁
業資源不足等により漁獲高が低下している。また
日本の漁業は養殖技術の進歩に伴い、獲る漁業か
ら育てる漁業へと急速に変化しており、現在では
ブリ、カンパチ、マダイ、クロダイ、ヒラメ等の
海産魚及びニジマス、アマゴ、ヤマメ、アユ、コ
イ、ウナギ、フナ、テイラピア等の淡水魚の養殖
が広く行われている。このような状況下、養殖魚
の感染症による被害も増加し、大きな問題となつ
てきた。 養殖魚の感染症は、細菌及びウイルスによるも
のが多い。具体的にはブリ類の連鎖球菌症、類結
節症、タイ類のビブリオ病、ニジマスのせつそう
病、ビブリオ病、IHN(伝染性造血器壊死病)、
IPN(伝染性膵臓壊死病)、アユのビブリオ病、ウ
ナギのパラコロ病、鰭赤病、鰓病、キンギヨの穴
あき病等である。これらの魚種は養殖規模も大き
く、一度感染症が発生するとその被害額は莫大な
ものとなる。 従来、これら魚類感染症による被害を防ぐため
感染症が発症もしくは微候が現れた際には、オキ
シテトラサイクリン、オキソリン酸、クロラムフ
エニコール、アミノベンジルペニシリン等の抗生
物質を飼料に添加するか、あるいは養殖魚を薬液
中で薬浴させる等の手段を講じてきた。 〔発明が解決しようとする課題〕 従来の抗生物質による魚類感染症の防止には多
くの問題点がある。各種抗生物質の多用により多
剤耐性菌が出現するようになり、抗生物質による
魚類感染症の治療が困難となつている。また養殖
魚への抗生物質の残留問題があり、さらに抗生物
質使用後は約半月から1ケ月間その養殖魚を市場
へ出荷できない。この期間中に発生する感染症に
対しては予防及び治療方法がないのが現状であ
る。 このような状況下、魚類感染症に対し抗生物質
に代わる安全性の高い新しい予防方法の開発が望
まれている。 本発明は上述の実状に鑑み、魚類感染症に対し
て予防効果が強く、安全性の極めて高い養殖魚用
飼料を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは安全性の点から抗生物質や化学合
成品より望ましいと考えられる天然資源の中で魚
類感染症の病原体の増殖を抑制する物質について
検討した。その結果、ヒノキ科の植物体の精油;
ヒバ油、ヒノキ油、シーダー油、レツドシーダー
油、ビヤクシン油、アスナロ油、イトスギ油、ク
ロベ油、及びクスノキ科の植物体の精油;月桂樹
油、及びフトモモ科の精油;百味胡椒油、及びシ
ソ科の植物体の精油;タイム油、ベルガモツト
油、ミント油、及びセリ科の植物体の精油;セロ
リー油、パセリ油、クミン油、及びニクズク科の
植物体の精油;ナツメグ油、メース油、及びコシ
ヨウ科の植物体の胡椒油、及びユリ科の植物体の
オニオン油、及びタデ科の植物体の精油;タデ
油、オゼイユ油、及びフウロウソウ科の植物体の
精油;ゼラニウム油、及びミカン科の植物体の精
油;山椒油、及びツバキ科の植物体の精油:茶油
等の植物性精油が魚類感染症の病原体に対し増殖
抑制効果を示すことを見い出した。また前述各種
の植物性精油の成分である、ヒノキチオール、β
−ドラブリン、ツヨプセン、チモール、カルバク
ロール、ペリルアルデヒド、メントール、ミリス
チン、タデオール、サンシヨオール等についても
調べた結果、植物性精油と同様に魚類感染症の病
原体に対し強い増殖抑制効果を示すこと、さらに
これら植物性精油またはその精油成分を配合して
なる養殖魚用飼料が魚類感染症に対して優れた予
防効果を示すことを見い出し本発明を完成した。 〔作用〕 本発明に用いられる植物性精油は、植物体から
水蒸気蒸留あるいは有機溶媒抽出等の方法により
得られる精油をを指し、樹木、枝葉、根、花及び
種子等その抽出部位及び製法については何ら限定
するものではない。 また本発明に用いられる精油成分は、前述の植
物性精油をさらに分子蒸留及びカラムクロマト等
の方法により分離精製した単一の精油成分を指
す。尚、その精製方法については何ら限定するも
のではない。 植物体より精油を得る際の有機溶媒抽出に使用
する有機溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類、メチルエー
テル、エチルエーテル等のエーテル類、クロロホ
ルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素
類、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素
類等が好適に使用される。尚、これら植物性精油
及びその精油成分は、古来より建築用材、食品用
材等の含有されており、食品添加物として植物
油、香辛料及び香料としても広く利用されている
ものであり、その安全性は高い。 以上のようにして得られた植物性精油またはそ
の精油成分の1種以上を養殖魚の成長に必要なビ
タミン類、ミネラル類、炭水化物、脂質、タンパ
ク質及び養殖魚の誘引物質等、一般に養殖魚用飼
料に用いられる原料と配合することにより本発明
の養殖魚用飼料が得られる。 本発明の養殖魚用飼料に配合される有効成分の
量は使用目的に応じ適宜選択できるが、一般には
植物性精油の場合、0.1〜20重量%の範囲、その
精油成分の場合、0.001〜5重量%の範囲が実用
性の面で好ましい。 〔実施例〕 次に実施例及び試験例をあげて、本発明を詳し
く説明する。尚、実施例に使用した植物性精油及
びその精油成分は、ヒノキアスナロから得られた
ヒバ油及びヒノキオチールである。 実施例 1 魚粉7.1Kg、馬鈴薯澱粉1.8Kg、その他(飼料用
酵母、小麦澱粉、ビタミン類、ミネラル類)0.6
Kg、魚肝油0.3Kg及びヒバ油0.2Kgを混合し、湿式
造粒後乾燥し、養殖魚用飼料9.8Kgを得た。 実施例 2 魚粉7.1Kg、馬鈴薯澱粉1.8Kg、その他(飼料用
酵母、小麦澱粉、ビタミン類、ミネラル類)0.6
Kg、魚肝油0.5Kg及びヒノキチオール粉末1.0gを
混合し、湿式造粒後乾燥し、養殖魚用飼料9.6Kg
を得た。 実施例 3 魚粉及びオキアミ粉末6.5Kg、小麦粉1.5Kg、そ
の他(全卵粉末、飼料用酵母、ビタミン類、ミネ
ラル類)1.0Kg、大豆油かす0.5Kg、動物性油脂0.2
Kg及び丁字油0.3Kgを混合し、湿式造粒後乾燥し、
養殖魚用飼料9.7Kgを得た。 試験例 1 各種植物性精油及びその精油成分が各種魚類感
染症の病原体増殖抑制効果を調べた。効果の測定
はペーパーデイスク法を用いた。魚類感染症(病
原体名)及びその培養条件を下記する。 ビブリオ病(ビブリオ アンギユイレイラム)、
食塩1.5%含有ブイヨン寒天培地、25℃、48時間、
パラコロ病(エドワルドジエラ タルダ)、食塩
1.5%含有ブレインハートインフユージヨン
(BHI)寒天培地、37℃、49時間、類結節症(パ
スツレラ ビシシダ)、食塩1.5%含有BHI寒天培
地、25℃、96時間、連鎖球菌症(ストレプトコツ
カス属細菌)、食塩1.5%含有BHI寒天培地、25
℃、48時間、セツソウ病(アエロモナス サルモ
ニシダ)、食塩1.5%含有BHI寒天培地、25℃、49
時間、穴あき病(アエロモナス ハイドロフイ
ラ)、食塩1.5%含有BHI寒天培地、25℃、48時
間。 まず各病原体を上述の液体培地で培養し、菌液
を得る。この菌液0.5mlをあらかじめオートクレ
ーブ(120℃、15分間)した寒天培地と無菌シヤ
ーレ内で混合し、プレートを作製する。直径88mm
のペーパーデイスクに植物性精油は1mg、精油成
分は200μgとなるように塗布し、このペーパー
デイスクを作製したプレート上に置く。各々の培
養条件で培養後、ペーパーデイスクの回りに生じ
た阻止円の直径(mm)から病原体に対する増殖抑
制効果を判定した。結果を表1に示す。
該病原体の感染力を低下あるいは消失せしめる効
果を持つ1種以上の植物性精油またはその精油成
分を配合してなる養殖魚用飼料に関する。 〔従来の技術〕 近年の漁業は、200海里問題及び乱獲による漁
業資源不足等により漁獲高が低下している。また
日本の漁業は養殖技術の進歩に伴い、獲る漁業か
ら育てる漁業へと急速に変化しており、現在では
ブリ、カンパチ、マダイ、クロダイ、ヒラメ等の
海産魚及びニジマス、アマゴ、ヤマメ、アユ、コ
イ、ウナギ、フナ、テイラピア等の淡水魚の養殖
が広く行われている。このような状況下、養殖魚
の感染症による被害も増加し、大きな問題となつ
てきた。 養殖魚の感染症は、細菌及びウイルスによるも
のが多い。具体的にはブリ類の連鎖球菌症、類結
節症、タイ類のビブリオ病、ニジマスのせつそう
病、ビブリオ病、IHN(伝染性造血器壊死病)、
IPN(伝染性膵臓壊死病)、アユのビブリオ病、ウ
ナギのパラコロ病、鰭赤病、鰓病、キンギヨの穴
あき病等である。これらの魚種は養殖規模も大き
く、一度感染症が発生するとその被害額は莫大な
ものとなる。 従来、これら魚類感染症による被害を防ぐため
感染症が発症もしくは微候が現れた際には、オキ
シテトラサイクリン、オキソリン酸、クロラムフ
エニコール、アミノベンジルペニシリン等の抗生
物質を飼料に添加するか、あるいは養殖魚を薬液
中で薬浴させる等の手段を講じてきた。 〔発明が解決しようとする課題〕 従来の抗生物質による魚類感染症の防止には多
くの問題点がある。各種抗生物質の多用により多
剤耐性菌が出現するようになり、抗生物質による
魚類感染症の治療が困難となつている。また養殖
魚への抗生物質の残留問題があり、さらに抗生物
質使用後は約半月から1ケ月間その養殖魚を市場
へ出荷できない。この期間中に発生する感染症に
対しては予防及び治療方法がないのが現状であ
る。 このような状況下、魚類感染症に対し抗生物質
に代わる安全性の高い新しい予防方法の開発が望
まれている。 本発明は上述の実状に鑑み、魚類感染症に対し
て予防効果が強く、安全性の極めて高い養殖魚用
飼料を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは安全性の点から抗生物質や化学合
成品より望ましいと考えられる天然資源の中で魚
類感染症の病原体の増殖を抑制する物質について
検討した。その結果、ヒノキ科の植物体の精油;
ヒバ油、ヒノキ油、シーダー油、レツドシーダー
油、ビヤクシン油、アスナロ油、イトスギ油、ク
ロベ油、及びクスノキ科の植物体の精油;月桂樹
油、及びフトモモ科の精油;百味胡椒油、及びシ
ソ科の植物体の精油;タイム油、ベルガモツト
油、ミント油、及びセリ科の植物体の精油;セロ
リー油、パセリ油、クミン油、及びニクズク科の
植物体の精油;ナツメグ油、メース油、及びコシ
ヨウ科の植物体の胡椒油、及びユリ科の植物体の
オニオン油、及びタデ科の植物体の精油;タデ
油、オゼイユ油、及びフウロウソウ科の植物体の
精油;ゼラニウム油、及びミカン科の植物体の精
油;山椒油、及びツバキ科の植物体の精油:茶油
等の植物性精油が魚類感染症の病原体に対し増殖
抑制効果を示すことを見い出した。また前述各種
の植物性精油の成分である、ヒノキチオール、β
−ドラブリン、ツヨプセン、チモール、カルバク
ロール、ペリルアルデヒド、メントール、ミリス
チン、タデオール、サンシヨオール等についても
調べた結果、植物性精油と同様に魚類感染症の病
原体に対し強い増殖抑制効果を示すこと、さらに
これら植物性精油またはその精油成分を配合して
なる養殖魚用飼料が魚類感染症に対して優れた予
防効果を示すことを見い出し本発明を完成した。 〔作用〕 本発明に用いられる植物性精油は、植物体から
水蒸気蒸留あるいは有機溶媒抽出等の方法により
得られる精油をを指し、樹木、枝葉、根、花及び
種子等その抽出部位及び製法については何ら限定
するものではない。 また本発明に用いられる精油成分は、前述の植
物性精油をさらに分子蒸留及びカラムクロマト等
の方法により分離精製した単一の精油成分を指
す。尚、その精製方法については何ら限定するも
のではない。 植物体より精油を得る際の有機溶媒抽出に使用
する有機溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類、メチルエー
テル、エチルエーテル等のエーテル類、クロロホ
ルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素
類、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素
類等が好適に使用される。尚、これら植物性精油
及びその精油成分は、古来より建築用材、食品用
材等の含有されており、食品添加物として植物
油、香辛料及び香料としても広く利用されている
ものであり、その安全性は高い。 以上のようにして得られた植物性精油またはそ
の精油成分の1種以上を養殖魚の成長に必要なビ
タミン類、ミネラル類、炭水化物、脂質、タンパ
ク質及び養殖魚の誘引物質等、一般に養殖魚用飼
料に用いられる原料と配合することにより本発明
の養殖魚用飼料が得られる。 本発明の養殖魚用飼料に配合される有効成分の
量は使用目的に応じ適宜選択できるが、一般には
植物性精油の場合、0.1〜20重量%の範囲、その
精油成分の場合、0.001〜5重量%の範囲が実用
性の面で好ましい。 〔実施例〕 次に実施例及び試験例をあげて、本発明を詳し
く説明する。尚、実施例に使用した植物性精油及
びその精油成分は、ヒノキアスナロから得られた
ヒバ油及びヒノキオチールである。 実施例 1 魚粉7.1Kg、馬鈴薯澱粉1.8Kg、その他(飼料用
酵母、小麦澱粉、ビタミン類、ミネラル類)0.6
Kg、魚肝油0.3Kg及びヒバ油0.2Kgを混合し、湿式
造粒後乾燥し、養殖魚用飼料9.8Kgを得た。 実施例 2 魚粉7.1Kg、馬鈴薯澱粉1.8Kg、その他(飼料用
酵母、小麦澱粉、ビタミン類、ミネラル類)0.6
Kg、魚肝油0.5Kg及びヒノキチオール粉末1.0gを
混合し、湿式造粒後乾燥し、養殖魚用飼料9.6Kg
を得た。 実施例 3 魚粉及びオキアミ粉末6.5Kg、小麦粉1.5Kg、そ
の他(全卵粉末、飼料用酵母、ビタミン類、ミネ
ラル類)1.0Kg、大豆油かす0.5Kg、動物性油脂0.2
Kg及び丁字油0.3Kgを混合し、湿式造粒後乾燥し、
養殖魚用飼料9.7Kgを得た。 試験例 1 各種植物性精油及びその精油成分が各種魚類感
染症の病原体増殖抑制効果を調べた。効果の測定
はペーパーデイスク法を用いた。魚類感染症(病
原体名)及びその培養条件を下記する。 ビブリオ病(ビブリオ アンギユイレイラム)、
食塩1.5%含有ブイヨン寒天培地、25℃、48時間、
パラコロ病(エドワルドジエラ タルダ)、食塩
1.5%含有ブレインハートインフユージヨン
(BHI)寒天培地、37℃、49時間、類結節症(パ
スツレラ ビシシダ)、食塩1.5%含有BHI寒天培
地、25℃、96時間、連鎖球菌症(ストレプトコツ
カス属細菌)、食塩1.5%含有BHI寒天培地、25
℃、48時間、セツソウ病(アエロモナス サルモ
ニシダ)、食塩1.5%含有BHI寒天培地、25℃、49
時間、穴あき病(アエロモナス ハイドロフイ
ラ)、食塩1.5%含有BHI寒天培地、25℃、48時
間。 まず各病原体を上述の液体培地で培養し、菌液
を得る。この菌液0.5mlをあらかじめオートクレ
ーブ(120℃、15分間)した寒天培地と無菌シヤ
ーレ内で混合し、プレートを作製する。直径88mm
のペーパーデイスクに植物性精油は1mg、精油成
分は200μgとなるように塗布し、このペーパー
デイスクを作製したプレート上に置く。各々の培
養条件で培養後、ペーパーデイスクの回りに生じ
た阻止円の直径(mm)から病原体に対する増殖抑
制効果を判定した。結果を表1に示す。
【表】
【表】
表中の−の記号は抑制効果のないことを示す。
以上の試験結果より、各種植物性精油及びその
精油成分は、各種魚類感染症の病原体に対して、
程度の差はあるが増殖抑制効果を持つことが示さ
れた。 試験例 2 魚類感染症の病原体であるエドワドジエラ・タ
ルダ菌に対する感受性の比較試験を精油成分と市
販抗生物質について行つた。試験は感受性デイス
クを用いた濃度拡散法により行つた。 試験例1と同様に調製した菌液を食塩1.5%含
有BHI寒天培地上に、菌数が103〜104個/cm2とな
るように塗布し、その培地上に市販の感受性デイ
スク(昭和薬品化工株式会社製)と精油成分を塗
布したペーパーデイスクを置き、37℃、48時間培
養後、デイスクの回りに生じた阻止円の直径から
抗生物質と精油成分との病原体に対する感受性の
強弱を判定した。試験に供した薬剤と精油及び含
有量は次の通りである。 抗生物質、 塩酸オキシテトラ サイクリン200μg 精油の成分、ヒノキチオール200μg 結果を表2に示す。
精油成分は、各種魚類感染症の病原体に対して、
程度の差はあるが増殖抑制効果を持つことが示さ
れた。 試験例 2 魚類感染症の病原体であるエドワドジエラ・タ
ルダ菌に対する感受性の比較試験を精油成分と市
販抗生物質について行つた。試験は感受性デイス
クを用いた濃度拡散法により行つた。 試験例1と同様に調製した菌液を食塩1.5%含
有BHI寒天培地上に、菌数が103〜104個/cm2とな
るように塗布し、その培地上に市販の感受性デイ
スク(昭和薬品化工株式会社製)と精油成分を塗
布したペーパーデイスクを置き、37℃、48時間培
養後、デイスクの回りに生じた阻止円の直径から
抗生物質と精油成分との病原体に対する感受性の
強弱を判定した。試験に供した薬剤と精油及び含
有量は次の通りである。 抗生物質、 塩酸オキシテトラ サイクリン200μg 精油の成分、ヒノキチオール200μg 結果を表2に示す。
【表】
以上の試験結果より、精油の成分は現在魚類感
染症の防止に使用されている抗生物質と同程度の
感受性、すなわち増殖抑制効果を持つことが示さ
れた。 試験例 3 実施例1及び2で得られた本発明の養殖魚用飼
料を用いてウナギのパラコロ病に対する感染予防
効果を調べた。対照飼料としてヒバ油又はヒノキ
チオールを含まない養殖魚用飼料を調製した。 体重約120〜140gのウナギの成魚24尾を6尾づ
つ4群に分け、1群及び2群を実施例1の養殖魚
用飼料で、3群を実施例2の養殖魚用飼料で、4
群を対照飼料でそれぞれ飼育した。飼育は100
容パンライト水槽(ポリカーボネート樹脂)に50
の地下水を入れ、過器を設置し、循環過を
行つた。 また水槽にはヒーターを設置し、水温を25〜27
℃にコントロールし、エアレーシヨンも行つた。
飼料の給餌は、飼料100gに対し水150gを加え混
合した練り餌をウナギ1尾当り2gづつ強制投与
し、6日間行つた。給餌後、各群に対しパラコロ
病菌を腹膣内接種による人為感染させ、感染によ
る各群の斃死数及び感染症状を観察した。 感染方法は、1.5%食塩を含むBHI培地で37℃、
24時間培養したエドワルドジエラ タルダ菌液を
遠心分離にて集菌し、適当量の生理食塩水にて懸
濁し、1×106個/mlとなるように希釈した。そ
の希釈菌液0.2mlをウナギに腹膣内注射し感染さ
せた。感染後、7日目の結果を表3に示す。
染症の防止に使用されている抗生物質と同程度の
感受性、すなわち増殖抑制効果を持つことが示さ
れた。 試験例 3 実施例1及び2で得られた本発明の養殖魚用飼
料を用いてウナギのパラコロ病に対する感染予防
効果を調べた。対照飼料としてヒバ油又はヒノキ
チオールを含まない養殖魚用飼料を調製した。 体重約120〜140gのウナギの成魚24尾を6尾づ
つ4群に分け、1群及び2群を実施例1の養殖魚
用飼料で、3群を実施例2の養殖魚用飼料で、4
群を対照飼料でそれぞれ飼育した。飼育は100
容パンライト水槽(ポリカーボネート樹脂)に50
の地下水を入れ、過器を設置し、循環過を
行つた。 また水槽にはヒーターを設置し、水温を25〜27
℃にコントロールし、エアレーシヨンも行つた。
飼料の給餌は、飼料100gに対し水150gを加え混
合した練り餌をウナギ1尾当り2gづつ強制投与
し、6日間行つた。給餌後、各群に対しパラコロ
病菌を腹膣内接種による人為感染させ、感染によ
る各群の斃死数及び感染症状を観察した。 感染方法は、1.5%食塩を含むBHI培地で37℃、
24時間培養したエドワルドジエラ タルダ菌液を
遠心分離にて集菌し、適当量の生理食塩水にて懸
濁し、1×106個/mlとなるように希釈した。そ
の希釈菌液0.2mlをウナギに腹膣内注射し感染さ
せた。感染後、7日目の結果を表3に示す。
以上の試験例から明らかなように、植物性精油
またはその精油成分は魚類感染症の病原体の増殖
を抑制すること、精油成分は、現在魚類感染症の
感染予防に使用されている抗生物質と同程度の効
果を有すること及びこれらの植物性精油またはそ
の精油成分を配合してなる本発明の養殖魚用飼料
は各種の魚類感染症に対し予防効果を有する。 また本発明の有効成分である植物性精油または
その精油成分は安全性が極めて高く、さらに本発
明の養殖魚用飼料の製造方法が、従来用いられて
きた養殖魚用飼料の原料に添加するだけでよく、
極めて簡単であることから本発明の養殖魚用飼料
を用いることは魚類感染症の安全な予防法として
極めて有用である。
またはその精油成分は魚類感染症の病原体の増殖
を抑制すること、精油成分は、現在魚類感染症の
感染予防に使用されている抗生物質と同程度の効
果を有すること及びこれらの植物性精油またはそ
の精油成分を配合してなる本発明の養殖魚用飼料
は各種の魚類感染症に対し予防効果を有する。 また本発明の有効成分である植物性精油または
その精油成分は安全性が極めて高く、さらに本発
明の養殖魚用飼料の製造方法が、従来用いられて
きた養殖魚用飼料の原料に添加するだけでよく、
極めて簡単であることから本発明の養殖魚用飼料
を用いることは魚類感染症の安全な予防法として
極めて有用である。
Claims (1)
- 1 ヒバ油、ヒノキ油、シーダー油、レツドシー
ダー油、ビヤクシン油、アスナロ油、イトスギ
油、クロベ油、月桂樹油、百味胡椒油、タイム
油、ベルガモツト油、ミント油、セロリー油、パ
セリ油、クミン油、ナツメグ油、メース油、胡椒
油、オニオン油、タデ油、オゼイユ油、ゼラニウ
ム油、山椒油、茶油よりなる植物性精油または、
ヒノキチオール、β−ドラブリン、ツヨプセン、
チモール、カルバクロール、ペリルアルデヒド、
メントール、ミリスチン、タデオール、サンシヨ
オールよりなる精油成分から選ばれた1種以上を
配合してなる養殖魚用飼料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1030233A JPH02207758A (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 養殖魚用飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1030233A JPH02207758A (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 養殖魚用飼料 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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-
1989
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