JPH04360842A - モノまたは/およびジアルキルナフタレンの製造方法 - Google Patents
モノまたは/およびジアルキルナフタレンの製造方法Info
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- JPH04360842A JPH04360842A JP3163537A JP16353791A JPH04360842A JP H04360842 A JPH04360842 A JP H04360842A JP 3163537 A JP3163537 A JP 3163537A JP 16353791 A JP16353791 A JP 16353791A JP H04360842 A JPH04360842 A JP H04360842A
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナフタレンまたは/お
よびモノアルキルナフタレンとアルキル化剤とを、触媒
としてのゼオライトと接触させて、モノまたは/および
ジアルキルナフタレンを製造する方法に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】 〈ゼオライト〉ゼオライトには、結晶性アルミノシリケ
ートの一種であるフォージャサイト型ゼオライト、結晶
性シリケートの一種であるZSM−5をはじめ、多種多
様のものがある。 【0003】〈フォージャサイト型ゼオライト〉結晶性
アルミノシリケートの一種であるフォージャサイト型ゼ
オライトは、三次元細孔構造を持ちかつ芳香族化合物分
子がちょうど取り抜けることのできる細孔を有すること
から、ナフタレン、モノアルキルナフタレン等の芳香族
炭化水素のアルキル化触媒として利用できることが知ら
れている。(たとえば、特開昭63−14739号公報
、特開昭63−230645号公報、特開平1−245
855号公報、特開平1−246230号公報参照)【
0004】特開昭63−14738号公報には、フォー
ジャサイト型ゼオライトとして脱アルミナ処理したもの
を用い、ナフタレンやモノアルキルナフタレンのアルキ
ル化を行うことが示されている。 【0005】フォージャサイト型ゼオライト(殊にY型
ゼオライト)を金属で修飾する方法についても、いくつ
かの検討が行われている。 【0006】たとえば、特開昭63−8344号公報に
は、HY型、脱アルミニウム処理HY型、アルカリ金属
Y型、アルカリ土類金属Y型、希土類金属Y型または8
族金属Y型のY型ゼオライトを用いて、モノアルキルナ
フタリンと低級アルコールとからジアルキルナフタリン
を製造する方法が示されている。この公報の2頁下段左
欄の説明によれば、HY型または脱アルミニウム処理H
Y型はY型ゼオライトを酸処理することにより調製され
、アルカリ土類金属Y型、希土類金属Y型または8族金
属Y型は、これらの金属のイオンとイオン交換するか含
浸することにより調製されるとしてあり、その実施例3
では希土類金属交換Y型ゼオライト、実施例4ではHY
型ゼオライトに硝酸ニッケルを真空含浸したのち、乾燥
、焼成したゼオライト、比較例4〜5では希土類金属交
換X型ゼオライトをそれぞれ使用している。 【0007】シンポジウム「触媒研究、産学の接点を探
る」予稿集の18〜19頁には、フォージャサイト型ゼ
オライトに属するY型ゼオライトのNa をLa 、C
e 、Nd等の希土類金属あるいはアルカリ土類金属で
イオン交換することによって細孔径を調節したものを、
ナフタレンのアルキル化反応に利用することが示されて
いる。 【0008】また、「CHEMISTRY LETTE
RS, 1986 」の1213頁には、(a)HY型
ゼオライトを硝酸鉄(III) 水溶液で処理すること
により脱アルミニウムを行いながらFe を担持させた
鉄ゼオライト、(b)硝酸鉄(II)水溶液で処理する
ことによりイオン交換サイトに鉄を担持させた鉄イオン
交換ゼオライト、(c)水酸化鉄をゼオライト上に沈着
させた沈着鉄ゼオライトをそれぞれ用いて、トルエンの
不均化反応における触媒活性を検討した結果が示されて
おり、特に硫化水素および水素混合ガス気流中において
、(a) の鉄ゼオライトのトルエンに対する不均化活
性が飛躍的に向上することが述べられている。 【0009】上述のフォージャサイト型ゼオライトに属
するX型ゼオライトは、典型的には Na2O/Al2O3/2.5SiO2/6H2Oの組
成を有し(Si/Al 原子比は1.25)、その合成
時のSiO2/Al2O3モル比は3〜5、結晶化反応
温度は100℃前後である。 【0010】また、同じくフォージャサイト型ゼオライ
トに属するY型ゼオライトは、典型的にはNa2O/A
l2O3/4.8SiO2/8H2Oの組成を有し(S
i/Al 原子比は 2.4)、その合成時のSiO2
/Al2O3モル比は8〜20、結晶化反応温度は10
0℃前後である。 【0011】特開昭61−21911号公報の従来法の
説明の個所にも、一般にフォージャサイト型ゼオライト
は酸化物モル組成で、 (0.9±0.2)M2O/Al2O3/xSiO2/
wH2O(Mはここではアルカリ金属陽イオン、xは
2.5〜6、wは6〜9)で表わされることが示されて
いる。 【0012】なおこの特開昭61−21911号公報の
発明は、シリカ源、アルミナ源およびアルカリ源よりな
る原料混合物を加熱・結晶化してフォージャサイト型ゼ
オライトを製造するに際し、予めケイ酸アルカリ水溶液
、アルミン酸アルカリ水溶液および水酸化アルカリ水溶
液を混合し熟成して得られる透明な液相物質を、該原料
混合物中に存在させるようにしたものである。 【0013】〈ZSM−5〉一方、結晶性シリケートの
一種であるZSM−5は、典型的には (0−20)M2O/(0−20)Al2O3/100
SiO2の組成を有し(Si/Al 原子比は15以上
)、その合成時のSiO2/Al2O3モル比はたとえ
ば180、結晶化反応温度は150℃前後である。 【0014】特開昭57−196719号公報には、シ
リカ源、遷移金属および/またはアルミナ源、アルカリ
源、水およびジグリコールアミンを含有する反応混合物
をつくり、この混合物を結晶性シリケートが生成するに
至る時間および温度で加熱することからなる結晶性シリ
ケートの製造方法について開示があり、遷移金属につい
てはFe 、Ni 、Co 、Rh 、Ru 、Pd
、La 、Ce 、Ti 、V、Cr 、Nb 、Ta
が用いられるとしている。ジグリコールアミンの使用
は、遷移金属の種類に関係なく結晶度を高くし、触媒活
性を向上させるためである。なお実施例1には、水ガラ
スよりなるA液に、水と塩酸の混合物中に塩化第二鉄と
硫酸アルミニウムを溶解したB液を添加し、さらにジグ
リコールアミンを添加して反応混合物を作り、この混合
物を撹拌下に反応させて、有機化合物および結晶水を除
いた組成が0.6Na2O/0.45Fe2O3/0.
55Al2O3/77SiO2である結晶性シリケート
を製造した例が示されている。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】上にも述べたように、
フォージャサイト型ゼオライトはナフタレン、モノアル
キルナフタレン等の芳香族炭化水素のアルキル化触媒と
して知られているが、結晶内にラージゲージを有してい
るため目的物の選択性は余り高くはない上、そのゲージ
内でコークの析出あるいは分子径の大きな分子の吸着が
起こり、反応活性の劣化を起こしやすい。 【0016】Y型ゼオライトを事後的に金属で修飾する
方法は、上述のラージゲージを縮小して選択性を向上さ
せようとするものであるが、上述の特開昭63−834
4号公報やシンポジウム「触媒研究、産学の接点を探る
」予稿集に記載の方法、つまアルカリ土類金属または希
土類金属を用いてY型またはX型ゼオライトをイオン交
換したり、HY型ゼオライトに硝酸ニッケルを真空含浸
する方法は、選択率の向上に限度があり、工業化にはな
お改良を行う余地がある。加えてアルカリ土類金属でイ
オン交換するときには、イオン交換により導入した金属
が触媒の再生時にBa CO3 等に変換するため、再
使用が不可能になるという問題点がある。 【0017】また、「CHEMISTRY LETTE
RS, 1986 」に記載の(a), (b), (
c) の方法は、分子量の小さいトルエンの不均化反応
にかかるものであることから他の有機化合物に対してど
のような作用を有するかが判断できない上、硫化水素/
水素混合ガス中ではトルエンの不均化反応の転化率が大
きいものの水素気流下での転化率が小さいことから、水
素ガス気流下あるいは水素を用いないときに他の有機化
合物に対して好ましい転化率、選択率を示すかどうかは
わからない。 【0018】特開昭57−196719号公報には、予
め反応混合物中に遷移金属を配合して反応させる方法が
示されているが、これは結晶性「シリケート」であるZ
SM−5に関するものであり、結晶性「アルミノシリケ
ート」であるフォージャサイト型ゼオライトを得ること
を目的とする本発明とは直接の関係がない。また結晶性
シリケートを用いたときは、たとえ遷移金属を導入して
も、ナフタレン、モノアルキルナフタレン等の芳香族炭
化水素のアルキル化反応における選択性が小さい。 【0019】本発明は、このような背景下において、特
定の金属含有フォージャサイト型ゼオライトを用いるこ
とにより、ナフタレンまたは/およびモノアルキルナフ
タレンとアルキル化剤とから工業的に有利にモノまたは
/およびジアルキルナフタレンを製造する方法を提供す
ることを目的とするものである。 【0020】 【課題を解決するための手段】本発明のモノまたは/お
よびジアルキルナフタレンの製造方法は、ナフタレンま
たは/およびモノアルキルナフタレンとアルキル化剤と
を触媒としてのゼオライトと接触させてモノまたは/お
よびジアルキルナフタレンを製造するにあたり、上記ゼ
オライトとして、鉄族またはチタン族の金属(A) お
よび白金族金属(B)の双方を含有する金属含有フォー
ジャサイト型ゼオライトを用いることを特徴とするもの
である。 【0021】以下本発明を詳細に説明する。 【0022】原料 本発明においては、出発原料としてナフタレンまたは/
およびモノアルキルナフタレンを用いる。このうちモノ
アルキルナフタレンとしては、メチルナフタレン、エチ
ルナフタレン、プロピルナフタレン、ブチルナフタレン
などの炭素数1〜4の直鎖または分岐アルキル基を有す
る低級モノアルキルナフタレンがあげられ、特にモノメ
チルナフタレンが重要である。 【0023】アルキル化剤としては、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノールなどの炭素数1〜4
の低級アルコール、エチレン、プロピレン、ブチレンな
どの炭素数1〜4の低級オレフィンが用いられ、両者を
比較すると低級アルコールの方が実際的である。 【0024】触媒 そして本発明においては、ナフタレンまたは/およびモ
ノアルキルナフタレンとアルキル化剤とを反応させる触
媒として、鉄族またはチタン族の金属(A) および白
金族金属(B) の双方を含有する金属含有フォージャ
サイト型ゼオライトを用いる。鉄族金属の例はFe 、
Co 、Ni、チタン族金属の例はZr 、白金族金属
の例はPt 、Pd 、Ru 、Rh である。これら
の中では、鉄族またはチタン族の金属(A) がFe、
白金族金属(B) がPt である場合が特に重要であ
る。 【0025】鉄族またはチタン族の金属(A) および
白金族金属(B)の双方を含有する金属含有フォージャ
サイト型ゼオライトにあっては、鉄族またはチタン族の
金属(A) はゼオライトの結晶骨格を構成するAl
の一部を置換する形で含有されていることが望ましく、
白金族金属(B) はゼオライトのイオン交換サイトに
イオン交換により導入されていることが望ましい。この
ような金属含有フォージャサイト型ゼオライトは、たと
えば次に述べる方法により製造される。 【0026】その一つは、別途製造したフォージャサイ
ト型ゼオライトあるいは市販のフォージャサイト型ゼオ
ライトの結晶骨格を構成するAl の一部を事後的に鉄
族またはチタン族の金属(A) で置換し、該置換操作
と同時にあるいは該置換操作後の適当な段階で、さらに
ゼオライトのイオン交換サイトに白金族金属(B) を
イオン交換により導入する方法である。 【0027】この方法においては、フォージャサイト型
ゼオライトを鉄族またはチタン族の金属(A) の化合
物(たとえば硝酸塩、硫酸塩、塩化物等の水溶性塩)の
水溶液に懸濁させて加熱下に撹拌し、ついで遠心分離な
どの手段により固液分離し、さらに充分に水洗を行って
から、乾燥、焼成を行う。これにより、結晶骨格を構成
するAl の一部が鉄族またはチタン族の金属(A)
で置換される。ゼオライトを金属(A) の化合物の水
溶液に懸濁させるに際し該水溶液に白金族金属(B)
の水溶性化合物(たとえばアミン錯塩)を共存させてお
くと、白金族金属(B) によるイオン交換も同時に達
成できる。白金族金属(B) によるイオン交換は、結
晶骨格を構成するAl の一部を鉄族またはチタン族の
金属(A) で置換する工程の任意の段階で行うことも
でき、置換後さらに乾燥、焼成を行ってから実施するこ
ともできる。 【0028】他の一つは、ゼオライト製造工程の当初に
鉄族またはチタン族の金属(A) の化合物を配合する
ことにより結晶骨格を構成するAl の一部が鉄族また
はチタン族の金属(A) で置換されたフォージャサイ
ト型ゼオライトを得、ついで該ゼオライトのイオン交換
サイトに白金族金属(B)をイオン交換により導入する
方法である。 【0029】この方法にあっては、まず、シリカ源、ア
ルミナ源およびアルカリ源と共に、鉄族またはチタン族
の金属(A) の化合物(たとえば硝酸塩、硫酸塩、塩
化物等の水溶性塩)を配合した混合物を調製する。シリ
カ源としては、ゼオライト合成に使用されるもの、たと
えば、シリカ粉末、コロイド状シリカ、水ガラス、ケイ
砂、含水固体ケイ酸などが用いられる。アルミナ源とし
ては、硫酸アルミニウム、アルミン酸ナトリウム、アル
ミン酸カリウム、塩化アルミニウム、活性アルミナなど
が用いられる。アルカリ源としては、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウムな
どが用いられるが、シリカ源やアルミナ源としてアルカ
リ金属塩を用いるときは、そのアルカリ金属をアルカリ
源として利用することもできる。 【0030】混合物の組成は、モル比で、SiO2/A
l2O3 = 9−15 M’2O/Al2O3 = 1.5−5H2O/M’2
O = 30−55 MmOn/SiO2 = 0.001−0.15(ただ
し、M’ はアルカリ金属、Mは鉄族またはチタン族の
金属、Mm On は金属Mの酸化物型であってmおよ
びnは正の整数)に設定することが好ましく、組成がこ
の範囲からはずれるときは目的とする金属含有フォージ
ャサイト型ゼオライトが得られない。 【0031】混合物の調製に際しては、シリカ源および
アルカリ源の混合水溶液中に撹拌下にアルミナ源および
鉄族またはチタン族の金属(A) の化合物の水溶液を
混合する方法、シリカ源の水溶液中に撹拌下にアルミナ
源、アルカリ源および鉄族またはチタン族の金属(A)
の化合物の水溶液の混合水溶液を混合する方法などが
好適に採用される。 【0032】上記混合物をフォージャサイト型ゼオライ
トが生成する条件下に加熱、結晶化することにより、目
的とするフォージャサイト型ゼオライトが得られる。 【0033】この場合、まず主原料混合物を加温反応さ
せてスラリー状物質とした後、遠心分離および水洗を行
ってゲル状物質を得、このゲル状物質を摩砕して微細ゲ
ル状物質としてから、水を加えてスラリーとなし、この
スラリーに別途準備した結晶化促進剤を混合して結晶化
に供するようにすることも好ましい。ここで結晶化促進
剤としては、上述のシリカ源、アルミナ源およびアルカ
リ源よりなる混合水溶液を熟成したものが特に好ましく
、そのほか、微粉末固体シリカ、微粉末ゼオライトなど
を用いることもできる。なお結晶化促進剤を用いるとき
は、それが最終ゼオライト中に組み込まれることを加味
して主原料混合物組成を定めるべきである。 【0034】混合物調製時の温度は30〜80℃程度と
することが好ましい。結晶化促進剤がシリカ源、アルミ
ナ源およびアルカリ源よりなる混合水溶液であるときは
、その結晶化製剤の温度も30〜80℃程度であること
が望ましい。 【0035】結晶化反応温度は70〜110℃程度、殊
に90〜100℃程度とすることが望ましく、温度が余
りに高いと結晶化反応がはやすぎて鉄族またはチタン族
金属(A) が所期の骨格位置に入らないことがあり、
一方温度が余りに低いと結晶化が円滑に進行しない。ま
た、結晶化反応時間は8〜48時間程度が適当であり、
反応時間が短かすぎると結晶化が不充分となり、反応時
間が長すぎると、一度骨格に入った金属(A) が追い
出されたりすることがある上、生産性の点で不利となる
。 【0036】結晶生成後は固液分離を行い、充分に水洗
してから乾燥させる。これにより目的とする結晶物が得
られる。 【0037】得られた結晶物に対しては、空気雰囲気下
に300〜700℃、殊に350〜600℃程度の温度
条件にて20分〜5時間程度焼成を行う。これにより、
酸化物組成が (0.1−0.15)Al2O3/(0.
6−0.8)SiO2/(0.1−0.2)M’2O/
(0.001−0.1)MmOn (ただし、M’ は
アルカリ金属、Mは鉄族またはチタン族の金属、Mm
On は金属Mの酸化物型であってmおよびnは正の整
数、かっこ内の数値はモル組成)である金属含有フォー
ジャサイト型ゼオライトが得られる。 【0038】そして通常は、その焼成物に対し酸処理を
行って水素型にするか、NH4 型にした後、空気中で
焼成して水素型にするか、焼成物に対してイオン交換を
行ってNH4 型に変換した後、さらに水蒸気雰囲気下
に500〜900℃程度の温度で10分〜3時間程度水
蒸気雰囲気下で焼成することにより水素型とする。水蒸
気雰囲気下に焼成することは、若干の脱Al が生じて
結晶がわずかに変形し、ナフタレンまたは/およびモノ
アルキルナフタレンのアルキル化の点で好ましいものと
なる。 【0039】上述の焼成物または水素型にしたゼオライ
トに、白金族金属(B) によるイオン交換を行えば、
目的とする金属含有ゼオライトが得られる。 【0040】反応条件 アルキル化反応は、気相または液相のいずれで行うこと
も可能であるが、通常は液相で行うことが多い。反応を
0.5kg/cm2G 以上の水素加圧下に行うよう
にすると、触媒の寿命が向上する傾向がある。反応に際
しては、反応管、加圧固定床反応器などを用いた固定床
反応装置のほか、流動床反応装置や移動床反応装置を用
いることもできる。 【0041】固定床反応装置を用いる場合は、反応管に
触媒としての金属含有フォージャサイト型ゼオライトを
充填し、必要に応じて空気、窒素などの気流中で200
〜500℃程度の温度で加熱して触媒を安定化させ、そ
の後、ナフタレンまたは/およびモノアルキルナフタレ
ンとアルキル化剤、さらには必要に応じてデカリン、ビ
シクロヘキシルなどの飽和脂環式炭化水素を添加したも
のを上記の反応管に供給し、触媒と接触させてアルキル
化反応させる。飽和脂環式炭化水素の添加は触媒の活性
低下を防止するのに有効である。 【0042】ナフタレンまたは/およびモノアルキルナ
フタレンの供給量は、触媒単位重量当り(WHSV)に
換算して 0.5〜20hr−1、殊に1〜15hr−
1とするのが通常である。 【0043】アルキル化剤の供給量は、ナフタレンまた
は/およびモノアルキルナフタレン1重量部に対しおお
よそ1〜10重量部程度、殊に1〜3重量部程度とする
。アルキル化剤の割合が余りに少ないとアルキル化度が
不足し、一方余りに多いとトリアルキルナフタレンなど
の副生成物が多くなる。 【0044】反応温度は、150〜500℃、好ましく
は200〜400℃、殊に250〜350℃とする。反
応圧力は、常圧、減圧、加圧のいずれであってもよいが
、常圧または10kg/cm2G までの加圧下に行う
のが操作および装置の点から有利である。 【0045】 【作用および発明の効果】ジメチルナフタレンには種々
の異性体が存在するが、その中でも2,6−ジメチルナ
フタレンが有用である。2,6−ジメチルナフタレンを
酸化すると、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸が得ら
れる。このジカルボン酸から得られるポリエステルは合
成繊維やフィルムに広範な用途を有している。 【0046】本発明においては、鉄族またはチタン族の
金属(A) および白金族金属(B) の双方を含有す
る金属含有フォージャサイト型ゼオライトを触媒として
用いているが、この触媒にあっては、上記の金属(A)
により一般のフォージャサイト型ゼオライトの有する
ラージゲージが縮小されている上、イオン交換サイトが
白金族金属(B) により修飾されているので、ナフタ
レンまたは/およびモノアルキルナフタレンのアルキル
化触媒として用いた場合、原料の転化率(反応率)が高
く、目的物(たとえばジメチルナフタレンの場合は2,
6−体)の収率も高い。加えて、入手しやすいナフタレ
ン(国内のナフタレン生産量は25万トン/年、メチル
ナフタレン生産量は2〜3千トン/年)を原料にしても
高活性にアルキル化反応を行うことができ、副生成物(
β−メチルナフタレンやα−メチルナフタレン)のリサ
イクルを考えた場合には、その副生成物に対しても高活
性にアルキル化ができる。また、触媒の再生がゼオライ
ト構造を破壊しないような低温でできるという作用効果
も奏され、工業化に適している。 【0047】そのほか本発明は、触媒単位重量当りの原
料供給重量(WHSV)を高くとることができること、
反応条件(温度、圧力)が緩和されていること、触媒が
固体(粒状)であるため固定床流通式反応装置を使用で
きること、反応生成物と触媒の分離が不要であること、
飽和脂環式炭化水素を添加しない場合でも触媒の劣化が
小さいこと、細孔内に目的金属の酸化物が残存したり、
ゼオライトゲージ内にコークの析出が生じたりするおそ
れが少ないことなどの効果も奏する。 【0048】 【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明する
。使用した水はいずれもイオン交換水である。 【0049】〈触媒の製造〉 触媒製造例1 超安定性Y型ゼオライト(東ソー株式会社製のHSZ−
330HUA)10gを0.05Nのテトラアンミン塩
化白金(II)と 0.3NのFe(NO3)3の混合
水溶液300mlに懸濁させた。これを80℃で1時間
撹拌した後、遠心分離し、充分にイオン交換水で水洗し
た。次に100℃で一昼夜乾燥後、空気中で540℃、
3時間の条件で焼成することにより、白金イオン交換−
鉄含有ゼオライトを得た。これを26〜42メッシュの
粒度にそろえた。 【0050】この白金イオン交換−鉄含有ゼオライトの
Fe2O3 含有量は11.6重量%、Pt 含有量は
1.4重量%であった。 【0051】触媒製造例2 0.3N−Fe(NO3)3水溶液に代えて 0.3N
−Zr(NO3)2水溶液を用いたほかは触媒製造例1
を繰り返し、白金イオン交換−ジルコニウム含有ゼオラ
イトを得た。この白金イオン交換−ジルコニウム含有ゼ
オライトのZr2O4 含有量は 5.3重量%、Pt
含有量は 1.2重量%であった。 【0052】触媒製造例3 硫酸アルミニウム51gを水100gに溶解させた水溶
液と、硝酸鉄18.6gを水40gに溶解させた水溶液
とを混合し、A液とした。ケイ酸ナトリウム水溶液(水
ガラス3号)207gと、水酸化ナトリウム 5.8g
を水152gに溶解させた水溶液とを混合し、B液とし
た。A液およびB液を60℃に加熱し、B液をホモジナ
イザー撹拌器で撹拌しながらそこにA液を添加し、反応
を開始させた。反応開始後30分間撹拌を続けてスラリ
ー状物質を得た。このスラリー状物質を遠心分離器を用
いてゲル状物質と水とに分離し、分離したゲル状物質に
水を加え、再び遠心分離を行うと共に、洗浄液中にSO
42−が検出されなくなるまで水洗を繰り返した。つい
で、得られたゲル状物質をらいかい機を用いて磨砕し、
微細ゲル状物質を得た。 【0053】一方、アルミン酸ナトリウム8gを水22
gに溶解した水溶液と、水酸化ナトリウム28gを水4
4gに溶解した水溶液とを混合し、30℃に保った。こ
の混合液に、同様に30℃に保ったケイ酸ナトリウム水
溶液(水ガラス3号)82.8gを加え、ゆっくり撹拌
しながら40℃に昇温してこの温度に60分間保って熟
成し、結晶化促進剤としての水溶液(C液)を調製した
。 【0054】先に得た微細ゲル状物質100g(水分7
1.4重量%)に水63gを加え、ホモジナイザー撹拌
器で充分に撹拌しながら、上記で調製したC液を53g
加え、30分間撹拌して結晶化用スラリーを得た。この
結晶化用スラリーをフッ素樹脂製の密閉式容器に入れ、
95℃の恒温器の中で24時間静置し、結晶化させた。 結晶化終了後、遠心分離器で固液を分離し、充分に水洗
後、110℃で乾燥させた。結晶化促進剤を含めた混合
物の組成は、モル比で、 SiO2/Al2O3 = 10 Na2O/Al2O3 = 3.3 H2O/Na2O = 43 Fe2O3/SiO2 = 0.017となる。 【0055】得られた結晶物のX線回析図から、この結
晶物がフォージャサイト型ゼオライトであることが確認
できた。 【0056】次に、上記で得た結晶物を空気雰囲気下に
おいて540℃で3時間焼成した。焼成後の酸化物組成
は、 0.122Al2O3/0.719SiO2/0.14
3Na2O/0.017Fe2O3であった。 【0057】この焼成物につき1N−NH4 NO3
溶液を用いて80℃でイオン交換を2回行った後、遠心
分離器で固液分離し、110℃で乾燥させた。 【0058】得られたNH4 型結晶物を水蒸気雰囲気
下に700℃で1時間焼成した後、再び1N−NH4
NO3 溶液を用いて上記と同じ条件でイオン交換を行
った後、水蒸気雰囲気下において上記と同じ条件で焼成
を行った。これにより、水素型の鉄含有ゼオライトが得
られた。 【0059】この鉄含有ゼオライトのSiO2/Al2
O3モル比は 4.9、Na2O含有量は 0.8重量
%、Fe2O3 含有量は 4.8重量%であった。 【0060】得られた鉄含有ゼオライトのESR(電子
スピン共鳴)スペクトル分析の結果、この鉄含有ゼオラ
イトには遊離のFe2O3 が実質的に存在していない
ことがわかった。 【0061】上記で得た水素型鉄含有ゼオライト10g
を、0.05Nのテトラアンミン塩化白金(II)と
0.3NのFe(NO3)3の混合水溶液300ccを
用いて80℃、1時間処理するイオン交換操作を1回繰
り返した後、110℃で乾燥し、さらに空気雰囲気下に
おいて540℃で3時間焼成を行い、白金イオン交換−
鉄含有ゼオライトを得た。これを26〜42メッシュに
揃えた。 【0062】この白金イオン交換−鉄含有ゼオライトの
Fe2O3 含有量は18.9重量%、Pt 含有量は
1.2重量%であった。 【0063】触媒製造例4(比較例) 超安定性Y型ゼオライト(東ソー株式会社製のHSZ−
330HUA)を26〜42メッシュに造粒して用いた
。 【0064】触媒製造例5(比較例) 0.05Nのテトラアンミン塩化白金(II)と 0.
3NのFe(NO3)3の混合水溶液300mlに代え
て、 0.3NのFe(NO3)3の水溶液300ml
を用いたほかは触媒製造例1を繰り返した。 【0065】触媒製造例6(比較例) 触媒製造例4の超安定性Y型ゼオライト10gに対し、
0.05Nのテトラアンミン塩化白金(II)の水溶液
300ccを用いて80℃、1時間処理するイオン交換
操作を1回繰り返した後、110℃で乾燥し、さらに空
気雰囲気下において540℃で3時間焼成を行い、Pt
含有量 1.6重量%の白金イオン交換ゼオライトを
得た。これを26〜42メッシュに揃えた。 【0066】〈アルキル化反応〉 実施例1〜3、比較例1〜3 上記で得た触媒 1.5gをステンレス鋼製加圧固定床
反応器に充填し、触媒層を窒素気流中で300℃にした
。この温度に2時間保った後、圧力5kg/cm2G
、導入量30ml/minの水素気流に切り換え、β−
メチルナフタレンとメタノールとの重量比で1:1の混
合物 5.4gを液体ポンプで供給し、反応させた。 【0067】反応生成物をガスクロマトグラフィーによ
り分析(面積比による定量分析)した結果は、次の表1
の通りであった。Nとあるのはナフタレン、MNとある
のはメチルナフタレン、DMNとあるのはジメチルナフ
タレン、2,6−体選択率とあるのは2,6−体グルー
プの選択率である。 【0068】 表1
反応時 β−MN
の 生成物の組成 DMN
中の 使用触媒 間
転化率 N α−MN DM
N 2,6−体選択率実施例1 製造例1
4hr 31.7% 3.6% 1
0.8% 58.7% 30.5%
6hr
31.3% 3.2% 10.4%
58.5% 30.1% 実施例2
製造例2 6hr 26.5%
3.8% 10.1% 56.3%
28.6% 実施例3 製造例3 3hr
27.2% 3.7% 11.2%
57.5% 31.8% 比較例1
製造例4 3hr 11.1%
11.1% 11.3% 78.5%
30.5% 比較例2 製造例5 4hr
18.6% 2.6% 9.8%
60.6% 28.2%
6hr 1
0.5% 2.4% 15.8% 67.
8% 26.8% 比較例3 製造例6
3hr 17.1% 10.8%
12.2% 65.3% 29.7
% 【0069】表1から、触媒製造例1〜3で得
た触媒を用いると、触媒製造例4〜6で得た触媒を用い
た場合に比し、β−メチルナフタレンの転化率が顕著に
高く、しかもジメチルナフタレン中の2,6−体グルー
プの選択率も好ましいことがわかる。また、触媒製造例
4〜6で得た触媒を用いた場合は、反応時間が長くなる
とβ−メチルナフタレンの転化率が転化率が著減し、ジ
メチルナフタレン中の2,6−体グループの選択率も低
下するが、触媒製造例1〜3で得た触媒を用いると、反
応時間が長くなってもβ−メチルナフタレンの転化率の
減少はごくわずかであり、ジメチルナフタレン中の2,
6−体グループの選択率の減少もごくわずかであること
がわかる。 【0070】実施例4、比較例4 β−メチルナフタレンとメタノールとの重量比で1:1
の混合物 5.4gに代えて、ナフタレンとデカリンと
の重量比で1:1の混合物 5.4gと、メタノール
1.2gとをそれぞれ別々の液体ポンプで反応器に供給
したほかは実施例1〜3を繰り返した。結果を表2に示
す。 【0071】 表2
反応時 N の
生成物の組成 DMN
中の 使用触媒 間
転化率 N α−MN D
MN 2,6−体選択率実施例4 製造例1
4hr 75.8% 18.5%
21.8% 34.3% 28.4%
6hr 74.1% 20.9% 22.
9% 28.1% 26.1%
8hr
72.7% 21.6% 23.7%
32.4% 26.2% 比較例
4 製造例5 4hr 68.9%
24.9% 25.2% 40.9%
29.1%
6hr 56.0% 28.
4% 27.3% 32.5%
24.2% 【0072】表2から、触媒製造例1
で得た触媒を用いると、触媒製造例5で得た触媒を用い
た場合に比し、ナフタレンの転化率が明らかに高く、し
かもジメチルナフタレン中の2,6−体グループの選択
率も好ましいことがわかる。また、触媒製造例5で得た
触媒を用いた場合は、反応時間が長くなるとナフタレン
の転化率が転化率が著減し、ジメチルナフタレン中の2
,6−体グループの選択率もかなり低下するが、触媒製
造例1で得た触媒を用いると、反応時間が長くなっても
ナフタレンの転化率の減少は小さく、ジメチルナフタレ
ン中の2,6−体グループの選択率の減少も小さいこと
がわかる。 【0073】〈触媒の再生〉 実施例5、比較例5〜6 触媒製造例1、同4または同5で得た触媒 1.5gを
ステンレス鋼製加圧固定床反応器に充填し、触媒層を窒
素気流中で300℃にした。この温度に2時間保った後
、圧力5kg/cm2G 、導入量30ml/minの
水素気流に切り換え、ナフタレンとデカリンとの重量比
で1:1の混合物 5.4gと、メタノール 1.2g
とをそれぞれ別々の液体ポンプで反応器に供給し、6時
間反応させた。 【0074】この6時間反応後の触媒につき、常温から
800℃にまで空気中で加熱して触媒表面に付着してい
るコークや高沸点物を焼く再生処理を行い、TGおよび
DTG曲線を求めた。結果を図1に示す。TG曲線とは
重量減少曲線であり、DTG曲線とは微分重量減少曲線
である。図1中、Pt−Fe USYとあるのは触媒製
造例1で得た触媒、USYとあるのは触媒製造例4で得
た触媒、Fe USYとあるのは触媒製造例4で得た触
媒をそれぞれ用いた場合である。 【0075】図1から、Pt−Fe USYは520℃
、Fe USYは580℃、USYは640℃の点でコ
ークスが離脱していることがわかる。すなわち、Pt−
Fe USYは最もコークス焼成温度が低く、ゼオライ
ト構造を破壊しない温度で再生できることがわかる。
よびモノアルキルナフタレンとアルキル化剤とを、触媒
としてのゼオライトと接触させて、モノまたは/および
ジアルキルナフタレンを製造する方法に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】 〈ゼオライト〉ゼオライトには、結晶性アルミノシリケ
ートの一種であるフォージャサイト型ゼオライト、結晶
性シリケートの一種であるZSM−5をはじめ、多種多
様のものがある。 【0003】〈フォージャサイト型ゼオライト〉結晶性
アルミノシリケートの一種であるフォージャサイト型ゼ
オライトは、三次元細孔構造を持ちかつ芳香族化合物分
子がちょうど取り抜けることのできる細孔を有すること
から、ナフタレン、モノアルキルナフタレン等の芳香族
炭化水素のアルキル化触媒として利用できることが知ら
れている。(たとえば、特開昭63−14739号公報
、特開昭63−230645号公報、特開平1−245
855号公報、特開平1−246230号公報参照)【
0004】特開昭63−14738号公報には、フォー
ジャサイト型ゼオライトとして脱アルミナ処理したもの
を用い、ナフタレンやモノアルキルナフタレンのアルキ
ル化を行うことが示されている。 【0005】フォージャサイト型ゼオライト(殊にY型
ゼオライト)を金属で修飾する方法についても、いくつ
かの検討が行われている。 【0006】たとえば、特開昭63−8344号公報に
は、HY型、脱アルミニウム処理HY型、アルカリ金属
Y型、アルカリ土類金属Y型、希土類金属Y型または8
族金属Y型のY型ゼオライトを用いて、モノアルキルナ
フタリンと低級アルコールとからジアルキルナフタリン
を製造する方法が示されている。この公報の2頁下段左
欄の説明によれば、HY型または脱アルミニウム処理H
Y型はY型ゼオライトを酸処理することにより調製され
、アルカリ土類金属Y型、希土類金属Y型または8族金
属Y型は、これらの金属のイオンとイオン交換するか含
浸することにより調製されるとしてあり、その実施例3
では希土類金属交換Y型ゼオライト、実施例4ではHY
型ゼオライトに硝酸ニッケルを真空含浸したのち、乾燥
、焼成したゼオライト、比較例4〜5では希土類金属交
換X型ゼオライトをそれぞれ使用している。 【0007】シンポジウム「触媒研究、産学の接点を探
る」予稿集の18〜19頁には、フォージャサイト型ゼ
オライトに属するY型ゼオライトのNa をLa 、C
e 、Nd等の希土類金属あるいはアルカリ土類金属で
イオン交換することによって細孔径を調節したものを、
ナフタレンのアルキル化反応に利用することが示されて
いる。 【0008】また、「CHEMISTRY LETTE
RS, 1986 」の1213頁には、(a)HY型
ゼオライトを硝酸鉄(III) 水溶液で処理すること
により脱アルミニウムを行いながらFe を担持させた
鉄ゼオライト、(b)硝酸鉄(II)水溶液で処理する
ことによりイオン交換サイトに鉄を担持させた鉄イオン
交換ゼオライト、(c)水酸化鉄をゼオライト上に沈着
させた沈着鉄ゼオライトをそれぞれ用いて、トルエンの
不均化反応における触媒活性を検討した結果が示されて
おり、特に硫化水素および水素混合ガス気流中において
、(a) の鉄ゼオライトのトルエンに対する不均化活
性が飛躍的に向上することが述べられている。 【0009】上述のフォージャサイト型ゼオライトに属
するX型ゼオライトは、典型的には Na2O/Al2O3/2.5SiO2/6H2Oの組
成を有し(Si/Al 原子比は1.25)、その合成
時のSiO2/Al2O3モル比は3〜5、結晶化反応
温度は100℃前後である。 【0010】また、同じくフォージャサイト型ゼオライ
トに属するY型ゼオライトは、典型的にはNa2O/A
l2O3/4.8SiO2/8H2Oの組成を有し(S
i/Al 原子比は 2.4)、その合成時のSiO2
/Al2O3モル比は8〜20、結晶化反応温度は10
0℃前後である。 【0011】特開昭61−21911号公報の従来法の
説明の個所にも、一般にフォージャサイト型ゼオライト
は酸化物モル組成で、 (0.9±0.2)M2O/Al2O3/xSiO2/
wH2O(Mはここではアルカリ金属陽イオン、xは
2.5〜6、wは6〜9)で表わされることが示されて
いる。 【0012】なおこの特開昭61−21911号公報の
発明は、シリカ源、アルミナ源およびアルカリ源よりな
る原料混合物を加熱・結晶化してフォージャサイト型ゼ
オライトを製造するに際し、予めケイ酸アルカリ水溶液
、アルミン酸アルカリ水溶液および水酸化アルカリ水溶
液を混合し熟成して得られる透明な液相物質を、該原料
混合物中に存在させるようにしたものである。 【0013】〈ZSM−5〉一方、結晶性シリケートの
一種であるZSM−5は、典型的には (0−20)M2O/(0−20)Al2O3/100
SiO2の組成を有し(Si/Al 原子比は15以上
)、その合成時のSiO2/Al2O3モル比はたとえ
ば180、結晶化反応温度は150℃前後である。 【0014】特開昭57−196719号公報には、シ
リカ源、遷移金属および/またはアルミナ源、アルカリ
源、水およびジグリコールアミンを含有する反応混合物
をつくり、この混合物を結晶性シリケートが生成するに
至る時間および温度で加熱することからなる結晶性シリ
ケートの製造方法について開示があり、遷移金属につい
てはFe 、Ni 、Co 、Rh 、Ru 、Pd
、La 、Ce 、Ti 、V、Cr 、Nb 、Ta
が用いられるとしている。ジグリコールアミンの使用
は、遷移金属の種類に関係なく結晶度を高くし、触媒活
性を向上させるためである。なお実施例1には、水ガラ
スよりなるA液に、水と塩酸の混合物中に塩化第二鉄と
硫酸アルミニウムを溶解したB液を添加し、さらにジグ
リコールアミンを添加して反応混合物を作り、この混合
物を撹拌下に反応させて、有機化合物および結晶水を除
いた組成が0.6Na2O/0.45Fe2O3/0.
55Al2O3/77SiO2である結晶性シリケート
を製造した例が示されている。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】上にも述べたように、
フォージャサイト型ゼオライトはナフタレン、モノアル
キルナフタレン等の芳香族炭化水素のアルキル化触媒と
して知られているが、結晶内にラージゲージを有してい
るため目的物の選択性は余り高くはない上、そのゲージ
内でコークの析出あるいは分子径の大きな分子の吸着が
起こり、反応活性の劣化を起こしやすい。 【0016】Y型ゼオライトを事後的に金属で修飾する
方法は、上述のラージゲージを縮小して選択性を向上さ
せようとするものであるが、上述の特開昭63−834
4号公報やシンポジウム「触媒研究、産学の接点を探る
」予稿集に記載の方法、つまアルカリ土類金属または希
土類金属を用いてY型またはX型ゼオライトをイオン交
換したり、HY型ゼオライトに硝酸ニッケルを真空含浸
する方法は、選択率の向上に限度があり、工業化にはな
お改良を行う余地がある。加えてアルカリ土類金属でイ
オン交換するときには、イオン交換により導入した金属
が触媒の再生時にBa CO3 等に変換するため、再
使用が不可能になるという問題点がある。 【0017】また、「CHEMISTRY LETTE
RS, 1986 」に記載の(a), (b), (
c) の方法は、分子量の小さいトルエンの不均化反応
にかかるものであることから他の有機化合物に対してど
のような作用を有するかが判断できない上、硫化水素/
水素混合ガス中ではトルエンの不均化反応の転化率が大
きいものの水素気流下での転化率が小さいことから、水
素ガス気流下あるいは水素を用いないときに他の有機化
合物に対して好ましい転化率、選択率を示すかどうかは
わからない。 【0018】特開昭57−196719号公報には、予
め反応混合物中に遷移金属を配合して反応させる方法が
示されているが、これは結晶性「シリケート」であるZ
SM−5に関するものであり、結晶性「アルミノシリケ
ート」であるフォージャサイト型ゼオライトを得ること
を目的とする本発明とは直接の関係がない。また結晶性
シリケートを用いたときは、たとえ遷移金属を導入して
も、ナフタレン、モノアルキルナフタレン等の芳香族炭
化水素のアルキル化反応における選択性が小さい。 【0019】本発明は、このような背景下において、特
定の金属含有フォージャサイト型ゼオライトを用いるこ
とにより、ナフタレンまたは/およびモノアルキルナフ
タレンとアルキル化剤とから工業的に有利にモノまたは
/およびジアルキルナフタレンを製造する方法を提供す
ることを目的とするものである。 【0020】 【課題を解決するための手段】本発明のモノまたは/お
よびジアルキルナフタレンの製造方法は、ナフタレンま
たは/およびモノアルキルナフタレンとアルキル化剤と
を触媒としてのゼオライトと接触させてモノまたは/お
よびジアルキルナフタレンを製造するにあたり、上記ゼ
オライトとして、鉄族またはチタン族の金属(A) お
よび白金族金属(B)の双方を含有する金属含有フォー
ジャサイト型ゼオライトを用いることを特徴とするもの
である。 【0021】以下本発明を詳細に説明する。 【0022】原料 本発明においては、出発原料としてナフタレンまたは/
およびモノアルキルナフタレンを用いる。このうちモノ
アルキルナフタレンとしては、メチルナフタレン、エチ
ルナフタレン、プロピルナフタレン、ブチルナフタレン
などの炭素数1〜4の直鎖または分岐アルキル基を有す
る低級モノアルキルナフタレンがあげられ、特にモノメ
チルナフタレンが重要である。 【0023】アルキル化剤としては、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノールなどの炭素数1〜4
の低級アルコール、エチレン、プロピレン、ブチレンな
どの炭素数1〜4の低級オレフィンが用いられ、両者を
比較すると低級アルコールの方が実際的である。 【0024】触媒 そして本発明においては、ナフタレンまたは/およびモ
ノアルキルナフタレンとアルキル化剤とを反応させる触
媒として、鉄族またはチタン族の金属(A) および白
金族金属(B) の双方を含有する金属含有フォージャ
サイト型ゼオライトを用いる。鉄族金属の例はFe 、
Co 、Ni、チタン族金属の例はZr 、白金族金属
の例はPt 、Pd 、Ru 、Rh である。これら
の中では、鉄族またはチタン族の金属(A) がFe、
白金族金属(B) がPt である場合が特に重要であ
る。 【0025】鉄族またはチタン族の金属(A) および
白金族金属(B)の双方を含有する金属含有フォージャ
サイト型ゼオライトにあっては、鉄族またはチタン族の
金属(A) はゼオライトの結晶骨格を構成するAl
の一部を置換する形で含有されていることが望ましく、
白金族金属(B) はゼオライトのイオン交換サイトに
イオン交換により導入されていることが望ましい。この
ような金属含有フォージャサイト型ゼオライトは、たと
えば次に述べる方法により製造される。 【0026】その一つは、別途製造したフォージャサイ
ト型ゼオライトあるいは市販のフォージャサイト型ゼオ
ライトの結晶骨格を構成するAl の一部を事後的に鉄
族またはチタン族の金属(A) で置換し、該置換操作
と同時にあるいは該置換操作後の適当な段階で、さらに
ゼオライトのイオン交換サイトに白金族金属(B) を
イオン交換により導入する方法である。 【0027】この方法においては、フォージャサイト型
ゼオライトを鉄族またはチタン族の金属(A) の化合
物(たとえば硝酸塩、硫酸塩、塩化物等の水溶性塩)の
水溶液に懸濁させて加熱下に撹拌し、ついで遠心分離な
どの手段により固液分離し、さらに充分に水洗を行って
から、乾燥、焼成を行う。これにより、結晶骨格を構成
するAl の一部が鉄族またはチタン族の金属(A)
で置換される。ゼオライトを金属(A) の化合物の水
溶液に懸濁させるに際し該水溶液に白金族金属(B)
の水溶性化合物(たとえばアミン錯塩)を共存させてお
くと、白金族金属(B) によるイオン交換も同時に達
成できる。白金族金属(B) によるイオン交換は、結
晶骨格を構成するAl の一部を鉄族またはチタン族の
金属(A) で置換する工程の任意の段階で行うことも
でき、置換後さらに乾燥、焼成を行ってから実施するこ
ともできる。 【0028】他の一つは、ゼオライト製造工程の当初に
鉄族またはチタン族の金属(A) の化合物を配合する
ことにより結晶骨格を構成するAl の一部が鉄族また
はチタン族の金属(A) で置換されたフォージャサイ
ト型ゼオライトを得、ついで該ゼオライトのイオン交換
サイトに白金族金属(B)をイオン交換により導入する
方法である。 【0029】この方法にあっては、まず、シリカ源、ア
ルミナ源およびアルカリ源と共に、鉄族またはチタン族
の金属(A) の化合物(たとえば硝酸塩、硫酸塩、塩
化物等の水溶性塩)を配合した混合物を調製する。シリ
カ源としては、ゼオライト合成に使用されるもの、たと
えば、シリカ粉末、コロイド状シリカ、水ガラス、ケイ
砂、含水固体ケイ酸などが用いられる。アルミナ源とし
ては、硫酸アルミニウム、アルミン酸ナトリウム、アル
ミン酸カリウム、塩化アルミニウム、活性アルミナなど
が用いられる。アルカリ源としては、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウムな
どが用いられるが、シリカ源やアルミナ源としてアルカ
リ金属塩を用いるときは、そのアルカリ金属をアルカリ
源として利用することもできる。 【0030】混合物の組成は、モル比で、SiO2/A
l2O3 = 9−15 M’2O/Al2O3 = 1.5−5H2O/M’2
O = 30−55 MmOn/SiO2 = 0.001−0.15(ただ
し、M’ はアルカリ金属、Mは鉄族またはチタン族の
金属、Mm On は金属Mの酸化物型であってmおよ
びnは正の整数)に設定することが好ましく、組成がこ
の範囲からはずれるときは目的とする金属含有フォージ
ャサイト型ゼオライトが得られない。 【0031】混合物の調製に際しては、シリカ源および
アルカリ源の混合水溶液中に撹拌下にアルミナ源および
鉄族またはチタン族の金属(A) の化合物の水溶液を
混合する方法、シリカ源の水溶液中に撹拌下にアルミナ
源、アルカリ源および鉄族またはチタン族の金属(A)
の化合物の水溶液の混合水溶液を混合する方法などが
好適に採用される。 【0032】上記混合物をフォージャサイト型ゼオライ
トが生成する条件下に加熱、結晶化することにより、目
的とするフォージャサイト型ゼオライトが得られる。 【0033】この場合、まず主原料混合物を加温反応さ
せてスラリー状物質とした後、遠心分離および水洗を行
ってゲル状物質を得、このゲル状物質を摩砕して微細ゲ
ル状物質としてから、水を加えてスラリーとなし、この
スラリーに別途準備した結晶化促進剤を混合して結晶化
に供するようにすることも好ましい。ここで結晶化促進
剤としては、上述のシリカ源、アルミナ源およびアルカ
リ源よりなる混合水溶液を熟成したものが特に好ましく
、そのほか、微粉末固体シリカ、微粉末ゼオライトなど
を用いることもできる。なお結晶化促進剤を用いるとき
は、それが最終ゼオライト中に組み込まれることを加味
して主原料混合物組成を定めるべきである。 【0034】混合物調製時の温度は30〜80℃程度と
することが好ましい。結晶化促進剤がシリカ源、アルミ
ナ源およびアルカリ源よりなる混合水溶液であるときは
、その結晶化製剤の温度も30〜80℃程度であること
が望ましい。 【0035】結晶化反応温度は70〜110℃程度、殊
に90〜100℃程度とすることが望ましく、温度が余
りに高いと結晶化反応がはやすぎて鉄族またはチタン族
金属(A) が所期の骨格位置に入らないことがあり、
一方温度が余りに低いと結晶化が円滑に進行しない。ま
た、結晶化反応時間は8〜48時間程度が適当であり、
反応時間が短かすぎると結晶化が不充分となり、反応時
間が長すぎると、一度骨格に入った金属(A) が追い
出されたりすることがある上、生産性の点で不利となる
。 【0036】結晶生成後は固液分離を行い、充分に水洗
してから乾燥させる。これにより目的とする結晶物が得
られる。 【0037】得られた結晶物に対しては、空気雰囲気下
に300〜700℃、殊に350〜600℃程度の温度
条件にて20分〜5時間程度焼成を行う。これにより、
酸化物組成が (0.1−0.15)Al2O3/(0.
6−0.8)SiO2/(0.1−0.2)M’2O/
(0.001−0.1)MmOn (ただし、M’ は
アルカリ金属、Mは鉄族またはチタン族の金属、Mm
On は金属Mの酸化物型であってmおよびnは正の整
数、かっこ内の数値はモル組成)である金属含有フォー
ジャサイト型ゼオライトが得られる。 【0038】そして通常は、その焼成物に対し酸処理を
行って水素型にするか、NH4 型にした後、空気中で
焼成して水素型にするか、焼成物に対してイオン交換を
行ってNH4 型に変換した後、さらに水蒸気雰囲気下
に500〜900℃程度の温度で10分〜3時間程度水
蒸気雰囲気下で焼成することにより水素型とする。水蒸
気雰囲気下に焼成することは、若干の脱Al が生じて
結晶がわずかに変形し、ナフタレンまたは/およびモノ
アルキルナフタレンのアルキル化の点で好ましいものと
なる。 【0039】上述の焼成物または水素型にしたゼオライ
トに、白金族金属(B) によるイオン交換を行えば、
目的とする金属含有ゼオライトが得られる。 【0040】反応条件 アルキル化反応は、気相または液相のいずれで行うこと
も可能であるが、通常は液相で行うことが多い。反応を
0.5kg/cm2G 以上の水素加圧下に行うよう
にすると、触媒の寿命が向上する傾向がある。反応に際
しては、反応管、加圧固定床反応器などを用いた固定床
反応装置のほか、流動床反応装置や移動床反応装置を用
いることもできる。 【0041】固定床反応装置を用いる場合は、反応管に
触媒としての金属含有フォージャサイト型ゼオライトを
充填し、必要に応じて空気、窒素などの気流中で200
〜500℃程度の温度で加熱して触媒を安定化させ、そ
の後、ナフタレンまたは/およびモノアルキルナフタレ
ンとアルキル化剤、さらには必要に応じてデカリン、ビ
シクロヘキシルなどの飽和脂環式炭化水素を添加したも
のを上記の反応管に供給し、触媒と接触させてアルキル
化反応させる。飽和脂環式炭化水素の添加は触媒の活性
低下を防止するのに有効である。 【0042】ナフタレンまたは/およびモノアルキルナ
フタレンの供給量は、触媒単位重量当り(WHSV)に
換算して 0.5〜20hr−1、殊に1〜15hr−
1とするのが通常である。 【0043】アルキル化剤の供給量は、ナフタレンまた
は/およびモノアルキルナフタレン1重量部に対しおお
よそ1〜10重量部程度、殊に1〜3重量部程度とする
。アルキル化剤の割合が余りに少ないとアルキル化度が
不足し、一方余りに多いとトリアルキルナフタレンなど
の副生成物が多くなる。 【0044】反応温度は、150〜500℃、好ましく
は200〜400℃、殊に250〜350℃とする。反
応圧力は、常圧、減圧、加圧のいずれであってもよいが
、常圧または10kg/cm2G までの加圧下に行う
のが操作および装置の点から有利である。 【0045】 【作用および発明の効果】ジメチルナフタレンには種々
の異性体が存在するが、その中でも2,6−ジメチルナ
フタレンが有用である。2,6−ジメチルナフタレンを
酸化すると、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸が得ら
れる。このジカルボン酸から得られるポリエステルは合
成繊維やフィルムに広範な用途を有している。 【0046】本発明においては、鉄族またはチタン族の
金属(A) および白金族金属(B) の双方を含有す
る金属含有フォージャサイト型ゼオライトを触媒として
用いているが、この触媒にあっては、上記の金属(A)
により一般のフォージャサイト型ゼオライトの有する
ラージゲージが縮小されている上、イオン交換サイトが
白金族金属(B) により修飾されているので、ナフタ
レンまたは/およびモノアルキルナフタレンのアルキル
化触媒として用いた場合、原料の転化率(反応率)が高
く、目的物(たとえばジメチルナフタレンの場合は2,
6−体)の収率も高い。加えて、入手しやすいナフタレ
ン(国内のナフタレン生産量は25万トン/年、メチル
ナフタレン生産量は2〜3千トン/年)を原料にしても
高活性にアルキル化反応を行うことができ、副生成物(
β−メチルナフタレンやα−メチルナフタレン)のリサ
イクルを考えた場合には、その副生成物に対しても高活
性にアルキル化ができる。また、触媒の再生がゼオライ
ト構造を破壊しないような低温でできるという作用効果
も奏され、工業化に適している。 【0047】そのほか本発明は、触媒単位重量当りの原
料供給重量(WHSV)を高くとることができること、
反応条件(温度、圧力)が緩和されていること、触媒が
固体(粒状)であるため固定床流通式反応装置を使用で
きること、反応生成物と触媒の分離が不要であること、
飽和脂環式炭化水素を添加しない場合でも触媒の劣化が
小さいこと、細孔内に目的金属の酸化物が残存したり、
ゼオライトゲージ内にコークの析出が生じたりするおそ
れが少ないことなどの効果も奏する。 【0048】 【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明する
。使用した水はいずれもイオン交換水である。 【0049】〈触媒の製造〉 触媒製造例1 超安定性Y型ゼオライト(東ソー株式会社製のHSZ−
330HUA)10gを0.05Nのテトラアンミン塩
化白金(II)と 0.3NのFe(NO3)3の混合
水溶液300mlに懸濁させた。これを80℃で1時間
撹拌した後、遠心分離し、充分にイオン交換水で水洗し
た。次に100℃で一昼夜乾燥後、空気中で540℃、
3時間の条件で焼成することにより、白金イオン交換−
鉄含有ゼオライトを得た。これを26〜42メッシュの
粒度にそろえた。 【0050】この白金イオン交換−鉄含有ゼオライトの
Fe2O3 含有量は11.6重量%、Pt 含有量は
1.4重量%であった。 【0051】触媒製造例2 0.3N−Fe(NO3)3水溶液に代えて 0.3N
−Zr(NO3)2水溶液を用いたほかは触媒製造例1
を繰り返し、白金イオン交換−ジルコニウム含有ゼオラ
イトを得た。この白金イオン交換−ジルコニウム含有ゼ
オライトのZr2O4 含有量は 5.3重量%、Pt
含有量は 1.2重量%であった。 【0052】触媒製造例3 硫酸アルミニウム51gを水100gに溶解させた水溶
液と、硝酸鉄18.6gを水40gに溶解させた水溶液
とを混合し、A液とした。ケイ酸ナトリウム水溶液(水
ガラス3号)207gと、水酸化ナトリウム 5.8g
を水152gに溶解させた水溶液とを混合し、B液とし
た。A液およびB液を60℃に加熱し、B液をホモジナ
イザー撹拌器で撹拌しながらそこにA液を添加し、反応
を開始させた。反応開始後30分間撹拌を続けてスラリ
ー状物質を得た。このスラリー状物質を遠心分離器を用
いてゲル状物質と水とに分離し、分離したゲル状物質に
水を加え、再び遠心分離を行うと共に、洗浄液中にSO
42−が検出されなくなるまで水洗を繰り返した。つい
で、得られたゲル状物質をらいかい機を用いて磨砕し、
微細ゲル状物質を得た。 【0053】一方、アルミン酸ナトリウム8gを水22
gに溶解した水溶液と、水酸化ナトリウム28gを水4
4gに溶解した水溶液とを混合し、30℃に保った。こ
の混合液に、同様に30℃に保ったケイ酸ナトリウム水
溶液(水ガラス3号)82.8gを加え、ゆっくり撹拌
しながら40℃に昇温してこの温度に60分間保って熟
成し、結晶化促進剤としての水溶液(C液)を調製した
。 【0054】先に得た微細ゲル状物質100g(水分7
1.4重量%)に水63gを加え、ホモジナイザー撹拌
器で充分に撹拌しながら、上記で調製したC液を53g
加え、30分間撹拌して結晶化用スラリーを得た。この
結晶化用スラリーをフッ素樹脂製の密閉式容器に入れ、
95℃の恒温器の中で24時間静置し、結晶化させた。 結晶化終了後、遠心分離器で固液を分離し、充分に水洗
後、110℃で乾燥させた。結晶化促進剤を含めた混合
物の組成は、モル比で、 SiO2/Al2O3 = 10 Na2O/Al2O3 = 3.3 H2O/Na2O = 43 Fe2O3/SiO2 = 0.017となる。 【0055】得られた結晶物のX線回析図から、この結
晶物がフォージャサイト型ゼオライトであることが確認
できた。 【0056】次に、上記で得た結晶物を空気雰囲気下に
おいて540℃で3時間焼成した。焼成後の酸化物組成
は、 0.122Al2O3/0.719SiO2/0.14
3Na2O/0.017Fe2O3であった。 【0057】この焼成物につき1N−NH4 NO3
溶液を用いて80℃でイオン交換を2回行った後、遠心
分離器で固液分離し、110℃で乾燥させた。 【0058】得られたNH4 型結晶物を水蒸気雰囲気
下に700℃で1時間焼成した後、再び1N−NH4
NO3 溶液を用いて上記と同じ条件でイオン交換を行
った後、水蒸気雰囲気下において上記と同じ条件で焼成
を行った。これにより、水素型の鉄含有ゼオライトが得
られた。 【0059】この鉄含有ゼオライトのSiO2/Al2
O3モル比は 4.9、Na2O含有量は 0.8重量
%、Fe2O3 含有量は 4.8重量%であった。 【0060】得られた鉄含有ゼオライトのESR(電子
スピン共鳴)スペクトル分析の結果、この鉄含有ゼオラ
イトには遊離のFe2O3 が実質的に存在していない
ことがわかった。 【0061】上記で得た水素型鉄含有ゼオライト10g
を、0.05Nのテトラアンミン塩化白金(II)と
0.3NのFe(NO3)3の混合水溶液300ccを
用いて80℃、1時間処理するイオン交換操作を1回繰
り返した後、110℃で乾燥し、さらに空気雰囲気下に
おいて540℃で3時間焼成を行い、白金イオン交換−
鉄含有ゼオライトを得た。これを26〜42メッシュに
揃えた。 【0062】この白金イオン交換−鉄含有ゼオライトの
Fe2O3 含有量は18.9重量%、Pt 含有量は
1.2重量%であった。 【0063】触媒製造例4(比較例) 超安定性Y型ゼオライト(東ソー株式会社製のHSZ−
330HUA)を26〜42メッシュに造粒して用いた
。 【0064】触媒製造例5(比較例) 0.05Nのテトラアンミン塩化白金(II)と 0.
3NのFe(NO3)3の混合水溶液300mlに代え
て、 0.3NのFe(NO3)3の水溶液300ml
を用いたほかは触媒製造例1を繰り返した。 【0065】触媒製造例6(比較例) 触媒製造例4の超安定性Y型ゼオライト10gに対し、
0.05Nのテトラアンミン塩化白金(II)の水溶液
300ccを用いて80℃、1時間処理するイオン交換
操作を1回繰り返した後、110℃で乾燥し、さらに空
気雰囲気下において540℃で3時間焼成を行い、Pt
含有量 1.6重量%の白金イオン交換ゼオライトを
得た。これを26〜42メッシュに揃えた。 【0066】〈アルキル化反応〉 実施例1〜3、比較例1〜3 上記で得た触媒 1.5gをステンレス鋼製加圧固定床
反応器に充填し、触媒層を窒素気流中で300℃にした
。この温度に2時間保った後、圧力5kg/cm2G
、導入量30ml/minの水素気流に切り換え、β−
メチルナフタレンとメタノールとの重量比で1:1の混
合物 5.4gを液体ポンプで供給し、反応させた。 【0067】反応生成物をガスクロマトグラフィーによ
り分析(面積比による定量分析)した結果は、次の表1
の通りであった。Nとあるのはナフタレン、MNとある
のはメチルナフタレン、DMNとあるのはジメチルナフ
タレン、2,6−体選択率とあるのは2,6−体グルー
プの選択率である。 【0068】 表1
反応時 β−MN
の 生成物の組成 DMN
中の 使用触媒 間
転化率 N α−MN DM
N 2,6−体選択率実施例1 製造例1
4hr 31.7% 3.6% 1
0.8% 58.7% 30.5%
6hr
31.3% 3.2% 10.4%
58.5% 30.1% 実施例2
製造例2 6hr 26.5%
3.8% 10.1% 56.3%
28.6% 実施例3 製造例3 3hr
27.2% 3.7% 11.2%
57.5% 31.8% 比較例1
製造例4 3hr 11.1%
11.1% 11.3% 78.5%
30.5% 比較例2 製造例5 4hr
18.6% 2.6% 9.8%
60.6% 28.2%
6hr 1
0.5% 2.4% 15.8% 67.
8% 26.8% 比較例3 製造例6
3hr 17.1% 10.8%
12.2% 65.3% 29.7
% 【0069】表1から、触媒製造例1〜3で得
た触媒を用いると、触媒製造例4〜6で得た触媒を用い
た場合に比し、β−メチルナフタレンの転化率が顕著に
高く、しかもジメチルナフタレン中の2,6−体グルー
プの選択率も好ましいことがわかる。また、触媒製造例
4〜6で得た触媒を用いた場合は、反応時間が長くなる
とβ−メチルナフタレンの転化率が転化率が著減し、ジ
メチルナフタレン中の2,6−体グループの選択率も低
下するが、触媒製造例1〜3で得た触媒を用いると、反
応時間が長くなってもβ−メチルナフタレンの転化率の
減少はごくわずかであり、ジメチルナフタレン中の2,
6−体グループの選択率の減少もごくわずかであること
がわかる。 【0070】実施例4、比較例4 β−メチルナフタレンとメタノールとの重量比で1:1
の混合物 5.4gに代えて、ナフタレンとデカリンと
の重量比で1:1の混合物 5.4gと、メタノール
1.2gとをそれぞれ別々の液体ポンプで反応器に供給
したほかは実施例1〜3を繰り返した。結果を表2に示
す。 【0071】 表2
反応時 N の
生成物の組成 DMN
中の 使用触媒 間
転化率 N α−MN D
MN 2,6−体選択率実施例4 製造例1
4hr 75.8% 18.5%
21.8% 34.3% 28.4%
6hr 74.1% 20.9% 22.
9% 28.1% 26.1%
8hr
72.7% 21.6% 23.7%
32.4% 26.2% 比較例
4 製造例5 4hr 68.9%
24.9% 25.2% 40.9%
29.1%
6hr 56.0% 28.
4% 27.3% 32.5%
24.2% 【0072】表2から、触媒製造例1
で得た触媒を用いると、触媒製造例5で得た触媒を用い
た場合に比し、ナフタレンの転化率が明らかに高く、し
かもジメチルナフタレン中の2,6−体グループの選択
率も好ましいことがわかる。また、触媒製造例5で得た
触媒を用いた場合は、反応時間が長くなるとナフタレン
の転化率が転化率が著減し、ジメチルナフタレン中の2
,6−体グループの選択率もかなり低下するが、触媒製
造例1で得た触媒を用いると、反応時間が長くなっても
ナフタレンの転化率の減少は小さく、ジメチルナフタレ
ン中の2,6−体グループの選択率の減少も小さいこと
がわかる。 【0073】〈触媒の再生〉 実施例5、比較例5〜6 触媒製造例1、同4または同5で得た触媒 1.5gを
ステンレス鋼製加圧固定床反応器に充填し、触媒層を窒
素気流中で300℃にした。この温度に2時間保った後
、圧力5kg/cm2G 、導入量30ml/minの
水素気流に切り換え、ナフタレンとデカリンとの重量比
で1:1の混合物 5.4gと、メタノール 1.2g
とをそれぞれ別々の液体ポンプで反応器に供給し、6時
間反応させた。 【0074】この6時間反応後の触媒につき、常温から
800℃にまで空気中で加熱して触媒表面に付着してい
るコークや高沸点物を焼く再生処理を行い、TGおよび
DTG曲線を求めた。結果を図1に示す。TG曲線とは
重量減少曲線であり、DTG曲線とは微分重量減少曲線
である。図1中、Pt−Fe USYとあるのは触媒製
造例1で得た触媒、USYとあるのは触媒製造例4で得
た触媒、Fe USYとあるのは触媒製造例4で得た触
媒をそれぞれ用いた場合である。 【0075】図1から、Pt−Fe USYは520℃
、Fe USYは580℃、USYは640℃の点でコ
ークスが離脱していることがわかる。すなわち、Pt−
Fe USYは最もコークス焼成温度が低く、ゼオライ
ト構造を破壊しない温度で再生できることがわかる。
【図1】使用済み触媒の再生処理時におけるTGおよび
DTG曲線を示すグラフである。
DTG曲線を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】ナフタレンまたは/およびモノアルキルナ
フタレンとアルキル化剤とを触媒としてのゼオライトと
接触させてモノまたは/およびジアルキルナフタレンを
製造するにあたり、上記ゼオライトとして、鉄族または
チタン族の金属(A) および白金族金属(B) の双
方を含有する金属含有フォージャサイト型ゼオライトを
用いることを特徴とするモノまたは/およびジアルキル
ナフタレンの製造方法。 - 【請求項2】金属含有フォージャサイト型ゼオライト中
において、鉄族またはチタン族の金属(A) はゼオラ
イトの結晶骨格を構成するAl の一部を置換する形で
含有されており、白金族金属(B) はゼオライトのイ
オン交換サイトにイオン交換により導入されている請求
項1記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3163537A JP3009249B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | モノまたは/およびジアルキルナフタレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3163537A JP3009249B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | モノまたは/およびジアルキルナフタレンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04360842A true JPH04360842A (ja) | 1992-12-14 |
| JP3009249B2 JP3009249B2 (ja) | 2000-02-14 |
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|---|---|---|---|
| JP3163537A Expired - Fee Related JP3009249B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | モノまたは/およびジアルキルナフタレンの製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3009249B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002060581A3 (en) * | 2001-01-29 | 2003-03-20 | Bp Corp North America Inc | Process for methylating naphthalenic compounds using a zeolite catalyst wherein a part of the al atom has been replaced by fe, the catalyst and a method for preparing the catalyst |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP3163537A patent/JP3009249B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002060581A3 (en) * | 2001-01-29 | 2003-03-20 | Bp Corp North America Inc | Process for methylating naphthalenic compounds using a zeolite catalyst wherein a part of the al atom has been replaced by fe, the catalyst and a method for preparing the catalyst |
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| CN1317076C (zh) * | 2001-01-29 | 2007-05-23 | Bp北美公司 | 使用一部分铝原子被铁取代的沸石催化剂使萘类化合物甲基化的方法、所述催化剂和其制备方法 |
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|---|---|
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