JPH0436085A - スクロール式圧縮機 - Google Patents

スクロール式圧縮機

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JPH0436085A
JPH0436085A JP14004890A JP14004890A JPH0436085A JP H0436085 A JPH0436085 A JP H0436085A JP 14004890 A JP14004890 A JP 14004890A JP 14004890 A JP14004890 A JP 14004890A JP H0436085 A JPH0436085 A JP H0436085A
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pressure
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Application number
JP14004890A
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English (en)
Inventor
Toshitsune Inoue
井上 年庸
Satoru Oikawa
及川 覚
Yutaka Sasahara
笹原 豊
Toshiya Yajima
矢嶋 寿也
Kanji Sakata
坂田 寛二
Makoto Hayano
早野 誠
Naoya Morozumi
尚哉 両角
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば空気調和機の冷凍サイクルを構成す
る圧縮機として用いられるスクロール式圧縮機に関する
(従来の技術) たとえば空気調和機の冷凍サイクルを構成する圧縮機と
して用いられる、通常のロータリ式圧縮機と比較して、
運動騒音が極めて低く、かつ圧縮効率のよいスクロール
式圧縮機が多用される傾向にある。
この種のスクロール式圧縮機は、密閉ケース内に、旋回
スクロールと固定スクロールとを噛合させたスクロール
式圧縮機構部と電動機部を収容して構成する。上記旋回
スクロールは、鏡板およびこの鏡板に一体的に設けられ
る渦巻状のラップとからなり、上記固定スクロールは、
鏡板およびこの鏡板に一体的に設けられる渦巻状のラッ
プとからなる。そして、上記電動機部によって上記旋回
スクロールが駆動され、これは旋回運動をして各スクロ
ール間に形成される圧縮室に被圧縮流体である低圧の冷
媒ガスを導入し、圧縮し高圧化してから吐出するように
なっている。
(発明が解決しようとする課題) 上記旋回スクロールのラップと固定スクロールのラップ
とは互いに噛合して圧縮作用をなすのであるが、これら
ラップの高さ寸法の設定が極めて難しい。すなわち、各
ラップの先端部は互いに対向する旋回スクロールの鏡板
内側面に対向する。
ラップの高さ寸法の管理が悪いと、これらの先端部が鏡
板に強く摺接して過大な抵抗となり、円滑な圧縮運動が
できなくなる。あるいは、ラップの先端部と鏡板との間
に必要以上の間隙があると、圧縮中に上記間隙から低圧
側にガスが漏れ、圧縮損失が無視できない。
また、圧縮室におけるガスの圧縮作用の影響で旋回スク
ロールおよび固定スクロールに軸方向荷重であるスラス
ト力がかかる。特に、旋回スクロールの鏡板背面側には
固定のスラスト受けを摺接させ、スラスト力を受けた旋
回スクロールの必要以上の浮きを阻止している。
しかしながらこのような構成では、旋回スクロールの鏡
板とスラスト受けとが極めて強く摺接し、ここでの抵抗
が大になる。
たとえば、特開昭63−80088号公報においては、
密閉ケース内に導入した冷媒ガスを充満させ、圧縮して
高圧になったガスを直接ケース外部に吐出する低圧式の
スクロール式圧縮機が示されている。この圧縮機におい
て、固定スクロールの鏡板を一対の板ばねを介して密閉
ケースに取付固定し、旋回スクロール側に微少量移動可
能にして互いのラップの隙間を最小にするようになって
いる。
しかしながら、この圧縮機においては低圧式であるため
、被圧縮流体を圧縮することによって発生する全てのス
ラスト力はスラスト受けにががることになる。また、上
記固定スクロールの背面にガス圧を加え、板ばねのばね
カに打ち勝って固定スクロールを旋回スクロール側に微
少量変位させることにより、ガス力がらばねカの反カ分
を差引いた力も旋回スクロールを軸方向に押し、スラス
ト力はさらに大になってしまう。このようにスラスト力
が大きいということは、スラスト受けとの摺動損失が大
きくなることであり、結局、機械効率および圧縮効率が
低下してしまう。上記スクロール式圧縮機においては、
低圧式であるが故に、このような欠点を保有している。
また、一般のスクロール式圧縮機では、圧縮作用にとも
なって、固定スクロールのラップはスラスト方向の荷重
とともにラジアル方向の荷重を受ける。上記固定スクロ
ールは、本来、傾くことのないよう固定されているもの
であるが、このラップか、特にラジアル方向の荷重を受
けて軸芯に対し微少量であるが倒される現象が生じる。
この倒れ量は、摺動部の嵌合の影響もあるが、いずれに
しても、圧縮漏れにつながることなので無視できず、何
らかの倒れ防止手段を採用しなければならない。
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その
目的とするところは、圧縮運転の起動時においては、旋
回スクロールと固定スクロールの間隙を保持して起動負
荷の軽減を図り、運転中においては上記間隙を零にして
非圧縮流体の漏れを阻止するとともに各スクロールの円
滑な運動を確保して、摺動損失の低減化による圧縮効率
の向上化を得られ、また、固定スクロールのラップがラ
ジアル方向の荷重を受けても、その倒れを規制して円滑
な圧縮運動を確保するスクロール式圧縮機を提供しよう
とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段および作用)すなわち本発
明は、密閉ケース内の下部に、主軸に連結される旋回ス
クロールと固定スクロールとを噛合して圧縮室を形成す
るスクロール式圧縮機構部、およびこのスクロール式圧
縮機構部の上部に主軸を介して連設される電動機部とを
収容し、上記スクロール式圧縮機構部の圧縮室で圧縮し
た高圧ガスを一旦密閉ケース内に吐出する高圧式のスク
ロール式圧縮機において、密閉ケース内に吐出される高
圧ガスによって背圧を受ける鏡板、およびこの鏡板に一
体に設けられた渦巻状のラップとから上記旋回スクロー
ルを構成し、固定スクロール本体とカバーとから上記固
定スクロールを構成し、上記固定スクロール本体は、一
端面が旋回スクロールのラップと狭小の間隙を存する鏡
板、この鏡板の一端面に設けられその先端部が上記旋回
スクロールの鏡板と狭小の間隙を存して旋回スクロール
のラップに噛合し互いに圧縮室を形成するラップ、上記
鏡板の他端側に一体的に突設され密閉ケース内に吐出さ
れる高圧ガスによって背圧を受けるボス部とからなり、
上記カバーは、上記密閉ケース内に固定されるとともに
、固定スクロール本体のボス部端面および鏡板周端部を
それぞれ板ばねを介してスラスト方向に変位自在に支持
し、上記固定スクロール本体の鏡板との間に鏡板に穿設
される連通孔を介して圧縮室と連通する気密空間部であ
る中間圧室を形成したことを特徴とするスクロール式圧
縮機である。
このことにより、密閉ケース内に吐出される高圧ガスを
旋回スクロールの鏡板背面側および固定スクロール本体
のボス部背面側に導いて背圧を付与し、一方、圧縮室と
中間圧室とが連通孔を介して連通しているので、上記固
定スクロールの鏡板に中間圧の背圧を付与する。起動時
には旋回スクロールと固定スクロールのラップ先端部と
対向する鏡板とに間隙があり、起動負荷が極く小さくて
すむ。起動後、わずかな時間の経過とともに上記間隙は
次第に小さくなり、やがて零に近い状態で噛合するので
、互いのラップ先端部と鏡板との間隙からの圧縮漏れ量
を最小にし、高い圧縮効率を得られる。また、固定スク
ロール本体がラジアル方向の荷重を受けても、固定スク
ロール本体とカバーとを連結する板ばねが撓んで固定ス
クロール本体の倒れを阻止する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、たとえば空気調和機に用い
られるスクロール式圧縮機として、図面を参照して説明
する。
第1図に示すように、図中1は密閉ケースであり、2は
この密閉ケース1内に収容されたスクロール式圧縮機本
体である。このスクロール式圧縮機本体2は、密閉ケー
ス1の下部に配置されたスクロール式圧縮機構部3と、
このスクロール式圧縮機構部3の上部に連設される電動
機部4とから構成される。
上記スクロール式圧縮機構部3は、旋回スクロール5と
、固定スクロール6およびこれらを支持する支持フレー
ム7から構成される。
上記支持フレーム7は、その−側面中央部に突設される
軸受部8と、この他側部に直径が大であるボス部9とか
らなる。上記軸受部8は、上記スクロール式圧縮機構部
3と電動機部4とを連設する主軸10の主軸部10aを
回転自在に枢支している。上記ボス部9には、下端が開
放する空間部であるクランク室11が形成される。また
、上記ボス部9の基端部には給油穴A12aが設けられ
、上記クランク室11に連通する。さらに、クランク室
11に開口する給油穴B12bと、この給油穴B12b
と連通し上記主軸部10aの基端部に対向して開口する
給油穴Cl2cが設けられる。
上記クランク室11にはスラスト受け13が嵌合され、
取付ねじ14・・・を介して取付固定される。
なお、クランク室11周面とスラスト受け13の嵌合周
面とはシールリング15を介して気密的に嵌合される。
上記スラスト受け13下端面一部には油aC16cか設
けられ、この油溝C16c −端部はスラスト受け13
の下端面から外周面に亘って設けられるドレン通路A1
7aに連通する。
そしてドレン通路A17aは、上記支持フレーム7のボ
ス部9外周面に開口するドレン通路B17bに連通する
。したがって、スラスト受け13の下端面は油溝C16
c以外の部分は上記旋回スクロール6に摺接している。
このようにして構成される支持フレーム7は、密閉ケー
スの1内壁面にたとえばアーク溶接などの手段で固着さ
れるリングフレーム18に取付ねじ19・・・を介して
取付固定される。上記リングフレーム18および支持フ
レーム7の一部は互いに切欠加工され、これらリングフ
レーム18と支持フレーム7があっても密閉ケース1内
の上下部は一体に連通している。
上記支持フレーム7の軸受部8に回転自在に枢支される
主軸10の主軸部10a端部には、主軸部10aより直
径が大で、かつ上記クランク室11のスラスト受け13
内に挿入されるクランクビン部10bが一体に連設され
る。このクランクビン部10bの下端面から上端面近傍
に亘って、クランビン部10bの軸芯とは偏心した状態
で係合用穴20が設けられ、ここにメタルリング21を
介して上記旋回スクロール5のボス部22が回転自在に
嵌合される。
上記主軸10には、一端部がクランクビン部10bの係
合用穴20に開口し、主軸部10gの中途部に亘って吐
出通路A23aが設けられる。
この吐出通路A23は上記係合用穴20の軸芯に沿って
いるところから、主軸部10aの軸芯とは偏心している
。上記吐出通路A23aの上端部は、主軸部10aの軸
芯に沿って設けられる吐出通路B23bに連通し、さら
に吐出通路B23bから上端部に亘って設けられる吐出
通路C23cに連通し、これらの接続部位に逆止弁24
が設けられる。上記吐出通路C23cの上端開口部は、
ディスク25によって閉塞される。上記ディスク25の
下部にはガイド横穴A26aが設けられ、吐出通路C2
3cと連通する。なお上記ディスク25には油分離板2
7が一体的に嵌着される。
上記主軸部10aとクランクビン部10bとの連結部周
面には、給油のための環状溝28が設けられ、この環状
溝28にその下端部が連通し、かつ主軸部10Hの上方
に向かって螺旋状に油溝A16gが設けられる。また、
上記メタルリング21の内周面に螺旋状に油溝B16b
が設けられ、メタルリング21を介してクランクビン部
10bの外周面に亘って穿設されるガイド横穴B26b
に連通する。上記クランクビン部10bの上端面から係
合用穴20にかけて、給油穴D12dが貫通して設けら
れている。この給油穴D12dは、上記メタルリング2
1の油溝B16bを介して上記ガイド横穴B26bに連
通することになる。
上記主軸10のクランクビン部10b外周面には、ポン
プ29を一体に備えたバランサ30が嵌着固定される。
これらポンプ29およびバランサ30は、上記スラスト
受け13内部側のクランク室11に回転自在に収容され
る。クランクビン部10bの外周面は、スラスト受け1
3の内周面とある程度の間隙を存している。
上記旋回スクロール5は、円形状の鏡板31と、二の鏡
板31の一端面に同志円上に一体に突設される上記ボス
部22、および他端面に一体に突設される渦巻状のラッ
プ32とからなる。上記鏡板31とボス部22とに亘っ
て、かつ上記ラップ32に係わりあうことのない直径で
吐出ポート33が開口している。この吐出ボート33は
上記ボス部22の端面で開口し、よって上記主軸10に
設けられる上記吐出通路A23aに連通する。
なお、鏡板31のボス部22側端面と上記支持フレーム
7とに亘ってオルグムリング機構であるキー34が嵌合
している。
上記旋回スクロール5についてなお説明すると、上記ボ
ス部22は、上記クランクビン部10bの係合用穴20
にメタルリング21を介して摺動自在に係合している。
このボス部22の端面と係合用穴20の端面との間には
シールリング35か介在され、気密保持される。なお、
旋回スクロール5の鏡板31上端面はクランクビン部1
0b端面と間隙を存して組立てられ、かつ先に説明した
ように、スラスト受け13とは油溝C16c部分を除い
て摺接する。
上記固定スクロール6は、固定スクロール本体36と、
上記カバー37とから構成される。上記カバー37は、
支持フレーム7の下端面に取付ねじ38を介して取付固
定される。
上記固定スクロール本体36は、第2図および第3図に
も示すように、ある程度厚肉で円板状の鏡板39と、こ
の鏡板39の一端面に一体に突設されるボス部40、こ
のボス部40の外周面に設けられる中間圧室用四部41
、他端面に一体に突設される渦巻状のラップ42および
周端部に相対向して設けられ上記ラップ42よりも突出
高さの低い一対の板ばね取付用突起部43.43とから
構成される。
上記ボス部40の端面から所定長さに亘って、ねじ穴4
4が設けられる。上記鏡板39には、上記ラップ42と
係わりあうことのない位置を選択した一対の連通孔45
.45が穿設され、上記中間圧室用凹部41に連通して
いる。さらに、鏡板39のラップ42外周側に一対の位
置出し穴A46a、46aが設けられる。上記板ばね取
付用突起部43.43の端面には、それぞれ一対のねじ
穴54a・・・が設けられる。
上記カバー37は、第4図および第5図にも示すように
、その一端面側から他端面側にかけて直径を段階的に小
径にした第1.第2.第3の嵌合用穴48,49.50
が設けられ、上記第2の嵌合用穴49の周面には大径シ
ールリング溝51、第3の嵌合用穴50の周面には小径
シールリング溝52が設けられる。上記第1の嵌合用穴
48の端面には、相対向して板ばね取付用段部53゜5
3が形成され、それぞれに一対のねじ穴54b・・・が
設けられる。また、第1の嵌合用穴48の最深側端面で
かつ第2の嵌合用穴49外方には一対の位置出し穴B4
6b、46bが設けられ、第1の嵌合用穴48の外方端
面には複数の位置出し穴C46c・・・が設けられる。
さらにカバー37の第3の嵌合用穴50側端面は、その
端面中途部から軸芯方向に向かって漸次深くなるよう切
欠加工されるテーパ凹部55が設けられる。このテーバ
凹部55の外方には複数のねじ穴56・・・が設けられ
る。カバー37の周壁一部には、この外周面から第1の
嵌合用穴48に連通するよう吸込管取付用テーパ孔57
が設けられる。
第1図および第6図に示すように、上記カバー37に対
して固定スクロール本体36は一対の第1の板ばね58
,58および第2の板ばね59を介して連結される。す
なわち、カバー37の大径シールリング溝51と小径シ
ールリング溝52のそれぞれにシールリング60.61
を介挿する。
そして、カバー37の第1の嵌合用穴48に固定スクロ
ール本体36の鏡板39、第2の嵌合用穴49に中間圧
室用凹部41、第3の嵌合用穴50にボス部40をそれ
ぞれ挿嵌する。この状態で鏡板39に設けられる位置出
し穴A46a、46aとカバー37に設けられる位置出
し穴B46b。
46bとを対向させ、これらに位置出しピン62を介挿
して、互いの正確な位置出しをなす。その上で、固定ス
クロール本体36の一対の板ばね取付用突起部43.4
3とカバー37の板ばね取付用段部53.53とを第1
の板ばね58.58を介して連結する。上記第1の板ば
ね58の取付けには取付ねじ63が用いられる。そして
また、固定スクロール本体36のボス部40端面とカバ
ー37のテーパ凹部55側端面とを第2の板ばね59を
介して連結する。上記第2の板ばね59の取付けには、
取付ねじ64が用いられる。固定スクロール本体36と
カバー37との組立完了後は、上記位置出しビン62が
引き抜かれる。
上記第1の板ばね58は、第6図および第7図に示すよ
うに、略山形状に屈曲底されていて、その突出両端部が
上記固定スクロール本体36の板ばね取付用突起部43
に、かつ基端部がカバー37の板ばね取付用段部53に
取付られる。
上記固定スクロール本体36のボス部40端面とカバー
37のテーパ凹部55側端面とを連結する第2の板ばね
59は、たとえば第8図に示すように、円板状のもので
よい。あるいは第9図に示すように、取付部分以外を打
ち抜き加工により欠落させた空間部65・・・を備え、
容易に変形し易いようにした円板状のもの59Aであっ
てもよい。
このようにして、上記固定スクロール本体36とカバー
37との組合わせにより、ボス部40の周囲に設けられ
る中間室用凹部41はシールリング60.61によって
密閉される密閉空間となり、ここに中間圧室66が形成
される。そしてこの中間圧室66は鏡板39に設けられ
る連通孔45゜45を介して上記ラップ32側に連通ず
る。
この状態で中間室用四部41の周端面とカバー37の第
2の嵌合用穴49の端面とはわずかな間隙を存している
。上記固定スクロール本体36はカバー37に上記第1
.第2の板ばね58,59を介して連結されるので、固
定スクロール本体36はカバー37対してスラスト方向
に変位自在に支持されることとなる。
このようにして構成される固定スクロール6は上記旋回
スクロール5に組合せられる。すなわち、固定スクロー
ル本体36のラップ42と旋回スクロール5のラップ3
2とは互いに噛合され、互いのラップ42.32と鏡板
39.31とて囲繞される断面略三ケ月状の圧縮室67
が形成される。
各ラップ42.32の先端部は、これと対向する鏡板3
1.39端面と狭小の間隙gを存するよう組立てられる
上記固定スクロール本体36の鏡板39には、その両端
面を貫通する連通孔45.45が設けられているところ
から、上記中間圧室66と圧縮室67とは連通孔45を
介して連通ずる。
上記支持フレーム7の周面に設けられる吸込管取付用テ
ーバ孔57には、上記密閉ケース1を貫通して設けられ
る吸込管68の端部が嵌合している。この吸込管68と
密閉ケース1とは気密を保持するようシールされる。一
方、密閉ケース1の上端部には吐出管69か設けられ、
この内部に連通ずる。
上記密閉ケース1の内底部には、潤滑油か集溜する油溜
り部70が形成される。この油面は普通、支持フレーム
7の上記軸受部8端面よりもわずかに低い程度である。
したがって、上記スクロール式圧縮機構部3のほとんど
全ては油溜り部70の潤滑油に浸漬することになる。
上記支持フレーム7の軸受部8から突出する主軸10の
主軸部10aには、上記電動機部4を構成するロータ7
1が嵌着される。このロータ71の下端面と支持フレー
ム7の軸受部8端面との間には、スラストリング72と
波ワツシヤ73とが介在していて、主軸18のスラスト
方向の荷重を受けるようになっている。
上記密閉ケース1の内周面には、電動機部4を構成する
ステータ74が嵌着される。このステータ74の内周面
は、上記ロータ71の外周面と狭小の間隙を存して囲繞
している。上記ステータ74の上部側コイルエンド74
aから延出する接続コード75は密閉ケース1の上端部
に設けられるターミナル76に電気的に接続される。
つぎに、このようにして構成されるスクロール式圧縮機
の作用について説明する。
電動機部4に通電することにより、スクロール式圧縮機
構部3は被圧縮流体である、たとえば冷媒ガスを導入し
て圧縮する。すなわち、ロータ71とともに主軸10が
回転駆動され、このクランクピン部10bに掛合する旋
回スクロール5は旋回運動をなす。旋回スクロール5の
ラップ32と固定スクロール本体36のラップ42との
間に形成される圧縮室67の外周端側か負圧になって、
吸込管68から冷媒ガスを吸引する。冷媒ガスは、吸込
管68と相対向して設けられるカバー37の第1の嵌合
用穴48内に一旦導かれ、さらに上記圧縮室67に導か
れる。冷媒ガスは、圧縮室67の周端部から中心側に送
り込まれるとともにその容積か小さくなるところから圧
縮される。最も中心部における圧縮室67まて送り込ま
れたとき、所定の高圧圧力まで上昇する。そして、高圧
化したガスは旋回スクロール5に設けられる吐出ポート
33から吐出され、主軸]0に設けられる吐出通路A2
3aと吐出通路B23bを介して、逆止弁24を通過す
る。さらに吐出通路C23cとガイド横穴A26aから
密閉ケース1内に吐出される。すなわちこの圧縮機は、
密閉ケース1内に高圧ガスか充満する、いわゆる高圧タ
イプである。
そしてさらに、高圧ガスは吐出管69がら吐出され、所
定の部位に導かれる。
ところで、起動時においては、旋回スクロール5と固定
スクロール本体36の互いのラップ32゜42先端部は
、それぞれ対向する鏡板39.31と狭小の間隙gを存
しているので、ここから吸引された冷媒ガスの一部が漏
れる。換言すれば、上記間隙gがあることにより、起動
負荷が極く少なくてすみ、円滑な起動をなすことができ
る。
この圧縮運動と同時に、上記圧縮室67の圧力は各ラッ
プ32.42の巻数等によって定まる圧力近傍まで上昇
する。したがって、旋回スクロール5と固定スクロール
本体36には、互いに相反する方向のスラスト方向荷重
と、ラップ32゜42形状に対して半径方向のラジアル
方向荷重が加わることになる。その結果、旋回スクロー
ル5はスラスト受け13に、かつ固定スクロール本体3
6はカバー37に強く押し付けられようとする。
しかしながら、圧縮室67における圧縮途中のガスの一
部は、固定スクロール本体36の鏡板39に設けられた
連通孔45.45を介して、固定スクロール本体36と
カバー37との間に形成される中間圧室66内に導かれ
る。上記カバー37は支持フレーム7に取付固定されて
いるので、中間圧室66に導かれるガス圧の影響を受け
ない。
上記固定スクロール本体36は第1の板ばね58および
第2の板ばね59を介してカバー37に支持されている
のでスラスト方向に移動可能であり、かつ中間圧室66
に導かれるガス圧によって反スラスト方向の背圧を受け
る。すなわち固定スクロール本体36は、起動後、極く
わずかの時間差で、スラスト力に打ち勝った反スラスト
方向の背圧によって押し上げられ、それぞれのラップ3
2゜42先端部は対向する鏡板39.31端面に接して
、ガス漏れが規制される。
圧縮作用とともに密閉ケース1内は暫時高圧化し、その
圧力はクランク室11からスラスト受け13とクランク
ピン部10bとの間隙を介して旋回スクロール5の鏡板
31に背圧となってかかる。
同時に、上記リングフレーム18と支持フレーム7の一
部に設けられる開口部を介して固定スクロール6側に回
り、カバー37と固定スクロール本体36のボス部40
に背圧となってかかる。
上記旋回スクロール5にかかる背圧である反スラスト力
は、圧縮作用によるスラスト力よりも小さい。ただし、
この反スラスト力がかかることにより、旋回スクロール
5がスラスト受け13に強く押し付けられずにすむ。す
なわち、スラスト力とは反対方向の力がかかって、旋回
スクロール5の鏡板31とスラスト受け13との摺動損
失を大幅に減少でき、旋回スクロール5は円滑な旋回運
動をなすこととなる。この反スラスト力は、スラスト受
け13の内径部面積と、油溝C16c面積の合計面積を
変えることにより任意に設定できる。
一方、固定スクロール6においては、カバー37が支持
フレーム7に固定されているので、密閉ケース1内の高
圧にともなう背圧は、固定スクロール本体36のボス部
40にのみ影響する。上記固定スクロール本体36には
、先に説明したように中間圧室66においても背圧がか
かっていて、これと上記ボス部40にかかる背圧との合
力となる。この反スラスト力の合力と圧縮作用にともな
うスラスト力との差が、実際に固定スクロール本体36
にかかる力である。当然、反スラスト力の合力の方が大
であり、起動時を除く圧縮運動継続中は、常に固定スク
ロール本体36は押し上げられて旋回スクロール5に噛
合し、よって圧縮漏れがない。
ここで、上述した力関係を整理すると、■ 固定スクロ
ール本体36に作用する力は、吐出側圧力〉吸込側圧力 の関係が成立つ条件下で、起動もしくは運転中において
、 中間圧室66における反スラスト力 〉圧縮室67におけるスラスト力 の関係を保つものであること。
■ 固定スクロール本体36と旋回スクロール5に作用
する力関係は、 固定スクロール本体36に作用するカ ーボス部40に作用する反スラストカ ー圧縮圧室66に作用する反スラストカー圧縮により作
用するスラスト力・・・(A)旋回スクロール5に作用
するカ ー圧縮により作用するスラスト力 〉鏡板31に作用する反スラスト力 の関係を得ることである。
そして、固定スクロール本体36と旋回スクロール5に
作用する力は、 上記(A)式+圧縮により旋回スクロール5に作用する
スラスト力 〉鏡板31に作用する反スラスト力 となり、結局 固定スクロール本体36のボス部40に作用する反スラ
スト力 十中間圧室66に作用する反スラスト力〉旋回スクロー
ル5の鏡板31に作用 する反スラスト力 となる。
なお、中間圧室66の中心を固定スクロール本体36の
ボス部40の中心に対して極く僅か偏心するよう構成す
ると、ボス部40端面にかかる背圧と中間圧室66にか
かる中間圧とによって作用する力の合力の作用点が、ガ
スを圧縮することによって生じるスラスト方向の力の作
用点と一致する。したがって、固定スクロール本体36
の動作が極めて安定したしのとなり、結果として、ラッ
プ42の半径方向の変位を最小に抑制した高効率運転が
可能になる。
なお、圧縮運動にともなって各ラップ32゜42にはラ
ジアル方向の荷重がかかることは、先に説明した通りで
ある。特に固定スクロール本体36は、カバー37に第
1の板ばね58および第2の板ばね59を介して支持さ
れるので、このラップ42はラジアル方向の力を受けて
軸芯に対し極く微小量であるが倒されようとする。しか
しながら、上記第1の板ばね58および第2の板ばね5
9は弾性的に撓んでラップ42の倒れを吸収し、この歳
差運動か阻止される。
つぎに、スクロール式圧縮機構部3における潤滑油の給
油状態について説明する。
油溜り部70の潤滑油は、主軸1oの回転にともなって
支持フレーム7の給油穴A12aからクランク室11に
導かれ、ここで回転するポンプ29により、その外周部
へ遠心力を受けて飛ばされる。そして、給油穴B12b
から給油穴Cl2cを介して主軸10の主軸部10a周
面に設けられた油SA 16 aに導かれる。したがっ
て、主軸部10aと支持フレーム7の軸受部8との円滑
な摺動を確保し、主軸部10aの上端部とスラストリン
グ72との隙間からオーバーフローする。
さらに、上記給油穴Cl2cから潤滑油の一部はクラン
クビン部10bに設けられる給油穴D12dと、メタル
リング21の内周面の油溝B16bへ連通する。したが
って、メタルリング21を介してクランクビン部10b
と旋回スクロール5のホス部22との円滑な摺動を確保
し、ガイド横穴B26bから遠心力で加速され、クラン
ク室11へ放出される。このクランク室11から、スラ
スト受け13の油溝C16cに導かれて、スラスト受け
13と旋回スクロール5の鏡板3]との円滑な摺動を確
保する。そして、ドレン通路A17aから支持フレーム
7に設けられるドレン通路B17bを介して元の油溜り
部70へ戻される。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、固定スクロールを
固定スクロール本体とカバーとから構成し、上記固定ス
クロール本体の鏡板とラップを旋回スクロールのラップ
と鏡板に対して狭小の間隙を存し、旋回スクロールの鏡
板および固定スクロール本体のボス部に背圧をかけ、上
記カバーと固定スクロール本体鏡板との間隙を圧縮室と
連通ずる中間圧室として上記鏡板に中間圧の背圧をかけ
るようにしたから、起動時における摩擦抵抗を軽減した
円滑な起動か可能である。起動直後から圧縮運転中は、
各スクロールのラップ先端部と鏡板との間隙は零に近い
状態となり、これら間隙からの圧縮漏れ量を最小にして
、高い圧縮効率を得られる。また、上記固定スクロール
本体とカバーとを板ばねを介して連結したので、運転中
に固定スクロール本体のラップがラジアル方向の荷重を
受けても、上記板ばねがラップの倒れを防止し、安定し
た圧縮運転をなすという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の一実施例を示し、第1図
はスクロール式圧縮機の縦断面図、第2図は固定スクロ
ール本体の平面図、第3図は第2図の■−■線に沿う縦
断面図、第4図はカバーの平面図、第5図はカバーの縦
断面図、第6図はカバー内に固定スクロールを組み込ん
だ状態の平面図、第7図は第1の板ばねの平面図、第8
図は第2の板ばねの平面図、第9図は本発明の他の実施
例を示す第2の板ばねの平面図である。 1・・・密閉ケース、5・・・旋回スクロール、67・
・・圧縮室、6・・・固定スクロール、3・・・スクロ
ール式%式% (旋回スクロールの)鏡板、32・・・(旋回スクロー
ルの)ラップ、39・・・(固定スクロール本体の)鏡
板、42・・・(固定スクロール本体の)ラップ、40
・・・(固定スクロール本体の)ボス部、36・・・固
定スクロール本体、58・・・第1の板ばね、5つ・・
・第2の板ばね、37・・・カバー 45・・・連通孔
、66・・・中間圧室。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  密閉ケースと、この密閉ケース内の下部に収容され主
    軸に連結される旋回スクロールおよびこの旋回スクロー
    ルと噛合して圧縮室を形成する固定スクロールとからな
    るスクロール式圧縮機構部と、このスクロール式圧縮機
    構部の上部に上記主軸を介して連設される電動機部とを
    具備し、上記スクロール式圧縮機構部の圧縮室で圧縮し
    た高圧ガスを一旦密閉ケース内に吐出する高圧式のスク
    ロール式圧縮機において、上記旋回スクロールは、密閉
    ケース内に吐出される高圧ガスによって背圧を受ける鏡
    板、およびこの鏡板に一体的に設けられた渦巻状のラッ
    プとからなり、上記固定スクロールは、その一端面が上
    記旋回スクロールのラップと狭小の間隙を存する鏡板、
    この鏡板の一端面に一体的に設けられその先端部が上記
    旋回スクロールの鏡板と狭小の間隙を存し旋回スクロー
    ルのラップに噛合して互いに圧縮室を形成するラップ、
    上記鏡板の他端側に一体的に突設され密閉ケース内に吐
    出される高圧ガスによって背圧を受けるボス部とからな
    る固定スクロール本体と、上記密閉容器に固定され固定
    スクロール本体のボス部端面および鏡板周端部をそれぞ
    れ板ばねを介してスラスト方向に変位自在に支持するカ
    バーとからなり、上記固定スクロール本体の鏡板とカバ
    ーとの間に上記圧縮室と固定スクロール本体の鏡板に穿
    設される連通孔を介して連通する気密空間部である中間
    圧室を設けたことを特徴とするスクロール式圧縮機。
JP14004890A 1990-05-31 1990-05-31 スクロール式圧縮機 Pending JPH0436085A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6514059B1 (en) * 1999-06-08 2003-02-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Scroll compressor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6514059B1 (en) * 1999-06-08 2003-02-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Scroll compressor

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