JPH04361032A - 不織布積層体 - Google Patents

不織布積層体

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JPH04361032A
JPH04361032A JP13613691A JP13613691A JPH04361032A JP H04361032 A JPH04361032 A JP H04361032A JP 13613691 A JP13613691 A JP 13613691A JP 13613691 A JP13613691 A JP 13613691A JP H04361032 A JPH04361032 A JP H04361032A
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Masaharu Matsuo
松 尾  雅 春
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不織布積層体に関し、特
に、耐溶剤性および耐アルカリ性に優れるため、防水材
の基布として好適であり、また金属部材と接触しても異
音を発せず、自動車用の座席シート等の発泡成形品用の
補強材にも好適な不織布積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の屋上や床面の防水処理には、ウレ
タン系の防水材が多く使用されている。ところで、この
ウレタン系の防水材中には、トルエン、キシレン等の溶
剤が多量に含有されている。このウレタン系の防水材に
、基布としてポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン
等からなる不織布を適用すると溶剤により膨潤して変形
するため、耐溶剤性に優れるポリエチレンテレフタレー
ト不織布が、主に使用されている。
【0003】また、自動車用の座席シート等の発泡成形
品は、金属製の取付治具によって車体等に取り付けられ
ているが、座席シートの主材である発泡ウレタンと、金
属製の取付治具が接触すると、異音が発生するという問
題があった。そこで、従来、座席シートが金属部材と接
触する部分には、不織布や粗毛布等が貼り付けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のポリエチレンテレフタレート不織布は、耐アルカリ
性に劣るため、建物や床のコンクリート面から浸出する
アルカリ分を含んだ水に弱く、寿命が短いという問題が
あった。また、後者の自動車用の座席シートへの不織布
の貼り付けは、後加工によって行わねばならず、コスト
アップ、生産能率の低下の原因となるという問題があっ
た。
【0005】そこで本発明の目的は、耐溶剤性および耐
アルカリ性に優れるため、防水材の基布として好適であ
り、また、通気性を保持しながらウレタンの浸透を防止
でき、かつ金属と接触しても異音が発生しない、発泡成
形品用の補強材としても好適な不織布積層体を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、2種以上の不織布層を有する不織布積層
体であって、最上層に融点の異なる2種の熱可塑性樹脂
繊維を主材とし、かつ外側表面が加熱溶融処理されてな
る複合不織布層を有し、さらに最下層にポリオレフィン
繊維を主材とする単一不織布層を有する不織布積層体を
提供するものである。
【0007】前記最上層と最下層の間に、中間不織布層
を少なくとも1層有すると、好ましい。
【0008】前記融点の異なる2種の熱可塑性樹脂繊維
が、ポリエチレンテレフタレート繊維およびポリエチレ
ン繊維であり、前記最下層がポリプロピレン繊維を主材
とするものであると、好ましい。
【0009】また、本発明は、前記の不織布積層体から
なる基材層を有する防水シートを提供するものである。
【0010】さらに、本発明は、前記不織布積層体から
なる基材層を有する発泡成形品用補強材をも提供するも
のである。
【0011】以下、本発明の不織布積層体、ならびにそ
れを基材層として用いる防水シートおよび発泡成形品用
補強材について、詳細に説明する。
【0012】本発明の不織布積層体の最上層の複合不織
布層は、融点の異なる2種の熱可塑性樹脂繊維を主材と
するものである。すなわち、この複合不織布層は、高融
点の熱可塑性樹脂繊維(以下、「高融点繊維」と略す)
と低融点の熱可塑性樹脂繊維(以下、「低融点繊維」と
略す)の組み合わせからなるものである。この高融点繊
維と低融点繊維の組み合わせとして、ポリエチレンテレ
フタレート繊維−ポリエチレン繊維の組み合わせ、ポリ
プロピレン繊維−ポリエチレン繊維の組み合わせ、ポリ
エチレンテレフタレート繊維−コーポリポリエチレンテ
レフタレート繊維の組み合わせ、ポリプロピレン繊維−
エチレン・酢酸ビニル共重合体繊維の組み合わせなどが
挙げられる。
【0013】この複合不織布層において、高融点繊維と
低融点繊維は、並列的に配置されていてもよいし、また
高融点繊維を芯とし、低融点繊維が該芯を囲む鞘の形態
であってもよい。高融点繊維と低融点繊維とが芯と鞘の
形態で配置されている場合、低融点繊維からなる鞘部は
、高融点繊維からなる芯部を軸として偏心した状態また
は偏心しない状態で、該鞘部に係合、接着され、また、
低融点繊維同士は相互に絡み合った状態に形成されてい
る。この複合不織布層において、高融点繊維は形状保持
材としての機能を有し、低融点繊維は接着成分としての
機能を有している。
【0014】この複合不織布層を構成する高融点繊維は
、結晶性または非晶性の樹脂からなるものであり、好ま
しくは非晶性の樹脂からなるものである。例えば、IV
の値が0.45〜0.80、繊維径:1〜3dのポリエ
チレンテレフタレート繊維、あるいは密度:0.80〜
0.85g/cm3 、繊維径:1〜3dのポリ4−メ
チルペンテン−1繊維が挙げられる。
【0015】また、低融点繊維は、組み合わせる高融点
繊維より融点ができるだけ低い方が良く、融点差は20
〜200℃、好ましくは50℃以上である。ポリエチレ
ンテレフタレート繊維と組み合わせた場合、例えば、密
度:0.860〜0.970g/cm3 、繊維径:0
.5〜20d、好ましくは密度:0.90〜0.92g
/cm3 、繊維径:1〜5dのポリエチレン繊維、あ
るいは密度:0.90〜0.98g/cm3 、繊維径
:0.5〜20d、好ましくは密度:0.93〜0.9
5g/cm3 、繊維径:1〜5dのエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体繊維が挙げられる。
【0016】この複合不織布層における高融点繊維/低
融点繊維の含有割合は、通常、重量比で0.5〜2.0
程度であり、好ましくは0.8〜1.2程度である。
【0017】この複合不織布の製造は、常法にしたがっ
て行うことができ、特に制限されない。
【0018】前記複合繊維を不織布に成形する方法は、
特に制限されず、例えば、スパンボンド法、乾式法、湿
式法等のいずれの方法によってもよい。例えば、スパン
ボンド法によって製造する場合、高融点繊維と低融点繊
維とを各々押出機で溶融した後、同一のダイから並列、
芯と鞘(偏心または同心)の状態で押出し、スクリーン
ベルト上に集めて不織布に成形すればよい。
【0019】この複合不織布層の厚さは、通常、0.2
〜5.0mm程度、好ましくは0.3〜2.0mm程度
である。また、複合不織布層の目付量は、通常、20〜
500g/m2 程度、好ましくは40〜200g/m
2 程度である。
【0020】さらに、本発明の不織布積層体において、
この複合不織布層は、外側表面が加熱溶融処理されて、
例えば、複合不織布層に含有されている低融点繊維が溶
融され、不織布を構成する各繊維間が結合され、表面が
フィルム状に形成されてなる加熱溶融層を有するもので
ある。外側表面の加熱溶融処理の程度は、フィルム状〜
多孔質フィルム状の範囲であり、例えば、通気性を必要
としない場合は、完全に孔のないフィルム状でよく、ま
た通気性を必要とする場合には、多孔質フィルム状にす
ればよい。この加熱溶融層の厚さは、通常、0.1〜1
.0mm程度に形成される。
【0021】加熱溶融層を形成するための加熱溶融処理
は、複合不織布単独の状態で施してもよいし、後記のよ
うに、不織布積層体に形成した後、施してもよい。複合
不織布単独の状態のときに加熱溶融処理を施す場合、加
熱溶融処理は、例えば、片面または両面を加熱した2本
ロールの間を通して圧接する等の方法にしたがって行う
ことができる。
【0022】加熱溶融処理の温度は、通常、130〜2
00℃程度であり、好ましくは140〜170℃程度で
ある。
【0023】本発明の不織布積層体の最下層は、ポリオ
レフィン繊維を主材とする単一不織布層によって構成さ
れるものである。このポリオレフィン繊維として、例え
ば、ポリプロピレン等が挙げられる。
【0024】この単一不織布層の厚さは、通常、0.5
〜5.0mm程度であり、好ましくは1.0〜2.5 
mm 程度である。
【0025】また、この単一不織布層の目付け量は、通
常、50〜500g/m2 程度であり、好ましくは1
00〜300g/m2 程度である。
【0026】この単一不織布層の主材であるポリオレフ
ィン繊維は丸形、あるいは異形のいずれの断面形状のも
のでもよく、特に制限されず、またその繊維径は、通常
、1〜20d程度であり、好ましくは2〜10d程度で
ある。
【0027】前記ポリオレフィン繊維を不織布に製造す
る方法は、特に制限されず、例えば、スパンボンド法、
乾式法、湿式法等のいずれの方法によってもよい。例え
ば、スパンボンド法によって製造する場合、ポリオレフ
ィン樹脂を押出機で溶融後、ダイから繊維状に押出した
ものを、エアーで引張りスクリーンベルト上に集めて不
織布に成形すればよい。
【0028】また、本発明の不織布積層体は、前記最上
層と最下層の間に中間不織布層を有すると、耐溶剤性が
向上する点で、好ましい。この中間不織布層に用いられ
る不織布として、ポリエチレンテレフタレート繊維から
なるものが挙げられる。中間不織布層をポリエチレンテ
レフタレート繊維で構成する場合、このポリエチレンテ
レフタレート繊維は、丸形、異形等のいずれの断面形状
を有するものでもよい。また、その繊維径は、通常、1
〜5d程度である。
【0029】この中間不織布層の厚さは、通常、0.5
〜5.0mm程度であり、好ましくは0.5〜2.0m
m程度である。
【0030】また、この中間不織布層の目付け量は、通
常、50〜500g/m2 程度であり、好ましくは6
0〜200g/m2 程度である。
【0031】この中間不織布層を構成する不織布の製造
は、常法にしたがって行えばよく、特に制限されない。 例えば、スパンボンド法、乾式法、湿式法等が挙げられ
る。例えば、ポリエチレンテレフタレート繊維からなる
不織布の製造は、スパンボンド法、乾式法、湿式法等が
挙げられる。
【0032】本発明の不織布積層体の製造は、前記の複
合不織布および単一不織布、ならびに好ましくは中間不
織布を積層し、ニードルパンチング加工により複合化し
て行うことができる。各不織布の積層方法は、前記複合
不織布からなる層が最上層に配設され、単一不織布から
なる層が最下層に配設されるならば、特に制限されない
。
【0033】次に、積層された不織布の複合不織布層の
外側表面が予め加熱溶融処理されていない場合には、複
合不織布層に当接されるロールのみが加熱されている一
対の加熱ロール等の適当な手段によって圧接するととも
に最上層を加熱して、最上層の複合不織布層の外側表面
を加熱溶融処理し、加熱溶融層を形成すればよい。
【0034】以下、図1および図2に示す断面概略図に
基づいて、本発明の不織布積層体の実施態様について詳
細に説明する。
【0035】図1に示す不織布積層体は、(A)に示す
ように、ポリオレフィン繊維からなる単一不織布層1を
最下層とし、該単一不織布層1の上に複合不織布層2を
積層して積層体を構成し、次に、(B)に示すように、
複合不織布層2を加熱溶融処理してその外側表層に加熱
溶融層3を形成してなるものである。
【0036】また、図2に示す不織布積層体は、(A)
に示すように、ポリオレフィン繊維からなる単一不織布
層1を最下層とし、該単一不織布層1の上に中間不織布
層4を介して複合不織布層2を積層して積層体を構成し
、次に、(B)に示すように、複合不織布層2を加熱溶
融処理してその外側表層に加熱溶融層3を形成してなる
ものである。
【0037】また、本発明の不織布積層体は、各種の用
途に適用が可能であり、例えば、最上層に高融点繊維と
してポリエチレンテレフタレート繊維、低融点繊維とし
てポリエチレン繊維を使用してなる複合不織布層を有す
る場合には、この複合不織布層が耐溶剤性に優れる特徴
を有し、さらに最下層としてポリプロピレン不織布から
なる単一不織布層を有するため、耐アルカリ性に優れる
特長を生かして防水シートの基材層として用いることが
できる。また、最上層の加熱溶融の程度、および積層工
程における圧着力を適当に調整すれば、所望の通気度を
有する防水シートを得ることができる。
【0038】本発明の不織布積層体を基材層として用い
る防水シートは、溶剤系防水材用または非溶剤系防水材
用のいずれの用途にも使用できる。
【0039】また、本発明の不織布積層体は、最上層と
して、前記融点の異なる2種の熱可塑性樹脂、すなわち
、高融点繊維と低融点繊維とからなる複合不織布層を使
用し、さらに最下層としてポリオレフィン不織布からな
る単一不織布層を使用すると、発泡ウレタンの表面への
滲み出しを防止することができる特長を生かして発泡成
形品用補強材とすれば、この補強材を座席シートの成形
に使用した場合、金属と滲出発泡ウレタンとのこすれに
よる異音の発生がなく、好適である。
【0040】この発泡成形品用補強材は、自動車の座席
シート、家具、事務用シートとして好適である。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を挙げ、
本発明を具体的に説明するが、これらの実施例はいかな
る点においても本発明の範囲を限定するものではない。
【0042】(実施例1)ポリエチレンテレフタレート
(PET)繊維(繊維径:1d、繊維断面形状:丸形)
を芯とし、ポリエチレン(PE)繊維(繊維径:2d、
繊維断面形状:丸形)を鞘とする目付量80g/cm2
 の複合不織布(W1 )と、ポリエチレンテレフタレ
ート繊維(繊維径:2d、繊維断面形状:丸形)からな
る目付量60g/cm2 の不織布(W2 )と、ポリ
プロピレン繊維(繊維径:4d、繊維断面形状:丸形)
からなる目付量100g/cm2 の不織布(W3 )
とを積層し、さらに130〜150℃の熱ロールで0〜
20kg/cm2 の押圧力で熱圧着して、最上層に複
合不織布(W1 )からなる層、中間層として不織布(
W2 )からなる層、および最下層として不織布(W3
 )からなる層を有し、最上層の複合不織布(W1)の
表層がフィルム状を呈した不織布積層体を得た。得られ
た不織布積層体の表面にウレタン系防水材(トルエン4
0%含有)を塗布したところ、トルエンによる膨潤、変
形が生じなかった。
【0043】(実施例2)ポリエチレンテレフタレート
繊維からなる目付量200g/cm2 の不織布(W2
 )を中間層として用いた以外は、実施例1と同様にし
て不織布積層体を製造し、ウレタン系防水材(トルエン
40%含有)を塗布したところ、トルエンによる膨潤、
変形が生じなかった。
【0044】(実施例3、比較例1)実施例1で得られ
た不織布積層体(実施例3)と実施例1と同一デニール
および同一目付量のポリプロピレン不織布(比較例1)
を、それぞれ自動車座席用発泡ウレタンの成形時に、成
形用金型の内側に貼り、ウレタン発泡成形を行った。そ
の結果、ポリプロピレン不織布単体の場合には、ウレタ
ン液が表面に滲み出してきたが、実施例1の不織布積層
体を用いた場合には、ウレタン液が表面のフィルム状の
層の手前で止まり、表面にウレタン液の滲み出しがなか
った。また、得られた発泡ウレタン製の座席シートは金
属製の固定金具との接触による異音の発生がなかった。
【0045】
【発明の効果】本発明の不織布積層体は、耐溶剤性およ
び耐アルカリ性に優れるため、防水材の基布として好適
であり、また、通気性を保持しながらウレタンの浸透を
防止でき、かつ金属と接触しても異音が発生しないため
、発泡成形品用の補強材としても好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】  図1の(A)および(B)は、本発明の不
織布積層体の第1の実施態様を説明する図である。
【図2】  図2の(A)および(B)は、本発明の不
織布積層体の第2の実施態様を説明する図である。
【符号の説明】
1  単一不織布層 2  複合不織布層 3  加熱溶融層 4  中間不織布層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  2種以上の不織布層を有する不織布積
    層体であって、最上層に融点の異なる2種の熱可塑性樹
    脂繊維を主材とし、かつ外側表面が加熱溶融処理されて
    なる複合不織布層を有し、さらに最下層にポリオレフィ
    ン繊維を主材とする単一不織布層を有する不織布積層体
    。
  2. 【請求項2】  前記最上層と最下層の間に、中間不織
    布層を少なくとも1層有する請求項1に記載の不織布積
    層体。
  3. 【請求項3】  前記融点の異なる2種の熱可塑性樹脂
    繊維が、ポリエチレンテレフタレート繊維およびポリエ
    チレン繊維であり、前記最下層がポリプロピレン繊維を
    主材とするものである請求項1または2に記載の不織布
    積層体。
  4. 【請求項4】  前記請求項3に記載の不織布積層体か
    らなる基材層を有する防水シート。
  5. 【請求項5】  前記請求項1〜3のいずれかに記載の
    不織布積層体からなる基材層を有する発泡成形品用補強
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007120300A (ja) * 2007-01-23 2007-05-17 Seiren Co Ltd モルタル下地シート
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