JPH04361697A - 印刷用塗被紙の製造方法 - Google Patents
印刷用塗被紙の製造方法Info
- Publication number
- JPH04361697A JPH04361697A JP13004791A JP13004791A JPH04361697A JP H04361697 A JPH04361697 A JP H04361697A JP 13004791 A JP13004791 A JP 13004791A JP 13004791 A JP13004791 A JP 13004791A JP H04361697 A JPH04361697 A JP H04361697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- backing roll
- coated paper
- pigment
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷用塗被紙の製造方法
に関し、特にバッキングロールの汚れ防止に優れ、且つ
塗工後の乾燥工程でのマイグレーションを均一化でき、
印刷適性に優れた印刷用塗被紙の製造方法に関する。
に関し、特にバッキングロールの汚れ防止に優れ、且つ
塗工後の乾燥工程でのマイグレーションを均一化でき、
印刷適性に優れた印刷用塗被紙の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多色印刷された雑誌類、パンフレ
ット類の需要が急増しており、印刷品質においても印刷
ムラのない高級な印刷仕上がりが望まれている。このよ
うな印刷物に使用されている大半の紙は両面塗工された
塗被紙である。両面塗工紙は、一般にロールコーター、
エアーナイフコーター、ブレードコーター等を装備した
塗工機により塗料層を原紙に設けて製造される。これら
のコーターの中でも、ロールコーター以外は装置の構造
上コーター部分が別々に設けられており、バッキングロ
ールを有する片面塗工機で塗工を行う場合、先ず原紙の
片面を塗工し、次いで、反対面が塗工される。この場合
、初めに塗工された塗被面はその反対面が塗工される時
にはバッキングロールの表面に接しているために、塗料
の性質や乾燥が不充分な場合には、該塗被層がバッキン
グロールの表面へ付着、剥離し、バッキングロールの表
面がしばしば汚染されることになる。
ット類の需要が急増しており、印刷品質においても印刷
ムラのない高級な印刷仕上がりが望まれている。このよ
うな印刷物に使用されている大半の紙は両面塗工された
塗被紙である。両面塗工紙は、一般にロールコーター、
エアーナイフコーター、ブレードコーター等を装備した
塗工機により塗料層を原紙に設けて製造される。これら
のコーターの中でも、ロールコーター以外は装置の構造
上コーター部分が別々に設けられており、バッキングロ
ールを有する片面塗工機で塗工を行う場合、先ず原紙の
片面を塗工し、次いで、反対面が塗工される。この場合
、初めに塗工された塗被面はその反対面が塗工される時
にはバッキングロールの表面に接しているために、塗料
の性質や乾燥が不充分な場合には、該塗被層がバッキン
グロールの表面へ付着、剥離し、バッキングロールの表
面がしばしば汚染されることになる。
【0003】このために、塗工機のバッキングロール(
又はバックアップロール)表面は図1に示すような水或
いは温水等の洗浄液を使用してスプレー方式により洗浄
され、その洗浄液はバッキングロールに抱かれた紙面に
できるだけ少量しか触れないようにするために、洗浄用
ドクター(以後、フロクリンドクターと呼ぶ)によって
、多量の洗浄液が紙面に接する前に殆どの洗浄液をバッ
キングロールの側面から流下させている。
又はバックアップロール)表面は図1に示すような水或
いは温水等の洗浄液を使用してスプレー方式により洗浄
され、その洗浄液はバッキングロールに抱かれた紙面に
できるだけ少量しか触れないようにするために、洗浄用
ドクター(以後、フロクリンドクターと呼ぶ)によって
、多量の洗浄液が紙面に接する前に殆どの洗浄液をバッ
キングロールの側面から流下させている。
【0004】しかしながら、このようにバッキングロー
ル表面の洗浄を施していても、長時間の操業で表面汚れ
が酷くなり、充分な洗浄が出来難くなると、塗料粕状の
異物がドクターの刃先に噛み込み、その刃先部分が浮い
た形となり、洗浄液がロール全体に回り初め、その部分
の塗被紙を汚したり、或いは塗料粕自体が紙面に付着し
たり、さらには反対に塗料粕が噛み込んだ部分だけが乾
燥状態となり、その部分の紙面は他の部分と比較して過
乾燥状態となり、所謂乾燥ムラとなる等、種々のトラブ
ルを誘発し、製品品質に重大な欠陥をもたらす原因とな
り易い。
ル表面の洗浄を施していても、長時間の操業で表面汚れ
が酷くなり、充分な洗浄が出来難くなると、塗料粕状の
異物がドクターの刃先に噛み込み、その刃先部分が浮い
た形となり、洗浄液がロール全体に回り初め、その部分
の塗被紙を汚したり、或いは塗料粕自体が紙面に付着し
たり、さらには反対に塗料粕が噛み込んだ部分だけが乾
燥状態となり、その部分の紙面は他の部分と比較して過
乾燥状態となり、所謂乾燥ムラとなる等、種々のトラブ
ルを誘発し、製品品質に重大な欠陥をもたらす原因とな
り易い。
【0005】また、塗工速度の増速ともあいまって、バ
ッキングロールの汚れも加速され、洗浄によってもその
汚れが浄化され難くなりつつあり、フロクリンドクター
の改善やバッキングロールの材質変更、ラテックスの機
械的安定性向上対策等が採られてはいるものの、なお満
足すべき対応策のないのが現状である。さらに、高速度
塗工の場合、塗工後の乾燥でマイグレーションの不均一
が起こることは良く知られており、バッキングロールの
汚れと同時に解決すべき技術課題となっている。
ッキングロールの汚れも加速され、洗浄によってもその
汚れが浄化され難くなりつつあり、フロクリンドクター
の改善やバッキングロールの材質変更、ラテックスの機
械的安定性向上対策等が採られてはいるものの、なお満
足すべき対応策のないのが現状である。さらに、高速度
塗工の場合、塗工後の乾燥でマイグレーションの不均一
が起こることは良く知られており、バッキングロールの
汚れと同時に解決すべき技術課題となっている。
【0006】例えば特公昭64−6318公報では、マ
イグレーションの均一化のために低分子量の澱粉と0.
13μm以下の比較的微粒子なラテックスを組合わせる
技術が提案されているが、100 m/分といった低速
度での塗工であり、バッキングロール汚れについては全
く考慮の必要のないものである。ここで、マイグレーシ
ョンの不均一化に対し、微粒子ラテックスを用いた場合
は単にラテックス粒子径を小さくし、機械的な安定性を
向上させただけではバッキングロール汚れが著しく、品
質及び生産性が大幅に低下し、特に高pH系の塗被液で
はバッキングロールの汚れが著しく、操業不可能となる
こともしばしばである。
イグレーションの均一化のために低分子量の澱粉と0.
13μm以下の比較的微粒子なラテックスを組合わせる
技術が提案されているが、100 m/分といった低速
度での塗工であり、バッキングロール汚れについては全
く考慮の必要のないものである。ここで、マイグレーシ
ョンの不均一化に対し、微粒子ラテックスを用いた場合
は単にラテックス粒子径を小さくし、機械的な安定性を
向上させただけではバッキングロール汚れが著しく、品
質及び生産性が大幅に低下し、特に高pH系の塗被液で
はバッキングロールの汚れが著しく、操業不可能となる
こともしばしばである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き実状から、
本発明者等は、特に高速塗工に付随するマイグレーショ
ンの不均一化とバッキングロール汚れを同時に解決する
べく鋭意研究を行った結果、特定された顔料及び特定の
ラテックスを配合した塗被組成物を用い、さらに特定さ
れる洗浄液を用いてバッキングロールを洗浄しながら塗
工することにより、塗工時のマイグレーションを均一に
し、且つバッキングロール汚れを極めて効果的に抑制す
ると同時に、印刷光沢及び表面強度に亘り優れた印刷適
性を有する高品質の印刷用塗被紙を得る方法を提供する
ものである。
本発明者等は、特に高速塗工に付随するマイグレーショ
ンの不均一化とバッキングロール汚れを同時に解決する
べく鋭意研究を行った結果、特定された顔料及び特定の
ラテックスを配合した塗被組成物を用い、さらに特定さ
れる洗浄液を用いてバッキングロールを洗浄しながら塗
工することにより、塗工時のマイグレーションを均一に
し、且つバッキングロール汚れを極めて効果的に抑制す
ると同時に、印刷光沢及び表面強度に亘り優れた印刷適
性を有する高品質の印刷用塗被紙を得る方法を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッキングロ
ールに洗浄用ドクターを装着した片面塗工機を用いて、
原紙上に顔料及び接着剤を主成分とする塗被組成物を塗
工する印刷用塗被紙の製造方法に於て、(a)顔料とし
て、平均粒子径が 0.1〜 0.3μmである顔料を
全顔料中に5〜50重量%、且つ(b)接着剤として、
平均粒子径が0.07〜0.13μmで、溶解度パラメ
ーターが 9.5〜11であるSBR共重合体ラテック
スを、それぞれ含有した塗被組成物を使用し、且つ顔料
を含み、固形分濃度が0.05〜30重量%である洗浄
液を洗浄ドクター部に注いで、バッキングロール表面を
洗浄しながら塗工することを特徴とする印刷用塗被紙の
製造方法である。
ールに洗浄用ドクターを装着した片面塗工機を用いて、
原紙上に顔料及び接着剤を主成分とする塗被組成物を塗
工する印刷用塗被紙の製造方法に於て、(a)顔料とし
て、平均粒子径が 0.1〜 0.3μmである顔料を
全顔料中に5〜50重量%、且つ(b)接着剤として、
平均粒子径が0.07〜0.13μmで、溶解度パラメ
ーターが 9.5〜11であるSBR共重合体ラテック
スを、それぞれ含有した塗被組成物を使用し、且つ顔料
を含み、固形分濃度が0.05〜30重量%である洗浄
液を洗浄ドクター部に注いで、バッキングロール表面を
洗浄しながら塗工することを特徴とする印刷用塗被紙の
製造方法である。
【0009】
【作用】前述した如く、本発明はバッキングロールを装
備した片面塗工機を用いて塗工する場合に、バッキング
ロール表面の汚れに付随して発生する操業性、及び品質
不良を極めて効率良く改善し、高品質の印刷用塗被紙を
得る方法を見出したものである。
備した片面塗工機を用いて塗工する場合に、バッキング
ロール表面の汚れに付随して発生する操業性、及び品質
不良を極めて効率良く改善し、高品質の印刷用塗被紙を
得る方法を見出したものである。
【0010】即ち、バッキングロールを装着した片面塗
工機を複数台使用して両面塗被紙を製造する場合、片面
塗工機での2回目塗工時には、第1回の片面塗工機で塗
工された塗被面は第2番目の塗工機では、そのバッキン
グロールの表面に接するため、バッキングロールに装着
されたフロクリンドクターを通過してきた洗浄液がその
塗被面に接することになる。この際、勿論塗被面に接す
る時のバッキングロール表面の洗浄液は極力最少量にな
るように調節され、且つ紙面に均一に付着するように調
節されることが極めて重要な要件である。仮に、第2番
目のバッキングロール表面に不要な条跡や塗料粕、又は
洗浄液の汚れムラ等が存在すると、その状態が塗被面へ
転写され異常な欠陥−例えば印刷に於けるトラッピング
不良等−が発生して印刷異常となり、商品価値を無くし
てしまう。前述したように、複雑な塗料組成、或いは、
近年の高速塗工では、バッキングロール表面の洗浄効果
が充分に行われ難くなってきており、しばしばバッキン
グロール汚れに基づく操業や品質トラブルが発生してい
る。
工機を複数台使用して両面塗被紙を製造する場合、片面
塗工機での2回目塗工時には、第1回の片面塗工機で塗
工された塗被面は第2番目の塗工機では、そのバッキン
グロールの表面に接するため、バッキングロールに装着
されたフロクリンドクターを通過してきた洗浄液がその
塗被面に接することになる。この際、勿論塗被面に接す
る時のバッキングロール表面の洗浄液は極力最少量にな
るように調節され、且つ紙面に均一に付着するように調
節されることが極めて重要な要件である。仮に、第2番
目のバッキングロール表面に不要な条跡や塗料粕、又は
洗浄液の汚れムラ等が存在すると、その状態が塗被面へ
転写され異常な欠陥−例えば印刷に於けるトラッピング
不良等−が発生して印刷異常となり、商品価値を無くし
てしまう。前述したように、複雑な塗料組成、或いは、
近年の高速塗工では、バッキングロール表面の洗浄効果
が充分に行われ難くなってきており、しばしばバッキン
グロール汚れに基づく操業や品質トラブルが発生してい
る。
【0011】特に、本発明の方法は両面塗被紙の2回塗
り目の片面塗工機に適用した場合に、その効果が著しく
発揮されるものであり、ビルブレード、ベルバプコータ
ー、デュオコートコーター等の1度で両面を塗工する、
所謂両面塗工機には関係のないものである。
り目の片面塗工機に適用した場合に、その効果が著しく
発揮されるものであり、ビルブレード、ベルバプコータ
ー、デュオコートコーター等の1度で両面を塗工する、
所謂両面塗工機には関係のないものである。
【0012】而して、本発明は、■塗被組成物の顔料と
して特定の平均粒子径を有する顔料を特定量配合し、且
つ特定の溶解度パラメーター値を有し、粒子径が特定の
範囲にあるラテックスを配合した塗被液を用い、さらに
、■バッキングロールの洗浄液として顔料を含む洗浄液
を用いる洗浄装置をバッキングロール上に装備した片面
塗工機を用いて、上記■及び■との条件を組合わせて塗
被紙を得る方法である。この方法によって、バッキング
ロール汚れがなく、且つ塗工適性に優れた操業が可能と
なると同時に、印刷適性の優れた高品質の印刷用塗被紙
が得られるものである。
して特定の平均粒子径を有する顔料を特定量配合し、且
つ特定の溶解度パラメーター値を有し、粒子径が特定の
範囲にあるラテックスを配合した塗被液を用い、さらに
、■バッキングロールの洗浄液として顔料を含む洗浄液
を用いる洗浄装置をバッキングロール上に装備した片面
塗工機を用いて、上記■及び■との条件を組合わせて塗
被紙を得る方法である。この方法によって、バッキング
ロール汚れがなく、且つ塗工適性に優れた操業が可能と
なると同時に、印刷適性の優れた高品質の印刷用塗被紙
が得られるものである。
【0013】即ち、特定の平均粒子径を有する顔料とは
、平均粒子径が 0.1〜 0.3μmであるカオリン
等を指し、全顔料の5〜50重量%、より好ましくは1
0〜40重量%の範囲で配合される。使用される顔料と
して、一般的な粒子径 0.5〜 1.0μmよりも細
かい顔料を特定した理由は、必ずしも明らかではないが
、該顔料がある程度存在すると、相対的に細かいラテッ
クスの粒子径と略近い顔料が存在することになり、これ
ら両者が共に動き易いことによるものと推定される。因
みに、0.3 μmを越えると、その効果がなくなり、
一方、0.1 μm未満では紙品質としての表面強度が
低下するので好ましくない。また、その顔料の配合量と
して、50重量%を越えるとマイグレーションによる印
刷ムラの発生や印刷光沢の低下を引起こし、一方、5重
量%未満の場合には印刷インキの着肉性不良やインキ乾
燥性の低下による裏移り等の印刷適性不良が発生し、好
ましくない。
、平均粒子径が 0.1〜 0.3μmであるカオリン
等を指し、全顔料の5〜50重量%、より好ましくは1
0〜40重量%の範囲で配合される。使用される顔料と
して、一般的な粒子径 0.5〜 1.0μmよりも細
かい顔料を特定した理由は、必ずしも明らかではないが
、該顔料がある程度存在すると、相対的に細かいラテッ
クスの粒子径と略近い顔料が存在することになり、これ
ら両者が共に動き易いことによるものと推定される。因
みに、0.3 μmを越えると、その効果がなくなり、
一方、0.1 μm未満では紙品質としての表面強度が
低下するので好ましくない。また、その顔料の配合量と
して、50重量%を越えるとマイグレーションによる印
刷ムラの発生や印刷光沢の低下を引起こし、一方、5重
量%未満の場合には印刷インキの着肉性不良やインキ乾
燥性の低下による裏移り等の印刷適性不良が発生し、好
ましくない。
【0014】次に、ラテックスの特定要件である粒子径
及び溶解度パラメーターについて述べる。本発明では、
その粒子径を0.07〜0.13μm、より好ましくは
0.08〜0.12μmの範囲に特定するものである。 このことは、マイグレーションを均一化することと大き
な関係がある。その理由としては、必ずしも明らかでは
ないが、上記の粒子径は通常のラテックスの0.15μ
m前後より小さい。ラテックスが微粒化されることによ
って、成膜性が良くなることに起因するものと考えられ
る。
及び溶解度パラメーターについて述べる。本発明では、
その粒子径を0.07〜0.13μm、より好ましくは
0.08〜0.12μmの範囲に特定するものである。 このことは、マイグレーションを均一化することと大き
な関係がある。その理由としては、必ずしも明らかでは
ないが、上記の粒子径は通常のラテックスの0.15μ
m前後より小さい。ラテックスが微粒化されることによ
って、成膜性が良くなることに起因するものと考えられ
る。
【0015】さらに、ラテックスの溶解度パラメーター
がバッキングロールの洗浄性と塗被紙の品質に著しい影
響を与えることが分かった。即ち、溶解度パラメーター
はラテックス中のモノオレフィン系単量体、例えばアク
リロニトリルやメタクリルニトリル等の重量割合に大き
く影響されるものであり、溶解度パラメーター値が 9
.5〜11、好ましくは 9.6〜10.5の範囲に特
定される。因みに、この値が11を越えると、塗被紙面
の表面強度、特にウェット強度が急激に低下する。一方
、9.5 未満の場合にはバッキングロールの洗浄性効
果が認められない。
がバッキングロールの洗浄性と塗被紙の品質に著しい影
響を与えることが分かった。即ち、溶解度パラメーター
はラテックス中のモノオレフィン系単量体、例えばアク
リロニトリルやメタクリルニトリル等の重量割合に大き
く影響されるものであり、溶解度パラメーター値が 9
.5〜11、好ましくは 9.6〜10.5の範囲に特
定される。因みに、この値が11を越えると、塗被紙面
の表面強度、特にウェット強度が急激に低下する。一方
、9.5 未満の場合にはバッキングロールの洗浄性効
果が認められない。
【0016】このようにラテックスの粒子径と溶解度パ
ラメーターは、マイグレーション及びバッキングロール
の洗浄効果に大きく影響することから、この2つの要件
は同時に満足することが重要である。
ラメーターは、マイグレーション及びバッキングロール
の洗浄効果に大きく影響することから、この2つの要件
は同時に満足することが重要である。
【0017】ここに、ラテックスの溶解度パラメーター
値(SP)とは、液体のモル蒸発熱を△H、モル体積を
Vとするとき、SP=(△H/V)1/2により定義さ
れる値を指し、次式から求められるものであり、例えば
n成分から成る系の場合の溶解度パラメーター値(SP
)は、 (SP)=(SP)1W1 +(SP)2W2 +……
+(SP) n Wn ここに、SP:共重合体中の成
分1,2,…,nの溶解度パラメーター、W:共重合体
中の成分1,2,…,nの重量分率で表される。
値(SP)とは、液体のモル蒸発熱を△H、モル体積を
Vとするとき、SP=(△H/V)1/2により定義さ
れる値を指し、次式から求められるものであり、例えば
n成分から成る系の場合の溶解度パラメーター値(SP
)は、 (SP)=(SP)1W1 +(SP)2W2 +……
+(SP) n Wn ここに、SP:共重合体中の成
分1,2,…,nの溶解度パラメーター、W:共重合体
中の成分1,2,…,nの重量分率で表される。
【0018】本発明で使用されるラテックスは前述のモ
ノオレフィン系単量体の他に、芳香族ビニル単量体、脂
肪族共役ジエン単量体、エチレン系不飽和カルボン酸及
び上記以外の一般的な重合可能な単量体の一種以上を公
知の方法に従って重合して製造されるものである。
ノオレフィン系単量体の他に、芳香族ビニル単量体、脂
肪族共役ジエン単量体、エチレン系不飽和カルボン酸及
び上記以外の一般的な重合可能な単量体の一種以上を公
知の方法に従って重合して製造されるものである。
【0019】なお、顔料としては前記した特定の顔料の
他に、例えばクレー、カオリン、水酸化アルミニウム、
重質炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸
化亜鉛等の通常の塗被紙用顔料の一種以上が適宜選択し
て使用される。
他に、例えばクレー、カオリン、水酸化アルミニウム、
重質炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸
化亜鉛等の通常の塗被紙用顔料の一種以上が適宜選択し
て使用される。
【0020】また、接着剤としては、前記ラテックスの
他に、例えばカゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質
類;酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、酵素
変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水
可溶性澱粉等の澱粉類;カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体等の
如き通常の塗被紙用接着剤を適宜選択して使用すること
も可能である。なお、一般に接着剤量は全顔料に対して
5〜25重量%、より好ましくは10〜20重量%程度
の範囲で配合される。
他に、例えばカゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質
類;酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、酵素
変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水
可溶性澱粉等の澱粉類;カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体等の
如き通常の塗被紙用接着剤を適宜選択して使用すること
も可能である。なお、一般に接着剤量は全顔料に対して
5〜25重量%、より好ましくは10〜20重量%程度
の範囲で配合される。
【0021】さらに、塗被液中には必要に応じて消泡剤
、着色剤、離型剤、流動変性剤等の各種助剤が適宜配合
されるが、塗被層の固化を促進する助剤として、例えば
アミン、アミド、ポリアクリルアミン等や亜鉛、アルミ
ニウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム等の多価
金属塩を顔料に対して 0.1〜10重量%程度添加す
ることもできる。
、着色剤、離型剤、流動変性剤等の各種助剤が適宜配合
されるが、塗被層の固化を促進する助剤として、例えば
アミン、アミド、ポリアクリルアミン等や亜鉛、アルミ
ニウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム等の多価
金属塩を顔料に対して 0.1〜10重量%程度添加す
ることもできる。
【0022】かくして調製された塗被液は、例えばブレ
ードコーター、バッキングロールを有する塗被装置を設
けたオンマシン或いはオフマシンコーターによって、原
紙上に一層或いは多層に分けて塗被される。この場合の
塗被組成物の固形分濃度は一般に40〜75重量%程度
であるが、操業性を考慮すると、45〜70重量%程度
の範囲が望ましい。なお、原紙への塗被量は、通常乾燥
重量で片面当たり3〜50g/m2 程度であるが、得
られる塗被紙の白紙品質、印刷適性等を考慮すると8〜
40g/m2 程度の範囲で調節するのが望ましい。ま
た、乾燥後の塗被紙の水分は通常3〜10重量%の範囲
に調節される。
ードコーター、バッキングロールを有する塗被装置を設
けたオンマシン或いはオフマシンコーターによって、原
紙上に一層或いは多層に分けて塗被される。この場合の
塗被組成物の固形分濃度は一般に40〜75重量%程度
であるが、操業性を考慮すると、45〜70重量%程度
の範囲が望ましい。なお、原紙への塗被量は、通常乾燥
重量で片面当たり3〜50g/m2 程度であるが、得
られる塗被紙の白紙品質、印刷適性等を考慮すると8〜
40g/m2 程度の範囲で調節するのが望ましい。ま
た、乾燥後の塗被紙の水分は通常3〜10重量%の範囲
に調節される。
【0023】本発明は、前述した如き塗被組成物の使用
により、品質、操業性において、効果が得られるもので
あるが、本発明者等は、さらに鋭意研究を重ねた結果、
塗工機のバッキングロールの洗浄水として、無機顔料或
いは有機顔料を含み、且つ固形分濃度で0.05〜30
重量%、より好ましくは 0.1〜10重量%の範囲に
調整した洗浄液を用いることにより、極めて優れた洗浄
効果が発揮され、安定した操業性と高品質の塗被紙が得
られることを初めて見出したのである。
により、品質、操業性において、効果が得られるもので
あるが、本発明者等は、さらに鋭意研究を重ねた結果、
塗工機のバッキングロールの洗浄水として、無機顔料或
いは有機顔料を含み、且つ固形分濃度で0.05〜30
重量%、より好ましくは 0.1〜10重量%の範囲に
調整した洗浄液を用いることにより、極めて優れた洗浄
効果が発揮され、安定した操業性と高品質の塗被紙が得
られることを初めて見出したのである。
【0024】因みに、洗浄液中の固形分濃度が0.05
重量%未満の場合には、本発明で所望するバッキングロ
ールのカス廻り防止効果が認められず、一方30重量%
を越えるとフロクリンドクター(洗浄用ドクター)を有
効に働かせても、洗浄液が付着した紙面の品質が洗浄液
の顔料に影響されて変化するので好ましくない。従って
、使用する洗浄液の濃度は、洗浄液が付着する面の紙品
質に大きな変化を与えない範囲に維持されることが重要
であり、同時にフロクリンドクターを通過したバッキン
グロール面上に残存する洗浄液量が可能な限り少なくな
るようにフロクリンドクターを調節、設置することが重
要である。
重量%未満の場合には、本発明で所望するバッキングロ
ールのカス廻り防止効果が認められず、一方30重量%
を越えるとフロクリンドクター(洗浄用ドクター)を有
効に働かせても、洗浄液が付着した紙面の品質が洗浄液
の顔料に影響されて変化するので好ましくない。従って
、使用する洗浄液の濃度は、洗浄液が付着する面の紙品
質に大きな変化を与えない範囲に維持されることが重要
であり、同時にフロクリンドクターを通過したバッキン
グロール面上に残存する洗浄液量が可能な限り少なくな
るようにフロクリンドクターを調節、設置することが重
要である。
【0025】なお、本発明の方法において、バッキング
ロールの洗浄液中に無機或いは有機の顔料を含有させる
ことにより、カス廻り異常現象が完全に解消される理由
については必ずしも明らかではないが、次のように推定
される。
ロールの洗浄液中に無機或いは有機の顔料を含有させる
ことにより、カス廻り異常現象が完全に解消される理由
については必ずしも明らかではないが、次のように推定
される。
【0026】即ち、洗浄液中の顔料がバッキングロール
のドクターに付着した異物を押し出す作用、或いは微細
顔料が滑剤の役目をし、粘着性異物等がドクターへ付着
するのを抑制することによって、ロール表面が常に清浄
に維持されるものと推定される。さらに、この洗浄液中
の顔料の作用効果については、洗浄液中に酸化澱粉、エ
ステル澱粉等の澱粉類、カゼイン、大豆蛋白等の蛋白質
類或いは合成樹脂エマルジョン等の顔料を含まない水性
液からなる洗浄液を用いた場合には、本発明の方法によ
って得られるカス廻り防止効果が全く認められないこと
からも裏付けされる。
のドクターに付着した異物を押し出す作用、或いは微細
顔料が滑剤の役目をし、粘着性異物等がドクターへ付着
するのを抑制することによって、ロール表面が常に清浄
に維持されるものと推定される。さらに、この洗浄液中
の顔料の作用効果については、洗浄液中に酸化澱粉、エ
ステル澱粉等の澱粉類、カゼイン、大豆蛋白等の蛋白質
類或いは合成樹脂エマルジョン等の顔料を含まない水性
液からなる洗浄液を用いた場合には、本発明の方法によ
って得られるカス廻り防止効果が全く認められないこと
からも裏付けされる。
【0027】何れにせよ、本発明の方法によれば、バッ
キングロール表面の優れた洗浄効果、及びバッキングロ
ールのカス廻り異常現象を完全に解消することができ、
極めて顕著な改良効果が得られる。なお、バッキングロ
ール洗浄液中に用いられる有効な無機顔料或いは有機顔
料としては、例えばクレー、カオリン、水酸化アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸カルシウム
、酸化亜鉛、サチンホワイト、タルク、焼成カオリン、
酸性白土、珪酸アルミニウム、無定型シリカ、ベントナ
イト、コロイダルシリカ、尿素樹脂顔料、スチレン等の
プラスチックピグメント等が例示される。また、これら
の顔料は単独での使用は勿論、1種以上を適宜併用して
用いることも可能であり、通常は抄紙用や塗被紙用に用
いられている顔料類が着色物質や粗大粒子等の異物を殆
ど含まないので好ましく用いられる。
キングロール表面の優れた洗浄効果、及びバッキングロ
ールのカス廻り異常現象を完全に解消することができ、
極めて顕著な改良効果が得られる。なお、バッキングロ
ール洗浄液中に用いられる有効な無機顔料或いは有機顔
料としては、例えばクレー、カオリン、水酸化アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸カルシウム
、酸化亜鉛、サチンホワイト、タルク、焼成カオリン、
酸性白土、珪酸アルミニウム、無定型シリカ、ベントナ
イト、コロイダルシリカ、尿素樹脂顔料、スチレン等の
プラスチックピグメント等が例示される。また、これら
の顔料は単独での使用は勿論、1種以上を適宜併用して
用いることも可能であり、通常は抄紙用や塗被紙用に用
いられている顔料類が着色物質や粗大粒子等の異物を殆
ど含まないので好ましく用いられる。
【0028】バッキングロール洗浄液中の顔料の粒子径
は、特に限定されるものではないが、平均粒子径として
、好ましくは 0.1〜30μm程度、より好ましくは
0.3〜20μm程度の範囲である。
は、特に限定されるものではないが、平均粒子径として
、好ましくは 0.1〜30μm程度、より好ましくは
0.3〜20μm程度の範囲である。
【0029】また、本発明において、バッキングロール
の洗浄液のpHは5〜12の範囲であることが好ましい
。 洗浄液のpHがこの範囲を外れると洗浄液に接触した塗
被紙用原紙の変色が懸念されるので好ましくない。なお
、本発明の方法で使用される洗浄液は、そのときの塗被
紙製造に用いられている顔料を含む塗被液を希釈して利
用するか、或いは洗浄液等を回収して利用するのが色調
等が合っているので特に好ましい実施態様となり得る。
の洗浄液のpHは5〜12の範囲であることが好ましい
。 洗浄液のpHがこの範囲を外れると洗浄液に接触した塗
被紙用原紙の変色が懸念されるので好ましくない。なお
、本発明の方法で使用される洗浄液は、そのときの塗被
紙製造に用いられている顔料を含む塗被液を希釈して利
用するか、或いは洗浄液等を回収して利用するのが色調
等が合っているので特に好ましい実施態様となり得る。
【0030】この場合、顔料以外の成分、例えば澱粉類
、合成樹脂ラテックス、増粘剤、滑剤、染料等が混入す
るが、本発明者等の広範囲に亘る実験結果によると、そ
のために、本発明の所望の効果が損なわれることは殆ど
なかった。
、合成樹脂ラテックス、増粘剤、滑剤、染料等が混入す
るが、本発明者等の広範囲に亘る実験結果によると、そ
のために、本発明の所望の効果が損なわれることは殆ど
なかった。
【0031】本発明の方法は、ブレードコーター、ロッ
ドコーター、バーコーター、エアーナイフコーター、カ
ーテンコーター等のバッキングロールを有するオンマシ
ン或いはオフマシンの片面塗工機に広く用いられる場合
に極めて有効である。また、本発明のバッキングロール
用ドクターとしてはベベル型、或いはベント型のブレー
ド及びロッド、バー等通常のドクター類の何れの場合に
も適用することができる。
ドコーター、バーコーター、エアーナイフコーター、カ
ーテンコーター等のバッキングロールを有するオンマシ
ン或いはオフマシンの片面塗工機に広く用いられる場合
に極めて有効である。また、本発明のバッキングロール
用ドクターとしてはベベル型、或いはベント型のブレー
ド及びロッド、バー等通常のドクター類の何れの場合に
も適用することができる。
【0032】本発明において、片面塗工機の塗被に使用
される原紙としては、例えば非塗工紙、片面塗被紙、両
面塗被紙等がいずれも適用され、特に限定されるもので
はなく、さらに1層以上の多層塗被された塗被紙の場合
にも勿論適用される。塗被紙の種類としては微塗工紙、
中質コート紙、アート紙、コート紙、スーパーアート紙
、マット紙、ダル紙等の印刷用塗被紙等の塗被或いはそ
れらの下塗り、上塗り等の塗工にも広く用いることがで
きる。勿論、本発明の方法と従来から知られている前述
の如き機械的洗浄方法を併用することは、より効果的で
あり、何らの制限をするものではない。
される原紙としては、例えば非塗工紙、片面塗被紙、両
面塗被紙等がいずれも適用され、特に限定されるもので
はなく、さらに1層以上の多層塗被された塗被紙の場合
にも勿論適用される。塗被紙の種類としては微塗工紙、
中質コート紙、アート紙、コート紙、スーパーアート紙
、マット紙、ダル紙等の印刷用塗被紙等の塗被或いはそ
れらの下塗り、上塗り等の塗工にも広く用いることがで
きる。勿論、本発明の方法と従来から知られている前述
の如き機械的洗浄方法を併用することは、より効果的で
あり、何らの制限をするものではない。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論それらの範囲に限定されるものではな
い。また、例中の「部」及び「%」は特に断らない限り
「重量部」及び「重量%」を示す。なお、各評価項目と
その評価方法は以下の通りである。
説明するが、勿論それらの範囲に限定されるものではな
い。また、例中の「部」及び「%」は特に断らない限り
「重量部」及び「重量%」を示す。なお、各評価項目と
その評価方法は以下の通りである。
【0034】〔マイグレーション斑〕RI印刷機を使用
して黄インキをベタ刷り後、赤インキで間隔を開けて重
ね刷りを行い、トラピッング若しくは逆トラッピングの
印刷ムラを目視評価する。 ○:良好 △:劣る ×:非常に
劣る
して黄インキをベタ刷り後、赤インキで間隔を開けて重
ね刷りを行い、トラピッング若しくは逆トラッピングの
印刷ムラを目視評価する。 ○:良好 △:劣る ×:非常に
劣る
【0035】〔バッキングロール汚れ〕バッキング
ロールの表面を目視観察し、その状態を評価する。 ◎:良好 ○:下限 △:劣る
×:非常に劣る
ロールの表面を目視観察し、その状態を評価する。 ◎:良好 ○:下限 △:劣る
×:非常に劣る
【0036】実施例1
カオリン(商品名:UW−90/EMC社製)40部、
平均粒子径が0.2μmの微粒子カオリン(商品名:A
m −88/The Caulim da Amaz
onla Lida 社製)30部、微粒化重質炭酸カ
ルシウム(商品名:FMT−90/ファイマテック社製
)30部を配合し、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ
0.2 部を添加してコーレス分散機を用いて分散し、
固形分65%の顔料スラリーを調製した。このようにし
て得られたスラリーに燐酸変性澱粉を3部、スチレン−
ブタジエン系ラテックス(Lot. A平均粒子系0.
11μ、SP値= 9.6)12部を加え、固形分濃度
60%の塗被液を調製した。この塗被液を、フロクリン
ドクター洗浄装置の付いたバッキングロールを有するブ
レードコーター2基を使用して、800 m/分の速度
で、片面当たり乾燥重量が15g/m2 となるように
両面塗被を行なった。 乾燥後、12段スーパーキャレンダーを用いて平滑化処
理を行い、印刷用塗被紙を得た。
平均粒子径が0.2μmの微粒子カオリン(商品名:A
m −88/The Caulim da Amaz
onla Lida 社製)30部、微粒化重質炭酸カ
ルシウム(商品名:FMT−90/ファイマテック社製
)30部を配合し、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ
0.2 部を添加してコーレス分散機を用いて分散し、
固形分65%の顔料スラリーを調製した。このようにし
て得られたスラリーに燐酸変性澱粉を3部、スチレン−
ブタジエン系ラテックス(Lot. A平均粒子系0.
11μ、SP値= 9.6)12部を加え、固形分濃度
60%の塗被液を調製した。この塗被液を、フロクリン
ドクター洗浄装置の付いたバッキングロールを有するブ
レードコーター2基を使用して、800 m/分の速度
で、片面当たり乾燥重量が15g/m2 となるように
両面塗被を行なった。 乾燥後、12段スーパーキャレンダーを用いて平滑化処
理を行い、印刷用塗被紙を得た。
【0037】ここで、バッキングロールの洗浄液には、
塗被液を前記の顔料合計として3部に希釈した白水を用
いた。洗浄液は出来るだけ回収し異物を濾過除去して循
環使用した。この時の操業状態の観察と得られた塗被紙
の品質評価を行い、得られた結果を表1に示した。
塗被液を前記の顔料合計として3部に希釈した白水を用
いた。洗浄液は出来るだけ回収し異物を濾過除去して循
環使用した。この時の操業状態の観察と得られた塗被紙
の品質評価を行い、得られた結果を表1に示した。
【0038】実施例2〜3
ラテックスを表1に記載した特性を有するLot. B
及びLot. Cとした以外は実施例1と同様にして、
印刷用塗被紙を得た。操業状況の観察と得られた印刷用
塗被紙の品質結果を表1に示した。ここで、実施例2及
び3共に、バッキングロールの洗浄液には、その塗被液
を10倍に希釈した白水を使用した。
及びLot. Cとした以外は実施例1と同様にして、
印刷用塗被紙を得た。操業状況の観察と得られた印刷用
塗被紙の品質結果を表1に示した。ここで、実施例2及
び3共に、バッキングロールの洗浄液には、その塗被液
を10倍に希釈した白水を使用した。
【0039】実施例4
実施例1において、微粒子カオリン(商品名:Am −
88/TheCaulim da Amazonla
Lida 社製)の代わりに、平均粒子径が0.15
μmの微粒子カオリン(商品名:コマルコ/Comal
co A−luminium社製)30部とした以外は
実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。操業状態の
観察と得られた印刷用塗被紙の品質評価を行い、得られ
た結果を表1に示した。
88/TheCaulim da Amazonla
Lida 社製)の代わりに、平均粒子径が0.15
μmの微粒子カオリン(商品名:コマルコ/Comal
co A−luminium社製)30部とした以外は
実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。操業状態の
観察と得られた印刷用塗被紙の品質評価を行い、得られ
た結果を表1に示した。
【0040】比較例1〜2
ラテックスを表1に記載した特性を有するLot. A
及びLot. Cとし、バッキングロールの洗浄液とし
て工業用水(比較例1)及び温水(比較例2)を用いた
以外は実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
及びLot. Cとし、バッキングロールの洗浄液とし
て工業用水(比較例1)及び温水(比較例2)を用いた
以外は実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
【0041】比較例3
実施例1において、微粒子カオリンを用いず、カオリン
(UW−90)とした以外は実施例1と同様にして印刷
用塗被紙を得た。操業状態の観察と得られた印刷用塗被
紙の品質評価を行い、得られた結果を表1に示した。
(UW−90)とした以外は実施例1と同様にして印刷
用塗被紙を得た。操業状態の観察と得られた印刷用塗被
紙の品質評価を行い、得られた結果を表1に示した。
【0042】比較例4
実施例1において、カオリン10部、微粒子カオリン6
0部とした以外は実施例1と同様にして印刷用塗被紙を
得た。操業状態の観察と得られた印刷用塗被紙の品質評
価を行い、得られた結果を表1に示した。
0部とした以外は実施例1と同様にして印刷用塗被紙を
得た。操業状態の観察と得られた印刷用塗被紙の品質評
価を行い、得られた結果を表1に示した。
【0043】比較例5
実施例1のラテックスにおいて、粒子径が0.18μm
、SP=9.8 であるラテックスを用いた以外は実施
例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。操業状態の観察
と得られた塗被紙の品質評価を行い、得られた結果を表
1に示した。
、SP=9.8 であるラテックスを用いた以外は実施
例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。操業状態の観察
と得られた塗被紙の品質評価を行い、得られた結果を表
1に示した。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の方法によると、バッキングロール汚れ及び塗工操業性
不良等は見られず、且つ高速塗工に於けるマイグレーシ
ョンの不均一化もなく、高品質の塗被紙が得られた。
の方法によると、バッキングロール汚れ及び塗工操業性
不良等は見られず、且つ高速塗工に於けるマイグレーシ
ョンの不均一化もなく、高品質の塗被紙が得られた。
【図1】本発明を実施するためのコーターヘッド部の概
略線図である。
略線図である。
1 原紙
2 バッキングロール
3 アプリケーターロール
4 カラーパン(塗被液)
5 洗浄用ドクター
6 洗浄液
7 塗工用ブレード
8 塗被紙
Claims (3)
- 【請求項1】 バッキングロールに洗浄用ドクターを
装着した片面塗工機を用いて、原紙上に顔料及び接着剤
を主成分とする塗被組成物を塗工する印刷用塗被紙の製
造方法に於て、(a)顔料として、平均粒子径が 0.
1〜 0.3μmである顔料を全顔料中に5〜50重量
%、且つ(b)接着剤として、平均粒子径が0.07〜
0.13μmで、溶解度パラメーターが9.5〜11で
あるSBR共重合体ラテックスを、それぞれ含有した塗
被組成物を使用し、且つ顔料を含み、固形分濃度が0.
05〜30重量%である洗浄液を洗浄ドクター部に注い
で、バッキングロール表面を洗浄しながら塗工すること
を特徴とする印刷用塗被紙の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の塗被組成物を洗浄液と
する請求項2記載の印刷用塗被紙の製造方法。 - 【請求項3】 複数の片面塗工機を配設した塗工機で
両面塗工する請求項1、又は請求項2記載の印刷用塗被
紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13004791A JPH04361697A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 印刷用塗被紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13004791A JPH04361697A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 印刷用塗被紙の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04361697A true JPH04361697A (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=15024803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13004791A Pending JPH04361697A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 印刷用塗被紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04361697A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100513817B1 (ko) * | 2001-08-08 | 2005-09-08 | 오지 세이시 가부시키가이샤 | 칩형 전자부품 수납용 용기 판지 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP13004791A patent/JPH04361697A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100513817B1 (ko) * | 2001-08-08 | 2005-09-08 | 오지 세이시 가부시키가이샤 | 칩형 전자부품 수납용 용기 판지 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2010053481A (ja) | 塗工白板紙 | |
| US6051106A (en) | Cast-coated paper and production method thereof | |
| JPH04361697A (ja) | 印刷用塗被紙の製造方法 | |
| JPH06294099A (ja) | 印刷用顔料塗被紙及びその製造方法 | |
| JPH11131387A (ja) | 多層塗被紙の製造方法 | |
| JP2000045200A (ja) | 印刷用塗工紙の製造方法 | |
| JP4906302B2 (ja) | 印刷用塗工紙の製造方法 | |
| JPH09158085A (ja) | オフセット印刷用塗被紙の製造方法及び塗被紙 | |
| JP3111106B2 (ja) | 印刷用顔料塗被紙及びその製造方法 | |
| JP3328922B2 (ja) | オフセット印刷用塗被紙及びその製造方法 | |
| JPH0931892A (ja) | 非塗工紙風合いを有する艶消し塗工紙 | |
| JP2013234400A (ja) | 塗工紙の製造方法 | |
| JP2008208468A (ja) | 印刷用塗工紙 | |
| CN100354473C (zh) | 印刷用涂布纸 | |
| JP2973853B2 (ja) | 印刷用艶消し塗被紙 | |
| JP3328554B2 (ja) | オフセット印刷用塗被紙の製造方法 | |
| JP3230229B2 (ja) | 塗被紙の製造方法及び塗被紙 | |
| JPH03181371A (ja) | 片面塗工機バッキングロールの洗浄方法 | |
| JPH09302596A (ja) | 軽量塗被紙の製造方法及び軽量塗被紙 | |
| JP2011047082A (ja) | 印刷用塗工紙およびその製造方法 | |
| JP4989065B2 (ja) | 印刷用塗工紙の製造方法 | |
| JPH09170195A (ja) | オフセット印刷用塗被紙の製造方法及び塗被紙 | |
| JP4729131B2 (ja) | 塗工紙の製造方法 | |
| JPH06280197A (ja) | 塗被紙の製造方法 | |
| JPH04327296A (ja) | 印刷用塗被紙の製造方法 |