JPH043625Y2 - - Google Patents

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JPH043625Y2
JPH043625Y2 JP15803688U JP15803688U JPH043625Y2 JP H043625 Y2 JPH043625 Y2 JP H043625Y2 JP 15803688 U JP15803688 U JP 15803688U JP 15803688 U JP15803688 U JP 15803688U JP H043625 Y2 JPH043625 Y2 JP H043625Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば血液あるいは血清等の被試
験液体(以下検体という)を入れた試験管の開口
部を、検体保存中に一時的に封止しておくための
試験管開口部封止装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、血液あるいは血清等の検体に関する臨
床検査においては、例えば異常が発見された特定
の検査項目について再検査を要請される場合が多
い。このような場合に、患者から新たに採取した
検体を用いて再検査を行なうと、たとえ採取期日
が数日の違いであつても前回の分析結果とは基本
的な条件が異なつた分析結果をもたらすことにな
る。このため検体を新たに採取しての再検査は、
好ましくないとされている。そこで通常は、最初
の検査において採取された検体の残りを、検査終
了後においても一定期間保存しておき、再検査を
要請された際には、保存しておいた検体を用いて
再検査を行なうようにしているのが普通である。
ところで最近は、分析装置等の性能向上によ
り、分析に供する検体の量が少量でよくなつてき
ている。また患者(特に乳幼児)の肉体的負担を
できる限り軽減したいという要求が高まつてきて
いる。これらの理由から、検体の採取量は年々少
量化してきている。これに伴つて、前述したよう
な理由に基づく保存検体の量も当然のことながら
少量化してきている。したがつて保存される検体
は、水分の蒸発等による保存量の減少を来たさな
いように、十分な注意が払われるべきである。因
みに血液や血清等の検体を、蓋のない容器に入れ
て放置すると、一般の被試験液体と同様に水分が
蒸発し、その量が次第に減少していく。したがつ
て保存検体の水分の蒸発を防ぎ、保存量が減少す
るのを極力回避する必要がある。
第5図は、保存検体の水分の蒸発を防ぎ、保存
量が減少するのを回避すべく、従来採用されてき
た試験管開口部の閉塞手段を示す図である。図示
の如く、この閉塞手段は試験管用ラツク1に収納
されている複数本の試験管2に対して、共通な一
枚の閉塞シート3を被せ、これにより検体の水分
蒸発を防ぐ手段である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した従来の試験管開口部の閉塞手段は、複
数本の試験管2に共通な一枚の閉塞シート3を被
せるだけのものである為、各試験管における開口
部の個々の閉塞へ状態が不完全になり易い。その
結果、保存検体の水分蒸発による保存量の減少を
確実に防ぐことはできなかつた。
なお上記手段に替えて、各試験管2の開口部
を、例えば個別に封止用フイルム等で封止する手
段が考えられる。この手段を用いれば、各試験管
2の開口部が個々に気密封止されることになるの
で、第5図の手段よりは保存量の減少をより確実
に防ぐことが可能となる。しかしながら上記手段
では、各試験管2を一本つづ手作業にて封止する
必要があるため、手間がかかり能率的でない。ま
た手作業によるものであるため、封止状態にバラ
ツキが生じ易く、信頼性に欠ける欠点がある。さ
らには作業員が試験管2に直接手で触れることに
なるので、衛生管理上においても問題がある。
そこで本考案の目的は、各試験管の開口部を個
別に気密封止することができるのは勿論、能率よ
くしかも均一で信頼性の高い封止を行なえ、加え
て衛生管理上の点でも大変好ましい試験管開口部
封止装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決し目的を達成するため
に、次のような手段を講じた。すなわち、検体を
入れた試験管を搬送路に沿つて搬送する搬送手段
および上記搬送路における第1の位置および第2
の位置でそれぞれ一時停止させる停止手段を含む
搬送機構と、この搬送機構の停止手段により第1
の位置に停止した試験管の開口部上方に封止用フ
イルムを水平に引出して張設するフイルム張設機
構と、このフイルム張設機構により張設された封
止用フイルムから封止用フイルム片を切出しその
周辺を保持した状態で下降し上記フイルム片の中
央部位を前記試験管の開口部に当接させるフイル
ム当接機構と、このフイルム当接機構により中央
部位を前記試験管の開口部に当接された前記フイ
ルム片の周辺部位を前記試験管の外周面に添わせ
る如く前記試験管へ嵌合動作する筒体により絞り
込みを行なつて前記試験管の開口部に封止用フイ
ルム片を被覆するフイルム被覆機構と、このフイ
ルム被覆機構による封止用フイルム片の被覆後に
おいて前記搬送手段により搬送されかつ前記停止
手段により第2の位置に停止した試験管の外周面
に対し前記フイルム片の周辺部位を溶着するフイ
ルム溶着機構とを備えるようにした。
〔作用〕
このような手段を講じたことにより、次のよう
な作用を呈する。搬送路を順次搬送されてくる試
験管の開口部を、封止用フイルム片により各試験
管毎に1個づつ封止するものであるから、搬送さ
れてくる各試験管の開口部を個別に気密封止する
ことができる。そしてフイルム張設機構と、フイ
ルム当接機構、フイルム被覆機構、フイルム溶着
機構等の各機構により、全て自動的に封止が行な
われるので、能率よくしかも均一で信頼性の高い
封止を行なえる。加えて、手作業を一切必要とし
ないので、衛生管理上の点でも大変好ましいもの
となる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す図で、装置全
体の構成を示す斜視図である。図中10は樋状を
なす筐体であり、この筐体10の底板11上の中
央ラインに沿つて搬送路12が敷設されている。
この搬送路12は断面がほぼH状をなし、両側上
端部に対向する案内用縁部12a,12bを有し
ている。この搬送路12の案内用縁部12a,1
2bに環状溝を係合させた円筒状の試験管ホルダ
ー13が、搬送手段(不図示)により上記搬送路
12上を搬送駆動されるものとなつている。かく
して検体入りの試験管14は、試験管ホルダー1
3にて垂直に保持されて搬送路12上を搬送され
る。上記の如く試験管ホルダー13と共に搬送さ
れる試験管14は、停止手段(不図示)により搬
送路12上の第1の位置Aおよび第2の位置Bで
それぞれ一時停止するようになつている。搬送路
12上の第1の位置には、フイルム張設機構15
が設けられている。このフイルム張設機構15
は、第1の位置Aに停止した試験管14の開口部
14aの上方に、帯状の封止用フイルム16を水
平に引出して張設するための機構である。すなわ
ちこのフイルム張設機構15は、フイルム供給器
18とフイルム引出し器19とからなり、フイル
ムロール16aから引出され、ガイドローラ17
を経由してフイルム供給器18の供給口に臨ませ
た帯状の封止用フイルム16の端部を、フイルム
引出し器19によつて引出すものとなつている。
第2図はフイルム張設機構15の構造を示す平
面図である。第2図に示すようにフイルム供給器
18は、そのフイルム供給口に一対の切欠溝18
a,18bを有しており、この一対の切欠溝18
a,18bにフイルム16の端部を臨ませてい
る。フイルム引出し器19は、その一端に開閉脚
自在な一対の挟持片19a,19bを有してお
り、かつ図示しない駆動機構により矢印M,N方
向に往復動作し得るものとなつている。かくして
フイルム供給器18の一対の切欠溝18a,18
bに臨ませているフイルム16の端部を、フイル
ム引出し器19の一対の挟持片19a,19bに
より破線で示す如く挟持し、かつ矢印N方向に引
張り操作することにより、フイルム16を前述の
ような状態に張設し得るものとなつている。
第1図に説明を戻す。フイルム張設機構15に
より張設された封止用フイルム16は、フイルム
当接機構20に受け渡される。フイルム当接機構
20は、中央部位に切欠部を有し、かつ張設され
たフイルム16の上方に位置する押え板21と、
同じく中央部位に切欠部を有し、かつ同フイルム
16の下方に位置する受け板22とを主体として
構成されている。押え板21は支柱23に沿つて
昇降動作するように設けられ、受け板22は支柱
24に沿つて昇降動作するように設けられてい
る。かくして両板21,22でフイルム16の周
辺を上下から挟持し、昇降動作し得るものとなつ
ている。押え板21の一端には切断刃25が付設
されている。この切断刃25は張設されている封
止用フイルム16から、一つの試験管14の開口
部の封止に用いられる分量のフイルム片16bを
切出すためのものである。
すなわちこの切断刃25は、第3図aに破線で
示すように、押え板21と受け板22とで封止用
フイルム16を挟持したとき、この封止用フイル
ム16をフイルム供給器18の供給口近傍の位置
で幅方向に切断し、独立したフイルム片16bを
得るためのものである。
かくしてフイルム当接機構20は、切出された
フイルム片16bの周辺を上下から挟持した状態
で第3図bに示す如く下降し、フイルム片16b
の中央部位を前記試験管14の開口部14aに当
接させるものとなつている。そして中央部位を試
験管14の開口部14aに当接させたフイルム片
16bの周辺部は、フイルム被覆機構30によ
り、試験管14の外周面に添つた状態となるよう
に絞り込まれる。
フイルム被覆機構30は、前記押え板21の上
面に設置されている。すなわち押え板21の上面
には逆L字形に形成された支持体31が立設され
ており、この支持体31によりエアシリンダ機構
32が吊下げ支持されている。このエアシリンダ
機構32のピストン軸33には下端面に開口部を
有する円筒体34が連結されている。
かくしてフイルム被覆機構30は、第3図bに
破線で示すように、押え板21の下降動作に伴つ
て下降し、これに引続いて作動するエアシリンダ
機構32の動きに伴つて下降動作する円筒体34
の試験管上端部への嵌合動作により、フイルム片
16bの周辺部16cを試験管14の外周面に添
わせるように絞り込むものとなつている。
第3図a,bは、前述したフイルム張設機構1
5、フイルム当接機構20、フイルム被覆機構3
0、の働きを一括して示す図である。そこで以
下、第3図a,bを参照して上記各機構の働きを
まとめて説明することにする。
第3図aに示すように、まずフイルム張設機構
15のフイルム引出し器19が作動し、フイルム
供給器18から封止用フイルム16の端部を摘ま
んで引出す。このとき試験管14は搬送路12に
沿つて搬送されてきており、第1の位置に停止し
ている。したがつて上記試験管14の開口部上方
に、前記引出された封止用フイルム16が水平に
張設されることになる。
次にフイルム当接機構20が作動し、押え板2
1と受け板22とが第3図aに破線で示すよう
に、水平に張設された封止用フイルム16の周辺
を上下両面から挟持する。このとき押え板21に
付設されている切断刃25によつて、封止用フイ
ルム16はフイルム供給器18の供給口近傍の位
置で幅方向に切断される。これとほぼ同時にフイ
ルム引出し器19が破線で示すように開脚状態に
なり、封止用フイルム16の引出し端部を開放す
る。かくして一つの試験管14の開口部14aの
封止に用いられる分量のフイルムが切出され、フ
イルム16bとして独立した状態を呈する。そし
てこのフイルム片16bは、フイルム当接機構2
0によりその周辺部を保持された状態となる。
次に第3図bに示すように、フイルム当接機構
20がフイルム片16bの周辺部位を保持した状
態で下降動作する。所定レベルまで上記下降動作
が行なわれると、フイルム片16bの中央部位が
試験管14の開口部に当接する。この位置でフイ
ルム当接機構20の押え板21の下降動作は停止
するが、受け板22は更に下方へ若干余計に下降
し22′となる。かくしてフイルム片16bはフ
イルム当接機構20の両板21,22による保持
状態から開放される。これとほぼ同時にフイルム
被覆機構30のエアシリンダ機構32が作動を開
始する。そうすると円筒体34が下降動作して試
験管14の上端部位に第3図bに破線で示す如く
嵌合する。この嵌合動作により、中央部位を試験
管14の開口部14aに当接されているフイルム
片16bの周辺部16cが絞り込まれ、試験管1
4の外周面に添つた状態となる。この後、フイル
ム被覆機構30、フイルム当接機構20、フイル
ム張設機構15は元の状態に復帰し、次の試験管
14の到来を待機する状態となる。
第1図に説明を戻す。上記のようにして開口部
を封止用フイルム片16bを被覆された状態の試
験管14は、搬送手段により搬送路12に沿つて
搬送され、停止手段により第2の位置Bに停止す
る。第2の位置Bに停止した試験管14の外周面
に添わせてあるフイルム片16bの周辺部位は、
フイルム溶着機構40によつて、試験管14の外
周面に対して溶着される。
第4図はフイルム溶着機構40の構造を示す正
面図である。図示の如くこのフイルム溶着機構4
0は、駆動棒41の上下動作によつて開閉脚動作
するように設けられた一対の支持板42,43の
各下端部に、ヒータHなどの発熱手段を内蔵した
溶着チヤツク44,45をそれぞれ設けている。
かくしてフイルム溶着機構40が作動すると溶着
チヤツク44,45の半円弧状挟着部44a,4
5aが第2の位置Bに停止している試験管14の
外周面に対して密着する。このため上記外周面に
添わせてある封止用フイルム片16bの周辺部1
6cが上記外周面に加熱溶着される。かくして試
験管14の開口部14aの気密封止が行なわれ
る。上記気密封止が終了した試験管14は、搬送
手段により搬送路12に沿つて装置外部へ搬送さ
れる。
なお本考案は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施可能であるのは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、第1、第2の位置でそれぞれ
停止する如く搬送制御される試験管の開口部に対
して、フイルム張設機構、フイルム当接機構、フ
イルム被覆機構、フイルム溶着機構からなる一連
の機構の働きによつて、自動的に封止用フイルム
を被せ、かつ気密封止を行なう如く構成したの
で、各試験管の開口部を個別に気密封止すること
ができるのは勿論、能率よくしかも均一で信頼性
の高い封止を行なえ、加えて衛生管理上の点でも
大変好ましい試験管開口部封止装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す図
で、第1図は装置全体の構成を示す斜視図、第2
図はフイルム張設機構の構造を示す平面図、第3
図a,bはフイルム張設機構、フイルム当接機
構、フイルム被覆機構、の働きを示す図、第4図
はフイルム溶着機構の構造を示す正面図である。
第5図は従来の試験管開口部の閉塞手段を示す斜
視図である。 12……搬送路、13……試験管ホルダー、1
4……試験管、14a……開口部、15……フイ
ルム張設機構、20……フイルム当接機構、30
……フイルム被覆機構、40……フイルム溶着機
構、A……第1の位置、B……第2の位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 検体を入れた試験管を搬送路に沿つて搬送する
    搬送手段および上記搬送路における第1の位置お
    よび第2の位置でそれぞれ一時停止させる停止手
    段を含む搬送機構と、この搬送機構の停止手段に
    より第1の位置に停止した試験管の開口部上方に
    封止用フイルムを水平に引出して張設するフイル
    ム張設機構と、このフイルム張設機構により張設
    された封止用フイルムから封止用フイルム片を切
    出しその周辺を保持した状態で下降し上記フイル
    ム片の中央部位を前記試験管の開口部に当接させ
    るフイルム当接機構と、このフイルム当接機構に
    より中央部位を前記試験管の開口部に当接された
    前記フイルム片の周辺部位を前記試験管の外周面
    に添わせる如く前記試験管へ嵌合動作する筒体に
    より絞り込みを行なつて前記試験管の開口部に封
    止用フイルム片を被覆するフイルム被覆機構と、
    このフイルム被覆機構による封止用フイルム片の
    被覆後において前記搬送手段により搬送されかつ
    前記停止手段により第2の位置に停止した試験管
    の外周面に対し前記フイルム片の周辺部位を溶着
    するフイルム溶着機構とを備えたことを特徴とす
    る試験管開口部封止装置。
JP15803688U 1988-12-06 1988-12-06 Expired JPH043625Y2 (ja)

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JP15803688U JPH043625Y2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06

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JP15803688U JPH043625Y2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06

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JPH0281633U JPH0281633U (ja) 1990-06-25
JPH043625Y2 true JPH043625Y2 (ja) 1992-02-04

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ID=31438003

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