JPH04363833A - 配線用遮断器の引外し装置 - Google Patents
配線用遮断器の引外し装置Info
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- JPH04363833A JPH04363833A JP22318791A JP22318791A JPH04363833A JP H04363833 A JPH04363833 A JP H04363833A JP 22318791 A JP22318791 A JP 22318791A JP 22318791 A JP22318791 A JP 22318791A JP H04363833 A JPH04363833 A JP H04363833A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁石の吸引力によっ
て回路を遮断する回路遮断器やサーキットプロテクタの
引外し装置、とくにその電磁石の構成に関する。
て回路を遮断する回路遮断器やサーキットプロテクタの
引外し装置、とくにその電磁石の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の配線用遮断器引外し装置
の電磁石の構成を示す断面図である。一方端に底面1A
を有する非磁性体よりなる筒状体1の内部に強磁性体よ
りなる棒状のプランジャ2が収められている。筒状体1
の内部には、さらに、プランジャ2を底面1A側に押圧
する圧縮スプリング3が備えられるとともに、シリコン
油4が充填されている。筒状体1のもう一方端には強磁
性体よりなる接極子5が設けられ、筒状体1の開口部に
油密に接着されている。また、筒状体1は板状の強磁性
体を折り曲げることによって形成されたヨーク6の一辺
を垂直に貫通してヨーク6に接合されるとともに、筒状
体1の外径側には巻枠7を介してコイル8が巻回されて
いる。強磁性体よりなる略L字状のアーマチュア9が軸
受10を介して軸11に回動自由に軸支されている。ア
ーマチュア9は、9A側の辺が接極子5に対向し、9B
側の辺は配線用遮断器引外し装置の掛け金機構に連結さ
れたクロスバー12に当接している。さらに、ヨーク6
およびアーマチュア9の9B側の辺に貫通孔を設け、こ
の貫通孔の双方に引張りスプリング13が掛けられ、ア
ーマチュア9の9B側の辺をヨーク6側に常時引っ張っ
ている。なお、クロスバー12から掛け金機構に至る引
外し装置全体の構成図は省略する。
の電磁石の構成を示す断面図である。一方端に底面1A
を有する非磁性体よりなる筒状体1の内部に強磁性体よ
りなる棒状のプランジャ2が収められている。筒状体1
の内部には、さらに、プランジャ2を底面1A側に押圧
する圧縮スプリング3が備えられるとともに、シリコン
油4が充填されている。筒状体1のもう一方端には強磁
性体よりなる接極子5が設けられ、筒状体1の開口部に
油密に接着されている。また、筒状体1は板状の強磁性
体を折り曲げることによって形成されたヨーク6の一辺
を垂直に貫通してヨーク6に接合されるとともに、筒状
体1の外径側には巻枠7を介してコイル8が巻回されて
いる。強磁性体よりなる略L字状のアーマチュア9が軸
受10を介して軸11に回動自由に軸支されている。ア
ーマチュア9は、9A側の辺が接極子5に対向し、9B
側の辺は配線用遮断器引外し装置の掛け金機構に連結さ
れたクロスバー12に当接している。さらに、ヨーク6
およびアーマチュア9の9B側の辺に貫通孔を設け、こ
の貫通孔の双方に引張りスプリング13が掛けられ、ア
ーマチュア9の9B側の辺をヨーク6側に常時引っ張っ
ている。なお、クロスバー12から掛け金機構に至る引
外し装置全体の構成図は省略する。
【0003】図6の電磁石において、コイル8に流れる
電流が定格電流以下では、プランジャ2→接極子5→ア
ーマチュア9→ヨーク6→プランジャ2で形成される磁
路を通る磁束が少なく、プランジャ2が圧縮スプリング
3に打ち勝って接極子5側へ移動できない。しかし、コ
イル8に流れる電流が定格電流を超えると前記磁路を通
る磁束が増し、プランジャ2は圧縮スプリング3に打ち
勝って接極子5側へ吸引されて移動する。この移動とと
もに前記磁路の磁気抵抗が小さくなって行くから (接
極子5とプランジャ2との間隙が次第に小さくなるため
) 、磁束が増してプランジャ2の移動行程のほぼ終端
近傍でアーマチュア9が引張りスプリング13に打ち勝
って接極子5に吸引され、90の位置 (点線) に来
る。その結果、クロスバー12がX方向に押される。ク
ロスバー12は軸14に回動可能に軸支されている。こ
のクロスバー12はX方向の回動によって位置12A(
点線) に移る。それによって図示されていない掛け金
機構が引き外され、配線用遮断器が遮断状態になる。
電流が定格電流以下では、プランジャ2→接極子5→ア
ーマチュア9→ヨーク6→プランジャ2で形成される磁
路を通る磁束が少なく、プランジャ2が圧縮スプリング
3に打ち勝って接極子5側へ移動できない。しかし、コ
イル8に流れる電流が定格電流を超えると前記磁路を通
る磁束が増し、プランジャ2は圧縮スプリング3に打ち
勝って接極子5側へ吸引されて移動する。この移動とと
もに前記磁路の磁気抵抗が小さくなって行くから (接
極子5とプランジャ2との間隙が次第に小さくなるため
) 、磁束が増してプランジャ2の移動行程のほぼ終端
近傍でアーマチュア9が引張りスプリング13に打ち勝
って接極子5に吸引され、90の位置 (点線) に来
る。その結果、クロスバー12がX方向に押される。ク
ロスバー12は軸14に回動可能に軸支されている。こ
のクロスバー12はX方向の回動によって位置12A(
点線) に移る。それによって図示されていない掛け金
機構が引き外され、配線用遮断器が遮断状態になる。
【0004】図6のシリコン油4は緩衝液であり、その
粘性によりプランジャ2の移動による筒状体1内での衝
撃が緩らげられている。また、ストッパ15は、アーマ
チュア9が反接極子側へ戻るときにアーマチュア9の動
きを止めるためのものである。ストッパ15, ヨーク
6および軸11は、図6の垂直方向の位置に配された支
え16を介して一体となっている。
粘性によりプランジャ2の移動による筒状体1内での衝
撃が緩らげられている。また、ストッパ15は、アーマ
チュア9が反接極子側へ戻るときにアーマチュア9の動
きを止めるためのものである。ストッパ15, ヨーク
6および軸11は、図6の垂直方向の位置に配された支
え16を介して一体となっている。
【0005】配線用遮断器が設置された回路に短絡事故
が発生すると、その短絡電流が大きいので電磁石の前記
磁路 (図6において、2→5→9→6→2) に生ず
る磁束は、プランジャ2が図6の状態にあって接極子側
へ移動しなくてもアーマチュア9を接極子5の方向へ吸
引せしめるのに充分な大きさになる。したがって、短絡
電流に対しては、プランジャ2の移動を待たずに瞬時に
回路遮断器が引き外される。
が発生すると、その短絡電流が大きいので電磁石の前記
磁路 (図6において、2→5→9→6→2) に生ず
る磁束は、プランジャ2が図6の状態にあって接極子側
へ移動しなくてもアーマチュア9を接極子5の方向へ吸
引せしめるのに充分な大きさになる。したがって、短絡
電流に対しては、プランジャ2の移動を待たずに瞬時に
回路遮断器が引き外される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は構成部品の寸法公差や特性公差を
厳密に品質管理しないと、回路電流に対する遮断動作時
間が大きく変動するという問題点があった。また、コイ
ル巻きに必要なスペースが大きく、電磁石を小さくする
ことができないという問題点もあった。
たような従来の装置は構成部品の寸法公差や特性公差を
厳密に品質管理しないと、回路電流に対する遮断動作時
間が大きく変動するという問題点があった。また、コイ
ル巻きに必要なスペースが大きく、電磁石を小さくする
ことができないという問題点もあった。
【0007】配線用遮断器はそれぞれの回路電流に対し
て所定の時間範囲内で遮断動作することが要求されてい
る。プランジャは筒状体内を移動するので、その移動速
度が変化すると遮断動作時間に大きな影響を与える。プ
ランジャが移動する際には、プランジャと筒状体との間
に摩擦力が働く。そのために、プランジャと筒状体との
隙間を一定値に保つようにプランジャの外径寸法を高精
度に加工しないと、各電磁石毎にその動作時間が異なっ
てしまう。プランジャはその外径寸法のみならず軸方向
長さも高精度に加工しないと、その重量が変わるのでそ
の移動速度が変化する。さらに、従来の装置は圧縮スプ
リングの力のバラツキ範囲が大きくなったり、また、シ
リコン油の粘性が変化したりしても、プランジャの移動
速度が変動する。そのために、圧縮スプリングやシリコ
ン油の特性の品質管理を厳重に実施する必要があった。
て所定の時間範囲内で遮断動作することが要求されてい
る。プランジャは筒状体内を移動するので、その移動速
度が変化すると遮断動作時間に大きな影響を与える。プ
ランジャが移動する際には、プランジャと筒状体との間
に摩擦力が働く。そのために、プランジャと筒状体との
隙間を一定値に保つようにプランジャの外径寸法を高精
度に加工しないと、各電磁石毎にその動作時間が異なっ
てしまう。プランジャはその外径寸法のみならず軸方向
長さも高精度に加工しないと、その重量が変わるのでそ
の移動速度が変化する。さらに、従来の装置は圧縮スプ
リングの力のバラツキ範囲が大きくなったり、また、シ
リコン油の粘性が変化したりしても、プランジャの移動
速度が変動する。そのために、圧縮スプリングやシリコ
ン油の特性の品質管理を厳重に実施する必要があった。
【0008】また、最近は配線用遮断器の小形化に対す
る要求が高く、そのためにその引外し装置のより一層の
コンパクト化が必要となった。筒状体の外側に巻回され
るコイルのスペースを小さくすれば、電磁石全体もコン
パクトになる。しかし、コイルのターン数と電流とによ
って決まる磁束がアーマチュアの吸収力を決めているの
で、この構成のままでコイルのターン数や電流を減らす
訳には行かなかった。
る要求が高く、そのためにその引外し装置のより一層の
コンパクト化が必要となった。筒状体の外側に巻回され
るコイルのスペースを小さくすれば、電磁石全体もコン
パクトになる。しかし、コイルのターン数と電流とによ
って決まる磁束がアーマチュアの吸収力を決めているの
で、この構成のままでコイルのターン数や電流を減らす
訳には行かなかった。
【0009】この発明の目的は、部品の寸法公差や特性
公差の積み重ねによる遮断動作時間の変動幅の小さい装
置を提供することにある。また、この発明の目的は、緩
衝液であるシリコン油を磁性流体に換えることによりコ
イルスペースを小さくすることにある。
公差の積み重ねによる遮断動作時間の変動幅の小さい装
置を提供することにある。また、この発明の目的は、緩
衝液であるシリコン油を磁性流体に換えることによりコ
イルスペースを小さくすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、一方端に底面を形成し他方端に
接極子を備えた非磁性体よりなる筒状体と、この筒状体
の外側を巻回するコイルと、このコイルが形成する磁束
によって接極子側に吸引されるアーマチュアと、前記コ
イルの外径側に配されるとともに片側が折り曲げられて
筒状体に接し前記磁束をアーマチュアへ導く磁路を形成
するヨークとにより構成された電磁石を備え、前記コイ
ルに通電することにより前記アーマチュアを前記接極子
側に吸引し、このアーマチュアの動きにより引外し機構
を操作させて配線用遮断器を遮断状態に引き外す装置に
おいて、前記筒状体の底面側に永久磁石が配されるとと
もに、筒状体内に磁性流体が空隙部を介して注入され、
筒状体内部が空隙部と磁性流体部とにより形成されたも
のとし、かかる構成において、永久磁石が筒状体の底面
外側に固着されてなるものとする。
に、この発明によれば、一方端に底面を形成し他方端に
接極子を備えた非磁性体よりなる筒状体と、この筒状体
の外側を巻回するコイルと、このコイルが形成する磁束
によって接極子側に吸引されるアーマチュアと、前記コ
イルの外径側に配されるとともに片側が折り曲げられて
筒状体に接し前記磁束をアーマチュアへ導く磁路を形成
するヨークとにより構成された電磁石を備え、前記コイ
ルに通電することにより前記アーマチュアを前記接極子
側に吸引し、このアーマチュアの動きにより引外し機構
を操作させて配線用遮断器を遮断状態に引き外す装置に
おいて、前記筒状体の底面側に永久磁石が配されるとと
もに、筒状体内に磁性流体が空隙部を介して注入され、
筒状体内部が空隙部と磁性流体部とにより形成されたも
のとし、かかる構成において、永久磁石が筒状体の底面
外側に固着されてなるものとする。
【0011】また、上記目的を達成するために、この発
明によれば、一方端に底面を形成し他方端に接極子を備
えた非磁性体よりなる筒状体と、この筒状体の内部に配
され軸方向に移動自由な棒状の強磁性体からなるプラン
ジャと、前記筒状体の内部に配され前記プランジャを前
記底面側に押圧する圧縮スプリングと、前記筒状体の内
部に充填される緩衝液と、前記筒状体の外側を巻回する
コイルと、このコイルが形成する磁束によって接極子側
に吸引されるアーマチュアと、前記コイルの外径側に配
されるとともに片側が折り曲げられて筒状体に接し前記
磁束をアーマチュアへ導く磁路を形成するヨークとによ
り構成された電磁石を備え、前記コイルに通電すること
により前記アーマチュアを前記接極子側に吸引し、この
アーマチュアの動きにより引外し機構を操作させて配線
用遮断器を遮断状態に引き外す装置において、前記緩衝
液が磁性流体であるものとする。
明によれば、一方端に底面を形成し他方端に接極子を備
えた非磁性体よりなる筒状体と、この筒状体の内部に配
され軸方向に移動自由な棒状の強磁性体からなるプラン
ジャと、前記筒状体の内部に配され前記プランジャを前
記底面側に押圧する圧縮スプリングと、前記筒状体の内
部に充填される緩衝液と、前記筒状体の外側を巻回する
コイルと、このコイルが形成する磁束によって接極子側
に吸引されるアーマチュアと、前記コイルの外径側に配
されるとともに片側が折り曲げられて筒状体に接し前記
磁束をアーマチュアへ導く磁路を形成するヨークとによ
り構成された電磁石を備え、前記コイルに通電すること
により前記アーマチュアを前記接極子側に吸引し、この
アーマチュアの動きにより引外し機構を操作させて配線
用遮断器を遮断状態に引き外す装置において、前記緩衝
液が磁性流体であるものとする。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、筒状体の底面側に永
久磁石が配されるとともに筒状体内部に磁性流体が空隙
を介して注入されている。したがって筒状体内部が空隙
部と磁性流体部とにより形成される。コイルに定格電流
以下の電流が流れているときは、磁性流体部が永久磁石
に吸引されて筒状体の底面側に寄るとともに空隙部が接
極子側に形成される。この状態は従来の装置2おいてプ
ランジャが筒状体の底面側に存在するときと同じであり
、アーマチュアは接極子から釈放されている。コイルに
流れる電流が定格電流を超えると、磁束が増し磁性流体
部は永久磁石の力に打ち勝って接極子側へ吸引されると
ともに、空隙部が筒状体の底面側へ移る。この移動につ
れて磁束がさらに増し、アーマチュアが接極子に吸引さ
れ、配線用遮断器が遮断状態に引き外される。コイルに
短絡電流が流れると、この電流による磁束が極端に増す
のでアーマチュアは磁性流体部の移動を待たずに瞬時に
接極子に吸引され、即時に配線用遮断器が遮断状態に引
き外される。
久磁石が配されるとともに筒状体内部に磁性流体が空隙
を介して注入されている。したがって筒状体内部が空隙
部と磁性流体部とにより形成される。コイルに定格電流
以下の電流が流れているときは、磁性流体部が永久磁石
に吸引されて筒状体の底面側に寄るとともに空隙部が接
極子側に形成される。この状態は従来の装置2おいてプ
ランジャが筒状体の底面側に存在するときと同じであり
、アーマチュアは接極子から釈放されている。コイルに
流れる電流が定格電流を超えると、磁束が増し磁性流体
部は永久磁石の力に打ち勝って接極子側へ吸引されると
ともに、空隙部が筒状体の底面側へ移る。この移動につ
れて磁束がさらに増し、アーマチュアが接極子に吸引さ
れ、配線用遮断器が遮断状態に引き外される。コイルに
短絡電流が流れると、この電流による磁束が極端に増す
のでアーマチュアは磁性流体部の移動を待たずに瞬時に
接極子に吸引され、即時に配線用遮断器が遮断状態に引
き外される。
【0013】上記の構成において永久磁石を筒状体の底
面外側に固着させたことにより、永久磁石が磁性流体に
直接触れないようにすることができる。
面外側に固着させたことにより、永久磁石が磁性流体に
直接触れないようにすることができる。
【0014】また、この発明の構成によれば、筒状体の
内部にプランジャと圧縮スプリングとともに、緩衝液と
して磁性流体が充填されている。磁性液体の磁気抵抗が
低いので磁束が増し、アーマチュアの吸収力が増加する
。そのために、コイルのターン数を減らしても規定のア
ーマチュア吸引力を得ることができる。
内部にプランジャと圧縮スプリングとともに、緩衝液と
して磁性流体が充填されている。磁性液体の磁気抵抗が
低いので磁束が増し、アーマチュアの吸収力が増加する
。そのために、コイルのターン数を減らしても規定のア
ーマチュア吸引力を得ることができる。
【0015】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例にかかる配線用遮断器引外し装
置の電磁石の構成を示す断面図である。図6の従来の装
置と異なるのは、筒状体1の内部にプランジャ, 圧縮
スプリングおよびシリコン油の代わりに磁性流体が注入
され、磁性流体部20と空隙部21とが配されるととも
に、筒状体1の底面1Aの内側に永久磁石22が固着さ
れている点である。その他の構成は図6のそれと同じな
ので、同じ部分には同一参照符号を用いることにより詳
細な説明は省略する。
置の電磁石の構成を示す断面図である。図6の従来の装
置と異なるのは、筒状体1の内部にプランジャ, 圧縮
スプリングおよびシリコン油の代わりに磁性流体が注入
され、磁性流体部20と空隙部21とが配されるととも
に、筒状体1の底面1Aの内側に永久磁石22が固着さ
れている点である。その他の構成は図6のそれと同じな
ので、同じ部分には同一参照符号を用いることにより詳
細な説明は省略する。
【0016】磁性流体とは流動性を有する磁性体であり
、それぞれの表面が界面活性剤で覆われた微粒子を溶媒
中にコロイド状に分散させた流体である。磁性流体は一
般に市販されており、例えば、純水の溶媒中で酸化鉄の
微粒子 (Fe3 O4 ) がコロイド状に分散し、
この微粒子の表面がオレイン酸の添加で作られた界面活
性剤で覆われた構成のものなどがある。微粒子は、粒径
が大よそ0.01ミクロンであり、強磁性を有しこの比
透磁率は極めて大きい。界面活性剤がないと、微粒子の
磁気引力により微粒子同士が吸引し合い凝集沈澱してし
まうが、界面活性剤の分子で微粒子の表面を覆ってしま
うことにより、微粒子同士は互いに反発し合い、磁性流
体は微粒子のブラウン運動により安定なコロイド溶液と
して存在し得る。
、それぞれの表面が界面活性剤で覆われた微粒子を溶媒
中にコロイド状に分散させた流体である。磁性流体は一
般に市販されており、例えば、純水の溶媒中で酸化鉄の
微粒子 (Fe3 O4 ) がコロイド状に分散し、
この微粒子の表面がオレイン酸の添加で作られた界面活
性剤で覆われた構成のものなどがある。微粒子は、粒径
が大よそ0.01ミクロンであり、強磁性を有しこの比
透磁率は極めて大きい。界面活性剤がないと、微粒子の
磁気引力により微粒子同士が吸引し合い凝集沈澱してし
まうが、界面活性剤の分子で微粒子の表面を覆ってしま
うことにより、微粒子同士は互いに反発し合い、磁性流
体は微粒子のブラウン運動により安定なコロイド溶液と
して存在し得る。
【0017】図1において、コイル8に定格電流以下の
電流が流れているときは、磁性流体部20が、永久磁石
22に吸引されて筒状体1の底面1A側に寄るとともに
空隙部21が接極子5側に形成される。この状態は、図
6の従来の装置においてプランジャ2が筒状体1の底面
1A側に存在するときと同じであり、アーマチュア9は
接極子5から釈放されている。
電流が流れているときは、磁性流体部20が、永久磁石
22に吸引されて筒状体1の底面1A側に寄るとともに
空隙部21が接極子5側に形成される。この状態は、図
6の従来の装置においてプランジャ2が筒状体1の底面
1A側に存在するときと同じであり、アーマチュア9は
接極子5から釈放されている。
【0018】図2は図1の装置におけるコイルに定格電
流を超える電流が流れた場合の状態を示す断面図である
。磁性流体部20が接極子5側に移るとともに空隙部2
1が筒状体1の底面1A側に移り、アーマチュア9が接
極子5に吸引されている。図2において、コイル8に流
れる電流が定格電流を超えると磁束が増し、磁性流体部
20は永久磁石22の力に打ち勝って接極子5側へ吸引
されるとともに、空隙部21が筒状体の底面1A側へ移
る。この移動につれて磁束がさらに増し、アーマチュア
9が接極子5に吸引され、配線用遮断器が遮断状態に引
き外される。
流を超える電流が流れた場合の状態を示す断面図である
。磁性流体部20が接極子5側に移るとともに空隙部2
1が筒状体1の底面1A側に移り、アーマチュア9が接
極子5に吸引されている。図2において、コイル8に流
れる電流が定格電流を超えると磁束が増し、磁性流体部
20は永久磁石22の力に打ち勝って接極子5側へ吸引
されるとともに、空隙部21が筒状体の底面1A側へ移
る。この移動につれて磁束がさらに増し、アーマチュア
9が接極子5に吸引され、配線用遮断器が遮断状態に引
き外される。
【0019】図3は図1の装置におけるコイルに短絡電
流が流れた場合の状態を示す断面図である。磁性流体2
0が筒状体1の底面1A側にある状態でアーマチュア9
が接極子5に吸引されている。図3において、コイル8
に短絡電流が流れると、この電流による磁束が極端に増
すのでアーマチュア9は磁性流体部20の移動を待たず
に瞬時に接極子5に吸引され、即時に配線用遮断器が遮
断状態に引き外される。
流が流れた場合の状態を示す断面図である。磁性流体2
0が筒状体1の底面1A側にある状態でアーマチュア9
が接極子5に吸引されている。図3において、コイル8
に短絡電流が流れると、この電流による磁束が極端に増
すのでアーマチュア9は磁性流体部20の移動を待たず
に瞬時に接極子5に吸引され、即時に配線用遮断器が遮
断状態に引き外される。
【0020】上述のように、図1の構成は磁性流体部2
0が従来の装置のプランジャの代わりの役目を果たして
いるので、プランジャのように高精度に寸法出しをする
必要がなくなる。また、シリコン油や圧縮スプリングも
なくなるので、これらの特性に関する厳密な品質管理も
不要となる。したがって、部品の寸法公差や特性公差の
積み重ねによる動作時間の変動幅が小さくなった。さら
に、磁性流体の充填量を調整することにより、コイル電
流に対する動作時間を簡単に変えることができる。すな
わち、磁性流体の充填量を増やすことによって、コイル
電流に対する動作時間を短くすることができる。従来の
装置ではコイル電流に対する動作時間の要求仕様に合わ
せて種々の圧縮スプリングがあらかじめ用意されていた
。この発明による構成によって、部品点数が従来の装置
より1つ減る (プランジャ、シリコン油および圧縮ス
プリングの3点が磁性流体および永久磁石の2点になる
) とともに、圧縮スプリングのように特性の異なる部
品を各種揃えておく必要もなくなった。
0が従来の装置のプランジャの代わりの役目を果たして
いるので、プランジャのように高精度に寸法出しをする
必要がなくなる。また、シリコン油や圧縮スプリングも
なくなるので、これらの特性に関する厳密な品質管理も
不要となる。したがって、部品の寸法公差や特性公差の
積み重ねによる動作時間の変動幅が小さくなった。さら
に、磁性流体の充填量を調整することにより、コイル電
流に対する動作時間を簡単に変えることができる。すな
わち、磁性流体の充填量を増やすことによって、コイル
電流に対する動作時間を短くすることができる。従来の
装置ではコイル電流に対する動作時間の要求仕様に合わ
せて種々の圧縮スプリングがあらかじめ用意されていた
。この発明による構成によって、部品点数が従来の装置
より1つ減る (プランジャ、シリコン油および圧縮ス
プリングの3点が磁性流体および永久磁石の2点になる
) とともに、圧縮スプリングのように特性の異なる部
品を各種揃えておく必要もなくなった。
【0021】図4はこの発明の異なる実施例にかかる配
線用遮断器引外し装置の電磁石の構成を示す断面図であ
る。永久磁石23を筒状体1の底面1Aの外側に固着さ
せた構成となっており、その他の構成は図1のそれと同
一である。図4において、底面1Aが非磁性体なので、
永久磁石23による磁場は筒状体1内部にもできる。し
たがって磁性流体20の動きは図1の実施例における場
合と全く同様となる。永久磁石23が磁性流体20に直
接触れていないので、磁性流体による永久磁石23の錆
など化学的変化を全く考慮する必要がなくなる。例えば
、磁性流体の溶媒が純水の場合、その溶媒中に含まれる
イオン化可能な不純物が含有されていると、その溶媒に
触れることによって永久磁石に錆が生ずる可能性もある
。永久磁石を筒状体内部に収容する場合には、磁性流体
に対する耐性の強い永久磁石を選定するとか、あるいは
、永久磁石を固体の非磁性層で覆うなどのことが必要で
ある。また、永久磁石を筒状体の外側に配したので、永
久磁石の大きさに制限がなくなるとともに、筒状体への
取付けが非常に容易となった。
線用遮断器引外し装置の電磁石の構成を示す断面図であ
る。永久磁石23を筒状体1の底面1Aの外側に固着さ
せた構成となっており、その他の構成は図1のそれと同
一である。図4において、底面1Aが非磁性体なので、
永久磁石23による磁場は筒状体1内部にもできる。し
たがって磁性流体20の動きは図1の実施例における場
合と全く同様となる。永久磁石23が磁性流体20に直
接触れていないので、磁性流体による永久磁石23の錆
など化学的変化を全く考慮する必要がなくなる。例えば
、磁性流体の溶媒が純水の場合、その溶媒中に含まれる
イオン化可能な不純物が含有されていると、その溶媒に
触れることによって永久磁石に錆が生ずる可能性もある
。永久磁石を筒状体内部に収容する場合には、磁性流体
に対する耐性の強い永久磁石を選定するとか、あるいは
、永久磁石を固体の非磁性層で覆うなどのことが必要で
ある。また、永久磁石を筒状体の外側に配したので、永
久磁石の大きさに制限がなくなるとともに、筒状体への
取付けが非常に容易となった。
【0022】図5はこの発明のさらに異なる実施例にか
かる配線用遮断器引外し装置の電磁石の構成を示す断面
図である。図6と従来の装置と異なるのは、筒状体1内
の緩衝液をシリコン油の代わりに磁性流体40とした点
だけである。図5において、磁性流体40の磁性率はプ
ランジャ2および接極子5よりは小さいものを使用する
。磁性流体40の磁気抵抗がシリコン油より低いので、
従来の装置より磁束が増しアーマチュア9の吸引力が増
加する。
かる配線用遮断器引外し装置の電磁石の構成を示す断面
図である。図6と従来の装置と異なるのは、筒状体1内
の緩衝液をシリコン油の代わりに磁性流体40とした点
だけである。図5において、磁性流体40の磁性率はプ
ランジャ2および接極子5よりは小さいものを使用する
。磁性流体40の磁気抵抗がシリコン油より低いので、
従来の装置より磁束が増しアーマチュア9の吸引力が増
加する。
【0023】図7は緩衝液の種類とアーマチュアの吸引
力との関係を示す特性線図である。横軸は図5における
アーマチュア9と接極子5とのギャップ長G、縦軸はア
ーマチュア9が接極子5へ吸い付けられるときの吸引力
Fである。特性曲線30 (実線) が磁性流体の場合
、特性曲線31 (点線) がシリコン油の場合である
。図7より、緩衝液は磁性流体の方がその吸引力は大き
いことが分かる。そのために、緩衝液を磁性流体とする
ことによって、コイルのターン数をシリコン油の場合よ
り減らしてもアーマチュアは規定の吸引力を得ることが
できる。
力との関係を示す特性線図である。横軸は図5における
アーマチュア9と接極子5とのギャップ長G、縦軸はア
ーマチュア9が接極子5へ吸い付けられるときの吸引力
Fである。特性曲線30 (実線) が磁性流体の場合
、特性曲線31 (点線) がシリコン油の場合である
。図7より、緩衝液は磁性流体の方がその吸引力は大き
いことが分かる。そのために、緩衝液を磁性流体とする
ことによって、コイルのターン数をシリコン油の場合よ
り減らしてもアーマチュアは規定の吸引力を得ることが
できる。
【0024】
【発明の効果】この発明は前述のように、筒状体の底面
側に永久磁石が配されるとともに、筒状体内に磁性流体
が空隙部を介して注入され、筒状体内部が空隙部と磁性
流体部とにより形成されたことにより、部品の寸法公差
や特性公差の積み重ねによる遮断動作時間の変動幅が小
さい装置を提供することができる。また、従来の装置よ
り部品点数が少なくなるとともに、コイル電流に対する
動作時間の仕様が変更されても磁性流体の充填量を調整
するだけで対応できる。
側に永久磁石が配されるとともに、筒状体内に磁性流体
が空隙部を介して注入され、筒状体内部が空隙部と磁性
流体部とにより形成されたことにより、部品の寸法公差
や特性公差の積み重ねによる遮断動作時間の変動幅が小
さい装置を提供することができる。また、従来の装置よ
り部品点数が少なくなるとともに、コイル電流に対する
動作時間の仕様が変更されても磁性流体の充填量を調整
するだけで対応できる。
【0025】また、上記の構成において、永久磁石を筒
状体の底面外側に固着させた構成としたことにより、永
久磁石が磁性流体によって化学変化することを防止する
ことができる。また、永久磁石の筒状体への取付けが非
常に容易であることと、永久磁石の大きさに取り付け上
の制限がない。
状体の底面外側に固着させた構成としたことにより、永
久磁石が磁性流体によって化学変化することを防止する
ことができる。また、永久磁石の筒状体への取付けが非
常に容易であることと、永久磁石の大きさに取り付け上
の制限がない。
【0026】さらに、この発明は筒状体の内部にプラン
ジャと圧縮スプリングとともに、緩衝液として磁性流体
が充填されたことにより、コイルスペースを小さくする
ことができ、電磁石の小形化、すなわち、配線用遮断器
全体のコンパクト化が可能となる。
ジャと圧縮スプリングとともに、緩衝液として磁性流体
が充填されたことにより、コイルスペースを小さくする
ことができ、電磁石の小形化、すなわち、配線用遮断器
全体のコンパクト化が可能となる。
【図1】この発明の実施例にかかる配線用遮断器引外し
装置の電磁石の構成を示す断面図
装置の電磁石の構成を示す断面図
【図2】図1の装置におけるコイルに定格電流を超える
電流が流れた場合の状態を示す断面図
電流が流れた場合の状態を示す断面図
【図3】図1の装置におけるコイルに短絡電流が流れた
場合の状態を示す断面図
場合の状態を示す断面図
【図4】この発明の異なる実施例にかかる配線用遮断器
引外し装置の電磁石の構成を示す断面図
引外し装置の電磁石の構成を示す断面図
【図5】この発
明のさらに異なる実施例にかかる配線用遮断器引外し装
置の電磁石の構成を示す断面図
明のさらに異なる実施例にかかる配線用遮断器引外し装
置の電磁石の構成を示す断面図
【図6】従来の配線用遮
断器引外し装置の電磁石の構成例を示す断面図
断器引外し装置の電磁石の構成例を示す断面図
【図7】緩衝液の種類とアーマチュアの吸引力との関係
を示す特性線図
を示す特性線図
1 筒状体
1A 底面
5 接極子
6 ヨーク
7 巻枠
8 コイル
9 アーマチュア
10 軸受
11 軸
14 軸
12 クロスバー
13 引張りスプリング
15 ストッパ
16 支え
20 磁性流体部
21 空隙部
22 永久磁石
23 永久磁石
2 プランジャ
3 圧縮スプリング
40 磁性流体
30 特性曲線 (磁性流体)
Claims (3)
- 【請求項1】一方端に底面を形成し他方端に接極子を備
えた非磁性体よりなる筒状体と、この筒状体の外側を巻
回するコイルと、このコイルが形成する磁束によって接
極子側に吸引されるアーマチュアと、前記コイルの外径
側に配されるとともに片側が折り曲げられて筒状体に接
し前記磁束をアーマチュアへ導く磁路を形成するヨーク
とにより構成された電磁石を備え、前記コイルに通電す
ることにより前記アーマチュアを前記接極子側に吸引し
、このアーマチュアの動きにより引外し機構を操作させ
て配線用遮断器を遮断状態に引き外す装置において、前
記筒状体の底面側に永久磁石が配されるとともに、筒状
体内に磁性流体が空隙部を介して注入され、筒状体内部
が空隙部と磁性流体部とにより形成されたことを特徴と
する配線用遮断器の引外し装置。 - 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、永久磁石が
筒状体の底面外側に固着されてなることを特徴とする配
線用遮断器の引外し装置。 - 【請求項3】一方端に底面を形成し他方端に接極子を備
えた非磁性体よりなる筒状体と、この筒状体の内部に配
され軸方向に移動自由な棒状の強磁性体からなるプラン
ジャと、前記筒状体の内部に配され前記プランジャを前
記底面側に押圧する圧縮スプリングと、前記筒状体の内
部に充填される緩衝液と、前記筒状体の外側を巻回する
コイルと、このコイルが形成する磁束によって接極子側
に吸引されるアーマチュアと、前記コイルの外径側に配
されるとともに片側が折り曲げられて筒状体に接し前記
磁束をアーマチュアへ導く磁路を形成するヨークとによ
り構成された電磁石を備え、前記コイルに通電すること
により前記アーマチュアを前記接極子側に吸引し、この
アーマチュアの動きにより引外し機構を操作させて配線
用遮断器を遮断状態に引き外す装置において、前記緩衝
液が磁性流体であることを特徴とする配線用遮断器の引
外し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22318791A JPH04363833A (ja) | 1991-04-03 | 1991-09-04 | 配線用遮断器の引外し装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7069791 | 1991-04-03 | ||
| JP3-70697 | 1991-04-03 | ||
| JP22318791A JPH04363833A (ja) | 1991-04-03 | 1991-09-04 | 配線用遮断器の引外し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04363833A true JPH04363833A (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=26411828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22318791A Pending JPH04363833A (ja) | 1991-04-03 | 1991-09-04 | 配線用遮断器の引外し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04363833A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100684038B1 (ko) * | 2004-09-08 | 2007-02-16 | 주식회사 파워로직스 | 렌즈 구동기구 |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP22318791A patent/JPH04363833A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100684038B1 (ko) * | 2004-09-08 | 2007-02-16 | 주식회사 파워로직스 | 렌즈 구동기구 |
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