JPH04364155A - 酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸との塩の結晶を製造する方法 - Google Patents
酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸との塩の結晶を製造する方法Info
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- JPH04364155A JPH04364155A JP24795991A JP24795991A JPH04364155A JP H04364155 A JPH04364155 A JP H04364155A JP 24795991 A JP24795991 A JP 24795991A JP 24795991 A JP24795991 A JP 24795991A JP H04364155 A JPH04364155 A JP H04364155A
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Abstract
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Description
テイト(OR・AS)、アルギニン・アスパルテイト(
AR・AS)、リジン・グルタメイト(LY・GL)な
どの酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸との塩の結晶を製造
する方法に関する。
ル混合物は、水に対する溶解度が高く、アミノ酸一般で
行われる濃縮晶出法では、酸性アミノ酸と塩基性アミノ
酸との塩の結晶は取得できない。そのため、水溶液にメ
タノールなどを加えて溶解度を下げて結晶を取得する方
法(順晶法)、大量の溶媒中へ水溶液を滴下して結晶を
取得する方法(逆晶法)などが採用されている。
アミノ酸との塩は、結晶化度が低いため、順晶法では析
出粒子相互が凝集し、ひどい場合にはアメ化し、結晶分
離ができなくなる場合もある。従って、逆晶法が一般的
に採用されているが、得られる粉末には、無定形晶の混
入が多く、得られる製品の品質上の問題点として、原料
アミノ酸に不純物として含有される他のアミノ酸や灰分
の混入が多くなったり、塩を形成する2つのアミノ酸の
モル比率が等モルにならなかったりするということが指
摘されている。また、乾燥工程において、使用した溶媒
が除去しにくいなど問題点が多い。
と塩基性アミノ酸との塩(以下、アミノ酸塩と略記する
)の水溶液に水溶性溶媒を加えて該塩の90%以上の飽
和溶液あるいは過飽和溶液とし、該溶液を結晶の析出が
停止するまで加熱還流し、ついで該溶液に還流下、水溶
性溶媒を徐々に添加して結晶をさらに析出させ、該結晶
含有液から塩の結晶を回収することを特徴とするアミノ
酸塩の結晶を製造する方法に関する。
ミノ酸としては、アスパラギン酸、グルタミン酸などが
あげられる。また、塩基性アミノ酸としては、オルニチ
ン、アルギニン、リジンなどがあげられる。
施することができる。 (1) アミノ酸塩の水溶液は公知の方法、例えば酸
性アミノ酸と塩基性アミノ酸とを水に混合する方法によ
って得ることができる。本発明の実施に用いる塩の水溶
液は、酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸とを好ましくは等
モルに水に混合したものを用いる。
好ましくは1.3〜1.7モル濃度で用いられる。アミ
ノ酸塩の水溶液にメタノール、エタノールあるいはアセ
トンのような水溶性溶媒を加えて該塩の90%以上の飽
和溶液、好ましくは過飽和溶液とする。
加熱還流すると、還流開始後1〜30分でアミノ酸の塩
の結晶が析出し始める。還流に先立って、該溶液に種晶
を添加することによって晶出開始を早くすることができ
る。さらに加熱還流を続けると、析出する結晶の増加に
より溶液は濁り、還流開始後30分〜3時間で晶出は停
止する。晶出の停止は濁りの度合いが変化しなくなった
ことによって確認できる。
ノ酸塩を晶出させ、結晶化度を上げるために加熱還流し
ながら水溶性溶媒を徐々に添加する。該水溶性溶媒は通
常、(1)項で用いたものと同じものが使われる。添加
速度が速いと無定形晶が析出するので、無定形晶が析出
しないような速度で添加する。かかる添加速度は実験に
よって容易に求めることができる。
析出し、結晶化率は上がり、やがて平衡に達する。平衡
点では、結晶の析出はほとんど停止する。平衡に達した
ら、溶媒の添加を中止する。結晶化率の平衡点は、実験
によって容易に求めることができる。
ラリー中に無定形晶がないことを確認したのち、20〜
30℃まで冷却する。無定形晶が存在する場合は、さら
に結晶化が完了するまで加熱還流をつづける。
離や濾過により結晶を分離し、真空乾燥法や温風による
乾燥により製品を得る。
の製造 オルニチン粗結晶(塩酸塩)200gを2lの水に溶解
し、ダイヤイオンSK1B(三菱化成社製)2lへオル
ニチンを吸着後、2NのNH4OH2lを用いて溶出し
た。 得られたオルニチンのアンモニア水溶液2.5lを減圧
下で濃縮し、オルニチンの水溶液とした。オルニチンの
回収率は98%であり、314g/lの液0.5lが得
られた。この液に、アスパラギン酸130gを加えOR
・AS溶液とした。オルニチンとアスパラギン酸のモル
比は1:1であり、pHは6.4であった。この溶液5
60mlを50℃に加温し、メタノール340mlを添
加した。この時点では結晶の析出は見られず、さらに2
0mlのメタノールを添加すれば無定形晶沈澱の生成が
みられる。OR・ASが飽和状態になっている含水メタ
ノール溶液を75℃に加熱し、加熱還流操作を行った。 約30分で液は濁り始め、3時間で濁りは平衡に達した
。この濁りを検鏡すると偽晶は含まれず、全て柱状結晶
であった。
ール1.2lを1時間で添加し、さらに2時間加熱還流
した後、25℃まで冷却した。このスラリーから結晶を
分離したのち、真空乾燥機で乾燥し、製品267gを得
た。製品10gを100mlに溶解した液のpHは、等
モル組成品の示すpHと同じ6.4であった。
アスパルテイトの製造 実施例1と同様にして、オルニチンの水溶液0.5lを
調製した。オルニチン濃度は314g/lであった。こ
の液にアスパラギン酸の結晶124gを加えOR・AS
溶液とした。オルニチンとアスパラギン酸のモル比は1
.05:1.00であり、pHは7.3であった。
熱したメタノール4l中へ、100ml/hrの速度で
滴下した。 滴下後の析出物の結晶化度を上げるため、スラリーの温
度を70℃とし、加熱還流操作を行った。加熱還流操作
を行なうことにより、析出物は幾分偏光を有するように
なったが、時間を延長しても全ての析出物が偏光を有す
る結晶になるまでには至らなかった。このスラリーを2
5℃まで冷却し、結晶を分離後真空乾燥機で乾燥し、製
品258gを得た。製品10gを100mlに溶解した
液のpHは5.7であり、等モル組成の場合に示すpH
6.4よりも低く、晶析原液でオルニチンを多く配合し
たにもかかわらず、製品ではアスパラギン酸がやや多い
組成となった。
ルニチン・アスパルテイトの製品の分析値を第1表に示
す。
トの製造 アルギニン結晶174gとアスパラギン酸結晶133g
を水に溶解し、550mlのAR・AS溶液を調製した
。AR・AS溶液550mlを50℃に加温し、400
mlのメタノールを添加した。この時点では析出物は認
めなかった。AR・ASの種晶1gをこの液に添加した
のち、75℃に昇温し、加熱還流操作を行なった。液は
ただちに濁りはじめ、30分後には濁りの量は平衡に達
した。この濁りを検鏡すると柱状結晶であることが確認
された。さらに加熱還流を続けながら、メタノール1.
2lを1時間で添加し、25℃まで冷却した。スラリー
中の粒子は全て柱状結晶であった。結晶化度は86%で
あった。
アスパルテイトの製造 実施例2と同様にして、550mlのAR・AS溶液を
調製した。この液を50℃に加熱し、1.5lのメタノ
ールを5時間で添加した。添加を終了したスラリーを検
鏡すると、一部偏光を有する結晶も認められたが、大半
は無定形晶であったため、70℃に昇温し、加熱還流操
作を3時間行なった。しかし結晶化度の改善はあまりな
されなかった。結晶化度は79%であった。
のすぐれた酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸との塩の結晶
を得ることができる。
を示す。
を示す。
を示す。
を示す。
Claims (9)
- 【請求項1】 酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸との塩
の水溶液に水溶性溶媒を加えて該塩の90%以上の飽和
溶液あるいは過飽和溶液とし、該溶液を結晶の析出が停
止するまで加熱還流し、ついで該溶液に還流下、水溶性
溶媒を徐々に添加して結晶をさらに析出させ、該結晶含
有液から塩の結晶を回収することを特徴とする酸性アミ
ノ酸と塩基性アミノ酸との塩の結晶を製造する方法。 - 【請求項2】 酸性アミノ酸がアスパラギン酸または
グルタミン酸である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 塩基性アミノ酸がオルニチン、アルギ
ニンまたはリジンである請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 該塩がオルニチン・アスパルテイト、
アルギニン・アスパルテイトまたはリジン・グルタメイ
トである請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 該塩の水溶液が酸性アミノ酸と塩基性
アミノ酸との等モル量から生成される溶液である請求項
1記載の方法。 - 【請求項6】 該塩の水溶液濃度が0.5〜2.0モ
ル濃度である請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 該塩の水溶液に水溶性溶媒を加えたと
きの溶液が該塩の過飽和溶液である請求項1記載の方法
。 - 【請求項8】 水溶性溶媒がメタノール、エタノール
またはアセトンである請求項1の方法。 - 【請求項9】 オルニチン・アスパルテイトの水溶液
にメタノールを加えて過飽和溶液とし、該溶液を結晶の
析出が停止するまで加熱還流し、ついで該溶液に還流下
、メタノールを徐々に添加してオルニチン・アスパルテ
イトの結晶をさらに析出させ、該結晶含有液から結晶を
回収することを特徴とするオルニチン・アスパルテイト
の結晶を製造する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24795991A JP2886716B2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-09-26 | 酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸との塩の結晶を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-259383 | 1990-09-28 | ||
| JP25938390 | 1990-09-28 | ||
| JP24795991A JP2886716B2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-09-26 | 酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸との塩の結晶を製造する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04364155A true JPH04364155A (ja) | 1992-12-16 |
| JP2886716B2 JP2886716B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=26538501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24795991A Expired - Lifetime JP2886716B2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-09-26 | 酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸との塩の結晶を製造する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2886716B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024138026A (ja) * | 2019-11-14 | 2024-10-07 | ミヨシ油脂株式会社 | 有機アンモニウム塩とそれを用いた水素結合性材料処理剤 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE637448A (ja) | 1962-09-17 | 1900-01-01 | ||
| US4415590A (en) | 1982-04-26 | 1983-11-15 | Betamed Pharmaceuticals, Inc. | Herpes treatment |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP24795991A patent/JP2886716B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024138026A (ja) * | 2019-11-14 | 2024-10-07 | ミヨシ油脂株式会社 | 有機アンモニウム塩とそれを用いた水素結合性材料処理剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2886716B2 (ja) | 1999-04-26 |
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