JPH04365974A - 水力機械及びその運転方法 - Google Patents
水力機械及びその運転方法Info
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- JPH04365974A JPH04365974A JP3142012A JP14201291A JPH04365974A JP H04365974 A JPH04365974 A JP H04365974A JP 3142012 A JP3142012 A JP 3142012A JP 14201291 A JP14201291 A JP 14201291A JP H04365974 A JPH04365974 A JP H04365974A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- upper cover
- crown plate
- crown
- shroud
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Hydraulic Turbines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフランシス型ポンプ水車
などの水力機械に関する。
などの水力機械に関する。
【0002】
【従来の技術】水力機械は経済性の面から、高落差、大
容量、高速度化する傾向にある。ランナの高速度化によ
り、高水圧、高回転による静的応力の上昇とともに、水
圧加振周波数とランナの水中共振周波数(固有振動数)
が接近し振動応力の増大による金属疲労破壊が重要視さ
れている。従来の中・低落差用の低速度機は、ランナの
水中共振点は、水圧変動の加振周波数より低いところに
あり問題になりにくかったが、高速度化によりランナの
共振点と加振周波数が必然的に近づく傾向となり、ラン
ナの共振問題が顕在化する。
容量、高速度化する傾向にある。ランナの高速度化によ
り、高水圧、高回転による静的応力の上昇とともに、水
圧加振周波数とランナの水中共振周波数(固有振動数)
が接近し振動応力の増大による金属疲労破壊が重要視さ
れている。従来の中・低落差用の低速度機は、ランナの
水中共振点は、水圧変動の加振周波数より低いところに
あり問題になりにくかったが、高速度化によりランナの
共振点と加振周波数が必然的に近づく傾向となり、ラン
ナの共振問題が顕在化する。
【0003】また、より高効率運転するため、定常運転
時に落差や負荷変動に応じて回転速度を制御させる可変
速運転制御を採用する傾向があり、回転速度変動により
加振周波数に変動幅が生じ、ランナの水中固有振動数と
一致する可能性が増し、ランナが共振を起こす危険が大
きくなる。
時に落差や負荷変動に応じて回転速度を制御させる可変
速運転制御を採用する傾向があり、回転速度変動により
加振周波数に変動幅が生じ、ランナの水中固有振動数と
一致する可能性が増し、ランナが共振を起こす危険が大
きくなる。
【0004】ランナが運転中に水圧変動の周波数との共
振を起こすと、ランナの変動応力が急激に増大し、疲労
破壊を起こし重大事故になる。そのため、ランナの共振
回避は信頼性確保のため不可欠である。特に運転時間の
長い定常運転時の共振回避が重要である。
振を起こすと、ランナの変動応力が急激に増大し、疲労
破壊を起こし重大事故になる。そのため、ランナの共振
回避は信頼性確保のため不可欠である。特に運転時間の
長い定常運転時の共振回避が重要である。
【0005】ところでランナ自体の空中固有振動数はラ
ンナ形状によって決定されるため、比較的容易にしかも
正確に予測できる。しかし、ランナの振動応力に直接関
係するランナの水中共振点はランナ自体の形状だけでな
く、ランナ周囲のランナ室形状などによって変化し、影
響因子が多いことからその正確な予測は極めて難しい。 したがって、設計時点の予測に基づいて水力機械を製作
しても、実機の運転により共振現象が現れることが予測
される。
ンナ形状によって決定されるため、比較的容易にしかも
正確に予測できる。しかし、ランナの振動応力に直接関
係するランナの水中共振点はランナ自体の形状だけでな
く、ランナ周囲のランナ室形状などによって変化し、影
響因子が多いことからその正確な予測は極めて難しい。 したがって、設計時点の予測に基づいて水力機械を製作
しても、実機の運転により共振現象が現れることが予測
される。
【0006】また、本発明に関連する従来技術として特
開昭50ー14944(揚水発電設備におけるポンプ水
車の起動方法)があげられる。従来は過渡的な状態にお
ける振動低減や、限られた運転範囲内での振動低減の目
的で、上カバーから給気し、上カバーとクラウン板間に
形成された空気層により振動を吸収緩和させる方法があ
った。
開昭50ー14944(揚水発電設備におけるポンプ水
車の起動方法)があげられる。従来は過渡的な状態にお
ける振動低減や、限られた運転範囲内での振動低減の目
的で、上カバーから給気し、上カバーとクラウン板間に
形成された空気層により振動を吸収緩和させる方法があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】水中共振点の正確な事
前予測は困難であるが、実機ランナの水中共振点は実機
の試運転時等の振動測定により、運転中より低いかまた
は運転点付近の回転速度にあれば確認できる。しかし、
従来の水力機械は、水中共振点の調整機構を有していな
いため、実機の運転によりランナの共振現象が認められ
た場合、ランナの水中共振点を容易にずらすことは困難
であるという問題点があった。仮にずらす必要がある場
合、ランナを厚くするなどの構造的に大規模な改造は避
けられない問題もあった。
前予測は困難であるが、実機ランナの水中共振点は実機
の試運転時等の振動測定により、運転中より低いかまた
は運転点付近の回転速度にあれば確認できる。しかし、
従来の水力機械は、水中共振点の調整機構を有していな
いため、実機の運転によりランナの共振現象が認められ
た場合、ランナの水中共振点を容易にずらすことは困難
であるという問題点があった。仮にずらす必要がある場
合、ランナを厚くするなどの構造的に大規模な改造は避
けられない問題もあった。
【0008】また、従来技術として上記のように上カバ
ーからの給気方法があるが、ランナの共振現象はランナ
が回転している間は常に発生しているため、常に給気装
置を運転する必要があり、運転による水力機械の実質的
な効率低下、給気装置の耐久性、不安定な空気層による
定常的な振動吸収効果が期待できないなどの問題があり
、過渡時および定常時を含めたあらゆる運転範囲に対し
て、根本的な解決にはならなかった。
ーからの給気方法があるが、ランナの共振現象はランナ
が回転している間は常に発生しているため、常に給気装
置を運転する必要があり、運転による水力機械の実質的
な効率低下、給気装置の耐久性、不安定な空気層による
定常的な振動吸収効果が期待できないなどの問題があり
、過渡時および定常時を含めたあらゆる運転範囲に対し
て、根本的な解決にはならなかった。
【0009】本発明の目的は、共振点を調整することに
よりランナの共振を回避し、信頼性の高い水力機械を提
供することにある。
よりランナの共振を回避し、信頼性の高い水力機械を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の機械として、水路を形成するケー
シングと、ケーシングの水路と連通する流路を形成する
クラウン板とシュラウド板との間に羽根を有するフラン
シス型ポンプ水車ランナと、クラウン板の上面側を覆い
クラウン板との間に背圧室を形成する上カバーと、シュ
ラウド板の底面側に配置されてシュラウド板との間に側
圧室を形成する下カバーとを備え、フランシス型ポンプ
水車ランナがケーシングの水路途中に設けられて回転自
在に固定され、クラウン板の上部に固定された回転軸が
回転体に連結された水力機械において、クラウン板と上
カバーとの間隔を整調する間隔調整手段を設けたことを
特徴とする水力機械を構成したものである。
に、本発明は、第1の機械として、水路を形成するケー
シングと、ケーシングの水路と連通する流路を形成する
クラウン板とシュラウド板との間に羽根を有するフラン
シス型ポンプ水車ランナと、クラウン板の上面側を覆い
クラウン板との間に背圧室を形成する上カバーと、シュ
ラウド板の底面側に配置されてシュラウド板との間に側
圧室を形成する下カバーとを備え、フランシス型ポンプ
水車ランナがケーシングの水路途中に設けられて回転自
在に固定され、クラウン板の上部に固定された回転軸が
回転体に連結された水力機械において、クラウン板と上
カバーとの間隔を整調する間隔調整手段を設けたことを
特徴とする水力機械を構成したものである。
【0011】第2の機械として、水路を形成するケーシ
ングと、ケーシングの水路と連通する流路を形成するク
ラウン板とシュラウド板との間に羽根を有するフランシ
ス型ポンプ水車ランナと、クラウン板の上面側を覆いク
ラウン板との間に背圧室を形成する上カバーと、シュラ
ウド板の底面側に配置されてシュラウド板との間に側圧
室を形成する下カバーとを備え、フランシス型ポンプ水
車ランナがケーシングの水路途中に設けられて回転自在
に固定され、クラウン板の上部に固定された回転軸が回
転体に連結された水力機械において、上カバーの背圧室
面側に、クラウン板と上カバーとの間隔を整調する間隔
調整手段を着脱自在に固定したことを特徴とする水力機
械を構成したものである。
ングと、ケーシングの水路と連通する流路を形成するク
ラウン板とシュラウド板との間に羽根を有するフランシ
ス型ポンプ水車ランナと、クラウン板の上面側を覆いク
ラウン板との間に背圧室を形成する上カバーと、シュラ
ウド板の底面側に配置されてシュラウド板との間に側圧
室を形成する下カバーとを備え、フランシス型ポンプ水
車ランナがケーシングの水路途中に設けられて回転自在
に固定され、クラウン板の上部に固定された回転軸が回
転体に連結された水力機械において、上カバーの背圧室
面側に、クラウン板と上カバーとの間隔を整調する間隔
調整手段を着脱自在に固定したことを特徴とする水力機
械を構成したものである。
【0012】第2の機械を含む第3の機械として、間隔
調整手段は、厚さが可変に調整される調整ライナと、厚
さが一定に保たれた間隔調整板とから構成されている水
力機械を構成したものである。
調整手段は、厚さが可変に調整される調整ライナと、厚
さが一定に保たれた間隔調整板とから構成されている水
力機械を構成したものである。
【0013】第4の機械として、水路を形成するケーシ
ングと、ケーシングの水路と連通する流路を形成するク
ラウン板とシュラウド板との間に羽根を有するフランシ
ス型ポンプ水車ランナと、クラウン板の上面側を覆いク
ラウン板との間に背圧室を形成する上カバーと、シュラ
ウド板の底面側に配置されてシュラウド板との間に側圧
室を形成する下カバーとを備え、フランシス型ポンプ水
車ランナがケーシングの水路途中に設けられて回転自在
に固定され、クラウン板の上部に固定された回転軸が回
転体に連結された水力機械において、背圧室内に挿入さ
れてクラウン板と上カバーとの間隔を水車ライナの全周
に亘って調整するための間隔調整板と、間隔調整板と連
結されて上カバーの貫通口内に挿入された連結部材と、
上カバーの上面側で連結部材を昇降自在に支持する支持
部材とを設けたことを特徴とする水力機械を構成したも
のである。
ングと、ケーシングの水路と連通する流路を形成するク
ラウン板とシュラウド板との間に羽根を有するフランシ
ス型ポンプ水車ランナと、クラウン板の上面側を覆いク
ラウン板との間に背圧室を形成する上カバーと、シュラ
ウド板の底面側に配置されてシュラウド板との間に側圧
室を形成する下カバーとを備え、フランシス型ポンプ水
車ランナがケーシングの水路途中に設けられて回転自在
に固定され、クラウン板の上部に固定された回転軸が回
転体に連結された水力機械において、背圧室内に挿入さ
れてクラウン板と上カバーとの間隔を水車ライナの全周
に亘って調整するための間隔調整板と、間隔調整板と連
結されて上カバーの貫通口内に挿入された連結部材と、
上カバーの上面側で連結部材を昇降自在に支持する支持
部材とを設けたことを特徴とする水力機械を構成したも
のである。
【0014】第5の機械として、水路を形成するケーシ
ングと、ケーシングの水路と連通する流路を形成するク
ラウン板とシュラウド板との間に羽根を有するフランシ
ス型ポンプ水車ランナと、クラウン板の上面側を覆いク
ラウン板との間に背圧室を形成する上カバーと、シュラ
ウド板の底面側に配置されてシュラウド板との間に側圧
室を形成する下カバーとを備え、フランシス型ポンプ水
車ランナがケーシングの水路途中に設けられて回転自在
に固定され、クラウン板の上部に固定された回転軸が回
転体に連結された水力機械において、背圧室内に挿入さ
れてクラウン板と上カバーとの間隔を水車ランナの全周
に亘って調整するための間隔調整板と、間隔調整板と連
結されて上カバーの貫通口内に挿入された連結部材と、
上カバーの上面側で連結部材を昇降駆動する駆動装置と
を設けたことを特徴とする水力機械を構成したものであ
る。
ングと、ケーシングの水路と連通する流路を形成するク
ラウン板とシュラウド板との間に羽根を有するフランシ
ス型ポンプ水車ランナと、クラウン板の上面側を覆いク
ラウン板との間に背圧室を形成する上カバーと、シュラ
ウド板の底面側に配置されてシュラウド板との間に側圧
室を形成する下カバーとを備え、フランシス型ポンプ水
車ランナがケーシングの水路途中に設けられて回転自在
に固定され、クラウン板の上部に固定された回転軸が回
転体に連結された水力機械において、背圧室内に挿入さ
れてクラウン板と上カバーとの間隔を水車ランナの全周
に亘って調整するための間隔調整板と、間隔調整板と連
結されて上カバーの貫通口内に挿入された連結部材と、
上カバーの上面側で連結部材を昇降駆動する駆動装置と
を設けたことを特徴とする水力機械を構成したものであ
る。
【0015】第4または第5の機械を含む第6の機械と
して、間隔調整板のクラウン板との対向面側は、クラウ
ン板との間隔が対向面側各部でほぼ同一となるように、
クラウン板の表面形状に合わせて形成されていることを
特徴とする水力機械を構成したものである。
して、間隔調整板のクラウン板との対向面側は、クラウ
ン板との間隔が対向面側各部でほぼ同一となるように、
クラウン板の表面形状に合わせて形成されていることを
特徴とする水力機械を構成したものである。
【0016】第3,第4,第5または第6の機械を含む
第7の機械として、間隔調整板は、クラウン板と上カバ
ーとの間隔Hと水車ランナの羽根外径Dとの比が0.0
02≦H/D≦0.05、間隔調整板の幅Wと水車ラン
ナの羽根外径Dとの比がW/D≧0.1の範囲で、クラ
ウン板の外周側端部と対向する部位からクラウン板内周
側に沿って、かつ水車ランナのほぼ全周に亘って配置さ
れていることを特徴とする水力機械を構成したものであ
る。
第7の機械として、間隔調整板は、クラウン板と上カバ
ーとの間隔Hと水車ランナの羽根外径Dとの比が0.0
02≦H/D≦0.05、間隔調整板の幅Wと水車ラン
ナの羽根外径Dとの比がW/D≧0.1の範囲で、クラ
ウン板の外周側端部と対向する部位からクラウン板内周
側に沿って、かつ水車ランナのほぼ全周に亘って配置さ
れていることを特徴とする水力機械を構成したものであ
る。
【0017】第1の運転方法として、第5の機械を運転
するに際して、水車ランナの試運転時に回転速度に対応
した水車ランナの共振特性を計測し、水車ランナの実際
の運転時に水車ランナの回転速度を監視しながら駆動装
置の駆動を制御し、予め得られた共振特性を基に水車ラ
ンナの回転速度に応じて共振を避ける位置に間隔調整板
を移動することを特徴とする水力機械の運転方法を採用
したものである。
するに際して、水車ランナの試運転時に回転速度に対応
した水車ランナの共振特性を計測し、水車ランナの実際
の運転時に水車ランナの回転速度を監視しながら駆動装
置の駆動を制御し、予め得られた共振特性を基に水車ラ
ンナの回転速度に応じて共振を避ける位置に間隔調整板
を移動することを特徴とする水力機械の運転方法を採用
したものである。
【0018】
【作用】クラウン板とシュラウド板との間にランナベー
ンとしての羽根を有するフランシス型ポンプ水車ランナ
は背圧室と側圧室からなるランナ室に回転可能に設置さ
れ、背圧室及び側圧室には水が充満し水中で回転するよ
うになっている。そして水はケーシングからガイドベー
ンを経てランナに流れ込む。この時、ガイドベーンの後
流では流速が小さく、ガイドベーン間では流速が早くな
り、場所によって流れが不均一になる。この不均一な流
れの中をランナの回転によりランナベーンが通過すると
、ガイドベーンの後流を通過するごとにランナは水圧変
動を受けて振動する。
ンとしての羽根を有するフランシス型ポンプ水車ランナ
は背圧室と側圧室からなるランナ室に回転可能に設置さ
れ、背圧室及び側圧室には水が充満し水中で回転するよ
うになっている。そして水はケーシングからガイドベー
ンを経てランナに流れ込む。この時、ガイドベーンの後
流では流速が小さく、ガイドベーン間では流速が早くな
り、場所によって流れが不均一になる。この不均一な流
れの中をランナの回転によりランナベーンが通過すると
、ガイドベーンの後流を通過するごとにランナは水圧変
動を受けて振動する。
【0019】ランナが水中共振を起こす振動は、図11
及び図12に示されるように、ランナベーン1cの動き
が小さく、ランナベーン1c間のクラウン板1aとシュ
ラウド板1bの動きが大きく、更にランナ1の外周部か
ら概略W=0.9Dの幅のリング状部位が波打つ円盤振
動であり、一般にクラウン板1aとシュラウド板1bを
接続するランナベーン1cの付け根で応力が高くなり易
い。共振を避けてこの波打ち振動が小さくなると、ラン
ナベーン1c付け根の振動応力は小さくなる。
及び図12に示されるように、ランナベーン1cの動き
が小さく、ランナベーン1c間のクラウン板1aとシュ
ラウド板1bの動きが大きく、更にランナ1の外周部か
ら概略W=0.9Dの幅のリング状部位が波打つ円盤振
動であり、一般にクラウン板1aとシュラウド板1bを
接続するランナベーン1cの付け根で応力が高くなり易
い。共振を避けてこの波打ち振動が小さくなると、ラン
ナベーン1c付け根の振動応力は小さくなる。
【0020】ランナ1のクラウン板1aとシュラウド板
1bが波打つような振動をする時、クラウン板1aとシ
ュラウド板1bは背圧室と側圧室に充満している水を押
し退けて動くので水の抵抗力を受けることになる。この
水の抵抗力は振動加速度に比例するため、見掛け上ラン
ナ1の振動体の質量が増加したようになり、質量の形で
水中振動に影響を与える。この増加質量は、一般に付加
質量と呼ばれている。
1bが波打つような振動をする時、クラウン板1aとシ
ュラウド板1bは背圧室と側圧室に充満している水を押
し退けて動くので水の抵抗力を受けることになる。この
水の抵抗力は振動加速度に比例するため、見掛け上ラン
ナ1の振動体の質量が増加したようになり、質量の形で
水中振動に影響を与える。この増加質量は、一般に付加
質量と呼ばれている。
【0021】振動現象の簡略化のため、ランナ1と上カ
バーと水を単純な等価振動系に起き換えたモデルが図9
である。ランナ1は図11及び図12に示すように、ク
ラウン板1aやシュラウド板1bの外周部が振動するの
で、主軸により固定された等価バネ常数Krと等価質量
Mrからなる振動系とみなし、上カバー2は外周側をコ
ンクリートに固定された等価バネ常数Kcと等価質量M
cからなる振動系とみなし、クラウン板1aと上カバー
2間の水の抵抗力を付加質量Mwとして、付加質量Mw
によりランナ1と上カバー2の振動系が連結されている
。クラウン板1aと上カバー2間の水の抵抗力は振動加
速度に比例するため、運動方程式の質量項に含めて整理
できるから、付加質量として扱うことができる。また図
10にクラウン板1aと上カバー2との間隔Hに対する
水の抵抗力Fwと水中共振周波数fnwの関係を示す。
バーと水を単純な等価振動系に起き換えたモデルが図9
である。ランナ1は図11及び図12に示すように、ク
ラウン板1aやシュラウド板1bの外周部が振動するの
で、主軸により固定された等価バネ常数Krと等価質量
Mrからなる振動系とみなし、上カバー2は外周側をコ
ンクリートに固定された等価バネ常数Kcと等価質量M
cからなる振動系とみなし、クラウン板1aと上カバー
2間の水の抵抗力を付加質量Mwとして、付加質量Mw
によりランナ1と上カバー2の振動系が連結されている
。クラウン板1aと上カバー2間の水の抵抗力は振動加
速度に比例するため、運動方程式の質量項に含めて整理
できるから、付加質量として扱うことができる。また図
10にクラウン板1aと上カバー2との間隔Hに対する
水の抵抗力Fwと水中共振周波数fnwの関係を示す。
【0022】水の抵抗力はランナ1のクラウン板1aと
上カバー2の間隔Hにより変化し、間隔Hが狭いほど抵
抗力Fwは大となる。この水の抵抗力は振動加速度に比
例するため、付加質量Mwを増加させて見掛け上ランナ
1の振動体の質量が増加したようになる。このランナの
水中共振周波数fnwは次の(1)式によって決定され
るから、質量(Mr+Mw)が増加すると水中共振周波
数fnwは低下する。
上カバー2の間隔Hにより変化し、間隔Hが狭いほど抵
抗力Fwは大となる。この水の抵抗力は振動加速度に比
例するため、付加質量Mwを増加させて見掛け上ランナ
1の振動体の質量が増加したようになる。このランナの
水中共振周波数fnwは次の(1)式によって決定され
るから、質量(Mr+Mw)が増加すると水中共振周波
数fnwは低下する。
【0023】
【数1】
【0024】モデル実験などによれば、ランナ1のクラ
ウン板1aと上カバー2の間隔を実用的な範囲内で変え
ることにより、水中共振点を約20%調整できる。また
モデル実験などによれば、コンクリートに埋設される下
カバーとランナ1のシュラウド板1bとの間隔は、上カ
バー2とクラウン板1aの間隔より水中共振点に対する
影響が小さいことが確認されている。このためクラウン
板1aと上カバー2との間隔を間隔調整手段によって調
整すれば、共振点が変わりランナの共振を回避すること
ができる。そして間隔調整手段として上カバーに固定さ
れる間隔調整板を用いた場合、間隔調整板の形状をクラ
ウン板1aの表面形状に合わせれば、クラウン板と上カ
バーとの間隔が各部で一定となるので共振点の調整をよ
り効果的に行なうことができる。
ウン板1aと上カバー2の間隔を実用的な範囲内で変え
ることにより、水中共振点を約20%調整できる。また
モデル実験などによれば、コンクリートに埋設される下
カバーとランナ1のシュラウド板1bとの間隔は、上カ
バー2とクラウン板1aの間隔より水中共振点に対する
影響が小さいことが確認されている。このためクラウン
板1aと上カバー2との間隔を間隔調整手段によって調
整すれば、共振点が変わりランナの共振を回避すること
ができる。そして間隔調整手段として上カバーに固定さ
れる間隔調整板を用いた場合、間隔調整板の形状をクラ
ウン板1aの表面形状に合わせれば、クラウン板と上カ
バーとの間隔が各部で一定となるので共振点の調整をよ
り効果的に行なうことができる。
【0025】またランナを実際に運転するに際しては、
試運転時などに予め計測した共振曲線を基に、起動時に
避けて通れない水中共振点通過をより安全側に調整した
り、回転速度変化に対応して常に共振を避けるように間
隔調整板の位置を可変とすることも可能である。
試運転時などに予め計測した共振曲線を基に、起動時に
避けて通れない水中共振点通過をより安全側に調整した
り、回転速度変化に対応して常に共振を避けるように間
隔調整板の位置を可変とすることも可能である。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0027】図1乃至図3において、ポンプ水車ランナ
1はクラウン板1a、シュラウド板1b、ランナベーン
1cを備えて構成されており、クラウン板1aの上面中
央部に主軸5が固定されている。主軸5の先端側は発電
機に連結されており、この主軸5は軸受6を介してケー
シング9に回転自在に固定されている。クラウン板1a
とシュラウド板1bとの間には水路が形成され、この水
路中に複数のランナベーン1cが配置されている。そし
てランナベーン1cにはガイドベーン4を介してケーシ
ング9からの水が供給されるようになっている。ケーシ
ング9はコンクリート10によって固定されダムからの
水をガイドベーン4を介してランナベーン1cへ供給す
るようになっている。クラウン板1aの上方には上カバ
ー2が配置されてクラウン板1aを覆うようになってお
り、クラウン板1aと上カバー2との間に背圧室7が形
成されている。一方、シュラウド板1bの下方側には下
カバー3が配置されており、下カバー3はケーシング9
と共にコンクリート10によって固定されている。そし
て下カバー3とシュラウド板1bとの間に側圧室8が形
成されている。そして背圧室7と側圧室8によってラン
ナ室が形成されている。これらの室の内背圧室7には、
間隔調整手段としての間隔調整板11と調整ライナ12
が挿入されており、間隔調整板11と調整ライナ12が
上カバー2の底面側にランナ1の全周に亘って固定され
ている。
1はクラウン板1a、シュラウド板1b、ランナベーン
1cを備えて構成されており、クラウン板1aの上面中
央部に主軸5が固定されている。主軸5の先端側は発電
機に連結されており、この主軸5は軸受6を介してケー
シング9に回転自在に固定されている。クラウン板1a
とシュラウド板1bとの間には水路が形成され、この水
路中に複数のランナベーン1cが配置されている。そし
てランナベーン1cにはガイドベーン4を介してケーシ
ング9からの水が供給されるようになっている。ケーシ
ング9はコンクリート10によって固定されダムからの
水をガイドベーン4を介してランナベーン1cへ供給す
るようになっている。クラウン板1aの上方には上カバ
ー2が配置されてクラウン板1aを覆うようになってお
り、クラウン板1aと上カバー2との間に背圧室7が形
成されている。一方、シュラウド板1bの下方側には下
カバー3が配置されており、下カバー3はケーシング9
と共にコンクリート10によって固定されている。そし
て下カバー3とシュラウド板1bとの間に側圧室8が形
成されている。そして背圧室7と側圧室8によってラン
ナ室が形成されている。これらの室の内背圧室7には、
間隔調整手段としての間隔調整板11と調整ライナ12
が挿入されており、間隔調整板11と調整ライナ12が
上カバー2の底面側にランナ1の全周に亘って固定され
ている。
【0028】ランナ1が水中共振を起こす振動は、図1
1及び図12に示すように、ランナベーン1cの動きが
小さく、ランナベーン1c間のクラウン板1aとシュラ
ウド板1bの外周部から概略0.9Dの幅が波打つ円盤
振動であるところから、本実施例では、クラウン板1a
外周の振動する部位に対応する上カバー2側の位置に、
ランナ1のクラウン板1aと上カバー2の間隔Hとラン
ナベーン1cの外径D1の比が0.002≦(H/D)
≦0.05、ランナ1の最大外径からランナ1の中心に
向かった幅Wとランナ1の羽根外径Dの比が(W/D)
≧0.1の範囲で、図3に示すように、ランナ1の外周
側の全周に亘って、セグメント状の間隔調整板11を調
整ライナ12と共にネジ止めによって固定することとし
ている。そして調整ライナ12の厚さを変えることによ
り、間隔Hを調整することとしている。この間隔Hを調
整することによりランナ1の水中共振周波数を可変にす
ることができる。
1及び図12に示すように、ランナベーン1cの動きが
小さく、ランナベーン1c間のクラウン板1aとシュラ
ウド板1bの外周部から概略0.9Dの幅が波打つ円盤
振動であるところから、本実施例では、クラウン板1a
外周の振動する部位に対応する上カバー2側の位置に、
ランナ1のクラウン板1aと上カバー2の間隔Hとラン
ナベーン1cの外径D1の比が0.002≦(H/D)
≦0.05、ランナ1の最大外径からランナ1の中心に
向かった幅Wとランナ1の羽根外径Dの比が(W/D)
≧0.1の範囲で、図3に示すように、ランナ1の外周
側の全周に亘って、セグメント状の間隔調整板11を調
整ライナ12と共にネジ止めによって固定することとし
ている。そして調整ライナ12の厚さを変えることによ
り、間隔Hを調整することとしている。この間隔Hを調
整することによりランナ1の水中共振周波数を可変にす
ることができる。
【0029】すなわち、水車ランナ1のクラウン板1a
とシュラウド板1bが波打つ振動をする時、クラウン板
1aとシュラウド板1bは背圧室7と側圧室8に充満し
ている水を押し退けて動くので、水の抵抗力を受けるこ
とになる。この水の抵抗力は振動加速度に比例するため
、見掛け上ランナ1の振動体の質量が増加したこととな
り、付加質量となる。水の抵抗力はランナ1のクラウン
板1aと上カバー2との間隔Hにより変化し、図10に
示すように、直径Dを一定とした時、間隔Hが狭いほど
抵抗力Fwは大となり、付加質量Mwも増加する。そし
てランナ1の水中共振周波数fnwは前記(1)式で決
定されるから、質量(Mr+Mw)が増加すると、水中
共振周波数fnwは下がることになる。
とシュラウド板1bが波打つ振動をする時、クラウン板
1aとシュラウド板1bは背圧室7と側圧室8に充満し
ている水を押し退けて動くので、水の抵抗力を受けるこ
とになる。この水の抵抗力は振動加速度に比例するため
、見掛け上ランナ1の振動体の質量が増加したこととな
り、付加質量となる。水の抵抗力はランナ1のクラウン
板1aと上カバー2との間隔Hにより変化し、図10に
示すように、直径Dを一定とした時、間隔Hが狭いほど
抵抗力Fwは大となり、付加質量Mwも増加する。そし
てランナ1の水中共振周波数fnwは前記(1)式で決
定されるから、質量(Mr+Mw)が増加すると、水中
共振周波数fnwは下がることになる。
【0030】モデル実験によって、ランナ1のクラウン
板1aと上カバー2との間隔Hを実用的な範囲内で変え
たところ、水中共振点を約20%調整できることが確認
された。
板1aと上カバー2との間隔Hを実用的な範囲内で変え
たところ、水中共振点を約20%調整できることが確認
された。
【0031】また間隔Hを調整するに際しては、図4及
び図5に示されるように、間隔調整板11のクラウン板
1aとの対向面側を、クラウン板1aとの間隔が対向面
側各部でほぼ同一となるように、クラウン板1aの表面
形状に合わせて形成すれば、より効果的に水中共振点を
調整できる。
び図5に示されるように、間隔調整板11のクラウン板
1aとの対向面側を、クラウン板1aとの間隔が対向面
側各部でほぼ同一となるように、クラウン板1aの表面
形状に合わせて形成すれば、より効果的に水中共振点を
調整できる。
【0032】このように、前記実施例によれば、大規模
な構造変更や上カバー2からの給気などの方法によらず
、比較的容易に水中共振点をずらすことができるため、
簡単な構成によっても、定常運転時における水中共振点
の回避により、振動応力の増大が防止でき、信頼性の向
上に寄与することができる。
な構造変更や上カバー2からの給気などの方法によらず
、比較的容易に水中共振点をずらすことができるため、
簡単な構成によっても、定常運転時における水中共振点
の回避により、振動応力の増大が防止でき、信頼性の向
上に寄与することができる。
【0033】次に、本発明の他の実施例を図6に基づい
て説明する。
て説明する。
【0034】本実施例は、上カバー2の外周側に円環状
の溝16を形成すると共に、上カバー2に貫通口17を
複数個形成し、溝16内に間隔調整板11を昇降自在に
挿入し、貫通口17内に挿入されたスピンドルの一端に
間隔調整板11を固定し、スピンドル14の他端をフラ
ンジ15に固定し、フランジ15と上カバー2との間に
調整ライナ12を挿入し、フランジ15と調整ライナ1
2をボルト13によって上カバー2に固定したものであ
り、他の構成は図1のものと同様であるので、同一のも
のには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
の溝16を形成すると共に、上カバー2に貫通口17を
複数個形成し、溝16内に間隔調整板11を昇降自在に
挿入し、貫通口17内に挿入されたスピンドルの一端に
間隔調整板11を固定し、スピンドル14の他端をフラ
ンジ15に固定し、フランジ15と上カバー2との間に
調整ライナ12を挿入し、フランジ15と調整ライナ1
2をボルト13によって上カバー2に固定したものであ
り、他の構成は図1のものと同様であるので、同一のも
のには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0035】本実施例によれば、間隔調整板11とクラ
ウン板1aとの間隔Hを調整するに際して、上カバー2
を取り外すことなく、ボルト13をゆるめてフランジ1
5と調整ライナ12を取り外し、調整ライナ12の厚さ
を変えることにより間隔Hを調整することができる。こ
のため前記実施例のものよりも、水中共振点の調整作業
が簡素化されることになる。
ウン板1aとの間隔Hを調整するに際して、上カバー2
を取り外すことなく、ボルト13をゆるめてフランジ1
5と調整ライナ12を取り外し、調整ライナ12の厚さ
を変えることにより間隔Hを調整することができる。こ
のため前記実施例のものよりも、水中共振点の調整作業
が簡素化されることになる。
【0036】次に、本発明の更に他の実施例を図7に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0037】本実施例は、上カバー2の表面に複数のサ
ーボモータ18を固定し、サーボモータ18の駆動軸を
スピンドル14に連結し、サーボモータ18の駆動によ
って間隔調整板11を昇降し、間隔Hを調整するように
したものであり、他の構成は図6に示すものと同様であ
るので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明
は省略する。
ーボモータ18を固定し、サーボモータ18の駆動軸を
スピンドル14に連結し、サーボモータ18の駆動によ
って間隔調整板11を昇降し、間隔Hを調整するように
したものであり、他の構成は図6に示すものと同様であ
るので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明
は省略する。
【0038】本実施例によれば、サーボモータ18の駆
動によって間隔Hを調整できるため、前記各実施例より
も水中共振点の調整作業を容易に行なうことができる。
動によって間隔Hを調整できるため、前記各実施例より
も水中共振点の調整作業を容易に行なうことができる。
【0039】次に、水車ランナ1の運転方法について説
明する。
明する。
【0040】近年、高効率運転するために、定常運転時
に落差や負荷変動に応じてランナ1の回転速度を制御さ
せる可変速運転制御が採用されている。このような運転
を行なうとき、回転速度変動により加振周波数に変動幅
が生じ、ランナ1の水中固有振動数と一致する可能性が
ある。このような可変速運転に対して有害な共振が避け
られない場合は、間隔調整板11の位置制御を以下のよ
うにして実行する。
に落差や負荷変動に応じてランナ1の回転速度を制御さ
せる可変速運転制御が採用されている。このような運転
を行なうとき、回転速度変動により加振周波数に変動幅
が生じ、ランナ1の水中固有振動数と一致する可能性が
ある。このような可変速運転に対して有害な共振が避け
られない場合は、間隔調整板11の位置制御を以下のよ
うにして実行する。
【0041】例えば、図8に示すように、ランナ1の試
運転時にあらかじめ計測した共振曲線から一次共振点と
二次共振点の間に可変速運転範囲があり、この運転範囲
に共振が係るような場合には、回転速度の低い領域では
一次共振点を回転速度の低い側に移動させるように、間
隔Hを狭く(H=Hl)し、回転速度の高い領域では二
次共振点を回転速度の高い側に移動させるように、間隔
Hを広く(H=Hu)し、負荷遮断など過渡状態での回
転速度の上昇時には、共振点を回転速度の低い領域に急
速に移動させるように間隔を狭くする制御を実行する。 このような運転方法を採用することにより、可変速運転
範囲における回転速度変化では常に共振を避けて運転す
ることができ、振動応力の増大を防止することにより疲
労強度が上り、信頼性の向上に寄与することができる。
運転時にあらかじめ計測した共振曲線から一次共振点と
二次共振点の間に可変速運転範囲があり、この運転範囲
に共振が係るような場合には、回転速度の低い領域では
一次共振点を回転速度の低い側に移動させるように、間
隔Hを狭く(H=Hl)し、回転速度の高い領域では二
次共振点を回転速度の高い側に移動させるように、間隔
Hを広く(H=Hu)し、負荷遮断など過渡状態での回
転速度の上昇時には、共振点を回転速度の低い領域に急
速に移動させるように間隔を狭くする制御を実行する。 このような運転方法を採用することにより、可変速運転
範囲における回転速度変化では常に共振を避けて運転す
ることができ、振動応力の増大を防止することにより疲
労強度が上り、信頼性の向上に寄与することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クラウン板と上カバーとの間隔を可変調整するようにし
たため、共振点を調整することができ、ランナの水中共
振を回避して信頼性の向上に寄与することができる。
クラウン板と上カバーとの間隔を可変調整するようにし
たため、共振点を調整することができ、ランナの水中共
振を回避して信頼性の向上に寄与することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す要部縦断面図である。
【図2】図1に示す上カバーとクラウン板の要部拡大断
面図である。
面図である。
【図3】間隔調整板の側面図である。
【図4】間隔調整板の他の実施例を示す要部断面図であ
る。
る。
【図5】間隔調整板の他の実施例を示す要部断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示す縦断面図である
。
。
【図8】回転速度に対する振動応力の共振特性と間隔H
の制御特性を説明するための特性図である。
の制御特性を説明するための特性図である。
【図9】ランナと上カバーを含む振動系の概念図である
。
。
【図10】間隔Hに対する水の抵抗力と水中共振周波数
との関係を説明するための特性図である。
との関係を説明するための特性図である。
【図11】ランナの振動モードを説明するための説明図
である。
である。
【図12】ランナの振動モードを説明するための図であ
る。
る。
1 ポンプ水車ランナ
1a クラウン板
1b シュラウド板
1c ランナベーン
2 上カバー
3 下カバー
4 ガイドベーン
5 主軸
6 軸受
7 背圧室
8 側圧室
9 ケーシング
10 コンクリート
11 間隔調整板
12 調整ライナ
13 ボルト
14 スピンドル
18 サーボモータ
Claims (8)
- 【請求項1】 水路を形成するケーシングと、ケーシ
ングの水路と連通する流路を形成するクラウン板とシュ
ラウド板との間に羽根を有するフランシス型ポンプ水車
ランナと、クラウン板の上面側を覆いクラウン板との間
に背圧室を形成する上カバーと、シュラウド板の底面側
に配置されてシュラウド板との間に側圧室を形成する下
カバーとを備え、ポンプ水車ランナがケーシングの水路
途中に設けられて回転自在に固定され、クラウン板の上
部に固定された回転軸が回転体に連結された水力機械に
おいて、クラウン板と上カバーとの間隔を調整する間隔
調整手段を設けたことを特徴とする水力機械。 - 【請求項2】 水路を形成するケーシングと、ケーシ
ングの水路と連通する流路を形成するクラウン板とシュ
ラウド板との間に羽根を有するフランシス型ポンプ水車
ランナと、クラウン板の上面側を覆いクラウン板との間
に背圧室を形成する上カバーと、シュラウド板の底面側
に配置されてシュラウド板との間に側圧室を形成する下
カバーとを備え、ポンプ水車ランナがケーシングの水路
途中に設けられて回転自在に固定され、クラウン板の上
部に固定された回転軸が回転体に連結された水力機械に
おいて、上カバーの背圧室面側に、クラウン板と上カバ
ーとの間隔を調整する間隔調整手段を着脱自在に固定し
たことを特徴とする水力機械。 - 【請求項3】 間隔調整手段は、厚さが可変に調整さ
れる調整ライナと、厚さが一定に保たれた間隔調整板と
から構成されている請求項2記載の水力機械。 - 【請求項4】 水路を形成するケーシングと、ケーシ
ングの水路と連通する流路を形成するクラウン板とシュ
ラウド板との間に羽根を有するフランシス型ポンプ水車
ランナと、クラウン板の上面側を覆いクラウン板との間
に背圧室を形成する上カバーと、シュラウド板の底面側
に配置されてシュラウド板との間に側圧室を形成する下
カバーとを備え、ポンプ水車ランナがケーシングの水路
途中に設けられて回転自在に固定され、クラウン板の上
部に固定された回転軸が回転体に連結された水力機械に
おいて、背圧室内に挿入されてクラウン板と上カバーと
の間隔を水車ライナの全周に亘って調整するための間隔
調整板と、間隔調整板と連結されて上カバーの貫通口内
に挿入された連結部材と、上カバーの上面側で連結部材
を昇降自在に支持する支持部材とを設けたことを特徴と
する水力機械。 - 【請求項5】 水路を形成するケーシングと、ケーシ
ングの水路と連通する流路を形成するクラウン板とシュ
ラウド板との間に羽根を有するフランシス型ポンプ水車
ランナと、クラウン板の上面側を覆いクラウン板との間
に背圧室を形成する上カバーと、シュラウド板の底面側
に配置されてシュラウド板との間に側圧室を形成する下
カバーとを備え、ポンプ水車ランナがケーシングの水路
途中に設けられて回転自在に固定され、クラウン板の上
部に固定された回転軸が回転体に連結された水力機械に
おいて、背圧室内に挿入されてクラウン板と上カバーと
の間隔を水車ランナの全周に亘って調整するための間隔
調整板と、間隔調整板と連結されて上カバーの貫通口内
に挿入された連結部材と、上カバーの上面側で連結部材
を昇降駆動する駆動装置とを設けたことを特徴とする水
力機械。 - 【請求項6】 間隔調整板のクラウン板との対向面側
は、クラウン板との間隔が対向面側各部でほぼ同一とな
るように、クラウン板の表面形状に合わせて形成されて
いることを特徴とする請求項4または5記載の水力機械
。 - 【請求項7】 間隔調整板は、クラウン板と上カバー
との間隔Hと水車ランナの羽根外径Dとの比が0.00
2≦H/D≦0.05、間隔調整板の幅Wと水車ランナ
の羽根外径Dとの比がW/D≧0.1の範囲で、クラウ
ン板の外周側端部と対向する部位からクラウン板内周側
に沿って、かつ水車ランナのほぼ全周に亘って配置され
ていることを特徴とする請求項3,4,5または6記載
の水力機械。 - 【請求項8】 請求項5記載の水力機械を運転するに
際して、水車ランナの試運転時に回転速度に対応した水
車ランナの共振特性を計測し、水車ランナの実際の運転
時に水車ランナの回転速度を監視しながら駆動装置の駆
動を制御し、予め得られた共振特性を基に水車ランナの
回転速度に応じて共振を避ける位置に間隔調整板を移動
することを特徴とする水力機械の運転方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3142012A JPH04365974A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 水力機械及びその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3142012A JPH04365974A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 水力機械及びその運転方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04365974A true JPH04365974A (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=15305325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3142012A Pending JPH04365974A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 水力機械及びその運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04365974A (ja) |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP3142012A patent/JPH04365974A/ja active Pending
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