JPH0436622Y2 - - Google Patents

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JPH0436622Y2
JPH0436622Y2 JP1988129294U JP12929488U JPH0436622Y2 JP H0436622 Y2 JPH0436622 Y2 JP H0436622Y2 JP 1988129294 U JP1988129294 U JP 1988129294U JP 12929488 U JP12929488 U JP 12929488U JP H0436622 Y2 JPH0436622 Y2 JP H0436622Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、主として、ブドウ、ミカン、モ
モ、ウメ、アンズ、スモモ、クリ、クルミ、キユ
ーイ、その他の果樹、あるいは、園芸用の樹木等
の木を食害する害虫の防除装置に関する。特に、
この考案は、主として、ゴマダラカミキリ、コス
カシバ、あるいは、コウモリガを効果的に防除で
きる装置に関する。
【従来の技術】
ゴマダラカミキリに関して「原色果樹の病害虫
診断、第28ページ〜第29ページ、社団法人農山漁
村文化協会、昭和59年12月25日発行」には次のよ
うに解説されている。 ゴマダラカミキリの成虫は、6〜7月頃に発生
する。成虫は7〜8月に産卵する。卵は、樹皮に
傷をつけて、そのすぐ内側に1つずつ産まれる。
幼虫は、初め樹皮のすぐ下側を食害し、すこし成
長すると形成層から一部は材質部まで食入するこ
ともある。ほぼ2年間かかつて成長する。 この害虫は、薬剤防除は防除全体の一部分にす
ぎない。捕殺など他の方法を重視する。ゴマダラ
カミキリに食入された木は、樹皮のところどころ
から細かい木くずのように見える虫ふんが押し出
されている。主幹の地ぎわ部から少し上のあたり
にもつとも多い。主幹の樹皮の下の形成層の部分
を、斜めに螺旋状に坑道を堀り進んで食害してい
ることが多い。こうして主幹の周囲を一回りする
と、木は水分や養分の流通を断たれて枯死する。 薬剤で防除できないゴマダラカミキリは、下記
の方法で駆除している。 成虫が飛来して来た時に捕殺する。 成虫が食入した初期に、針金で刺殺するか、
あるいは、槌で撲殺する。 成虫の産卵を防止するために、シユロの繊維
を巻き付けるか、あるいは、新聞紙を樹幹の地
ぎわ部に巻き付ける。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、との方法は、ゴマダラカミ
キリが活動する時期に、全ての木を1本1本検査
するので、著しく手間がかかる。木の本数が極め
て多い、ミカンやブドウの栽培業者が、この方法
でゴマダラカミキリの害を防止することは、実際
には極めて困難である。 また、の方法では、確実に産卵を阻止出来な
い。シユロを使用した方法では、幹に巻き付けた
シユロに〓間ができると、ここからゴマダラカミ
キリが侵入する。害虫が侵入しない状態に、〓間
なく完全にシユロを巻き付けるのは著しく手間が
かかる。また、新聞紙等を巻き付ける方法では耐
久性がなく、風雨で簡単に剥離し、あるいは、破
損して害虫の駆除効力を失う。 現在、ゴマダラカミキリの害を効率よく阻止す
る有効な方法が開発されていないのが実情であ
る。 樹木の害虫は、ゴマダラカミキリだけでない。
モモ、ウメ、スモモ、アンズ等は、コスカシバの
害を受ける。コスカシバの駆除は、3〜4月頃に
被害部を刃物で削り取つて幼虫を殺し、その傷口
は棲ロウ等で処理する。この害虫の駆除にも著し
く手間がかかる。 さらに、ブドウ等は、コウモリガの害を受け
る。コウモリガの幼虫は、草木類の葉を食害して
成長し、6月の中旬〜7月下旬にはブドウ等の幹
に穿孔食入する。最初は、枝を食害し、その後、
主枝、幹に食入する。食入したコウモリガは、環
状に食害した後、木質部に深く潜入し、樹木は著
しく衰弱し、枯死するものが多い。 コウモリガは、ゴマダラカミキリと同様に、複
雑な生態からして、効率的な防除方法は確立され
ていない。特に、コウモリガは夜間に活動するの
で、ゴマダラカミキリよりも更に防除が困難であ
る。現在の防除方法は、根元の周囲30〜40cmを良
く除草して、夜間にこの部分に侵入する幼虫を早
期発見している。また、卵からふ化して草木に食
入するので、5月の中旬頃に、下草に、ダイアジ
ン微粒剤か全粒剤を散布して駆除している。更
に、樹木に食入した初期には、スミチオンまたは
エルサン等の乳剤の4〜5倍液を食入孔に注入し
て、孔を土で塞いで防除し、あるいは、食入孔が
浅い場合は、孔に鉄針を突き刺して刺し殺す。深
く侵入したコウモリガは、鉄針で刺し殺すことも
出来ず防除が殆ど不可能である。 何れの防除方法にしても、多数ある全てのブド
ウ等の樹木を、6〜7月の長い間にわたつて微細
に管理することは極めて難しく、ブドウ園等で
は、コウモリガによつて、全体の何割も収量が減
少しているのが実状である。 本考案は、第4図に示す構造の装置を開発し
て、コウリモガを効果的に駆除することに成功し
た(特願昭62−314935号)。この防除方法は、幹
の周囲に、バリヤ溝を設け、このバリヤ溝に水を
充填するものである。 この防除装置は、コウモリガが活動する5月の
中旬迄に、約600本のブドウに取り付けられた。
その後、2本のブドウにコウモリガの食入が観測
された。この防除装置は、コウモリガの食害を効
果的に阻止することはできるが、皆無には出来な
かつた。コウモリガは、地面を這つてブドウに食
入するという学説が正しいとすれば、この構造の
防除装置は、コウモリガの食入を皆無にできる。
しかしながら、実際には、2本のブドウの幹の地
ぎわ部には、コウモリガが食入した。 本考案者は、食入したコウモリガがどのような
経路で木に食入したかを究明できなかつた。しか
しながら、本考案者は、コウモリガが飛しょうし
ながら産卵し、この卵が、ブドウの葉に付着し、
これがふ化して幹の地ぎわに移動し、この部分に
食入することを究明した。この経路で食入するコ
ウモリガは、地面から這つてくるのに比べると著
しく少ないが、極めてまれにこの経路で食入する
ことを見い出した。 ゴマダラカミキリを防除する技術が、実開昭52
−139887号公報に記載されている。この公報に記
載される防除装置は、樹幹の下部に、ゴマダラカ
ミキリの卵よりも細かい空〓の不織布を巻き付け
ている。不織布の下縁は、釘状の止具で地面に固
定している。不織布は、ゴマダラカミキリが飛ん
できて好んで産卵する地面上10〜30cmのところに
巻き付けられる。不織布は、ゴマダラカミキリが
木に産卵するのを阻止する。また、害虫がはい上
がろうとしても、不織布に足や爪がからみついて
捕捉される。 この構造の防除装置は、理想的な状態に機能す
ると害虫の産卵を防止できる。しかしながら、こ
の構造の不織布では、害虫の害を確実に阻止する
ことが難しい。それは、不織布を止具で地面に固
定するので、不織布の下縁を〓間なく地面に固定
することができず、害虫は、不織布と地面との間
から不織布の裏に侵入するからである。地中に固
定した不織布の上に土を載せることによつて、不
織布の裏側に害虫が侵入を阻止することができ
る。しかしながら、実際にはこのようにして外周
から不織布の裏に害虫が侵入するのを阻止するこ
とはできない。それは、風や雨によつて、不織布
の全周にいつまでも土を載せておくことが難しい
ことが理由である。風に吹かれると不織布が振動
し、また、雨水が流れると土が流出されるので、
長期間にわたつて不織布の外周に土を載せておく
ことは極めて難しく、部分的に土がなくなり、不
織布と地面との間に〓間ができて、ここから害虫
が侵入する。 この考案は、さらにこの欠点を解決するために
開発されたもので、この考案の重要な目的は、極
めて効果的に、しかも、省力的にコウモリガ、コ
スカシバ、ゴマダラカミキリ等の害虫を確実に駆
除できる防除装置を提供することにある。
【従来の問題点を解決する為の手段】
この考案の害虫の防除装置は、下記の構成を備
えている。 防除装置は、埋設リング1と、この埋設リン
グ1に連結された通気性を有するシート材2と
を備える。 埋設リング1は、木の地ぎわに取り付けでき
るように、全体の形状が分割可能な環状で、中
心には、木の幹が貫通できる幹孔3を有する。 シート材2は、これでもつて、幹の地ぎわに
害虫が侵入して食害するのを阻止するために、
全体の形状が筒状で、下端縁は、害虫が透過で
きない〓間で埋設リング1に連結されている。 シート材2の上端は、上から幹の地ぎわに害
虫が侵入しないように、幹に結束される可撓性
の結束部材4が設けられている。 シート材2は、これを害虫が透過して侵入し
ないように、害虫が透過できない通気孔を有す
る。 埋設リング1とシート材2とで、幹の地ぎわ
に害虫が侵入するのを阻止するために、埋設リ
ング1の下端とシート材2の上端との長さは、
10cm以上に作られている。 さらに、埋設リング1は、上方に開口して水
密構造のバリヤ溝5を備えている。 シート材2は、埋設リング1を介して地中と
の間に〓間なく取り付けできるように、埋設リ
ング1のバリヤ溝5の側周縁に連結している。 埋設リング1は、バリヤ溝5から下方に突出
して、地中に埋設される埋設凸条11を備えて
いる。
【好ましい実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。 但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為の防除装置を例示するものであ
つて、この考案の防除装置は、構成部品の材質、
形状、構造、配置を下記の構造に特定するもので
ない。この考案の防除装置は、実用新案登録請求
の範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が加えら
れる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲
が理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、実用新案登録請求の範囲に示され
る部材に付記している。ただ、実用新案登録請求
の範囲に記述される部材を、実施例に示す部材に
特定するものでは決してない。 この考案の防除装置は、主として、ブドウ、モ
モ、ウメ、アンズ、スモモ、ミカン、クリ、クル
ミ、キユーイ等にセツトされて、ゴマダラカミキ
リ、コスカシバ、コウモリガ等、幹の地ぎわに食
入する害虫を防除する。 第1図に示す害虫の防除装置は、埋設リング1
とシート材2とからなる。 埋設リング1は、全体の形状が分割可能な環状
で、中心には、木の幹が貫通できる幹孔3を有す
る。埋設リング1は耐久性のある合成樹脂、ある
いは、金属等で作られている。 分割できる埋設リング1は、好ましくは直径方
向に2分割できる構造とする。分割された埋設リ
ング1は、〓間なく簡単に連結できるように、連
結部分をはめ込み形状とするのがよい。上方開口
のバリヤ溝5を有する埋設リング1は、バリヤ溝
5を、水漏れしない状態で連結する必要がある。
バリヤ溝5には水が充填されるからである。埋設
リング1は、連結部分を接着剤で密着し、あるい
は、連結部分を接着剤でコーテイングして水密状
態に連結できる。 第1図の埋設リング1は、外筒8と中筒7とが
底板6で連結されている。底板6は、外筒8の下
端を中筒7の外表面に連結している。外筒8と中
筒7との間に、上方を開口したバリヤ溝5を設け
ている。中筒7は、外筒8よりも下方に延長され
て、バリヤ溝5よりも下方に突出して埋設凸条1
1を形成している。埋設凸条11を構成する中筒
7の下端は、地中にスムーズに押し込むことがで
きるように、尖鋭に形成されている。中筒7の下
端は地中に押し込まれる。この状態で、幹の外周
は、害虫が侵入できない隔壁で囲まれる。 埋設リング1の中筒上端縁、すなわち、バリヤ
溝5の内側周縁にシート材2を連結している。シ
ート材2は、埋設リング1とシート材2との間か
ら害虫が侵入しないように、害虫が透過できない
ようにバリヤ溝5の内側周縁である、中筒上端に
連結される。 シート材2を簡単に中筒に連結する構造を第3
図に示す。この図に示されるシート材2は、挟着
具9でもつて中筒7に連結されている。挟着具9
は、金属や硬質合成樹脂等の弾性材で、逆U字状
に作られている。この挟着具9は、中筒7の上端
にシート材2を沿わせ、シート材2で中筒を覆う
状態で挟着する。挟着具9は、シート材2と中筒
7との間に〓間が出来ないように、一定の間隔、
例えば、数cm間隔でシート材2を埋設リング1に
挟着する。 この構造の挟着具9は、簡単で、しかも確実に
シート材2を埋設リング1に連結できる特長があ
る。 シート材2は、可撓性の繊維、例えば、合成繊
維で編まれたネツト、通気性の織布や不織布、あ
るいは、合成樹脂シートに多数の通気孔を穿設し
たものが使用できる。シート材2は、害虫の侵入
を阻止する。従つて、シート材2は、害虫が透過
できない通気孔、いいかえれば、害虫よりも小さ
い通気孔を有する。シート材2の通気孔を、害虫
が侵入出来ない範囲で大きく、また、数を多くす
ると、通風がより良い特長がある。 シート材2の上端は、幹に結束される。シート
材2と幹との間を害虫が通らないように、シート
材2は、害虫が通過できない〓間で幹に連結され
る。シート材2の上端は、可撓性の結束部材4が
設けられており、この結束部材4で幹に結束され
る。 埋設リング1の下端とシート材2の上端との長
さは、10〜150cmの範囲に調整される。この長さ
が短いと、幹の地ぎわの低い部分しかシート材2
で覆うことが出来ない。この長さのシート材と埋
設リング1とは、効率良く幹の地ぎわに食入する
害虫を防除できる。この間隔が短すぎると、幹の
下の部分しかシート材2で覆うことができず、シ
ート材2で覆われた上に害虫が食入する。また、
シート材2が長すぎると、材料コストが高騰し
て、製品が高くなる。 第1図の埋設リング1はバリヤ溝5が設けられ
ている。バリヤ溝5は、ここをコウモリガ等の幼
虫が越えないように、好ましくは、1cm以上の幅
に形成される。コウモリガの幼虫は、体長が5〜
7.5cmであるが、体長よりも幅か狭い水入りのバ
リヤ溝5を越えることはない。これは、コウモリ
ガの幼虫は、バリヤ溝5の水10に接近して、触角
が水10に触ると水10を回避する為である。 バリヤ溝5の深さは、浅いものでも使用できる
が、浅いバリヤ溝5は水持ちが悪くて、再々水を
補給する必要がある。特に、この防除方法は、梅
雨から初夏にかけて温度が高い時期に使用するの
で、水が蒸発し易い。従つて、バリヤ溝5は、な
るべく深く、例えば1cm以上とするのが良い。 バリヤ溝5に蓄えられた水に、薄く油膜を張る
と、水の蒸発を少なくできる。油膜は、水に油を
入れると、これが水に浮いて拡散する。油は、水
が補給されても常時水面に浮遊して水の蒸発を防
止する。 バリヤ溝5は、この下を通つてコウモリガの幼
虫が通過しないように、地中に埋設凸条11の下
端を埋設している。この構造のバリヤ溝5は、中
筒7の下端を地中に押し込むことによつて簡単に
幹の周囲に固定できる。 ところで、バリヤ溝5は、この上に下草が繁茂
すると、雑草を渡つてコウモリガの幼虫がバリヤ
溝5を越えるので、バリヤ溝5の上を雑草が越え
ないように、下草を除去するのがよい。 下草の除去部分には、太陽光線が透過しない、
黒等の暗色に着色された合成樹脂フイルムを敷設
することによつて、下草が繁殖するのが防止でき
る。
【考案の効果】
この考案の防除装置は、シート材の下端を、埋
設リングのバリヤ溝の内側周縁に連結し、さら
に、埋設リングにはバリヤ溝から下方に突出して
埋設凸条を設けている。この構造の害虫の防除装
置は、シート材の裏側に害虫が侵入するのを確実
に阻止できる特長がある。バリヤ溝の内側周縁は
地面とは異なり、シート材を〓間なく連結できる
形状をしている。このため、ここにシート材を連
結することによつて、シート材と埋設リングとの
間に、害虫が侵入する〓間ができない。さらに、
埋設リングは、下方に突出する埋設凸条を有する
ので、埋設凸条を地中に挿入して埋設することに
よつて、地中との間に害虫の進入路ができない。
さらに、風によつてシート材が振動されても、埋
設凸条を地中に埋設して固定した埋設リングは振
動しない。このため、風でシート材が振動されて
も害虫がシート材の裏面に侵入する侵入経路はで
きない。さらに、雨で多少の土が流失されたとし
ても、埋設凸条は地中に埋設されているので、下
端が地面に表出することがなく、埋設リングから
害虫がシート材の裏面に侵入するのを効果的に阻
止できる。とくに、埋設凸条は、これを地中に挿
入して固定しているので、不織布の上に載せた土
のように、簡単に流出することがない。このた
め、この考案の害虫の防除装置は、シート材でも
つて極めて効果的に、しかも確実に、コウモリ
ガ、コスカシバ、ゴマダラカミキリ等の害虫を駆
除できる特長がある。さらにまた、この考案の害
虫の防除装置は、シート材を地中固定して土を載
せる等の手間がかからず、シート材の上端を木の
外周に結束し、埋設凸条を地中に押し込んで埋設
することによつて、簡単かつ容易に、しかも迅速
に多くの木に設置できる特長も備える。 また、この考案の害虫の防除装置は、木の下端
部分を通気性のシート材で覆うので、この部分の
風通しがよく、この部分が湿つてビールス等が寄
生するのを防止できる特長もある。通気性がある
シート材で覆われた幹は、高温障害による枯死を
防止することもできる。 さらに、この考案の防除装置は、埋設凸条を地
中に埋設して固定するので、セツトした後の保守
に手間がかかからず、しかも、従来の防除方法と
違つて、再々園内を巡回して害虫を探す必要がな
く、極めて省力的に害虫の食害を防止できる特長
が実現できる。従つて、この考案の防除装置を果
樹園の樹木にセツトすることによつて、手間をか
けずに収量を増加できる。 更にこの考案の特筆すべき特長は、薬剤を使用
しないで害虫を防除するので、果実が農薬に全く
汚染されず、美味な安全食品が収穫できて、安心
して食べられることにある。 とくに、この考案の害虫の防除装置は、駆除が
極めて困難である、ゴマダラカミキリ、コスカシ
バ、コウモリガ等の害虫を極めて効果的に駆除で
きる特長がある。それは、これらの害虫のほとん
どが地ぎわに食入するからである。したがつて、
この考案の防除装置は、殆どの害虫を効果的に防
除できる。ところで、地ぎわ以外の部分に食入す
る害虫は、比較的簡単に駆除できる。それは、ブ
ドウ、ミカン、モモ、ウメ、アンズ、スモモ、ク
リ、クルミ、キユーイ等は、害虫を探すためでは
ないが、立派な果実を実らせるために、果実が実
る部分を、よく手入れすることが理由である。ま
た、地ぎわに害虫が食入すると、木全体の勢いを
弱らせるが、木の枝に食入した害虫は、その枝を
部分的に弱らせるので害が極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す防除装置の使
用状態を示す断面図、第2図は埋設リングの平面
図、第3図は埋設リングとシート材との連結部分
を示す断面図、第4図は従来の防除装置の一例を
示す断面図である。 1……埋設リング、2……シート材、3……幹
孔、4……結束部材、5……バリヤ溝、6……底
板、7……中筒、8……外筒、9……挟着具、1
0……水、11……埋設凸条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の構成を有する害虫の防除装置。 (a) 埋設リング1と、この埋設リング1に連結さ
    れた通気性を有するシート材2とを備える。 (b) 埋設リング1は、全体の形状が分割可能な環
    状で、中心には、木の幹が貫通できる幹孔3を
    有する。 (c) シート材2は、全体の形状が筒状で、下端縁
    は、害虫が透過できない〓間で埋設リング1に
    連結されている。 (d) シート材2の上端は、幹に結束される可撓性
    の結束部材4が設けられている。 (e) シート材2は、害虫が透過できない通気孔を
    有する。 (f) 埋設リング1の下端とシート材2の上端との
    長さは、10cm以上である。 (g) 埋設リング1は、上方に開口して水密構造の
    バリヤ溝5を有する。 (h) シート材2は、埋設リング1に設けられたバ
    リヤ溝5の内側周縁に連結されている。 (i) 埋設リング1は、バリヤ溝5から下方に突出
    して、地中に埋設される埋設凸条11を備えて
    いる。
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