JPH0436651B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0436651B2 JPH0436651B2 JP63297440A JP29744088A JPH0436651B2 JP H0436651 B2 JPH0436651 B2 JP H0436651B2 JP 63297440 A JP63297440 A JP 63297440A JP 29744088 A JP29744088 A JP 29744088A JP H0436651 B2 JPH0436651 B2 JP H0436651B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- small
- sea
- exposed
- submerged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、それぞれ同一網目の網体からなる底
部と周側部及び天部とを備えた多面中空体からな
る小割網を使用し、各面を転回させて海上に露出
する面の位置を相互に変更させることにより、毒
性の強い薬品を使用することなく、網に付着する
藻や微小生物をその成長前の胞子や卵の段階で容
易に除去することのできる養殖用小割網の構造及
びその洗浄方法に関するものである。
部と周側部及び天部とを備えた多面中空体からな
る小割網を使用し、各面を転回させて海上に露出
する面の位置を相互に変更させることにより、毒
性の強い薬品を使用することなく、網に付着する
藻や微小生物をその成長前の胞子や卵の段階で容
易に除去することのできる養殖用小割網の構造及
びその洗浄方法に関するものである。
従来の技術
海洋を利用した魚類の養殖には、養殖魚を収容
する小割網が使用されるが、長期に亘り海中に網
が浸されていると、網目に海藻類その他の微生物
が付着して網目を潰し、海水の流通が悪くて酸素
不足を来たし、養殖魚の摂餌が悪化して成長が低
下し、病気などを生じる。
する小割網が使用されるが、長期に亘り海中に網
が浸されていると、網目に海藻類その他の微生物
が付着して網目を潰し、海水の流通が悪くて酸素
不足を来たし、養殖魚の摂餌が悪化して成長が低
下し、病気などを生じる。
そこで、従来最も原始的には、小割網自体を2
〜3週間毎に取替える作業をしていた。この作業
は、取替えるべき小割網と新規の小割網とを連結
して、新規の小割網内に養殖魚を追い込み、古い
小割網を陸上に引き上げたのち、洗浄して2〜3
日天日乾燥をし、網の目合の良否を点検して再度
使用する、というものである。しかしながら、こ
の方法は別途新規な網が必要であり、また、取替
える場所まで運搬をし、かつ、養殖魚の入れ替え
作業を要して手間や経費が多大に必要である。
〜3週間毎に取替える作業をしていた。この作業
は、取替えるべき小割網と新規の小割網とを連結
して、新規の小割網内に養殖魚を追い込み、古い
小割網を陸上に引き上げたのち、洗浄して2〜3
日天日乾燥をし、網の目合の良否を点検して再度
使用する、というものである。しかしながら、こ
の方法は別途新規な網が必要であり、また、取替
える場所まで運搬をし、かつ、養殖魚の入れ替え
作業を要して手間や経費が多大に必要である。
また、網の交換は2〜3週間を単位とするた
め、その間に網に付着した藻の胞子や貝等の卵が
大きく成長してしまい、その洗浄作業は困難で負
担の大きいものとなる。
め、その間に網に付着した藻の胞子や貝等の卵が
大きく成長してしまい、その洗浄作業は困難で負
担の大きいものとなる。
そこで、小割網の短期的な取替え作業をするこ
となく、網に特殊な薬品を塗布して海藻や微小生
物等の付着を防止する方法が考えられ、近時まで
殆んどこの方法に依つていた。この薬品は有機錫
化合物(TBTO)を含む染料であつて、この染
料で網を染めるので、染色作業に重労働を要する
ほか、染料代が高価である。しかも、有機錫化合
物を含む染料であるから、人体への悪影響も考え
られ、特に小割網として使用されている間に染料
が溶け出して海中に流出し、これがイオン化して
養殖魚の体中に入り、人間の健康に害を及ぼすと
いう社会問題すら惹起しかねない危険を含んでお
り、現在この染料そのものの使用は自粛されるに
到つている。
となく、網に特殊な薬品を塗布して海藻や微小生
物等の付着を防止する方法が考えられ、近時まで
殆んどこの方法に依つていた。この薬品は有機錫
化合物(TBTO)を含む染料であつて、この染
料で網を染めるので、染色作業に重労働を要する
ほか、染料代が高価である。しかも、有機錫化合
物を含む染料であるから、人体への悪影響も考え
られ、特に小割網として使用されている間に染料
が溶け出して海中に流出し、これがイオン化して
養殖魚の体中に入り、人間の健康に害を及ぼすと
いう社会問題すら惹起しかねない危険を含んでお
り、現在この染料そのものの使用は自粛されるに
到つている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、前記染料の使用が自粛された代
りに、これに代るべき良策が何ら提供され若しく
は開発されていないがために、小割網を用いた養
殖産業は衰退する危機に頻している状況にある。
さりとて、小割網を2〜3週間毎に取替える作業
をしていては、効率が悪いからコストも上昇し、
魚類を好む日本人の食生活に安価な養殖魚を提供
することは不可能である。
りに、これに代るべき良策が何ら提供され若しく
は開発されていないがために、小割網を用いた養
殖産業は衰退する危機に頻している状況にある。
さりとて、小割網を2〜3週間毎に取替える作業
をしていては、効率が悪いからコストも上昇し、
魚類を好む日本人の食生活に安価な養殖魚を提供
することは不可能である。
そこで、本発明はこのような事情に鑑み、小割
網の構造とその洗浄方法を開発することにより、
網に海藻その他微小生物が付着するのを防止し、
もつて、養殖産業が停滞することなく発展できる
ようにすることを目的としてなされたものであ
る。
網の構造とその洗浄方法を開発することにより、
網に海藻その他微小生物が付着するのを防止し、
もつて、養殖産業が停滞することなく発展できる
ようにすることを目的としてなされたものであ
る。
問題点を解決するための手段
本発明は上記問題点を解決するため、それぞれ
同一網目の網体からなる底部と周側部及び天部と
を備えた閉鎖した多面中空体であつて、各面にそ
れぞれ開閉自在な開口部が形成され、若しくは前
記底部と周側部及び天部がそれぞれ取り外し可能
に連結され、天部を海面上に露出させて定置した
海洋において多面中空体の内部に養殖魚を収容し
たまま、各面を転回可能とすることにより、底部
と周側部及び天部の位置を相互に変更させて水没
面を順次天部として海面上に露出可能とした養殖
用小割網の構造を提供する。また、前記小割網
を、内部に養殖魚を収容したまま、水没した各面
への付着物が成長しない所定期間毎に各面を転回
させて底部と周側部及び天部の位置を相互に変更
させて水没面を天部として順次海面上に露出さ
せ、天日乾燥をし、若しくは露出した面の網を取
り外して陸上で天日乾燥する養殖用小割網の洗浄
方法を提供する。
同一網目の網体からなる底部と周側部及び天部と
を備えた閉鎖した多面中空体であつて、各面にそ
れぞれ開閉自在な開口部が形成され、若しくは前
記底部と周側部及び天部がそれぞれ取り外し可能
に連結され、天部を海面上に露出させて定置した
海洋において多面中空体の内部に養殖魚を収容し
たまま、各面を転回可能とすることにより、底部
と周側部及び天部の位置を相互に変更させて水没
面を順次天部として海面上に露出可能とした養殖
用小割網の構造を提供する。また、前記小割網
を、内部に養殖魚を収容したまま、水没した各面
への付着物が成長しない所定期間毎に各面を転回
させて底部と周側部及び天部の位置を相互に変更
させて水没面を天部として順次海面上に露出さ
せ、天日乾燥をし、若しくは露出した面の網を取
り外して陸上で天日乾燥する養殖用小割網の洗浄
方法を提供する。
作 用
上記構成の本発明によれば、それぞれ同一網目
の網体からなる底部と周側部及び天部とを備えた
多面中空体からなる小割網の構造を有するので、
常に一面を天部として海上に露出させることが出
来る。しかも各面を転回させて位置を交換して使
用できるため、海上に露出する面の位置を相互に
変便させることにより、小割網を構成する全ての
面を天部として海上に露出させることができる。
の網体からなる底部と周側部及び天部とを備えた
多面中空体からなる小割網の構造を有するので、
常に一面を天部として海上に露出させることが出
来る。しかも各面を転回させて位置を交換して使
用できるため、海上に露出する面の位置を相互に
変便させることにより、小割網を構成する全ての
面を天部として海上に露出させることができる。
そして、露出させた面を海上において又は取り
外して陸上にて天日乾燥させることが出来る。天
日乾燥により、小割網に付着した藻の胞子や微生
物の卵を死滅させることが出来る。そして、この
海上に露出する面の位置を海水の温度や季節に応
じて、藻の胞子や微生物の卵が十分に成長するま
での所定期間毎に相互に変更するので、小割網に
付着する藻や微生物はその胞子や卵の段階の成長
する前の段階で常に天日乾燥されることとなり、
天日乾燥のみにより死滅し、しかも網目を塞ぐこ
とが無い。そして、天日乾燥により死滅した僅か
な藻の胞子や微生物の卵は自然落下するので、小
割網の網目が詰まることの無いように天日乾燥の
みにて養殖に必要な十分な洗浄効果を得ることが
出来る。
外して陸上にて天日乾燥させることが出来る。天
日乾燥により、小割網に付着した藻の胞子や微生
物の卵を死滅させることが出来る。そして、この
海上に露出する面の位置を海水の温度や季節に応
じて、藻の胞子や微生物の卵が十分に成長するま
での所定期間毎に相互に変更するので、小割網に
付着する藻や微生物はその胞子や卵の段階の成長
する前の段階で常に天日乾燥されることとなり、
天日乾燥のみにより死滅し、しかも網目を塞ぐこ
とが無い。そして、天日乾燥により死滅した僅か
な藻の胞子や微生物の卵は自然落下するので、小
割網の網目が詰まることの無いように天日乾燥の
みにて養殖に必要な十分な洗浄効果を得ることが
出来る。
実施例
以下に本発明を図示の実施例に基づき説明す
る。第1図及び第2図は小割網の全体を示す正面
図及び平面図で、2基の小割網1,1が常道にて
ロープ4,4で連結され、かつ、それぞれブイ
3,3とロープ2,2を介してアンカー5,5に
連結して海洋6に定置されている。小割網1は正
立方形などの6面体であつて、底部1a,周側部
1b〜1e及び天部1fがそれぞれ同一網目の網
体で構成され、各面にはそれぞれ開閉自在な開口
部1gが形成されている。この開口部1gは例え
ば網の一部をT字形に切込んで、当該切込部分を
網糸で繕ろい結んで構成し、養殖魚の出し入れや
飼を与える際にその結び目を解いて開口させるよ
うにしてある。小割網1の天部1fには鋼管フレ
ームからなる小割7が着脱可能に取り付けられ、
この小割7を海洋6に浮揚させるブイ8の適数個
が小割7の下部に取り付けられている。そして、
小割網1は小割7への連結面を変更することによ
り、各面を転回させることが出来て底部1aと周
側部1b〜1e及び天部1fの位置を相互に変更
させて水没面を順次海上面に露出させることがで
きる。小割7は第3図及び第4図に示したように
トラスを組んだ鉄枠としてもよいし、又第5図及
び第6図に示すように鋼管杭10,10をロープ
で結着したロープ製のものであつてもよいし、さ
らに第7図及び第8図に示すような竹製であつて
もよい。また、小割網1は八面体でも円筒形でも
よい。
る。第1図及び第2図は小割網の全体を示す正面
図及び平面図で、2基の小割網1,1が常道にて
ロープ4,4で連結され、かつ、それぞれブイ
3,3とロープ2,2を介してアンカー5,5に
連結して海洋6に定置されている。小割網1は正
立方形などの6面体であつて、底部1a,周側部
1b〜1e及び天部1fがそれぞれ同一網目の網
体で構成され、各面にはそれぞれ開閉自在な開口
部1gが形成されている。この開口部1gは例え
ば網の一部をT字形に切込んで、当該切込部分を
網糸で繕ろい結んで構成し、養殖魚の出し入れや
飼を与える際にその結び目を解いて開口させるよ
うにしてある。小割網1の天部1fには鋼管フレ
ームからなる小割7が着脱可能に取り付けられ、
この小割7を海洋6に浮揚させるブイ8の適数個
が小割7の下部に取り付けられている。そして、
小割網1は小割7への連結面を変更することによ
り、各面を転回させることが出来て底部1aと周
側部1b〜1e及び天部1fの位置を相互に変更
させて水没面を順次海上面に露出させることがで
きる。小割7は第3図及び第4図に示したように
トラスを組んだ鉄枠としてもよいし、又第5図及
び第6図に示すように鋼管杭10,10をロープ
で結着したロープ製のものであつてもよいし、さ
らに第7図及び第8図に示すような竹製であつて
もよい。また、小割網1は八面体でも円筒形でも
よい。
なお、小割網1を海洋6に略垂直に水没させる
ようにし、底部1aには適数個の重り9が着脱自
在に取り付けられている。
ようにし、底部1aには適数個の重り9が着脱自
在に取り付けられている。
したがつて、小割網1は天部1fが海面上に露
出していて、常に天日乾燥され、付着した藻の胞
子や微生物の卵を死滅されること出来る。また雨
水や通風によつて洗浄される環境にある。
出していて、常に天日乾燥され、付着した藻の胞
子や微生物の卵を死滅されること出来る。また雨
水や通風によつて洗浄される環境にある。
次に本発明の他の実施例を説明する。第9図及
び第10図に示したように、小割網1はその各面
が全て取り外し自在にフツク11等の連結具で連
結されている。フツク11は、各部面を構成する
網体の周縁部のロープ等に適宜の間隔で固定さ
れ、互いに隣接する面の対応する位置にあるフツ
ク11と対として係合し合うようになつている。
そしてフツク11は係脱が簡便なように、所謂ス
ナツプリングがよい。
び第10図に示したように、小割網1はその各面
が全て取り外し自在にフツク11等の連結具で連
結されている。フツク11は、各部面を構成する
網体の周縁部のロープ等に適宜の間隔で固定さ
れ、互いに隣接する面の対応する位置にあるフツ
ク11と対として係合し合うようになつている。
そしてフツク11は係脱が簡便なように、所謂ス
ナツプリングがよい。
また、第11図及び第12図に示したように、
各面がロープ12で連綴されてなり、ロープ12
を解くと各面が単独取り外せるようになつてい
る。そして、この小割網1は前記実施例と同様に
小割7に連結されており、その連結面を変更する
ことにより、各面を転回させることが出来て底部
1aと周側部1b〜1e及び天部1fの位置を相
互に変更させて水没面を順次海面上に露出させる
ことができる。
各面がロープ12で連綴されてなり、ロープ12
を解くと各面が単独取り外せるようになつてい
る。そして、この小割網1は前記実施例と同様に
小割7に連結されており、その連結面を変更する
ことにより、各面を転回させることが出来て底部
1aと周側部1b〜1e及び天部1fの位置を相
互に変更させて水没面を順次海面上に露出させる
ことができる。
このように、小割網1の各面を単独で取り外し
自在にすると、海面上に転回させた面を取り外し
て、海上においてのみならず、陸上に持ち帰つて
天日乾燥をすることができるとともに、損傷した
各面の取り替え作業ができ、小割網全体を陸上で
修理する手間が省ける。なお、各面の連結はスナ
ツプリング、ロープに限ることなく、フアスナー
等の締結手段でもよく、要すれば各面が単独で他
の面から容易に取り外すことができれば、どのよ
うな連結具でもよい。
自在にすると、海面上に転回させた面を取り外し
て、海上においてのみならず、陸上に持ち帰つて
天日乾燥をすることができるとともに、損傷した
各面の取り替え作業ができ、小割網全体を陸上で
修理する手間が省ける。なお、各面の連結はスナ
ツプリング、ロープに限ることなく、フアスナー
等の締結手段でもよく、要すれば各面が単独で他
の面から容易に取り外すことができれば、どのよ
うな連結具でもよい。
次に第13図を参照して小割網1の各面を海洋
6上において洗浄する方法を説明すると、小割網
1を定置したあと3〜4日を経た後、小割網1を
海中において転回させ、例えば、それまで海面上
に露出していた天部1fを海中に没せしめ、代り
に例えば周側部1bを海面上に露出させる。そし
て、更に3〜4日後には周側部1bを海中に没せ
しめ、代りに底部1aを海面上に露出させる。こ
のとき、天部1fと底部1aとは全く逆位とな
る。更に3〜4日後には底部1aを海中に没せし
め、代りに周側部1bを海面上に露出させる。そ
の後3〜4日後には周側部1bを海中に没せし
め、代りに周側部1b,1eのいずれか一方を海
面上に露出させる。更に3〜4日後に残りの一面
を海面上に露出させると、小割網1の各面は、養
殖魚を入れ替えることなく収容したまま所望のロ
ーテーシヨンで転回させるだけで一定期間天日乾
燥され、付着した海藻や微小生物を死滅させるこ
とができるのである。そして、この海上に露出す
る面の位置を海水の温度や季節に応じて所定期間
毎に相互に変更するので、小割網1に付着する藻
や微生物が成長する前の胞子や卵の段階で天日乾
燥されることとなり、天日乾燥により死滅した僅
かな藻の胞子や微生物の卵は自然落下するので、
小割網1の網目が詰まることの無いように天日乾
燥のみにて養殖に必要な十分な洗浄効果を得るこ
とが出来る。さらに、海上や陸上において必要に
応じて死滅した藻の胞子や微生物の卵は除去され
るので、小割網の網目が詰まることは常に防止さ
れる。即ち、1面を3〜4日で転回させ、全体を
1順転回させるのに2〜3週間を要するものであ
る。なお、各面を海面上に露出させるローテーシ
ヨンは上述した順序に限るものではなく種々倉定
若しくは変更できることは自明であり、また海藻
等の付着状況を観察して適当な面を順逆に海面上
に露出させることもできる。
6上において洗浄する方法を説明すると、小割網
1を定置したあと3〜4日を経た後、小割網1を
海中において転回させ、例えば、それまで海面上
に露出していた天部1fを海中に没せしめ、代り
に例えば周側部1bを海面上に露出させる。そし
て、更に3〜4日後には周側部1bを海中に没せ
しめ、代りに底部1aを海面上に露出させる。こ
のとき、天部1fと底部1aとは全く逆位とな
る。更に3〜4日後には底部1aを海中に没せし
め、代りに周側部1bを海面上に露出させる。そ
の後3〜4日後には周側部1bを海中に没せし
め、代りに周側部1b,1eのいずれか一方を海
面上に露出させる。更に3〜4日後に残りの一面
を海面上に露出させると、小割網1の各面は、養
殖魚を入れ替えることなく収容したまま所望のロ
ーテーシヨンで転回させるだけで一定期間天日乾
燥され、付着した海藻や微小生物を死滅させるこ
とができるのである。そして、この海上に露出す
る面の位置を海水の温度や季節に応じて所定期間
毎に相互に変更するので、小割網1に付着する藻
や微生物が成長する前の胞子や卵の段階で天日乾
燥されることとなり、天日乾燥により死滅した僅
かな藻の胞子や微生物の卵は自然落下するので、
小割網1の網目が詰まることの無いように天日乾
燥のみにて養殖に必要な十分な洗浄効果を得るこ
とが出来る。さらに、海上や陸上において必要に
応じて死滅した藻の胞子や微生物の卵は除去され
るので、小割網の網目が詰まることは常に防止さ
れる。即ち、1面を3〜4日で転回させ、全体を
1順転回させるのに2〜3週間を要するものであ
る。なお、各面を海面上に露出させるローテーシ
ヨンは上述した順序に限るものではなく種々倉定
若しくは変更できることは自明であり、また海藻
等の付着状況を観察して適当な面を順逆に海面上
に露出させることもできる。
発明の効果
以上説明した本発明によれば、以下の効果が顕
著である。
著である。
第一に、小割網を閉鎖形の多面体として構成す
ることによつて、少なくとも一面は必らず海面上
に露出させることができるので、その一面が天日
乾燥され、付着した海藻や微小生物を死滅させる
ことによつて洗浄され、これを適宜のローテーシ
ヨンで繰り返すことによつて少なくとも一面は常
に網目がつぶれていない面を有する小割網を簡
便、かつ、経済的に構成できる。
ることによつて、少なくとも一面は必らず海面上
に露出させることができるので、その一面が天日
乾燥され、付着した海藻や微小生物を死滅させる
ことによつて洗浄され、これを適宜のローテーシ
ヨンで繰り返すことによつて少なくとも一面は常
に網目がつぶれていない面を有する小割網を簡
便、かつ、経済的に構成できる。
第二に、小割網を各面を取りはずし可能に連結
した各面体として構成することによつて、取りは
ずした部分を陸上でも天日乾燥出来、網を新規に
交換する場合は、破損した面のみ交換出来経済的
にすぐれ、小割数が多い時など寸法を統一してお
けば、海藻や微小生物の付着の激しい小割網は付
着状況に応じて他の小割網の一面と交換出来、海
藻や微小生物の付着状況に応じた全体的な管理方
法が出来る。
した各面体として構成することによつて、取りは
ずした部分を陸上でも天日乾燥出来、網を新規に
交換する場合は、破損した面のみ交換出来経済的
にすぐれ、小割数が多い時など寸法を統一してお
けば、海藻や微小生物の付着の激しい小割網は付
着状況に応じて他の小割網の一面と交換出来、海
藻や微小生物の付着状況に応じた全体的な管理方
法が出来る。
第三に、小割網を定置場所で転回させる作業で
済むから手間が簡単で労力の軽減ができる。
済むから手間が簡単で労力の軽減ができる。
第四に、小割網全体を取り替えないのでコスト
も安く、養殖魚の入れ替え作業も要しないために
魚を傷付けることがない。
も安く、養殖魚の入れ替え作業も要しないために
魚を傷付けることがない。
第五に、有機錫化合物を用いないので安全であ
るとともに、それに要する費用や労力が省略でき
る。
るとともに、それに要する費用や労力が省略でき
る。
第六に、小割網を転回させるために、各面の破
損や損傷部を容易に発見しかつ補修できる。
損や損傷部を容易に発見しかつ補修できる。
第七に、小割網は閉鎖形であるから、海面上に
開放された部分がないから、鳥類に養殖魚が盗食
されることがない。
開放された部分がないから、鳥類に養殖魚が盗食
されることがない。
第八に海上に天部として露出する面の位置を海
水の温度や季節に応じて所定期間毎に相互に変更
するので、小割網に付着する藻や微生物が成長す
る前の胞子や卵の段階で天日乾燥されることとな
り、天日乾燥のみにより死滅し、しかも網目を塞
ぐことが無い。しかも天日乾燥により死滅した僅
かな藻や胞子や微生物の卵は自然落下するので、
小割網の網目が詰まることの無いように天日乾燥
のみにて養殖に必要な十分な洗浄効果を得ること
が出来る。
水の温度や季節に応じて所定期間毎に相互に変更
するので、小割網に付着する藻や微生物が成長す
る前の胞子や卵の段階で天日乾燥されることとな
り、天日乾燥のみにより死滅し、しかも網目を塞
ぐことが無い。しかも天日乾燥により死滅した僅
かな藻や胞子や微生物の卵は自然落下するので、
小割網の網目が詰まることの無いように天日乾燥
のみにて養殖に必要な十分な洗浄効果を得ること
が出来る。
第1図は本発明に係る養殖用小割網の構造の一
実施例を示す正面図、第2図はその平面図、第3
図から第8図は小割の他の例を示し、第3図、第
5図及び第7図はそれぞれ正面図、第4図、第6
図及び第8図はそれぞれ平面図、第9図及び第1
1図並びに第10図及び第12図はそれぞれ他の
実施例を示す斜視図及び部分正面図である。第1
3図は作用説明図である。 1……小割網、1a……底部、1b〜1e……
周側部、1f……天部、1g……開口部、2,4
……ロープ、3,8……ブイ、5……アンカー、
6……海洋、7……小割、9……重り、10……
鋼管杭、11……フツク、12……ロープ。
実施例を示す正面図、第2図はその平面図、第3
図から第8図は小割の他の例を示し、第3図、第
5図及び第7図はそれぞれ正面図、第4図、第6
図及び第8図はそれぞれ平面図、第9図及び第1
1図並びに第10図及び第12図はそれぞれ他の
実施例を示す斜視図及び部分正面図である。第1
3図は作用説明図である。 1……小割網、1a……底部、1b〜1e……
周側部、1f……天部、1g……開口部、2,4
……ロープ、3,8……ブイ、5……アンカー、
6……海洋、7……小割、9……重り、10……
鋼管杭、11……フツク、12……ロープ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 それぞれ同一網目の網体からなる底部と周側
部及び天部とを備えた閉鎖した多面中空体であつ
て、各面にそれぞれ開閉自在な開口部が形成さ
れ、天部を海面上に露出させて定置した海岸にお
いて多面中空体の内部に養殖魚を収容したまま、
各面を転回可能とすることにより、底部と周側部
及び天部の位置を相互に変更させて水没面を順次
天部として海面上に露出可能としたことを特徴と
する養殖用小割網の構造。 2 それぞれ同一網目の網体からなる底部と周側
部及び天部とを備えた多面中空体であつて、前記
底部と周側部及び天部がそれぞれ取り外し可能に
連結され、天部を海面上に露出させて定置した海
洋において多面中空体の内部に養殖魚を収容した
まま、各面を転回可能とすることにより、底部と
周側部及び天部の位置を相互に変更させて水没面
を順次天部として海面上に露出可能としたことを
特徴とする養殖用小割網の構造。 3 周縁部にフツク、フアスナー若しくはロープ
を介して各面が連結されている請求項2記載の養
殖用小割網の構造。 4 それぞれ同一網目の網体からなる底部と周側
部及び天部とを備えた閉鎖した多面中空体であつ
て、各面にそれぞれ開閉自在な開口部が形成され
て天部を海面上に露出させて海洋に定置された養
殖用小割網を、内部に養殖魚を収容したまま、水
没した各面への付着物が成長しない所定期間毎に
各面を転回させて底部と周側部及び天部の位置を
相互に変更させて水没面を天部として順次海面上
に露出させ、天日乾燥をすることを特徴とする養
殖用小割網の洗浄方法。 5 それぞれ同一の網目の網体からなる底部と周
側部及び天部とを備えた多面中空体であつて、前
記底部と周側部及び天部がそれぞれ取り外し可能
に連結されて天部を海面上に露出させて海洋に定
置された養殖用小割網を、内部に養殖魚を収容し
たまま、水没した各面への付着物が成長しない所
定期間毎に各面を転回させて底部と周側部及び天
部の位置を相互に変更させて水没面を天部として
順次海面上に露出させ、該露出した面の網を取り
外して陸上で天日乾燥することを特徴とする養殖
用小割網の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63297440A JPH01304835A (ja) | 1988-02-05 | 1988-11-24 | 養殖用小割網の構造及びその洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2509088 | 1988-02-05 | ||
| JP63-25090 | 1988-02-05 | ||
| JP63297440A JPH01304835A (ja) | 1988-02-05 | 1988-11-24 | 養殖用小割網の構造及びその洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01304835A JPH01304835A (ja) | 1989-12-08 |
| JPH0436651B2 true JPH0436651B2 (ja) | 1992-06-16 |
Family
ID=26362681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63297440A Granted JPH01304835A (ja) | 1988-02-05 | 1988-11-24 | 養殖用小割網の構造及びその洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01304835A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0965796A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-03-11 | Yoichi Hamada | 養殖用小割網の構造及びその洗浄方法 |
| JP2010124736A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Fisheries Research Agency | 省力型魚類養殖システム |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5251992Y2 (ja) * | 1974-12-03 | 1977-11-25 | ||
| JPS52107426U (ja) * | 1976-02-12 | 1977-08-16 | ||
| JPS5337699U (ja) * | 1976-09-08 | 1978-04-03 | ||
| JPS54110600U (ja) * | 1978-01-23 | 1979-08-03 | ||
| JPS5661935A (en) * | 1979-10-23 | 1981-05-27 | Ichiei Sangyo Kk | Fish breeding tank in sea |
| JPS5837306A (ja) * | 1981-08-29 | 1983-03-04 | 三甲株式会社 | 立方形組立用板状材 |
| JPS58125490A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-26 | 浦田 ミツエ | 多目的箱体組立のための枠板 |
| JPS5962769U (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-25 | 古河電気工業株式会社 | 養魚用生「す」 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP63297440A patent/JPH01304835A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01304835A (ja) | 1989-12-08 |
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