JPH0436784B2 - - Google Patents
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- JPH0436784B2 JPH0436784B2 JP5262089A JP5262089A JPH0436784B2 JP H0436784 B2 JPH0436784 B2 JP H0436784B2 JP 5262089 A JP5262089 A JP 5262089A JP 5262089 A JP5262089 A JP 5262089A JP H0436784 B2 JPH0436784 B2 JP H0436784B2
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- welding current
- current
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、たとえば、下向きすみ肉溶接継手な
ど各種溶接継手に有利に実施することができるア
ーク溶接電流の検出を行う方法に関する。
ど各種溶接継手に有利に実施することができるア
ーク溶接電流の検出を行う方法に関する。
従来の技術
第6図は、本発明が関連する技術を示すととも
に、あわせて、先行技術を説明する。V字状の接
合部1を有する被溶接部材2には、溶接トーチ3
に取付けられている溶接棒あるいは溶接ワイヤ4
によつてアーク溶接が行われる。被溶接部材2の
接合部1の中心位置を通る直線は鉛直方向であ
り、参照符5で示される。溶接トーチ3は、第6
図1の右端に示される右端位置と参照符3aで示
される左端位置との間で、ウイービング(すなわ
ちオシレートまたは揺動)される。溶接トーチ
3,3aの最端位置での軸線3R,3Lのウイー
ビングの中心線6と、接合部1の中心位置を通る
中心線5に対して、第6図1で示されるように左
方にずれているときには、溶接トーチ3に流れる
アーク溶接電流は、溶接ワイヤのつき出し長に反
比例するため、第7図1で示されるようになり、
溶接トーチ3が軸線3Rの軸線を有して最右端位
置にあるときには、小さな値Irが流れ、この溶接
トーチ3が軸線3Lで示されるように最左端位置
3aにあるときには、大きいアーク溶接電流Ilが
流れる。こうして電流Il、Irに差ΔI1が生じる。
電流Icは、溶接ワイヤ4の軸線が中心線5上にあ
るときの値を示す。
に、あわせて、先行技術を説明する。V字状の接
合部1を有する被溶接部材2には、溶接トーチ3
に取付けられている溶接棒あるいは溶接ワイヤ4
によつてアーク溶接が行われる。被溶接部材2の
接合部1の中心位置を通る直線は鉛直方向であ
り、参照符5で示される。溶接トーチ3は、第6
図1の右端に示される右端位置と参照符3aで示
される左端位置との間で、ウイービング(すなわ
ちオシレートまたは揺動)される。溶接トーチ
3,3aの最端位置での軸線3R,3Lのウイー
ビングの中心線6と、接合部1の中心位置を通る
中心線5に対して、第6図1で示されるように左
方にずれているときには、溶接トーチ3に流れる
アーク溶接電流は、溶接ワイヤのつき出し長に反
比例するため、第7図1で示されるようになり、
溶接トーチ3が軸線3Rの軸線を有して最右端位
置にあるときには、小さな値Irが流れ、この溶接
トーチ3が軸線3Lで示されるように最左端位置
3aにあるときには、大きいアーク溶接電流Ilが
流れる。こうして電流Il、Irに差ΔI1が生じる。
電流Icは、溶接ワイヤ4の軸線が中心線5上にあ
るときの値を示す。
溶接トーチ3を把持してウイービングし、かつ
水平面内で接合部1の長手方向(第6図の紙面に
垂直方向)に変位させる駆動手段、たとえば産業
用ロボツトなどは、この電流Il、Irが等しくなる
ように、すなわち差ΔI1が零となるように、溶接
トーチ3を第6図1の場合、右方に変位して、そ
のウイービングの中心線6を、接合部1の中心位
置を通る中心線5に一致させる。これによつて第
6図2で示されるように、電流Il、Irが等しい溶
接状態となり、接合部1において高品質の溶接が
行われる。
水平面内で接合部1の長手方向(第6図の紙面に
垂直方向)に変位させる駆動手段、たとえば産業
用ロボツトなどは、この電流Il、Irが等しくなる
ように、すなわち差ΔI1が零となるように、溶接
トーチ3を第6図1の場合、右方に変位して、そ
のウイービングの中心線6を、接合部1の中心位
置を通る中心線5に一致させる。これによつて第
6図2で示されるように、電流Il、Irが等しい溶
接状態となり、接合部1において高品質の溶接が
行われる。
第6図3で示されるように溶接トーチ3のウイ
ービングの中心線6が接合部1の中心位置を通る
中心線5よりも右方にずれたときには、その軸線
3Rが右端位置にあるときの電流値Irに比べて、
左端位置3aにある軸線3Lにおけるアーク溶接
電流Ilが小さく、差ΔI2を生じる。この差ΔI2が零
となるように、溶接トーチ3が水平面内で移動さ
れ、そのウイービングの中心線6が接合部1の中
心位置を通る中心線5と一致するように変位され
る。このような手法は、いわば2点法と呼ぶこと
ができる。
ービングの中心線6が接合部1の中心位置を通る
中心線5よりも右方にずれたときには、その軸線
3Rが右端位置にあるときの電流値Irに比べて、
左端位置3aにある軸線3Lにおけるアーク溶接
電流Ilが小さく、差ΔI2を生じる。この差ΔI2が零
となるように、溶接トーチ3が水平面内で移動さ
れ、そのウイービングの中心線6が接合部1の中
心位置を通る中心線5と一致するように変位され
る。このような手法は、いわば2点法と呼ぶこと
ができる。
こうして溶接トーチ3を接合部1に沿つて第6
図の紙面に垂直方向に移動して、下向きすみ肉溶
接継手を形成することができる。このような基本
的な構成はは、たとえば特公昭57−2428に開示さ
れている。
図の紙面に垂直方向に移動して、下向きすみ肉溶
接継手を形成することができる。このような基本
的な構成はは、たとえば特公昭57−2428に開示さ
れている。
他の先行技術は、たとえば第7図1で示される
ように斜線を施して示す面積S1と、もう1つの
斜線を施して示す面積S2とが等しくなるよう
に、したがつて溶接トーチ3のウイービングの中
心線6が接合部1の中心線5と一致するように、
溶接トーチ3が水平面内で移動される。このよう
な手法は、いわば半波積分法と言うことができ
る。
ように斜線を施して示す面積S1と、もう1つの
斜線を施して示す面積S2とが等しくなるよう
に、したがつて溶接トーチ3のウイービングの中
心線6が接合部1の中心線5と一致するように、
溶接トーチ3が水平面内で移動される。このよう
な手法は、いわば半波積分法と言うことができ
る。
また他の先行技術は、第7図1における電流
Il、Irをそれぞれ中央とする左右両最端位置間の
距離の1/2である一定変位量分の斜線を施して示
す面積S3,S4が等しくなるように、溶接トー
チ3が水平面内で移動される。このような手法
は、いわば中間積分法と呼ぶことができる。
Il、Irをそれぞれ中央とする左右両最端位置間の
距離の1/2である一定変位量分の斜線を施して示
す面積S3,S4が等しくなるように、溶接トー
チ3が水平面内で移動される。このような手法
は、いわば中間積分法と呼ぶことができる。
第8図は、2点法と半波線分法と中間積分法と
の感度を説明するための図である。第6図に示さ
れる接合部1の中心位置を通る中心線5と、ウイ
ービングの中心線6とが一致しているときを、ず
らし量が零であるものとし、溶接トーチの軸線3
Rまたは3Lが中心線5に一致した状態をずらし
量が1であるものとする。このとき、2点法によ
る電流Il、Irの差ΔI1、ΔI2はラインl1で示すと
おりであり、また半波積分法による面積S1,S
2の差はラインl2で示すとおりであり、中間積
分法による面積S3,S4の差はラインl3で示
すとおりである。
の感度を説明するための図である。第6図に示さ
れる接合部1の中心位置を通る中心線5と、ウイ
ービングの中心線6とが一致しているときを、ず
らし量が零であるものとし、溶接トーチの軸線3
Rまたは3Lが中心線5に一致した状態をずらし
量が1であるものとする。このとき、2点法によ
る電流Il、Irの差ΔI1、ΔI2はラインl1で示すと
おりであり、また半波積分法による面積S1,S
2の差はラインl2で示すとおりであり、中間積
分法による面積S3,S4の差はラインl3で示
すとおりである。
このような本件発明者の実験結果から、ライン
l1で示す2点法では、ずらし量に対する電流
Il、Irの差が大きく、検出感度が良好であること
が判る。
l1で示す2点法では、ずらし量に対する電流
Il、Irの差が大きく、検出感度が良好であること
が判る。
2点法では、この反面、アーク溶接電流は、現
実には、第7図に示されるような円滑な波形を有
してはおらず、多数の髭状態のノイズ成分を含ん
でいる。その理由は、溶接トーチ3に取付けられ
る溶接ワイヤ4は、順次的に供給され、その溶接
ワイヤ4の先端が被溶接部材2に接触することに
よつて、その溶接ワイヤ4の先端が瞬時的に溶断
し、したがつてこの溶接ワイヤ4の先端は被溶接
部材2に接触および離間を繰り返すからである。
したがつてこのようなノイズ成分を含むアーク溶
接電流から、ウイービングに依存する第7図1〜
第7図3で示される成分Il、Irを正確に抽出しな
ければならず、さもなければ、溶接トーチ3を正
確に変位して、そのウイービングの中心線6を、
接合部1の中心位置を通る中心線5に一致させる
ことができなくなる。
実には、第7図に示されるような円滑な波形を有
してはおらず、多数の髭状態のノイズ成分を含ん
でいる。その理由は、溶接トーチ3に取付けられ
る溶接ワイヤ4は、順次的に供給され、その溶接
ワイヤ4の先端が被溶接部材2に接触することに
よつて、その溶接ワイヤ4の先端が瞬時的に溶断
し、したがつてこの溶接ワイヤ4の先端は被溶接
部材2に接触および離間を繰り返すからである。
したがつてこのようなノイズ成分を含むアーク溶
接電流から、ウイービングに依存する第7図1〜
第7図3で示される成分Il、Irを正確に抽出しな
ければならず、さもなければ、溶接トーチ3を正
確に変位して、そのウイービングの中心線6を、
接合部1の中心位置を通る中心線5に一致させる
ことができなくなる。
アーク溶接電流に含まれる髭状のノイズ成分を
除去するために、充分に大きい時定数を有するロ
ーパスフイルタを用いることが、単純には、考え
られよう。このようなローパスフイルタを用いた
ときには、ウイービングに依存する成分もまた平
滑されてしまう結果となり、そのため溶接トーチ
3の正確な制御が不可能になつてしまう。またこ
のような大きな時定数を有するローパスフイルタ
は、その入出力の大きな位相差を有し、この位相
差に起因してもまた、溶接トーチ3を正確に制御
することができなくなる。
除去するために、充分に大きい時定数を有するロ
ーパスフイルタを用いることが、単純には、考え
られよう。このようなローパスフイルタを用いた
ときには、ウイービングに依存する成分もまた平
滑されてしまう結果となり、そのため溶接トーチ
3の正確な制御が不可能になつてしまう。またこ
のような大きな時定数を有するローパスフイルタ
は、その入出力の大きな位相差を有し、この位相
差に起因してもまた、溶接トーチ3を正確に制御
することができなくなる。
本発明の目的は、アーク溶接電流のウイービン
グに依存する成分だけを正確に抽出することがで
きるようにした方法を提供することである。
グに依存する成分だけを正確に抽出することがで
きるようにした方法を提供することである。
課題を解決するための手段
本発明は、溶接トーチを被溶接継手の接合部に
おいてウイービングさせ、溶接トーチの位置変化
に対するアーク溶接電流の変化によつて常に溶接
トーチを接合部に沿つて制御する自動溶接機を用
い、 溶接トーチがウイービングの最端位置または中
心位置に到達する前後における溶接電流をサンプ
リングし、 前記サンプリングした溶接電流値を演算して最
端位置または中心位置での溶接電流を求めること
を特徴とする溶接電流の検出方法である。
おいてウイービングさせ、溶接トーチの位置変化
に対するアーク溶接電流の変化によつて常に溶接
トーチを接合部に沿つて制御する自動溶接機を用
い、 溶接トーチがウイービングの最端位置または中
心位置に到達する前後における溶接電流をサンプ
リングし、 前記サンプリングした溶接電流値を演算して最
端位置または中心位置での溶接電流を求めること
を特徴とする溶接電流の検出方法である。
作 用
本発明に従えば、溶接トーチのウイービングの
最端位置、すなわち最右端位置または最左端位置
およびウイービング中心位置に到達する前後にお
ける溶接電流をサンプリングし、その結果に基づ
いて、最端位置の溶接電流を演算して求める。こ
れによつてノイズ成分にかかわらず、溶接電流の
最端位置における値を求めることができる。
最端位置、すなわち最右端位置または最左端位置
およびウイービング中心位置に到達する前後にお
ける溶接電流をサンプリングし、その結果に基づ
いて、最端位置の溶接電流を演算して求める。こ
れによつてノイズ成分にかかわらず、溶接電流の
最端位置における値を求めることができる。
このようにしてウイービングの最端位置および
中心位置における溶接電流を正確に求めることが
できるようになるので、前述の第8図に関連して
述べた2点法で、溶接トーチの位置を被溶接物に
沿つて高感度で、したがつて正確に移動させるこ
とが可能になる。
中心位置における溶接電流を正確に求めることが
できるようになるので、前述の第8図に関連して
述べた2点法で、溶接トーチの位置を被溶接物に
沿つて高感度で、したがつて正確に移動させるこ
とが可能になる。
実施例
第1図は、本発明の一実施例の電気回路図であ
る。産業用ロボツト11は、溶接トーチ12を備
え、被溶接部材13の開先である接合部14をア
ーク溶接して、下向きすみ肉溶接継手を形成す
る。この溶接トーチ12には、ライン15を介し
て溶接用電流16からアーク溶接電流が供給され
る。このライン15に流れるアーク溶接電流は、
電流検出器17によつて検出される。
る。産業用ロボツト11は、溶接トーチ12を備
え、被溶接部材13の開先である接合部14をア
ーク溶接して、下向きすみ肉溶接継手を形成す
る。この溶接トーチ12には、ライン15を介し
て溶接用電流16からアーク溶接電流が供給され
る。このライン15に流れるアーク溶接電流は、
電流検出器17によつて検出される。
第2図は、被溶接部材13の溶接状態を示す断
面図である。溶接トーチ12には、溶接ワイヤ2
0が取付けられ、この溶接トーチ12は参照符1
2a,12bで示されるように接合部14の第2
図の紙面に垂直な長手軸線に関して、幅方向(第
2図1の左右方向)に水平面内でウイービングし
つつ溶接動作を行う。溶接トーチ12が第2図1
の最右端位置にあるときの溶接トーチ12の軸線
は参照符12Rで示され、またこの溶接トーチ1
2が最左端位置に来て参照符12bで示される状
態における溶接トーチ12の軸線は、参照符12
Lで示される。産業用ロボツト11は、この溶接
トーチ12を右端位置12Rと右端位置の軸線1
2Lとの間で、距離ΔLにわたつてウイービング
駆動する。接合部14の中心位置を通る軸線は、
参照符14aで示されるとおり鉛直方向である。
面図である。溶接トーチ12には、溶接ワイヤ2
0が取付けられ、この溶接トーチ12は参照符1
2a,12bで示されるように接合部14の第2
図の紙面に垂直な長手軸線に関して、幅方向(第
2図1の左右方向)に水平面内でウイービングし
つつ溶接動作を行う。溶接トーチ12が第2図1
の最右端位置にあるときの溶接トーチ12の軸線
は参照符12Rで示され、またこの溶接トーチ1
2が最左端位置に来て参照符12bで示される状
態における溶接トーチ12の軸線は、参照符12
Lで示される。産業用ロボツト11は、この溶接
トーチ12を右端位置12Rと右端位置の軸線1
2Lとの間で、距離ΔLにわたつてウイービング
駆動する。接合部14の中心位置を通る軸線は、
参照符14aで示されるとおり鉛直方向である。
溶接ワイヤ20は、予め定める供給速度V1で
長手方向に連続的に供給されており、その供給速
度V1は、溶接トーチ12の距離ΔLを移動する
ウイービングの速度V2よりも大きい値である
(V1>V2)。この溶接トーチ12は、たとえば、
水平な接合部14の上向きすみ肉溶接継手を形成
するために、上下方向には変位することなしに、
上述のように水平方向に移動して、ウイービング
運動を行う。
長手方向に連続的に供給されており、その供給速
度V1は、溶接トーチ12の距離ΔLを移動する
ウイービングの速度V2よりも大きい値である
(V1>V2)。この溶接トーチ12は、たとえば、
水平な接合部14の上向きすみ肉溶接継手を形成
するために、上下方向には変位することなしに、
上述のように水平方向に移動して、ウイービング
運動を行う。
第2図2で示されるように、被溶接部材13が
第2図1で示される状態に比べて傾斜して配置さ
れたとき(水平すみ肉)には、その溶接トーチ1
2は接合部14の軸線14aに関して垂直方向
に、ウイービング駆動される。
第2図1で示される状態に比べて傾斜して配置さ
れたとき(水平すみ肉)には、その溶接トーチ1
2は接合部14の軸線14aに関して垂直方向
に、ウイービング駆動される。
電流検出器17によつて検出されるアーク溶接
電流は、前処理回路18に与えられて、その溶接
電流に含まれている髭状のノイズが、可及的に除
去される。この前処理回路18の具体的な構成
は、たとえば本件出願人が先に提出した特願昭63
−254373であつてもよく、その前処理回路18の
構成は、アーク溶接電流の検出出力I1を、ローパ
スフイルタに入力し、アーク溶接電流I1とローパ
スフイルタの出力I2との差を求め、その差I3(=
I1−I2)を、スライスし、ローパスフイルタの出
力I2と、前記スライスした出力I4とを加算した信
号I5(=I2+I4)を求めることによつて、溶接電
流I1の直流分を中心にして一定幅でスライスした
信号を得た後、さらにもう1つのローパスフイル
タを用いて平滑する。このような構成を有する前
処理回路18では、ウイービングに依存する成分
とノイズ成分とを含むアーク溶接電流の検出値
を、ローパスフイルタに入力し、このアーク溶接
電流I1からローパスフイルタの出力I2を減算し、
その減算したI3を、スライスする。この減算した
電流値I3には、直流成分が含まれておらず、かつ
ウイービングに依存する成分およびノイズ成分
が、アーク溶接電流の検出値I1と同一の位相で含
む。この減算して得られる値I3をスライスするこ
とによつて、ノイズ成分の振幅が抑制される。そ
こでローパスフイルタの出力I2と、スライスした
出力I4とを加算して信号I5を得る。これによつて
信号I5はアーク溶接電流の検出値I1と同一位相で
あつて、ウイービングに依存する成分を含み、ま
たスライスによつて振幅が抑制されたごくわずか
なノイズ成分のみを含むだけになり、これをロー
パスフイルタによつて平滑すれば、わずかな時定
数のフイルタで滑らかな電流値を検出することが
できる。
電流は、前処理回路18に与えられて、その溶接
電流に含まれている髭状のノイズが、可及的に除
去される。この前処理回路18の具体的な構成
は、たとえば本件出願人が先に提出した特願昭63
−254373であつてもよく、その前処理回路18の
構成は、アーク溶接電流の検出出力I1を、ローパ
スフイルタに入力し、アーク溶接電流I1とローパ
スフイルタの出力I2との差を求め、その差I3(=
I1−I2)を、スライスし、ローパスフイルタの出
力I2と、前記スライスした出力I4とを加算した信
号I5(=I2+I4)を求めることによつて、溶接電
流I1の直流分を中心にして一定幅でスライスした
信号を得た後、さらにもう1つのローパスフイル
タを用いて平滑する。このような構成を有する前
処理回路18では、ウイービングに依存する成分
とノイズ成分とを含むアーク溶接電流の検出値
を、ローパスフイルタに入力し、このアーク溶接
電流I1からローパスフイルタの出力I2を減算し、
その減算したI3を、スライスする。この減算した
電流値I3には、直流成分が含まれておらず、かつ
ウイービングに依存する成分およびノイズ成分
が、アーク溶接電流の検出値I1と同一の位相で含
む。この減算して得られる値I3をスライスするこ
とによつて、ノイズ成分の振幅が抑制される。そ
こでローパスフイルタの出力I2と、スライスした
出力I4とを加算して信号I5を得る。これによつて
信号I5はアーク溶接電流の検出値I1と同一位相で
あつて、ウイービングに依存する成分を含み、ま
たスライスによつて振幅が抑制されたごくわずか
なノイズ成分のみを含むだけになり、これをロー
パスフイルタによつて平滑すれば、わずかな時定
数のフイルタで滑らかな電流値を検出することが
できる。
この電流検出器17によつて検出されるアーク
溶接電流の検出値I1の波形は、第3図に示される
とおりであつて、ウイービングに依存する成分
I1aと溶接ワイヤ20が被溶接部材13に接触し
たときに生じる髭状の大きな振幅を有するノイズ
成分I1bとを有する。前処理回路18の出力波形
は第3図2に示されるとおりであり、前述の大き
な振幅を有するノイズ成分I1bは含まれていない
けれども、ノイズによるわずかな脈動がある。本
発明では、この前処理回路18からの第3図2で
示される溶接電流検出波形をマイクロコンピユー
タなどによつて実現される処理回路19に与え
て、溶接トーチ12の軸線が最端位置12R,1
2Lおよびこれらの最端位置12R,12Lの中
央である中心位置における溶接電流の値を減算し
て求める。
溶接電流の検出値I1の波形は、第3図に示される
とおりであつて、ウイービングに依存する成分
I1aと溶接ワイヤ20が被溶接部材13に接触し
たときに生じる髭状の大きな振幅を有するノイズ
成分I1bとを有する。前処理回路18の出力波形
は第3図2に示されるとおりであり、前述の大き
な振幅を有するノイズ成分I1bは含まれていない
けれども、ノイズによるわずかな脈動がある。本
発明では、この前処理回路18からの第3図2で
示される溶接電流検出波形をマイクロコンピユー
タなどによつて実現される処理回路19に与え
て、溶接トーチ12の軸線が最端位置12R,1
2Lおよびこれらの最端位置12R,12Lの中
央である中心位置における溶接電流の値を減算し
て求める。
第4図は前処理回路18の出力波形の一部を示
し、時刻を表す横軸のX座標x=0において、溶
接トーチ12は、たとえば最右端位置12Rにあ
るものとする。前処理回路18の出力波形は参照
符12で示されているとおりに、ノイズによつて
脈動しており、本発明では、このようなノイズに
よる脈動を有しない溶接電流の成分22のみを抽出
するために最小自乗2次近似の手法によつて、x
=0における溶接電流値をY座標と値y0として
求める。
し、時刻を表す横軸のX座標x=0において、溶
接トーチ12は、たとえば最右端位置12Rにあ
るものとする。前処理回路18の出力波形は参照
符12で示されているとおりに、ノイズによつて
脈動しており、本発明では、このようなノイズに
よる脈動を有しない溶接電流の成分22のみを抽出
するために最小自乗2次近似の手法によつて、x
=0における溶接電流値をY座標と値y0として
求める。
第5図は、第4図における脈動を有する検出電
流21を時間ΔT(たとえば2msec)毎にサンプ
リングした値を示す。X軸は時間経過を示し、Y
軸はサンプリングした溶接電流値を表す。溶接ト
ーチ12の最右端位置12RにおけるX座標x=
0における電流y0を求めるために、先ず、 y=a0+a1・x+a2・x2 ……(1) とする。ここで、 (a)=[A]-1(b) ……(2) (a)=a0 a1 a2 …(3) (b)=Σy Σxy Σyx2 ……(4) ここで、x=0に関してサンプリング数nが第
5図の左右対称であるとき、 [A]=n Σx x2 Σx Σx2 Σx3 Σx2 Σx3 Σx4=n 0 Σx2 0 Σx2 0 Σx2 0 Σx4 ……(5) ただし、 Σx≡o Σi=-n xi Σx2=o Σi=-n (xi)2 ……(7) したがつて、 Δ=nΣx2Σx4−Σx2Σx2Σx2 ……(8) とするとき、 A11=Σx2Σx4/Δ ……(9) A12=0 ……(10) A13=Δx2Δx2/Δ ……(11) したがつて、 a0=A11Σy+A12Σy・x+A13Σy・x2 =A11o Σk=-n yk+A13o Σk=-n yk・x2k ……(12) 溶接トーチ12の最右端位置12Rでは、x=
0であるので、第1式および第12式に基づき、溶
接電流の値がa0として求められる。同様にして、
ウイービングの最左端位置12Lにおける溶接電
流もまた最小自乗2次近似の手法によつて求め、
このようにして最右端位置12Rと最左端位置1
2Lとにおける溶接電流の差を表す信号がコント
ローラ23(第1図参照)に与えられる。このコ
ントローラ23は前記差が零となるように産業用
ロボツト11を制御し、したがつて溶接トーチ1
2のウイービングの中心線が接合部の中心位置を
辿るように制御される。
流21を時間ΔT(たとえば2msec)毎にサンプ
リングした値を示す。X軸は時間経過を示し、Y
軸はサンプリングした溶接電流値を表す。溶接ト
ーチ12の最右端位置12RにおけるX座標x=
0における電流y0を求めるために、先ず、 y=a0+a1・x+a2・x2 ……(1) とする。ここで、 (a)=[A]-1(b) ……(2) (a)=a0 a1 a2 …(3) (b)=Σy Σxy Σyx2 ……(4) ここで、x=0に関してサンプリング数nが第
5図の左右対称であるとき、 [A]=n Σx x2 Σx Σx2 Σx3 Σx2 Σx3 Σx4=n 0 Σx2 0 Σx2 0 Σx2 0 Σx4 ……(5) ただし、 Σx≡o Σi=-n xi Σx2=o Σi=-n (xi)2 ……(7) したがつて、 Δ=nΣx2Σx4−Σx2Σx2Σx2 ……(8) とするとき、 A11=Σx2Σx4/Δ ……(9) A12=0 ……(10) A13=Δx2Δx2/Δ ……(11) したがつて、 a0=A11Σy+A12Σy・x+A13Σy・x2 =A11o Σk=-n yk+A13o Σk=-n yk・x2k ……(12) 溶接トーチ12の最右端位置12Rでは、x=
0であるので、第1式および第12式に基づき、溶
接電流の値がa0として求められる。同様にして、
ウイービングの最左端位置12Lにおける溶接電
流もまた最小自乗2次近似の手法によつて求め、
このようにして最右端位置12Rと最左端位置1
2Lとにおける溶接電流の差を表す信号がコント
ローラ23(第1図参照)に与えられる。このコ
ントローラ23は前記差が零となるように産業用
ロボツト11を制御し、したがつて溶接トーチ1
2のウイービングの中心線が接合部の中心位置を
辿るように制御される。
上述の実施例では、最端位置のX座標x=0に
おける溶接電流y0を求めるために、そのx=0
の前後のサンプリング値を用いたけれども、この
ようなサンプリングの期間は極めて短いので、ア
ーク溶接に支障を来すことはない。本発明の他の
実施例とし、x=0におけるy0の値を求めるた
めに、x=0よりも前、すなわちx=−10〜−1
におけるサンプリング値y-10〜y-1を用いるよう
にしてもよい。
おける溶接電流y0を求めるために、そのx=0
の前後のサンプリング値を用いたけれども、この
ようなサンプリングの期間は極めて短いので、ア
ーク溶接に支障を来すことはない。本発明の他の
実施例とし、x=0におけるy0の値を求めるた
めに、x=0よりも前、すなわちx=−10〜−1
におけるサンプリング値y-10〜y-1を用いるよう
にしてもよい。
中心電流値Icを計算しているが、その中心電流
値Icは開先とトーチとの距離を一定にすべく、Ic
>Ioなる場合にはトーチを開先から遠ざけ、Ic<
Ioなる場合にはトーチを開先に近づけ、Ic=Ioと
なるように制御することにより、ワークとトーチ
との間〓を制御するために使用される。
値Icは開先とトーチとの距離を一定にすべく、Ic
>Ioなる場合にはトーチを開先から遠ざけ、Ic<
Ioなる場合にはトーチを開先に近づけ、Ic=Ioと
なるように制御することにより、ワークとトーチ
との間〓を制御するために使用される。
発明の効果
以上のように本発明によれば、ノイズ成分を含
む溶接電流から、その溶接電流の成分だけを抽出
して、溶接トーチのウイービングの最端位置およ
び中心位置における値を求めることが可能にな
る。
む溶接電流から、その溶接電流の成分だけを抽出
して、溶接トーチのウイービングの最端位置およ
び中心位置における値を求めることが可能にな
る。
第1図は本発明の一実施例の電気回路図、第2
図は被溶接部材13の溶接状態を示す断面図、第
3図はアーク溶接電流の検出値I1の実際の波形
図、第4図は前処理回路18の出力波形の一部を
示す図、第5図は第4図における脈動を有する検
出電流を最小自乗2次近似の手法によつて求める
手順を説明するための図、第6図は本発明が関連
する技術および先行技術を説明するための断面
図、第7図は第6図に示される各溶接状態におけ
るアーク溶接電流を示す波形図、第8図は2点法
と半波積分法と中間積分法との感度を説明するた
めの図である。 11……産業用ロボツト、12……溶接トー
チ、13……被溶接部材、14……接合部、16
……溶接用電源、17……溶接電流検出器、18
……前処理回路、19……処理回路、23……コ
ントローラ。
図は被溶接部材13の溶接状態を示す断面図、第
3図はアーク溶接電流の検出値I1の実際の波形
図、第4図は前処理回路18の出力波形の一部を
示す図、第5図は第4図における脈動を有する検
出電流を最小自乗2次近似の手法によつて求める
手順を説明するための図、第6図は本発明が関連
する技術および先行技術を説明するための断面
図、第7図は第6図に示される各溶接状態におけ
るアーク溶接電流を示す波形図、第8図は2点法
と半波積分法と中間積分法との感度を説明するた
めの図である。 11……産業用ロボツト、12……溶接トー
チ、13……被溶接部材、14……接合部、16
……溶接用電源、17……溶接電流検出器、18
……前処理回路、19……処理回路、23……コ
ントローラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶接トーチを被溶接継手の接合部においてウ
イービングさせ、溶接トーチの位置変化に対する
アーク溶接電流の変化によつて常に溶接トーチを
接合部に沿つて制御する自動溶接機を用い、 溶接トーチがウイービングの最端位置または中
心位置に到達する前後における溶接電流をサンプ
リングし、 前記サンプリングした溶接電流値を演算して最
端位置または中心位置での溶接電流を求めること
を特徴とする溶接電流の検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5262089A JPH02229677A (ja) | 1989-03-03 | 1989-03-03 | 溶接電流の検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5262089A JPH02229677A (ja) | 1989-03-03 | 1989-03-03 | 溶接電流の検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02229677A JPH02229677A (ja) | 1990-09-12 |
| JPH0436784B2 true JPH0436784B2 (ja) | 1992-06-17 |
Family
ID=12919851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5262089A Granted JPH02229677A (ja) | 1989-03-03 | 1989-03-03 | 溶接電流の検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02229677A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100200639B1 (ko) * | 1996-11-13 | 1999-06-15 | 윤종용 | 자동 용접장치의 용접토오치 경로 보정방법 |
-
1989
- 1989-03-03 JP JP5262089A patent/JPH02229677A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02229677A (ja) | 1990-09-12 |
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