JPH0436893Y2 - - Google Patents

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JPH0436893Y2
JPH0436893Y2 JP13154387U JP13154387U JPH0436893Y2 JP H0436893 Y2 JPH0436893 Y2 JP H0436893Y2 JP 13154387 U JP13154387 U JP 13154387U JP 13154387 U JP13154387 U JP 13154387U JP H0436893 Y2 JPH0436893 Y2 JP H0436893Y2
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、合せ金型内においてプラスチツク製
の一次成形体を成形した後に、この一次成形体の
片面に樹脂塗膜を形成するインモールドコート装
置に関する。
(従来技術) 自動車工業では、近時、車体の軽量化を図るた
め、ボンネツト等の車体構成部材を強化繊維入り
プラスチツク製成形体で代替する傾向があるが、
プラスチツク製成形体を成形する際、このプラス
チツク製成形体が流動性が乏しいため、成形体に
エアが混入し易く、この成形体に焼付け塗装を施
すと、特に成形体表面近傍に混入している気泡が
膨張、破裂して、塗装面に巣穴、ピンホール等の
不具合を生じさせる問題があつた。
このような問題に対する対策として、特公昭55
−9291号公報に開示されているように、合せ金型
内において、一次成形体の成形後に、この一次成
形体の片面に樹脂塗膜を形成するインモールドコ
ート法が開発された。このインモールドコート法
は、固定型(下型)と可動型(上型)とからなる
合せ金型を型閉じすることにより形成される一次
空間内でプラスチツク製の一次成形体を成形した
後、前記合せ金型を僅かに離間させて、可動型と
一次成形体の片面との間に二次空間を形成し、こ
の二次空間内に注入された樹脂塗料により前記合
せ金型内で前記一次成形体の片面に塗膜を形成す
る方法であり、一次成形体の表面に樹脂塗膜を積
層することにより、一次成形体内に混入したエア
を封じこめ、これによつてその後の塗膜の焼付け
処理時に生じる上述した不都合を解消しようとい
うものである。
しかしながらこのような従来のインモールドコ
ート法では、前述の問題を完全に解決することが
できず、また必要以上に厚い塗膜を一次成形体の
片面に積層せざるを得なかつたので、本出願人
は、特開昭61−248709号公報に開示されているよ
うなインモールドコート法を提案した。この方法
は、一次成形体の成形後に形成される二次空間を
一旦減圧して、一次成形体内に混在する気泡を膨
張破裂させ、脱泡を行なつた後に、二次空間内に
樹脂塗料を注入するようにしたものである。この
方法によれば、塗膜を薄肉のものとしても、その
後の焼付け処理で生じるおそれのある不都合、つ
まり一次成形体内に混在する気泡の膨張破裂によ
る、塗膜の巣穴、ピンホール等の発生を充分に防
止することができ、加えて、脱泡後の窪みに樹脂
塗料が充填されることにより、一次成形体にコー
トされた塗膜の密接保持を図ることができた。
(考案の目的) 本考案は上述のような二次空間の減圧を行なつ
た後に一次成形体上に塗膜を形成するようにした
インモールドコート法を実施するのに好適なイン
モールドコート装置を提供することを目的とす
る。
(考案の構成) 本考案の特徴は、上記二次空間の形成に伴つ
て、固定型の成形面の周縁部を通じて上記二次空
間に連通する連通室を、上記固定型の成形面の近
傍において上記固定型と上記可動型との間に設け
たことにあり、かつこの連通室を、上記二次空間
を減圧するために減圧手段に接続したものであ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、上記二次空間に連通する連通
室が固定型の成形面の周縁部の近傍に設けられ、
かつこの連通室が減圧手段に接続されているか
ら、減圧通路を可動型の成形面に開口させた場合
のように、減圧通路が塗料によつて閉塞されるお
それがない。またインモールドコート装置の金型
の端部が食い切り構造(シヤーエツジ)を有して
いるために、従来の装置では二次空間に対して塗
料供給後の二次加圧時に、二次空間内のエアが抜
け切らないことに起因して塗面の膨出、剥離等を
生じる問題があつたが、本考案によれば、塗膜成
形のための二次加圧時に、二次空間内のエアが固
定型の成形面の周縁部を通じて連通室内に完全に
押し出されるため、塗面成形時のエアの巻きこみ
による塗面の膨出、剥離等の発生のおそれがな
く、塗料供給前に行われる二次空間の減圧による
一次成形体の脱泡処理と相俟つて、表面品質の優
れた二次成形体を得ることが可能になる。
さらに、固定型と可動型との間には、上記連通
室の下方においてシヤーエツジが形成さらている
から、二次空間の減圧時における気密性も良好に
保たれ、また塗料の外部への漏出も連通室によつ
て防止され、連通室に塗料が漏出したとしてもそ
の除去は容易である。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本考案によるインモールドコート装置
の全体構成を概略的に示す縦断面図、第2図はそ
の要部の拡大断面図である。1はプラスチツク製
の一次成形体3の第1面3aを成形するための第
1成形面1aを有する固定型(下型)、2は一次
成形体3の上記第1面3aとは反対側の第2面3
bを成形するための第2成形面2bを有する可動
型(上型)で、両者は相互に型合せされる合せ金
型4を構成するものである。固定型1は固定定盤
5の上に固定され、可動型2は加熱装置を内蔵し
たライザ(図示は省略)を介して可動定盤6に装
着されている。可動型2は、可動定盤6をプレス
装置(図示は省略)によつて上下動して固定型1
に対して接離されるようになつている。
この可動型2の固定型1に対する離隔寸法は、
プツシユバツクシリンダ7によつて制御される。
固定型1の外側面1cには第1成形面1aから
所定の距離D1だけ離れた位置から下方側に凹部
8が形成され、またこの固定型1の外側面1cに
接する可動型2の内側面2cにも上記凹部8に対
向する位置に凹部9が形成されている。そして固
定型1の外側面1cにおける第1成形面1aと凹
部8の頂面8aとの間にある距離D1(=1〜2
mm)の部分は一次シヤーエツジを形成し、また可
動型の内側面2cにおける凹部9の底面9bと可
動型2の下面2dとの間にある距離D2(約10
mm)の部分は二次シヤーエツジを形成している。
凹部8および9は、可動型2が固定型1に近接し
た場合、凹部8および9によつて室10が形成さ
れる位置に設けられており、この室10は、一次
成形体3の第2面3bと可動型2の第2成形面2
bとの間に二次空間11が形成されるに伴つて、
固定型1の第1成形面1aの周縁部のギヤツプ1
2を通じて空間11に連通する連通室となつてい
る。連通室10はこの連通室10内に開口するよ
うに可動型2内を貫通して設けられたエア通路1
3および真空弁14を介して真空ポンプ15に接
続されており、また通路13は大気開放弁16を
介して大気に通じている。
可動型2の第2成形面2bには、樹脂塗料を空
間11内に注入するためのノズル17の先端が開
口している。18はノズル閉止用ピン、19はノ
ズル閉止用シリンダで、これらは公知のものであ
るから、それらの構成についての図示および説明
は省略する。ノズル17には可動型2内を通る通
路20を通じて塗料用ポンプ21が接続されてい
る。
次にこのような構成を有するインモールドコー
ト装置の動作について第3図〜第9図を参照して
説明する。
まず、プレス装置により可動型2を固定型から
完全に離脱させ、固定型1の第1成形面1a上に
繊維入り樹脂プレート22を載置する(第3図)。
次にプレス装置を作動させて、可動型2を可動
定盤6とともに降下させ、樹脂プレート22を第
1成形面1aと第2成形面2bとの間の一次空間
内で一定時間加圧圧縮し、プラスチツク製の一次
成形体3を成形しかつ硬化させる。この状態で
は、固定型1の凹部8と可動型2の凹部9の頂面
8a,9aと、底面8b,9bとがそれぞれ同一
面上に合致した態様で室10が形成される(第4
図)。
上記一次成形体3を成形後、プレス装置の作動
を停止させた状態で、プツシユバツクシリンダ7
を伸長させ、これにより可動型2を2〜3mm上昇
させて一次成形体3の第2面3bと可動型2の第
2成形面2bとの間に二次空間11を形成する
(第5図)。なお、この場合、大気開放弁16を開
いて通路13→室10→ギヤツプ12を通じて大
気を二次空間11内に導入し、可動型2の上昇を
容易にする。
次に大気開放弁16を閉じ、真空弁14を開く
とともに真空ポンプ15を作動させて二次空間1
1を減圧し、一次成形体3に対する脱泡処理を行
なう。二次空間11は二次シヤーエツジの存在に
よつて気密が保たれており、真空ポンプ15によ
り二次空間11は、ギヤツプ12→室10→通路
13を通じて減圧される(第6図)。
次に真空ポンプ15を停止させるとともに真空
弁14を閉じ、ノズル閉止ピン18を開いてノズ
ル17を開くとともに塗料用ポンプ21を作動さ
せて二次空間11内に一定量の樹脂塗料23を射
出する(第7図)。
次に塗料用ポンプ21を停止させるとともにノ
ズル閉止ピン18を閉じ、可動型2を下降させて
可動型2の第2成形面2bを塗膜上に圧接し、一
定時間二次加圧を行ない、一次成形体3と塗料2
3を密着、硬化させる(第8図)。
この二次加圧に際しては、二次空間11内のエ
アがギヤツプ12を通じて連通室10内に押し出
されるため、塗料23の成形時のエアの巻きこみ
による塗面の膨出、剥離等の発生が防止される。
塗料23が硬化した後大気開放弁16を開き、
可動型2を上昇させ、一次成形体3上に40〜
120μ程度の塗膜23′が施された二次成形体25
を取り出し、一連の成形作業を終了する。そして
塗膜23′に対する焼付け処理を行なつて完成品
を得る。
以上の説明で、本考案によるインモールドコー
ト装置の実施例の構成およびその動作が明らかと
なつたが、上記実施例では二次空間11に連通す
る連通室10を固定型1の第1成形面1aの周縁
部の近傍に設け、この連通室10を真空ポンプ1
5または大気と選択的に接続した構成によつて、
前述した数々の利点が得られるものである。な
お、上述の実施例では、連通室10を形成するた
めに固定型1と可動型2との双方にそれぞれ凹部
8,9を設けているが、この凹部は可動型2側に
のみ設けてもその目的は達成される。
また、本実施例のインモールドコート装置を用
いれば一次成形体3の真空成形を行なうことがで
きる。その場合は二次シヤーエツジの距離D2を
15〜20mm程度にした方が良い。一次成形体3の真
空成形を行なう場合は、第3図に示すように固定
型1の第1成形面1a上に樹脂プレート22を載
置して可動型2を下降させ、二次シヤーエツジの
距離D2が10mm程度オーバーラップした後に真空
弁14を開き、真空ポンプ15を作動させて、可
動型2と固定型1との間の空間を減圧する。そし
て真空度が規定値(−700mmHg以下)になつた後
に真空弁14を閉じ第4図に示すように型締めを
行ない、一次成形体3の成形と硬化を行なえばよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるインモールドコート装置
の実施例の構成を概略的に示す縦断面図、第2図
はその要部の拡大断面図、第3図〜第9図は第1
図の装置における順次の工程を示す説明図であ
る。 1……固定型、1a……第1成形面、2……可
動型、2b……第2成形面、3……一次成形体、
4……合せ金型、7……プツシユバツクシリン
ダ、8,9……凹部、10……連通室、11……
二次空間、12……ギヤツプ、13……エア通
路、14……真空弁、15……真空ポンプ、16
……大気開放弁、17……ノズル、18……ノズ
ル閉止ピン、19……ノズル閉止用シリンダ、2
1……塗料用ポンプ、22……樹脂プレート、2
3……樹脂塗料、23′……塗膜、25……二次
成形体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プラスチツク製成形体の第1面を成形するため
    の第1成形面を有する固定型と、 この固定型に対し接離可能に配置され、かつ上
    記第1成形面に対向する位置に、上記プラスチツ
    ク製成形体の上記第1面とは反対側の第2面を成
    形するための第2成形面を有する可動型と、 上記固定型と上記可動型とを型閉じして上記プ
    ラスチツク製成形体を成形した後、上記可動型を
    上記可動型から僅かに離間させることにより、上
    記プラスチツク製成形体の第2面と上記可動型の
    第2成形面との間に形成される空間内の圧力を減
    圧するための減圧手段と、 上記可動型側に設けられていて、上記空間内の
    圧力が減圧された後に、上記空間内に樹脂塗料を
    供給するための塗料供給手段と 上記固定型の第1成形面の周縁部の近傍におい
    て上記固定型と可動型との間に形成されて、上記
    空間の形成に伴つて上記第1成形面の周縁部を通
    じて上記空間に連通する連通室とを備えており、 この連通室が上記減圧手段に接続されているこ
    とを特徴とするインモールドコート装置。
JP13154387U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH0436893Y2 (ja)

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JPS6436118U JPS6436118U (ja) 1989-03-06
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JPS6436118U (ja) 1989-03-06

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