JPH04370278A - 樹脂被覆シートの製造方法 - Google Patents
樹脂被覆シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH04370278A JPH04370278A JP3169335A JP16933591A JPH04370278A JP H04370278 A JPH04370278 A JP H04370278A JP 3169335 A JP3169335 A JP 3169335A JP 16933591 A JP16933591 A JP 16933591A JP H04370278 A JPH04370278 A JP H04370278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- fabric
- coated
- yarn
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Woven Fabrics (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,野積シート,トラツク
シート,フロアーシート,テント,コンテナーバツク等
,広くカバーシートとして使用できる軽量で,かつ耐久
性の優れたシートの製造方法に関するものである。
シート,フロアーシート,テント,コンテナーバツク等
,広くカバーシートとして使用できる軽量で,かつ耐久
性の優れたシートの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,塩化ビニル系樹脂やエチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂等の熱可塑性樹脂を被覆加工し
たトラツクシート,野積シート等に使用されるシートは
よく知られている。これらは,ポリアミド,ポリエステ
ル,ビニロン等の紡績糸または長繊維糸を用いて製織し
た織物を,デイツピング,コーテイング,トツピング等
の方法により熱可塑性樹脂で被覆して製造されている。
−酢酸ビニル共重合樹脂等の熱可塑性樹脂を被覆加工し
たトラツクシート,野積シート等に使用されるシートは
よく知られている。これらは,ポリアミド,ポリエステ
ル,ビニロン等の紡績糸または長繊維糸を用いて製織し
た織物を,デイツピング,コーテイング,トツピング等
の方法により熱可塑性樹脂で被覆して製造されている。
【0003】塩化ビニル系樹脂が広く用いられる理由と
しては,加工性が優れており,種々の加工方法が採用で
きること,可塑剤の調整により樹脂の柔軟性を調整でき
ること,また,軟質塩化ビニル系樹脂が高周波誘電によ
り発熱する特徴を利用し,高周波ウエルダー融着加工に
よる縫製を行い得ること等があげられる。エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂を被覆加工したシートは,塩化ビニ
ル系樹脂を加工したとき使用している可塑剤がトラブル
の原因となる可能性のある食品や飼料関係用のシートと
して使用されている。
しては,加工性が優れており,種々の加工方法が採用で
きること,可塑剤の調整により樹脂の柔軟性を調整でき
ること,また,軟質塩化ビニル系樹脂が高周波誘電によ
り発熱する特徴を利用し,高周波ウエルダー融着加工に
よる縫製を行い得ること等があげられる。エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂を被覆加工したシートは,塩化ビニ
ル系樹脂を加工したとき使用している可塑剤がトラブル
の原因となる可能性のある食品や飼料関係用のシートと
して使用されている。
【0004】上記の製品の加工方法では,いずれも織物
を基布として樹脂を被覆しているが,繊維と樹脂の接着
性が悪いので,被覆する樹脂の量を多くして織物の空隙
を埋めるとともに,基布の表面にも一定のフイルム強度
が得られる厚さをもたせることにより,樹脂フイルムと
繊維の剥離を防止する考え方で製造されている。
を基布として樹脂を被覆しているが,繊維と樹脂の接着
性が悪いので,被覆する樹脂の量を多くして織物の空隙
を埋めるとともに,基布の表面にも一定のフイルム強度
が得られる厚さをもたせることにより,樹脂フイルムと
繊維の剥離を防止する考え方で製造されている。
【0005】上記のごとく,織物を基布として所定の樹
脂を被覆加工して得られたシートは,一般に繊維と樹脂
の間の接着性が悪いため,表面樹脂層を厚くする必要が
あって目付の大きなものとなり,各種作業実施時の作業
性が悪く,軽くて扱いやすいシートが望まれている。ま
た,上記のシートは,その樹脂が何らかの損傷を受けた
とき,その部分から水分が浸透して糸を構成する単繊維
間を毛細管現象で拡散し,その水分の膨潤とか凍結等に
より樹脂層の損傷が拡大する欠点をもっている。さらに
,高周波接着により縫製された部分に張力がかかった状
態が続く場合,特にシートの温度が高くなったときに,
縫製部の糸抜けのため縫製部が破断するという欠点(耐
熱クリープ性が悪い)がある。例えば,乾燥工程を経た
製品が冷えきらないうちにコンテナーバツグに詰められ
るような場合に,コンテナーバツグの高周波縫製部が破
断するといったトラブルが発生している。さらに従来の
シートは,縫製のため裁断すると切りはし部の糸がほつ
れて,糸屑となってシートの表面に残り,コンテナーバ
ツグに詰めたものに対して異物となるといったトラブル
を起こしたりすることがある。
脂を被覆加工して得られたシートは,一般に繊維と樹脂
の間の接着性が悪いため,表面樹脂層を厚くする必要が
あって目付の大きなものとなり,各種作業実施時の作業
性が悪く,軽くて扱いやすいシートが望まれている。ま
た,上記のシートは,その樹脂が何らかの損傷を受けた
とき,その部分から水分が浸透して糸を構成する単繊維
間を毛細管現象で拡散し,その水分の膨潤とか凍結等に
より樹脂層の損傷が拡大する欠点をもっている。さらに
,高周波接着により縫製された部分に張力がかかった状
態が続く場合,特にシートの温度が高くなったときに,
縫製部の糸抜けのため縫製部が破断するという欠点(耐
熱クリープ性が悪い)がある。例えば,乾燥工程を経た
製品が冷えきらないうちにコンテナーバツグに詰められ
るような場合に,コンテナーバツグの高周波縫製部が破
断するといったトラブルが発生している。さらに従来の
シートは,縫製のため裁断すると切りはし部の糸がほつ
れて,糸屑となってシートの表面に残り,コンテナーバ
ツグに詰めたものに対して異物となるといったトラブル
を起こしたりすることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,この様な現
状に鑑みて行われたもので,合成繊維長繊維糸を使用し
た織物を基布とし熱可塑性樹脂を被覆加工したシートと
強力,伸度等の基本的特性は同レベルであるが,軽量で
取扱いやすく,繊維間の水浸透による樹脂皮膜の損傷が
少ない,耐久性の優れたシートを提供しようとするもの
である。
状に鑑みて行われたもので,合成繊維長繊維糸を使用し
た織物を基布とし熱可塑性樹脂を被覆加工したシートと
強力,伸度等の基本的特性は同レベルであるが,軽量で
取扱いやすく,繊維間の水浸透による樹脂皮膜の損傷が
少ない,耐久性の優れたシートを提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記課題を解
決するもので,次の構成よりなるものである。本発明は
,合成繊維長繊維糸に熱可塑性樹脂をノズル法にてコー
テイングした糸条を用いて織物を織成し,この織物を熱
処理することによりコーテイングした熱可塑性樹脂を流
動せしめて該織物の空隙を埋めることを特徴とする樹脂
被覆シートの製造方法を要旨とするものである。
決するもので,次の構成よりなるものである。本発明は
,合成繊維長繊維糸に熱可塑性樹脂をノズル法にてコー
テイングした糸条を用いて織物を織成し,この織物を熱
処理することによりコーテイングした熱可塑性樹脂を流
動せしめて該織物の空隙を埋めることを特徴とする樹脂
被覆シートの製造方法を要旨とするものである。
【0008】本発明に用いる合成繊維長繊維糸は,ナイ
ロン,エステル,ビニロン等の量産型の合成繊維のみな
らず,芳香族ポリアミド繊維,全芳香族ポリエステル繊
維,ポリアミドイミド繊維,ポリフエニレンサルフアイ
ド繊維,ポリエーテルエーテルケトン繊維等の産業資材
用高機能繊維として開発されている各種繊維の中から選
ぶことができる。
ロン,エステル,ビニロン等の量産型の合成繊維のみな
らず,芳香族ポリアミド繊維,全芳香族ポリエステル繊
維,ポリアミドイミド繊維,ポリフエニレンサルフアイ
ド繊維,ポリエーテルエーテルケトン繊維等の産業資材
用高機能繊維として開発されている各種繊維の中から選
ぶことができる。
【0009】また,合成繊維長繊維糸にコーテイングす
る熱可塑性樹脂としては,塩化ビニル樹脂,塩化ビニリ
デン樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂,ウレタン
樹脂,フッ素樹脂,ナイロン樹脂,ポリエステル樹脂等
があり,これらの樹脂をペースト状にしたものを使用す
る。例えば,塩化ビニル樹脂としては,塩化ビニル重合
体,塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体,塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体,塩化ビニル−塩化ビニリデ
ン共重合体等があるが,これらの重合体または共重合体
の混合物に安定剤,可塑剤,防炎剤,その他の添加剤を
配合し,ペースト状としたものを使用する。
る熱可塑性樹脂としては,塩化ビニル樹脂,塩化ビニリ
デン樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂,ウレタン
樹脂,フッ素樹脂,ナイロン樹脂,ポリエステル樹脂等
があり,これらの樹脂をペースト状にしたものを使用す
る。例えば,塩化ビニル樹脂としては,塩化ビニル重合
体,塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体,塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体,塩化ビニル−塩化ビニリデ
ン共重合体等があるが,これらの重合体または共重合体
の混合物に安定剤,可塑剤,防炎剤,その他の添加剤を
配合し,ペースト状としたものを使用する。
【0010】熱可塑性樹脂ペーストを糸条にコーテイン
グする方法としては,回転するローラーの表面に接触し
て糸条を走行させ,ローラー表面の樹脂ペーストを付着
させるローラー付着法や,糸条を樹脂ペースト中に浸漬
した後,絞りロールで絞って目標付着を得るデイツプ法
等があるが,本発明においては,その特徴を活かすコー
テイング法としてノズル法を用いる。ノズル法とは,樹
脂ペーストに糸条を浸漬し,一定孔径のノズルを介して
引き出す方法である。この場合,付着する樹脂ペースト
の付着量を精密にコントロールするため,各ノズルに樹
脂ペーストの量を計量して供給する方法もある。本発明
においてノズル法によるコーテイング法を採用する理由
としては,給糸する合成繊維長繊維糸条に対して熱可塑
性樹脂の付着比率を大きくすることができることと熱可
塑性樹脂が合成繊維長繊維糸条の単糸間に入りやすいこ
とがあげられる。
グする方法としては,回転するローラーの表面に接触し
て糸条を走行させ,ローラー表面の樹脂ペーストを付着
させるローラー付着法や,糸条を樹脂ペースト中に浸漬
した後,絞りロールで絞って目標付着を得るデイツプ法
等があるが,本発明においては,その特徴を活かすコー
テイング法としてノズル法を用いる。ノズル法とは,樹
脂ペーストに糸条を浸漬し,一定孔径のノズルを介して
引き出す方法である。この場合,付着する樹脂ペースト
の付着量を精密にコントロールするため,各ノズルに樹
脂ペーストの量を計量して供給する方法もある。本発明
においてノズル法によるコーテイング法を採用する理由
としては,給糸する合成繊維長繊維糸条に対して熱可塑
性樹脂の付着比率を大きくすることができることと熱可
塑性樹脂が合成繊維長繊維糸条の単糸間に入りやすいこ
とがあげられる。
【0011】給糸する合成繊維長繊維糸に対する熱可塑
性樹脂の付着比率は,設計により変わってくる。一般に
織物の密度が大きい場合には小さくてよいが,密度が小
さく,粗い織物設計の場合には,織物の糸間の空隙を埋
めるために付着比率を大きくする。
性樹脂の付着比率は,設計により変わってくる。一般に
織物の密度が大きい場合には小さくてよいが,密度が小
さく,粗い織物設計の場合には,織物の糸間の空隙を埋
めるために付着比率を大きくする。
【0012】製織工程は,一般に産業資材用織物の製織
に使用されているシヤツトル織機,レピア織機等を用い
る。一般に所定の強力があって軽量な布帛を得ようとす
ると,強力の大きい糸で粗い密度の織物を作ればよいが
,織機の捲取部分や後の工程で処理するときに目寄れが
起こって,部分的に斑のあるものになってしまう可能性
がある。これに対して本発明では,製織前に熱可塑性樹
脂をコーテイングし,結果的に給糸する原糸より太い糸
を経糸および緯糸に使用して製織する。この結果,粗い
密度で織っても目寄れは発生しにくく,織目の揃ったシ
ートを得るのに有利になる。
に使用されているシヤツトル織機,レピア織機等を用い
る。一般に所定の強力があって軽量な布帛を得ようとす
ると,強力の大きい糸で粗い密度の織物を作ればよいが
,織機の捲取部分や後の工程で処理するときに目寄れが
起こって,部分的に斑のあるものになってしまう可能性
がある。これに対して本発明では,製織前に熱可塑性樹
脂をコーテイングし,結果的に給糸する原糸より太い糸
を経糸および緯糸に使用して製織する。この結果,粗い
密度で織っても目寄れは発生しにくく,織目の揃ったシ
ートを得るのに有利になる。
【0013】本発明では,製織した織物を熱処理する。
この熱処理は,糸条にコーテイングされている熱可塑性
樹脂を軟化,流動させることにより,経糸と緯糸を接着
すること,経糸間や緯糸間の間隙を該樹脂で埋めること
,さらに,経糸や経糸の構成単糸間にも該樹脂が確実に
入り込むようにすること等の作用をもたらすために行う
。
樹脂を軟化,流動させることにより,経糸と緯糸を接着
すること,経糸間や緯糸間の間隙を該樹脂で埋めること
,さらに,経糸や経糸の構成単糸間にも該樹脂が確実に
入り込むようにすること等の作用をもたらすために行う
。
【0014】この熱処理は,両耳の把持と,送りロール
と引出ロールにて熱処理時の織物の張力をコントロール
できるテンター等で行う。熱処理の温度は,コーテイン
グした樹脂の軟化点より高い温度であり,樹脂の熱特性
により選定する。熱処理時に織物に適当な張力をもたせ
ることにより,経糸と緯糸の接着がより確実になり,構
成単糸間にも該樹脂が確実に入り込むようになるととも
に,織上がり時より合成繊維長繊維糸の組織による屈曲
を小さくすることができ,加工上がりの織物の厚さを小
さくすることができる。
と引出ロールにて熱処理時の織物の張力をコントロール
できるテンター等で行う。熱処理の温度は,コーテイン
グした樹脂の軟化点より高い温度であり,樹脂の熱特性
により選定する。熱処理時に織物に適当な張力をもたせ
ることにより,経糸と緯糸の接着がより確実になり,構
成単糸間にも該樹脂が確実に入り込むようになるととも
に,織上がり時より合成繊維長繊維糸の組織による屈曲
を小さくすることができ,加工上がりの織物の厚さを小
さくすることができる。
【0015】
【作 用】本発明においては,合成繊維長繊維糸に熱
可塑性樹脂を,ノズルを通してコーテイングする方法で
付着させたコーテイング糸を経糸および緯糸に使用して
,所定の強力が得られる密度にて製織し,その後,熱可
塑性樹脂の軟化点以上の温度で熱処理するので,経糸,
緯糸の塩化ビニル樹脂の軟化による樹脂の流動を利用し
て製織の糸間の空隙を埋めることができ,糸条の目付に
対して樹脂の目付が小さくても接着性がよく,軽量で取
扱いやすく,糸条の構成単糸間に該熱可塑性樹脂が浸透
して単糸間に水が浸透しにくく,樹脂皮膜の損傷が少な
い,耐久性の優れたシートとすることができる。
可塑性樹脂を,ノズルを通してコーテイングする方法で
付着させたコーテイング糸を経糸および緯糸に使用して
,所定の強力が得られる密度にて製織し,その後,熱可
塑性樹脂の軟化点以上の温度で熱処理するので,経糸,
緯糸の塩化ビニル樹脂の軟化による樹脂の流動を利用し
て製織の糸間の空隙を埋めることができ,糸条の目付に
対して樹脂の目付が小さくても接着性がよく,軽量で取
扱いやすく,糸条の構成単糸間に該熱可塑性樹脂が浸透
して単糸間に水が浸透しにくく,樹脂皮膜の損傷が少な
い,耐久性の優れたシートとすることができる。
【0016】
【実施例】次に本発明を実施例によってさらに具体的に
説明するが,実施例における性能の測定,評価は,下記
の方法で行った。 (1)目付 JIS Lー1096に準ずる。 (2)厚み JIS Lー1096に準ずる。 (3)引張強力 JIS Lー1096に準ずる。 (4)切断伸度 JIS Lー1096に準ずる。 (5)吸水性 JIS L−1096 バイレツク法に準じ,幅2
5mm×長さ20cmの試験片を,20±2℃の蒸留水
を入れた水槽上の一定の高さに支えた水平棒上にピンで
とめて吊るす。試験片の下端の1cmがちょうど水につ
かるようにし,10分間放置後の水の上昇した高さを測
定する。 (6)通気度 JIS L−1096 A法に準じ,幅20cm×
長さ20cmの試験片を,フラジール型試験機を用いて
円筒の一端に取付けた後,可変抵抗器によって傾斜型気
圧計が水注1.27cmの圧力を示すように吸込ポンプ
を調節し,そのときの垂直気圧計の示す圧力と使用した
空気孔の種類とから,試験片を通過する空気量(cm3
/cm2/sec)を求める。 (7)耐揉性 JIS K−6722に準じ,幅3cm×長さ12c
mの試験片を,スコツト型揉試験機を用い,所定荷重2
kg,往復距離5cm,速度120回/min の条件
で所定回数を揉んだ後,破損状態を調べる。 (8)耐熱クリープ性 ウエルダー幅3cmで下駄型にウエルダー融着加工した
樹脂加工シートを,中央部に融着部が位置するようにし
て幅1.5cm,長さ15cmに調整し,株式会社安田
精機製作所製のNo.145−LCTクリープテスター
にて,20Kgの荷重をかけて50℃の条件で放置し,
融着部が引き抜けるまでの時間を測定した。 数値が
大きい方が耐熱クリープ性が良い。 (9)はためき試験 幅5cm, 長さ30cmのシートの一端を固定し,風
速40m/sec の風に当ててシートをはためかせ,
かつシートの自由端から2cmの所に1cm四角の鉄棒
を設けてこれに打ちつける状態にて,1週間連続放置し
た。その後,破損部分を比較観察し,次の2段階の判定
を行った。 ○───破損ほとんどなし △───破損あり
説明するが,実施例における性能の測定,評価は,下記
の方法で行った。 (1)目付 JIS Lー1096に準ずる。 (2)厚み JIS Lー1096に準ずる。 (3)引張強力 JIS Lー1096に準ずる。 (4)切断伸度 JIS Lー1096に準ずる。 (5)吸水性 JIS L−1096 バイレツク法に準じ,幅2
5mm×長さ20cmの試験片を,20±2℃の蒸留水
を入れた水槽上の一定の高さに支えた水平棒上にピンで
とめて吊るす。試験片の下端の1cmがちょうど水につ
かるようにし,10分間放置後の水の上昇した高さを測
定する。 (6)通気度 JIS L−1096 A法に準じ,幅20cm×
長さ20cmの試験片を,フラジール型試験機を用いて
円筒の一端に取付けた後,可変抵抗器によって傾斜型気
圧計が水注1.27cmの圧力を示すように吸込ポンプ
を調節し,そのときの垂直気圧計の示す圧力と使用した
空気孔の種類とから,試験片を通過する空気量(cm3
/cm2/sec)を求める。 (7)耐揉性 JIS K−6722に準じ,幅3cm×長さ12c
mの試験片を,スコツト型揉試験機を用い,所定荷重2
kg,往復距離5cm,速度120回/min の条件
で所定回数を揉んだ後,破損状態を調べる。 (8)耐熱クリープ性 ウエルダー幅3cmで下駄型にウエルダー融着加工した
樹脂加工シートを,中央部に融着部が位置するようにし
て幅1.5cm,長さ15cmに調整し,株式会社安田
精機製作所製のNo.145−LCTクリープテスター
にて,20Kgの荷重をかけて50℃の条件で放置し,
融着部が引き抜けるまでの時間を測定した。 数値が
大きい方が耐熱クリープ性が良い。 (9)はためき試験 幅5cm, 長さ30cmのシートの一端を固定し,風
速40m/sec の風に当ててシートをはためかせ,
かつシートの自由端から2cmの所に1cm四角の鉄棒
を設けてこれに打ちつける状態にて,1週間連続放置し
た。その後,破損部分を比較観察し,次の2段階の判定
を行った。 ○───破損ほとんどなし △───破損あり
【
0017】実施例1 固有粘度(IV) 0.98,強度9.5g/dのポリ
エステル長繊維糸1000デニール/192フイラメン
トに,塩化ビニル樹脂に可塑剤,防炎剤,安定剤等を配
合したペーストをノズル法にてコーテイングし,付着量
120%の塩ビコーテイング糸を得た。この塩ビコーテ
ング糸を,レピア織機を用い,経糸,緯糸の密度を29
×19本/吋にて製織した。次に,この織物をテンター
マシンにて温度190℃にて2分間緊張熱処理し,実施
例1のシートを得た。
0017】実施例1 固有粘度(IV) 0.98,強度9.5g/dのポリ
エステル長繊維糸1000デニール/192フイラメン
トに,塩化ビニル樹脂に可塑剤,防炎剤,安定剤等を配
合したペーストをノズル法にてコーテイングし,付着量
120%の塩ビコーテイング糸を得た。この塩ビコーテ
ング糸を,レピア織機を用い,経糸,緯糸の密度を29
×19本/吋にて製織した。次に,この織物をテンター
マシンにて温度190℃にて2分間緊張熱処理し,実施
例1のシートを得た。
【0018】本発明との比較のため,実施例と同じポリ
エステル長繊維糸を経,緯糸に使用して,経,緯糸密度
29×19本/吋でレピア織機にて製織した織物に塩化
ビニル樹脂をトツピング加工し,比較例1のシートを得
た。実施例1と比較例1のシートの物性評価結果を表1
に示す。
エステル長繊維糸を経,緯糸に使用して,経,緯糸密度
29×19本/吋でレピア織機にて製織した織物に塩化
ビニル樹脂をトツピング加工し,比較例1のシートを得
た。実施例1と比較例1のシートの物性評価結果を表1
に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1より明らかなように,本発明法による
シートは,■塩ビの剥離がない(耐熱クリープ性良好)
■水の組織内移行がない(水の吸い上げがない)■摩耗
に強い(耐揉性が良)■強力がありかつ軽くて薄い,と
いった特徴をもつものであった。
シートは,■塩ビの剥離がない(耐熱クリープ性良好)
■水の組織内移行がない(水の吸い上げがない)■摩耗
に強い(耐揉性が良)■強力がありかつ軽くて薄い,と
いった特徴をもつものであった。
【0021】
【発明の効果】合成繊維長繊維糸条に熱可塑性樹脂をノ
ズル法にてコーテイングした糸で製織した織物の経緯糸
間の空隙を,緊張熱処理することによる熱可塑性樹脂の
流動で埋めて得られた本発明によるシートは,従来のト
ツピング法やラミネート方式で得られるシートに比べ,
耐熱クリープ性,耐揉性,ウエルダー接着力に優れた薄
くて軽い性能を有している。また長繊維糸条の単糸間に
も熱可塑性樹脂が含浸しているので,水が組織内を移行
することに起因する熱可塑性樹脂被膜の破損がなく,ま
た,単糸間も樹脂で接着しており,裁断した部分からの
糸ほつれもない。
ズル法にてコーテイングした糸で製織した織物の経緯糸
間の空隙を,緊張熱処理することによる熱可塑性樹脂の
流動で埋めて得られた本発明によるシートは,従来のト
ツピング法やラミネート方式で得られるシートに比べ,
耐熱クリープ性,耐揉性,ウエルダー接着力に優れた薄
くて軽い性能を有している。また長繊維糸条の単糸間に
も熱可塑性樹脂が含浸しているので,水が組織内を移行
することに起因する熱可塑性樹脂被膜の破損がなく,ま
た,単糸間も樹脂で接着しており,裁断した部分からの
糸ほつれもない。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成繊維長繊維糸に熱可塑性樹脂をノ
ズル法にてコーテイングした糸条を用いて織物を織成し
,この織物を熱処理することによりコーテイングした熱
可塑性樹脂を流動せしめて該織物の空隙を埋めることを
特徴とする樹脂被覆シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3169335A JPH04370278A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 樹脂被覆シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3169335A JPH04370278A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 樹脂被覆シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04370278A true JPH04370278A (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=15884650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3169335A Pending JPH04370278A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 樹脂被覆シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04370278A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100594992B1 (ko) * | 2005-01-04 | 2006-06-30 | 주식회사 알켄즈 | 직물의 제조 방법 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP3169335A patent/JPH04370278A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100594992B1 (ko) * | 2005-01-04 | 2006-06-30 | 주식회사 알켄즈 | 직물의 제조 방법 |
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