JPH04372909A - 受動型スターカプラー及び光通信ネットワーク - Google Patents

受動型スターカプラー及び光通信ネットワーク

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JPH04372909A
JPH04372909A JP3150460A JP15046091A JPH04372909A JP H04372909 A JPH04372909 A JP H04372909A JP 3150460 A JP3150460 A JP 3150460A JP 15046091 A JP15046091 A JP 15046091A JP H04372909 A JPH04372909 A JP H04372909A
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Takeshi Ota
太田猛史
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相互接続して利用でき
るスターカプラー及びそれを用いて構成した光通信ネッ
トワークに関する。
【0002】
【従来の技術】ローカルエリアネットワーク(LAN)
は、比較的近距離に配置されたコンピュータ、ワークス
テーション等の間でのデータ通信網として近年とみに普
及してきているが、その一つとしてゼロックス社の開発
したイーサネット(登録商標)と呼ばれるものがある。 図18はイーサネット(登録商標)のネットワークを示
す図である。
【0003】図18において29は同軸ケーブル、21
はタップ(分岐点)、33はノード(端末、局)である
。各ノード33は、タップ21にて同軸ケーブル29へ
接続されている。接続したいノード33が増えてきたと
きには、新たにタップ21を設け、それに新たなノード
33を接続する。
【0004】一方、近年光ファイバーを伝送媒体として
用いる光通信の発達が著しい。光ファイバーの持つ、広
帯域、低損失、高耐ノイズ性といった優れた特性は、L
ANにも適している。しかしながら、光ファイバーでは
同軸ケーブルのように次々とタップを設けるということ
ができないので、イーサネット(登録商標)と同じよう
なネットワークを構成することは困難である。
【0005】そこで、ノードの送信と受信とを別々の端
子に分け、全てのノードをスターカプラーで分配するよ
うにしたネットワークが提案されている。例えば、E.
G.Rawson  et.al.,IEEE  Tr
ansaction  on  Communicat
ions,  Vol,  COM−26,  No.
7,  July  1978,p983−p990 
 “Fibernet:  Multimode  O
ptical  Fibers  for  Loca
l  ComputerNetoworks”等参照。
【0006】図19に、スターカプラーを用いた光通信
ネットワークの上記提案例を示す。図19において、3
5a、35bは光ファイバー、33はノード、24はミ
キシングロッド形式のスターカプラー、25は端子であ
る。
【0007】各ノード33からの信号は、各発光素子2
2により光信号に変換され、各光ファイバー35aを介
してスターカプラー24に供給される。これらの光信号
はスターカプラー24によって一度全て混ぜ合わされた
後、各光ファイバー35bを介して各受光素子23に分
配されて再度電気信号に変換され、これらの電気信号が
各ノード33に供給される。これによって、一つのノー
ドから送信された信号は全てのノードに伝達されるとい
う性質(同報性)を具備することが可能となり、イーサ
ネット(登録商標)と同様の通信ネットワークを構築す
ることができる。
【0008】実際のスターカプラーは、図20に示すよ
うに、ガラス基板上に光導波路を形成して構成したもの
が報告されている。例えば、和田、奥田、山崎、昭和6
0年度電子通信学会全国大会、963参照。
【0009】図20において、35a、35bは光ファ
イバー、25は端子、26はミキシング部、27は光導
波路、28はガラス基板である。光導波路27及びミキ
シング部26は、ガラス基板28へのタリウムイオン(
Tl)の拡散によって形成されている。また、同様の機
能を有するものが、ポリカーボネート等のプラスチック
基板上に、上記ガラス基板上に形成されたスターカプラ
ーと別の製法で実現された例もある。例えば、高戸、黒
川、「高分子材料における光導波路作成技術」、O  
plus  E,  1984年11月、p78〜83
参照。
【0010】ところが、このようなスターカプラーを用
いた光通信ネットワークは、ネットワークを拡張するた
めにノードを増設しようとしても、スターカプラーが具
備する端子数までしか増設できないという欠点があった
。これは本出願人により出願された特願平2−9837
0号明細書にも記載されているように、スターカプラー
同志を接続すると閉ループが形成されてしまい、発振や
減衰振動のような現象が生じてしまうからである。
【0011】例えば、図21に示すように、一方のスタ
ーカプラーAが3つの入出力端子対40−41、42−
43、44−45を有し、他方のスターカプラーBが3
つの入出力端子対46−47、48−49、50−51
を有している場合、スターカプラー同志を接続するため
には、スターカプラーA、Bの入力端子45、46をス
ターカプラーB、Aの出力端子47、44にそれぞれ接
続する必要があるため、同図に示すように交差して接続
しなければならない。なお、図中のXk ,Xn は入
力端子45、46への入力信号、Yk,Yn は出力端
子44、47からの出力信号である。
【0012】一方のスターカプラーAの入力端子45へ
供給された入力信号Xk は、入力端子45から出力端
子44への伝達係数Akkで決定されるレベルに変更さ
れて出力端子44から出力信号Yk として出力される
。この出力信号Yk は、他方のスターカプラーBの入
力端子46へ入力信号Xn として供給される。スター
カプラーBにおいてもスターカプラーAと同様に、入力
信号Xn は、入力端子46から出力端子47への伝達
係数Bnnで決定されるレベルに変更されて出力端子4
7から出力信号Yn として出力される。この出力信号
Yn は、一方のスターカプラーAの入力端子45へ入
力信号Xk として供給される。このため、実効的に図
22に示すように閉ループが形成されてしまい、信号が
循環してしまうことになり、発振等の不都合を生じる。
【0013】このような問題を解決するためには、先に
述べた特願平2ー98370号明細書に記載されている
ように、スターカプラーの同一ノードへ接続されるべく
対を成している入力端子と出力端子との間の伝達係数を
ゼロとするような構成とすればよい。このようにすれば
、ネットワーク規模を拡張するためにスターカプラーを
次々接続していくことが可能となる。また、このように
して構成したネットワークに接続された二つのノードの
間では、双方向通信が可能であり、更に、この双方向性
を利用して容易に衝突検出ができる。さらに、本出願人
により出願された特願平2−409070号明細書に記
載されているように、入力端子と出力端子とを分けずに
一つの端子に入力と出力の機能を担わせることにより、
光ファイバー、光コネクタ、中継増幅器の数を約半分に
減らすこともできる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
2−409070号明細書に記載されているようなスタ
ーカプラーを互いに接続して構成した光通信ネットワー
クにおいて大規模なネットワークを構成しようとした場
合、スターカプラーの製造が困難であり、また光通信ネ
ットワークを構築するために多額の初期投資が必要にな
るという問題があった。
【0015】すなわち、例えば32のノードを有する光
通信ネットワークを構築する場合、32端子のスターカ
プラーを用意する必要があるが、このような非常に端子
数が多いスターカプラーを単体で製造することは困難で
あり、また製造コストも高くなる。また、最終的には大
規模なネットワークを構築する必要があるが、最初は小
規模なネットワークでもよいような場合でも、最初から
32端子のスターカプラーを用意しておく必要があり、
初期投資額が大となる。
【0016】本発明は、上記課題を解決するため案出さ
れたものであって、スターカプラーの分配比を適当に設
計することにより、端子数の少ないスターカプラーを組
み合せて大規模なネットワークを容易に構築できるよう
にすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のスターカプラー
は、3個以上の複数の端子を有する自端子への光信号の
分配がないスターカプラにおいて、特定の一端子から入
力した光信号は前記特定一端子以外の全ての端子に概ね
等分配され、かつ、前記特定一端子以外の端子から入力
した光信号の前記特定一端子への分配比が他の端子への
分配比より大きくなるように伝達特性を設定したことを
特徴とする。
【0018】また、本発明の光通信ネットワークは、前
記スターカプラーの前記特定一端子と、3個以上の複数
の端子を有する自端子への光信号の分配がなく、かつ、
自端子以外の端子には光信号が概ね等分配される受動型
スターカプラーの一端子とを接続して構成したことを特
徴とする。
【0019】
【作用】本発明の作用を具体例を挙げて説明する。
【0020】本発明に基づくスターカプラー信号の分配
を模式的に示すと図1及び図2のようになる。この例は
特定一端子P0 と他の4端子P1、P2 、P3 、
P4 から成っている。
【0021】図1に示すように、端子P1 にSなる信
号が入力した場合、特定一端子P0 へはbSの信号が
分配され、他の3端子P2、P3 、P4 にはaS信
号が分配される。そして、自端子P1 には信号は分配
されない。 ただし、bS>>aS>0である。P2 、P3 、P
4 に入力があった場合についても同様である。
【0022】また、図2に示すように、特定一端子P0
 に入力があった場合は、信号Sは4端子P1 、P2
 、P3 、P4 に等分配され、自端子P0 には信
号は分配されない。この関係を行列を用いて表すと次式
のようになる。
【0023】
【数1】
【0024】ただし、P0 、P1 、P2 、P3 
、P4 への入力信号をそれぞれ、x0 、x1 、x
2 、x3 、x4 、出力信号をそれぞれ、y0 、
y1 、y2 、y3 、y4 とする。
【0025】本発明に基づくスターカプラーは、P0 
に対応する端子は一つだけでなくてはならないが、他の
端子は2端子以上の任意の端子数が可能である。特定一
端子とN端子からなる本発明に基づくスターカプラー(
したがって、全端子数はN+1端子)の信号分配の関係
を行列を用いて表すと次式のようになる。
【0026】
【数2】
【0027】ただし、P0 、P1 、P2 、…、P
n への入力信号をそれぞれ、x0 、x1 、x2 
、…、xn 、出力信号をそれぞれ、y0 、y1 、
y2 、…、yn とする。なお、(2)式のcは、損
失や製造時の誤差がない理想状態を仮定した場合、c=
1/nとなる。また、b+(n−1)a=1である。
【0028】上述の伝達行列の対角成分が全て0である
が他の成分が全て等しくはないスターカプラー(以下ハ
ーフカプラーと呼ぶ)の特定一端子と、前記特願平2−
409070号明細書に記載されているような、伝達行
列の対角成分が全て0で他の成分は概ね等しい値となる
スターカプラー(以下フルカプラーと呼ぶ)の一端子と
を接続して構成した光通信ネットワークを模式的に示し
たのが図3である。なおここでは、フロントエンドカプ
ラー(図3の例ではハーフカプラー)の端子数を、以下
特定一端子を除いた端子数で表し、センターカプラー(
図3の例ではフルカプラー)の端子数を、その全端子数
で表すこととする。
【0029】図3は、4端子のハーフカプラー2個(H
C1,HC2)と、4端子のセンターカプラー(フルカ
プラー)1個(FC)からなるネットワークである。ハ
ーフカプラーHC1の一端子P1aへの入力信号Sは、
特定一端子P0aへ信号電力の大半の信号bSが分配さ
れると同時に端子P2a、P3a、P4aへも信号が分
配される。 端子P0aとフルカプラーFCの一端子とは接続されて
いるので、同図に示すようにフルカプラーFCの他の3
端子には(1/3)bSなる信号が分配される。
【0030】フルカプラーFCの一端子と接続されてい
る別のハーフカプラーHC2の特定一端子P0bからハ
ーフカプラーHC2の他の端子P1b、P2b、P3b
、P4bへは1/4×(1/3)bS=bS/12の信
号aSが分配される。ここで、a=b/12とすれば、
P2a、P3a、P4aへの分配比とP1b、P2b、
P3b、P4bへの分配比とを等しくすることができる
。このような関係を一般化すると次のようになる。
【0031】フルカプラーの伝達行列の非対角成分が全
て等しいような場合を考えることとして、その非対角成
分の値をdとする。すると、m端子フルカプラーの伝達
行列は次式で表される。
【0032】
【数3】
【0033】dの値は損失やバラつきのない理想的な状
態を考えるとd=1/(m−1)となる。以上より、n
端子ハーフカプラーとm端子フルカプラーとを図3に示
すように組み合せた時に、aとbが次式の関係を満たせ
ばハーフカプラーの各端子への分配比は等しい値となる
【0034】         a=bcd≒b/n(m−1)  …
………………………(3)損失がない理想的な場合はa
とbは次式で表されることになる。
【0035】         a=1/(nm−1)  ……………
………………(4)        b=(nm−n)
/(nm−1)  ………………………(5)
【003
6】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0037】図4は、本発明のスターカプラーの一実施
例である。前述のようにこれをハーフカプラーと呼ぶ。 このハーフカプラーは、図1及び図2に示した光信号の
分配を、基板2上に形成された1×2光等分波・合波器
3、1×2光不等分波・合波器4、2×2光不等分配器
5、光導波路11〜18を用いて実現した例である。な
お、図中のRは、光導波路の曲率半径である。なお、例
えば1×2とは、一端側の光路が一つで他端側の光路が
二つあることを意味している。
【0038】図4の端子P1 から光ファイバー6を介
して入力した光信号1は、1×2光不等分波・合波器4
を通って端子P2 へ光信号の一部を分配した後、2×
2光不等分配器5を通って端子P3 、P4 へ光信号
の一部を分配し、また、1×2光等分波・合波器3を経
て端子P0 へと伝達される。なお、図中のxn 、y
n は入出力成分を表す。
【0039】図5に1×2光不等分波・合波器4、図6
に2×2光不等分配器5、図7に1×2光等分波・合波
器3の構造を示す。
【0040】図6に示す2×2光不等分配器5は、1×
2光等分波・合波器9及び1×2光不等分波・合波器1
0より成り立っている。
【0041】いま、1×2光不等分波・合波器4の各端
子への光入力信号を、図5に示すようにそれぞれua1
、ua2、ua3とし、また、1×2光不等分波・合波
器4の各端子からの光出力信号をそれぞれva1、va
2、va3とすると次式が成り立つ。
【0042】
【数4】
【0043】なお、(6)式のRaは光不等分波・合波
器の分岐比である。例えば、図5において、光信号ua
1がva2とva3とに分岐する時の比であって、va
3:va2=Ra:1というように定義する。特に断り
のない限り分岐比は1より大きい値とする。
【0044】また、2×2光不等分配器5の各端子への
光入出力信号を、図6に示すようにそれぞれub1、u
b2、ub3、ub4、vb1、vb2、vb3、vb
4とすると次式が成り立つ。
【0045】
【数5】
【0046】なお、(7)式のRbは光不等分波・合波
器の分岐比である。
【0047】また、1×2光等分波・合波器3の各端子
への光入出力信号を、図7に示すようにそれぞれuc1
、uc2、uc3、vc1、vc2、vc3とすると次
式が成り立つ。
【0048】
【数6】
【0049】図8は、4端子フルカプラーの実施例であ
り、図5に示した1×2光不等分波・合波器4と図9に
示した2×2光等分配器19との組合せによって構成さ
れている。2×2光等分配器19の各端子への光入出力
信号を図9に示すようにそれぞれud1、ud2、ud
3、ud4、vd1、vd2、vd3、vd4とすると
次式が成り立つ。
【0050】
【数7】
【0051】図8の構成において、1×2光不等分波・
合波器4の分岐比Ra=2とすると4端子フルカプラー
の伝達特性は次式で表される。
【0052】
【数8】
【0053】ただし、x1 、x2 、x3 、x4 
は、図8の4端子フルカプラーの各端子の入力信号、y
1 、y2 、y3 、y4 は各端子の出力信号であ
る。
【0054】4端子フルカプラーと同様にして8端子フ
ルカプラーを構成することができる。図10は、8端子
フルカプラーの実施例であり、図5、図6及び図9に示
した構成要素、すなわち、1×2光不等分波・合波器4
、2×2光不等分配器5及び2×2光等分配器19の組
合せによって成り立っている。
【0055】図10の構成において、1×2光不等分波
・合波器4の分岐比Ra=6、2×2光不等分配器5の
分岐比Rb=2とすると、図10の8端子フルカプラー
伝達特性は次式で表される。
【0056】
【数9】
【0057】なお、ハーフカプラーの分配比は、組み合
せるフルカプラーによって変える必要がある。4端子フ
ルカプラーとの組合せを考えると、4端子ハーフカプラ
ーの伝達行列は(4)式及び(5)式から次式のように
導かれる。
【0058】
【数10】
【0059】(12)式のような特性を得るためには、
1×2光不等分波・合波器4の分岐比Ra=14、2×
2光不等分配器5の分岐比Rb=6とすれば良いことが
計算される。同様にして、8端子フルカプラーとの組合
せを考えると、4端子ハーフカプラーの伝達行列は(4
)式及び(5)式から次式のように導かれる。
【0060】
【数11】
【0061】(13)式のような特性を得るためには、
1×2光不等分波・合波器4の分岐比Ra=30、2×
2光不等分配器5の分岐比Rb=14とすれば良いこと
が計算される。
【0062】図4、図8及び図10に示すような4端子
ハーフカプラー、4端フルカプラー、8端子フルカプラ
ーの構造は、具体的には前記特願平2−409070号
明細書にも記載した通り、ガラス基板へのタリウム(T
l)イオン等の拡散により光導波路を形成する方法、ポ
リカーボネートに紫外線を照射して選択的に重合させて
屈折率分布を作って光導波路を形成する方法、あるいは
、融着型カプラーの組合せによって構成する方法等によ
って実現することができる。
【0063】以上のハーフカプラー及びフルカプラーの
構成要素の一部または全部を、方向性結合器を用いて構
成することもできる。すなわち、図5、図6、図9に示
す分配器の構成の代わりに、それぞれ図11、図12、
図13に示すような方向性結合器の構成を用いても良い
。なお、図中のue1〜ue3、uf1〜uf4、ug
1〜ug4は光入力信号を示し、ve1〜ve3、vf
1〜vf4、vg1〜vg4は光出力信号を示す。
【0064】ガラス基板へのタリウム(Tl)イオン等
の拡散により光導波路を形成する場合は、方向性結合器
を用いて構成する方が実現し易い。この製法では、異な
る径の光導波路を同一ガラス基板上に作ることが困難な
ので、不等分波・合波器を図5や図6に示すような構造
で作ることが困難だからである。
【0065】また、ポリカーボネートを用いる場合でも
分岐比が20を越えるような極端な不等分波・合波器の
製造は難しい。それに対して方向性結合器を用いるなら
ば、分岐比が50とか100というような値のものも製
造できる。これは実用的にも重要である。なぜなら、以
上の説明は、光導波路や光ファイバーの吸収損失や放射
損失、あるいは光コネクター等の接続損失を無視してい
たが、これらの損失を考慮に入れると(2)式に示した
ハーフカプラーの分配係数aは、損失を考慮に入れない
時に比べて小さくなくてはならないはずだからである。 ただし、方向性結合器を用いた場合には、各構成要素の
光信号の分配比は、新たに設計し直さなくてはならない
。これは、方向性結合器を用いた場合、光信号の合流時
に図5や図6に示す構造にはない原理的な損失があるた
めである。すなわち、図14及び図15に示されるよう
に、入力光成分60a、60bに対して、有効出力光成
分61a、61bの他に、光信号の損失成分62a、6
2bが存在するためである。
【0066】図16は、図4に示した構造を有する4端
子ハーフカプラー31と図8に示した構造を有する4端
子フルカプラー30の組合せによって構成された光通信
ネットワークの一実施例である。なお、ここでは4端子
ハーフカプラー31の伝達特性は、(12)式に示した
ものを用いている。ノード33は、4端子ハーフカプラ
ー31を介して4端子フルカプラー30に接続される。 ノードとはワークステーション、ファイルサーバー、プ
リンター等を意味している。4端子フルカプラー30同
志は、中継増幅器32を介して互いに接続されている。 中継増幅器32は、半導体レーザー増幅器あるいは希土
類ドープファイバー増幅器のような双方向性の光増幅器
、または再生中継増幅器である。なお、希土類ドープフ
ァイバー増幅器については、堀口「光ファイバー増幅器
」、光学、第19巻第5号、P276〜P282参照。 また、半導体レーザー増幅器については、島田、中川「
光通信システムに用いる半導体レーザー増幅器の研究状
況」、O  plus  E、1989年8月号、p1
06〜p111参照。
【0067】また、中継増幅器34を介してハーフカプ
ラー31と4端子フルカプラー30とを接続することも
できる。この場合、中継増幅器34は中継増幅器32に
比べて高い利得を持つ必要がある。分配損失以外の損失
のない理想的な場合を考えると、中継増幅器32に必要
な利得は(m−1)倍、中継増幅器34に必要な利得は
(nm−1)倍となる。約n倍の利得差があることにな
る。なお、ネットワークを構成するに当たっては前記特
願平2−409070号明細書にも記載した通り、ネッ
トワーク中に閉ループを形成するような接続をおこなっ
てはならない。
【0068】図17は、図4に示した構造を有する4端
子ハーフカプラー31と図10に示した構造を有する8
端子フルカプラー36の組合せによって構成された光通
信ネットワークの実施例である。4端子ハーフカプラー
31の伝達特性は、図16で示した例とは違って(13
)式に示したものを用いている。中継増幅器32は、図
16の場合に比べて高い利得が必要である。他の構成は
図16の構成と同じである。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
不均一な伝達特性を有するスターカプラーと、均一な伝
達特性を有するスターカプラーとを組み合せて使用する
ことにより、スターカプラー単体としては端子数が少な
いものを使用できる。従って、製造が容易な少端子数の
スターカプラを使用して大規模なネットワークを容易に
構築することができる。また、スターカプラーの追加に
より容易にネットワークを拡大することができるので、
初期投資額を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明のスターカプラーにおいて、特定の
一端子以外の端子へ入力した信号の分配の様子を示す概
念図である。
【図2】  本発明のスターカプラーにおいて、特定の
一端子から入力した信号の分配の様子を示す概念図であ
る。
【図3】  本発明による5端子スターカプラー(4端
子ハーフカプラー)と、他端子への伝達特性が概略等し
い4端子スターカプラーを接続して構成したネットワー
クにおける信号の分配の様子を示す概念図である。
【図4】  本発明の実施例である5端子スターカプラ
ーを基板上に光集積回路として実現した場合の平面図で
ある。
【図5】  1×2光不等分波・合波器の平面図である
【図6】  2×2光不等分配器の平面図である。
【図7】  1×2光等分波・合波器の平面図である。
【図8】  本発明の光通信ネットワークに用いる4端
子スターカプラーの平面図である。
【図9】  図8の4端子スターカプラーにおいて使用
される2×2光等分配器の平面図である。
【図10】  本発明の光通信ネットワークに用いる8
端子スターカプラーの平面図である。
【図11】  方向性結合器を使用した1×2光不等分
波・合波器の平面図である。
【図12】  方向性結合器を使用した2×2光不等分
配器の平面図である。
【図13】  方向性結合器を使用した2×2光等分配
器の平面図である。
【図14】  方向性結合器を使用した光合波器におい
て、主光導波路からの入力光信号に対して光信号の損失
が生じることを示す図である。
【図15】  方向性結合器を使用した光合波器におい
て、副光導波路からの入力光信号に対して光信号の損失
が生じることを示す図である。
【図16】  本発明の4端子スターカプラーと他端子
への伝達特性が概略等しい4端子のスターカプラーを組
み合せて構成した光通信ネットワークの実施例を示す図
である。
【図17】  本発明の4端子スターカプラーと他端子
への伝達特性が概略等しい8端子のスターカプラーを組
み合せて構成した光通信ネットワークの実施例を示す図
である。
【図18】  一般的なネットワークの構成例を示す図
である。
【図19】  スターカプラーを使用して構成したネッ
トワークの例を示す図である。
【図20】  ガラス基板上に実現されたスターカプラ
ーを示す平面図である。
【図21】  二つのスターカプラーを接続した場合の
構成を模式的に示した図である。
【図22】  二つのスターカプラーを接続した場合の
信号の循環を表す図である。
【符号の説明】
1  光信号、2  基板、3  1×2光等分波・合
波器、4  1×2光不等分波・合波器、5  2×2
光不等分配器、6  光ファイバー、9  1×2光等
分波・合波器、10  1×2光不等分波・合波器、1
1〜18  光導波路、19  2×2光等分配器、2
0  光導波路、21  タップ、22  発光素子、
23  受光素子、24  スターカプラー、25  
端子、26  ミキシング部、27  光導波路、28
  ガラス基板、29  同軸ケーブル、30  4端
子フルカプラー、31  4端子ハーフカプラー、32
  中継増幅器、33  ノード、34  中継増幅器
、35a,35b  光ファイバー、36  8端子フ
ルカプラー、40〜51  スターカプラーの端子、6
0a,60b  入力光成分、61a,61b  有効
入力光成分、62a,62b  損失成分、A,B  
スターカプラー、FC  フルカプラーHC1,HC2
  ハーフカプラー、P0 〜P4 ,P1a〜P4a
,P1b〜P4b,P0a〜P0b  端子、R  光
導波路の曲率半径、ua1〜ug4  光入力信号、v
a1〜vg4  光出力信号、S  光信号、Xn  
 入力光信号、Yn   出力光信号、a〜cスターカ
プラーの信号分配係数

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  3個以上の複数の端子を有する自端子
    への光信号の分配がないスターカプラにおいて、特定の
    一端子から入力した光信号は前記特定一端子以外の全て
    の端子に概ね等分配され、かつ、前記特定一端子以外の
    端子から入力した光信号の前記特定一端子への分配比が
    他の端子への分配比より大きくなるように伝達特性を設
    定したことを特徴とするスターカプラー。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のスターカプラーの前記
    特定一端子と、3個以上の複数の端子を有する自端子へ
    の光信号の分配がなく、かつ、自端子以外の端子には光
    信号が概ね等分配される受動型スターカプラーの一端子
    とを接続して構成したことを特徴とする光通信ネットワ
    ーク。
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EP0769858A2 (en) 1995-10-19 1997-04-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Optical transceiver and optical communications network for both of optical fiber transmission and free space transmission

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