JPH087296B2 - 受動型スターカプラー及び光通信ネットワーク - Google Patents
受動型スターカプラー及び光通信ネットワークInfo
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- JPH087296B2 JPH087296B2 JP3150460A JP15046091A JPH087296B2 JP H087296 B2 JPH087296 B2 JP H087296B2 JP 3150460 A JP3150460 A JP 3150460A JP 15046091 A JP15046091 A JP 15046091A JP H087296 B2 JPH087296 B2 JP H087296B2
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- terminal
- optical
- coupler
- terminals
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相互接続して利用でき
るスターカプラー及びそれを用いて構成した光通信ネッ
トワークに関する。
るスターカプラー及びそれを用いて構成した光通信ネッ
トワークに関する。
【0002】
【従来の技術】ローカルエリアネットワーク(LAN)
は、比較的近距離に配置されたコンピュータ、ワークス
テーション等の間でのデータ通信網として近年とみに普
及してきているが、その一つとしてゼロックス社の開発
したイーサネット(登録商標)と呼ばれるものがある。
図18はイーサネット(登録商標)のネットワークを示
す図である。
は、比較的近距離に配置されたコンピュータ、ワークス
テーション等の間でのデータ通信網として近年とみに普
及してきているが、その一つとしてゼロックス社の開発
したイーサネット(登録商標)と呼ばれるものがある。
図18はイーサネット(登録商標)のネットワークを示
す図である。
【0003】図18において29は同軸ケーブル、21
はタップ(分岐点)、33はノード(端末、局)であ
る。各ノード33は、タップ21にて同軸ケーブル29
へ接続されている。接続したいノード33が増えてきた
ときには、新たにタップ21を設け、それに新たなノー
ド33を接続する。
はタップ(分岐点)、33はノード(端末、局)であ
る。各ノード33は、タップ21にて同軸ケーブル29
へ接続されている。接続したいノード33が増えてきた
ときには、新たにタップ21を設け、それに新たなノー
ド33を接続する。
【0004】一方、近年光ファイバーを伝送媒体として
用いる光通信の発達が著しい。光ファイバーの持つ、広
帯域、低損失、高耐ノイズ性といった優れた特性は、L
ANにも適している。しかしながら、光ファイバーでは
同軸ケーブルのように次々とタップを設けるということ
ができないので、イーサネット(登録商標)と同じよう
なネットワークを構成することは困難である。
用いる光通信の発達が著しい。光ファイバーの持つ、広
帯域、低損失、高耐ノイズ性といった優れた特性は、L
ANにも適している。しかしながら、光ファイバーでは
同軸ケーブルのように次々とタップを設けるということ
ができないので、イーサネット(登録商標)と同じよう
なネットワークを構成することは困難である。
【0005】そこで、ノードの送信と受信とを別々の端
子に分け、全てのノードをスターカプラーで分配するよ
うにしたネットワークが提案されている。例えば、E.
G.Rawson et.al.,IEEE Tran
saction on Communication
s, Vol, COM−26, No.7, Jul
y 1978,p983−p990 “Fiberne
t: Multimode Optical Fibe
rs for Local ComputerNeto
works”等参照。
子に分け、全てのノードをスターカプラーで分配するよ
うにしたネットワークが提案されている。例えば、E.
G.Rawson et.al.,IEEE Tran
saction on Communication
s, Vol, COM−26, No.7, Jul
y 1978,p983−p990 “Fiberne
t: Multimode Optical Fibe
rs for Local ComputerNeto
works”等参照。
【0006】図19に、スターカプラーを用いた光通信
ネットワークの上記提案例を示す。図19において、3
5a、35bは光ファイバー、33はノード、24はミ
キシングロッド形式のスターカプラー、25は端子であ
る。
ネットワークの上記提案例を示す。図19において、3
5a、35bは光ファイバー、33はノード、24はミ
キシングロッド形式のスターカプラー、25は端子であ
る。
【0007】各ノード33からの信号は、各発光素子2
2により光信号に変換され、各光ファイバー35aを介
してスターカプラー24に供給される。これらの光信号
はスターカプラー24によって一度全て混ぜ合わされた
後、各光ファイバー35bを介して各受光素子23に分
配されて再度電気信号に変換され、これらの電気信号が
各ノード33に供給される。これによって、一つのノー
ドから送信された信号は全てのノードに伝達されるとい
う性質(同報性)を具備することが可能となり、イーサ
ネット(登録商標)と同様の通信ネットワークを構築す
ることができる。
2により光信号に変換され、各光ファイバー35aを介
してスターカプラー24に供給される。これらの光信号
はスターカプラー24によって一度全て混ぜ合わされた
後、各光ファイバー35bを介して各受光素子23に分
配されて再度電気信号に変換され、これらの電気信号が
各ノード33に供給される。これによって、一つのノー
ドから送信された信号は全てのノードに伝達されるとい
う性質(同報性)を具備することが可能となり、イーサ
ネット(登録商標)と同様の通信ネットワークを構築す
ることができる。
【0008】実際のスターカプラーは、図20に示すよ
うに、ガラス基板上に光導波路を形成して構成したもの
が報告されている。例えば、和田、奥田、山崎、昭和6
0年度電子通信学会全国大会、963参照。
うに、ガラス基板上に光導波路を形成して構成したもの
が報告されている。例えば、和田、奥田、山崎、昭和6
0年度電子通信学会全国大会、963参照。
【0009】図20において、35a、35bは光ファ
イバー、25は端子、26はミキシング部、27は光導
波路、28はガラス基板である。光導波路27及びミキ
シング部26は、ガラス基板28へのタリウムイオン
(Tl)の拡散によって形成されている。また、同様の
機能を有するものが、ポリカーボネート等のプラスチッ
ク基板上に、上記ガラス基板上に形成されたスターカプ
ラーと別の製法で実現された例もある。例えば、高戸、
黒川、「高分子材料における光導波路作成技術」、O
plus E, 1984年11月、p78〜83参
照。
イバー、25は端子、26はミキシング部、27は光導
波路、28はガラス基板である。光導波路27及びミキ
シング部26は、ガラス基板28へのタリウムイオン
(Tl)の拡散によって形成されている。また、同様の
機能を有するものが、ポリカーボネート等のプラスチッ
ク基板上に、上記ガラス基板上に形成されたスターカプ
ラーと別の製法で実現された例もある。例えば、高戸、
黒川、「高分子材料における光導波路作成技術」、O
plus E, 1984年11月、p78〜83参
照。
【0010】ところが、このようなスターカプラーを用
いた光通信ネットワークは、ネットワークを拡張するた
めにノードを増設しようとしても、スターカプラーが具
備する端子数までしか増設できないという欠点があっ
た。これは本出願人により出願された特願平2−983
70号明細書にも記載されているように、スターカプラ
ー同志を接続すると閉ループが形成されてしまい、発振
や減衰振動のような現象が生じてしまうからである。
いた光通信ネットワークは、ネットワークを拡張するた
めにノードを増設しようとしても、スターカプラーが具
備する端子数までしか増設できないという欠点があっ
た。これは本出願人により出願された特願平2−983
70号明細書にも記載されているように、スターカプラ
ー同志を接続すると閉ループが形成されてしまい、発振
や減衰振動のような現象が生じてしまうからである。
【0011】例えば、図21に示すように、一方のスタ
ーカプラーAが3つの入出力端子対40−41、42−
43、44−45を有し、他方のスターカプラーBが3
つの入出力端子対46−47、48−49、50−51
を有している場合、スターカプラー同志を接続するため
には、スターカプラーA、Bの入力端子45、46をス
ターカプラーB、Aの出力端子47、44にそれぞれ接
続する必要があるため、同図に示すように交差して接続
しなければならない。なお、図中のXk ,Xnは入力端
子45、46への入力信号、Yk ,Yn は出力端子4
4、47からの出力信号である。
ーカプラーAが3つの入出力端子対40−41、42−
43、44−45を有し、他方のスターカプラーBが3
つの入出力端子対46−47、48−49、50−51
を有している場合、スターカプラー同志を接続するため
には、スターカプラーA、Bの入力端子45、46をス
ターカプラーB、Aの出力端子47、44にそれぞれ接
続する必要があるため、同図に示すように交差して接続
しなければならない。なお、図中のXk ,Xnは入力端
子45、46への入力信号、Yk ,Yn は出力端子4
4、47からの出力信号である。
【0012】一方のスターカプラーAの入力端子45へ
供給された入力信号Xk は、入力端子45から出力端子
44への伝達係数Akkで決定されるレベルに変更されて
出力端子44から出力信号Yk として出力される。この
出力信号Yk は、他方のスターカプラーBの入力端子4
6へ入力信号Xn として供給される。スターカプラーB
においてもスターカプラーAと同様に、入力信号X
n は、入力端子46から出力端子47への伝達係数Bnn
で決定されるレベルに変更されて出力端子47から出力
信号Yn として出力される。この出力信号Yn は、一方
のスターカプラーAの入力端子45へ入力信号Xk とし
て供給される。このため、実効的に図22に示すように
閉ループが形成されてしまい、信号が循環してしまうこ
とになり、発振等の不都合を生じる。
供給された入力信号Xk は、入力端子45から出力端子
44への伝達係数Akkで決定されるレベルに変更されて
出力端子44から出力信号Yk として出力される。この
出力信号Yk は、他方のスターカプラーBの入力端子4
6へ入力信号Xn として供給される。スターカプラーB
においてもスターカプラーAと同様に、入力信号X
n は、入力端子46から出力端子47への伝達係数Bnn
で決定されるレベルに変更されて出力端子47から出力
信号Yn として出力される。この出力信号Yn は、一方
のスターカプラーAの入力端子45へ入力信号Xk とし
て供給される。このため、実効的に図22に示すように
閉ループが形成されてしまい、信号が循環してしまうこ
とになり、発振等の不都合を生じる。
【0013】このような問題を解決するためには、先に
述べた特願平2ー98370号明細書に記載されている
ように、スターカプラーの同一ノードへ接続されるべく
対を成している入力端子と出力端子との間の伝達係数を
ゼロとするような構成とすればよい。このようにすれ
ば、ネットワーク規模を拡張するためにスターカプラー
を次々接続していくことが可能となる。また、このよう
にして構成したネットワークに接続された二つのノード
の間では、双方向通信が可能であり、更に、この双方向
性を利用して容易に衝突検出ができる。さらに、本出願
人により出願された特願平2−409070号明細書に
記載されているように、入力端子と出力端子とを分けず
に一つの端子に入力と出力の機能を担わせることによ
り、光ファイバー、光コネクタ、中継増幅器の数を約半
分に減らすこともできる。
述べた特願平2ー98370号明細書に記載されている
ように、スターカプラーの同一ノードへ接続されるべく
対を成している入力端子と出力端子との間の伝達係数を
ゼロとするような構成とすればよい。このようにすれ
ば、ネットワーク規模を拡張するためにスターカプラー
を次々接続していくことが可能となる。また、このよう
にして構成したネットワークに接続された二つのノード
の間では、双方向通信が可能であり、更に、この双方向
性を利用して容易に衝突検出ができる。さらに、本出願
人により出願された特願平2−409070号明細書に
記載されているように、入力端子と出力端子とを分けず
に一つの端子に入力と出力の機能を担わせることによ
り、光ファイバー、光コネクタ、中継増幅器の数を約半
分に減らすこともできる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
2−409070号明細書に記載されているようなスタ
ーカプラーを互いに接続して構成した光通信ネットワー
クにおいて大規模なネットワークを構成しようとした場
合、スターカプラーの製造が困難であり、また光通信ネ
ットワークを構築するために多額の初期投資が必要にな
るという問題があった。
2−409070号明細書に記載されているようなスタ
ーカプラーを互いに接続して構成した光通信ネットワー
クにおいて大規模なネットワークを構成しようとした場
合、スターカプラーの製造が困難であり、また光通信ネ
ットワークを構築するために多額の初期投資が必要にな
るという問題があった。
【0015】すなわち、例えば32のノードを有する光
通信ネットワークを構築する場合、32端子のスターカ
プラーを用意する必要があるが、このような非常に端子
数が多いスターカプラーを単体で製造することは困難で
あり、また製造コストも高くなる。また、最終的には大
規模なネットワークを構築する必要があるが、最初は小
規模なネットワークでもよいような場合でも、最初から
32端子のスターカプラーを用意しておく必要があり、
初期投資額が大となる。
通信ネットワークを構築する場合、32端子のスターカ
プラーを用意する必要があるが、このような非常に端子
数が多いスターカプラーを単体で製造することは困難で
あり、また製造コストも高くなる。また、最終的には大
規模なネットワークを構築する必要があるが、最初は小
規模なネットワークでもよいような場合でも、最初から
32端子のスターカプラーを用意しておく必要があり、
初期投資額が大となる。
【0016】本発明は、上記課題を解決するため案出さ
れたものであって、スターカプラーの分配比を適当に設
計することにより、端子数の少ないスターカプラーを組
み合せて大規模なネットワークを容易に構築できるよう
にすることを目的とする。
れたものであって、スターカプラーの分配比を適当に設
計することにより、端子数の少ないスターカプラーを組
み合せて大規模なネットワークを容易に構築できるよう
にすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、3個以上の複
数の端子を有し、光信号の入出力が同一の端子から行わ
れ、自端子への入力信号が該自端子からの出力信号とし
ては分配されない特性を有する受動型スターカプラーに
おいて、前記端子の内の特定の一端子が他の受動型スタ
ーカプラに接続されるべき端子であり、該特定の一端子
から入力した光信号は前記特定の一端子以外の全ての端
子に実質的に均等に分配され、前記特定の一端子以外の
端子から入力した光信号の前記特定の一端子への分配比
が他の端子への分配比に比べて一番大きいことを特徴と
する。
数の端子を有し、光信号の入出力が同一の端子から行わ
れ、自端子への入力信号が該自端子からの出力信号とし
ては分配されない特性を有する受動型スターカプラーに
おいて、前記端子の内の特定の一端子が他の受動型スタ
ーカプラに接続されるべき端子であり、該特定の一端子
から入力した光信号は前記特定の一端子以外の全ての端
子に実質的に均等に分配され、前記特定の一端子以外の
端子から入力した光信号の前記特定の一端子への分配比
が他の端子への分配比に比べて一番大きいことを特徴と
する。
【0018】また本発明は、3個以上の複数の端子を有
し、光信号の入出力が同一の端子から行われ、自端子へ
の入力信号が該自端子からの出力信号としては分配され
ず、自端子以外の端子には全ての端子に実質的に均等に
分配される特性を有する受動型スターカプラーと、請求
項1に記載の受動型スターカプラーと、光ファイバーと
を備え、請求項1に記載の受動型スターカプラーの前記
特定の一端子と、前記自端子以外の端子には全ての端子
に実質的に均等に分配される特性を有する受動型スター
カプラの一つの端子を前記光ファイバを介して接続した
ことを特徴とする。
し、光信号の入出力が同一の端子から行われ、自端子へ
の入力信号が該自端子からの出力信号としては分配され
ず、自端子以外の端子には全ての端子に実質的に均等に
分配される特性を有する受動型スターカプラーと、請求
項1に記載の受動型スターカプラーと、光ファイバーと
を備え、請求項1に記載の受動型スターカプラーの前記
特定の一端子と、前記自端子以外の端子には全ての端子
に実質的に均等に分配される特性を有する受動型スター
カプラの一つの端子を前記光ファイバを介して接続した
ことを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明の作用を具体例を挙げて説明する。
【0020】本発明に基づくスターカプラー信号の分配
を模式的に示すと図1及び図2のようになる。この例は
特定一端子P0 と他の4端子P1 、P2 、P3 、P4 か
ら成っている。
を模式的に示すと図1及び図2のようになる。この例は
特定一端子P0 と他の4端子P1 、P2 、P3 、P4 か
ら成っている。
【0021】図1に示すように、端子P1 にSなる信号
が入力した場合、特定一端子P0 へはbSの信号が分配
され、他の3端子P2 、P3 、P4 にはaS信号が分配
される。そして、自端子P1 には信号は分配されない。
ただし、bS>>aS>0である。P2 、P3 、P4 に
入力があった場合についても同様である。
が入力した場合、特定一端子P0 へはbSの信号が分配
され、他の3端子P2 、P3 、P4 にはaS信号が分配
される。そして、自端子P1 には信号は分配されない。
ただし、bS>>aS>0である。P2 、P3 、P4 に
入力があった場合についても同様である。
【0022】また、図2に示すように、特定一端子P0
に入力があった場合は、信号Sは4端子P1 、P2 、P
3 、P4 に等分配され、自端子P0 には信号は分配され
ない。この関係を行列を用いて表すと次式のようにな
る。
に入力があった場合は、信号Sは4端子P1 、P2 、P
3 、P4 に等分配され、自端子P0 には信号は分配され
ない。この関係を行列を用いて表すと次式のようにな
る。
【0023】
【数2】 ただし、P0 、P1 、P2 、P3 、P4 への入力信号を
それぞれ、x0 、x1、x2 、x3 、x4 、出力信号を
それぞれ、y0 、y1 、y2 、y3 、y4 とする。
それぞれ、x0 、x1、x2 、x3 、x4 、出力信号を
それぞれ、y0 、y1 、y2 、y3 、y4 とする。
【0024】本発明に基づくスターカプラーは、P0 に
対応する端子は一つだけでなくてはならないが、他の端
子は2端子以上の任意の端子数が可能である。特定一端
子とN端子からなる本発明に基づくスターカプラー(し
たがって、全端子数はN+1端子)の信号分配の関係を
行列を用いて表すと次式のようになる。
対応する端子は一つだけでなくてはならないが、他の端
子は2端子以上の任意の端子数が可能である。特定一端
子とN端子からなる本発明に基づくスターカプラー(し
たがって、全端子数はN+1端子)の信号分配の関係を
行列を用いて表すと次式のようになる。
【0025】
【数3】 ただし、P0 、P1 、P2 、…、Pn への入力信号をそ
れぞれ、x0 、x1 、x2 、…、xn 、出力信号をそれ
ぞれ、y0 、y1 、y2 、…、yn とする。なお、
(2)式のcは、損失や製造時の誤差がない理想状態を
仮定した場合、c=1/nとなる。また、b+(n−
1)a=1である。
れぞれ、x0 、x1 、x2 、…、xn 、出力信号をそれ
ぞれ、y0 、y1 、y2 、…、yn とする。なお、
(2)式のcは、損失や製造時の誤差がない理想状態を
仮定した場合、c=1/nとなる。また、b+(n−
1)a=1である。
【0026】上述の伝達行列の対角成分が全て0である
が他の成分が全て等しくはないスターカプラー(以下ハ
ーフカプラーと呼ぶ)の特定一端子と、前記特願平2−
409070号明細書に記載されているような、伝達行
列の対角成分が全て0で他の成分は概ね等しい値となる
スターカプラー(以下フルカプラーと呼ぶ)の一端子と
を接続して構成した光通信ネットワークを模式的に示し
たのが図3である。なおここでは、フロントエンドカプ
ラー(図3の例ではハーフカプラー)の端子数を、以下
特定一端子を除いた端子数で表し、センターカプラー
(図3の例ではフルカプラー)の端子数を、その全端子
数で表すこととする。
が他の成分が全て等しくはないスターカプラー(以下ハ
ーフカプラーと呼ぶ)の特定一端子と、前記特願平2−
409070号明細書に記載されているような、伝達行
列の対角成分が全て0で他の成分は概ね等しい値となる
スターカプラー(以下フルカプラーと呼ぶ)の一端子と
を接続して構成した光通信ネットワークを模式的に示し
たのが図3である。なおここでは、フロントエンドカプ
ラー(図3の例ではハーフカプラー)の端子数を、以下
特定一端子を除いた端子数で表し、センターカプラー
(図3の例ではフルカプラー)の端子数を、その全端子
数で表すこととする。
【0027】図3は、4端子のハーフカプラー2個(H
C1,HC2)と、4端子のセンターカプラー(フルカ
プラー)1個(FC)からなるネットワークである。ハ
ーフカプラーHC1の一端子P1aへの入力信号Sは、特
定一端子P0aへ信号電力の大半の信号bSが分配される
と同時に端子P2a、P3a、P4aへも信号が分配される。
端子P0aとフルカプラーFCの一端子とは接続されてい
るので、同図に示すようにフルカプラーFCの他の3端
子には(1/3)bSなる信号が分配される。
C1,HC2)と、4端子のセンターカプラー(フルカ
プラー)1個(FC)からなるネットワークである。ハ
ーフカプラーHC1の一端子P1aへの入力信号Sは、特
定一端子P0aへ信号電力の大半の信号bSが分配される
と同時に端子P2a、P3a、P4aへも信号が分配される。
端子P0aとフルカプラーFCの一端子とは接続されてい
るので、同図に示すようにフルカプラーFCの他の3端
子には(1/3)bSなる信号が分配される。
【0028】フルカプラーFCの一端子と接続されてい
る別のハーフカプラーHC2の特定一端子P0bからハー
フカプラーHC2の他の端子P1b、P2b、P3b、P4bへ
は1/4×(1/3)bS=bS/12の信号aSが分
配される。ここで、a=b/12とすれば、P2a、
P3a、P4aへの分配比とP1b、P2b、P3b、P4bへの分
配比とを等しくすることができる。このような関係を一
般化すると次のようになる。
る別のハーフカプラーHC2の特定一端子P0bからハー
フカプラーHC2の他の端子P1b、P2b、P3b、P4bへ
は1/4×(1/3)bS=bS/12の信号aSが分
配される。ここで、a=b/12とすれば、P2a、
P3a、P4aへの分配比とP1b、P2b、P3b、P4bへの分
配比とを等しくすることができる。このような関係を一
般化すると次のようになる。
【0029】フルカプラーの伝達行列の非対角成分が全
て等しいような場合を考えることとして、その非対角成
分の値をdとする。すると、m端子フルカプラーの伝達
行列は次式で表される。
て等しいような場合を考えることとして、その非対角成
分の値をdとする。すると、m端子フルカプラーの伝達
行列は次式で表される。
【0030】
【数4】 dの値は損失やバラつきのない理想的な状態を考えると
d=1/(m−1)となる。以上より、n端子ハーフカ
プラーとm端子フルカプラーとを図3に示すように組み
合せた時に、aとbが次式の関係を満たせばハーフカプ
ラーの各端子への分配比は等しい値となる。
d=1/(m−1)となる。以上より、n端子ハーフカ
プラーとm端子フルカプラーとを図3に示すように組み
合せた時に、aとbが次式の関係を満たせばハーフカプ
ラーの各端子への分配比は等しい値となる。
【0031】 a=bcd≒b/n(m−1) …………………………(3) 損失がない理想的な場合はaとbは次式で表されること
になる。
になる。
【0032】 a=1/(nm−1) ……………………………(4) b=(nm−n)/(nm−1) ………………………(5)
【0033】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0034】図4は、本発明のスターカプラーの一実施
例である。前述のようにこれをハーフカプラーと呼ぶ。
このハーフカプラーは、図1及び図2に示した光信号の
分配を、基板2上に形成された1×2光等分波・合波器
3、1×2光不等分波・合波器4、2×2光不等分配器
5、光導波路11〜18を用いて実現した例である。な
お、図中のRは、光導波路の曲率半径である。なお、例
えば1×2とは、一端側の光路が一つで他端側の光路が
二つあることを意味している。
例である。前述のようにこれをハーフカプラーと呼ぶ。
このハーフカプラーは、図1及び図2に示した光信号の
分配を、基板2上に形成された1×2光等分波・合波器
3、1×2光不等分波・合波器4、2×2光不等分配器
5、光導波路11〜18を用いて実現した例である。な
お、図中のRは、光導波路の曲率半径である。なお、例
えば1×2とは、一端側の光路が一つで他端側の光路が
二つあることを意味している。
【0035】図4の端子P1 から光ファイバー6を介し
て入力した光信号1は、1×2光不等分波・合波器4を
通って端子P2 へ光信号の一部を分配した後、2×2光
不等分配器5を通って端子P3 、P4 へ光信号の一部を
分配し、また、1×2光等分波・合波器3を経て端子P
0 へと伝達される。なお、図中のxn 、yn は入出力成
分を表す。
て入力した光信号1は、1×2光不等分波・合波器4を
通って端子P2 へ光信号の一部を分配した後、2×2光
不等分配器5を通って端子P3 、P4 へ光信号の一部を
分配し、また、1×2光等分波・合波器3を経て端子P
0 へと伝達される。なお、図中のxn 、yn は入出力成
分を表す。
【0036】図5に1×2光不等分波・合波器4、図6
に2×2光不等分配器5、図7に1×2光等分波・合波
器3の構造を示す。
に2×2光不等分配器5、図7に1×2光等分波・合波
器3の構造を示す。
【0037】図6に示す2×2光不等分配器5は、1×
2光等分波・合波器9及び1×2光不等分波・合波器1
0より成り立っている。
2光等分波・合波器9及び1×2光不等分波・合波器1
0より成り立っている。
【0038】いま、1×2光不等分波・合波器4の各端
子への光入力信号を、図5に示すようにそれぞれua1、
ua2、ua3とし、また、1×2光不等分波・合波器4の
各端子からの光出力信号をそれぞれva1、va2、va3と
すると次式が成り立つ。
子への光入力信号を、図5に示すようにそれぞれua1、
ua2、ua3とし、また、1×2光不等分波・合波器4の
各端子からの光出力信号をそれぞれva1、va2、va3と
すると次式が成り立つ。
【0039】
【数5】 なお、(6)式のRaは光不等分波・合波器の分岐比で
ある。例えば、図5において、光信号ua1がva2とva3
とに分岐する時の比であって、va3:va2=Ra:1と
いうように定義する。特に断りのない限り分岐比は1よ
り大きい値とする。
ある。例えば、図5において、光信号ua1がva2とva3
とに分岐する時の比であって、va3:va2=Ra:1と
いうように定義する。特に断りのない限り分岐比は1よ
り大きい値とする。
【0040】また、2×2光不等分配器5の各端子への
光入出力信号を、図6に示すようにそれぞれub1、
ub2、ub3、ub4、vb1、vb2、vb3、vb4とすると次
式が成り立つ。
光入出力信号を、図6に示すようにそれぞれub1、
ub2、ub3、ub4、vb1、vb2、vb3、vb4とすると次
式が成り立つ。
【0041】
【数6】 なお、(7)式のRbは光不等分波・合波器の分岐比で
ある。
ある。
【0042】また、1×2光等分波・合波器3の各端子
への光入出力信号を、図7に示すようにそれぞれuc1、
uc2、uc3、vc1、vc2、vc3とすると次式が成り立
つ。
への光入出力信号を、図7に示すようにそれぞれuc1、
uc2、uc3、vc1、vc2、vc3とすると次式が成り立
つ。
【0043】
【数7】 図8は、4端子フルカプラーの実施例であり、図5に示
した1×2光不等分波・合波器4と図9に示した2×2
光等分配器19との組合せによって構成されている。2
×2光等分配器19の各端子への光入出力信号を図9に
示すようにそれぞれud1、ud2、ud3、ud4、vd1、v
d2、vd3、vd4とすると次式が成り立つ。
した1×2光不等分波・合波器4と図9に示した2×2
光等分配器19との組合せによって構成されている。2
×2光等分配器19の各端子への光入出力信号を図9に
示すようにそれぞれud1、ud2、ud3、ud4、vd1、v
d2、vd3、vd4とすると次式が成り立つ。
【0044】
【数8】 図8の構成において、1×2光不等分波・合波器4の分
岐比Ra=2とすると4端子フルカプラーの伝達特性は
次式で表される。
岐比Ra=2とすると4端子フルカプラーの伝達特性は
次式で表される。
【0045】
【数9】 ただし、x1 、x2 、x3 、x4 は、図8の4端子フル
カプラーの各端子の入力信号、y1 、y2 、y3 、y4
は各端子の出力信号である。
カプラーの各端子の入力信号、y1 、y2 、y3 、y4
は各端子の出力信号である。
【0046】4端子フルカプラーと同様にして8端子フ
ルカプラーを構成することができる。図10は、8端子
フルカプラーの実施例であり、図5、図6及び図9に示
した構成要素、すなわち、1×2光不等分波・合波器
4、2×2光不等分配器5及び2×2光等分配器19の
組合せによって成り立っている。
ルカプラーを構成することができる。図10は、8端子
フルカプラーの実施例であり、図5、図6及び図9に示
した構成要素、すなわち、1×2光不等分波・合波器
4、2×2光不等分配器5及び2×2光等分配器19の
組合せによって成り立っている。
【0047】図10の構成において、1×2光不等分波
・合波器4の分岐比Ra=6、2×2光不等分配器5の
分岐比Rb=2とすると、図10の8端子フルカプラー
伝達特性は次式で表される。
・合波器4の分岐比Ra=6、2×2光不等分配器5の
分岐比Rb=2とすると、図10の8端子フルカプラー
伝達特性は次式で表される。
【0048】
【数10】 なお、ハーフカプラーの分配比は、組み合せるフルカプ
ラーによって変える必要がある。4端子フルカプラーと
の組合せを考えると、4端子ハーフカプラーの伝達行列
は(4)式及び(5)式から次式のように導かれる。
ラーによって変える必要がある。4端子フルカプラーと
の組合せを考えると、4端子ハーフカプラーの伝達行列
は(4)式及び(5)式から次式のように導かれる。
【0049】
【数11】 (12)式のような特性を得るためには、1×2光不等
分波・合波器4の分岐比Ra=14、2×2光不等分配
器5の分岐比Rb=6とすれば良いことが計算される。
同様にして、8端子フルカプラーとの組合せを考える
と、4端子ハーフカプラーの伝達行列は(4)式及び
(5)式から次式のように導かれる。
分波・合波器4の分岐比Ra=14、2×2光不等分配
器5の分岐比Rb=6とすれば良いことが計算される。
同様にして、8端子フルカプラーとの組合せを考える
と、4端子ハーフカプラーの伝達行列は(4)式及び
(5)式から次式のように導かれる。
【0050】
【数12】 (13)式のような特性を得るためには、1×2光不等
分波・合波器4の分岐比Ra=30、2×2光不等分配
器5の分岐比Rb=14とすれば良いことが計算され
る。
分波・合波器4の分岐比Ra=30、2×2光不等分配
器5の分岐比Rb=14とすれば良いことが計算され
る。
【0051】図4、図8及び図10に示すような4端子
ハーフカプラー、4端フルカプラー、8端子フルカプラ
ーの構造は、具体的には前記特願平2−409070号
明細書にも記載した通り、ガラス基板へのタリウム(T
l)イオン等の拡散により光導波路を形成する方法、ポ
リカーボネートに紫外線を照射して選択的に重合させて
屈折率分布を作って光導波路を形成する方法、あるい
は、融着型カプラーの組合せによって構成する方法等に
よって実現することができる。
ハーフカプラー、4端フルカプラー、8端子フルカプラ
ーの構造は、具体的には前記特願平2−409070号
明細書にも記載した通り、ガラス基板へのタリウム(T
l)イオン等の拡散により光導波路を形成する方法、ポ
リカーボネートに紫外線を照射して選択的に重合させて
屈折率分布を作って光導波路を形成する方法、あるい
は、融着型カプラーの組合せによって構成する方法等に
よって実現することができる。
【0052】以上のハーフカプラー及びフルカプラーの
構成要素の一部または全部を、方向性結合器を用いて構
成することもできる。すなわち、図5、図6、図9に示
す分配器の構成の代わりに、それぞれ図11、図12、
図13に示すような方向性結合器の構成を用いても良
い。なお、図中のue1〜ue3、uf1〜uf4、ug1〜ug4
は光入力信号を示し、ve1〜ve3、vf1〜vf4、vg1〜
vg4は光出力信号を示す。
構成要素の一部または全部を、方向性結合器を用いて構
成することもできる。すなわち、図5、図6、図9に示
す分配器の構成の代わりに、それぞれ図11、図12、
図13に示すような方向性結合器の構成を用いても良
い。なお、図中のue1〜ue3、uf1〜uf4、ug1〜ug4
は光入力信号を示し、ve1〜ve3、vf1〜vf4、vg1〜
vg4は光出力信号を示す。
【0053】ガラス基板へのタリウム(Tl)イオン等
の拡散により光導波路を形成する場合は、方向性結合器
を用いて構成する方が実現し易い。この製法では、異な
る径の光導波路を同一ガラス基板上に作ることが困難な
ので、不等分波・合波器を図5や図6に示すような構造
で作ることが困難だからである。
の拡散により光導波路を形成する場合は、方向性結合器
を用いて構成する方が実現し易い。この製法では、異な
る径の光導波路を同一ガラス基板上に作ることが困難な
ので、不等分波・合波器を図5や図6に示すような構造
で作ることが困難だからである。
【0054】また、ポリカーボネートを用いる場合でも
分岐比が20を越えるような極端な不等分波・合波器の
製造は難しい。それに対して方向性結合器を用いるなら
ば、分岐比が50とか100というような値のものも製
造できる。これは実用的にも重要である。なぜなら、以
上の説明は、光導波路や光ファイバーの吸収損失や放射
損失、あるいは光コネクター等の接続損失を無視してい
たが、これらの損失を考慮に入れると(2)式に示した
ハーフカプラーの分配係数aは、損失を考慮に入れない
時に比べて小さくなくてはならないはずだからである。
ただし、方向性結合器を用いた場合には、各構成要素の
光信号の分配比は、新たに設計し直さなくてはならな
い。これは、方向性結合器を用いた場合、光信号の合流
時に図5や図6に示す構造にはない原理的な損失がある
ためである。すなわち、図14及び図15に示されるよ
うに、入力光成分60a、60bに対して、有効出力光
成分61a、61bの他に、光信号の損失成分62a、
62bが存在するためである。
分岐比が20を越えるような極端な不等分波・合波器の
製造は難しい。それに対して方向性結合器を用いるなら
ば、分岐比が50とか100というような値のものも製
造できる。これは実用的にも重要である。なぜなら、以
上の説明は、光導波路や光ファイバーの吸収損失や放射
損失、あるいは光コネクター等の接続損失を無視してい
たが、これらの損失を考慮に入れると(2)式に示した
ハーフカプラーの分配係数aは、損失を考慮に入れない
時に比べて小さくなくてはならないはずだからである。
ただし、方向性結合器を用いた場合には、各構成要素の
光信号の分配比は、新たに設計し直さなくてはならな
い。これは、方向性結合器を用いた場合、光信号の合流
時に図5や図6に示す構造にはない原理的な損失がある
ためである。すなわち、図14及び図15に示されるよ
うに、入力光成分60a、60bに対して、有効出力光
成分61a、61bの他に、光信号の損失成分62a、
62bが存在するためである。
【0055】図16は、図4に示した構造を有する4端
子ハーフカプラー31と図8に示した構造を有する4端
子フルカプラー30の組合せによって構成された光通信
ネットワークの一実施例である。なお、ここでは4端子
ハーフカプラー31の伝達特性は、(12)式に示した
ものを用いている。ノード33は、4端子ハーフカプラ
ー31を介して4端子フルカプラー30に接続される。
ノードとはワークステーション、ファイルサーバー、プ
リンター等を意味している。4端子フルカプラー30同
志は、中継増幅器32を介して互いに接続されている。
中継増幅器32は、半導体レーザー増幅器あるいは希土
類ドープファイバー増幅器のような双方向性の光増幅
器、または再生中継増幅器である。なお、希土類ドープ
ファイバー増幅器については、堀口「光ファイバー増幅
器」、光学、第19巻第5号、P276〜P282参
照。また、半導体レーザー増幅器については、島田、中
川「光通信システムに用いる半導体レーザー増幅器の研
究状況」、O plus E、1989年8月号、p1
06〜p111参照。
子ハーフカプラー31と図8に示した構造を有する4端
子フルカプラー30の組合せによって構成された光通信
ネットワークの一実施例である。なお、ここでは4端子
ハーフカプラー31の伝達特性は、(12)式に示した
ものを用いている。ノード33は、4端子ハーフカプラ
ー31を介して4端子フルカプラー30に接続される。
ノードとはワークステーション、ファイルサーバー、プ
リンター等を意味している。4端子フルカプラー30同
志は、中継増幅器32を介して互いに接続されている。
中継増幅器32は、半導体レーザー増幅器あるいは希土
類ドープファイバー増幅器のような双方向性の光増幅
器、または再生中継増幅器である。なお、希土類ドープ
ファイバー増幅器については、堀口「光ファイバー増幅
器」、光学、第19巻第5号、P276〜P282参
照。また、半導体レーザー増幅器については、島田、中
川「光通信システムに用いる半導体レーザー増幅器の研
究状況」、O plus E、1989年8月号、p1
06〜p111参照。
【0056】また、中継増幅器34を介してハーフカプ
ラー31と4端子フルカプラー30とを接続することも
できる。この場合、中継増幅器34は中継増幅器32に
比べて高い利得を持つ必要がある。分配損失以外の損失
のない理想的な場合を考えると、中継増幅器32に必要
な利得は(m−1)倍、中継増幅器34に必要な利得は
(nm−1)倍となる。約n倍の利得差があることにな
る。なお、ネットワークを構成するに当たっては前記特
願平2−409070号明細書にも記載した通り、ネッ
トワーク中に閉ループを形成するような接続をおこなっ
てはならない。
ラー31と4端子フルカプラー30とを接続することも
できる。この場合、中継増幅器34は中継増幅器32に
比べて高い利得を持つ必要がある。分配損失以外の損失
のない理想的な場合を考えると、中継増幅器32に必要
な利得は(m−1)倍、中継増幅器34に必要な利得は
(nm−1)倍となる。約n倍の利得差があることにな
る。なお、ネットワークを構成するに当たっては前記特
願平2−409070号明細書にも記載した通り、ネッ
トワーク中に閉ループを形成するような接続をおこなっ
てはならない。
【0057】図17は、図4に示した構造を有する4端
子ハーフカプラー31と図10に示した構造を有する8
端子フルカプラー36の組合せによって構成された光通
信ネットワークの実施例である。4端子ハーフカプラー
31の伝達特性は、図16で示した例とは違って(1
3)式に示したものを用いている。中継増幅器32は、
図16の場合に比べて高い利得が必要である。他の構成
は図16の構成と同じである。
子ハーフカプラー31と図10に示した構造を有する8
端子フルカプラー36の組合せによって構成された光通
信ネットワークの実施例である。4端子ハーフカプラー
31の伝達特性は、図16で示した例とは違って(1
3)式に示したものを用いている。中継増幅器32は、
図16の場合に比べて高い利得が必要である。他の構成
は図16の構成と同じである。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
不均一な伝達特性を有するスターカプラーと、均一な伝
達特性を有するスターカプラーとを組み合せて使用する
ことにより、スターカプラー単体としては端子数が少な
いものを使用できる。従って、製造が容易な少端子数の
スターカプラを使用して大規模なネットワークを容易に
構築することができる。また、スターカプラーの追加に
より容易にネットワークを拡大することができるので、
初期投資額を少なくすることができる。
不均一な伝達特性を有するスターカプラーと、均一な伝
達特性を有するスターカプラーとを組み合せて使用する
ことにより、スターカプラー単体としては端子数が少な
いものを使用できる。従って、製造が容易な少端子数の
スターカプラを使用して大規模なネットワークを容易に
構築することができる。また、スターカプラーの追加に
より容易にネットワークを拡大することができるので、
初期投資額を少なくすることができる。
【図1】 本発明のスターカプラーにおいて、特定の一
端子以外の端子へ入力した信号の分配の様子を示す概念
図である。
端子以外の端子へ入力した信号の分配の様子を示す概念
図である。
【図2】 本発明のスターカプラーにおいて、特定の一
端子から入力した信号の分配の様子を示す概念図であ
る。
端子から入力した信号の分配の様子を示す概念図であ
る。
【図3】 本発明による5端子スターカプラー(4端子
ハーフカプラー)と、他端子への伝達特性が概略等しい
4端子スターカプラーを接続して構成したネットワーク
における信号の分配の様子を示す概念図である。
ハーフカプラー)と、他端子への伝達特性が概略等しい
4端子スターカプラーを接続して構成したネットワーク
における信号の分配の様子を示す概念図である。
【図4】 本発明の実施例である5端子スターカプラー
を基板上に光集積回路として実現した場合の平面図であ
る。
を基板上に光集積回路として実現した場合の平面図であ
る。
【図5】 1×2光不等分波・合波器の平面図である。
【図6】 2×2光不等分配器の平面図である。
【図7】 1×2光等分波・合波器の平面図である。
【図8】 本発明の光通信ネットワークに用いる4端子
スターカプラーの平面図である。
スターカプラーの平面図である。
【図9】 図8の4端子スターカプラーにおいて使用さ
れる2×2光等分配器の平面図である。
れる2×2光等分配器の平面図である。
【図10】 本発明の光通信ネットワークに用いる8端
子スターカプラーの平面図である。
子スターカプラーの平面図である。
【図11】 方向性結合器を使用した1×2光不等分波
・合波器の平面図である。
・合波器の平面図である。
【図12】 方向性結合器を使用した2×2光不等分配
器の平面図である。
器の平面図である。
【図13】 方向性結合器を使用した2×2光等分配器
の平面図である。
の平面図である。
【図14】 方向性結合器を使用した光合波器におい
て、主光導波路からの入力光信号に対して光信号の損失
が生じることを示す図である。
て、主光導波路からの入力光信号に対して光信号の損失
が生じることを示す図である。
【図15】 方向性結合器を使用した光合波器におい
て、副光導波路からの入力光信号に対して光信号の損失
が生じることを示す図である。
て、副光導波路からの入力光信号に対して光信号の損失
が生じることを示す図である。
【図16】 本発明の4端子スターカプラーと他端子へ
の伝達特性が概略等しい4端子のスターカプラーを組み
合せて構成した光通信ネットワークの実施例を示す図で
ある。
の伝達特性が概略等しい4端子のスターカプラーを組み
合せて構成した光通信ネットワークの実施例を示す図で
ある。
【図17】 本発明の4端子スターカプラーと他端子へ
の伝達特性が概略等しい8端子のスターカプラーを組み
合せて構成した光通信ネットワークの実施例を示す図で
ある。
の伝達特性が概略等しい8端子のスターカプラーを組み
合せて構成した光通信ネットワークの実施例を示す図で
ある。
【図18】 一般的なネットワークの構成例を示す図で
ある。
ある。
【図19】 スターカプラーを使用して構成したネット
ワークの例を示す図である。
ワークの例を示す図である。
【図20】 ガラス基板上に実現されたスターカプラー
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図21】 二つのスターカプラーを接続した場合の構
成を模式的に示した図である。
成を模式的に示した図である。
【図22】 二つのスターカプラーを接続した場合の信
号の循環を表す図である。
号の循環を表す図である。
1 光信号、2 基板、3 1×2光等分波・合波器、
4 1×2光不等分波・合波器、5 2×2光不等分配
器、6 光ファイバー、9 1×2光等分波・合波器、
10 1×2光不等分波・合波器、11〜18 光導波
路、19 2×2光等分配器、20 光導波路、21
タップ、22 発光素子、23 受光素子、24 スタ
ーカプラー、25 端子、26 ミキシング部、27
光導波路、28 ガラス基板、29 同軸ケーブル、3
0 4端子フルカプラー、31 4端子ハーフカプラ
ー、32 中継増幅器、33 ノード、34 中継増幅
器、35a,35b 光ファイバー、36 8端子フル
カプラー、40〜51 スターカプラーの端子、60
a,60b 入力光成分、61a,61b 有効入力光
成分、62a,62b 損失成分、A,B スターカプ
ラー、FC フルカプラーHC1,HC2 ハーフカプ
ラー、P0 〜P4 ,P1a〜P4a,P1b〜P4b,P0a〜P
0b 端子、R 光導波路の曲率半径、ua1〜ug4 光入
力信号、va1〜vg4 光出力信号、S 光信号、Xn
入力光信号、Yn 出力光信号、a〜cスターカプラー
の信号分配係数
4 1×2光不等分波・合波器、5 2×2光不等分配
器、6 光ファイバー、9 1×2光等分波・合波器、
10 1×2光不等分波・合波器、11〜18 光導波
路、19 2×2光等分配器、20 光導波路、21
タップ、22 発光素子、23 受光素子、24 スタ
ーカプラー、25 端子、26 ミキシング部、27
光導波路、28 ガラス基板、29 同軸ケーブル、3
0 4端子フルカプラー、31 4端子ハーフカプラ
ー、32 中継増幅器、33 ノード、34 中継増幅
器、35a,35b 光ファイバー、36 8端子フル
カプラー、40〜51 スターカプラーの端子、60
a,60b 入力光成分、61a,61b 有効入力光
成分、62a,62b 損失成分、A,B スターカプ
ラー、FC フルカプラーHC1,HC2 ハーフカプ
ラー、P0 〜P4 ,P1a〜P4a,P1b〜P4b,P0a〜P
0b 端子、R 光導波路の曲率半径、ua1〜ug4 光入
力信号、va1〜vg4 光出力信号、S 光信号、Xn
入力光信号、Yn 出力光信号、a〜cスターカプラー
の信号分配係数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/44 H04L 11/00 340
Claims (5)
- 【請求項1】 3個以上の複数の端子を有し、光信号の
入出力が同一の端子から行われ、自端子への入力信号が
該自端子からの出力信号としては分配されない特性を有
する受動型スターカプラーにおいて、 前記端子の内の特定の一端子が他の受動型スターカプラ
に接続されるべき端子であり、該特定の一端子から入力
した光信号は前記特定の一端子以外の全ての端子に実質
的に均等に分配され、前記特定の一端子以外の端子から
入力した光信号の前記特定の一端子への分配比が他の端
子への分配比に比べて一番大きいことを特徴とする受動
型スターカプラー 。 - 【請求項2】 請求項1記載の受動型スターカプラにお
いて、下記の式を満たす伝達特性を有する受動型スター
カプラ。 【数1】 ただし、x 0 とy 0 はそれぞれ前記特定の一端子への入
力信号と前記特定の一端子からの出力信号、
x 1 ,....,x n ,y 1 ,....,y n はそれぞ
れ前記特定の一端子以外の端子への入力信号と前記特定
の一端子以外の端子からの出力信号である。 - 【請求項3】 請求項1記載の受動型スターカプラーに
おいて、 前記特定の一端子以外の端子に対応させて、光不等分配
器を設けることによって、前記特定の一端子以外の端子
から入力した光信号の前記特定の一端子への分配比が、
他の端子への分配比に比べて一番大きくなるように分配
比を定めたことを特徴とする受動型スターカプラー。 - 【請求項4】 3個以上の複数の端子を有し、光信号の
入出力が同一の端子から行われ、自端子への入力信号が
該自端子からの出力信号としては分配されず、自端子以
外の端子には全ての端子に実質的に均等に分配される特
性を有する受動型スターカプラーと、請求項1記載の受
動型スターカプラーと、光ファイバーとを備え、請求項
1記載の受動型スターカプラーの前記特定の一端子と、
前記自端子以外の端子には全ての端子に実質的に均等に
分配される特性を有する受動型スターカプラの一つの端
子を前記光ファイバを介して接続したことを特徴とする
光通信ネットワーク。 - 【請求項5】 請求項4記載の光通信ネットワークにお
いて、 さらに少なくとも一つのノードを備え、請求項1記載の
受動型スターカプラの前記特定の一端子以外の端子と、
前記ノードとを光ファイバーを介して接続したことを特
徴とする光通信ネットワーク。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3150460A JPH087296B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 受動型スターカプラー及び光通信ネットワーク |
| US07/813,443 US5282257A (en) | 1990-12-28 | 1991-12-26 | Star coupler and optical communication network |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3150460A JPH087296B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 受動型スターカプラー及び光通信ネットワーク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04372909A JPH04372909A (ja) | 1992-12-25 |
| JPH087296B2 true JPH087296B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=15497414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3150460A Expired - Fee Related JPH087296B2 (ja) | 1990-12-28 | 1991-06-21 | 受動型スターカプラー及び光通信ネットワーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH087296B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP3461653B2 (ja) | 1995-10-19 | 2003-10-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 光ファイバ伝送と自由空間伝送に共用可能な光送受信器および光通信ネットワーク |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP3150460A patent/JPH087296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04372909A (ja) | 1992-12-25 |
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