JPH0438106Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0438106Y2 JPH0438106Y2 JP11381187U JP11381187U JPH0438106Y2 JP H0438106 Y2 JPH0438106 Y2 JP H0438106Y2 JP 11381187 U JP11381187 U JP 11381187U JP 11381187 U JP11381187 U JP 11381187U JP H0438106 Y2 JPH0438106 Y2 JP H0438106Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- drum
- clutch
- diameter portion
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 22
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 9
- 238000002955 isolation Methods 0.000 claims description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、遠心クラツチもしくはドラムブレー
キ等の拡開式遠心断接機において、遠心方向に拡
開するシユーがドラムに係合して該断接機が接続
する時の振動による音の発生を防止するために、
該ドラムの外周面に嵌着される防振リングに関す
る。
キ等の拡開式遠心断接機において、遠心方向に拡
開するシユーがドラムに係合して該断接機が接続
する時の振動による音の発生を防止するために、
該ドラムの外周面に嵌着される防振リングに関す
る。
従来技術
従来、自動二輪車の拡開式遠心断接機におい
て、遠心力により拡開するシユーが内周面に接離
する略椀状のドラム状のアウタ部材の外周面に、
リング状の防振部材を当接固着して、シユーとド
ラムの接続時にドラムが振動して通常「鳴き」と
呼ばれる音を発生するのを防止するようにした鳴
き防止装置が、実開昭59−37440号公報により知
られている。上記防振部材はドラム状のアウタ部
材の固有振動数に応じてその材質、板厚、巾が決
定され、ドラム状のアウタ部材の外周面に圧入等
により強固に固着されて、該アウタ部材を外周面
において補強し振動を抑制する。
て、遠心力により拡開するシユーが内周面に接離
する略椀状のドラム状のアウタ部材の外周面に、
リング状の防振部材を当接固着して、シユーとド
ラムの接続時にドラムが振動して通常「鳴き」と
呼ばれる音を発生するのを防止するようにした鳴
き防止装置が、実開昭59−37440号公報により知
られている。上記防振部材はドラム状のアウタ部
材の固有振動数に応じてその材質、板厚、巾が決
定され、ドラム状のアウタ部材の外周面に圧入等
により強固に固着されて、該アウタ部材を外周面
において補強し振動を抑制する。
考案が解決しようとする問題点
上記従来の鳴き防止装置においては、防振部材
をドラム状のアウタ部材に圧入する時に全周にわ
たつて均一な圧入代が得られず圧入代にばらつき
を生じたり、あるいは圧入後に行われる熱処理等
により変形を生じたりして、このため防振効果が
思うように得られない場合があつた。
をドラム状のアウタ部材に圧入する時に全周にわ
たつて均一な圧入代が得られず圧入代にばらつき
を生じたり、あるいは圧入後に行われる熱処理等
により変形を生じたりして、このため防振効果が
思うように得られない場合があつた。
問題点を解決するための手段および作用
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、本考案においては、クラツチやブレーキ
等の拡開式遠心断接機のドラム外周面に嵌着され
る防振リングに、該ドラムの外周面に積極的に圧
着される小径部分と、該外周面に緩着される大径
部分とを設け、前記小径部分を少なくとも、前記
クラツチアウタの可聴周波数範囲内の振動モード
における隣り合う2つの節にまたがる周長にわた
つて形成する。
であり、本考案においては、クラツチやブレーキ
等の拡開式遠心断接機のドラム外周面に嵌着され
る防振リングに、該ドラムの外周面に積極的に圧
着される小径部分と、該外周面に緩着される大径
部分とを設け、前記小径部分を少なくとも、前記
クラツチアウタの可聴周波数範囲内の振動モード
における隣り合う2つの節にまたがる周長にわた
つて形成する。
本考案によれば、防振リングはドラムの外周面
に全周にわたつて満遍なく圧入されるのではな
く、小径部分だけが該外周面に積極的に圧着され
る。従つてこの小径部分はドラム外周面と常に安
定した確実な密着状態を保つ。しかしてこの小径
部分は、前記「鳴き」の原因であるドラムの可聴
周波数範囲内の振動における隣り合う2つの節に
またがる周長にわたつて形成されているので、こ
のような振動が生じた時に該振動の上記2つの節
とこれらの節の間の腹部分とを同時に押えること
となり、該振動を有効に減衰させることができ
る。この時ドラムの外周面から遊離している前記
大径部分はダイナミツクダンパとして作用する。
に全周にわたつて満遍なく圧入されるのではな
く、小径部分だけが該外周面に積極的に圧着され
る。従つてこの小径部分はドラム外周面と常に安
定した確実な密着状態を保つ。しかしてこの小径
部分は、前記「鳴き」の原因であるドラムの可聴
周波数範囲内の振動における隣り合う2つの節に
またがる周長にわたつて形成されているので、こ
のような振動が生じた時に該振動の上記2つの節
とこれらの節の間の腹部分とを同時に押えること
となり、該振動を有効に減衰させることができ
る。この時ドラムの外周面から遊離している前記
大径部分はダイナミツクダンパとして作用する。
実施例
以下、本考案を図示の実施例について説明す
る。
る。
第1図は例えばスクータ型の自動二輪車におい
てよく採用されるスイング式パワーユニツト1の
平断面図である。パワーユニツト1はエンジン2
とこれから後方に延びる伝動ケース3とを一体に
連結して構成され、前端部を車体に上下に揺動可
能に枢支され、後端に後車軸4を介して後輪5が
回転自在に装着されている。
てよく採用されるスイング式パワーユニツト1の
平断面図である。パワーユニツト1はエンジン2
とこれから後方に延びる伝動ケース3とを一体に
連結して構成され、前端部を車体に上下に揺動可
能に枢支され、後端に後車軸4を介して後輪5が
回転自在に装着されている。
エンジン2から伝動ケース3内に延びる駆動軸
6に、固定プーリ半体7と可動プーリ半体8とか
ら成る駆動プーリ9が設けられ、伝動ケース3の
後部に回転自在に枢支された被動軸10に、同様
に固定プーリ半体11と可動プーリ半体12とか
ら成る被動プーリ13が設けられている。駆動プ
ーリ9の固定プーリ半体7と可動プーリ半体8と
の間隔は、駆動軸6の回転により遠心ウエイト1
4に生ずる遠心力の作用で可動プーリ半体8が軸
線方向に変位することによつて変化し、これに応
じて固定プーリ半体7と可動プーリ半体8の互い
に対向する円錐面間に挟持されたVベルト15の
半径位置が変化する。Vベルト15は駆動プーリ
9と被動プーリ13との間に掛け渡されており、
上記のようにして駆動プーリ9側における半径が
変化するのに応じて被動プーリ13側における半
径も変化し、かくして駆動軸6の回転が回転数に
応じて自動的に変速されて被動プーリ13に伝え
られる。そして被動プーリ13の回転数が所定値
に達すると、この回転が拡開式遠心断接機を構成
する遠心クラツチ16を介して被動軸10に伝達
され、さらに歯車機構17を介して後車軸4に伝
えられる。
6に、固定プーリ半体7と可動プーリ半体8とか
ら成る駆動プーリ9が設けられ、伝動ケース3の
後部に回転自在に枢支された被動軸10に、同様
に固定プーリ半体11と可動プーリ半体12とか
ら成る被動プーリ13が設けられている。駆動プ
ーリ9の固定プーリ半体7と可動プーリ半体8と
の間隔は、駆動軸6の回転により遠心ウエイト1
4に生ずる遠心力の作用で可動プーリ半体8が軸
線方向に変位することによつて変化し、これに応
じて固定プーリ半体7と可動プーリ半体8の互い
に対向する円錐面間に挟持されたVベルト15の
半径位置が変化する。Vベルト15は駆動プーリ
9と被動プーリ13との間に掛け渡されており、
上記のようにして駆動プーリ9側における半径が
変化するのに応じて被動プーリ13側における半
径も変化し、かくして駆動軸6の回転が回転数に
応じて自動的に変速されて被動プーリ13に伝え
られる。そして被動プーリ13の回転数が所定値
に達すると、この回転が拡開式遠心断接機を構成
する遠心クラツチ16を介して被動軸10に伝達
され、さらに歯車機構17を介して後車軸4に伝
えられる。
被動プーリ13の固定プーリ半体11は、被動
軸10に回転自在に装着されたボス18の一端に
固定され、該ボス18の他端には遠心クラツチ1
6のクラツチプレート19が固着されている。可
動プーリ半体12は、ボス18にこれと一体に回
転しかつ軸線方向に摺動可能に嵌合されたボス2
0の一端に固着され、この可動プーリ半体12と
クラツチプレート19との間にはスプリング21
が介挿され、可動プーリ半体12に固定プーリ半
体11の方向の偏倚力を与えている。
軸10に回転自在に装着されたボス18の一端に
固定され、該ボス18の他端には遠心クラツチ1
6のクラツチプレート19が固着されている。可
動プーリ半体12は、ボス18にこれと一体に回
転しかつ軸線方向に摺動可能に嵌合されたボス2
0の一端に固着され、この可動プーリ半体12と
クラツチプレート19との間にはスプリング21
が介挿され、可動プーリ半体12に固定プーリ半
体11の方向の偏倚力を与えている。
クラツチプレート19にはクラツチウエイト2
2(シユー)が遠心力により半径方向外方へ振り
出されるように枢着されており、ばね23によつ
て半径方向内方へ向かう偏倚力を与えられてい
る。このクラツチウエイト22を覆うように椀状
のクラツチアウタ24(ドラム)が設けられてお
り、このクラツチアウタ24はナツト25により
被動軸10に固定されている。被動プーリ13の
回転はボス18,20を経てクラツチプレート1
9に伝えられ、クラツチプレート19の回転によ
りクラツチウエイト22はばね23の偏倚力に打
勝つて半径方向外方へ振り出され、所定の回転数
に達するとクラツチウエイト22がクラツチアウ
タ24の内周面に摩擦係合して回転をクラツチア
ウタ24に伝える。すなわち遠心クラツチ16が
接続して被動プーリ13の回転が被動軸10に伝
達される。
2(シユー)が遠心力により半径方向外方へ振り
出されるように枢着されており、ばね23によつ
て半径方向内方へ向かう偏倚力を与えられてい
る。このクラツチウエイト22を覆うように椀状
のクラツチアウタ24(ドラム)が設けられてお
り、このクラツチアウタ24はナツト25により
被動軸10に固定されている。被動プーリ13の
回転はボス18,20を経てクラツチプレート1
9に伝えられ、クラツチプレート19の回転によ
りクラツチウエイト22はばね23の偏倚力に打
勝つて半径方向外方へ振り出され、所定の回転数
に達するとクラツチウエイト22がクラツチアウ
タ24の内周面に摩擦係合して回転をクラツチア
ウタ24に伝える。すなわち遠心クラツチ16が
接続して被動プーリ13の回転が被動軸10に伝
達される。
ところで、遠心クラツチ16が接続する時に
は、クラツチプレート19とクラツチアウタ24
との間の回転速度差がかなり大きい状態で、クラ
ツチウエイト22がクラツチアウタ24に係合す
るので、接続動作を円滑に行わせるにはクラツチ
アウタ24の慣性が小さいことが望ましく、この
ためクラツチアウタ24の質量はあまり大きくす
ることはできない。しかし反面、クラツチウエイ
ト22とクラツチアウタ24との周速差や摩擦力
の変化等により、クラツチの接続時にクラツチア
ウタ24が振動して音すなわち「鳴き」が発生し
易い。
は、クラツチプレート19とクラツチアウタ24
との間の回転速度差がかなり大きい状態で、クラ
ツチウエイト22がクラツチアウタ24に係合す
るので、接続動作を円滑に行わせるにはクラツチ
アウタ24の慣性が小さいことが望ましく、この
ためクラツチアウタ24の質量はあまり大きくす
ることはできない。しかし反面、クラツチウエイ
ト22とクラツチアウタ24との周速差や摩擦力
の変化等により、クラツチの接続時にクラツチア
ウタ24が振動して音すなわち「鳴き」が発生し
易い。
従つて、クラツチアウタ24の上記振動を抑制
するために、クラツチアウタ24の外周面に本考
案によるクラツチアウタ防振リング26が嵌着さ
れている。このクラツチアウタ防振リング26は
椀状のクラツチアウタ24の外周面に沿う筒状の
リング部分26aと、内方へ弯曲しクラツチアウ
タ24の底壁外縁部分に沿う縁部分26bとから
成り、リング部分26aをクラツチアウタ24の
外周面に圧嵌するとともに縁部分26bを適宜ク
ラツチアウタ24の底壁外縁部分にスポツト溶接
して取付けてある。
するために、クラツチアウタ24の外周面に本考
案によるクラツチアウタ防振リング26が嵌着さ
れている。このクラツチアウタ防振リング26は
椀状のクラツチアウタ24の外周面に沿う筒状の
リング部分26aと、内方へ弯曲しクラツチアウ
タ24の底壁外縁部分に沿う縁部分26bとから
成り、リング部分26aをクラツチアウタ24の
外周面に圧嵌するとともに縁部分26bを適宜ク
ラツチアウタ24の底壁外縁部分にスポツト溶接
して取付けてある。
クラツチアウタ防振リング26のリング部分2
6aは、第2図に示すように、円周方向の一部分
を他の部分より僅かに小径にしてある。すなわち
小径部分27と大径部分28とを円周方向に順次
連接した形状をなしている。そしてこのリング部
分26aは、第3図に示すように、クラツチアウ
タ24の外周面に前記小径部分27をリング部分
26aの弾性により強力に圧着させた状態で嵌着
されて、大径部分28はクラツチアウタ24の外
周面から僅かな隙間を介して遊離している。ある
いは、小径部分27が拡径することにより大径部
分28が縮径して、該大径部分28がクラツチア
ウタ24の外周面に軽く接触した緩着状態とな
る。
6aは、第2図に示すように、円周方向の一部分
を他の部分より僅かに小径にしてある。すなわち
小径部分27と大径部分28とを円周方向に順次
連接した形状をなしている。そしてこのリング部
分26aは、第3図に示すように、クラツチアウ
タ24の外周面に前記小径部分27をリング部分
26aの弾性により強力に圧着させた状態で嵌着
されて、大径部分28はクラツチアウタ24の外
周面から僅かな隙間を介して遊離している。ある
いは、小径部分27が拡径することにより大径部
分28が縮径して、該大径部分28がクラツチア
ウタ24の外周面に軽く接触した緩着状態とな
る。
一般に、リングの面内振動の振動数fは、面内
の曲げこわさをEI、中心線の半径をR、単位長
さをγとすれば、 であらわされ、変形の波数nにより種々の振動モ
ードがある。これらの振動モードはモーダル解析
等によつて容易に明らかにすることができるが、
いま、前記「鳴き」の主因となるクラツチアウタ
24の円筒(リング)部分の振動(振動数fは当
然可聴周波数範囲内である)がn=3に相当する
振動であつたとすると、その振動モードは第4図
にmで示すように、クラツチアウタ24上に等間
隔に2nすなわち6個の節29を有し、隣り合う
節29の間がそれぞれ腹30となる。
の曲げこわさをEI、中心線の半径をR、単位長
さをγとすれば、 であらわされ、変形の波数nにより種々の振動モ
ードがある。これらの振動モードはモーダル解析
等によつて容易に明らかにすることができるが、
いま、前記「鳴き」の主因となるクラツチアウタ
24の円筒(リング)部分の振動(振動数fは当
然可聴周波数範囲内である)がn=3に相当する
振動であつたとすると、その振動モードは第4図
にmで示すように、クラツチアウタ24上に等間
隔に2nすなわち6個の節29を有し、隣り合う
節29の間がそれぞれ腹30となる。
第2図に図示した本実施例のクラツチアウタ防
振リング26はこのようにn=3の振動モードに
対処するものであり、前記小径部分27が直径上
に相対向してそれぞれ円周角α=60°にわたつて
設けられている。第4図の振動モードにおいて隣
り合う2つの節29,29がクラツチアウタ24
の中心に対して臨む円周角αは60°であるので、
クラツチアウタ24の外周面上に圧着された小径
部分27は、第4図に破線で示すように、隣り合
う節29a,29bとその間の腹30aとを同時
に押さえ、これによりクラツチアウタ24の振動
を有効に抑圧することができる。クラツチアウタ
24の外周面は小径部分27と接触する部分にお
いて該小径部分27により押さえ付けられている
ので、クラツチアウタ24の振動に際して節29
が小径部分27の両端部に生ずることは明白であ
る。
振リング26はこのようにn=3の振動モードに
対処するものであり、前記小径部分27が直径上
に相対向してそれぞれ円周角α=60°にわたつて
設けられている。第4図の振動モードにおいて隣
り合う2つの節29,29がクラツチアウタ24
の中心に対して臨む円周角αは60°であるので、
クラツチアウタ24の外周面上に圧着された小径
部分27は、第4図に破線で示すように、隣り合
う節29a,29bとその間の腹30aとを同時
に押さえ、これによりクラツチアウタ24の振動
を有効に抑圧することができる。クラツチアウタ
24の外周面は小径部分27と接触する部分にお
いて該小径部分27により押さえ付けられている
ので、クラツチアウタ24の振動に際して節29
が小径部分27の両端部に生ずることは明白であ
る。
小径部分27がクラツチアウタ防振リング26
の中心に対して張る円周角αは必ずしも図示のよ
うに厳密に60°とする必要はなく、60°以上であれ
ばよい。いずれにしても、小径部分27はクラツ
チアウタ防振リング26の円周上の限られた部分
にだけ形成され、クラツチアウタ防振リング26
はその全周にわたつてクラツチアウタ24の外周
面に圧着せず、上記限られた小径部分27におい
てのみ圧着するので、小径部分27によるクラツ
チアウタ24外周面の締付けは確実で、この締付
力にばらつきが生じたり、あるいはクラツチアウ
タ防振リング26をクラツチアウタ24に嵌着し
た後両者をともに熱処理してもこれによる変形に
よつて上記締付力が著しく変化することもなく、
常に安定した振動抑圧効果が得られる。その上、
クラツチアウタ24外周面に緩着されている大径
部分28が、振動に際してダイナミツクダンパと
して作用し、防振効果をさらに向上させる。ま
た、大径部分28がクラツチアウタ24外周面に
接触している場合には、この接触部分におけるク
ラツチアウタの部分的な振動も該大径部分28に
よつて抑制される。
の中心に対して張る円周角αは必ずしも図示のよ
うに厳密に60°とする必要はなく、60°以上であれ
ばよい。いずれにしても、小径部分27はクラツ
チアウタ防振リング26の円周上の限られた部分
にだけ形成され、クラツチアウタ防振リング26
はその全周にわたつてクラツチアウタ24の外周
面に圧着せず、上記限られた小径部分27におい
てのみ圧着するので、小径部分27によるクラツ
チアウタ24外周面の締付けは確実で、この締付
力にばらつきが生じたり、あるいはクラツチアウ
タ防振リング26をクラツチアウタ24に嵌着し
た後両者をともに熱処理してもこれによる変形に
よつて上記締付力が著しく変化することもなく、
常に安定した振動抑圧効果が得られる。その上、
クラツチアウタ24外周面に緩着されている大径
部分28が、振動に際してダイナミツクダンパと
して作用し、防振効果をさらに向上させる。ま
た、大径部分28がクラツチアウタ24外周面に
接触している場合には、この接触部分におけるク
ラツチアウタの部分的な振動も該大径部分28に
よつて抑制される。
上記のようにn=3の振動モードに対応させて
αを60°またはそれ以上に選定したクラツチアウ
タ防振リング26は、より高次の振動、例えば隣
り合う節点間の円周角が45°であるn=4の振動
モードに対しても有効である。しかし小径部分2
7の円周角αは必ずしも約60°に限定されるもの
ではなく、対象とする振動モードに応じて変えて
もよく、例えば「鳴き」の主原因である振動が上
記のようなn=4の振動モードのものである場合
にはαを約45°に選択してもよい。
αを60°またはそれ以上に選定したクラツチアウ
タ防振リング26は、より高次の振動、例えば隣
り合う節点間の円周角が45°であるn=4の振動
モードに対しても有効である。しかし小径部分2
7の円周角αは必ずしも約60°に限定されるもの
ではなく、対象とする振動モードに応じて変えて
もよく、例えば「鳴き」の主原因である振動が上
記のようなn=4の振動モードのものである場合
にはαを約45°に選択してもよい。
以上、パワーユニツト1の遠心クラツチ16に
適用された本考案による防振リング26について
詳細に説明したが、パワーユニツト1にはさらに
他の拡開式遠心断接機すなわちドラムブレーキ3
1が設けられており、このドラムブレーキ31に
も本考案が適用されている。
適用された本考案による防振リング26について
詳細に説明したが、パワーユニツト1にはさらに
他の拡開式遠心断接機すなわちドラムブレーキ3
1が設けられており、このドラムブレーキ31に
も本考案が適用されている。
このドラムブレーキ31は、第5図に示すよう
に、後輪5と一体に回転するドラム32と、伝動
ケース3に軸33を介して枢着され、ブレーキ操
作により半径方向外方へ揺動して前記ドラム32
の内周面に摩擦係合するシユー34とから成り、
該ドラム32の外周面に、前述の防振リング26
と同様な防振リング34が圧入嵌着されている。
に、後輪5と一体に回転するドラム32と、伝動
ケース3に軸33を介して枢着され、ブレーキ操
作により半径方向外方へ揺動して前記ドラム32
の内周面に摩擦係合するシユー34とから成り、
該ドラム32の外周面に、前述の防振リング26
と同様な防振リング34が圧入嵌着されている。
考案の効果
以上の通り、本考案においては、拡開式遠心断
接機のドラム外周面に嵌着される防振リングに、
ドラムの外周面に積極的に圧着される小径部分
と、該外周面に緩着される大径部分とを設け、前
記小径部分を少なくとも、前記ドラムの可聴周波
数範囲内の振動モードにおける隣り合う2つの節
にまたがる周長にわたつて形成したので、拡開式
遠心断接機の接続時等に生ずるドラムの振動を確
実に抑圧減衰させて、音の発生を防止することが
できる。
接機のドラム外周面に嵌着される防振リングに、
ドラムの外周面に積極的に圧着される小径部分
と、該外周面に緩着される大径部分とを設け、前
記小径部分を少なくとも、前記ドラムの可聴周波
数範囲内の振動モードにおける隣り合う2つの節
にまたがる周長にわたつて形成したので、拡開式
遠心断接機の接続時等に生ずるドラムの振動を確
実に抑圧減衰させて、音の発生を防止することが
できる。
第1図は本考案を適用したクラツチおよびドラ
ムブレーキを有するスイング式パワーユニツトの
平断面図、第2図は本考案によるクラツチアウタ
防振リングの一実施例の正面図、第3図は同クラ
ツチアウタ防振リングを嵌着したクラツチアウタ
の部分的横断面図、第4図はクラツチアウタの振
動モードの一例を示す図面、第5図は第1図の一
部拡大図で本考案の他の実施例を示す図面であ
る。 1……パワーユニツト、2……エンジン、3…
…伝動ケース、4……後車軸、5……後輪、6…
…駆動軸、7……固定プーリ半体、8……可動プ
ーリ半体、9……駆動プーリ、10……被動軸、
11……固定プーリ半体、12……可動プーリ半
体、13……被動プーリ、14……遠心ウエイ
ト、15……Vべルト、16……遠心クラツチ、
17……歯車機構、18……ボス、19……クラ
ツチプレート、21……スプリング、22……ク
ラツチウエイト、23……ばね、24……クラツ
チアウタ、25……ナツト、26……クラツチア
ウタ防振リング、27……小径部分、28……大
径部分、29……節、30……腹、31……ドラ
ムブレーキ、32……ドラム、33……軸、34
……シユー、35……防振リング。
ムブレーキを有するスイング式パワーユニツトの
平断面図、第2図は本考案によるクラツチアウタ
防振リングの一実施例の正面図、第3図は同クラ
ツチアウタ防振リングを嵌着したクラツチアウタ
の部分的横断面図、第4図はクラツチアウタの振
動モードの一例を示す図面、第5図は第1図の一
部拡大図で本考案の他の実施例を示す図面であ
る。 1……パワーユニツト、2……エンジン、3…
…伝動ケース、4……後車軸、5……後輪、6…
…駆動軸、7……固定プーリ半体、8……可動プ
ーリ半体、9……駆動プーリ、10……被動軸、
11……固定プーリ半体、12……可動プーリ半
体、13……被動プーリ、14……遠心ウエイ
ト、15……Vべルト、16……遠心クラツチ、
17……歯車機構、18……ボス、19……クラ
ツチプレート、21……スプリング、22……ク
ラツチウエイト、23……ばね、24……クラツ
チアウタ、25……ナツト、26……クラツチア
ウタ防振リング、27……小径部分、28……大
径部分、29……節、30……腹、31……ドラ
ムブレーキ、32……ドラム、33……軸、34
……シユー、35……防振リング。
Claims (1)
- 遠心方向に拡開するシユーと該シユーに係合す
るドラムとから成る拡開式遠心断接機の前記ドラ
ム外周面に嵌着される防振リングにおいて、前記
ドラムの外周面に積極的に圧着される小径部分
と、該外周面に緩着される大径部分とを備え、前
記小径部分を少なくとも、前記ドラムの可聴周波
数範囲内の振動モードにおける隣り合う2つの節
にまたがる周長にわたつて形成したことを特徴と
する拡開式遠心断接機の防振リング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11381187U JPH0438106Y2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11381187U JPH0438106Y2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6429540U JPS6429540U (ja) | 1989-02-22 |
| JPH0438106Y2 true JPH0438106Y2 (ja) | 1992-09-07 |
Family
ID=31353982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11381187U Expired JPH0438106Y2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0438106Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-27 JP JP11381187U patent/JPH0438106Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6429540U (ja) | 1989-02-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4664900B2 (ja) | クランクシャフトトルクモジュレータ | |
| JP5561375B2 (ja) | 車両用ダンパ装置 | |
| JPH02300543A (ja) | トルク変動吸収装置 | |
| JP3679901B2 (ja) | フライホイール組立体、及びトルクコンバータ | |
| JP3558462B2 (ja) | フライホイール組立体 | |
| JPS61215830A (ja) | ダイナミツクダンパ−付きフライホイ−ル | |
| JPH0438106Y2 (ja) | ||
| JP3669664B2 (ja) | フライホイール組立体 | |
| JP3322015B2 (ja) | 摩擦係合装置のハウジング制振構造 | |
| JPH04351345A (ja) | 伝動ベルト用プーリーを備えたねじり振動ダンパー | |
| JPH0463253B2 (ja) | ||
| KR200206541Y1 (ko) | 자동차의 이중질량 진동감쇠 플라이휠 | |
| JP3322014B2 (ja) | 摩擦係合装置のハウジング制振構造 | |
| JP5831702B2 (ja) | 回転変動吸収ダンパプーリ | |
| JPS6023214Y2 (ja) | トランスミツシヨンコントロ−ルレバ−の振動防止装置 | |
| KR20200135197A (ko) | 적어도 제 1 댐퍼 및 동적 진동 흡수기가 장착된 전달 장치 | |
| JP2635586B2 (ja) | 軸方向作用バネ座金の組合せ体及び該軸方向作用バネ座金の組合せ体を含むトランスミッション用ダンパホイール | |
| KR101247405B1 (ko) | 내연 기관용 댐퍼 | |
| KR20010091528A (ko) | 자동차의 이중질량 진동감쇠 플라이휠 | |
| JP2021177083A (ja) | デュアルマスフライホイール | |
| JPS5926823B2 (ja) | 車輌用動力伝達装置 | |
| JP3155114B2 (ja) | 遠心クラッチの従動ドラム構造 | |
| JPH081299Y2 (ja) | 遠心クラッチ | |
| JPH0643559Y2 (ja) | トルク変動吸収装置 | |
| JP7526072B2 (ja) | トルク変動抑制装置 |