JPH0438117Y2 - - Google Patents

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JPH0438117Y2
JPH0438117Y2 JP1986023956U JP2395686U JPH0438117Y2 JP H0438117 Y2 JPH0438117 Y2 JP H0438117Y2 JP 1986023956 U JP1986023956 U JP 1986023956U JP 2395686 U JP2395686 U JP 2395686U JP H0438117 Y2 JPH0438117 Y2 JP H0438117Y2
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vehicle
stopper
support metal
fitting
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、パワーユニツトを車体に対して防振
支持せしめるエンジンマウントに係り、特にパワ
ーユニツト側に取り付けられる上部支持金具と車
体側に取り付けられる下部支持金具との間にゴム
ブロツクが介在せしめられて成る形式のエンジン
マウントにおいて、上部支持金具と下部支持金具
との、車両のバウンド方向、リバウンド方向およ
び前後方向の各方向における一定以上の相対変位
を規制するストツパ機構の改良に関するものであ
る。
(従来技術とその問題点) 従来より、自動車等の車両において、上部支持
金具と下部支持金具との間にゴムブロツクを介在
させ、上部支持金具をエンジンやミツシヨン等を
含むパワーユニツト側に、また下部支持金具を車
体側に、通常、マウント上部が車両センター側に
傾斜する状態となるように、それぞれ取り付ける
ことにより、パワーユニツトを車体に対して防振
支持せしめるようにしたエンジンマウントが知ら
れている。
ところで、このようなエンジンマウントでは、
上部支持金具と下部支持金具との間に、それら上
部支持金具と下部支持金具とが車両のバウンド方
向、リバウンド方向および前後方向の各方向にお
いてそれぞれ一定以上相対変位することを規制す
るために、所定のストツパ機構が設けられ、この
ストツパ機構によつてパワーユニツトが車体に対
して一定以上相対移動することを規制することが
行なわれているが、従来のエンジンマウントで
は、上部支持金具に取り付けられるストツパプレ
ートと下部支持金具を車体側に取り付けるための
取付ブラケツトとに、前記車両のバウンド方向、
リバウンド方向および前後方向の各方向において
それぞれ所定の間隙をもつて対向する当接部が曲
折形成されることにより、そのようなストツパ機
構が形成されていた。そして、それらストツパプ
レートと取付ブラケツトとの相対向する当接部の
当接により、それら各方向における上部支持金具
と下部支持金具との一定以上の相対変位が規制さ
れるようになつていた。そしてそのために、従来
のエンジンマウントでは、それらストツパ機能を
得るための当接部の形成に起因して、ストツパプ
レートと取付ブラケツトとが必然的に大形、重量
化し、ひいてはエンジンマウントが大形、重量化
するといつた不具合があつた。
すなわち、上述の如き従来のエンジンマウント
では、実開昭59−196744号公報にも示されている
ように、ストツパプレートおよび取付ブラケツト
の車両バウンド方向において相対向する当接部と
車両リバウンド方向において相対向する当接部と
は、それらストツパプレートおよび取付ブラケツ
トの製作上の制約や各支持金具への組付上の制
約、あるいは各当接部の強度上の制約などから、
それぞれ独立して形成する必要があり、しかも取
付ブラケツトには、ゴムブロツクを挟んで対向す
る長手方向の両端部に位置して、車体側に固定す
るための取付部を形成する必要があることから、
それら車両のバウンド方向およびリバウンド方向
において相対向する当接部は、それぞれ取付ブラ
ケツトの幅方向において、ゴムブロツクを挟んで
対向するように形成する必要があつたのである。
それ故、従来のエンジンマウントでは、ストツ
パプレートと取付ブラケツトとによつてゴムブロ
ツクを取付ブラケツトの幅方向において取り囲む
ように、それら車両のバウンド方向およびリバウ
ンド方向の相対向する当接部を形成する必要があ
つたのであり、その結果ストツパプレートと取付
ブラケツトとが大形、重量化し、ひいてはエンジ
ンマウントが大形、重量化するといつた不具合を
招いていたのである。
(解決手段) ここにおいて、本考案は、以上のような事情に
鑑みて為されたものであつて、その要旨とすると
ころは、前述の如き、上部支持金具と、該上部支
持金具側に向かつて開口する筒壁部を備えた下部
支持金具とを、互いに所定距離を隔てて対向配置
せしめると共に、それら両支持金具間にゴムブロ
ツクを介在させて連結せしめる一方、該上部支持
金具をパワーユニツト側に、また該下部支持金具
を車体側に、それぞれ取り付けることにより、該
パワーユニツトを該車体に対して防振支持せしめ
るようにしたエンジンマウントにおいて、前記下
部支持金具における筒壁部の外周面の所定の部位
に、外方に突出するストツパ部を一体的に形成せ
しめる一方、前記上部支持金具に固定的に取り付
けられるストツパプレートに対して、前記ストツ
パ部を覆うように袋状形態をもつて曲折形成され
て、該ストツパ部の突出端面およびマウント周方
向両側端面に対して、それぞれ所定間隙を隔てて
対向位置せしめられる第一の当接部を設けると共
に、該第一の当接部におけるマウント周方向両側
の側壁部を、それぞれ外方に曲折せしめて、前記
下部支持金具における筒壁部の端部開口部に対し
て所定間隙を隔てて対向位置せしめられる第二の
当接部を形成せしめ、前記ストツパ部と該ストツ
パプレートの前記第一の当接部とが車両のリバウ
ンド方向および前後方向においてそれぞれ対向す
ると共に、前記下部支持金具における筒壁部の開
口側端部と該ストツパプレートの前記第二の当接
部とが車両のバウンド方向において所定の間隙を
隔てて対向するようにしたことにある。
(作用・効果) このようなエンジンマウントでは、その車両装
着時において、下部支持金具に突出形成されたス
トツパ部と上部支持金具に取り付けられたストツ
パプレートの第一の当接部とがそれぞれ車両のリ
バウンド方向および前後方向において所定の間隙
を隔てて対向せしめられ、また下部支持金具とス
トツパプレートの第二の当接部とが車両のバウン
ド方向において所定の間隙を隔てて対向せしめら
れることとなるところから、それら上部支持金具
と下部支持金具との車両のリバウンド方向および
前後方向の各方向における一定以上の相対変位
は、ストツパ部とストツパプレートの第一の当接
部との当接によつて阻止することができ、また車
両のバウンド方向におけるそれらの一定以上の相
対変位は、下部支持金具とストツパプレートの第
二の当接部との当接によつて阻止することができ
る。
つまり、本考案に従うエンジンマウントによれ
ば、上述のように、上部支持金具と下部支持金具
との間の車両のリバウンド方向および前後方向の
各方向におけるストツパ機能が、それぞれストツ
パプレートに形成された第一の当接部と下部支持
金具に形成されたストツパ部との当接によつて得
られるようになつていると共に、それらの間の車
両のバウンド方向におけるストツパ機能が、スト
ツパプレートに形成された第二の当接部と下部支
持金具との当接により得られるようになつている
ことから、前記従来のエンジンマウントのよう
に、下部支持金具に取り付けられる取付ブラケツ
トに対してストツパ機能を得るための当接部を一
切形成する必要がないのであり、従つてそのスト
ツパ機能を得るための当接部を省略できる分、取
付ブラケツト、ひいてはエンジンマウントを従来
のものより小形、軽量化することが可能となるの
である。
しかも、本考案においては、第一の当接部の部
材強度を確保するための補強部として作用する、
該第一の当接部におけるマウント周方向両側の側
壁部によつて、バウンド方向のストツパ機構を構
成する第二の当接部を構成せしめたことにより、
ストツパプレートのコンパクト化が、充分な部材
強度を確保しつつ、より一層有利に達成され得る
のである。
(実施例) 以下、本考案をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
先ず、第1図および第2図は、本考案に従うエ
ンジンマウントの一例を示す正面図および右側面
図であるが、そこに示されているように、本実施
例のエンジンマウントは、略円柱状を成すマウン
ト本体10と、そのマウント本体10の軸心方向
の両端部にそれぞれ固定的に取り付けられるスト
ツパプレート12と取付ブラケツト14とから成
つている。そして、ストツパプレート12の取付
け側の端部を上方にして、且つそのストツパプレ
ート12の取付け側の端部(以下、このストツパ
プレート12の取付け側を上部と称し、他端側を
下部と称する)を車両センター側(第1図中右方
向)に所定角度傾斜させられた状態で、その上部
および下部において、それらストツパプレート1
2および取付ブラケツト14を介して、それぞれ
図示しないパワーユニツト側部材および車体側部
材に取り付けられるようになつている。
なお、第1図において、矢印Pは、エンジンマ
ウントを車両に装着したときの車両の上下方向を
示し、そこにおいてP+方向は車両上方を、また
P−方向は車両下方を示している。また、第1図
において、αは車両の上下方向に対するマウント
の傾斜角度を示している。さらに、第2図におい
て、矢印Qは車両の前後方向を示しており、そこ
においてQ+方向は車両前方または後方を、また
Q−方向は車両後方または前方を示している。
ここにおいて、前記マウント本体10は、第3
図および第4図に示されているように、前記スト
ツパプレート12が取り付けられる側に配置され
た上部支持金具16と、前記取付ブラケツト14
が取り付けられる側に配置された下部支持金具1
8と、それら両支持金具16,18間に介在せし
められたゴムブロツク20とを備えており、また
そのゴムブロツク20と下部支持金具18との間
に振動減衰機構22を内在している。
上部支持金具16は円板状を成しており、その
中心から所定距離偏心した部位に位置して、外方
(上方)に突出する取付用ボルト24を一体的に
備えている(第6図参照)。また、この上部支持
金具16の下面中央部には、大径側が開口し、小
径側が閉じられた形状のテーパ金具26が、大径
側の開口縁において一体的に固定されている。
一方、下部支持金具18は、底部中央部に外方
(下方)に突出する取付用ボルト28を備えた有
底円筒状の下側部材30と、上端部に外向きフラ
ンジ部32を有する、前記テーパ金具26の側面
部と略平行なテーパ形状を呈する上側部材34と
から成つており、上側部材34がその下端部に形
成されたカシメ部36において下側部材30の開
口部に形成された外向きフランジ部38にカシメ
固定されることによつて構成され、全体として有
底円筒形の袋状を呈している。
そして、かかる下部支持金具18の上側部材3
4内面と前記上部支持金具16下面との間に、下
部支持金具18の開口部を閉塞してその内部に空
所を形成する状態で、ゴムブロツク20がそれぞ
れ加硫接着によつて一体に固着して設けられてい
る。なお、このゴムブロツク20は、第2図およ
び第3図に示されているように、下方に開口した
厚肉のテーパ形状を成しており、その外側面は、
上径が上部支持金具16の直径よりも小さく、下
径が上部支持金具16の直径よりも大きい略円錐
形状とされている。
また、振動減衰機構22は、第3図および第4
図に示されているように、上記下部支持金具18
内に形成された空所内に設けられている。
下部支持金具18内に形成された空所は、その
中間部に配設されたゴム製のダイヤフラム40に
よつて流体密に仕切られており、これによつてそ
のダイヤフラム40と前記ゴムブロツク20との
間に、外部空間に対して流体密に閉塞された流体
収容空間が形成されている。そして、この流体収
容空間内に、水、ポリアルキレングリコール、シ
リコーン油、低分子量重合体等の所定の非圧縮性
流体が封入されている。また、この流体収容空間
内には、それを上下に隔てる状態でオリフイス部
材組付体42が位置固定に配設されており、これ
によつてその流体収容空間内の上部に作動室44
が、また下部に平衡室46が画成されている。
このオリフイス部材組付体42は、外周部に所
定長さの周溝48を有し、且つ内周部に広狭2種
の貫通孔50,52をそれぞれ複数有する一対の
オリフイス部材半体54,54を備えており、そ
れらオリフイス部材半体54,54が、その外周
部において円環状の隔壁部材56を固定的に挟持
すると共に、その内周部において円板状のゴム板
58を軸心方向に微小距離移動可能に保持する状
態で、周溝48の開口部を相互に塞ぐように重ね
合わせられ、一対の固定金具60,62によつて
その外周部を軸心方向に挟持されて一体的に組み
付けられることにより、構成されている。そし
て、このようなオリフイス部材組付体42におい
て、各オリフイス部材半体54,54の周溝4
8,48が同じ側の端部近傍に形成された通孔6
4,65を通じてそれぞれ作動室44および平衡
室46に連通せしめられると共に、それら周溝4
8,48が、他端側の端部において、隔壁部材5
6に形成された切欠孔66を通じて相互に連通せ
しめられることにより、それら作動室44と平衡
室46とを連通する、周溝48,48が直列に接
続されて成るオリフイス68が形成されている。
なお、前記ダイヤフラム40とオリフイス部材
組付体42とは、第3図に示されているように、
それぞれその外周部(オリフイス部材組付体42
にあつては固定金具60,62の外周部)を前記
下部支持金具18の下側部材30と上側部材34
との間で挟持されることにより、該下部支持金具
18に対して固定されている。また、第3図およ
び第4図から明らかなように、オリフイス部材半
体54,54の内周部間に挟持されたゴム板58
は、それらオリフイス部材半体54,54に形成
された前記貫通孔50,52を閉塞するに充分な
大きさを与えられている。
このような振動減衰機構22を備えたマウント
本体10によれば、その軸心方向に入力せしめら
れた振動荷重が大きいとき、ゴムブロツク20と
ダイヤフラム40との弾性変形による作動室44
と平衡室46との容積変化に従つて、それら作動
室44および平衡室46に封入された非圧縮性流
体がオリフイス68を通じて相互に流動せしめら
れることから、そのオリフイス68を流動する際
の非圧縮性流体の流動抵抗に基づいてその振動入
力を良好に減衰することができるのである。な
お、マウント本体10の軸心方向に入力せしめら
れた振動荷重が小さいときは、ゴム板58の軸心
方向への移動に基づいてゴムブロツク20の変形
が容易に許容されることから、そのゴムブロツク
20の弾性変形作用に基づいて振動入力が良好に
吸収されることとなる。
そして、本実施例では、このようなマウント本
体10の前記下部支持金具18の上側部材34外
周面に、第1図乃至第4図に示されているよう
に、車両装着時において車両センター側に位置せ
しめられる部位に位置して、マウント本体10の
径方向外方に所定長さ突出する状態で、ストツパ
部としてのストツパゴム70が加硫成形によつて
一体に形成されている。
それらの図に示されいるように、このストツパ
ゴム70は、マウント本体10の径方向に直角な
方向の断面がマウント本体10の周方向に長い長
手矩形状を成しており、マウント本体10の径方
向外側の面が、マウント本体10の軸心方向に対
して角度β(第1図参照)傾斜せしめられた、ア
ンダーカツト形状の平坦な傾斜面72とされてい
る。また、マウント本体10の周方向の両端面が
ストツパゴム70の突出方向の平行な垂直面7
4,76とされている。そして、前述のように、
マウントが車両に角度α傾斜して装着せしめられ
た時、その傾斜面72が、第1図に示されている
ように、車両下方(路面)に対してγ;{=π/
2−(α+β)}の傾斜角度をもつて対面せしめら
れると共に、その垂直面74,76が、第2図に
示されているように、それぞれ車両前方および後
方に対して直角に対面せしめられるようになつて
いる。なお、このストツパゴム70内には、第3
図および第4図に示されているように、下部支持
金具18に固定された補強金具78が傾斜面72
に沿つて一体に埋設されている。
一方、前記ストツパプレート12は、厚さ3mm
程度の鋼板が曲折されることによつて形成された
ものであつて、第5図乃至第7図に示されている
ように、一辺部が円弧状の切断辺80とされた略
矩形状の平坦部82と、その平坦部82の切断辺
80とは反対側の辺部から下方に向かつて“く”
の字状に延び出させられた、先端部がアンダーカ
ツト状の平坦な傾斜部84とされた湾屈部86
と、平坦部82の幅方向の両辺部から所定寸法を
もつて垂下された、それぞれ下端部に外向きフラ
ンジ部88を備えた所定長さの一対の袖部90,
90と、湾屈部86の先端の傾斜部84の幅方向
両端部からその湾屈部86の曲折方向内方に直角
に延び出させられた一対の爪部92,92とを有
する構成とされている。即ち、かかるストツパプ
レート12にあつては、傾斜部84を有する湾曲
部86と、一対の爪部92,92と、一対の袖部
90,90とが、全体として一体的な袋状形態を
もつて形成されており、その湾曲部86の強度
が、一対の袖部90,90によつて有利に確保さ
れ得るようになつていると共に、かかる一対の袖
部90,90の下端部がそれぞれ外方に曲折され
ることにより、外向きフランジ部88,88が一
体的に形成されているのである。そして、第3図
に示されているように、平坦部82の略中央部
の、湾屈部86の延び出し方向と平行に形成され
た長穴94において(第6図参照)、前記マウン
ト本体10の上部支持金具16に立設された取付
用ボルト24に嵌め通され、第1図乃至第4図に
示されているように、湾屈部86が前記ストツパ
ゴム70を覆うように配置されて、平坦部82を
その上部支持金具16と図示しないパワーユニツ
ト側部材との間で挟持されることにより、該マウ
ント本体10に固定的に取り付けられるようにな
つている。
そして、ストツパプレート12は、そのように
マウント本体10に取り付けられたとき、第1図
乃至第4図に示されているように、湾屈部86の
傾斜部84が前記ストツパゴム70の傾斜面72
に対して予め定められた一定の距離を隔てて平行
に対向すると共に、その傾斜部84の幅方向両端
に曲折形成された爪部92,92が前記ストツパ
ゴム70の垂直面74,76に対してそれぞれ予
め定められた一定の距離を隔てて平行に対向する
ように、また平坦部82から垂下された袖部9
0,90が、その下端の外向きフランジ部88,
88において、前記下部支持金具18の外向きフ
ランジ部32にそれぞれ予め定められた一定の距
離を隔てて平行に対向するように、それぞれ各部
の寸法が設定されている。
そして、これにより、マウントの車両装着時に
おいて、湾屈部86の傾斜部84がストツパゴム
70の傾斜面72と車両リバウンド方向(車両上
下方向における上部支持金具16と下部支持金具
18との離間方向)において、またその傾斜部8
4の両端部の爪部92,92がストツパゴム70
の垂直面74,76と車両前後方向において、そ
れぞれ一定の距離を隔てて対向せしめられるよう
になつている。また、平坦部82から垂下された
袖部90,90が、それぞれ車両バウンド方向
(車両上下方向における上部支持金具16と下部
支持金具18との接近方向)において、下部支持
金具18の外向きフランジ部32と所定の距離を
隔てて対向せしめられるようになつている。より
具体的には、湾屈部86の傾斜部84とストツパ
ゴム70の傾斜面72とは車両リバウンド方向に
対して角度γをもつて、また袖部90,90と下
部支持金具18の外向きフランジ部32とは車両
バウンド方向に対して角度αをもつて、それぞれ
対向せしめられるようになつているのである。な
お、ストツパプレート12の袖部90,90は、
第6図に示されているように、平坦部82の切断
辺80側程それらの間の距離が大きくなる状態
で、且つそれらの長手方向の中間部内面において
上部支持金具16の外側面に略接触する状態で曲
折形成されており、これによつてそれら袖部9
0,90の下端に形成された前記外向きフランジ
部88,88の長手方向の中間部が、第2図に示
されているように、それぞれ車両バウンド方向に
おいて、前記下部支持金具18との間の間隙より
も短い間隙をもつて、前記グムブロツク20の外
側面に対向するようにされている。
また、ストツパプレート12の同じ辺側の袖部
90と爪部92とは、第5図に示されているよう
に、それらと一体に曲折形成された連結部96に
よつて連結されており、これによつてストツパプ
レート12の機械的強度の向上が図られている。
さらに、ストツパプレート12は、第6図に示
されているように、平坦部82にそれを貫通する
一対の位置決め穴98,98を有しており、これ
ら位置決め穴98,98においてマウント本体1
0の上部支持金具16に突出形成された一対の突
起(図示せず)に嵌め合わせられるようになつて
いる。これにより、ストツパプレート12の上部
支持金具16に対する位置決めが行なわれるよう
になつているのである。また、ストツパプレート
12の平坦部82には、上方に突出して位置決め
突起100が形成されており、この突起100が
図示しないパワーユニツト側部材に形成された位
置決め穴に挿入せしめられることにより、マウン
トとパワーユニツト側部材との位置決めが行なわ
れるようになつている。
また、前記取付ブラケツト14は、第8図に示
されているように、長手楕円形状を成しており、
その略中央部に位置して取付穴102を有してい
ると共に、その長手方向の両端部に一対の取付穴
104,104を有している。そして、第3図に
示されているように、その中央部の取付穴102
において前記マウント本体10の下部支持金具1
8に立設された取付用ボルト28に嵌め通され、
ボルト固定される一方、その両端部の取付穴10
4,104において図示しない車体側部材に取り
付けられるようになつている。
なお、第8図において106,106は、取付
ブラケツト14を貫通して形成された位置決め穴
であつて、かかる位置決め穴106,106に前
記下部支持金具18の底部(下側部材30の底
部)に突出形成された図示しない突起が嵌合せし
められることにより、マウント本体10と取付ブ
ラケツト14との位置決めが行なわれるようにな
つている。また、第8図において、108は取付
ブラケツト14の上面に突出して形成されたマウ
ント取付座であつて、第1図および第2図に示さ
れているように、かかる取付座108にマウント
本体10の底部が着座せしめられるようになつて
いる。
そして、このようなエンジンマウントが、前述
のように、マウント本体10の上部支持金具16
に立設された取付用ボルト24において図示しな
いパワーユニツト側部材に取り付けられると共
に、取付ブラケツト14の取付穴104,104
において図示しない車体側部材に取り付けられ
て、車両に装着されることにより、パワーユニツ
トが車体に対して防振支持されるようになつてい
る。
このようなエンジンマウントでは、車両装着時
において、前述のように、ストツパプレート12
に曲折形成された湾屈部86の傾斜部84が、下
部支持金具18に突出形成されたストツパゴム7
0の傾斜面72に対して、車両リバウンド方向に
おいて一定の距離を隔てて対向せしめられるよう
になつていることから、マウント本体10の上部
支持金具16と下部支持金具18との間の車両リ
バウンド方向における過大な相対変位は、そのス
トツパプレート12の傾斜部84がストツパゴム
70の傾斜面72に当接することにより阻止さ
れ、また車両前後方向における上部支持金具16
と下部支持金具18との過大な相対変位は、前述
のように、ストツパプレート12に曲折形成され
た爪部92,92がそれぞれ車両前後方向におい
てストツパゴム70の垂直面74,76に対して
一定の距離を隔てて対向せしめられるようになつ
ていることから、それら爪部92,92のストツ
パゴム垂直面74,76に対する当接により、阻
止される。
一方、上部支持金具16と下部支持金具18と
の車両バウンド方向における過大な相対変位は、
ストツパプレート12に曲折形成された一対の袖
部90,90が、その下端の外向きフランジ部8
8,88において、下部支持金具18の外向きフ
ランジ部32に一定の距離を隔てて対向せしめら
れるようになつていることから、それら各対応す
るフランジ部の当接によつて阻止される。
つまり、本実施例のエンジンマウントによれ
ば、有底円筒形の袋状を呈する下部支持金具18
の外周面にストツパゴム70を一体に形成する一
方、上部支持金具16に取り付けられるストツパ
プレート12に前述の如き湾屈部86、爪部9
2,92および袖部90,90を曲折形成するだ
けの簡単な構成により、それら上部支持金具16
と下部支持金具18との、車両バウンド方向、リ
バウンド方向および前後方向の各方向における一
定以上の相対変位をそれぞれ阻止することができ
るのであり、取付ブラケツト14に対して、従来
のエンジンマウントのように、ストツパ機能を得
るための当接部を一切形成する必要がないのであ
る。そしてそれ故、前述のように、取付ブラケツ
ト14を従来のそれに比べて著しく小形、軽量化
し得ることとなつたのであり、その構造も極めて
簡略化し得ることとなつたのである。
また、ストツパプレート12についても、前記
湾屈部86、爪部92,92、袖部90,90等
は必要最小限の大きさで済み、しかもそれらは下
部支持金具18に対向するように内側に向けて形
成すればよいことから、従来のエンジンマウント
のそれに比べて可及的に小形化することが可能に
なつたのであり、またそれに伴つて重量を可及的
に軽量化し得ることにもなつたのである。
しかも、かかるストツパプレートにあつては、
リバウンド方向のストツパ機構を構成する湾曲部
86の補強部として作用する袖部90,90によ
つて、バウンド方向のストツパ機構が構成されて
いることから、そのコンパクト化が、部材強度を
充分に確保しつつ、より一層有利に達成され得る
のである。
そして、このように取付ブラケツト14並びに
ストツパプレート12をそれぞれ小形に、軽量化
できたことから、エンジンマウント全体をコンパ
クト且つ軽量に成し得ることとなつたのであり、
これによつてその機能を損なうことなく、車両の
軽量化に寄与することが可能となつたのである。
また、本実施例のエンジンマウントにおいて
は、前述のように、ストツパプレート12が従来
のそれに比べて可及的に軽量化されていることか
ら、マウントのNVH特性(振動騒音特性)につ
いても、従来のものに比べて優れているといつた
利点がある。
すなわち、従来のエンジンマウントでは、スト
ツパプレートの重量が比較的重く、その共振周波
数がこもり音、びびり音、透過音等の発生領域内
にあつたため、NVH特性が必ずしも良好である
とは言い難かつたのであるが、本実施例では、ス
トツパプレート12の軽量化により、その共振周
波数を車両で問題とならない高周波域に移動する
ことが可能となつたことから、それらこもり音、
びびり音、透過音等の発生を効果的に抑制するこ
とが可能となつたのであり、これによつてNVH
特性を向上し得ることとなつたのである。
なお、前述の説明から明らかなように、本実施
例においては、傾斜部84および一対の爪部9
2,92を含む湾屈部86により、第一の当接部
が構成され、一対の袖部90,90により、第二
の当接部が構成されている。
以上、本考案の一実施例を説明したが、これは
文字通りの例示であつて、本考案がかかる具体例
に限定して解釈されるべきでないことは勿論であ
る。
例えば、前記実施例では、ストツパプレート1
2の袖部90,90が、ゴムブロツク20の外側
面に対し、車両バウンド方向において、下部支持
金具18との間の間隙よりも狭い間隙をもつて対
向せしめられ、それら袖部90,90が下部支持
金具18への当接に先立つてゴムブロツク20に
当接せしめられて、袖部90,90の下部支持金
具18への当接の際の衝撃がゴムブロツク20と
の当接によつて緩和されるようになつていたが、
その当接の際の衝撃は、袖部90,90側の下部
支持金具18との当接部位に適当なゴム層を配設
することによつても緩和することが可能である。
また、前記実施例では、ストツパゴム70内に
傾斜面72に沿つて補強金具78が一体に埋設さ
れていたことから、上部支持金具16と下部支持
金具18との、車両リバウンド方向および前後方
向の各方向における一定以上の相対移動がこの補
強金具78によつて確実に阻止されるようになつ
ていたが、このような補強金具は必ずしも設ける
必要はない。
さらに、前記実施例では、マウント本体10の
内部に振動減衰機構22を有する。所謂流体封入
式のエンジンマウントに対して本考案が適用され
ていたが、本考案はこれに限定されるものでな
く、そのような振動減衰機構を備えていないエン
ジンマウントに対しても適用することが可能であ
る。また、下部支持金具18も、必ずしも有底円
筒形の袋状を呈するものである必要はない。
その他、各部の形状、寸法等、一々列挙はしな
いが、本考案が、その趣旨を逸脱しない範囲内に
おいて、種々なる変更、修正、改良等を施した態
様で実施し得ることは、言うまでもないところで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従うエンジンマウントの一例
を示す正面図であり、第2図はその右側面図であ
る。第3図は第1図の縦断面図であり、第4図は
第3図の−断面図である。第5図、第6図お
よび第7図は、それぞれ第1図の実施例のストツ
パプレートを示す正面図、底面図および右側面図
であり、第8図は同じく第1図の実施例の取付ブ
ラケツトを示す平面図である。 10……マウント本体、12……ストツパプレ
ート、14……取付ブラケツト、16……上部支
持金具、18……下部支持金具、20……ゴムブ
ロツク、22……振動減衰機構、32……外向き
フランジ部、70…ストツパゴム、72……傾斜
面、74,76……垂直面、78……補強金具、
82……平坦部、84……傾斜部、86……湾屈
部、88……外向きフランジ部、90……袖部、
92……爪部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部支持金具と、該上部支持金具側に向かつ
    て開口する筒壁部を備えた下部支持金具とを、
    互いに所定距離を隔てて対向配置せしめると共
    に、それら両支持金具間にゴムブロツクを介在
    させて連結せしめる一方、該上部支持金具をパ
    ワーユニツト側に、また該下部支持金具を車体
    側に、それぞれ取り付けることにより、該パワ
    ーユニツトを該車体に対して防振支持せしめる
    ようにしたエンジンマウントにおいて、 前記下部支持金具における筒壁部の外周面の
    所定の部位に、外方に突出するストツパ部を一
    体的に形成せしめる一方、前記上部支持金具に
    固定的に取り付けられるストツパプレートに対
    して、前記ストツパ部を覆うように袋状形態を
    もつて曲折形成されて、該ストツパ部の突出端
    面およびマウント周方向両側端面に対して、そ
    れぞれ所定間隙を隔てて対向位置せしめられる
    第一の当接部を設けると共に、該第一の当接部
    におけるマウント周方向両側の側壁部を、それ
    ぞれ外方に曲折せしめて、前記下部支持金具に
    おける筒壁部の端部開口部に対して所定間隙を
    隔てて対向位置せしめられる第二の当接部を形
    成せしめ、前記ストツパ部と該ストツパプレー
    トの前記第一の当接部とが車両のリバウンド方
    向および前後方向においてそれぞれ対向すると
    共に、前記下部支持金具における筒壁部の開口
    側端部と該ストツパプレートの前記第二の当接
    部とが車両のバウンド方向において対向するよ
    うにしたことを特徴とするエンジンマウント。 (2) 前記ゴムブロツクが、前記上部支持金具側か
    ら前記下部支持金具側に向かつて大径化する略
    円錐形状の外側面を有しており、前記ストツパ
    プレートの前記第二の当接部が、前記車両のバ
    ウンド方向において、前記下部支持金具との間
    の間隙よりも小さい間隙をもつて、該ゴムブロ
    ツクの外側面に対向せしめられている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のエンジンマウン
    ト。
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