JPH043997Y2 - - Google Patents

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JPH043997Y2
JPH043997Y2 JP15043786U JP15043786U JPH043997Y2 JP H043997 Y2 JPH043997 Y2 JP H043997Y2 JP 15043786 U JP15043786 U JP 15043786U JP 15043786 U JP15043786 U JP 15043786U JP H043997 Y2 JPH043997 Y2 JP H043997Y2
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belt
flexible container
hanging
hanging rope
marking
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフレキシブル・コンテナ用つり装置に
関し、特にその耐薬品性に関する。
(従来の技術) フレキシブル・コンテナは粉粒体などを大量輸
送するための柔軟な材料を用いた折りたたみ可能
で反復使用できる運搬用容器である第1図に示す
如く、フレキシブル・コンテナ10は、ゴムまた
は樹脂加工布、織布等の可撓性本体11を有し、
本体11にはつり装置12注入口14、および排
出口15が設けられている。つり装置12は列車
やトラツク等えの積込み、積おろし作業でフオー
クリフトのフツクに掛けたり、内容物の排出のた
めの吊上げを目的とする装置であり、本体11に
融着した布に縫合されたつりベルト16と、つり
ベルト16の折りかえした輪に通された状態でつ
りベルト16に連結したつり金具17と2つのつ
り金具17に結ばれてフツクに掛けるためのルー
プを形成する吊りロープ18とから成つている。
(考案が解決しようとする問題点) このように柔軟性に富み軽量で作業性よく、し
かも粉粒体の大量輸送に効率的な運搬容器とし
て、その構造がJIS化され、近年その使用量が増
加してきた。他方使用される量、範囲の拡大に従
い、その保守管理上の問題点も多発してきたがな
かでも最も重要な事象は収容される内容物による
化学的影響でつり装置の性能劣化を惹起すること
である。収容される内容物も単体として安定して
いても長時間収容のまゝで大気中に放置されると
酸化したり、溶剤の抽出をみたり、アルカリ度の
上昇がおこなはれ、それらがフレキシブル・コン
テナ用つり装置を構成する合成繊維に波及する作
用は物理的な潤滑、溶解や化学的な反応であり、
合成繊維の種類、生成薬品の種類濃度保管中の温
度、および時間によつて同一に論ずることは出来
ないが総じて耐薬品性と表現する。
フレキシブル・コンテナ用つり装置として使用
される合成繊維はナイロン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリエチレン、等各種の素材があり
各々耐アルカリ性は大であるが耐酸性は極めて小
さいものもありまたその逆のものもある。
以上の素材で最も多用されるフレキシブル・コ
ンテナの仕様はベルトにはナイロン繊維をまた吊
りロープにはビニロンあるいはポリプロピレン繊
維を使用したつり装置であるが、この仕様品の場
合収容された内容物が長時間の放置により化学的
に酸化してその抽出液または酸化ガスによりナイ
ロン製ベルトが荷役作業中に続いて切断する事故
が発生している。
また耐酸性の優れた繊維としてポリエステル製
ベルトを使用して酸性収納品のコンテナ用として
採用されるケースが多くなつてきたが、ナイロン
ベルトと同様にその耐光性を向上させる目的で同
色の黒色品を使用するため時にナイロン製ベルト
を混入したりあるいは誤用されることがあり見か
け上大きな変化を示さないこともあり一見してそ
の危険を判定することが出来なく安全上極めて、
大きな問題である。
またいかに耐薬品性が大であるといつても無限
に使用できるもので無いことは当然であり、合成
繊維メーカーは一定の試験条件におれる標準的な
耐用限度を提示してはいるが実地の作業条件を網
羅しているものではない。従つて各使用者はその
使用条件に応じて適時安全度を確認し、またその
経験に基づいて耐用時間を設定しなければならな
い。しかし多数のフレキシブル・コンテナを使用
している作業場においてすべてのフレキシブル・
コンテナについて適時安全確認試験を行なうこと
は極めて手数を要することであつて実行不可能に
近い。また経験的に耐用時間を設定したとしても
作業条件が全く変化しないという仮定の下ですべ
てのフレキシブル・コンテナ個々に対し実使用時
間を集計、警報することも極めて困難な作業であ
る。
したがつて、本考案の目的はかかる難点を解消
するため、フレキシブル・コンテナ用ベルトおよ
び(または)吊りロープの耐薬品性より若干小さ
い耐薬品性の部材を標識としてベルトおよび(ま
たは)吊りロープに取り付け、該ベルトおよび
(または)吊りロープの耐用限界より若干前に標
識の変化を目視判定して警報を与えるフレキシブ
ル・コンテナ用つり装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案による
と、合成繊維より成るフレキシブル・コンテナ用
ベルトおよび(または)吊りロープに該合成繊維
の耐薬品性より小なる耐薬品性を有する標識部材
を設けたことを特徴とするフレキシブル・コンテ
ナ用つり装置が提供される。
(作用) 本考案による上記構成によれば、標識部材の耐
薬品性は、フレキシブル・コンテナ用つりベルト
及び/又は吊りロープより小さいので、使用中に
標識部材がベルト及び/又は吊りロープより前に
使用する薬品により変化し、これを目視判定する
ことにより容易かつ安全にベルト及び/又は吊り
ロープの耐用限界を確認することかできる。
従つて、ベルト及び/又は吊りロープの耐用限
界より前に目視判定により警報を与え、切断事故
等を未然に防止することができる。
(実施例) 以上述べた本考案の目的を達成するための数実
施例を図面に基づいて説明する。
なお、本明細書、特に実用新案登録請求の範囲
において用いられている表現“ベルト16および
(または)吊りロープ18”は、“ベルト16単
独”、“吊りロープ18単独”、または“ベルト1
6および吊りロープ18の両方”を意味する。
第2図において常法によつて織成されるフレキ
シブル・コンテナ用ベルト16を構成する経糸の
うち、ベルトの表面に出る経糸の一部を標識用繊
維で置換し、複数本の標識部材20をベルトの経
方向に連続的に繰りこまれている。第3図におい
ては、同じくベルト16の表面適宜箇所に標識用
繊維によるマークの標識部材20を縫いこんでい
る。第4図においては、同じくベルト16の表面
適宜個所に標識用シートを縫着している。第5図
においては同じくベルト16の耳部の適宜箇所に
標識用舌片を縫着している。第6図においては同
じくベルト16を構成する緯糸のみを標識用繊維
に置換して織成してベルトの横方向に標識部材2
0を織りこんでいる。また第7図においてはフレ
キシブル・コンテナ用吊りロープ18の両端に
「サツマ挿し」と称する端末結合部に標識用シー
ト20或いは舌片20を挿入している。第8図に
おいて同じく吊りロープ18を構成するストラン
ドの1部を標識用繊維で置換し1乃至複数本の標
識部材20を撚りこんでいる。
ここで採用されるべき標識部材20はフレキシ
ブル・コンテナの設計基準たとえば耐酸性だけを
考えるか、あるいは耐酸性と耐アルカリ性または
耐溶剤性も同時に考慮するか、耐用限界のどの位
い前の時間で警報を得ようとするかによつて適当
な材質のものを選定しなければならない。
いま耐強酸性フレキシブル・コンテナ用つり装
置を目的としてポリプロピレン繊維によるベルト
並びに吊りロープを製造した場合ポリプロピレン
より耐酸性の小さい物質の中から標識資材となり
うる繊維材の数種についてその耐酸性を比較した
結果次のような順位で耐酸性が大きいことが知ら
れる。
ポリアミド<再生繊維<アセテート<綿<アクリ
ロニトリル もちろん耐薬品性のあまりに差の大きいもの、
例えばポリプロピレンに大してポリアミドを標識
部材として使用すれば標識部材がたちまち変質脱
落し、実使用時間の積算を表示する目的には不適
当である。しかし他方酸との接触を強く避けなけ
ればならない製品が万一誤用されて酸と接触した
場合に即座にその事態を警報するための標識部材
として使用することには有効である。
フレキシブル・コンテナ用吊り装置の耐薬品性
が一種類の薬品だけを対象とせず例えば耐酸耐ア
ルカリであつたりさらに耐酸耐アルカリ耐溶剤で
ある場合も全く同じ思想に基づいて本考案が実施
される。その場合個々の耐薬品性に対応する複数
種の標識部材を併用しても良いし、適当な材料が
あれば少種類の標識で共用することが可能であ
る。
なお、標識部材20の薬品による変質、減失が
容易に目視判断できるように、標識部材20にあ
らかじめフレキシブル・コンテナ用ベルト16並
びに吊りロープ18と異なる色調を付与して置く
とか、あるいは変質の程度に応じて異なる色調に
変化するものを使用する。また標識部材20はフ
レキシブル・コンテナ用つり装置の作業性たとえ
ば可撓性をそこなはないものが望ましいが、標識
部材20をフレキシブル・コンテナ用ベルト16
並びに吊りロープ18の全面に設ける必要は無
く、目的に応じて連続的もしくは非連続的に設け
ることができる。
このほか標識用素材をインク状としてスタンピ
ングしたり、シート状として接着することもでき
る。
(実施例 1) ポリプロピレン繊維(商標パイオラン)3000デ
ニールの原糸を用いて製織した厚さ2mm、幅50mm
のつりベルト2枚を重ね合わせ、その一方の縁部
にナイロンタフタ製布片(30mm×50mm)を標識部
材として第5図のごとく挟み込んで縫製したフレ
キシブルコンテナ用つり装置を準備した。このフ
レキシブルコンテナ用つり装置を、業界で誤用さ
れる廃触媒へのナイロン製吊りベルトの使用など
経時とともに化学的に酸化される環境を想定し
て、硫酸(H2SO4)濃度50%、常温温度の液中
に48時間浸漬した。
この結果、吊りベルトは外観に異常がなく、残
存強度も98%の1960kgfを保持していたが、標識
部材は一部を残すのみで溶解しており、標識部材
の溶解により吊りベルトの耐用限界を確認すると
いう作用効果が確認された。
(実施例 2) ナイロン繊維1260デニールの原糸を用いて製織
した、厚さ1.7mm、幅50mmの吊りベルト2枚を重
ね合わせ、その一方の縁部にポリエステル繊維
(商標テトロン)製薄布片(30mm×50mm)を標識
部材として第5図のごとく挟み込んで縫製したフ
レキシブルコンテナ用つり装置を準備した。この
フレキシブルコンテナ用つり装置を、アルカリ製
ガス、又はアルカリ製ガスの湿蒸気に暴露される
雰囲気に、ポリエステル製吊りベルトを誤使用さ
れる状況を想定してカセイソーダ水溶液
(NaOH)濃度20%、温度60℃の液中に72時間浸
漬した。
この結果、吊りベルトは外観に異常がなく、残
存強度は2800kgfを91%を保持していたが、標識
部材は一部を残すのみで溶解しており、標識部材
の溶解により吊りベルトの耐用限界を確認すると
いう作用効果が確認された。
(考案の効果) 上述する如く本考案は誤用による薬品被害を警
告したりあるいは実働使用時間の精算状況を容易
に目視判断し得る標識を有するフレキシブル・コ
ンテナ用つり装置を提供するものであり、フレキ
シブル・コンテナの安全かつ有効な利用を確実に
達成し産業上大きな貢献をなすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はフレキシブル・コンテナの概要を示す
斜視図、第2図はベルトの径方向に連続的に標識
部材を設けた一実施例の斜視図、第3図はベルト
表面に縫いこまれた標識部材マークの斜視図、第
4図はベルト表面に縫着されたシート状標識部材
の斜視図、第5図はベルト耳部に縫着された舌片
状標識部材の斜視図、第6図はベルトを構成する
緯糸を標識部材としたベルトの横方向断面図、第
7図は吊りロープの端末結合部に標識部材を挿入
した概要図、第8図は同じく吊りロープを構成す
るストランドの一部を標識部材と置換した概要図
である。 10……フレキシブル・コンテナ、11……フ
レキシブル・コンテナ本体、12……つり装置、
14……注入口、15……排出口、16……つり
ベルト、17……つり金具、18……吊りロー
プ、20……標識部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成繊維より成るフレキシブル・コンテナ用
    ベルト16および(または)吊りロープ18に
    該合成繊維の耐薬品性より小なる耐薬品性を有
    する標識部材20を設けたことを特徴とするフ
    レキシブル・コンテナ用つり装置。 2 該フレキシブル・コンテナ用ベルト16およ
    び(または)吊りロープ18が一種類もしくは
    複数種類の耐薬品性を有し、該標識部材20が
    対応する耐薬品性において該フレキシブル・コ
    ンテナ用ベルトおよび(または)吊りロープの
    耐薬品性より小なる一種類もしくは複数種類の
    部材である実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のフレキシブル・コンテナ用つり装置。 3 該標識部材20が該フレキシブル・コンテナ
    用ベルト16および(または)吊りロープ18
    と異なる色調を呈する実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のフレキシブル・コンテナ用つり
    装置。
JP15043786U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH043997Y2 (ja)

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JP15043786U JPH043997Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JP4917326B2 (ja) * 2006-02-27 2012-04-18 ナイカイ企業株式会社 フレキシブルコンテナ用内袋、その製造方法及びフレキシブルコンテナ

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