JPH0440608Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0440608Y2 JPH0440608Y2 JP12735187U JP12735187U JPH0440608Y2 JP H0440608 Y2 JPH0440608 Y2 JP H0440608Y2 JP 12735187 U JP12735187 U JP 12735187U JP 12735187 U JP12735187 U JP 12735187U JP H0440608 Y2 JPH0440608 Y2 JP H0440608Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- bottle
- outer bottle
- thermos flask
- getter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は、優れた保温性能を長期間に亙つて
保持する金属製魔法瓶に関するものである。
保持する金属製魔法瓶に関するものである。
「従来の技術」
金属製魔法瓶とは、内瓶と外瓶とを空隙部を隔
てて二重に設けると共に、この空隙部を高真空に
保つて内部を保温するようにしたものである。
てて二重に設けると共に、この空隙部を高真空に
保つて内部を保温するようにしたものである。
この金属製魔法瓶においては、時間が経つにつ
れて内瓶および外瓶の表面から水素ガス等の気体
が発生して空隙部の真空度を低下させていくが、
このような真空度の低下を防ぎ、かつ、真空度を
さらに向上させるために、通常、上記空隙部に気
体を収着するゲツタ−が設けられていた。そし
て、このゲツタ−を空隙部に設ける場合には、外
瓶に取り付けられた保持金具でゲツタ−を保持す
ることによつてゲツタ−を空隙部に配置するよう
にしていた。
れて内瓶および外瓶の表面から水素ガス等の気体
が発生して空隙部の真空度を低下させていくが、
このような真空度の低下を防ぎ、かつ、真空度を
さらに向上させるために、通常、上記空隙部に気
体を収着するゲツタ−が設けられていた。そし
て、このゲツタ−を空隙部に設ける場合には、外
瓶に取り付けられた保持金具でゲツタ−を保持す
ることによつてゲツタ−を空隙部に配置するよう
にしていた。
「考案が解決しようとする問題点」
ところが、上記のようにゲツタ−を保持金具で
保持した場合には、魔法瓶の製造工程が煩雑にな
るため、コスト高になる上、振動または落下によ
る衝撃によつてゲツタ−の保持状態にがたが生じ
て、使用時にゲツタ−が動いて不快な音が発生す
るという問題点があつた。また、万一、ゲツタ−
またはその保持金具が内瓶と接触するようなこと
があると、この接触部を伝つて内瓶と外瓶との間
を熱が伝導し、魔法瓶の保温性能が低下してしま
うので、これを防ぐために内瓶と外瓶との間隔を
大きく取らなければならず、このために魔法瓶の
外観寸法が大きくなつてしまうという問題点があ
つた。
保持した場合には、魔法瓶の製造工程が煩雑にな
るため、コスト高になる上、振動または落下によ
る衝撃によつてゲツタ−の保持状態にがたが生じ
て、使用時にゲツタ−が動いて不快な音が発生す
るという問題点があつた。また、万一、ゲツタ−
またはその保持金具が内瓶と接触するようなこと
があると、この接触部を伝つて内瓶と外瓶との間
を熱が伝導し、魔法瓶の保温性能が低下してしま
うので、これを防ぐために内瓶と外瓶との間隔を
大きく取らなければならず、このために魔法瓶の
外観寸法が大きくなつてしまうという問題点があ
つた。
この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、ゲツタ−を保持金具等によつて保持しなくて
もゲツタ−効果が得られる金属製魔法瓶を提供す
ることを目的としている。
で、ゲツタ−を保持金具等によつて保持しなくて
もゲツタ−効果が得られる金属製魔法瓶を提供す
ることを目的としている。
「問題点を解決するための手段」
この考案は、金属製の内瓶と外瓶とを口部で接
合して二重構造とし、これら内瓶と外瓶との間の
空隙部を真空にしてなる金属製魔法瓶において、
上記内瓶および外瓶の少なくとも一部をゲツタ−
効果を有する金属から構成したものである。
合して二重構造とし、これら内瓶と外瓶との間の
空隙部を真空にしてなる金属製魔法瓶において、
上記内瓶および外瓶の少なくとも一部をゲツタ−
効果を有する金属から構成したものである。
「実施例」
以下、この考案の第1実施例を第1図を参照し
て説明する。
て説明する。
この実施例の金属製魔法瓶は、口部とこの口部
より大径の胴部とからなるチタン製の内瓶1の口
部を、この内瓶1より大径のチタン製の外瓶2の
口部に嵌め込んだ状態でこれら口部を接合して二
重構造としたものであつて、上記内瓶1と外瓶2
との間に設けられた空隙部3を真空にしてなるも
のである。上記外瓶2は、一端に小径の口部を有
する筒状の外瓶胴体4の大径側端部に、中央部に
排気口5を有する外瓶底6を接合し、この排気口
5まわりに外側から封止板7を接合して有底容器
状に形成されたものである。
より大径の胴部とからなるチタン製の内瓶1の口
部を、この内瓶1より大径のチタン製の外瓶2の
口部に嵌め込んだ状態でこれら口部を接合して二
重構造としたものであつて、上記内瓶1と外瓶2
との間に設けられた空隙部3を真空にしてなるも
のである。上記外瓶2は、一端に小径の口部を有
する筒状の外瓶胴体4の大径側端部に、中央部に
排気口5を有する外瓶底6を接合し、この排気口
5まわりに外側から封止板7を接合して有底容器
状に形成されたものである。
次に、このような構成の金属製魔法瓶の製造方
法を説明する。
法を説明する。
まず、チタン材を有底容器状に成形して内瓶1
を形成すると共に、同様のチタン材から筒状の外
瓶胴体4を形成し、次いで、この外瓶胴体4の口
部に内瓶1の口部を嵌め込んだ状態でこれら口部
を溶接して接合した後、外瓶胴体4の開口する端
部に外瓶底6を形成する。このようにした後、外
瓶底6の排気口5を外側から隙間を設けて塞ぐよ
うにして封止板7を支持し、この状態で、真空加
熱炉内に入れて加熱処理を行うことにより、空隙
部3に面した表面の脱ガスを行なつてこのガスを
排気口5の隙間から排出しつつ、封止板7と外瓶
底6とを真空ろう付により接合して排気口5を真
空封止する。このような金属製魔法瓶によれば、
魔法瓶を構成する全ての部材がチタンからなるの
で、空隙部3に面する表面全体がゲツタ−効果を
発揮することができる。したがつて、空隙部3の
真空度を向上させると共に、使用中の真空度の低
下を防止することができ、その上、チタンは熱伝
導率が小さいので、極めて保温性能に優れた魔法
瓶を得ることができる。また、チタンは加工性、
溶接性に優れているので、所望の形状の魔法瓶が
容易に得られ、しかも、得られた魔法瓶は耐食性
に優れている上、軽量で、かつ高強度となる。
を形成すると共に、同様のチタン材から筒状の外
瓶胴体4を形成し、次いで、この外瓶胴体4の口
部に内瓶1の口部を嵌め込んだ状態でこれら口部
を溶接して接合した後、外瓶胴体4の開口する端
部に外瓶底6を形成する。このようにした後、外
瓶底6の排気口5を外側から隙間を設けて塞ぐよ
うにして封止板7を支持し、この状態で、真空加
熱炉内に入れて加熱処理を行うことにより、空隙
部3に面した表面の脱ガスを行なつてこのガスを
排気口5の隙間から排出しつつ、封止板7と外瓶
底6とを真空ろう付により接合して排気口5を真
空封止する。このような金属製魔法瓶によれば、
魔法瓶を構成する全ての部材がチタンからなるの
で、空隙部3に面する表面全体がゲツタ−効果を
発揮することができる。したがつて、空隙部3の
真空度を向上させると共に、使用中の真空度の低
下を防止することができ、その上、チタンは熱伝
導率が小さいので、極めて保温性能に優れた魔法
瓶を得ることができる。また、チタンは加工性、
溶接性に優れているので、所望の形状の魔法瓶が
容易に得られ、しかも、得られた魔法瓶は耐食性
に優れている上、軽量で、かつ高強度となる。
第2図は、この考案の第2実施例を示す図であ
る。
る。
この実施例の金属製魔法瓶では、内瓶1、外瓶
胴体4、外瓶底6がステンレス鋼から構成され、
封止板7だけがチタン材から構成されている。し
たがつて、ゲツタ−効果を発揮するのは封止板7
だけであるが、安価なステンレス鋼が多用されて
いるので、製造コストを低減することができる。
胴体4、外瓶底6がステンレス鋼から構成され、
封止板7だけがチタン材から構成されている。し
たがつて、ゲツタ−効果を発揮するのは封止板7
だけであるが、安価なステンレス鋼が多用されて
いるので、製造コストを低減することができる。
第3図は、この考案の第3実施例を示す図であ
る。
る。
この実施例の金属製魔法瓶では、内瓶1、外瓶
胴体4がステンレス鋼から構成され、外瓶底6が
チタン材から構成され、上記外瓶胴部4と外瓶底
6とは、ろう付等により接合されている。上記外
瓶底6の略中央部には、銅からなるチツプ管8が
上記外瓶底6に形成された孔に嵌入した状態で接
合されている。このチツプ管8は、真空加熱処理
の際に、その先端から空隙部3のガスを排出しし
つつこの先端が溶融して空隙部を封止するもので
ある。
胴体4がステンレス鋼から構成され、外瓶底6が
チタン材から構成され、上記外瓶胴部4と外瓶底
6とは、ろう付等により接合されている。上記外
瓶底6の略中央部には、銅からなるチツプ管8が
上記外瓶底6に形成された孔に嵌入した状態で接
合されている。このチツプ管8は、真空加熱処理
の際に、その先端から空隙部3のガスを排出しし
つつこの先端が溶融して空隙部を封止するもので
ある。
なお、これらの実施例における金属製魔法瓶に
おいては、ゲツタ−としてチタンを用いたが、例
えば、バリウム、ジルコニウム、バナジウム、コ
バルト、マグネシウム、ゲルマニウム、ニオブ、
タンタル、イツトリウムのようなゲツタ−効果を
有する金属、またはこれらの合金をゲツタ−とし
て用いても差し支えない。
おいては、ゲツタ−としてチタンを用いたが、例
えば、バリウム、ジルコニウム、バナジウム、コ
バルト、マグネシウム、ゲルマニウム、ニオブ、
タンタル、イツトリウムのようなゲツタ−効果を
有する金属、またはこれらの合金をゲツタ−とし
て用いても差し支えない。
「考案の効果」
この考案の金属製魔法瓶によれば、内瓶および
外瓶の少なくとも一部をゲツタ−から構成したの
で、別途にゲツタ−効果を有する金属を設けなく
ても、ゲツタ−効果を発揮させることができ、空
隙部の真空度を向上させると共に、使用中の真空
度の低下を防止することができる。したがつて、
従来の金属製魔法瓶においてゲツタ−を保持して
いた保持金具を必要としないため、製造工程が簡
素化されてコストを低下することができ、使用中
にゲツタ−の保持状態にがたが生じて不快な音が
発生することがなくなり、さらに、保持金具およ
びゲツタ−を設けるために内瓶と外瓶との間の間
隔を拡げる必要がないので、一定の収容量に対し
て外観寸法が小さな金属製魔法瓶を得ることがで
きる。
外瓶の少なくとも一部をゲツタ−から構成したの
で、別途にゲツタ−効果を有する金属を設けなく
ても、ゲツタ−効果を発揮させることができ、空
隙部の真空度を向上させると共に、使用中の真空
度の低下を防止することができる。したがつて、
従来の金属製魔法瓶においてゲツタ−を保持して
いた保持金具を必要としないため、製造工程が簡
素化されてコストを低下することができ、使用中
にゲツタ−の保持状態にがたが生じて不快な音が
発生することがなくなり、さらに、保持金具およ
びゲツタ−を設けるために内瓶と外瓶との間の間
隔を拡げる必要がないので、一定の収容量に対し
て外観寸法が小さな金属製魔法瓶を得ることがで
きる。
第1図は、この考案の第1実施例を示す図であ
つて、金属製魔法瓶の縦断面図である。第2図は
この考案の第2実施例の金属製魔法瓶の縦断面
図、第3図はこの考案の第3実施例の金属製魔法
瓶の縦断面図である。 1……内瓶、2……外瓶、3……空隙部。
つて、金属製魔法瓶の縦断面図である。第2図は
この考案の第2実施例の金属製魔法瓶の縦断面
図、第3図はこの考案の第3実施例の金属製魔法
瓶の縦断面図である。 1……内瓶、2……外瓶、3……空隙部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属製の内瓶と外瓶とを口部で接合して二重
構造とし、これら内瓶と外瓶との間の空隙部を
真空にしてなる金属製魔法瓶において、上記内
瓶および外瓶の少なくとも一部をゲツタ−効果
を有する金属から構成したことを特徴とする金
属製魔法瓶。 (2) 前記ゲツタ−効果を有する金属がチタン、バ
リウム、ジルコニウム、バナジウム、コバル
ト、マグネシウム、ゲルマニウム、ニオブ、タ
ンタル、イツトリウムより選ばれた一つの金属
あるいは合金であることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載の金属製魔法瓶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12735187U JPH0440608Y2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12735187U JPH0440608Y2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6431048U JPS6431048U (ja) | 1989-02-27 |
| JPH0440608Y2 true JPH0440608Y2 (ja) | 1992-09-24 |
Family
ID=31379705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12735187U Expired JPH0440608Y2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0440608Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3007212B2 (ja) * | 1992-01-20 | 2000-02-07 | 象印マホービン株式会社 | ステンレス鋼製真空二重容器の製造方法 |
-
1987
- 1987-08-21 JP JP12735187U patent/JPH0440608Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6431048U (ja) | 1989-02-27 |
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