JPH0440637Y2 - - Google Patents
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- JPH0440637Y2 JPH0440637Y2 JP1988005259U JP525988U JPH0440637Y2 JP H0440637 Y2 JPH0440637 Y2 JP H0440637Y2 JP 1988005259 U JP1988005259 U JP 1988005259U JP 525988 U JP525988 U JP 525988U JP H0440637 Y2 JPH0440637 Y2 JP H0440637Y2
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- Japan
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- thread
- take
- sewing
- sewing machine
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はリンク式天秤を備えたミシンに関し、
特に、糸供給路に張架された縫糸を天秤本体の保
持部に自動的に掛けることのできるリンク式天秤
を備えたミシンに関する。
特に、糸供給路に張架された縫糸を天秤本体の保
持部に自動的に掛けることのできるリンク式天秤
を備えたミシンに関する。
[従来技術]
従来のリンク式天秤装置として第10図bに記
載された装置が知られている。
載された装置が知られている。
その装置は天秤本体36の糸保持端部37を上
下動させ、その上方位置にて縫糸を取上げ、下方
位置にて縫糸を弛緩させるようにしている。そし
て、糸保持端部37を上下動させるために、糸保
持端部37の最下位置(最大糸弛緩位置)におけ
る天秤本体36と天秤クランクとの枢支点が位置
する点A′から糸保持端部37の最上位置(最大
糸取上位置)における枢支点が位置する点B′に
向う方向と、糸保持端部37の最下位置における
天秤支持体38と天秤本体36との連結点から支
軸(固定軸線)39に延びる方向とが略逆方向に
なるように支軸39を配置するようにしている。
下動させ、その上方位置にて縫糸を取上げ、下方
位置にて縫糸を弛緩させるようにしている。そし
て、糸保持端部37を上下動させるために、糸保
持端部37の最下位置(最大糸弛緩位置)におけ
る天秤本体36と天秤クランクとの枢支点が位置
する点A′から糸保持端部37の最上位置(最大
糸取上位置)における枢支点が位置する点B′に
向う方向と、糸保持端部37の最下位置における
天秤支持体38と天秤本体36との連結点から支
軸(固定軸線)39に延びる方向とが略逆方向に
なるように支軸39を配置するようにしている。
そのため、糸保持端部37が最下位置近傍にお
いて上昇する際、天秤本体36は天秤支持体38
との連結点にてほとんど回動することなく移動す
るため、糸保持端部37の最下位置近傍における
移動は直線的になつている。
いて上昇する際、天秤本体36は天秤支持体38
との連結点にてほとんど回動することなく移動す
るため、糸保持端部37の最下位置近傍における
移動は直線的になつている。
また、天秤への糸掛け装置として、特開昭47−
19948号公報に記載された装置が提案されている。
その装置は天秤の下部死点(最大糸弛緩位置)近
傍において天秤の移動方向と交差するように糸供
給路を形成する糸案内を設けている。そして、天
秤の下降時において、天秤の先端に設けられた糸
捕捉端は糸案内に掛けられた縫糸を押しやつて下
部死点に至り、その上昇時において、糸捕捉端は
縫糸を引掛けて糸掛け穴に導き、糸掛けが完了す
るように構成されている。
19948号公報に記載された装置が提案されている。
その装置は天秤の下部死点(最大糸弛緩位置)近
傍において天秤の移動方向と交差するように糸供
給路を形成する糸案内を設けている。そして、天
秤の下降時において、天秤の先端に設けられた糸
捕捉端は糸案内に掛けられた縫糸を押しやつて下
部死点に至り、その上昇時において、糸捕捉端は
縫糸を引掛けて糸掛け穴に導き、糸掛けが完了す
るように構成されている。
[考案が解決しようする課題]
しかしながら、従来のリンク式天秤装置を使用
して上記糸掛け装置を備えたミシンを構成する
と、天秤の下部死点(最大糸弛緩位置)近傍にお
ける天秤の糸捕捉端の上昇軌跡が直線的になるた
め、糸捕捉端と糸案内に掛けられた縫糸との接触
位置が精密に調整されていないと、天秤の下降時
に糸捕捉端が縫糸を押しやることができなかつた
り、縫糸を引掛けることができなかつたりして、
糸掛け穴に縫糸が掛けられないことがある。
して上記糸掛け装置を備えたミシンを構成する
と、天秤の下部死点(最大糸弛緩位置)近傍にお
ける天秤の糸捕捉端の上昇軌跡が直線的になるた
め、糸捕捉端と糸案内に掛けられた縫糸との接触
位置が精密に調整されていないと、天秤の下降時
に糸捕捉端が縫糸を押しやることができなかつた
り、縫糸を引掛けることができなかつたりして、
糸掛け穴に縫糸が掛けられないことがある。
本考案は従来の問題点を解決するために為され
たもので、その目的は、天秤本体の最大糸弛緩位
置近傍において、天秤本体をその天秤本体と天秤
支持体との連結点を中心に回動させて、糸保持部
の糸導入用開口から確実に縫糸を導入することに
より、天秤本体の糸保持部に縫糸の掛かりやすい
リンク式天秤を備えたミシンを提供することにあ
る。
たもので、その目的は、天秤本体の最大糸弛緩位
置近傍において、天秤本体をその天秤本体と天秤
支持体との連結点を中心に回動させて、糸保持部
の糸導入用開口から確実に縫糸を導入することに
より、天秤本体の糸保持部に縫糸の掛かりやすい
リンク式天秤を備えたミシンを提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段]
上記の目的を達成するために、本考案は、ミシ
ン主軸とともに回転する天秤クランクと、その天
秤クランク上の位置であつてその回転軸線から偏
倚した位置に枢支され、最大糸弛緩位置と最大糸
取上位置との間において移動可能な天秤本体と、
その天秤本体が最大糸弛緩位置に配置された時、
糸供給源から縫針に至る糸供給路中で固定案内に
て案内される縫糸と交差するように天秤本体に設
けられ、縫糸を糸保持孔に導入するため天秤本体
の移動方向に沿つて外方に開放した糸導入用開口
を有する糸保持部と、前記天秤クランクの回転軸
線に平行なミシン機枠上の固定軸線の周りに回動
可能に支持され、自由端が前記天秤本体の中間部
に回動可能に連結された天秤支持体とを備えたミ
シンにおいて、最大糸弛緩位置における天秤本体
と天秤クランクとの枢支点が位置する点から最大
糸取上位置における枢支点が位置する点に向う方
向と、最大糸弛緩位置における天秤本体と天秤支
持体との連結点から固定軸線に延びる方向とが略
同じ方向になるように固定軸線を配置し、前記天
秤本体が最大糸弛緩位置近傍において、前記糸保
持部の開口が前記固定案内にて案内される縫糸に
対向して前記連結点を中心として回動するように
構成されている。
ン主軸とともに回転する天秤クランクと、その天
秤クランク上の位置であつてその回転軸線から偏
倚した位置に枢支され、最大糸弛緩位置と最大糸
取上位置との間において移動可能な天秤本体と、
その天秤本体が最大糸弛緩位置に配置された時、
糸供給源から縫針に至る糸供給路中で固定案内に
て案内される縫糸と交差するように天秤本体に設
けられ、縫糸を糸保持孔に導入するため天秤本体
の移動方向に沿つて外方に開放した糸導入用開口
を有する糸保持部と、前記天秤クランクの回転軸
線に平行なミシン機枠上の固定軸線の周りに回動
可能に支持され、自由端が前記天秤本体の中間部
に回動可能に連結された天秤支持体とを備えたミ
シンにおいて、最大糸弛緩位置における天秤本体
と天秤クランクとの枢支点が位置する点から最大
糸取上位置における枢支点が位置する点に向う方
向と、最大糸弛緩位置における天秤本体と天秤支
持体との連結点から固定軸線に延びる方向とが略
同じ方向になるように固定軸線を配置し、前記天
秤本体が最大糸弛緩位置近傍において、前記糸保
持部の開口が前記固定案内にて案内される縫糸に
対向して前記連結点を中心として回動するように
構成されている。
[作用]
上記のように構成されたミシンにおいては、天
秤本体の最大糸弛緩位置近傍にて天秤本体の糸保
持部の開口が前記固定案内にて案内される縫糸に
対向して前記連結点を中心として回動するため、
糸保持部の糸導入用開口から縫糸が糸保持孔に確
実に導入される。
秤本体の最大糸弛緩位置近傍にて天秤本体の糸保
持部の開口が前記固定案内にて案内される縫糸に
対向して前記連結点を中心として回動するため、
糸保持部の糸導入用開口から縫糸が糸保持孔に確
実に導入される。
[実施例]
以下、この考案の一実施例を図面に従つて詳細
に説明する。
に説明する。
さて、この実施例のミシンにおいて、ミシン機
枠1内にはミシン主軸2が回転可能に支持され、
左右方向へ水平に延びている。ミシン機枠1の先
端内部には針棒3が上下動可能に支持され、その
下端には針4が取着されている。ミシン機枠1の
上面前縁には左右方向へ直線状に延びる横方向糸
案内溝5が形成されるとともに、ミシン機枠1の
前面には横方向糸案内溝5の左端に連続して上下
方向に延びる縦方向糸案内溝6が形成され、この
両糸案内溝5,6によつて前記針4に対する糸供
給経路が構成されている。両糸案内溝5,6の連
結部付近に位置するようにミシン機枠1の前方上
部には開口7が形成され、前記ミシン主軸2と直
交するように前後方向へ延びている。
枠1内にはミシン主軸2が回転可能に支持され、
左右方向へ水平に延びている。ミシン機枠1の先
端内部には針棒3が上下動可能に支持され、その
下端には針4が取着されている。ミシン機枠1の
上面前縁には左右方向へ直線状に延びる横方向糸
案内溝5が形成されるとともに、ミシン機枠1の
前面には横方向糸案内溝5の左端に連続して上下
方向に延びる縦方向糸案内溝6が形成され、この
両糸案内溝5,6によつて前記針4に対する糸供
給経路が構成されている。両糸案内溝5,6の連
結部付近に位置するようにミシン機枠1の前方上
部には開口7が形成され、前記ミシン主軸2と直
交するように前後方向へ延びている。
前記横方向糸案内溝5の右端に連続するように
ミシン機枠1の上面前縁には凹所8が形成され、
その凹所8内には縫糸Yを巻装した上糸ボビン9
を挿嵌支持するための糸立て棒10が設けられて
いる。横方向糸案内溝5のほぼ中央に位置するよ
うにミシン機枠1上には糸調子装置11が設けら
れ、その一対の糸調子皿12間への糸挿入部が横
方向糸案内溝5に沿つて左右方向へ直線状に延び
るように配置されている。糸立て棒10と糸調子
装置11との間に位置するようにミシン機枠1の
上面には糸案内体13が設けられ、横方向糸案内
溝5に沿つて移動される縫糸Yに対し弱いテンシ
ヨンを付与するようになつている。
ミシン機枠1の上面前縁には凹所8が形成され、
その凹所8内には縫糸Yを巻装した上糸ボビン9
を挿嵌支持するための糸立て棒10が設けられて
いる。横方向糸案内溝5のほぼ中央に位置するよ
うにミシン機枠1上には糸調子装置11が設けら
れ、その一対の糸調子皿12間への糸挿入部が横
方向糸案内溝5に沿つて左右方向へ直線状に延び
るように配置されている。糸立て棒10と糸調子
装置11との間に位置するようにミシン機枠1の
上面には糸案内体13が設けられ、横方向糸案内
溝5に沿つて移動される縫糸Yに対し弱いテンシ
ヨンを付与するようになつている。
前記開口7内の前端上部に位置するように、ミ
シン機枠1上には線材にて折曲形成してなる固定
案内としての糸掛け体14が取着され、前記横方
向糸案内溝5に沿つて導かれる縫糸Yを上方から
挿通掛止することができるとともに、その掛止状
態で縫糸Yを開口7の延長方向と交差して開口7
の幅方向に張架した後、縦方向糸案内溝6内へ導
くようになつている。ミシン機枠1の前面及び針
棒3の下端には糸案内体15,16,17が設け
られ、縫糸Yを縦方向案内溝6に沿つて案内して
針4の針穴へと導くようになつている。
シン機枠1上には線材にて折曲形成してなる固定
案内としての糸掛け体14が取着され、前記横方
向糸案内溝5に沿つて導かれる縫糸Yを上方から
挿通掛止することができるとともに、その掛止状
態で縫糸Yを開口7の延長方向と交差して開口7
の幅方向に張架した後、縦方向糸案内溝6内へ導
くようになつている。ミシン機枠1の前面及び針
棒3の下端には糸案内体15,16,17が設け
られ、縫糸Yを縦方向案内溝6に沿つて案内して
針4の針穴へと導くようになつている。
一方、前記ミシン機枠1内には、ミシン主軸2
の回転に調時して縫糸Yの取上げを行うための天
秤装置21が設けられている。すなわち、ミシン
主軸2の左端には天秤クランク22が固定され、
ミシン主軸2と一体回転されるようになつてい
る。天秤クランク22の左側面上の位置であつて
前記ミシン主軸2の回転中心から偏倚した位置に
は天秤本体23が基端にて回動自在に枢支され、
その自由端には縫糸Yを保持する保持部としての
糸保持端部24が設けられている。ミシン基枠1
内には天秤支持体25が支軸26により前記ミシ
ン主軸2に平行な固定軸線の周りで回動可能に支
持され、その自由端においてピン27により天秤
本体23の中間部に回動可能に連結されている。
又、前記天秤クランク22と針棒3との間には針
棒クランク28が設けられ、天秤クランク22の
回転に伴いこの針棒クランク28を介して針棒3
が上下方向へ往復運動されるようになつている。
の回転に調時して縫糸Yの取上げを行うための天
秤装置21が設けられている。すなわち、ミシン
主軸2の左端には天秤クランク22が固定され、
ミシン主軸2と一体回転されるようになつてい
る。天秤クランク22の左側面上の位置であつて
前記ミシン主軸2の回転中心から偏倚した位置に
は天秤本体23が基端にて回動自在に枢支され、
その自由端には縫糸Yを保持する保持部としての
糸保持端部24が設けられている。ミシン基枠1
内には天秤支持体25が支軸26により前記ミシ
ン主軸2に平行な固定軸線の周りで回動可能に支
持され、その自由端においてピン27により天秤
本体23の中間部に回動可能に連結されている。
又、前記天秤クランク22と針棒3との間には針
棒クランク28が設けられ、天秤クランク22の
回転に伴いこの針棒クランク28を介して針棒3
が上下方向へ往復運動されるようになつている。
そして、この実施例においては、第1図から明
らかなように前記天秤支持体25を支持する固定
軸線が、ミシン主軸2の回転中心より下方でかつ
その回転中心よりミシン前面側に配置されてい
る。それにより、前記天秤クランク22の回転に
伴い天秤本体23の糸保持端部24が前後方向へ
ほぼ水平に往復運動され、第9図に鎖線で示すよ
うに縫糸Yの最大取上げ時に最後方位置(最大糸
取上位置)に移動されるようになつている。尚、
この時の天秤本体23と天秤クランク22との枢
支点は第10図aの点Bに位置している。又、天
秤本体23の糸保持端部24は、第6図に示すよ
うに最前方位置(最大糸弛緩位置)の近傍に移動
された時に、前記開口7を通してミシン機枠1か
ら露出するとともに、前記糸掛け体14により糸
保持端部24の運動方向と交差する方向に張架さ
れた縫糸Yに近接配置されるようになつている。
尚、この時の天秤本体23と天秤クランク22と
の枢支点は第10図aの点Aに位置している。
らかなように前記天秤支持体25を支持する固定
軸線が、ミシン主軸2の回転中心より下方でかつ
その回転中心よりミシン前面側に配置されてい
る。それにより、前記天秤クランク22の回転に
伴い天秤本体23の糸保持端部24が前後方向へ
ほぼ水平に往復運動され、第9図に鎖線で示すよ
うに縫糸Yの最大取上げ時に最後方位置(最大糸
取上位置)に移動されるようになつている。尚、
この時の天秤本体23と天秤クランク22との枢
支点は第10図aの点Bに位置している。又、天
秤本体23の糸保持端部24は、第6図に示すよ
うに最前方位置(最大糸弛緩位置)の近傍に移動
された時に、前記開口7を通してミシン機枠1か
ら露出するとともに、前記糸掛け体14により糸
保持端部24の運動方向と交差する方向に張架さ
れた縫糸Yに近接配置されるようになつている。
尚、この時の天秤本体23と天秤クランク22と
の枢支点は第10図aの点Aに位置している。
第4図に示すように前記糸保持端部24上には
糸保持穴29が形成され、その一部には糸導入用
開口としての開放口30が設けられている。その
開放口30の一側において糸保持端部24上には
案内面31が形成され、第6図及び第7図に示す
ように糸保持端部24は、その前方運動時に前記
糸掛け体14に張架された縫糸Yに係合し、その
最前方位置に移動された時にピン27を中心に大
きく回動して、その縫糸Yを開放口30から糸保
持穴29中へ確実に案内するようになつている。
糸保持穴29の開放口30の上方に延出するよう
に糸保持端部24には延出片32が形成され、糸
保持穴29中の縫糸Yが開放口30から脱落する
のを防止するようになつている。
糸保持穴29が形成され、その一部には糸導入用
開口としての開放口30が設けられている。その
開放口30の一側において糸保持端部24上には
案内面31が形成され、第6図及び第7図に示す
ように糸保持端部24は、その前方運動時に前記
糸掛け体14に張架された縫糸Yに係合し、その
最前方位置に移動された時にピン27を中心に大
きく回動して、その縫糸Yを開放口30から糸保
持穴29中へ確実に案内するようになつている。
糸保持穴29の開放口30の上方に延出するよう
に糸保持端部24には延出片32が形成され、糸
保持穴29中の縫糸Yが開放口30から脱落する
のを防止するようになつている。
第1,3図に示すように前記開口7の近傍にお
いてミシン基枠1内には係止体33が配置され、
前記天秤本体23の糸保持端部24の運動軌跡の
一側において、その運動軌跡に沿う上下方向の所
定領域に延在されている。係止体33の表面には
縫糸Yの掛止が可能な多数の細毛34が植設さ
れ、前記糸保持端部24と接触するように配置さ
れている。一方、糸保持端部24の運動平面内に
位置するようにその糸保持端部24の一側には平
坦面35が形成され、糸保持穴29に挿通保持さ
れた縫糸Yを前記多数の細毛34に圧接するよう
になつている。そして、第9図に示すように天秤
本体23の糸保持端部24により取上げられてそ
の糸保持端部24の前方運動にもとない弛緩した
縫糸Yが、前記係止体33上の多数の細毛34に
より掛止保持されるようになつている。
いてミシン基枠1内には係止体33が配置され、
前記天秤本体23の糸保持端部24の運動軌跡の
一側において、その運動軌跡に沿う上下方向の所
定領域に延在されている。係止体33の表面には
縫糸Yの掛止が可能な多数の細毛34が植設さ
れ、前記糸保持端部24と接触するように配置さ
れている。一方、糸保持端部24の運動平面内に
位置するようにその糸保持端部24の一側には平
坦面35が形成され、糸保持穴29に挿通保持さ
れた縫糸Yを前記多数の細毛34に圧接するよう
になつている。そして、第9図に示すように天秤
本体23の糸保持端部24により取上げられてそ
の糸保持端部24の前方運動にもとない弛緩した
縫糸Yが、前記係止体33上の多数の細毛34に
より掛止保持されるようになつている。
次に、前記のように構成されたミシンについて
作用を説明する。
作用を説明する。
さて、このミシンにおいて糸掛けを行う場合に
は、糸立て棒10に挿嵌支持した上糸ボビン9か
ら縫糸Yを引き出して左方に導き、横方向糸案内
溝5の上方からその糸案内溝5内に挿入すると、
その縫糸Yは糸案内体13、糸調子装置11及び
糸掛け体14に挿入されて横方向糸案内溝5内で
横方向に掛け渡される。その後、縫糸Yの端部を
下方に導き、縦方向糸案内溝6の前方からその糸
案内溝6内に挿入して、糸案内体15,16に挿
入掛止するとともに、針棒3上の糸案内体17に
掛止して針4の針穴に挿通すると、第1〜3図か
ら明らかなように、前記糸掛け体14上において
縫糸Yが天秤本体23の糸保持端部24の運動方
向と交差する方向に張架される。
は、糸立て棒10に挿嵌支持した上糸ボビン9か
ら縫糸Yを引き出して左方に導き、横方向糸案内
溝5の上方からその糸案内溝5内に挿入すると、
その縫糸Yは糸案内体13、糸調子装置11及び
糸掛け体14に挿入されて横方向糸案内溝5内で
横方向に掛け渡される。その後、縫糸Yの端部を
下方に導き、縦方向糸案内溝6の前方からその糸
案内溝6内に挿入して、糸案内体15,16に挿
入掛止するとともに、針棒3上の糸案内体17に
掛止して針4の針穴に挿通すると、第1〜3図か
ら明らかなように、前記糸掛け体14上において
縫糸Yが天秤本体23の糸保持端部24の運動方
向と交差する方向に張架される。
この状態でミシンの運動を開始すると、ミシン
主軸2の回転に伴い天秤クランク22が回転さ
れ、針棒クランク28を介して針棒3が最下点ま
で下降された後に上昇され、図示しない糸輪捕捉
器により上糸ループが捕捉されて前記の掛け渡し
状態にある縫糸Yが緊張される。一方、前記天秤
クランク22の回転に伴い天秤本体23の糸保持
端部24が第5図、第1図及び第6図に順に示す
ように最後方位置から前方に移動され、その最前
方位置付近において前記糸掛け体14に張架され
た縫糸Yが糸保持端部24上の案内面31に係合
して開放口30に導かれる。そして、糸保持端部
24のピン27を中心とする回動に伴つて縫糸Y
は開放口30から確実に糸案内穴29中に案内挿
入され、延出片32により脱落防止される。従つ
て、天秤本体23の糸保持端部24に対する糸掛
けを自動的に行うことができる。
主軸2の回転に伴い天秤クランク22が回転さ
れ、針棒クランク28を介して針棒3が最下点ま
で下降された後に上昇され、図示しない糸輪捕捉
器により上糸ループが捕捉されて前記の掛け渡し
状態にある縫糸Yが緊張される。一方、前記天秤
クランク22の回転に伴い天秤本体23の糸保持
端部24が第5図、第1図及び第6図に順に示す
ように最後方位置から前方に移動され、その最前
方位置付近において前記糸掛け体14に張架され
た縫糸Yが糸保持端部24上の案内面31に係合
して開放口30に導かれる。そして、糸保持端部
24のピン27を中心とする回動に伴つて縫糸Y
は開放口30から確実に糸案内穴29中に案内挿
入され、延出片32により脱落防止される。従つ
て、天秤本体23の糸保持端部24に対する糸掛
けを自動的に行うことができる。
その後、前記天秤クランク22の回転に伴い、
天秤本体23の糸保持端部24が第7図及び第8
図に示すように最前方位置から後方に移動され
て、第9図に鎖線で示すように最後方位置に達す
ると、縫糸Yが最大に取上げられて縫目が形成さ
れる。そして、第9図に実線で示すように糸保持
端部24が最後方位置から前方に移動されると、
その糸保持端部24により取上げられて弛緩した
縫糸Yが係止体33上の多数の細毛34に掛止さ
れ、縫糸Yの弛みが吸収される。このように前記
天秤クランク22の回転に伴い天秤本体23の糸
保持端部24が前後方向に往復運動され、その糸
保持端部24の後方運動時に縫糸Yの取上げが行
われるとともに、糸保持端部24の前方運動時に
掛止体33上の多数の細毛34により縫糸Yの弛
みが吸収される。
天秤本体23の糸保持端部24が第7図及び第8
図に示すように最前方位置から後方に移動され
て、第9図に鎖線で示すように最後方位置に達す
ると、縫糸Yが最大に取上げられて縫目が形成さ
れる。そして、第9図に実線で示すように糸保持
端部24が最後方位置から前方に移動されると、
その糸保持端部24により取上げられて弛緩した
縫糸Yが係止体33上の多数の細毛34に掛止さ
れ、縫糸Yの弛みが吸収される。このように前記
天秤クランク22の回転に伴い天秤本体23の糸
保持端部24が前後方向に往復運動され、その糸
保持端部24の後方運動時に縫糸Yの取上げが行
われるとともに、糸保持端部24の前方運動時に
掛止体33上の多数の細毛34により縫糸Yの弛
みが吸収される。
又、この実施例では天秤本体23の糸保持端部
24が、横方向糸案内溝5及び縦方向糸案内溝6
上の糸供給経路に沿うことなく、前後方向に往復
運動されるため、その保持端部24に糸絡みが生
じることは全くない。又、糸保持端部24が前後
方向に往復運動される際、係止体33上の多数の
細毛34が糸保持端部24上の平坦部35との係
合により、自体の弾性に抗して撓曲されるため、
細毛34が著しく摩耗することはない。
24が、横方向糸案内溝5及び縦方向糸案内溝6
上の糸供給経路に沿うことなく、前後方向に往復
運動されるため、その保持端部24に糸絡みが生
じることは全くない。又、糸保持端部24が前後
方向に往復運動される際、係止体33上の多数の
細毛34が糸保持端部24上の平坦部35との係
合により、自体の弾性に抗して撓曲されるため、
細毛34が著しく摩耗することはない。
さらに、第10図に示すように、天秤本体36
の糸保持端部37が上下動するミシンにおいて
は、糸保持端部37を上下動させるために、天秤
支持体38の支軸39を天秤クランクの上方に配
置しており、このため天秤本体36の上下動域が
上方に位置してミシン機枠の高さが高くなり大型
化する。これに対しこの実施例のミシンでは天秤
本体23が前後動するように天秤支持体25の支
軸26を天秤クランク22の前部下方へ配置した
ので、天秤本体23の高さを低くでき、ミシン機
枠の高さを低くできる。
の糸保持端部37が上下動するミシンにおいて
は、糸保持端部37を上下動させるために、天秤
支持体38の支軸39を天秤クランクの上方に配
置しており、このため天秤本体36の上下動域が
上方に位置してミシン機枠の高さが高くなり大型
化する。これに対しこの実施例のミシンでは天秤
本体23が前後動するように天秤支持体25の支
軸26を天秤クランク22の前部下方へ配置した
ので、天秤本体23の高さを低くでき、ミシン機
枠の高さを低くできる。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。
るものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。
[効果]
本考案は、以上詳述したように、最大糸弛緩位
置における天秤本体と天秤クランクとの枢支点が
位置する点から最大糸取上位置における枢支点が
位置する点に向う方向と、最大糸弛緩位置におけ
る天秤本体の中間部と天秤支持体との連結点から
前記支持体を回動可能に支持する固定軸線に延び
る方向とが略同じ方向になるように固定軸線を配
置し、前記天秤本体が最大糸弛緩位置近傍におい
て、糸保持部の開口が固定案内にて案内される縫
糸に対向して前記連結点を中心として回動するよ
うに構成されているため、前記開口から縫糸が糸
保持孔に確実に導入され、正確に糸掛けを行なう
ことができる。
置における天秤本体と天秤クランクとの枢支点が
位置する点から最大糸取上位置における枢支点が
位置する点に向う方向と、最大糸弛緩位置におけ
る天秤本体の中間部と天秤支持体との連結点から
前記支持体を回動可能に支持する固定軸線に延び
る方向とが略同じ方向になるように固定軸線を配
置し、前記天秤本体が最大糸弛緩位置近傍におい
て、糸保持部の開口が固定案内にて案内される縫
糸に対向して前記連結点を中心として回動するよ
うに構成されているため、前記開口から縫糸が糸
保持孔に確実に導入され、正確に糸掛けを行なう
ことができる。
第1図はこの考案を具体化したミシンの一実施
例を示す部分縦断面図、第2図はそのミシンの部
分正面図、第3図は同じく部分平面図、第4図は
天秤本体の糸保持端部を拡大して示す部分側面
図、第5図乃至第7図は糸保持端部に対する糸掛
け動作を順に示すミシンの部分縦断面図、第8図
及び第9図は糸保持端部による縫糸の取上げ動作
及び掛止体上の多数の細毛による縫糸の弛み吸収
動作を示すミシンの部分縦断面図、第10図は従
来のミシンと実施例のミシンとを対比して示す側
面図である。 図中、1はミシン機枠、2はミシン主軸、7は
開口、21は天秤装置、22は天秤クランク、2
3は天秤本体、24は糸保持端部、25は天秤支
持体、30は開放口である。
例を示す部分縦断面図、第2図はそのミシンの部
分正面図、第3図は同じく部分平面図、第4図は
天秤本体の糸保持端部を拡大して示す部分側面
図、第5図乃至第7図は糸保持端部に対する糸掛
け動作を順に示すミシンの部分縦断面図、第8図
及び第9図は糸保持端部による縫糸の取上げ動作
及び掛止体上の多数の細毛による縫糸の弛み吸収
動作を示すミシンの部分縦断面図、第10図は従
来のミシンと実施例のミシンとを対比して示す側
面図である。 図中、1はミシン機枠、2はミシン主軸、7は
開口、21は天秤装置、22は天秤クランク、2
3は天秤本体、24は糸保持端部、25は天秤支
持体、30は開放口である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ミシン主軸2とともに回転する天秤クランク2
2と、その天秤クランク22上の位置であつてそ
の回転軸線から偏倚した位置に枢支され、最大糸
弛緩位置と最大糸取上位置との間において移動可
能な天秤本体23と、その天秤本体23が最大糸
弛緩位置近傍に配置された時、糸供給源9から縫
針4に至る糸供給路中で固定案内14にて案内さ
れる縫糸Yと交差するように天秤本体23に設け
られ、縫糸Yを糸保持穴29に導入するため天秤
本体の移動方向に沿つて外方に開放した糸導入用
開口30を有する糸保持部24と、前記天秤クラ
ンク22の回転軸線に平行なミシン機枠1上の固
定軸線の周りに回動可能に支持され、自由端が前
記天秤本体23の中間部に回動可能に連結された
天秤支持体25とを備えたミシンにおいて、 最大糸弛緩位置における前記天秤本体23と前
記天秤クランク22との枢支点が位置する点Aか
ら前記最大糸取上位置における前記枢支点が位置
する点Bに向う方向と、前記最大糸弛緩位置にお
ける前記天秤本体23と前記天秤支持体25との
連結点27から前記固定軸線26に延びる方向と
が略同じ方向になるように固定軸線26を配置
し、前記天秤本体23が最大糸弛緩位置近傍にお
いて、前記糸保持部24の開口が前記固定案内1
4にて案内される縫糸Yに対向して前記連結点を
中心として回動するように構成されたことを特徴
とするリンク式天秤を備えたミシン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988005259U JPH0440637Y2 (ja) | 1988-01-19 | 1988-01-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988005259U JPH0440637Y2 (ja) | 1988-01-19 | 1988-01-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63132682U JPS63132682U (ja) | 1988-08-30 |
| JPH0440637Y2 true JPH0440637Y2 (ja) | 1992-09-24 |
Family
ID=30786674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988005259U Expired JPH0440637Y2 (ja) | 1988-01-19 | 1988-01-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0440637Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0131169Y2 (ja) * | 1985-03-11 | 1989-09-25 |
-
1988
- 1988-01-19 JP JP1988005259U patent/JPH0440637Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63132682U (ja) | 1988-08-30 |
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