JPH0442072Y2 - - Google Patents

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JPH0442072Y2
JPH0442072Y2 JP1986059740U JP5974086U JPH0442072Y2 JP H0442072 Y2 JPH0442072 Y2 JP H0442072Y2 JP 1986059740 U JP1986059740 U JP 1986059740U JP 5974086 U JP5974086 U JP 5974086U JP H0442072 Y2 JPH0442072 Y2 JP H0442072Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 高周波電縫管溶接において使用するインピーダ
に関する。
考案の概要 本考案は、ロツドの外周に配置したフエライ
ト・コアを絶縁筒で覆い、この絶縁筒の両端部に
絶縁筒の端部開口部にかん合挿入され開口部を閉
鎖する小径部と絶縁筒の軸方向の移動を阻止する
ストツパー部とから成る第1ホルダーと第2ホル
ダーとを各々ロツドに軸方向外側の移動を阻止す
ると共にかん合固定して設け、ロツドにフエライ
ト・コアに冷却水を通水する通水孔を形成して成
る高周波電縫管溶接において使用されるインピー
ダにおいて、各ホルダーのうち少なくとも一方の
ホルダーのストツパー部を着脱自在に構成したの
で、ストツパー部を取り外すことにより絶縁筒の
みを軸方向に移動させることができ、フエライ
ト・コアの交換を容易に行えるものである。
従来の技術 インピーダは電縫管の溶接において、高周波電
流を溶接点に効率良く通電せしめるために使用さ
れるものである。
第8図は誘導式の高周波電縫管溶接の原理を説
明するための斜視図であつて、金属板を管状に形
成した管素材1を対向配置された一対の加在ロー
ル2a,2b間に挿入し、これを矢印方向に移動
させながら該管素材1の縁部同志を圧接する。そ
の際に、管素材1自体に高周波誘導コイル3を用
いて高周波電流iを通電させて縁部を赤熱し、溶
接点4にて溶接する。
ところで、溶接を有効になすには、高周波電流
がすべて管素材1の縁部5を通ることが望まし
い。しかしながら実際には電流は縁部に集中して
流れるのみでなく、管素材1の内側を通るものも
あり、従つて溶接効果は必ずしもよくない。特
に、管径が細い場合にはそれが顕著になる。そこ
で、縁部5に集中して電流が流れるようにするた
めに、フエライト・コアを内蔵したインピーダ6
を管素材1内に貫挿し、管素材内側を通る電流を
少なくしている。
次に第9図はインピーダ6を管素材1内に貫挿
せしめた状態を示す断面図であつて、インピーダ
6は取り付けブロツク7に固定された支持軸8の
先端に取り付けられている。9は、インピーダ6
を着脱するためのねじ部等よりなる接続部であ
る。3は誘導コイル、2は加圧ロールの位置を示
し、4は溶接点である。インピーダ6の先端には
更に着脱自在の接続部10を介して内径側の溶接
ビートを切削除去する切削除去装置が設けられて
いる。切削状虚装置は、接続部10を介してバイ
ト取り付け部11を設け、このバイト取り付け部
11にバイトホルダー12を介して溶接ビートを
切削除去するためのバイト13を取り付けて構成
されており、バイト取り付け部11にはバイト1
3を上げ下げするための油圧機構が内蔵されてい
る。14は外径側の溶接ビードを切削除去するた
めのバイトである。15はインピーダ6の内部等
に冷却水を通水するための冷却水配管である。
次に従来のインピーダ6の一例を第6図および
第7図を用いて説明する。第6図における上半分
は断面図としてある。第7図は第6図におけるD
−D断面矢視図を示す。
第6図および第7図において、20は非磁性綱
等よりなるロツドで軸方向の通水孔21および半
径方向の通水孔23が設けられている。通水孔2
3は一般に円周方向に複数ケ所設けられている。
24は第1ホルダーであつてロツド20の外周の
段付き部にかん合して、図中左側への移動を阻止
して設けられている。25は第1ホルダー24に
設けられた通水路であつてロツド20に設けられ
た通水孔23と連通している。27はOリングで
ある。33は棒状のフエライト・コアであつて第
7図に示すようにロツド20の外周をとりまいて
複数個配設されている。30は第2ホルダーであ
つてロツド20の外周にかん合するとともに、ナ
ツト36および37によつて図中の右方向への移
動が阻止されている。31は第2ホルダー30の
円周方向に複数ケ所設けられている排水口であ
る。34は筒状の絶縁材よりなる絶縁筒であつ
て、第1ホルダー24及び第2ホルダー30の段
付き小径部が各々両端開口部にかん合すると共
に、両ホルダーの大径部であるストツパー部が端
面に各々当接するとこにより軸方向の移動を阻止
された状態で支持されている。26および32は
Oリングである。
従つてフエライト・コア33はロツド20の外
周であつて、第1ホルダー24、第2ホルダー3
0および絶縁筒34によつて形成された空間に収
納されている。そして通水孔21,23、通水路
25、フエライト・コア33相互間のすき間、お
よび排水孔31よつて冷却水の通水経路が形成さ
れている。従つて通水孔21より給水された冷却
水はフエライト・コア33を冷却しながら図中の
左から右方へ通水、排水孔31より排出される。
考案が解決しようとする問題点 ところで、インピーダ6の使用時間が長くなる
に従つてフエライト・コア33は熱的影響等を受
けて破砕を生ずる。そしてフエライト・コア33
の破砕が進行するのにともなつてインピーダの性
能が劣化するので、一定の期間ごとにフエライ
ト・コア33を新品と交換することが必要とな
る。
従来のインピーダ6ではこのフエライト・コア
33の交換を行なうためには、ナツト36および
37をゆるめて第2ホルダ30と一緒に図中の右
方向へ移動させてロツド20から取り外し、更に
絶縁筒34を同様に図中の右方向へ移動させるこ
とによつてフエライト・コア33の交換が行なわ
れていた。この交換作業では第2ホルダー30を
右方へ大きく移動させたり取り外すなど面倒な作
業をともない。しかも第9図に図示したように多
くのインピーダ6ではその先端部に更にバイト取
り付け部11が設けられているので、このバイト
取り付け部11やバイト13を上下動させる油圧
機構のための油圧配管まで取り外してフエライ
ト・コア33の交換を行なつた後、再び組立たる
という作業を必要とし、このために油圧配管をロ
ツド20内に収納した構造とすることが難しく、
インピーダ6の外周に沿つて配管したり接続部を
設けることになるため油圧配管が邪魔になつた
り、油圧配管が損傷するということも生じた。
しかも溶接ライン内の狭い場合でインピーダ6
を支持軸8に取り付けたままで上記の作業を行な
うことは実際上困難性が多いので、多くの場合イ
ンピーダ6およびバイト取り付け部11等を支持
軸8ごと取り付けブロツク7から取り外して、上
記のフエライト・コアの交換作業を行なつた後再
び全体を組み立てるという大がかりな作業が行な
われていた。
従つてフエライト・コア33の交換に多くの時
間と労力を要し、またその間溶接ラインの操業が
停止するので生産性が低下するという問題点があ
つた。
問題点を解決するための手段 本考案は、ストツパー部により絶縁筒の軸方向
の移動を阻止するよう支持する第1ホルダーおよ
び第2ホルダーのうち、少なくとも一方のホルダ
ーのストツパー部を着脱自在に構成したことによ
り、ストツパー部を取り外すことにより絶縁筒の
みを軸方向に移動させることができ、フエライ
ト・コアの交換を容易に行えるものである。
実施例 以下、本考案を第1〜5図に示す実施例にもと
づいて詳細に説明する。なお従来と同一部分には
同一符号を付して説明を簡略化する。
第1図〜第3図は本考案の第1実施例を示す図
であつて、第2図および第3図はそれぞれ第1図
におけるA−A断面矢視図およびB−B断面矢視
図である。
第1図〜第3図に示す第1実施例のインピーダ
6において、第1ホルダー24は、絶縁筒34の
開口部を閉鎖する小径部と、絶縁筒34の軸方向
の移動を阻止するストツパー部28とに分割部2
4aにて分割されており、ボルト29により着脱
自在に構成されている。第1図〜第3図に示すよ
うに第1ホルダー24のストツパー部28を取り
付けた状態では、前記従来のインピーダと全く同
様に、絶縁筒は第1ホルダー24のストツパー部
28および第2ホルダー30の大径部であるスト
ツパー部とによつて軸方向の移動を阻止した状態
で支持され、これらとロツド20の外周によつて
形成された空間にフエライト・コア33が収納さ
れている。
次にフエライト・コア33を交換する場合に
は、ボルト29をゆるめてストツパー部28を第
1ホルダー24から取り除くと、図中左側には絶
縁筒34の移動を阻止するものがなくなるので、
絶縁筒34は図中の左方向へ移動させることが可
能となる。
従つて絶縁筒34を左方向へ移動させるだけで
フエライト・コア33を容易に交換することがで
きる。
なお、図において絶縁筒34の第1ホルダー2
4の小径部がかん合する部分の内径を他の内径部
分より小径の小径部35として形成しているの
は、絶縁筒34の移動を容易に、且つOリング2
6を傷めることなく行えるようにするためであ
る。この小径部35は必ずしも必要なものではな
いが設けることが好ましい。また図においては、
ストツパー部28は第1ホルダー24の外周の1
部分に設けてあるが、円周方向の複数ケ所に分散
して、また全周にわたつて設けてもよい。
また第9図に示すように、支持軸8およびバイ
ト取り付け部11等の外径寸法は一般に絶縁筒3
4の内径寸法よりも小であるため、第2ホルダー
30においてストツパー部を着脱自在に分割する
よう構成し、フエライト・コアの交換時には絶縁
筒34を図中右方向に移動せしめるようにしても
よい。更に、第1ホルダー24および第2ホルダ
ー30の両方共にストツパー部を着脱自在に分割
するよう構成してもよい。なお絶縁筒34の内径
寸法とは、絶縁筒34をフエライト・コア33の
外周部をはずれる程度に左方向または右方向に移
動させることができるための最小内径部の内径寸
法とする。
次に第4図および第5図は本考案の第2実施例
を示す図であつて、第5図は第4図におけるC−
C矢視方向から見た説明図で、第5図イではスト
ツパー部分を取り外し、ロでその取り外したスト
ツパー部分を示してある。この第2実施例におけ
るインピーダ6では、ノズル40を設けて第8図
または第9図における溶接点4の近傍直下の部分
にも冷却水を噴出せしめて溶接の際に生じる溶融
生成物を排除し、インピーダ6の外面上に溶融生
成物が堆積することを防いでいる。41は通水路
であつて、ロツド20、第1ホルダー24および
ストツパー部28に設けた半径方向の各通水孔4
2,43および44と連通している。またロツド
20の軸芯部には第9図に示す内径側の溶接ビー
ドを切削除去するバイト13の刃先部分にも冷却
水を給水するための通水孔22が設けられ、かつ
この通水孔22内に油圧パイプ45が配設されて
いる。なお、かかる構造と類似の構造を有するイ
ンピーダについては特願昭59−169136号に記述さ
れている。
この実施例におけるインピーダ6では、ストツ
パー部28にノズル40が一体に取り付けられて
いる。従つてボルト29によつてストツパー部2
8およびノズル40が一体的に第1ホルダー24
に着脱される。ボルト29をゆるめてストツパー
部28およびノズル40を第1ホルダー24の分
割部24aにおいて分割して取り外し、絶縁筒3
4を図中左方向に移動させることによつて、フエ
ライト・コア33の交換を容易に行うことができ
る。なおこの実施例においても絶縁筒34の第1
ホルダー24とかん合する部分に局部的な小径部
35を設けてあるが、この小径部35は絶縁筒3
4と一体に成形してもよいし、または第4図に示
すように別の部材から成形したものを絶縁筒34
の内径に挿入して接合する等によつて設けてもよ
い。
考案の効果 以上説明したように、本考案のインピーダでは
第1ホルダーまたは第2ホルダーに設けたストツ
パー部を取り外して絶縁筒を軸方向に移動させる
だけでフエライト・コアの交換を容易に実施する
ことができる。従つてフエライト・コアの交換の
ための労力を軽減し、時間を短縮できる効果があ
る。更に溶接ラインの停止時間が短縮されるので
生産性が向上する効果がある。
またインピーダの先端側にバイト取付け部が接
続されている場合には、フエライト・コアの交換
にあたつてこのバイト取付け部を取り外す必要が
ないし、またバイトを上下動せしめるための油圧
配管も切り離したり接積したりする必要がないの
で、フエライト・コアの交換が非常に容易になる
のみならず、油圧配管をロツドに設けた軸方向の
孔内に収納することが容易となり、油圧配管が邪
魔になつたり管素材1と接触して損傷するのを避
けることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜第5図は本考案に係るインピーダの実施
例を示す図である。第1図〜第3図は第1実施例
を示す図で、第2図および第3図はそれぞれ第1
図におけるA−A断面矢視図およびB−B断面矢
視図である。第4図および第5図は第2実施例を
示す図で、第5図は第4図におけるC−C断面矢
視図である。第6図および第7図は従来のインピ
ーダの例を示す図で、第7図は第6図におけるD
−D断面矢視図である。第8図は誘導式の高周波
電縫管溶接の原理を説明する斜視図、第9図はイ
ンピーダを管素材内に貫挿せしめた状態を示す図
である。 1……管素材、3……誘導コイル、4……溶接
点、6……インピーダ、8……支持軸、11……
バイト取り付け部、13,14……バイト、20
……ロツド、24……第1ホルダー、28……ス
トツパー部、30……第2ホルダー、33……フ
エライト・コア、34……絶縁筒、40……ノズ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高周波電縫管溶接において使用されるインピー
    ダであつて、基端側が支持軸を介して固定された
    ロツドの外周にフエライト・コアを配置して設
    け、前記フエライト・コアの外周を覆う絶縁筒を
    設け、前記絶縁筒の両端部において該絶縁筒の端
    部開口部にかん合挿入され該開口部を閉鎖する小
    径部と該絶縁筒の軸方向の移動を阻止するストツ
    パー部とから成る第1ホルダーと第2ホルダーと
    を各々前記ロツドに軸方向外側の移動を阻止する
    ようかん合固定して設け、前記ロツドにフエライ
    ト・コアに冷却水を通水する通水孔を形成して設
    け、前記各ホルダーのうち少なくとも一方のスト
    ツパー部を着脱自在に構成したことを特徴とする
    インピーダ。
JP1986059740U 1986-04-21 1986-04-21 Expired JPH0442072Y2 (ja)

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