JPH0442094A - 原子炉炉心構造体 - Google Patents
原子炉炉心構造体Info
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- JPH0442094A JPH0442094A JP2147471A JP14747190A JPH0442094A JP H0442094 A JPH0442094 A JP H0442094A JP 2147471 A JP2147471 A JP 2147471A JP 14747190 A JP14747190 A JP 14747190A JP H0442094 A JPH0442094 A JP H0442094A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、原子炉の炉心に使用される、燃料被覆管、
燃料チャンネル、スペーサ等の原子炉炉心構造体に関す
る。
燃料チャンネル、スペーサ等の原子炉炉心構造体に関す
る。
(従来の技術)
原子炉炉心構造体の材料としては、燃料経済性の観点か
ら、中性子吸収断面積の小さいジルコニウム合金が使用
されている。ジルコニウムは単独では原子炉雰囲気であ
る高温高圧水中では耐食性が悪いため、ジルコニウムに
、Sn、Fe。
ら、中性子吸収断面積の小さいジルコニウム合金が使用
されている。ジルコニウムは単独では原子炉雰囲気であ
る高温高圧水中では耐食性が悪いため、ジルコニウムに
、Sn、Fe。
Ni、Cr等を合計で2%以下加えた「ジルカロイ」と
称する合金が使用されている。ジルカロイは上記雰囲気
での耐食性が良好であり、炉心構造体の寿命である4年
間は健全に使用することができる。
称する合金が使用されている。ジルカロイは上記雰囲気
での耐食性が良好であり、炉心構造体の寿命である4年
間は健全に使用することができる。
(発明が解決しようとする課題)
原子力発電が総電力に占める割合が多くなるにつれて、
原子炉稼働率を高めることが要望され、従って炉心構造
体も現行より長時間使用することが考えられてきた。現
在使用されているジルカロイは、長時間使用すると、そ
の表面にノジュラー腐食と称する白い斑点状の腐食生成
物が発生することがあり、耐ノジユラー腐食性の高いジ
ルコニウム合金が盛んに開発され始めた。
原子炉稼働率を高めることが要望され、従って炉心構造
体も現行より長時間使用することが考えられてきた。現
在使用されているジルカロイは、長時間使用すると、そ
の表面にノジュラー腐食と称する白い斑点状の腐食生成
物が発生することがあり、耐ノジユラー腐食性の高いジ
ルコニウム合金が盛んに開発され始めた。
ところが、現在までのところ、添加物元素としての錫、
鉄、ニッケル、クロム、ニオブ、モリブデン等では決定
的に優れたものはなく、未だ模索中の段階である。すな
わち、燃料ベレットを効率よく使用するために、長期間
原子炉内で使用できる炉心材料が求められている。
鉄、ニッケル、クロム、ニオブ、モリブデン等では決定
的に優れたものはなく、未だ模索中の段階である。すな
わち、燃料ベレットを効率よく使用するために、長期間
原子炉内で使用できる炉心材料が求められている。
この発明はこのような点を考慮してなされたものであっ
て、低い中性子吸収断面積を維持しつつ、原子炉雰囲気
下での耐久性が高い原子炉炉心構造体を提供することを
目的とする。
て、低い中性子吸収断面積を維持しつつ、原子炉雰囲気
下での耐久性が高い原子炉炉心構造体を提供することを
目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
この発明に係る原子炉炉心構造体は、ジルカロイで構成
された本体と、この本体の全面又はその外面に設けられ
、Fe基合金又はNi基合金で構成されたコーティング
層とを有することを特徴とする。
された本体と、この本体の全面又はその外面に設けられ
、Fe基合金又はNi基合金で構成されたコーティング
層とを有することを特徴とする。
従来より、原子炉炉心のうちタイブレート、上部格子板
およびフィンガースプリング等に、Fe基合金またはN
i基合金、例えばフェライト鋼、オーステナイト鋼、イ
ンコネル等を使用している。
およびフィンガースプリング等に、Fe基合金またはN
i基合金、例えばフェライト鋼、オーステナイト鋼、イ
ンコネル等を使用している。
本発明者らは、これら部材が原子炉の長期使用にも何等
不変で健全であることを見出した。また、本願発明者ら
は原子炉の炉水状態を模擬した500℃、105気圧水
蒸気によるノジュラー感受性試験装置をインコネルでつ
くり、試験片保持具を5US316ステンレス鋼でつく
って試験を行った。その結果、インコネルも、5US3
16ステンレスも、繰り返し使用に対して耐食性が極め
て良好であった。
不変で健全であることを見出した。また、本願発明者ら
は原子炉の炉水状態を模擬した500℃、105気圧水
蒸気によるノジュラー感受性試験装置をインコネルでつ
くり、試験片保持具を5US316ステンレス鋼でつく
って試験を行った。その結果、インコネルも、5US3
16ステンレスも、繰り返し使用に対して耐食性が極め
て良好であった。
事実、この試験装置および保持具を使用してジルコニウ
ム合金のノジュラー腐食試験を行うと、24時間でジル
コニウム合金は腐食し、耐食性が良いものでも50 m
g / d m 2程度の腐食増量を示し、耐食性の
劣るものでは2000m g / d m 2にも達す
るのに対し、前述のインコネルでは腐食増量は殆どゼロ
で干渉色がつく程度であり、5US316ステンレス鋼
では黒色化はするが、腐食増量は3 m g / d
m 2以下であった。
ム合金のノジュラー腐食試験を行うと、24時間でジル
コニウム合金は腐食し、耐食性が良いものでも50 m
g / d m 2程度の腐食増量を示し、耐食性の
劣るものでは2000m g / d m 2にも達す
るのに対し、前述のインコネルでは腐食増量は殆どゼロ
で干渉色がつく程度であり、5US316ステンレス鋼
では黒色化はするが、腐食増量は3 m g / d
m 2以下であった。
このように、本願発明者らは、Fe基合金およびNi基
合金が原子炉内という特殊雰囲気において耐食性が優れ
ているという点に着目し、燃料被覆管、燃料チャンネル
、スペーサ等の炉心構造体にFe基合金またはNi基合
金を適用することに想到した。
合金が原子炉内という特殊雰囲気において耐食性が優れ
ているという点に着目し、燃料被覆管、燃料チャンネル
、スペーサ等の炉心構造体にFe基合金またはNi基合
金を適用することに想到した。
一方、原子炉の構成材料としてジルコニウム合金が使用
されている理由は、前述したように、中性子吸収断面積
が小さいことによる。例えば、ジルコニウムの中性子吸
収断面積は0.18バーンであり、これに対し、鉄は2
.52バーン、ニッケルは4.6バーンと、ジルコニウ
ムの場合と比較して14倍、25倍にも達する。
されている理由は、前述したように、中性子吸収断面積
が小さいことによる。例えば、ジルコニウムの中性子吸
収断面積は0.18バーンであり、これに対し、鉄は2
.52バーン、ニッケルは4.6バーンと、ジルコニウ
ムの場合と比較して14倍、25倍にも達する。
従って、炉心構造体をFe基合金またはNi基合金で構
成すると、中性子経済性が低下してしまう。中性子は炉
心構造体になるべく吸収されずにウランの核分裂に寄与
することが望ましいので、炉内構造体を全てFe基合金
やNi基合金とすることは好ましくない。
成すると、中性子経済性が低下してしまう。中性子は炉
心構造体になるべく吸収されずにウランの核分裂に寄与
することが望ましいので、炉内構造体を全てFe基合金
やNi基合金とすることは好ましくない。
以上のことを考慮した結果、上記構成の本願発明を完成
するに至った。すなわち、炉心構造体のうち、炉水と接
する部分、すなわち表面部分のみを耐食性の良好なFe
基合金またはNi基合金で構成し、本体をジルカロイで
構成することにより、低い中性子吸収断面積を維持しつ
つ、耐食性を良好にすることができる。
するに至った。すなわち、炉心構造体のうち、炉水と接
する部分、すなわち表面部分のみを耐食性の良好なFe
基合金またはNi基合金で構成し、本体をジルカロイで
構成することにより、低い中性子吸収断面積を維持しつ
つ、耐食性を良好にすることができる。
以下、この発明について詳細に説明する。
第1図は原子炉炉心の概略構造を示す断面図、第2図は
燃料集合体の概略構造を示゛す斜視図である。炉心1の
内部はセル構造を有しており、多数の燃料集合体11と
、これらの間に配設された制御棒とで構成されている。
燃料集合体の概略構造を示゛す斜視図である。炉心1の
内部はセル構造を有しており、多数の燃料集合体11と
、これらの間に配設された制御棒とで構成されている。
燃料集合体11は、燃料棒14の束と、その外側を覆う
チャンネル13と、燃料棒14の間に介装されるスペー
サ15と、ハンドル16と、フィンガースプリング17
と、タイブレート18とを有している。燃料棒14は、
低濃縮二酸化ウランからなる燃料14aと燃料被覆管1
4bとで構成されている。このような燃料集合体11は
、図示しない上部格子板、炉心支持板で炉心本体に固定
されている。
チャンネル13と、燃料棒14の間に介装されるスペー
サ15と、ハンドル16と、フィンガースプリング17
と、タイブレート18とを有している。燃料棒14は、
低濃縮二酸化ウランからなる燃料14aと燃料被覆管1
4bとで構成されている。このような燃料集合体11は
、図示しない上部格子板、炉心支持板で炉心本体に固定
されている。
これら炉心構造体のうち、特に、燃料被覆管14、チャ
ンネル13、スペーサ15、炉水に接触し、腐食環境下
にさらされる。
ンネル13、スペーサ15、炉水に接触し、腐食環境下
にさらされる。
この発明においては、炉心構造体としての燃料被覆!、
チャンネル、スペーサの本体等をジルカロイで構成し、
その本体の全面又はその外面に、Fe基合金又はNi基
合金で構成されたコーティング層を形成する。
チャンネル、スペーサの本体等をジルカロイで構成し、
その本体の全面又はその外面に、Fe基合金又はNi基
合金で構成されたコーティング層を形成する。
ここでコーティング層に適用されるFe基合金としては
、Fe−Ni合金、Fe−Cr合金、Fe−Ni−Cr
合金が好ましい。
、Fe−Ni合金、Fe−Cr合金、Fe−Ni−Cr
合金が好ましい。
なお、ここでのFe基合金、Ni基合金の組成の好まし
い範囲は以下の通りである。
い範囲は以下の通りである。
Fe基合金(重量%)
C=≦0.08
Si:≦1.00
Mn:≦2.00
P :≦0.040
S :≦0.03O
Ni:8.OO〜15.00
Cr :16.00〜20.00
M0=≦3.0O
Nb:≦1.00
Ta:≦1600
Fe:残部
Ni
Mn
Cr
Ni
Fe
≦ 0.20
≦ 0.75
≦ 1.50
≦ 0. 040
≦ 0. 030
23、 00〜30. 00
≦ 0.50
0、10〜0.25
残部
■
Ni:33〜50
Fe:残部
Ni基合金(重量%)
C:0.03〜0.15
Fe:20以下
Co : 30以下
Cr;6〜50
Mo:18以下
W :5以下
Nb : 7以下
Ti:0.1〜5
AN:0.1〜5
Ni:残部
以上のような組成範囲に属するFe基合金としては5U
S304,316,347等のオーステナイト系ステン
レス鋼、Al5I446等のフェライト鋼等があり、N
i基合金としてはインコネル、ハステロイ等がある。
S304,316,347等のオーステナイト系ステン
レス鋼、Al5I446等のフェライト鋼等があり、N
i基合金としてはインコネル、ハステロイ等がある。
また、Fe基合金およびNi基合金で構成されたコーテ
ィング層は、ノジュラー腐食試験の際、すなわち500
℃、105気圧の水蒸気中において24時間保持した際
における腐食増量が20m g / d m 2以下で
あることが望ましい。
ィング層は、ノジュラー腐食試験の際、すなわち500
℃、105気圧の水蒸気中において24時間保持した際
における腐食増量が20m g / d m 2以下で
あることが望ましい。
なお、炉心構造体の炉水に接する部分を同一材料(例え
ば、Fe基材料のみ、あるいはNi基材料のみ)で構成
すると、接触部分における局部電池の問題もなく、接触
腐食、隙間腐食に強い。さらに、上部格子板や制御棒吊
り下げハンドル近辺のチャンネルの連腐食も起こらない
。
ば、Fe基材料のみ、あるいはNi基材料のみ)で構成
すると、接触部分における局部電池の問題もなく、接触
腐食、隙間腐食に強い。さらに、上部格子板や制御棒吊
り下げハンドル近辺のチャンネルの連腐食も起こらない
。
Fe基合金、またはNi基合金からなるコーティング層
の厚みは、FeあるいはNiの中性子断面積が大きいた
め、なるべく薄いほうが良く、その厚みが各炉心構造体
の全厚みの30%を超えないことが望ましい。さらに、
その厚みが100μm以下であることが一層望ましい。
の厚みは、FeあるいはNiの中性子断面積が大きいた
め、なるべく薄いほうが良く、その厚みが各炉心構造体
の全厚みの30%を超えないことが望ましい。さらに、
その厚みが100μm以下であることが一層望ましい。
この範囲は、燃料被覆管において特に重要である。
さらに、コーティング層は、本体と冶金的に結合してお
り、これら界面に数原子以上の拡散層が形成されている
ことが望ましい。
り、これら界面に数原子以上の拡散層が形成されている
ことが望ましい。
炉心構造体のうちの燃料被覆管は、燃料としてのウラン
が核分裂する際に発生する熱を被覆管の外側に流されて
いる冷却水に伝える役割をするので、被覆管材料の熱伝
導率は高いほどよい。ジルカロイの熱伝導率は0. 0
4cal /cs−sec ・”Cであり、本発明にお
けるコーティング層構成材料のFe基合金、N1基合金
は、ジルカロイと同等かそれ以上である。特に、Fe基
合金のフェライト系ステンレスでは、熱伝導率はジルカ
ロイの1.5倍以上あり、ジルカロイ単体の場合よりも
熱効率が良いので、好ましい。
が核分裂する際に発生する熱を被覆管の外側に流されて
いる冷却水に伝える役割をするので、被覆管材料の熱伝
導率は高いほどよい。ジルカロイの熱伝導率は0. 0
4cal /cs−sec ・”Cであり、本発明にお
けるコーティング層構成材料のFe基合金、N1基合金
は、ジルカロイと同等かそれ以上である。特に、Fe基
合金のフェライト系ステンレスでは、熱伝導率はジルカ
ロイの1.5倍以上あり、ジルカロイ単体の場合よりも
熱効率が良いので、好ましい。
炉心構造体を本発明のように層構造にする場合には、本
体とコーティング層との密着性が良好なことが必要であ
る。この密着性保持のためには、これらの層の熱膨張係
数が重要な要素であり、コーティング層の熱膨張係数が
ジルカロイの熱膨張係数の0.25〜4倍であることが
好ましい。ジルカロイの熱膨張係数は4.9X10−6
/”Cであるのに対し、Fe基合金やNi基合金では通
常10〜17 X 10−6/’Cとジルカロイの2倍
乃至3倍程度である。
体とコーティング層との密着性が良好なことが必要であ
る。この密着性保持のためには、これらの層の熱膨張係
数が重要な要素であり、コーティング層の熱膨張係数が
ジルカロイの熱膨張係数の0.25〜4倍であることが
好ましい。ジルカロイの熱膨張係数は4.9X10−6
/”Cであるのに対し、Fe基合金やNi基合金では通
常10〜17 X 10−6/’Cとジルカロイの2倍
乃至3倍程度である。
ところで、燃料被覆管は内側が高温のウランベレットに
接し、外側が低温の冷却水と接するので、熱膨張率は内
側で低く外側で高いことが全体としてのバランスが良い
。本発明の構造によれば、外側が熱膨張係数が高いFe
基合金またはNi基合金であり、内側が熱膨張係数が低
いジルカロイであるから、使用中に熱膨張差による悪影
響が極めて少ない。
接し、外側が低温の冷却水と接するので、熱膨張率は内
側で低く外側で高いことが全体としてのバランスが良い
。本発明の構造によれば、外側が熱膨張係数が高いFe
基合金またはNi基合金であり、内側が熱膨張係数が低
いジルカロイであるから、使用中に熱膨張差による悪影
響が極めて少ない。
燃料被覆管は、高燃焼度、高性能を目的として、従来よ
り内側に純ジルコニウムがライニングされたジルカロイ
管が使われている。従って、このような被覆管に本発明
を適用すれば、外側がFe基合金あるいはNi基合金コ
ーティング層、内側が純ジルコニウムのライニングであ
る3層構造の被覆管となる。
り内側に純ジルコニウムがライニングされたジルカロイ
管が使われている。従って、このような被覆管に本発明
を適用すれば、外側がFe基合金あるいはNi基合金コ
ーティング層、内側が純ジルコニウムのライニングであ
る3層構造の被覆管となる。
純ジルコニウムをライニングした被覆管をライナ管と称
しているが、そのライチ部の厚さは約90μmであり、
その厚さは渦電流法で全長に亘って制度良く非破壊で測
定することができる。本発明のFe基合金またはNi基
合金のコーティング層を有する被覆管、チャンネル、ス
ペーサ等の炉心構造体におけるコーティング層の厚さも
、同様に渦電流法で容易に測定できるので、出荷検査、
受入検査を迅速に実施することができる。従って、厚さ
の保証ができ、その寿命、安全性は充分に保証すること
ができる。
しているが、そのライチ部の厚さは約90μmであり、
その厚さは渦電流法で全長に亘って制度良く非破壊で測
定することができる。本発明のFe基合金またはNi基
合金のコーティング層を有する被覆管、チャンネル、ス
ペーサ等の炉心構造体におけるコーティング層の厚さも
、同様に渦電流法で容易に測定できるので、出荷検査、
受入検査を迅速に実施することができる。従って、厚さ
の保証ができ、その寿命、安全性は充分に保証すること
ができる。
なお、炉心構造体のうち、スペーサは薄板であるので、
Fe基合金またはNi基合金のコーティング層を形成せ
ずに、全体をFe基合金またはNi基合金で構成するこ
ともできる。
Fe基合金またはNi基合金のコーティング層を形成せ
ずに、全体をFe基合金またはNi基合金で構成するこ
ともできる。
次に、本発明に係る炉心構造物の製造方法の例について
説明する。
説明する。
燃料被覆管の場合には、以下のようにして製造する。先
ず、最内周を形成する純ジルコニウムの円筒ビレット、
中央部を形成するジルカロイ−2の円筒ビレット、及び
最外周を形成するFe基合金あるいはNi基会合金製円
筒ビレットを用意し、これら3種のビレットを洗浄後嵌
合する。次に、この嵌合ビレットの両端部2本の同心円
の境界線に沿ってEB溶接を行い、組合わせビレットと
する。この組合わせビレットは、EB溶接を行っている
ことから、3つの筒の境界面が真空である。
ず、最内周を形成する純ジルコニウムの円筒ビレット、
中央部を形成するジルカロイ−2の円筒ビレット、及び
最外周を形成するFe基合金あるいはNi基会合金製円
筒ビレットを用意し、これら3種のビレットを洗浄後嵌
合する。次に、この嵌合ビレットの両端部2本の同心円
の境界線に沿ってEB溶接を行い、組合わせビレットと
する。この組合わせビレットは、EB溶接を行っている
ことから、3つの筒の境界面が真空である。
このため、その後熱間圧延を行うことにより、用意に拡
散接合が行われ、一体ビレットとすることができる。こ
の複合一体ビレットを通常の方法で冷間圧延し、焼鈍す
ることにより燃料被覆管とする。純ジルコニウムの最内
筒を有しない被覆管の場合には、最外周ビレットとジル
カロイビレットとを一体化して被覆管とすればよい。
散接合が行われ、一体ビレットとすることができる。こ
の複合一体ビレットを通常の方法で冷間圧延し、焼鈍す
ることにより燃料被覆管とする。純ジルコニウムの最内
筒を有しない被覆管の場合には、最外周ビレットとジル
カロイビレットとを一体化して被覆管とすればよい。
チャネルおよびスペーサの場合には、以下のようにして
製造する。先ず、ジルカロイ板をFe基合金あるいはN
i基合金板でサンドイッチした構造とし、圧延方向に垂
直な両端面の夫々2本の境界線をEB溶接する。その後
、熱間圧延を行い、Fe基合金あるいはNi基合金とジ
ルカロイとの界面を拡散接合させる。この複合体に対し
て冷間圧延および焼鈍を繰り返してチャネルおよびスペ
ーサとする。
製造する。先ず、ジルカロイ板をFe基合金あるいはN
i基合金板でサンドイッチした構造とし、圧延方向に垂
直な両端面の夫々2本の境界線をEB溶接する。その後
、熱間圧延を行い、Fe基合金あるいはNi基合金とジ
ルカロイとの界面を拡散接合させる。この複合体に対し
て冷間圧延および焼鈍を繰り返してチャネルおよびスペ
ーサとする。
(実施例)
以下、この発明の実施例について説明する。
実施例1
インコネル製の厚さ90μmの円筒ビレットを外周部に
し、純ジルコニウム製の厚さ90μmの円筒ビレットを
内周部にして、ジルカロイ管をこれらでサンドイッチし
た状態の3層構造の燃料被覆管を製造した。この被覆管
を長さ5011こ切断し、インコネル製端栓を溶接し、
500℃。
し、純ジルコニウム製の厚さ90μmの円筒ビレットを
内周部にして、ジルカロイ管をこれらでサンドイッチし
た状態の3層構造の燃料被覆管を製造した。この被覆管
を長さ5011こ切断し、インコネル製端栓を溶接し、
500℃。
105気圧水蒸気中の腐食試験、所謂ノジュラー腐食試
験を行った。その結果、24時間経過後の腐食増量は0
.5mg/dm2であり、外表面は薄黄色の干渉色を示
したに過ぎなかった。
験を行った。その結果、24時間経過後の腐食増量は0
.5mg/dm2であり、外表面は薄黄色の干渉色を示
したに過ぎなかった。
比較例として、純ジルコニウム製の厚さ90μmを内周
部にしたライナ管を作製して、同様に50厘層の長さに
切断し、ジルカロイの端栓を溶接して、同様のノジュラ
ー腐食試験を行った。その結果、腐食増量は270 m
g / d m 2であり、白色斑点状のノジュラー
が発生した。
部にしたライナ管を作製して、同様に50厘層の長さに
切断し、ジルカロイの端栓を溶接して、同様のノジュラ
ー腐食試験を行った。その結果、腐食増量は270 m
g / d m 2であり、白色斑点状のノジュラー
が発生した。
なお、ノジュラー腐食試験で端栓溶接を行うのは、内周
部の純ジルコニウムが腐食雰囲気にさらされると、ノジ
ュラー試験で酸化ジルコニウムの白色生成物に変わり、
大幅な重量増となり外面の特性が見分けられないため、
内周部の純ジルコニウムが腐食雰囲気にさらされるのを
防止するためである。
部の純ジルコニウムが腐食雰囲気にさらされると、ノジ
ュラー試験で酸化ジルコニウムの白色生成物に変わり、
大幅な重量増となり外面の特性が見分けられないため、
内周部の純ジルコニウムが腐食雰囲気にさらされるのを
防止するためである。
次に、ジルカロイの表面にインコネルのコーティング層
を設けた構造のチャンネル、スペーサ、上部格子板、タ
イブレート、制御棒等の炉心構造体を作製した。また、
これらをインコネルのみで製造したものについても作成
した。これらを用いて炉心状態を模擬した試験を行った
結果、3000時間経過しても何等変化を示さなかった
。
を設けた構造のチャンネル、スペーサ、上部格子板、タ
イブレート、制御棒等の炉心構造体を作製した。また、
これらをインコネルのみで製造したものについても作成
した。これらを用いて炉心状態を模擬した試験を行った
結果、3000時間経過しても何等変化を示さなかった
。
実施例2
ジルカロイ板にフェライト鋼(AISI446)のコー
ティング層を形成した構造の燃料チャネルを作製した。
ティング層を形成した構造の燃料チャネルを作製した。
このチャネルに対し、実施例1と同様にノジュラー腐食
試験を施した。24時間後の腐食増量は2 m g /
d m 2で紫色の干渉色を示した。
試験を施した。24時間後の腐食増量は2 m g /
d m 2で紫色の干渉色を示した。
実施例3
ジルカロイ板にオーステナイト鋼(A I S 131
6)のコーティング層を形成した構造のスペーサを作製
した。このスペーサに対し、ノジュラー腐食試験を施し
た。24時間後の腐食増量は3m g / d m 2
で紫色の干渉色を示した。
6)のコーティング層を形成した構造のスペーサを作製
した。このスペーサに対し、ノジュラー腐食試験を施し
た。24時間後の腐食増量は3m g / d m 2
で紫色の干渉色を示した。
実施例4
スペーサをFe−4ONi合金で製造し、ノジュラー腐
食試験を施した結果、腐食増量は0,5m g / d
m ”で黄色がかった干渉色を示した。
食試験を施した結果、腐食増量は0,5m g / d
m ”で黄色がかった干渉色を示した。
[発明の効果]
この発明によれば、炉心構造体をジルカロイの表面にF
e基合金またはNi基合金のコーティング層を形成した
構造としたので、ジルカロイの低い中性子吸収断面積を
維持しつつ、原子炉内での耐久性を向上させることがで
きる。
e基合金またはNi基合金のコーティング層を形成した
構造としたので、ジルカロイの低い中性子吸収断面積を
維持しつつ、原子炉内での耐久性を向上させることがで
きる。
また、製造方法が簡便であり、非破壊検査でコーティン
グ層の厚みを測定することができるので、信頼性が高い
。
グ層の厚みを測定することができるので、信頼性が高い
。
さらに、コーティング層として使用されるFe基合金、
Ni基合金は材料の種類が多岐に亘っているので、材料
の選択の幅が広い。
Ni基合金は材料の種類が多岐に亘っているので、材料
の選択の幅が広い。
第1図は原子炉炉心の概略構造を示す断面図、第2図は
炉心の一部をなす燃料集合体の概略構造を示す斜視図で
ある。 1;炉心、11;燃料集合体、12;制御棒、13;チ
ャンネル、14;燃料棒、14a;燃料、14b;燃料
被覆管、15;スペーサ、16;ハンドル、17;スプ
リング、18;タイブレート 第 1 図 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第2図
炉心の一部をなす燃料集合体の概略構造を示す斜視図で
ある。 1;炉心、11;燃料集合体、12;制御棒、13;チ
ャンネル、14;燃料棒、14a;燃料、14b;燃料
被覆管、15;スペーサ、16;ハンドル、17;スプ
リング、18;タイブレート 第 1 図 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第2図
Claims (2)
- (1)ジルカロイで構成された本体と、この本体の表面
に設けられ、Fe基合金又はNi基合金で構成されたコ
ーティング層とを有することを特徴とする原子炉炉心構
造体。 - (2)前記コーティング層は、前記本体と冶金的に結合
しており、これら界面に数原子以上の拡散層が形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の原子炉炉心構
造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2147471A JPH0442094A (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 原子炉炉心構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2147471A JPH0442094A (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 原子炉炉心構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0442094A true JPH0442094A (ja) | 1992-02-12 |
Family
ID=15431140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2147471A Pending JPH0442094A (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 原子炉炉心構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0442094A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009092619A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-04-30 | Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd | 燃料集合体、その部品、それらの製造方法、および、チャンネルボックス |
| JP2013092482A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉制御棒 |
| JP2020510828A (ja) * | 2017-04-18 | 2020-04-09 | カチョン ユニバーシティ オブ インダストリー−アカデミック コーオペレイション ファウンデイション | 多層構造核燃料被覆管及び多層構造核燃料被覆管の製造方法 |
-
1990
- 1990-06-07 JP JP2147471A patent/JPH0442094A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009092619A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-04-30 | Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd | 燃料集合体、その部品、それらの製造方法、および、チャンネルボックス |
| JP2013092482A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉制御棒 |
| JP2020510828A (ja) * | 2017-04-18 | 2020-04-09 | カチョン ユニバーシティ オブ インダストリー−アカデミック コーオペレイション ファウンデイション | 多層構造核燃料被覆管及び多層構造核燃料被覆管の製造方法 |
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