JPH0442119Y2 - - Google Patents
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- JPH0442119Y2 JPH0442119Y2 JP9000987U JP9000987U JPH0442119Y2 JP H0442119 Y2 JPH0442119 Y2 JP H0442119Y2 JP 9000987 U JP9000987 U JP 9000987U JP 9000987 U JP9000987 U JP 9000987U JP H0442119 Y2 JPH0442119 Y2 JP H0442119Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、管の内張り材に関するものであつ
て、特に耐熱性及び耐薬品性を要求される管に適
した内張り材に関するものである。
て、特に耐熱性及び耐薬品性を要求される管に適
した内張り材に関するものである。
例えば、ボイラー等の排気管においては、ボイ
ラーに直結された部分においては排気は高温であ
り、排気管の内面温度は約200℃程度にまで上昇
する。また排気管の先の方に行くに従つて温度は
低くなるが、温度が低下するに伴つて排気中の
NOx,SOx、塩素ガス等が水蒸気と共に凝縮し
て、高濃度の硝酸、硫酸、塩酸等の酸となつてド
レン化し、管内面に付着する。従つてその排気管
としては200℃付近での耐熱性及び、70〜100℃付
近の高温下での耐酸性が要求されるのである。
ラーに直結された部分においては排気は高温であ
り、排気管の内面温度は約200℃程度にまで上昇
する。また排気管の先の方に行くに従つて温度は
低くなるが、温度が低下するに伴つて排気中の
NOx,SOx、塩素ガス等が水蒸気と共に凝縮し
て、高濃度の硝酸、硫酸、塩酸等の酸となつてド
レン化し、管内面に付着する。従つてその排気管
としては200℃付近での耐熱性及び、70〜100℃付
近の高温下での耐酸性が要求されるのである。
また有機ハロゲン化物製造プラント、食塩電解
プラント、各種無機工業薬品製造プラント等にお
いても、耐熱性及び耐薬品性を具備すべき用途は
多い。
プラント、各種無機工業薬品製造プラント等にお
いても、耐熱性及び耐薬品性を具備すべき用途は
多い。
本発明はこれらの管に内張りするのに適した、
耐熱性及び高温下における耐薬品性を具備した内
張り材に関するものである。
耐熱性及び高温下における耐薬品性を具備した内
張り材に関するものである。
従来の技術
従来管に対する内張り材としては、実公昭60−
21219号公報、実開昭60−85336号公報等に記載さ
れたものが知られている。これらのものは、合成
繊維(例えばポリエステル系合成繊維等)を筒状
に織成してなる筒状織布の外面に、合成樹脂(例
えばポリエステルエラストマー・ポリオレフイン
系合成樹脂等)よりなる被覆層を形成したもので
あつて、この内張り材を流体圧力で裏返しながら
管内に挿通し、これを前記流体圧力で管内面に圧
接して接着し、内張りするものである。
21219号公報、実開昭60−85336号公報等に記載さ
れたものが知られている。これらのものは、合成
繊維(例えばポリエステル系合成繊維等)を筒状
に織成してなる筒状織布の外面に、合成樹脂(例
えばポリエステルエラストマー・ポリオレフイン
系合成樹脂等)よりなる被覆層を形成したもので
あつて、この内張り材を流体圧力で裏返しながら
管内に挿通し、これを前記流体圧力で管内面に圧
接して接着し、内張りするものである。
而してこれらの内張り材は、ガス導管、水道
管、油等のパイプライン等の内張り材として広く
使用されている。
管、油等のパイプライン等の内張り材として広く
使用されている。
考案が解決しようとする問題点
しかしながらこれらの内張り材においては、常
温下においては十分な性能を発揮するが、高温雰
囲気下においては著しく性能が低下し、使用に耐
えない。前記内張り材は繊維も被覆層も共に熱可
塑性であるため、樹脂の軟化点付近で大巾に性能
が低下し、200℃以上では全く使用できない。ま
たそれに強酸性・強アルカリ性の条件が加わる
と、70〜100℃程度でも容易に劣化し、長期間の
使用には耐えない。
温下においては十分な性能を発揮するが、高温雰
囲気下においては著しく性能が低下し、使用に耐
えない。前記内張り材は繊維も被覆層も共に熱可
塑性であるため、樹脂の軟化点付近で大巾に性能
が低下し、200℃以上では全く使用できない。ま
たそれに強酸性・強アルカリ性の条件が加わる
と、70〜100℃程度でも容易に劣化し、長期間の
使用には耐えない。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、耐熱性と耐薬品性とを併せ有し、前述のよう
な苛酷な条件下においても十分に使用することの
できる内張り材を提供することを目的とするもの
である。
て、耐熱性と耐薬品性とを併せ有し、前述のよう
な苛酷な条件下においても十分に使用することの
できる内張り材を提供することを目的とするもの
である。
問題点を解決する手段
而して本考案の管の内張り材は、芳香族ポリア
ミド系合成繊維よりなる糸条をたて糸及びよこ糸
として筒状に織成して筒状織布を形成し、該筒状
織布の内張り状態における内面に相当する面に、
四フツ化エチレン−プロピレン系エラストマーの
被覆層を形成してなることを特徴とするものであ
る。
ミド系合成繊維よりなる糸条をたて糸及びよこ糸
として筒状に織成して筒状織布を形成し、該筒状
織布の内張り状態における内面に相当する面に、
四フツ化エチレン−プロピレン系エラストマーの
被覆層を形成してなることを特徴とするものであ
る。
図面は本考案の内張り材を示すものであつて、
筒状織布1の外面に柔軟な被覆層2が形成されて
いる。筒状織布1はたて糸3とよこ糸4とを筒状
に織成してなるものであつて、当該たて糸3及び
よこ糸4としては、芳香族ポリアミド系合成繊維
が使用される。
筒状織布1の外面に柔軟な被覆層2が形成されて
いる。筒状織布1はたて糸3とよこ糸4とを筒状
に織成してなるものであつて、当該たて糸3及び
よこ糸4としては、芳香族ポリアミド系合成繊維
が使用される。
ここで使用される芳香族ポリアミド系合成繊維
としては、たて糸3としてはポリジフエニレンエ
ーテルp−フエニレンテレフタルアミド繊維(帝
人株式会社製商品名テクノーラ)が適当である。
この繊維は他の芳香族ポリアミド系繊維に比して
耐酸性、耐アルカリ性、耐有機溶剤性に優れてお
り、本考案におけるたて糸として優れている。ま
たこのたて糸3は、タスラン加工等により嵩高加
工を施した糸を使用するのが好ましく、被覆層2
との接着性が向上する。
としては、たて糸3としてはポリジフエニレンエ
ーテルp−フエニレンテレフタルアミド繊維(帝
人株式会社製商品名テクノーラ)が適当である。
この繊維は他の芳香族ポリアミド系繊維に比して
耐酸性、耐アルカリ性、耐有機溶剤性に優れてお
り、本考案におけるたて糸として優れている。ま
たこのたて糸3は、タスラン加工等により嵩高加
工を施した糸を使用するのが好ましく、被覆層2
との接着性が向上する。
またよこ糸4としては、ポリメタフエニレンイ
ソフタルアミド(帝人株式会社製商品名コーネツ
クス)が適当である。この繊維は特に耐熱性に優
れていると共に、他の芳香族ポリアミド繊維に比
して破断時伸度が大きく(約38%)、この繊維を
筒状織布1のよこ糸4として使用することによ
り、内圧により内張り材の径が膨脹して管の内面
に圧接することができる。さらにこの繊維を、紡
績糸として使用するのが良い。
ソフタルアミド(帝人株式会社製商品名コーネツ
クス)が適当である。この繊維は特に耐熱性に優
れていると共に、他の芳香族ポリアミド繊維に比
して破断時伸度が大きく(約38%)、この繊維を
筒状織布1のよこ糸4として使用することによ
り、内圧により内張り材の径が膨脹して管の内面
に圧接することができる。さらにこの繊維を、紡
績糸として使用するのが良い。
次に被覆層2は、四フツ化エチレン−プロピレ
ン系エラストマー(例えば日本合成ゴム株式会社
製商品名アフラス)が使用される。このエラスト
マーは、四フツ化エチレンとプロピレンとの共重
合体であつて、その両者がほゞ交互に配列されて
いる。而してプロピレン中のメチル基がランダム
に配置されているため、モノマーの配列が規則性
を有しているにも拘らず非結晶性であり、ゴム弾
性を有している。またプロピレン単位が四フツ化
エチレン単位に挾まれているので、熱的、化学的
に極めて安定であり、耐熱性及び耐薬品性に優れ
ている。
ン系エラストマー(例えば日本合成ゴム株式会社
製商品名アフラス)が使用される。このエラスト
マーは、四フツ化エチレンとプロピレンとの共重
合体であつて、その両者がほゞ交互に配列されて
いる。而してプロピレン中のメチル基がランダム
に配置されているため、モノマーの配列が規則性
を有しているにも拘らず非結晶性であり、ゴム弾
性を有している。またプロピレン単位が四フツ化
エチレン単位に挾まれているので、熱的、化学的
に極めて安定であり、耐熱性及び耐薬品性に優れ
ている。
そしてこのエラストマーは、硬度(JIS A)80
以下、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))30〜70
であり、引張り強さ100Kg/cm2以上、破断時伸度
250%以上のものが望ましい。硬度が80以上では
内張り材の柔軟性に欠け、またムーニー粘度が70
以上では押出し特性が悪くなり、筒状織布1との
接着性に劣る。またムーニー粘度が30以下では筒
状織布1の織目に過度に深く侵入して反対面にま
で浸透するので、内張り材が硬くなり、接着剤が
織目に侵入し得ないため内張り材と管との接着性
が劣る。
以下、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))30〜70
であり、引張り強さ100Kg/cm2以上、破断時伸度
250%以上のものが望ましい。硬度が80以上では
内張り材の柔軟性に欠け、またムーニー粘度が70
以上では押出し特性が悪くなり、筒状織布1との
接着性に劣る。またムーニー粘度が30以下では筒
状織布1の織目に過度に深く侵入して反対面にま
で浸透するので、内張り材が硬くなり、接着剤が
織目に侵入し得ないため内張り材と管との接着性
が劣る。
また被覆層2の厚みとしては、0.5〜1.5mm程度
が適当である。被覆層2が過度に薄いとピンホー
ルの原因となり、厚過ぎると内張り材が硬くな
り、内張りが困難となる。なお内張り材を管の内
面に内張りする方法として、内張り材を流体圧力
で裏返しながら挿通して接着する方法を採用する
場合には、図面に示すように筒状織布1の外面に
被覆層2を形成することとなるが、内張り材をそ
のまま管内に引込んで接着する方法を採用するの
であれば、被覆層2は筒状織布1の内面に形成し
なければならない。
が適当である。被覆層2が過度に薄いとピンホー
ルの原因となり、厚過ぎると内張り材が硬くな
り、内張りが困難となる。なお内張り材を管の内
面に内張りする方法として、内張り材を流体圧力
で裏返しながら挿通して接着する方法を採用する
場合には、図面に示すように筒状織布1の外面に
被覆層2を形成することとなるが、内張り材をそ
のまま管内に引込んで接着する方法を採用するの
であれば、被覆層2は筒状織布1の内面に形成し
なければならない。
作 用
本考案においては、筒状織布1のたて糸3及び
よこ糸4を構成する芳香族ポリアミド系合成繊維
並びに被覆層2を構成する四フツ化エチレン−プ
ロピレン系エラストマーが耐熱性を有し、且つ四
フツ化エチレン−プロピレン系エラストマーが耐
薬品性に優れているので、内張り材としての耐熱
性・耐薬品性に優れ、管を有効に保護する。特に
前述のようなボイラーの排気管等に要求される
200℃付近における耐熱性並びに、70〜100℃付近
での耐酸性及び耐アルカリ性を同時に満足するこ
とが可能である。
よこ糸4を構成する芳香族ポリアミド系合成繊維
並びに被覆層2を構成する四フツ化エチレン−プ
ロピレン系エラストマーが耐熱性を有し、且つ四
フツ化エチレン−プロピレン系エラストマーが耐
薬品性に優れているので、内張り材としての耐熱
性・耐薬品性に優れ、管を有効に保護する。特に
前述のようなボイラーの排気管等に要求される
200℃付近における耐熱性並びに、70〜100℃付近
での耐酸性及び耐アルカリ性を同時に満足するこ
とが可能である。
また被覆層2として使用される四フツ化エチレ
ン−プロピレン系エラストマーはそれ自体非結晶
性であつてゴム弾性を有し、柔軟であるので、内
張り材の柔軟性を確保することができ、内張り材
を流体圧力で裏返しながら管内に挿通する方法に
より内張りすることができる。
ン−プロピレン系エラストマーはそれ自体非結晶
性であつてゴム弾性を有し、柔軟であるので、内
張り材の柔軟性を確保することができ、内張り材
を流体圧力で裏返しながら管内に挿通する方法に
より内張りすることができる。
一般に耐熱性、耐薬品性を併せ具備する素材と
して、シリコンゴム、フツ素ゴム、フツ素樹脂等
が考えられるが、シリコンゴムは高温下における
耐酸性の点で不十分であり、またフツ素樹脂は加
工性及び柔軟性の点で問題がある。フツ素ゴムと
しては、フツ化ビニリデン−六フツ化プロピレン
系フツ素ゴム(例えばデユポン社製商品名バイト
ン等)が広く使用されるが、これは加硫系がアミ
ン系、ポリオール系かパーオキサイド系かによつ
ても異るが、耐熱性と高温下における耐酸性とを
同時に満足することはできない。
して、シリコンゴム、フツ素ゴム、フツ素樹脂等
が考えられるが、シリコンゴムは高温下における
耐酸性の点で不十分であり、またフツ素樹脂は加
工性及び柔軟性の点で問題がある。フツ素ゴムと
しては、フツ化ビニリデン−六フツ化プロピレン
系フツ素ゴム(例えばデユポン社製商品名バイト
ン等)が広く使用されるが、これは加硫系がアミ
ン系、ポリオール系かパーオキサイド系かによつ
ても異るが、耐熱性と高温下における耐酸性とを
同時に満足することはできない。
考案の効果
本考案によれば、内張り材として耐熱性と高温
下における耐酸性とを同時に満足することがで
き、ボイラーの排気管、有機ハロゲン化物製造プ
ラント、食塩電解プラント、各種無機工業薬品製
造プラント等の管系に内張りするための内張り材
として優れている。
下における耐酸性とを同時に満足することがで
き、ボイラーの排気管、有機ハロゲン化物製造プ
ラント、食塩電解プラント、各種無機工業薬品製
造プラント等の管系に内張りするための内張り材
として優れている。
第1図は本考案の内張り材の斜視図であり、第
2図はその一部の拡大横断面図である。 1……筒状織布、2……被覆層、3……たて
糸、4……よこ糸。
2図はその一部の拡大横断面図である。 1……筒状織布、2……被覆層、3……たて
糸、4……よこ糸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 芳香族ポリアミド系合成繊維よりなる糸条を
たて糸3及びよこ糸4として筒状に織成して筒
状織布1を形成し、該筒状織布1の内張り状態
における内面に相当する面に、四フツ化エチレ
ン−プロピレン系エラストマーの被覆層2を形
成してなることを特徴とする、管の内張り材。 2 前記筒状織布1のたて糸3がポリジフエニレ
ンエーテルp−フエニレンテレフタルアミド合
成繊維よりなる糸条であり、よこ糸4がポリメ
タフエニレンイソフタルアミド合成繊維よりな
る糸条であることを特徴とする、実用新案登録
請求の範囲第1項記載の管の内張り材。 3 前記筒状織布1のたて糸3が嵩高加工を施さ
れた糸条であり、よこ糸4が紡績糸であること
を特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項
又は第2項記載の管の内張り材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9000987U JPH0442119Y2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9000987U JPH0442119Y2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63198524U JPS63198524U (ja) | 1988-12-21 |
| JPH0442119Y2 true JPH0442119Y2 (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=30949511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9000987U Expired JPH0442119Y2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0442119Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015063093A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-09 | ユニチカトレーディング株式会社 | 上水道管路の内張り材 |
-
1987
- 1987-06-11 JP JP9000987U patent/JPH0442119Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63198524U (ja) | 1988-12-21 |
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