JPH0442392Y2 - - Google Patents
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- JPH0442392Y2 JPH0442392Y2 JP15479387U JP15479387U JPH0442392Y2 JP H0442392 Y2 JPH0442392 Y2 JP H0442392Y2 JP 15479387 U JP15479387 U JP 15479387U JP 15479387 U JP15479387 U JP 15479387U JP H0442392 Y2 JPH0442392 Y2 JP H0442392Y2
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- JP
- Japan
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- drum
- conical bit
- blade
- cutting
- conical
- Prior art date
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Links
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
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Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、例えば超壁厚大深度の地中連続壁を
構築する際に用いられて好適な地中掘削機用ドラ
ムカツタに関するものである。
構築する際に用いられて好適な地中掘削機用ドラ
ムカツタに関するものである。
第4図において全体として符号1で示すものは
地中掘削機である。この地中掘削機(以下、“掘
削機”と略す)1は、下部に地盤掘削用のドラム
カツタ2を備え、該ドラムカツタ2を下方に向け
た状態で懸吊されて鉛直下方に移動されることに
より地盤Gに掘削溝Hを掘削するものである。該
掘削機1は、図示は省略するが、地上面を移動可
能とされた例えば櫓(やぐら)等から懸吊され
る。ちなみに第4図は、超厚壁大深度の地中連続
壁を構築しているところを表しており、既に形成
された2つの先行エレメントE1,E1間に後行エ
レメントE2を形成すべく、先行エレメントE1間
の地盤Gを前記掘削機1により掘削しているとこ
ろを示している。この掘削は安定液A中において
なされ、掘削後、形成された掘削溝Hにはコンク
リートが打設される。このようにエレメントEを
横方向に結合して行くことによつて地中連続壁が
構築される。前記先行エレメントE1も前記掘削
機1によつて地盤Gを掘削し、その掘削溝H内に
コンクリートCを打設することにより構築された
ものである。また、このように、先行エレメント
E1間に後行エレメントE2用の掘削をする場合に
は、先行エレメントE1と後行エレメントE2との
一体化を強化するために、地盤Gの掘削と同時
に、両方の先行エレメントE1,E1を構成するコ
ンクリートCの接続端面の切削をも実施する。
地中掘削機である。この地中掘削機(以下、“掘
削機”と略す)1は、下部に地盤掘削用のドラム
カツタ2を備え、該ドラムカツタ2を下方に向け
た状態で懸吊されて鉛直下方に移動されることに
より地盤Gに掘削溝Hを掘削するものである。該
掘削機1は、図示は省略するが、地上面を移動可
能とされた例えば櫓(やぐら)等から懸吊され
る。ちなみに第4図は、超厚壁大深度の地中連続
壁を構築しているところを表しており、既に形成
された2つの先行エレメントE1,E1間に後行エ
レメントE2を形成すべく、先行エレメントE1間
の地盤Gを前記掘削機1により掘削しているとこ
ろを示している。この掘削は安定液A中において
なされ、掘削後、形成された掘削溝Hにはコンク
リートが打設される。このようにエレメントEを
横方向に結合して行くことによつて地中連続壁が
構築される。前記先行エレメントE1も前記掘削
機1によつて地盤Gを掘削し、その掘削溝H内に
コンクリートCを打設することにより構築された
ものである。また、このように、先行エレメント
E1間に後行エレメントE2用の掘削をする場合に
は、先行エレメントE1と後行エレメントE2との
一体化を強化するために、地盤Gの掘削と同時
に、両方の先行エレメントE1,E1を構成するコ
ンクリートCの接続端面の切削をも実施する。
前記掘削機1における従来のドラムカツタ2
は、第5図(下面図)に示すように、平行なる2
本の軸6,6回りに回転するドラム体3と該ドラ
ム3体の外周面3aに突設された複数の刃体4と
から構成されたもので、ドラム体3を回転させる
ことにより刃体4が回転し地盤Gが掘削される。
図示例では、ドラムカツタ2はそれぞれの軸6,
6に対して2個ずつ、つまり合計4個備えられた
ものとなつている。ドラム体3の外周面3aに設
けられる前記刃体4は、第6図に示すように切削
に適した形状に形成された板状のもので、その先
端部に切刃5を形成し、前記ドラム体3に対して
は第5図の如く螺旋状に配置される。また、前記
2本の軸6は、第4図および第5図に矢印で示す
如く互いに逆回転するようになつており、上記刃
体4の螺旋配置による作用と相俟つて、切削によ
り生じた礫(れき)等が軸6方向に排出されて4
つのドラムカツタ2の中央部に集まり易いように
なつている。4つのドラムカツタ2の中央部に
は、切削により生じた礫等を前記安定液Aと共に
地上まで吸い上げる排出管9の吸入口10が開口
している。
は、第5図(下面図)に示すように、平行なる2
本の軸6,6回りに回転するドラム体3と該ドラ
ム3体の外周面3aに突設された複数の刃体4と
から構成されたもので、ドラム体3を回転させる
ことにより刃体4が回転し地盤Gが掘削される。
図示例では、ドラムカツタ2はそれぞれの軸6,
6に対して2個ずつ、つまり合計4個備えられた
ものとなつている。ドラム体3の外周面3aに設
けられる前記刃体4は、第6図に示すように切削
に適した形状に形成された板状のもので、その先
端部に切刃5を形成し、前記ドラム体3に対して
は第5図の如く螺旋状に配置される。また、前記
2本の軸6は、第4図および第5図に矢印で示す
如く互いに逆回転するようになつており、上記刃
体4の螺旋配置による作用と相俟つて、切削によ
り生じた礫(れき)等が軸6方向に排出されて4
つのドラムカツタ2の中央部に集まり易いように
なつている。4つのドラムカツタ2の中央部に
は、切削により生じた礫等を前記安定液Aと共に
地上まで吸い上げる排出管9の吸入口10が開口
している。
なお、同軸に設けられた2個のドラムカツタ
2,2の間には、双方のドラムカツタ2によつて
掘削されない部分の地盤掘削を担うためのリング
カツタ7,7およびウイングカツタ8,8が設け
られているが、ここでは、これらのものについて
の説明を省略する。
2,2の間には、双方のドラムカツタ2によつて
掘削されない部分の地盤掘削を担うためのリング
カツタ7,7およびウイングカツタ8,8が設け
られているが、ここでは、これらのものについて
の説明を省略する。
ところで、上記従来のドラムカツタ2において
は以下のような不都合が生じていた。
は以下のような不都合が生じていた。
すなわち、前記ドラムカツタ2の刃体4が、上
述したように板状のものであり、かつドラム体3
に全体を固定されているものであるため、切刃5
は常時一定の部分が摩耗して耐久性が劣ることに
加え、該刃体4による振動が前記掘削機1に直接
伝わり、掘削機1全体に大きな振動を生じて各種
制御装置等に悪影響を及ぼすおそれが有り、さら
に、刃体4がドラム体3にろう付け等の溶接によ
り取り付けられるものであるため、補修・交換に
手間を要するものであつた。
述したように板状のものであり、かつドラム体3
に全体を固定されているものであるため、切刃5
は常時一定の部分が摩耗して耐久性が劣ることに
加え、該刃体4による振動が前記掘削機1に直接
伝わり、掘削機1全体に大きな振動を生じて各種
制御装置等に悪影響を及ぼすおそれが有り、さら
に、刃体4がドラム体3にろう付け等の溶接によ
り取り付けられるものであるため、補修・交換に
手間を要するものであつた。
また、前記刃体4は、ある1つが切削時に破損
した場合にも不切削箇所が生ずることのないよう
に、同一円周線上に少なくとも2個以上配列され
るようになつている。つまり第5図を例にとつて
説明すれば、ある刃体4aが配置される円周線c
上には、この刃体4aの他に少なくとももう1つ
の刃体4bが設けられているわけである。これに
加え、板状の刃体4は、その強度を確保するため
にその長さすなわち回転方向の寸法が比較的大き
いものとされている。すなわちドラム体3の外周
面3aには、幅広なる刃体4が多数設けられてい
るわけで、これらの影響により、上述した切削屑
の軸方向の移動が妨げられる上、地盤Gが軟弱土
質、特に粘土質のものなどであつた場合には、そ
の粘土等が刃体4側面部に付着し、ついには、ド
ラム体3外周部に厚く付着して掘削能率が極度に
低下するといつた問題が生じていた。
した場合にも不切削箇所が生ずることのないよう
に、同一円周線上に少なくとも2個以上配列され
るようになつている。つまり第5図を例にとつて
説明すれば、ある刃体4aが配置される円周線c
上には、この刃体4aの他に少なくとももう1つ
の刃体4bが設けられているわけである。これに
加え、板状の刃体4は、その強度を確保するため
にその長さすなわち回転方向の寸法が比較的大き
いものとされている。すなわちドラム体3の外周
面3aには、幅広なる刃体4が多数設けられてい
るわけで、これらの影響により、上述した切削屑
の軸方向の移動が妨げられる上、地盤Gが軟弱土
質、特に粘土質のものなどであつた場合には、そ
の粘土等が刃体4側面部に付着し、ついには、ド
ラム体3外周部に厚く付着して掘削能率が極度に
低下するといつた問題が生じていた。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
優れた切削性能を発揮し得るのは無論、耐久性に
優れ、かつ刃体の補修が容易で、しかも振動等が
極力生じない地中掘削機用ドラムカツタを提供す
ることを目的とするものである。
優れた切削性能を発揮し得るのは無論、耐久性に
優れ、かつ刃体の補修が容易で、しかも振動等が
極力生じない地中掘削機用ドラムカツタを提供す
ることを目的とするものである。
本考案は、軸回りに回転するドラム体と、該ド
ラム体の外周面に突設されて地盤を掘削する複数
の刃体とを有して構成された地中掘削機用ドラム
カツタにおいて、前記刃体を、前端部を円錘状に
形成しかつその先端に切刃を形成したコニカルビ
ツトと、該コニカルビツトを前記ドラム体の外周
面に対して所定の角度を持たせた状態で保持する
保持体とで構成し、さらに前記切刃を、前記保持
体に保持される前記コニカルビツトの保持部に対
し偏心して形成すると共に、前記コニカルビツト
を、前記保持部の軸回り回動自在にかつ前記保持
部の軸方向の移動を許容する状態に保持したこと
を特徴とするものである。
ラム体の外周面に突設されて地盤を掘削する複数
の刃体とを有して構成された地中掘削機用ドラム
カツタにおいて、前記刃体を、前端部を円錘状に
形成しかつその先端に切刃を形成したコニカルビ
ツトと、該コニカルビツトを前記ドラム体の外周
面に対して所定の角度を持たせた状態で保持する
保持体とで構成し、さらに前記切刃を、前記保持
体に保持される前記コニカルビツトの保持部に対
し偏心して形成すると共に、前記コニカルビツト
を、前記保持部の軸回り回動自在にかつ前記保持
部の軸方向の移動を許容する状態に保持したこと
を特徴とするものである。
コニカルビツトは、切削(掘削)時の被切削物
への衝突により軸方向の振動を起こし、これによ
るハンマー作用を発揮すると同時に、切削時にお
ける衝撃を吸収してビビリ振動等を抑制する。ま
た、偏心形成された刃体は切削時に偏心による回
転モーメントを受けてコニカルビツトを軸回りに
回転させ、切刃の摩耗を遅延させることができ
る。さらに、コニカルビツトは保持体に対して着
脱自在となり、補修・交換が容易である。
への衝突により軸方向の振動を起こし、これによ
るハンマー作用を発揮すると同時に、切削時にお
ける衝撃を吸収してビビリ振動等を抑制する。ま
た、偏心形成された刃体は切削時に偏心による回
転モーメントを受けてコニカルビツトを軸回りに
回転させ、切刃の摩耗を遅延させることができ
る。さらに、コニカルビツトは保持体に対して着
脱自在となり、補修・交換が容易である。
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は、本考案の一実施例による地中掘削機
用ドラムカツタ12の一部を示すもので、本考案
に係るドラムカツタを、超厚壁大深度の地中連続
壁構築用の前記地中掘削機1に適用した例を示す
ものである。
用ドラムカツタ12の一部を示すもので、本考案
に係るドラムカツタを、超厚壁大深度の地中連続
壁構築用の前記地中掘削機1に適用した例を示す
ものである。
該地中掘削機用ドラムカツタ(以下、“ドラム
カツタ”と略す)12は、円筒形を成しかつその
中心軸回りに回転駆動されるドラム体3と、ドラ
ム体3の外周面3aに配設された複数個の刃体1
3とで構成されている。該ドラムカツタ12は、
本実施例において地中掘削機1を構成する上記従
来のドラムカツタ2と同様、平行なる2本の軸
6,6回りに回転するようになつており、かつそ
れぞれの軸6,6に対して2個ずつ、合計4個設
けられるものとなっている。
カツタ”と略す)12は、円筒形を成しかつその
中心軸回りに回転駆動されるドラム体3と、ドラ
ム体3の外周面3aに配設された複数個の刃体1
3とで構成されている。該ドラムカツタ12は、
本実施例において地中掘削機1を構成する上記従
来のドラムカツタ2と同様、平行なる2本の軸
6,6回りに回転するようになつており、かつそ
れぞれの軸6,6に対して2個ずつ、合計4個設
けられるものとなっている。
前記刃体13は、第2図に示すように、前端部
を円錘状に形成されると共にその先端に切刃14
を有するコニカルビツト15と、該コニカルビツ
ト15を前記ドラム体3の外周面3aに対して所
定の角度を持たせた状態で保持するための保持体
16とから構成されている。ここで、前記切刃1
4は、コニカルビツト15の、前記保持体16に
保持される保持部15aに対し偏心して形成され
たものとなつている。保持体16は、ドラム体3
の外周面3aに溶接等の手段により強固に固着さ
れている。また、このコニカルビツト15は、第
2図に示すように前記保持部15aの前端部に段
部17を形成されると共に、後端付近にリングピ
ン18を取り付けられることにより抜け止めされ
ている。ただし、前記段部17とリングピン18
間の寸法が保持体16による保持長より若干大き
く設定されることにより、コニカルビツト15は
その保持部15aにおける軸回りの回動が自在と
なるよう、また、若干の軸方向の移動が許容され
るよう構成されている。また、本実施例において
この刃体13のコニカルビツト15は、第2図に
示すように外周面3aの該コニカルビツト15取
付け部における接線に対してなす角αを55°に設
定されたものとしている。
を円錘状に形成されると共にその先端に切刃14
を有するコニカルビツト15と、該コニカルビツ
ト15を前記ドラム体3の外周面3aに対して所
定の角度を持たせた状態で保持するための保持体
16とから構成されている。ここで、前記切刃1
4は、コニカルビツト15の、前記保持体16に
保持される保持部15aに対し偏心して形成され
たものとなつている。保持体16は、ドラム体3
の外周面3aに溶接等の手段により強固に固着さ
れている。また、このコニカルビツト15は、第
2図に示すように前記保持部15aの前端部に段
部17を形成されると共に、後端付近にリングピ
ン18を取り付けられることにより抜け止めされ
ている。ただし、前記段部17とリングピン18
間の寸法が保持体16による保持長より若干大き
く設定されることにより、コニカルビツト15は
その保持部15aにおける軸回りの回動が自在と
なるよう、また、若干の軸方向の移動が許容され
るよう構成されている。また、本実施例において
この刃体13のコニカルビツト15は、第2図に
示すように外周面3aの該コニカルビツト15取
付け部における接線に対してなす角αを55°に設
定されたものとしている。
次に第3図は、上記のように構成された刃体1
3の前記ドラム体3の外周面3aへの配列態様
を、外周面3aを平面状に展開した状態で示した
ものである。このように前記刃体13は、ドラム
体3に対し2条の螺旋配置とされ、かつ、それぞ
れの刃体13どうしの横方向(外周面3aの幅方
向)間隔は、ドラム体3が一回転した際、外周面
3aに対応する切羽(切削面)に削り残しが生じ
ず均一に切削されるように設定されている。そし
てこれら刃体13は、図からも解るように同一円
周線上には1個のみが設けられた構成となつてい
る。さらに本実施例のものにおいては、ドラム体
3の回転方向に対して該刃体13がなす角βを8°
に設定したものとなつている。
3の前記ドラム体3の外周面3aへの配列態様
を、外周面3aを平面状に展開した状態で示した
ものである。このように前記刃体13は、ドラム
体3に対し2条の螺旋配置とされ、かつ、それぞ
れの刃体13どうしの横方向(外周面3aの幅方
向)間隔は、ドラム体3が一回転した際、外周面
3aに対応する切羽(切削面)に削り残しが生じ
ず均一に切削されるように設定されている。そし
てこれら刃体13は、図からも解るように同一円
周線上には1個のみが設けられた構成となつてい
る。さらに本実施例のものにおいては、ドラム体
3の回転方向に対して該刃体13がなす角βを8°
に設定したものとなつている。
次に、上記構成なる地中掘削機用ドラムカツタ
12により地盤Gを掘削したときの作用について
説明する。
12により地盤Gを掘削したときの作用について
説明する。
ドラム体3が回転することによりその外周面3
aに設けられた複数個の刃体13が回転し、コニ
カルビツト15によつて次々に地盤Gの切羽を掘
削(切削)してゆく。この際、コニカルビツト1
5が上記の如く前記保持体16に軸方向の移動を
許容された状態で保持されたものであるから、切
羽にこのコニカルビツト15が衝突したときの衝
撃により該コニカルビツト15が軸方向の振動を
生じ、このいわゆるハンマー作用によつて切削を
促進し極めて効率的な切削を実現する。この作用
は、振動体として機能する該コニカルビツト15
が、端部を円錘状とされた丸棒状のものとされ、
ある程度の質量を有するものとなることからより
顕著なものとして現れる。しかも、いわゆるビビ
リ等の切削振動は、逆にこのコニカルビツト15
の軸方向移動によつて吸収され、装置全体に伝わ
る振動は、従来構成のものに比して大幅に減少さ
れる。さらに、コニカルビツト15が保持体16
に対し回動自在であることから、このコニカルビ
ツト15は切羽に衝突した際に切削岩盤との摩擦
により回転を生ずる。しかもここではコニカルビ
ツト15先端の切刃14が、保持部15aに対し
偏心形成されたものであるから、コニカルビツト
15にはこの偏心に起因する回転モーメントが生
じ、上記摩擦による回転に加えより大きな回転力
を得ることができる。言うまでもないが、ここで
言うコニカルビツト15の回転とは、コニカルビ
ツト15がグルグルと1回転以上の円運動をする
ことではなく、数10°ないし半回転程度その軸回
りに角度を変えることを意味している。このよう
にコニカルビツト15が常にランダムに回転させ
られることにより、コニカルビツト15の切刃1
4は常時一定箇所が摩耗することを防止されその
切削能を長期にわたつて発揮できるようになる。
さらに、実施例においてコニカルビツト15は、
その軸がドラム体3の回転方向に対して所定の角
度βを有するように構成されたものとなつている
ため、上記コニカルビツト15の回転はより一層
促進される。そして、このような刃体13の耐久
性向上および切削能向上により、刃体13は第3
図に示した如く、同一円周線に対し1個のみの配
置とすることが可能となる。つまり刃体13の数
を従来の刃体4の数より大幅に減少させることが
できるわけである。また、コニカルビツト15
は、前記リングピン18を外すことにより保持体
16より簡単に取り外することができ、その補
修・交換は極めて簡単である。
aに設けられた複数個の刃体13が回転し、コニ
カルビツト15によつて次々に地盤Gの切羽を掘
削(切削)してゆく。この際、コニカルビツト1
5が上記の如く前記保持体16に軸方向の移動を
許容された状態で保持されたものであるから、切
羽にこのコニカルビツト15が衝突したときの衝
撃により該コニカルビツト15が軸方向の振動を
生じ、このいわゆるハンマー作用によつて切削を
促進し極めて効率的な切削を実現する。この作用
は、振動体として機能する該コニカルビツト15
が、端部を円錘状とされた丸棒状のものとされ、
ある程度の質量を有するものとなることからより
顕著なものとして現れる。しかも、いわゆるビビ
リ等の切削振動は、逆にこのコニカルビツト15
の軸方向移動によつて吸収され、装置全体に伝わ
る振動は、従来構成のものに比して大幅に減少さ
れる。さらに、コニカルビツト15が保持体16
に対し回動自在であることから、このコニカルビ
ツト15は切羽に衝突した際に切削岩盤との摩擦
により回転を生ずる。しかもここではコニカルビ
ツト15先端の切刃14が、保持部15aに対し
偏心形成されたものであるから、コニカルビツト
15にはこの偏心に起因する回転モーメントが生
じ、上記摩擦による回転に加えより大きな回転力
を得ることができる。言うまでもないが、ここで
言うコニカルビツト15の回転とは、コニカルビ
ツト15がグルグルと1回転以上の円運動をする
ことではなく、数10°ないし半回転程度その軸回
りに角度を変えることを意味している。このよう
にコニカルビツト15が常にランダムに回転させ
られることにより、コニカルビツト15の切刃1
4は常時一定箇所が摩耗することを防止されその
切削能を長期にわたつて発揮できるようになる。
さらに、実施例においてコニカルビツト15は、
その軸がドラム体3の回転方向に対して所定の角
度βを有するように構成されたものとなつている
ため、上記コニカルビツト15の回転はより一層
促進される。そして、このような刃体13の耐久
性向上および切削能向上により、刃体13は第3
図に示した如く、同一円周線に対し1個のみの配
置とすることが可能となる。つまり刃体13の数
を従来の刃体4の数より大幅に減少させることが
できるわけである。また、コニカルビツト15
は、前記リングピン18を外すことにより保持体
16より簡単に取り外することができ、その補
修・交換は極めて簡単である。
ところで、本実施例において該ドラムカツタ1
2は上述したように2軸のものに構成され、かつ
その2本の軸6,6が共に内回りするよう互いに
逆回転するものとなつている。すなわち、礫等の
切削屑が、刃体13の螺旋配置による作用と相俟
つて、前記排出管9が存在する4つのドラムカツ
タ12の中央部に集められるようになつているわ
けであるが、このとき掘削屑は、ドラム体3の外
周面3aをその幅方向(軸6方向)に横切る如く
移動することとなる。前記従来のドラムカツタ2
においてはその刃体4が板状で、しかも同一円周
線上に2個以上配置された構成であつたため、こ
の切削屑の横移動が妨げられる上、粘土等が刃体
4の側面に付着し、やがて外周面3a上全体に厚
い層を形成し切削能率の低下を招いたが、上記刃
体13によれば、その総数の減少に加え、その立
体的・曲面的な側面形状により粘土の付着が極力
防止され、これに起因する切削能の低下を阻止す
ることができる。また、切削屑が上記したように
横方向に移動する際、この横移動する掘削屑が、
切刃14を偏心構成とされたコニカルビツト15
に前記偏心構成に起因した回転を与えると共に、
特に切削すべき地盤Gが岩盤等硬質のものであつ
た場合には横移動する礫等がコニカルビツト15
に振動を与え、コニカルビツト15と保持体16
との固着を防止することができる。
2は上述したように2軸のものに構成され、かつ
その2本の軸6,6が共に内回りするよう互いに
逆回転するものとなつている。すなわち、礫等の
切削屑が、刃体13の螺旋配置による作用と相俟
つて、前記排出管9が存在する4つのドラムカツ
タ12の中央部に集められるようになつているわ
けであるが、このとき掘削屑は、ドラム体3の外
周面3aをその幅方向(軸6方向)に横切る如く
移動することとなる。前記従来のドラムカツタ2
においてはその刃体4が板状で、しかも同一円周
線上に2個以上配置された構成であつたため、こ
の切削屑の横移動が妨げられる上、粘土等が刃体
4の側面に付着し、やがて外周面3a上全体に厚
い層を形成し切削能率の低下を招いたが、上記刃
体13によれば、その総数の減少に加え、その立
体的・曲面的な側面形状により粘土の付着が極力
防止され、これに起因する切削能の低下を阻止す
ることができる。また、切削屑が上記したように
横方向に移動する際、この横移動する掘削屑が、
切刃14を偏心構成とされたコニカルビツト15
に前記偏心構成に起因した回転を与えると共に、
特に切削すべき地盤Gが岩盤等硬質のものであつ
た場合には横移動する礫等がコニカルビツト15
に振動を与え、コニカルビツト15と保持体16
との固着を防止することができる。
本考案に係るドラムカツタ12は、先に述べた
ように特に大深度地中連続壁を構築するに際に用
いられる地中掘削機に装着されて好適なものであ
るが、この地中連続壁を構築するに当たつては、
上記したとおり両側の固いコンクリートCの切削
を行いながら地盤Gの掘削を実施する。地盤Gと
しては主に軟質である場合が想定されるが、いず
れにしても軟質、硬質の両方においてその機能を
十分に発揮し得るものでなければならないもので
あるわけだが、このように上記ドラムカツタ12
は双方において優れた切削性能を発揮することが
できる。
ように特に大深度地中連続壁を構築するに際に用
いられる地中掘削機に装着されて好適なものであ
るが、この地中連続壁を構築するに当たつては、
上記したとおり両側の固いコンクリートCの切削
を行いながら地盤Gの掘削を実施する。地盤Gと
しては主に軟質である場合が想定されるが、いず
れにしても軟質、硬質の両方においてその機能を
十分に発揮し得るものでなければならないもので
あるわけだが、このように上記ドラムカツタ12
は双方において優れた切削性能を発揮することが
できる。
なお、実施例においてはコニカルビツト15
を、ドラム体3外周面に対して55°、かつドラム
体4外周面の回転方向に対して8°の角度を持たせ
たものとしているが、これは、本出願人等による
実験により得られた知見に基づくもので、上記2
つの角度α、βを上記値に近似設定することによ
り特に卓越した切削性能を得ることができる。た
だし、上記角度α、βの値はこれに限定されるも
のではない。また、上記実施例に示した掘削機1
は、ドラムカツタ12の他にリングカツタ7、ウ
イングカツタ8を備えた構成となつているが、上
記ドラムカツタ12を構成する刃体13と同様の
刃体を、例えば前記リングカツタ7等に設けても
よい。さらに、本実施例においては、前記ドラム
カツタ12を上記地中掘削機1に適用した例を示
したが、本考案に係る地中掘削機用ドラムカツタ
が上記地中掘削機1のものに限定されないことは
言うまでもない。
を、ドラム体3外周面に対して55°、かつドラム
体4外周面の回転方向に対して8°の角度を持たせ
たものとしているが、これは、本出願人等による
実験により得られた知見に基づくもので、上記2
つの角度α、βを上記値に近似設定することによ
り特に卓越した切削性能を得ることができる。た
だし、上記角度α、βの値はこれに限定されるも
のではない。また、上記実施例に示した掘削機1
は、ドラムカツタ12の他にリングカツタ7、ウ
イングカツタ8を備えた構成となつているが、上
記ドラムカツタ12を構成する刃体13と同様の
刃体を、例えば前記リングカツタ7等に設けても
よい。さらに、本実施例においては、前記ドラム
カツタ12を上記地中掘削機1に適用した例を示
したが、本考案に係る地中掘削機用ドラムカツタ
が上記地中掘削機1のものに限定されないことは
言うまでもない。
以上説明したとおり、本考案に係る地中掘削機
用ドラムカツタによれば、地盤の掘削を行う際、
コニカルビツトが軸方向の振動を生じてハンマー
作用により切削を促進する上、この軸方向の移動
が切削時のビビリ振動を吸収し掘削機全体の振動
を防止することができる。しかも、コニカルビツ
トは、その切刃の偏心形成により切削時に回転モ
ーメントを受けて軸回りの回転を生じ、これによ
つて切刃の摩耗を遅延させ、優れた切削性能と耐
久性とを得ることができるのに加え、コニカルビ
ツトが保持体に対して着脱可能なものとなるから
その補修も極めて容易となる、等の種々の優れた
効果を奏するものである。
用ドラムカツタによれば、地盤の掘削を行う際、
コニカルビツトが軸方向の振動を生じてハンマー
作用により切削を促進する上、この軸方向の移動
が切削時のビビリ振動を吸収し掘削機全体の振動
を防止することができる。しかも、コニカルビツ
トは、その切刃の偏心形成により切削時に回転モ
ーメントを受けて軸回りの回転を生じ、これによ
つて切刃の摩耗を遅延させ、優れた切削性能と耐
久性とを得ることができるのに加え、コニカルビ
ツトが保持体に対して着脱可能なものとなるから
その補修も極めて容易となる、等の種々の優れた
効果を奏するものである。
第1図は、本考案の一実施例による地中掘削機
用ドラムカツタの一部を示す正面図、第2図は、
一実施例による地中掘削機用ドラムカツタの刃体
を拡大して示す側面図、第3図は、刃体のドラム
体外周面への配列態様をドラム体を平面状に展開
した状態で示した平面図、第4図は、一実施例に
よる地中掘削機を地盤等と共に示す全体正面図、
第5図は、従来の地中掘削機用ドラムカツタの一
例を示す下面図、第6図は従来の地中掘削機用ド
ラムカツタの一部を示す正面図である。 1……地中掘削機、3……ドラム体、3a……
外周面、6……軸、12……地中掘削機用ドラム
カツタ、13……刃体、14……切刃、15……
コニカルビツト、15a……保持部、16……保
持体、G……地盤。
用ドラムカツタの一部を示す正面図、第2図は、
一実施例による地中掘削機用ドラムカツタの刃体
を拡大して示す側面図、第3図は、刃体のドラム
体外周面への配列態様をドラム体を平面状に展開
した状態で示した平面図、第4図は、一実施例に
よる地中掘削機を地盤等と共に示す全体正面図、
第5図は、従来の地中掘削機用ドラムカツタの一
例を示す下面図、第6図は従来の地中掘削機用ド
ラムカツタの一部を示す正面図である。 1……地中掘削機、3……ドラム体、3a……
外周面、6……軸、12……地中掘削機用ドラム
カツタ、13……刃体、14……切刃、15……
コニカルビツト、15a……保持部、16……保
持体、G……地盤。
Claims (1)
- 軸回りに回転するドラム体と、該ドラム体の外
周面に突設されて地盤を掘削する複数の刃体とを
有して構成された地中掘削機用ドラムカツタにお
いて、前記刃体は、前端部を円錘状に形成される
と共にその先端に切刃を有するコニカルビツト
と、該コニカルビツトを前記ドラム体の外周面に
対して所定の角度を持たせた状態で保持する保持
体とで構成され、さらに前記切刃は、前記保持体
に保持される前記コニカルビツトの保持部に対し
偏心して形成されていると共に、前記コニカルビ
ツトは、前記保持部の軸回り回動自在にかつ前記
保持部の軸方向の移動を許容する状態に保持され
ていることを特徴とする地中掘削機用ドラムカツ
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15479387U JPH0442392Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15479387U JPH0442392Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0161291U JPH0161291U (ja) | 1989-04-19 |
| JPH0442392Y2 true JPH0442392Y2 (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=31431844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15479387U Expired JPH0442392Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0442392Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-09 JP JP15479387U patent/JPH0442392Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0161291U (ja) | 1989-04-19 |
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