JPH0445503A - 磁性流体及びその製造方法 - Google Patents

磁性流体及びその製造方法

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JPH0445503A
JPH0445503A JP2152530A JP15253090A JPH0445503A JP H0445503 A JPH0445503 A JP H0445503A JP 2152530 A JP2152530 A JP 2152530A JP 15253090 A JP15253090 A JP 15253090A JP H0445503 A JPH0445503 A JP H0445503A
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Isao Nakatani
功 中谷
Kunihiko Hosonuma
細沼 邦彦
Noriyuki Naganuma
長沼 伯之
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KYOSEKI SEIHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
National Institute for Materials Science
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KYOSEKI SEIHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
National Research Institute for Metals
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁性微粒子の表面を高分子膜で効率的に被覆
して、高い劣化安定性を有する磁性流体及びその製造方
法に関する。
(従来の技術) 磁性流体は、従来、強磁性微粒子の表面を界面活性剤分
子で密に被覆し、それを水や炭化水素油などの液体溶媒
中に高濃度で分散させたものとして知られている。かか
る磁性流体は、磁気的性質と流体としての性質を共に備
えた特異な機能性材料として注目されており、既に磁性
流体シール、比重差選別、スピーカーのボイスコイル、
磁気テープの磁気潜像読み取り現像液等の分野で実用化
されている。また、アクチュエータ、熱エンジン、光シ
ヤツター、磁性流体研磨など非常に多岐にわたる分野に
おいて、その応用に期待が寄せられ、種々の検討、研究
がなされている。
しかし、従来の磁性流体は、水あるいは有機溶媒を分散
媒としてマグネタイトやMn−Znフェライトなどの酸
化物磁性材料の微粒子を界面活性剤で分散させたもので
あり、酸化物磁性材料は飽和磁化が小さいため、それを
微粒化して有機溶媒などに分散させて磁性流体としても
飽和磁化の小さいものとなる。このため、実用上におい
て、例えば、酸化物磁性流体を磁性流体シールに適用し
た場合、シール1段当りの耐圧が低いので、シ−ルを多
段構造としなければならない等様々な制限が生じている
。
さらに、微粒子と界面活性剤との結合が弱く、磁性流体
の温度変化、振動、気体の混入などにより、界面活性剤
は微粒子から容易に脱着を起こし、沈澱したりあるいは
酸化され、磁性微粒子の溶媒への分散性及び磁性流体の
物理的安定性等を損なう原因となっている。
一方、鉄、コバルトなどの金属のみからなる磁性体は、
マグネタイトなどの酸化物磁性体よりも高い飽和磁化を
有することが知られており、これら鉄、コバルトなどの
強磁性金属を微粒化して有機溶剤等に均一に分散させ、
高飽和磁化の磁性流体をつくることができれば、磁性流
体の有用性は格段に向上する。例えば、シール1段当り
の耐圧を高くすることができるため、シールの構造を簡
単にすることができる。
しかし、これらの単体金属は化学的に不安定であり、特
にその微粒子は酸化され易く、それに伴って飽和磁化が
減少する。従って、金属微粒子を使用して高性能な磁性
流体を製造する場合、酸化劣化を如何に防ぐかが問題と
なっている。
これに対しては、脂肪酸エステル、リン脂質(レシチン
)、非イオン性や油溶性陰イオンの界面活性剤などを分
散剤として用い、さらに特殊な酸化防止剤(トコフェロ
ール)を添加し、金属(鉄、コバルト)カルボニルを熱
分解して得られる金属磁性流体などが提案されている(
例えば、特開昭61−73305号、特開昭62−20
5195号、特開昭63−164404号、特開昭63
−164405号)。
また一方、酸化安定性や高い分散能を得るため、磁性微
粒子の表面を高分子で被覆し、表面を改質した磁性流体
又はその製造方法も提案されている。
例えば、特開昭61−189607号は、マグネタイト
に重合性界面活性剤を吸着させ、紫外線を照射して重合
膜を形成させるものであり、また特開昭61−2462
03号および特開昭61−246262号は、フェライ
トに界面活性剤あるいはマレイン化ポリブタジェン中和
物を吸着させ、重合性ビニルポリマー、重合開始剤を添
加して高分子重合膜を形成させてなる磁性流体を提案し
ており、さらに、特開昭64−89401号は、フェラ
イトとジイソシアナート化合物とを反応させ、さらにア
ゾ化合物を反応させた後、重合性ビーニルポリマー、重
合開始剤を順次添加してなる磁性流体を提案している。
(発明が解決しようとする課!!り しかし、鉄、コバルトなどの強磁性金属からなる高飽和
磁化の磁性流体の製造に当たって、特殊な分散剤又は酸
化防止剤を添加する方法では微粒子と分散剤(界面活性
剤)との結合が弱く、また酸化防止剤の経時変化によっ
て、金属材料の酸化による磁化の低下を避けることはで
きない。
その点、磁性微粒子の表面を高分子で被覆する方法は、
個々の磁性微粒子表面が完全に被覆されれば、酸素との
接触は皆無であり、相当効果的と考えられる。しかしな
がら、従来これらに用いられる磁性微粒子は、マグネタ
イトやMn−Znフェライトといった磁性金属酸化物で
あ、す、そしてその表面に存在する水酸基に着目し、該
水酸基に吸着しやすいタイプの重合性界面活性剤(モノ
マー)を吸着させて、あるいは吸着しやすいタイプの重
合開始剤を吸着させた後モノマーを添加して、磁性微粒
子の周りで重合させ被覆している。このため、飽和磁化
の高い金属材料には応用され得す、また、何れも煩雑な
手段を駆使している。
本発明の目的は、磁性金属(合金を含む)として高飽和
磁化の金属微粒子を強力な高分子膜で容易な操作にて覆
い、経時劣化の極めて少ない高飽和磁化の磁性流体を提
供するとともに、酸化物微粒子、窒化物微粒子などにも
適用できる前記磁性流体の製造方法を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、磁性金属に対して吸着力が強く、磁性微
粒子に対する分散能が高く、且つ重合して磁性微粒子表
面を覆う強力な高分子膜を形成する方法について鋭意検
討した結果、かかる高分子膜形成のためのモノマーとし
て窒素原子を有するビニル七ツマ−が有効であることを
見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は分散媒としての有機溶媒と、磁性微
粒子とを含む磁性流体において、前記磁性微粒子の表面
が、窒素原子を有するビニルモノマーの重合体よりなる
高分子膜で被覆されていることを特徴とする磁性流体、
及び有機溶媒を分散媒とし、磁性微粒子を含む流体に、
窒素原子を有するビニルモノマーを添加した後、該ビニ
ルモノマーを重合させて磁性微粒子表面に高分子膜を形
成する磁性流体の製造方法に関するものである。
本発明における磁性微粒子は、磁性材料として、鉄、コ
バルト、ニッケルなどの強磁性金属、あるいはマンガン
、クロム、鉄、コバルト、ニッケルなどの合金またはこ
れらに希土類元素を含む合金を好適に使用することがで
きる。また、前記金属または合金の窒化物あるいは酸化
物も用いることができる。尚、これら磁性微粒子の粒径
としては20〜150人、特には50〜120人が好ま
しい。
これらの磁性微粒子は、どんな方法によって製造しても
特に問題ないが、金属微粒子を製造するのであれば、特
開昭62−93910号公報に記載された方法に準じた
プラズマCVD法や特開昭61−39369号公報記載
の真空蒸着法によって製造することが好ましく、これら
の方法では酸化物や窒化物も製造することができる。ま
た、その他ガス中蒸発法、気相液相反応法、アークプラ
ズマ蒸発法、スパークエロージョン法、塩の還元法など
によっても製造することができる。
前記のプラズマCVD法や真空蒸着法で製造する場合、
有機溶媒としては、低圧、高温下に曝される雰囲気であ
ることから、アルキルナフタレン等の低蒸気圧の炭化水
素、ポリ−α−オレフィン、アルキルジフェニルエーテ
ル、ポリフェニルエーテル、ジエステル、シリコーン油
、フルオロカーボン油などを好適に用いることができる
が、用途を考慮して事前に適当なものを選定しておくこ
とが好ましい。
尚、通常は前記溶媒に界面活性剤を添加して使用するが
、本発明の磁性流体の製造方法においては、界面活性剤
が金属微粒子表面に吸着してしまう結果、後述のビニル
モノマーが吸着しにくくなるので、界面活性剤なしの溶
媒のみで前記蒸着などを行う。
前記のようにして磁性微粒子を製造した場合、該微粒子
は有機溶媒と混合したコロイドの形態で得られる。この
磁性微粒子の濃度は、5重量%以上、特には25重量%
以上の高濃度になるようにすれば、用途によって単に有
機溶媒で希釈するだけで対応することができるので好ま
しい。
また、従来より行われている湿式粉砕法や解膠法などで
得られる酸化物磁性微粒子なども本発明において使用す
ることができることはいうまでもない、酸化物磁性材料
を用いる場合、酸化物微粒子の製造後に、酸化物微粒子
を分離精製し用途に適した有機溶媒に混合することもで
きる。
次に、本発明における窒素原子を有するビニルモノマー
としては、例えば、次の一般式(1)、(式中、Rは炭
素数1〜4のアミノ基、ピペリジル基、ピロリジル基又
はモルホリノ基、nは1〜3の整数を示す)で表される
化合物、あるいは2−メチル−5−ビニルピリジン、N
−ビニルピロリジノンなどを使用することができ、前述
の磁性微粒子と有機溶媒の混合物に適宜添加して該微粒
子表面に吸着させる。
これらのビニルモノマー化合物中の窒素原子は、金属あ
るいは金属酸化物の水酸基との吸着性がよいので、磁性
微粒子の表面に窒素原子の部位が吸着され、オレフィン
部を外側にして、多数のビニルモノマーが磁性微粒子全
体を覆うこととなる。
ビニルモノマーの添加量は、磁性微粒子上への十分なる
重合膜形成の見地から磁性微粒子100重量部に対し3
〜30重量部、好ましくは10〜20重量部添加する。
なお、前記(1)式の具体的化合物としては、ジメチル
アミンエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメ
タクリレート、モルホリノエチルメタクリレートなどが
挙げられる。
前記のピリジンなどを含め、これらの物質の重合物は、
分散剤としての性能にも優れているため、磁性材料に対
して前記の範囲内で添加すれば、遊離のものができても
磁性微粒子の分散に有効に働くので、全く問題となるこ
とはない。
前記ビニルモノマーを磁性微粒子表面に吸着させた後、
α、α′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、
過酸化水素、あるいはターシャリ−ブチルハイドロパー
オキサイドなどの重合開始剤を添加して、攪拌する。こ
れにより、磁性微粒子の外部に位置するオレフィン部は
重合し、磁性微粒子を覆う密な重合膜が容易に形成され
、経時劣化の小さい磁性流体を得ることができる。
磁性微粒子を含有する有機媒体に前記ビニルモノマーを
混合する場合等において、磁性微粒子が酸化物や窒化物
のときは、化合物として比較的安定しているため、金属
磁性体微粒子を扱うときほど注意を払う必要はないが、
金属磁性体微粒子は大気に触れると直ちに酸化されるた
め、金属磁性体微粒子を扱う場合には、重合の終了まで
は空気(酸素)と接触をさせないよう、アルゴンなどの
不活性ガスの雰囲気中で混合、攪拌を行うことが好まし
い、また、有機溶媒、ビニルモノマーおよび重合開始剤
は、事前に脱気、アルゴン置換等で酸素を十分除去して
おき、またこれらの容器も不活性ガスで置換しておくな
ど、酸素と金属自体が直接接触しないよう配慮する。
このようにして得られた磁性流体には、アルケニルコハ
ク酸イミド、アルケニルコハク酸エステルまたはベンジ
ルアミンなどの分散剤、2.6−ジターシ中リーブチル
ーp−クレゾールなどの酸化防止剤等を適宜添加するこ
とができる。こうすることによって、高分子で被覆され
た磁性微粒子の分散を高め、あるいは有機溶媒の酸化劣
化等を防止することができる。
(実施例) 次に本発明を実施例により具体的に説明する。
裏旌貫 減圧、アルゴンガス加圧下で脱気処理したアルキルナフ
タリンを分散媒として、真空蒸着法によって得たコバル
ト超微粒子(粒径70〜150人)のコロイド(コバー
ルト濃度5.3重量%)150dを、事前にアルゴン置
換した三ロフラスコに採取した。
一方、事前に凍結、減圧溶解、アルゴンガス加圧を繰り
返し、脱気処理をしたモルホリノエチルメタクリレート
II!1を、アルゴンガス置換したグローブボックス内
で前記三ロフラスコに加え、密栓後グローブボックスか
ら取り出し、マントルヒータで70”Cに保持して3時
間攪拌した。次いで重合開始剤としてα、α゛−アヅビ
スイソブチロニトリル(AIBN)粉末0.1gをアル
ゴンガス置換したグローブボックス内で前記三ロフラス
コに添加して、密栓後グロブボックスから取り出し70
°Cにて3時間攪拌した。
このようにして、コバルト超微粒子の表面がモルホリノ
エチルメタクリレートの重合物で被覆されたコロイドを
得、さらに、これに分散剤としてアルケニルコハク酸イ
ミドを3g加えて3時間超音波を照射し、本発明に係る
磁性流体を得た。
得られた磁性流体を、大気と遮断することなく、ヘキサ
ン処理と遠心分離を繰り返し、上澄みのアルキルナフタ
リン、モルホリノエチルメタクリレート及び分散剤を除
去し、沈澱物として得られた黒色粉末に磁石を近付けた
ところ、磁気吸着性を示した。この結果、コバルト微粒
子は高分子膜で被覆され、酸化されなかったものと判断
される。
また、かかる磁性流体の磁化安定性を、調製直後の試料
の飽和磁化(M o )及び湿潤大気中に30日間暴露
後の試料の飽和磁化(Ms)を振動試料型磁力計(東英
工業株式会社製、型番VSM−5)で測定し、両者を比
較することにより飽和磁化の経時変化(Ms/Mo)を
求めたところ、はとんど劣化しておらず、M s / 
M o比は0.95であった。
比較■ 比較例として、前記実施例の真空蒸着法により得たアル
キルナフタリンを分散媒とするコバルト超微粒子のコロ
イド150dに対してアルケニルコハク酸イミドを、ア
ルゴンガス置換したグローブボックス内で3g加え、密
栓し、3時間超音波を照射して磁性流体を得た。
得られた磁性流体を実施例と同様にヘキサン処理と遠心
分離を繰り返し、上澄みのアルキルナフタリン及び分散
剤を除去した。沈澱物として得られた赤褐色粉末に磁石
を近付けたところ、該赤褐色粉末は何の変化も示さず、
コバルト微粒子はヘキサン処理と遠心分離の間に酸化さ
れて磁性を失ったものと判断される。
比較例の磁性流体の磁化安定性を、実施例と同様にして
測定し、磁化の経時変化(Ms/Mo)で求めたところ
、0.75であった。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の製造方法においては
、窒素を有するビニルモノマーを有機溶媒存在下で磁性
微粒子の表面に吸着させ、しかる後重合させることから
、磁性材料として金属でも酸化物でも窒化物でも、簡単
な操作により、高分子膜を磁性微粒子の表面に効率的に
形成させることができ、また、該高分子膜で保護された
本発明の磁性流体は、酸化等の劣化を受けず、長期に亘
って安定した磁化を維持でき、しかも分散性も良好であ
るという格段の効果を奏するものである。
従って、本発明により製造された磁性流体は、広範な分
野に通用することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.分散媒としての有機溶媒と、磁性微粒子とを含む磁
    性流体において、前記磁性微粒子の表面が、窒素原子を
    有するビニルモノマーの重合体よりなる高分子膜で被覆
    されていることを特徴とする磁性流体。
  2. 2.有機溶媒を分散媒とし、磁性微粒子を含む流体に、
    窒素原子を有するビニルモノマーを添加した後、該ビニ
    ルモノマーを重合させて磁性微粒子表面に高分子膜を形
    成することを特徴とする磁性流体の製造方法。
JP2152530A 1990-06-13 1990-06-13 磁性流体及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3069612B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005040944A (ja) * 1993-06-04 2005-02-17 Byelocorp Scientific Inc 磁気粘性研磨装置及び方法
US10071329B2 (en) 2014-09-17 2018-09-11 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Air cleaner

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JP2005040944A (ja) * 1993-06-04 2005-02-17 Byelocorp Scientific Inc 磁気粘性研磨装置及び方法
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