JPH0445924Y2 - - Google Patents
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- JPH0445924Y2 JPH0445924Y2 JP13250786U JP13250786U JPH0445924Y2 JP H0445924 Y2 JPH0445924 Y2 JP H0445924Y2 JP 13250786 U JP13250786 U JP 13250786U JP 13250786 U JP13250786 U JP 13250786U JP H0445924 Y2 JPH0445924 Y2 JP H0445924Y2
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- evaporator
- refrigerant
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、車両用冷房装置、特にエバポレータ
の性能向上技術に関する。
の性能向上技術に関する。
(従来の技術)
従来の車両用冷房装置としては、基本構成とし
て高温高圧の冷媒蒸気を冷却して中温高圧の液体
冷媒にするコンデンサと、前記中温高圧の液体冷
媒を貯蔵するリキツドタンクと、前記中温高圧の
液体冷媒を急激に膨張させて低温低圧の霧状冷媒
にするエクスパンシヨンバルブと、前記低温低圧
の霧状冷媒の気化作用により外部から熱を奪うエ
バポレータと、前記エバポレータからの低温低圧
の冷媒蒸気を圧縮して高温高圧の冷媒蒸気にして
前記コンデンサに戻すコンプレツサを備えたもの
が知られている。
て高温高圧の冷媒蒸気を冷却して中温高圧の液体
冷媒にするコンデンサと、前記中温高圧の液体冷
媒を貯蔵するリキツドタンクと、前記中温高圧の
液体冷媒を急激に膨張させて低温低圧の霧状冷媒
にするエクスパンシヨンバルブと、前記低温低圧
の霧状冷媒の気化作用により外部から熱を奪うエ
バポレータと、前記エバポレータからの低温低圧
の冷媒蒸気を圧縮して高温高圧の冷媒蒸気にして
前記コンデンサに戻すコンプレツサを備えたもの
が知られている。
そして、前記エクスパンシヨンバルブでは、感
温筒で検知したエバポレータ出口側の冷媒温度に
基づいて、熱負荷の変動に対応した冷媒流量の自
動調節が行なわれると共に、エバポレータにおけ
る過熱度(スーパーヒート)を一定に保つように
予め弁開度の位置が設定されている。
温筒で検知したエバポレータ出口側の冷媒温度に
基づいて、熱負荷の変動に対応した冷媒流量の自
動調節が行なわれると共に、エバポレータにおけ
る過熱度(スーパーヒート)を一定に保つように
予め弁開度の位置が設定されている。
尚、過熱度(スーパーヒート)とは、エバポレ
ータ内で霧状冷媒(飽和液)が完全に蒸発した飽
和蒸気の状態から、エバポレータ出口までの間に
更に加熱されることで上昇した分の温度をいい、
この過熱度が大きいということは、エバポレータ
の途中で早めに蒸発(気化)が完了してしまうこ
とを意味し、残りの部分は飽和蒸気が加熱される
だけで気化作用はないため、過熱度が大きいほど
エバポレータの能力使用率が低いことになり、従
つてエバポレータの全能力をフルに利用して冷房
効果を高めるためには、この加熱度をできるだけ
小さくなるように設定すればよいことになる。
ータ内で霧状冷媒(飽和液)が完全に蒸発した飽
和蒸気の状態から、エバポレータ出口までの間に
更に加熱されることで上昇した分の温度をいい、
この過熱度が大きいということは、エバポレータ
の途中で早めに蒸発(気化)が完了してしまうこ
とを意味し、残りの部分は飽和蒸気が加熱される
だけで気化作用はないため、過熱度が大きいほど
エバポレータの能力使用率が低いことになり、従
つてエバポレータの全能力をフルに利用して冷房
効果を高めるためには、この加熱度をできるだけ
小さくなるように設定すればよいことになる。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、コンプレツサの回転数はエンジ
ン回転数の増減にほぼ比例して大きく変動するの
で、エバポレータの加熱度を小さく設定しておく
と、エンジン回転数の急激な増加によつてエバポ
レータに流れ込む霧状冷媒量が急増し、いわゆる
液戻り(リキツドバツク)といつて、まだ冷房能
力のある液冷媒をコンプレツサに戻すことにな
り、この液冷媒の吸い込みによつてコンプレツサ
のバルブを損傷する恐れがある。
ン回転数の増減にほぼ比例して大きく変動するの
で、エバポレータの加熱度を小さく設定しておく
と、エンジン回転数の急激な増加によつてエバポ
レータに流れ込む霧状冷媒量が急増し、いわゆる
液戻り(リキツドバツク)といつて、まだ冷房能
力のある液冷媒をコンプレツサに戻すことにな
り、この液冷媒の吸い込みによつてコンプレツサ
のバルブを損傷する恐れがある。
このため、従来の車両用冷房装置ではエバポレ
ータの過熱度を大きく(約10度)とる必要があ
り、この過熱度分だけエバポレータの能力以下で
使用されていることになる。
ータの過熱度を大きく(約10度)とる必要があ
り、この過熱度分だけエバポレータの能力以下で
使用されていることになる。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上述の問題点を解決することを目的
としてなされたもので、この目的達成のために本
考案では、高温高圧の冷媒蒸気を冷却して中温高
圧の液体冷媒にするコンデンサと、 前記中温高圧の液体冷媒を貯蔵するリキツドタ
ンクと、 前記中温高圧の液体冷媒を急激に膨張させて低
温低圧の霧状冷媒にする絞り弁と、 前記低温低圧の霧状冷媒の気化作用により外部
から熱を奪うエバポレータと、 前記エバポレータからの低温低圧の冷媒蒸気を
圧縮して高温高圧の冷媒蒸気にするコンプレツサ
とを備えた車両用冷房装置において、 前記エバポレータ用絞り弁の入口側とエバポレ
ータの出口側との間に冷媒のバイパス管路を設
け、該バイパス管路中には熱交換器と、同熱交換
器用絞り弁とを備え、 前記エバポレータ用絞り弁及び熱交換器用絞り
弁として流量調整弁が用いられ、 前記エバポレータの出口側からバイパス管路と
の合流点に至るまでの管路中と、熱交換器出口側
からコンプレツサに至るまでの管路中にそれぞれ
過熱度センサを設け、 前記各過熱度センサからの入力信号に基づい
て、エバポレータ出口側冷媒の過熱度が小さく、
熱交換器出口側冷媒の過熱度が大きくなるよう
に、それぞれの流量調整弁を制御する過熱度制御
回路を備えた。
としてなされたもので、この目的達成のために本
考案では、高温高圧の冷媒蒸気を冷却して中温高
圧の液体冷媒にするコンデンサと、 前記中温高圧の液体冷媒を貯蔵するリキツドタ
ンクと、 前記中温高圧の液体冷媒を急激に膨張させて低
温低圧の霧状冷媒にする絞り弁と、 前記低温低圧の霧状冷媒の気化作用により外部
から熱を奪うエバポレータと、 前記エバポレータからの低温低圧の冷媒蒸気を
圧縮して高温高圧の冷媒蒸気にするコンプレツサ
とを備えた車両用冷房装置において、 前記エバポレータ用絞り弁の入口側とエバポレ
ータの出口側との間に冷媒のバイパス管路を設
け、該バイパス管路中には熱交換器と、同熱交換
器用絞り弁とを備え、 前記エバポレータ用絞り弁及び熱交換器用絞り
弁として流量調整弁が用いられ、 前記エバポレータの出口側からバイパス管路と
の合流点に至るまでの管路中と、熱交換器出口側
からコンプレツサに至るまでの管路中にそれぞれ
過熱度センサを設け、 前記各過熱度センサからの入力信号に基づい
て、エバポレータ出口側冷媒の過熱度が小さく、
熱交換器出口側冷媒の過熱度が大きくなるよう
に、それぞれの流量調整弁を制御する過熱度制御
回路を備えた。
(作用)
従つて、本考案の車両用冷房装置では、上述の
ように、エバポレータをバイパスして燃料冷却用
熱交換器が設けられ、かつ各過熱度センサからの
入力信号に基づいてエバポレータ出口側冷媒の過
熱度が小さく、熱交換器出口側冷媒の過熱度が大
きくなるようにそれぞれの流量調整弁を制御する
過熱度制御回路を備えたことで、エバポレータの
能力をフルに使用して冷房効果を高めることがで
きるようになり、しかも、過熱度の小さいエバポ
レータ側冷媒と過熱度の大きい熱交換器側冷媒と
を合流させることによつて、エバポレータ出口側
の過熱度をエバポレータ外部において上昇させる
ことができるので、コンプレツサへの液戻り(リ
キツドバツク)現象が防止できるようになる。
ように、エバポレータをバイパスして燃料冷却用
熱交換器が設けられ、かつ各過熱度センサからの
入力信号に基づいてエバポレータ出口側冷媒の過
熱度が小さく、熱交換器出口側冷媒の過熱度が大
きくなるようにそれぞれの流量調整弁を制御する
過熱度制御回路を備えたことで、エバポレータの
能力をフルに使用して冷房効果を高めることがで
きるようになり、しかも、過熱度の小さいエバポ
レータ側冷媒と過熱度の大きい熱交換器側冷媒と
を合流させることによつて、エバポレータ出口側
の過熱度をエバポレータ外部において上昇させる
ことができるので、コンプレツサへの液戻り(リ
キツドバツク)現象が防止できるようになる。
また上述のようにエバポレータ出口側の過熱度
をエバポレータ外部において上昇させる手段とし
て、バイパス熱交換器を燃料冷却用とすることに
より、別に冷房装置を設けることなく燃料の冷却
が同時に行なえるようになる。
をエバポレータ外部において上昇させる手段とし
て、バイパス熱交換器を燃料冷却用とすることに
より、別に冷房装置を設けることなく燃料の冷却
が同時に行なえるようになる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、自動車用冷
房装置を例にとる。
尚、この実施例を述べるにあたつて、自動車用冷
房装置を例にとる。
まず、実施例の構成を説明する。
実施例の自動車用冷房装置Aは、第1図及び第
2図に示すように、コンデンサ1、リキツドタン
ク2、エバポレータ用流量調整弁3、エバポレー
タ4、コンプレツサ5、バイパス管路6、燃料冷
却用熱交換器7、熱交換器用流量調整弁8、過熱
度センサ9,10、過熱度制御回路11を主要な
構成としている。
2図に示すように、コンデンサ1、リキツドタン
ク2、エバポレータ用流量調整弁3、エバポレー
タ4、コンプレツサ5、バイパス管路6、燃料冷
却用熱交換器7、熱交換器用流量調整弁8、過熱
度センサ9,10、過熱度制御回路11を主要な
構成としている。
前記コンデンサ1は、ラジエータの前面に配置
され、冷却フアン12や車速によつて得られる風
で高温高圧の冷媒蒸気を凝縮点まで冷却して中温
高圧の液体冷媒にする凝縮器であり、その入口側
がコンプレツサ5の出口側と管路13で接続され
ている。
され、冷却フアン12や車速によつて得られる風
で高温高圧の冷媒蒸気を凝縮点まで冷却して中温
高圧の液体冷媒にする凝縮器であり、その入口側
がコンプレツサ5の出口側と管路13で接続され
ている。
前記リキツドタンク2は、前記中温高圧の液体
冷媒を貯蔵すると共に、液体冷媒中に含まれる水
分やゴミ除去し、かつ蒸気を分離して液体冷媒の
みを流量調整弁3,8に送る受液器であり、その
入口側が前記コンデンサ1の出口側と管路14で
接続されている。
冷媒を貯蔵すると共に、液体冷媒中に含まれる水
分やゴミ除去し、かつ蒸気を分離して液体冷媒の
みを流量調整弁3,8に送る受液器であり、その
入口側が前記コンデンサ1の出口側と管路14で
接続されている。
エバポレータ用流量調整弁3は、前記コンデン
サ1で凝縮された中温高圧の液体冷媒を急激に膨
張させ、低温低圧の霧状冷媒にすると共に、冷媒
流量を制御する手段であり、その入口側が前記リ
キツドタンク2の出口側と管路15で接続されて
いる。
サ1で凝縮された中温高圧の液体冷媒を急激に膨
張させ、低温低圧の霧状冷媒にすると共に、冷媒
流量を制御する手段であり、その入口側が前記リ
キツドタンク2の出口側と管路15で接続されて
いる。
前記エバポレータ4は、前記流量調整弁3から
噴射された低温低圧の霧状冷媒を蒸発させ、その
時の気化熱によつてブロア16から送り込まれる
車内空気から熱を奪う蒸発器であり、その入口側
が前記流量調整弁3の出口側と管路17で接続さ
れている。
噴射された低温低圧の霧状冷媒を蒸発させ、その
時の気化熱によつてブロア16から送り込まれる
車内空気から熱を奪う蒸発器であり、その入口側
が前記流量調整弁3の出口側と管路17で接続さ
れている。
前記コンプレツサ5は、前記エバポレータ4で
蒸発した低温低圧に冷媒蒸気を圧縮して高温高圧
の冷媒蒸気にして前記コンデンサ1に戻す凝縮器
であり、その入口側が前記エバポレータ4と管路
18で接続されている。
蒸発した低温低圧に冷媒蒸気を圧縮して高温高圧
の冷媒蒸気にして前記コンデンサ1に戻す凝縮器
であり、その入口側が前記エバポレータ4と管路
18で接続されている。
前記バイパス管路6は、前記エバポレータ用流
量調整弁3とエバポレータ4とをバイパスする管
路であり、その分流点aがリキツドタンク2の出
口側管路15中に設けられ、かつ合流点bがエバ
ポレータ4の出口側管路18中に設けられてい
る。
量調整弁3とエバポレータ4とをバイパスする管
路であり、その分流点aがリキツドタンク2の出
口側管路15中に設けられ、かつ合流点bがエバ
ポレータ4の出口側管路18中に設けられてい
る。
前記燃料冷却用熱交換器7は、前記バイパス管
路6中に介装される燃料冷却手段であり、この実
施例では、第2図に示すように、燃料タンク70
内で蒸発した燃料蒸発ガスを燃料蒸発ガス流通路
71において冷却することによつて凝縮液化さ
せ、この液化燃料を燃料タンク70内に回収する
ようにしたもので、前記バイパス管路6中に介装
させた冷媒流通路72によつて構成されている。
路6中に介装される燃料冷却手段であり、この実
施例では、第2図に示すように、燃料タンク70
内で蒸発した燃料蒸発ガスを燃料蒸発ガス流通路
71において冷却することによつて凝縮液化さ
せ、この液化燃料を燃料タンク70内に回収する
ようにしたもので、前記バイパス管路6中に介装
させた冷媒流通路72によつて構成されている。
この冷媒流通路72は、この実施例では前記燃
料蒸発ガス流通路71の外周を囲繞するように配
置されると共に、燃料蒸発ガスの排出側が冷媒上
流側に接続され、かつ燃料タンク70が冷媒下流
側に接続されている。
料蒸発ガス流通路71の外周を囲繞するように配
置されると共に、燃料蒸発ガスの排出側が冷媒上
流側に接続され、かつ燃料タンク70が冷媒下流
側に接続されている。
また、前記燃料ガス流通路71の最低部と燃料
タンク70との間に液化燃料の戻り管73が接続
されている。
タンク70との間に液化燃料の戻り管73が接続
されている。
尚、図中74はキヤニスタであり、これは前記
燃料蒸発ガス流通路71中に介装させることによ
つて燃料蒸発ガスを吸着させ、大気汚染ょ抑制す
るという燃料蒸発ガス規制装置を構成するもので
ある。
燃料蒸発ガス流通路71中に介装させることによ
つて燃料蒸発ガスを吸着させ、大気汚染ょ抑制す
るという燃料蒸発ガス規制装置を構成するもので
ある。
前記熱交換器用流量調整弁8は、前記コンデン
サ1で凝縮された中温高圧の液体冷媒を急激に膨
張させ、低温低圧の霧状冷媒にすると共に、冷媒
流量を制御する手段であり、前記分流点aと燃料
冷却用熱交換器7との間のバイパス管路6中に介
装されている。
サ1で凝縮された中温高圧の液体冷媒を急激に膨
張させ、低温低圧の霧状冷媒にすると共に、冷媒
流量を制御する手段であり、前記分流点aと燃料
冷却用熱交換器7との間のバイパス管路6中に介
装されている。
前記過熱度センサ9,10は、液冷媒が完全に
蒸発した時点から更に加熱されて上昇した分の温
度を測定するためのセンサであり、圧力測定手段
と温度測定手段を備えている。そして、エバポレ
ータ用過熱度センサ9はエバポレータ4の出口側
と合流点bとの間の管路18中に設けられ、熱交
換器用過熱度センサ10は燃料冷却用熱交換器7
の出口側と合流点bとの間のバイパス管路6中、
または合流点bからコンプレツサ5との間の管路
18中に設けられている。
蒸発した時点から更に加熱されて上昇した分の温
度を測定するためのセンサであり、圧力測定手段
と温度測定手段を備えている。そして、エバポレ
ータ用過熱度センサ9はエバポレータ4の出口側
と合流点bとの間の管路18中に設けられ、熱交
換器用過熱度センサ10は燃料冷却用熱交換器7
の出口側と合流点bとの間のバイパス管路6中、
または合流点bからコンプレツサ5との間の管路
18中に設けられている。
前記過熱度制御回路11は、前記各過熱度セン
サ9及び10の入力信号に基づいて、エバポレー
タ4の出口側冷媒の過熱度が小さく、熱交換器の
出口側冷媒の過熱度が大きくなるように、それぞ
れ対応する流量調整弁3,8を制御する手段であ
り、この実施例ではエバポレータ4の出口側冷媒
の過熱度を0度に設定し、熱交換器の出口側冷媒
の過熱度を15度に設定している。
サ9及び10の入力信号に基づいて、エバポレー
タ4の出口側冷媒の過熱度が小さく、熱交換器の
出口側冷媒の過熱度が大きくなるように、それぞ
れ対応する流量調整弁3,8を制御する手段であ
り、この実施例ではエバポレータ4の出口側冷媒
の過熱度を0度に設定し、熱交換器の出口側冷媒
の過熱度を15度に設定している。
次に、実施例の作用を説明する。
まず、自動車用冷房装置Aの基本的作用を液体
冷媒系と気体冷媒系とに分けて説明する。
冷媒系と気体冷媒系とに分けて説明する。
(イ) 液体冷媒系
まず、コンデンサ1で凝縮された中温高圧の液
体冷媒は、管路14を通つてリキツドタンク2に
送られ、同リキツドタンク2内に経由することで
水分、ゴミ、蒸気等が分離除去された状態で管路
15を通つてエバポレータ用流量調整弁3に送ら
れると共に、その一部が分流点aからバイパス管
路6に分流され、熱交換器用流量調整弁8にも送
られる。
体冷媒は、管路14を通つてリキツドタンク2に
送られ、同リキツドタンク2内に経由することで
水分、ゴミ、蒸気等が分離除去された状態で管路
15を通つてエバポレータ用流量調整弁3に送ら
れると共に、その一部が分流点aからバイパス管
路6に分流され、熱交換器用流量調整弁8にも送
られる。
そして、エバポレータ用流量調整弁3に送り込
まれた液体冷媒は、同流量調整弁3の絞り作用に
よつてその出口側で急激に膨張され、低温低圧の
霧状(液体)冷媒となつて管路17を通つて、エ
バポレータ4に送られる。
まれた液体冷媒は、同流量調整弁3の絞り作用に
よつてその出口側で急激に膨張され、低温低圧の
霧状(液体)冷媒となつて管路17を通つて、エ
バポレータ4に送られる。
エバポレータ4に送り込まれた低温低圧の霧状
(液体)冷媒は、車内の熱負荷により蒸発し、そ
の時の気化熱によつてブロア16から送り込まれ
た車内空気から熱を奪い、冷たい空気を車内に送
り出すことで車内の冷房が行なわれることにな
る。
(液体)冷媒は、車内の熱負荷により蒸発し、そ
の時の気化熱によつてブロア16から送り込まれ
た車内空気から熱を奪い、冷たい空気を車内に送
り出すことで車内の冷房が行なわれることにな
る。
そしてエバポレータ4で蒸発した冷媒蒸気は管
路18を通つてコンプレツサ5に送り込まれる。
路18を通つてコンプレツサ5に送り込まれる。
また、前記のように分流点aからバイパス管路
6に分流され、熱交換器用流量調整弁8に送り込
まれた一部の液体冷媒は、同流量調整弁8の絞り
作用によつてその出口側で急激に膨張され、低温
低圧の霧状(液体)冷媒となつて燃料冷却用熱交
換器7を構成する冷媒流通路72に送られる。
6に分流され、熱交換器用流量調整弁8に送り込
まれた一部の液体冷媒は、同流量調整弁8の絞り
作用によつてその出口側で急激に膨張され、低温
低圧の霧状(液体)冷媒となつて燃料冷却用熱交
換器7を構成する冷媒流通路72に送られる。
そして、冷媒流通路72内では、低温低圧にな
つた霧状冷媒が燃料蒸発ガスの熱によつて蒸発
し、その時の気化熱によつて燃料蒸発ガス流通路
71内の燃料ガスが冷却されて液化し、この液化
された燃料は戻り管73を通つて燃料タンク70
内に回収される。
つた霧状冷媒が燃料蒸発ガスの熱によつて蒸発
し、その時の気化熱によつて燃料蒸発ガス流通路
71内の燃料ガスが冷却されて液化し、この液化
された燃料は戻り管73を通つて燃料タンク70
内に回収される。
尚、前記燃料冷却用熱交換器による冷却能力を
越える量の燃料蒸発ガスが発生した場合、液化さ
れない分の燃料蒸発ガスはキヤニスタ74を通過
することで活性炭によりHC(ハイドロカーボン)
が吸着された状態で大気に放出されることにな
る。
越える量の燃料蒸発ガスが発生した場合、液化さ
れない分の燃料蒸発ガスはキヤニスタ74を通過
することで活性炭によりHC(ハイドロカーボン)
が吸着された状態で大気に放出されることにな
る。
(ロ) 気体冷媒系
まず、上述のようにエバポレータ4及び冷媒流
通路72内で蒸発した低温低圧の冷媒蒸気は、管
路18を通つてコンプレツサ5に送り込まれる。
通路72内で蒸発した低温低圧の冷媒蒸気は、管
路18を通つてコンプレツサ5に送り込まれる。
次に、コンプレツサ5では低温低圧の冷媒蒸気
が圧縮されて高温高圧の冷媒蒸気となり、この高
温高圧の冷媒蒸気は管路13を通つてコンデンサ
1に送られる。
が圧縮されて高温高圧の冷媒蒸気となり、この高
温高圧の冷媒蒸気は管路13を通つてコンデンサ
1に送られる。
尚、コンデンサ1では冷却フアン12や車速に
より得られる風によつて高温高圧の冷媒蒸気が凝
縮点まで冷却され、中温高圧の液体冷媒となつて
前記液体冷媒系に戻される。
より得られる風によつて高温高圧の冷媒蒸気が凝
縮点まで冷却され、中温高圧の液体冷媒となつて
前記液体冷媒系に戻される。
次に、過熱度制御関係の作用を、自動車の定速
走行時と、急加速時とに分けて説明する。
走行時と、急加速時とに分けて説明する。
(イ) 定速走行時
まず、自動車が定速走行時においては、コンプ
レツサ1の回転数も安定しているので、過熱度制
御回路11はもつぱら熱負荷の変動に追従するよ
うに両流量調整弁3,8の開度制御が行なわれ
る。
レツサ1の回転数も安定しているので、過熱度制
御回路11はもつぱら熱負荷の変動に追従するよ
うに両流量調整弁3,8の開度制御が行なわれ
る。
即ち、熱負荷が増大すると冷媒量が不足して過
熱度が増大するので、各過熱度センサ9,10か
らの入力信号tに基づいて、過熱度制御回路11
から各流量調整弁3,8に対して作動制御信号c
がそれぞれ出力され、この作動制御信号cによつ
て各流量調整弁3,8を開放する方向へ作動さ
せ、これにより冷媒流入量を増大させて過熱度を
下げる方向に制御される。
熱度が増大するので、各過熱度センサ9,10か
らの入力信号tに基づいて、過熱度制御回路11
から各流量調整弁3,8に対して作動制御信号c
がそれぞれ出力され、この作動制御信号cによつ
て各流量調整弁3,8を開放する方向へ作動さ
せ、これにより冷媒流入量を増大させて過熱度を
下げる方向に制御される。
上記とは逆に熱負荷が減少した場合は各流量調
整弁3,8を閉鎖する方向へ作動させ、これによ
り冷媒流入量を減少させて過熱度を上げる方向に
制御される。
整弁3,8を閉鎖する方向へ作動させ、これによ
り冷媒流入量を減少させて過熱度を上げる方向に
制御される。
(ロ) 急加速時
前述のような熱負荷の変動がない場合であつて
も、自動車の急加速時等のようにエンジン回転数
が急増すると、コンプレツサ5の回転数も急増
し、このためエバポレータ4及び冷媒流通路72
内への冷媒流入量が急増して過熱度が急減するこ
とになるが、この場合でも前記熱負荷の減少によ
り過熱度が減少した場合と同様に、各過熱度セン
サ9,10からの入力信号tに基づいて、過熱度
制御回路11から各流量調整弁3,8に対して作
動制御信号cがそれぞれ出力され、この作動制御
信号cによつて各流量調整弁3,8を閉鎖する方
向へ作動させ、これにより冷媒流入量を減少させ
て過熱度を上げる方向に制御されることになる。
も、自動車の急加速時等のようにエンジン回転数
が急増すると、コンプレツサ5の回転数も急増
し、このためエバポレータ4及び冷媒流通路72
内への冷媒流入量が急増して過熱度が急減するこ
とになるが、この場合でも前記熱負荷の減少によ
り過熱度が減少した場合と同様に、各過熱度セン
サ9,10からの入力信号tに基づいて、過熱度
制御回路11から各流量調整弁3,8に対して作
動制御信号cがそれぞれ出力され、この作動制御
信号cによつて各流量調整弁3,8を閉鎖する方
向へ作動させ、これにより冷媒流入量を減少させ
て過熱度を上げる方向に制御されることになる。
尚、この実施例のようにエバポレータ4の出口
側冷媒の過熱度を0度に設定した場合、上述のよ
うに自動車の急加速時には瞬間的には過熱度が0
度以下の状態(蒸発しきれない液冷媒を残した状
態)になるが、燃料冷却用熱交換器7の出口側冷
媒の過熱度が大き目の15度に設定されていること
から、両冷媒が合流点bで合流することによつて
0度以上の適度な過熱度になるので、コンプレツ
サ5への液戻り(リキツドバツク)を生ずること
はない。
側冷媒の過熱度を0度に設定した場合、上述のよ
うに自動車の急加速時には瞬間的には過熱度が0
度以下の状態(蒸発しきれない液冷媒を残した状
態)になるが、燃料冷却用熱交換器7の出口側冷
媒の過熱度が大き目の15度に設定されていること
から、両冷媒が合流点bで合流することによつて
0度以上の適度な過熱度になるので、コンプレツ
サ5への液戻り(リキツドバツク)を生ずること
はない。
以上説明してきたように、本実施例の自動車用
冷房装置Aでは、上述のように、エバポレータ4
をバイパスして燃料冷却用熱交換器7が設けら
れ、かつ各過熱度センサ9,10からの入力信号
tに基づいてエバポレータ4出口側冷媒の過熱度
が小さく、熱交換器出口側冷媒の過熱度が大きく
なるようにそれぞれの流量調整弁3,8を制御す
る過熱度制御回路11を備えたことで、エバポレ
ータ4の能力をフルに使用して冷房効果を高める
ことができるようになり、しかも、過熱度の小さ
いエバポレータ4側冷媒と過熱度の大きい熱交換
器側冷媒とを合流させることによつて、エバポレ
ータ4出口側の過熱度をエバポレータ4外部にお
いて上昇させることができるので、コンプレツサ
5への液戻り(リキツドバツク)現象が防止でき
るようになる。
冷房装置Aでは、上述のように、エバポレータ4
をバイパスして燃料冷却用熱交換器7が設けら
れ、かつ各過熱度センサ9,10からの入力信号
tに基づいてエバポレータ4出口側冷媒の過熱度
が小さく、熱交換器出口側冷媒の過熱度が大きく
なるようにそれぞれの流量調整弁3,8を制御す
る過熱度制御回路11を備えたことで、エバポレ
ータ4の能力をフルに使用して冷房効果を高める
ことができるようになり、しかも、過熱度の小さ
いエバポレータ4側冷媒と過熱度の大きい熱交換
器側冷媒とを合流させることによつて、エバポレ
ータ4出口側の過熱度をエバポレータ4外部にお
いて上昇させることができるので、コンプレツサ
5への液戻り(リキツドバツク)現象が防止でき
るようになる。
また上述のようにエバポレータ4出口側の過熱
度をエバポレータ4外部において上昇させる手段
として、燃料ガスを冷却する燃料冷却用熱交換器
7を用いたことで、別に冷房装置を設けることな
く燃料ガスの冷却による燃料の大気放出の防止が
同時に行なえるようになる。
度をエバポレータ4外部において上昇させる手段
として、燃料ガスを冷却する燃料冷却用熱交換器
7を用いたことで、別に冷房装置を設けることな
く燃料ガスの冷却による燃料の大気放出の防止が
同時に行なえるようになる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、実施例図面では熱交換器用過熱度セン
サを合流点からコンプレツサに至るまでの管路中
に設けた場合を示したが、燃料冷却用熱交換器の
出口側から合流点に至るバイパス管路中に設けて
もよい。
サを合流点からコンプレツサに至るまでの管路中
に設けた場合を示したが、燃料冷却用熱交換器の
出口側から合流点に至るバイパス管路中に設けて
もよい。
また、実施例では、燃料冷却用熱交換器として
燃料ガスを冷却する場合を示したが、これに限ら
れず、燃料自体や吸気や排気等を冷却するもので
あつてもよい。
燃料ガスを冷却する場合を示したが、これに限ら
れず、燃料自体や吸気や排気等を冷却するもので
あつてもよい。
(考案の効果)
以上説明してきたように、本考案の車両用冷房
装置では、上述のように、エバポレータをバイパ
スして燃料冷却用熱交換器が設けられ、かつ各過
熱度センサからの入力信号に基づいてエバポレー
タ出口側冷媒の過熱度が小さく、熱交換器出口側
冷媒の過熱度が大きくなるようにそれぞれの流量
調整弁を制御する過熱度制御回路を備えたこと
で、エバポレータの能力をフルに使用して冷房効
果を高めることができるようになり、しかも、過
熱度の小さいエバポレータ側冷媒と過熱度の大き
い熱交換器側冷媒とを合流させることによつて、
エバポレータ出口側の過熱度をエバポレータ外部
において上昇させることができるので、コンプレ
ツサへの液戻り(リキツドバツク)現象が防止で
きるようになる。
装置では、上述のように、エバポレータをバイパ
スして燃料冷却用熱交換器が設けられ、かつ各過
熱度センサからの入力信号に基づいてエバポレー
タ出口側冷媒の過熱度が小さく、熱交換器出口側
冷媒の過熱度が大きくなるようにそれぞれの流量
調整弁を制御する過熱度制御回路を備えたこと
で、エバポレータの能力をフルに使用して冷房効
果を高めることができるようになり、しかも、過
熱度の小さいエバポレータ側冷媒と過熱度の大き
い熱交換器側冷媒とを合流させることによつて、
エバポレータ出口側の過熱度をエバポレータ外部
において上昇させることができるので、コンプレ
ツサへの液戻り(リキツドバツク)現象が防止で
きるようになる。
また上述のようにエバポレータ出口側の過熱度
をエバポレータ外部において上昇させる手段とし
て、冷却用熱交換器を用いたことで、別に冷房装
置を設けることなく燃料の冷却等が同時に行なえ
るようになるという効果が得られる。
をエバポレータ外部において上昇させる手段とし
て、冷却用熱交換器を用いたことで、別に冷房装
置を設けることなく燃料の冷却等が同時に行なえ
るようになるという効果が得られる。
第1図は本考案実施例の自動車用冷房装置を示
す全体図、第2図は燃料冷却用熱交換器の詳細を
示す説明図である。 1……コンデンサ、2……リキツドタンク、3
……エバポレータ用流量調整弁、4……エバポレ
ータ、5……コンプレツサ、6……バイパス管
路、7……燃料冷却用熱交換器、8……熱交換器
用流量調整弁、9……過熱度センサ、10……過
熱度センサ、11……過熱度制御回路。
す全体図、第2図は燃料冷却用熱交換器の詳細を
示す説明図である。 1……コンデンサ、2……リキツドタンク、3
……エバポレータ用流量調整弁、4……エバポレ
ータ、5……コンプレツサ、6……バイパス管
路、7……燃料冷却用熱交換器、8……熱交換器
用流量調整弁、9……過熱度センサ、10……過
熱度センサ、11……過熱度制御回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 高温高圧の冷媒蒸気を冷却して中温高圧の液体
冷媒にするコンデンサと、 前記中温高圧の液体冷媒を貯蔵するリギツドタ
ンクと、 前記中温高圧の液体冷媒を急激に膨張させて低
温低圧の霧状冷媒にする絞り弁と、 前記低温低圧の霧状冷媒の気化作用により外部
から熱を奪うエバポレータと、 前記エバポレータからの低温低圧の冷媒蒸気を
圧縮して高温高圧の冷媒蒸気にするコンプレツサ
とを備えた車両用冷房装置において、 前記エバポレータ用絞り弁の入口側とエバポレ
ータの出口側との間に冷媒のバイパス管路を設
け、該バイパス管路中には熱交換器と、同熱交換
器用絞り弁とを備え、 前記エバポレータ用絞り弁及び熱交換器用絞り
弁として流量調整弁が用いられ、 前記エバポレータの出口側からバイパス管路と
の合流点に至までの管路中と、熱交換器出口側か
らコンプレツサに至るまでの管路中にそれぞれ過
熱度センサを設け、 前記各過熱度センサ空の入力信号に基づいて、
エバポレータ出口側冷媒の過熱度が小さく、熱交
換器出口側冷媒の過熱度が大きくなるように、そ
れぞれの流量調整弁を制御する過熱度制御回路を
備えたことを特徴とする車両用冷房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13250786U JPH0445924Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13250786U JPH0445924Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6337413U JPS6337413U (ja) | 1988-03-10 |
| JPH0445924Y2 true JPH0445924Y2 (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=31031959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13250786U Expired JPH0445924Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0445924Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100745581B1 (ko) | 2006-08-28 | 2007-08-02 | 삼성전자주식회사 | 공기조화기 |
| JP5966450B2 (ja) * | 2012-03-06 | 2016-08-10 | 富士電機株式会社 | 冷却装置 |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP13250786U patent/JPH0445924Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6337413U (ja) | 1988-03-10 |
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