JPH0446323B2 - - Google Patents
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- JPH0446323B2 JPH0446323B2 JP24377083A JP24377083A JPH0446323B2 JP H0446323 B2 JPH0446323 B2 JP H0446323B2 JP 24377083 A JP24377083 A JP 24377083A JP 24377083 A JP24377083 A JP 24377083A JP H0446323 B2 JPH0446323 B2 JP H0446323B2
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- signal
- water supply
- flow rate
- reactor
- supply control
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Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、原子炉給水制御装置に関するもので
あり、更に詳しくは沸騰水路型原子力発電所にお
いて逃し安全弁及びタービンバイパス弁が誤つて
開いた場合に、原子炉水位の上昇を制御する様に
した原子炉給水制御装置に関する。
あり、更に詳しくは沸騰水路型原子力発電所にお
いて逃し安全弁及びタービンバイパス弁が誤つて
開いた場合に、原子炉水位の上昇を制御する様に
した原子炉給水制御装置に関する。
第1図は、沸騰水路型原子力発電所の全体の構
成と給水制御系の構成を示す図である。原子炉容
器1は格納容器2の内部に収納されており、炉心
3では沸騰が起こり、気水分離器4で蒸気と飽和
水に分離される。分離された飽和水は給水配管6
を通して供給される給水と混合され、再循環ポン
プ5によつてジエツトポンプ7を介して再び炉心
3内に入る。一方、分離された蒸気は、原子炉容
器1から主蒸気管8を介して流出し、加減弁9を
経て高圧タービン11に入る。高圧タービン11
を出た蒸気は、湿分分離器12に入り、水分を分
離した後、低圧タービン13に入る。低圧タービ
ン13には、発電機14が直結されており、発電
機14にエネルギが与えられる。低圧タービン1
3を出た蒸気は、復水器15に入り、水に戻され
る。復水器15からの復水は、復水ポンプ16に
よつて送り出され、低圧給水加熱器17を介して
給水ポンプ18によつて昇圧され、高圧給水加熱
器19を経て原子炉容器1に供給される。
成と給水制御系の構成を示す図である。原子炉容
器1は格納容器2の内部に収納されており、炉心
3では沸騰が起こり、気水分離器4で蒸気と飽和
水に分離される。分離された飽和水は給水配管6
を通して供給される給水と混合され、再循環ポン
プ5によつてジエツトポンプ7を介して再び炉心
3内に入る。一方、分離された蒸気は、原子炉容
器1から主蒸気管8を介して流出し、加減弁9を
経て高圧タービン11に入る。高圧タービン11
を出た蒸気は、湿分分離器12に入り、水分を分
離した後、低圧タービン13に入る。低圧タービ
ン13には、発電機14が直結されており、発電
機14にエネルギが与えられる。低圧タービン1
3を出た蒸気は、復水器15に入り、水に戻され
る。復水器15からの復水は、復水ポンプ16に
よつて送り出され、低圧給水加熱器17を介して
給水ポンプ18によつて昇圧され、高圧給水加熱
器19を経て原子炉容器1に供給される。
尚、主蒸気管8には、図示する様に、原子炉に
異常な過渡変化が生じたとき、原子炉圧力を検出
し、蒸気をサプレツシヨンプールに逃すための逃
し安全弁20が設置されている。又、主蒸気管8
には、原子炉の異常時や起動時に復水器15へ直
接蒸気を逃すタービンバイパス弁10が配置され
ている。
異常な過渡変化が生じたとき、原子炉圧力を検出
し、蒸気をサプレツシヨンプールに逃すための逃
し安全弁20が設置されている。又、主蒸気管8
には、原子炉の異常時や起動時に復水器15へ直
接蒸気を逃すタービンバイパス弁10が配置され
ている。
給水制御系は、原子炉水位検出器22と主蒸気
流量変換器23と給水流量変換器24と給水流量
制御装置25からなり、原子炉水位検出器22か
ら出力される水位検出信号と主蒸気流量変換器2
4から出力される主蒸気流量信号と給水流量変換
器25から出力される給水流量信号とをそれぞれ
給水流量制御装置25に入力し、制御演算を行な
う。その制御演算に基づいて、低圧蒸気加減弁2
6を制御し、給水ポンプ駆動タービン27への蒸
気流量を制御し、給水ポンプ18の回転数を制御
して、原子炉への給水流量を制御し、その結果原
子炉水位を制御するものである。
流量変換器23と給水流量変換器24と給水流量
制御装置25からなり、原子炉水位検出器22か
ら出力される水位検出信号と主蒸気流量変換器2
4から出力される主蒸気流量信号と給水流量変換
器25から出力される給水流量信号とをそれぞれ
給水流量制御装置25に入力し、制御演算を行な
う。その制御演算に基づいて、低圧蒸気加減弁2
6を制御し、給水ポンプ駆動タービン27への蒸
気流量を制御し、給水ポンプ18の回転数を制御
して、原子炉への給水流量を制御し、その結果原
子炉水位を制御するものである。
給水制御系は、炉心3を冷却する上で最も重要
な冷却水量を常に一定流量確保するために、原子
炉水位を制御するものである。原子炉水位が通常
運転水位から過渡的にわずかに変動しても(例え
ば±15cm)、警報が発生する。これは、原子炉水
位が下降した場合には原子炉スクラムが発生し、
逆に上昇した場合にはタービントリツプが発生
し、双方の場合ともブラント停止を余儀なくされ
るためである。
な冷却水量を常に一定流量確保するために、原子
炉水位を制御するものである。原子炉水位が通常
運転水位から過渡的にわずかに変動しても(例え
ば±15cm)、警報が発生する。これは、原子炉水
位が下降した場合には原子炉スクラムが発生し、
逆に上昇した場合にはタービントリツプが発生
し、双方の場合ともブラント停止を余儀なくされ
るためである。
この様な給水制御系には、大別して二つの方式
が存在する。第1の給水制御方式は、前記した水
位検出信号と主蒸気流量信号と給水流量信号を単
一の制御器で制御する3要素給水制御方式であ
る。そして、第2の給水制御方式は、原子炉水位
を制御する主制御ループと、各ポンプ流量をマイ
ナーループで制御するサブ制御ループをカスケー
ドに構成した2ループ給水制御方式である。
が存在する。第1の給水制御方式は、前記した水
位検出信号と主蒸気流量信号と給水流量信号を単
一の制御器で制御する3要素給水制御方式であ
る。そして、第2の給水制御方式は、原子炉水位
を制御する主制御ループと、各ポンプ流量をマイ
ナーループで制御するサブ制御ループをカスケー
ドに構成した2ループ給水制御方式である。
これらの制御方式は、それぞれ次の様な構成を
有している。即ち、第2図は3要素給水制御方式
を実現した給水制御装置25の従来例を示す図で
ある。図示する様に、水位設定器30から出力さ
れる水位設定信号S1と原子炉水位検出器22か
ら出力される負信号の水位検出信号S2を加算器
31で加算し、偏差信号S3を得る。一方、主蒸
気流量変換器23から出力される主蒸気流量信号
S4と給水流量変換器24から出力される負信号
の給水流量信号を加算器32で加算し、偏差信号
S6を得る。この偏差信号S6に増幅器33でミ
スマツチゲインを乗算して信号S7を得、上記の
偏差信号S3と信号S7を加算器34で加算し、
給水制御信号S8を形成する。給水制御信号S8
は、給水制御器35に入力され、給水制御器35
でPI演算(比例・積分演算)を施される。給水
制御器35の出力は関数発生器36を経てタービ
ンポンプ装置37に入力され、ポンプ流量信号S
9が形成される。ここで、タービンポンプ装置3
7とは、第1図に示す低圧蒸気加減弁26と給水
ポンプ駆動タービン27の部分に相当している。
尚、給水制御器35の出力は、図示していない他
の給水ポンプ系にも与えられ、起動時及び待機用
として設置されるモータ駆動給水ポンプ系(第1
図に示していない。)における吐出側流量調節弁
の開度制御信号となる。
有している。即ち、第2図は3要素給水制御方式
を実現した給水制御装置25の従来例を示す図で
ある。図示する様に、水位設定器30から出力さ
れる水位設定信号S1と原子炉水位検出器22か
ら出力される負信号の水位検出信号S2を加算器
31で加算し、偏差信号S3を得る。一方、主蒸
気流量変換器23から出力される主蒸気流量信号
S4と給水流量変換器24から出力される負信号
の給水流量信号を加算器32で加算し、偏差信号
S6を得る。この偏差信号S6に増幅器33でミ
スマツチゲインを乗算して信号S7を得、上記の
偏差信号S3と信号S7を加算器34で加算し、
給水制御信号S8を形成する。給水制御信号S8
は、給水制御器35に入力され、給水制御器35
でPI演算(比例・積分演算)を施される。給水
制御器35の出力は関数発生器36を経てタービ
ンポンプ装置37に入力され、ポンプ流量信号S
9が形成される。ここで、タービンポンプ装置3
7とは、第1図に示す低圧蒸気加減弁26と給水
ポンプ駆動タービン27の部分に相当している。
尚、給水制御器35の出力は、図示していない他
の給水ポンプ系にも与えられ、起動時及び待機用
として設置されるモータ駆動給水ポンプ系(第1
図に示していない。)における吐出側流量調節弁
の開度制御信号となる。
第3図は、2ループ給水制御方式を実現した給
水制御装置25(第1図参照)の従来例を示す図
であり、第2図に示す3要素給水制御方式の具体
例と同一部分には同一符号を付している。図示す
る様に、水位設定信号S1と水位検出信号S2の
偏差信号S3が、直接給水制御器35に入力され
ている。そして、給水制御器35の出力信号S1
と、主蒸気流量信号S4と給水流量信号S5の偏
差信号S6にミスマツチゲインを乗算した信号S
7とを、加算器34で加算し、サブ流量制御ルー
プ40への給水要求信号S11としている。この
サブ流量制御ループ40は、ポンプ流量信号S9
と給水要求信号S11との偏差信号S12を加算
器39でとり、サブループ制御器37でPI演算
(比例・積分演算)し、関数発生器35で給水ポ
ンプ18(第1図参照)に対する非線形補償を行
ない、タービンポンプ装置36に与えるものであ
る。
水制御装置25(第1図参照)の従来例を示す図
であり、第2図に示す3要素給水制御方式の具体
例と同一部分には同一符号を付している。図示す
る様に、水位設定信号S1と水位検出信号S2の
偏差信号S3が、直接給水制御器35に入力され
ている。そして、給水制御器35の出力信号S1
と、主蒸気流量信号S4と給水流量信号S5の偏
差信号S6にミスマツチゲインを乗算した信号S
7とを、加算器34で加算し、サブ流量制御ルー
プ40への給水要求信号S11としている。この
サブ流量制御ループ40は、ポンプ流量信号S9
と給水要求信号S11との偏差信号S12を加算
器39でとり、サブループ制御器37でPI演算
(比例・積分演算)し、関数発生器35で給水ポ
ンプ18(第1図参照)に対する非線形補償を行
ない、タービンポンプ装置36に与えるものであ
る。
上記した3要素給水制御方式と2ループ給水制
御方式の相違点は、次の2点に集約できる。
御方式の相違点は、次の2点に集約できる。
(1) 3要素給水制御方式では、サブ流量制御ルー
プ40が設けられておらず、2ループ給水制御
方式では設けられていること。
プ40が設けられておらず、2ループ給水制御
方式では設けられていること。
(2) 3要素給水制御方式では、主蒸気流量信号S
4と給水流量信号S5の偏差信号S6にミスマ
ツチゲインを乗算した信号S7を給水制御器3
5の前で印加しているが、2ループ給水制御方
式では、給水制御器35の後に印加しているこ
と。
4と給水流量信号S5の偏差信号S6にミスマ
ツチゲインを乗算した信号S7を給水制御器3
5の前で印加しているが、2ループ給水制御方
式では、給水制御器35の後に印加しているこ
と。
即ち、(1)の相違点から2ループ給水制御方式で
は、(a)各給水ポンプ間の流量バランスが良好とな
り、(b)給水ポンプ系に起因する流量変化をマイナ
ーループで吸収できる等の特徴がある。特に、(b)
については、給水ポンプ18の最小流量を確保す
るために、給水ポンプ吸込側へバイパスさせる再
循環系の流量変動吸収に効果がある。
は、(a)各給水ポンプ間の流量バランスが良好とな
り、(b)給水ポンプ系に起因する流量変化をマイナ
ーループで吸収できる等の特徴がある。特に、(b)
については、給水ポンプ18の最小流量を確保す
るために、給水ポンプ吸込側へバイパスさせる再
循環系の流量変動吸収に効果がある。
又、(2)の相違点から、2ループ給水制御方式で
は、(c)炉心流量変動に対する原子炉水位の制御性
が良好であり、再循環流量による出力変更時や、
再循環ポンプトリツプ時の炉水位上昇時に3要素
給水制御方式に比べて、優れた応答性を有するこ
とが知られている。
は、(c)炉心流量変動に対する原子炉水位の制御性
が良好であり、再循環流量による出力変更時や、
再循環ポンプトリツプ時の炉水位上昇時に3要素
給水制御方式に比べて、優れた応答性を有するこ
とが知られている。
しかし、3要素給水制御方式においてはもちろ
んのこと、上記の様な特徴を有する2ループ給水
制御方式においても、次の様な欠点がある。即
ち、第1図に示す逃し安全弁20は、1100MWe
クラスの沸騰水路型原子力発電所の場合、18個程
度設置されており、通常運転時の原子炉圧力では
開くことはないが、何らかの原因で誤つて開いた
場合を想定する。
んのこと、上記の様な特徴を有する2ループ給水
制御方式においても、次の様な欠点がある。即
ち、第1図に示す逃し安全弁20は、1100MWe
クラスの沸騰水路型原子力発電所の場合、18個程
度設置されており、通常運転時の原子炉圧力では
開くことはないが、何らかの原因で誤つて開いた
場合を想定する。
逃し安全弁20が誤開すると、原子炉圧力は減
少し、炉心3内では減圧沸騰がおこり、炉心内ボ
イドが増加し、原子炉水位が増加する。これに対
して、主蒸気流量変換器23が検出する主蒸気流
量は、逃し安全弁20が主蒸気流量変換器23の
上流側に位置しているため(第1図参照)、逃し
安全弁20に流れた蒸気流量だけ減少する。従つ
て、第2図と第3図において、主蒸気流量信号S
4が小さな値となり、偏差信号S6も小さな値と
なつて、信号S7も小さな値となる。そのため、
第2図中の給水制御信号S8と第3図中の給水要
求信号S10が小さな値となり、3要素給水制御
方式でも2ループ給水制御方式でも、原子炉水位
を下げる様に作用する。これは、前記した逃し安
全弁20が誤開により生じる原子炉水位の上昇に
対し、好ましいことであるが、一般に給水制御器
35は原子炉水位の応答を安定化させるため比例
ゲインを1.0前後にして、積分時間を1分程度に
設定している。そのため、急激に生じる原子炉水
位の上昇には対応できないという欠点がある。
少し、炉心3内では減圧沸騰がおこり、炉心内ボ
イドが増加し、原子炉水位が増加する。これに対
して、主蒸気流量変換器23が検出する主蒸気流
量は、逃し安全弁20が主蒸気流量変換器23の
上流側に位置しているため(第1図参照)、逃し
安全弁20に流れた蒸気流量だけ減少する。従つ
て、第2図と第3図において、主蒸気流量信号S
4が小さな値となり、偏差信号S6も小さな値と
なつて、信号S7も小さな値となる。そのため、
第2図中の給水制御信号S8と第3図中の給水要
求信号S10が小さな値となり、3要素給水制御
方式でも2ループ給水制御方式でも、原子炉水位
を下げる様に作用する。これは、前記した逃し安
全弁20が誤開により生じる原子炉水位の上昇に
対し、好ましいことであるが、一般に給水制御器
35は原子炉水位の応答を安定化させるため比例
ゲインを1.0前後にして、積分時間を1分程度に
設定している。そのため、急激に生じる原子炉水
位の上昇には対応できないという欠点がある。
又、第1図に示すタービンバイパス弁10が誤
開した場合を想定すると、原子炉内では逃し安全
弁10が誤開した場合と同様に、減圧沸騰が起こ
り、原子炉水位が急激に上昇する。これに対し
て、主蒸気流量変換器23が検出する主蒸気流量
は、タービンバイパス弁10が主蒸気流量変換器
23の下流側に設けられているため、タービンバ
イパス弁10に流れる蒸気流量だけ増加する。従
つて、第2図と第3図において、主蒸気流量信号
S4が大きな値となり、その結果信号S7が大き
な値となる。そのため、第2図中の給水制御信号
S8と第3図中の給水要求信号S10が大きな値
となり、3要素給水制御方式でも2ループ給水制
御方式でも、原子炉水位を上昇させる様に作用す
る。この結果、減圧沸騰により上昇した原子炉水
位が増々上昇することになる。特に、2ループ給
水制御方式においては、水位検出信号S2が給水
制御器35を経てくるので、原子炉水位上昇によ
る給水要求信号S10の減少が遅れ、3要素給水
制御方式の場合よりも急激に原子炉水位が上昇す
ることになる。
開した場合を想定すると、原子炉内では逃し安全
弁10が誤開した場合と同様に、減圧沸騰が起こ
り、原子炉水位が急激に上昇する。これに対し
て、主蒸気流量変換器23が検出する主蒸気流量
は、タービンバイパス弁10が主蒸気流量変換器
23の下流側に設けられているため、タービンバ
イパス弁10に流れる蒸気流量だけ増加する。従
つて、第2図と第3図において、主蒸気流量信号
S4が大きな値となり、その結果信号S7が大き
な値となる。そのため、第2図中の給水制御信号
S8と第3図中の給水要求信号S10が大きな値
となり、3要素給水制御方式でも2ループ給水制
御方式でも、原子炉水位を上昇させる様に作用す
る。この結果、減圧沸騰により上昇した原子炉水
位が増々上昇することになる。特に、2ループ給
水制御方式においては、水位検出信号S2が給水
制御器35を経てくるので、原子炉水位上昇によ
る給水要求信号S10の減少が遅れ、3要素給水
制御方式の場合よりも急激に原子炉水位が上昇す
ることになる。
この様な原子炉水位の上昇が生じると、タービ
ントリツプに至り、プラント停止が余儀なくされ
ることになる。この原子炉水位上昇によるタービ
ントリツプは、原子炉水位上昇による気水分離器
4の効率低下によつて蒸気の湿分が増加し、ター
ビンに悪影響を及ぼすのを防止する目的を持つて
いる。しかし、タービントリツプに至り、プラン
ト停止が余儀なくされることは、プラント稼動率
の面から好ましくなく、逃し安全弁やタービンバ
イパス弁が誤開しても、原子炉水位を上昇させな
い様な新技術の開発が望まれていた。
ントリツプに至り、プラント停止が余儀なくされ
ることになる。この原子炉水位上昇によるタービ
ントリツプは、原子炉水位上昇による気水分離器
4の効率低下によつて蒸気の湿分が増加し、ター
ビンに悪影響を及ぼすのを防止する目的を持つて
いる。しかし、タービントリツプに至り、プラン
ト停止が余儀なくされることは、プラント稼動率
の面から好ましくなく、逃し安全弁やタービンバ
イパス弁が誤開しても、原子炉水位を上昇させな
い様な新技術の開発が望まれていた。
本発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みなさ
れたもので、逃し安全弁やタービンバイパス弁が
誤開した場合でも、原子炉水位が上昇するのを防
止し、プラント停止に至るのを回避することがで
きる原子炉給水制御装置を提供することを目的と
している。
れたもので、逃し安全弁やタービンバイパス弁が
誤開した場合でも、原子炉水位が上昇するのを防
止し、プラント停止に至るのを回避することがで
きる原子炉給水制御装置を提供することを目的と
している。
本発明の原子炉給水制御装置は、主蒸気管を流
れる主蒸気流量と原子炉への給水流量との偏差信
号を求める第1の手段と、原子炉の逃し安全弁に
流れる蒸気流量とタービンバイパス弁に流れる蒸
気流量に基づいて補正信号を形成する第2の手段
と、上記偏差信号から上記補正信号を減算して給
水制御系の制御信号を補正する第3の手段とを備
えていることを特徴としている。
れる主蒸気流量と原子炉への給水流量との偏差信
号を求める第1の手段と、原子炉の逃し安全弁に
流れる蒸気流量とタービンバイパス弁に流れる蒸
気流量に基づいて補正信号を形成する第2の手段
と、上記偏差信号から上記補正信号を減算して給
水制御系の制御信号を補正する第3の手段とを備
えていることを特徴としている。
以下添付の図面に示す実施例により、更に詳細
に本発明について説明する。
に本発明について説明する。
第4図は本発明の第1の実施例を示す図であ
り、3要素給水制御方式に本発明の原子炉給水制
御装置を適用したものである。同図において、V
1〜VNは、N個設けられた逃し安全弁の開度信
号であり、対応する逃し安全弁が開くと論理値
“1”となるものである。各開度信号V1〜Vn
は、加算器50で加算され、開いている逃し安全
弁の個数信号S100が計算される。個数信号S
100は流量演算器51に入力され、開いている
逃し安全弁に流れる全蒸気量が逃し安全弁流量信
号S101として求められる。流量演算器51は
定常運転時に1個の逃し安全弁に流れる蒸気量を
基準として、開いている逃し安全弁の数に相当す
る個数信号S100を乗算し、開いている逃し安
全弁に流れる全蒸気量を求めるものである。この
逃し安全弁流量信号S101は、加算器34に負
信号として入力される。その結果、第2図に示す
従来技術と異なり、水位設定信号S1と水位検出
信号S2との偏差信号S3と、主蒸気流量信号S
4と給水流量信号S5との偏差信号S6にミスマ
ツチゲインを乗算した信号S7との加算値から、
逃し安全弁流量信号S101を減算して、給水制
御信号S8が形成・出力される。これによつて、
逃し安全弁に流れる全蒸気量に相当する信号補正
が施された給水制御信号となり、第2図に示す従
来技術の場合よりも、補正分だけ給水流量が減少
し、原子炉水位の上昇が抑制される。
り、3要素給水制御方式に本発明の原子炉給水制
御装置を適用したものである。同図において、V
1〜VNは、N個設けられた逃し安全弁の開度信
号であり、対応する逃し安全弁が開くと論理値
“1”となるものである。各開度信号V1〜Vn
は、加算器50で加算され、開いている逃し安全
弁の個数信号S100が計算される。個数信号S
100は流量演算器51に入力され、開いている
逃し安全弁に流れる全蒸気量が逃し安全弁流量信
号S101として求められる。流量演算器51は
定常運転時に1個の逃し安全弁に流れる蒸気量を
基準として、開いている逃し安全弁の数に相当す
る個数信号S100を乗算し、開いている逃し安
全弁に流れる全蒸気量を求めるものである。この
逃し安全弁流量信号S101は、加算器34に負
信号として入力される。その結果、第2図に示す
従来技術と異なり、水位設定信号S1と水位検出
信号S2との偏差信号S3と、主蒸気流量信号S
4と給水流量信号S5との偏差信号S6にミスマ
ツチゲインを乗算した信号S7との加算値から、
逃し安全弁流量信号S101を減算して、給水制
御信号S8が形成・出力される。これによつて、
逃し安全弁に流れる全蒸気量に相当する信号補正
が施された給水制御信号となり、第2図に示す従
来技術の場合よりも、補正分だけ給水流量が減少
し、原子炉水位の上昇が抑制される。
第5図は本発明の第2の実施例を示す図であ
り、2ループ給水制御方式に本発明の原子炉給水
制御装置を適用したものである。第4図に示す第
1の実施例と全く同様に、開いている逃し安全弁
に流れる全蒸気量に相当する逃し安全弁流量信号
S101を形成し、これを加算器34に負信号と
して加えることにより、給水制御器35の出力信
号S10と増幅器33の出力信号S7との加算値
を補正し、給水要求信号S11を形成する。これ
によつて、逃し安全弁に流れる全蒸気量に相当す
る信号補正が施され、第3図に示す従来技術の場
合よりも、補正分だけ給水流量が減少し、原子炉
水位の上昇が抑制される。特に、2ループ給水制
御方式の場合には、給水制御器35の出力側で逃
し安全弁流量信号S101が負信号として加えら
れるため、サブ流量制御ループ40の伝達遅れだ
けとなる。従つて、給水流量減少が急速に進み、
減圧沸騰による原子炉水位上昇が効果的に防止さ
れる。
り、2ループ給水制御方式に本発明の原子炉給水
制御装置を適用したものである。第4図に示す第
1の実施例と全く同様に、開いている逃し安全弁
に流れる全蒸気量に相当する逃し安全弁流量信号
S101を形成し、これを加算器34に負信号と
して加えることにより、給水制御器35の出力信
号S10と増幅器33の出力信号S7との加算値
を補正し、給水要求信号S11を形成する。これ
によつて、逃し安全弁に流れる全蒸気量に相当す
る信号補正が施され、第3図に示す従来技術の場
合よりも、補正分だけ給水流量が減少し、原子炉
水位の上昇が抑制される。特に、2ループ給水制
御方式の場合には、給水制御器35の出力側で逃
し安全弁流量信号S101が負信号として加えら
れるため、サブ流量制御ループ40の伝達遅れだ
けとなる。従つて、給水流量減少が急速に進み、
減圧沸騰による原子炉水位上昇が効果的に防止さ
れる。
第6図は本発明の第3の実施例を示す図であ
り、第4図と第5図に示す第1・第2の実施例を
改良したものである。即ち、各逃し安全弁の開度
信号V1〜Vnの和をとつて個数信号S100を
計数するのは、第1・第2の実施例と同様であ
る。しかし、この第3の実施例では、原子炉圧力
検出装置61から出力される原子炉圧力信号S1
20を関数発生器62に入力し、原子炉圧力に対
応する関数値S121を出力している。この関数
値S121は、当該原子炉圧力下で逃し安全弁1
個当りに流れる蒸気量を示すもので、原子炉圧力
が低い場合は小さな値となり高い場合は大きな値
となる。そして、この関数値S121と個数信号
S101とを乗算器63で乗算し、逃し安全弁流
量信号S101を形成している。そのため、この
第3の実施例によれば、原子炉圧力に対応した正
確な補正を施すことができ、より効果的に減圧沸
騰による原子炉水位の上昇を防止することが可能
になる。尚、第4図と第5図に示す第1・第2の
実施例は、原子炉の定常運転時を想定したもので
ある。
り、第4図と第5図に示す第1・第2の実施例を
改良したものである。即ち、各逃し安全弁の開度
信号V1〜Vnの和をとつて個数信号S100を
計数するのは、第1・第2の実施例と同様であ
る。しかし、この第3の実施例では、原子炉圧力
検出装置61から出力される原子炉圧力信号S1
20を関数発生器62に入力し、原子炉圧力に対
応する関数値S121を出力している。この関数
値S121は、当該原子炉圧力下で逃し安全弁1
個当りに流れる蒸気量を示すもので、原子炉圧力
が低い場合は小さな値となり高い場合は大きな値
となる。そして、この関数値S121と個数信号
S101とを乗算器63で乗算し、逃し安全弁流
量信号S101を形成している。そのため、この
第3の実施例によれば、原子炉圧力に対応した正
確な補正を施すことができ、より効果的に減圧沸
騰による原子炉水位の上昇を防止することが可能
になる。尚、第4図と第5図に示す第1・第2の
実施例は、原子炉の定常運転時を想定したもので
ある。
第7図は本発明の第4の実施例を示す図であ
り、逃し安全弁の他にタービンバイパス弁が誤開
した場合を考慮したものである。この第4の実施
例には、逃し安全弁流量信号S101の形成手段
の他、バイパス弁流量信号S111の形成手段が
設けられている。即ち、バイパス弁開度送信器7
1は、タービンバイパス弁を流れる蒸気量を表わ
す出力信号S110を出力する。この出力信号S
110は、演算器72に入力され、ここでバイパ
ス弁流量の2倍の蒸気流量を示すバイパス弁流量
信号S111を得る。このバイパス弁流量信号S
111は、加算器52で逃し安全弁流量信号S1
01と加算され、その加算値S113が負信号と
して加算器34(第4図、第5図参照)に入力さ
れる。
り、逃し安全弁の他にタービンバイパス弁が誤開
した場合を考慮したものである。この第4の実施
例には、逃し安全弁流量信号S101の形成手段
の他、バイパス弁流量信号S111の形成手段が
設けられている。即ち、バイパス弁開度送信器7
1は、タービンバイパス弁を流れる蒸気量を表わ
す出力信号S110を出力する。この出力信号S
110は、演算器72に入力され、ここでバイパ
ス弁流量の2倍の蒸気流量を示すバイパス弁流量
信号S111を得る。このバイパス弁流量信号S
111は、加算器52で逃し安全弁流量信号S1
01と加算され、その加算値S113が負信号と
して加算器34(第4図、第5図参照)に入力さ
れる。
即ち、タービンバイパス弁が開くと、主蒸気流
量信号S4はタービンバイパス弁に流れる蒸気量
分だけ増加する。従つて、増幅器33の出力信号
S7もこの割合で増加する。その結果、3要素給
水制御方式では、偏差信号S3と出力信号S7の
加算値である給水制御信号S8が増加して、給水
量は増加する様に機能する。同様に、2ループ給
水制御方式では、給水制御器35の出力信号S1
0と増幅器33の出力信号S7の加算値である給
水要求信号が増加して、給水量が増加する様に機
能する。しかし、この第4の実施例によれば、タ
ービンバイパス弁の蒸気流量の2倍に相当するバ
イパス弁流量信号S111が加算器52の出力信
号S113として負信号で入力されるので、給水
制御信号S8又は給水要求信号S11は減少す
る。そのため、結局バイパス弁に流れる蒸気量に
相当する信号が、給水制御信号S8又は給水要求
信号S111に加わり、その分だけ給水量が減少
する様に機能する。従つて、減圧沸騰による原子
炉水位の上昇が効果的に抑制される。尚、この第
4の実施例では、演算器72からバイパス弁流量
の2倍の蒸気流量を示すバイパス弁流量信号が出
力されるものとして説明したが、必ずしも2倍に
限定されるものではなく、給水制御系にとつて適
切なゲインを付与すれば良い。
量信号S4はタービンバイパス弁に流れる蒸気量
分だけ増加する。従つて、増幅器33の出力信号
S7もこの割合で増加する。その結果、3要素給
水制御方式では、偏差信号S3と出力信号S7の
加算値である給水制御信号S8が増加して、給水
量は増加する様に機能する。同様に、2ループ給
水制御方式では、給水制御器35の出力信号S1
0と増幅器33の出力信号S7の加算値である給
水要求信号が増加して、給水量が増加する様に機
能する。しかし、この第4の実施例によれば、タ
ービンバイパス弁の蒸気流量の2倍に相当するバ
イパス弁流量信号S111が加算器52の出力信
号S113として負信号で入力されるので、給水
制御信号S8又は給水要求信号S11は減少す
る。そのため、結局バイパス弁に流れる蒸気量に
相当する信号が、給水制御信号S8又は給水要求
信号S111に加わり、その分だけ給水量が減少
する様に機能する。従つて、減圧沸騰による原子
炉水位の上昇が効果的に抑制される。尚、この第
4の実施例では、演算器72からバイパス弁流量
の2倍の蒸気流量を示すバイパス弁流量信号が出
力されるものとして説明したが、必ずしも2倍に
限定されるものではなく、給水制御系にとつて適
切なゲインを付与すれば良い。
第8図は本発明の第5の実施例を示す図であ
り、第7図に示す第4の実施例に原子炉圧力が変
化した場合の原子炉圧力の時間微分信号による補
正手段を設け、より制御性を高めたものである。
即ち、逃し安全弁やタービンバイパス弁が開く
と、原子炉圧力は低下する。この原子炉圧力変化
を原子炉圧力検出装置61で原子炉圧力信号S1
20として検出し、1次遅れ回路81と加算器8
2に入力する。1次遅れ回路81の出力信号S2
01は、原子炉圧力が一定で変化がないとき原子
炉圧力信号S120と一致し、この出力信号S2
01は負信号として、加算器82に入力される。
従つて、原子炉圧力が一定で変化がない場合に
は、加算器82の出力信号S202は零となり、
比例演算器83の出力信号S203も零となる。
一方、原子炉圧力が一定で変化がないとは、逃し
安全弁とタービンバイパス弁が閉じていることを
意味するため、加算器52の出力信号S113も
零となる。従つて、出力信号S203を正信号と
し、出力信号S113を負信号として入力する加
算器84の出力信号S204は零になる。
り、第7図に示す第4の実施例に原子炉圧力が変
化した場合の原子炉圧力の時間微分信号による補
正手段を設け、より制御性を高めたものである。
即ち、逃し安全弁やタービンバイパス弁が開く
と、原子炉圧力は低下する。この原子炉圧力変化
を原子炉圧力検出装置61で原子炉圧力信号S1
20として検出し、1次遅れ回路81と加算器8
2に入力する。1次遅れ回路81の出力信号S2
01は、原子炉圧力が一定で変化がないとき原子
炉圧力信号S120と一致し、この出力信号S2
01は負信号として、加算器82に入力される。
従つて、原子炉圧力が一定で変化がない場合に
は、加算器82の出力信号S202は零となり、
比例演算器83の出力信号S203も零となる。
一方、原子炉圧力が一定で変化がないとは、逃し
安全弁とタービンバイパス弁が閉じていることを
意味するため、加算器52の出力信号S113も
零となる。従つて、出力信号S203を正信号と
し、出力信号S113を負信号として入力する加
算器84の出力信号S204は零になる。
他方、逃し安全弁又はタービンバイパス弁が誤
開して、原子炉圧力が低下すると、原子炉圧力信
号S120はそれに伴つて小さな値に変化してゆ
く。しかし、1次遅れ回路81は所定の時間遅れ
を伴う様に原子炉圧力信号S120を加工し、出
力信号S201を形成・出力する。従つて、出力
信号S201は、原子炉圧力信号S120の様に
急激に低下せず、そのため加算器82の出力信号
は負の信号になる。従つて、比例演算器83の出
力信号S203も負の信号となり、加算器84に
入力される。一方、加算器52の出力信号S11
3は、逃し安全弁又はタービンバイパス弁が誤開
しているので、正の信号となる。ここで、前記し
た様に加算器84に入力される出力信号S203
は負信号であり、出力信号S113も負信号とし
て加算器84に入力される。従つて、加算器84
の出力信号S204も負信号になる。このため、
増幅器33の出力信号S7と偏差信号S3(又は
給水制御器35の出力信号)の加算値に、上記負
信号である出力信号S204を加算器32で加算
することになる。こうして形成される給水制御信
号S8(又は給水要求信号S11)は、第7図に
示す第4の実施例のものよりも原子炉圧力変化を
考慮した分だけ小さな値となり、1次遅れ回路8
1の時定数と比例演算器83の比例定数を適切に
設定することにより、より正確な給水流量の制御
を行なうことが可能となり、減圧沸騰による原子
炉水位上昇を防止することができる。
開して、原子炉圧力が低下すると、原子炉圧力信
号S120はそれに伴つて小さな値に変化してゆ
く。しかし、1次遅れ回路81は所定の時間遅れ
を伴う様に原子炉圧力信号S120を加工し、出
力信号S201を形成・出力する。従つて、出力
信号S201は、原子炉圧力信号S120の様に
急激に低下せず、そのため加算器82の出力信号
は負の信号になる。従つて、比例演算器83の出
力信号S203も負の信号となり、加算器84に
入力される。一方、加算器52の出力信号S11
3は、逃し安全弁又はタービンバイパス弁が誤開
しているので、正の信号となる。ここで、前記し
た様に加算器84に入力される出力信号S203
は負信号であり、出力信号S113も負信号とし
て加算器84に入力される。従つて、加算器84
の出力信号S204も負信号になる。このため、
増幅器33の出力信号S7と偏差信号S3(又は
給水制御器35の出力信号)の加算値に、上記負
信号である出力信号S204を加算器32で加算
することになる。こうして形成される給水制御信
号S8(又は給水要求信号S11)は、第7図に
示す第4の実施例のものよりも原子炉圧力変化を
考慮した分だけ小さな値となり、1次遅れ回路8
1の時定数と比例演算器83の比例定数を適切に
設定することにより、より正確な給水流量の制御
を行なうことが可能となり、減圧沸騰による原子
炉水位上昇を防止することができる。
次に、本発明と従来の装置による応答の比較を
第9図a,bに示す。第9図aは給水流量、第9
図bは原子炉水位の時間応答で、破線が従来の2
ループ給水制御方式の装置であり、実線が第7図
に示す第4の実施例を施した2ループ給水制御方
式の装置の場合を示している。時刻t0で逃し安全
弁が開いたことにより、破線で示す従来装置で
は、原子炉水位が高水位タービントリツプに至る
が、実線で示す本発明の装置では、同トリツプレ
ベルに至らずに、プラント停止が回避できる。
第9図a,bに示す。第9図aは給水流量、第9
図bは原子炉水位の時間応答で、破線が従来の2
ループ給水制御方式の装置であり、実線が第7図
に示す第4の実施例を施した2ループ給水制御方
式の装置の場合を示している。時刻t0で逃し安全
弁が開いたことにより、破線で示す従来装置で
は、原子炉水位が高水位タービントリツプに至る
が、実線で示す本発明の装置では、同トリツプレ
ベルに至らずに、プラント停止が回避できる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、何らかの原因で逃し安全弁又はタービンバイ
パス弁が開き原子炉圧力が減少した場合でも、原
子炉水位の上昇を効果的に防止できるので、プラ
ント停止に至るのを回避することができ、プラン
ト稼動率を向上させることができる。
ば、何らかの原因で逃し安全弁又はタービンバイ
パス弁が開き原子炉圧力が減少した場合でも、原
子炉水位の上昇を効果的に防止できるので、プラ
ント停止に至るのを回避することができ、プラン
ト稼動率を向上させることができる。
第1図は沸騰水路型原子力発電所の全体の構成
と給水制御系の構成を示す図、第2図は3要素給
水制御方式の原子炉給水制御装置を示すブロツク
図、第3図は2ループ給水制御方式の原子炉給水
制御装置を示すブロツク図、第4図は本発明の第
1の実施例を示すブロツク図、第5図は本発明の
第2の実施例を示すブロツク図、第6図は本発明
の第3の実施例を示すブロツク図、第7図は本発
明の第4の実施例を示すブロツク図、第8図は本
発明の第5の実施例を示すブロツク図、第9図
a,bは給水流量と原子炉水位との制御応答性を
従来技術と本発明とで比較した特性図である。 10……タービンバイパス弁、18……給水ポ
ンプ、20……逃し安全弁、22……原子炉水位
検出器、23……主蒸気流量変換器、24……給
水流量変換器、25……給水流量制御装置、26
……低圧蒸気加減弁、27……給水ポンプ駆動タ
ービン、30……水位設定器、31,32,3
4,39,50,82,84……加算器、33…
…増幅器、35……給水制御器、36……関数発
生器、37……タービンポンプ装置、38……サ
ブループ制御器、40……サブ流量制御ループ、
51……流量演算器、61……原子炉圧力検出装
置、62……関数発生器、63……乗算器、71
……バイパス弁開度送信器、72……演算器、8
1……1次遅れ回路、83……比例演算器、S1
……水位設定信号、S2……水位検出信号、S
3,S6……偏差信号、S4……主蒸気流量信
号、S5……給水流量信号、S7,S10……出
力信号、S8……給水制御信号、S9……ポンプ
流量信号、S11……給水要求信号、V1〜Vn
……開度信号、S100……個数信号、S101
……逃し安全弁流量信号、S110,S113…
…出力信号、S111……バイパス弁流量信号。
と給水制御系の構成を示す図、第2図は3要素給
水制御方式の原子炉給水制御装置を示すブロツク
図、第3図は2ループ給水制御方式の原子炉給水
制御装置を示すブロツク図、第4図は本発明の第
1の実施例を示すブロツク図、第5図は本発明の
第2の実施例を示すブロツク図、第6図は本発明
の第3の実施例を示すブロツク図、第7図は本発
明の第4の実施例を示すブロツク図、第8図は本
発明の第5の実施例を示すブロツク図、第9図
a,bは給水流量と原子炉水位との制御応答性を
従来技術と本発明とで比較した特性図である。 10……タービンバイパス弁、18……給水ポ
ンプ、20……逃し安全弁、22……原子炉水位
検出器、23……主蒸気流量変換器、24……給
水流量変換器、25……給水流量制御装置、26
……低圧蒸気加減弁、27……給水ポンプ駆動タ
ービン、30……水位設定器、31,32,3
4,39,50,82,84……加算器、33…
…増幅器、35……給水制御器、36……関数発
生器、37……タービンポンプ装置、38……サ
ブループ制御器、40……サブ流量制御ループ、
51……流量演算器、61……原子炉圧力検出装
置、62……関数発生器、63……乗算器、71
……バイパス弁開度送信器、72……演算器、8
1……1次遅れ回路、83……比例演算器、S1
……水位設定信号、S2……水位検出信号、S
3,S6……偏差信号、S4……主蒸気流量信
号、S5……給水流量信号、S7,S10……出
力信号、S8……給水制御信号、S9……ポンプ
流量信号、S11……給水要求信号、V1〜Vn
……開度信号、S100……個数信号、S101
……逃し安全弁流量信号、S110,S113…
…出力信号、S111……バイパス弁流量信号。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主蒸気管を流れる主蒸気流量と原子炉への給
水流量との偏差信号を求める第1の手段と、原子
炉の逃し安全弁に流れる蒸気流量とタービンバイ
パス弁に流れる蒸気流量に基づいて補正信号を形
成する第2の手段と、上記第1の手段から出力さ
れる偏差信号から上記第2の手段から出力される
補正信号を減算して給水制御系の制御信号を補正
する第3の手段とを備えていることを特徴とする
原子炉給水制御装置。 2 前記第2の手段は、原子炉圧力信号に応じ
て、逃し安全弁に流れる蒸気流量を算出する手段
を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の原子炉給水制御装置。 3 前記第2の手段は、逃し安全弁の開度信号に
応じて、逃し安全弁に流れる蒸気流量を算出する
装置を備えていることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の原子炉給水制御装置。 4 前記第2の手段は、原子炉圧力信号の時間微
分信号を形成する手段を備え、原子炉圧力変化の
大きさに応じた補正信号を出力することを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の原子炉給水制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24377083A JPS60138305A (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 原子炉給水制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24377083A JPS60138305A (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 原子炉給水制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60138305A JPS60138305A (ja) | 1985-07-23 |
| JPH0446323B2 true JPH0446323B2 (ja) | 1992-07-29 |
Family
ID=17108712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24377083A Granted JPS60138305A (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 原子炉給水制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60138305A (ja) |
-
1983
- 1983-12-26 JP JP24377083A patent/JPS60138305A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60138305A (ja) | 1985-07-23 |
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