JPH0446609B2 - - Google Patents
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- JPH0446609B2 JPH0446609B2 JP61226494A JP22649486A JPH0446609B2 JP H0446609 B2 JPH0446609 B2 JP H0446609B2 JP 61226494 A JP61226494 A JP 61226494A JP 22649486 A JP22649486 A JP 22649486A JP H0446609 B2 JPH0446609 B2 JP H0446609B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photocatalyst
- odor
- air
- vehicle interior
- light
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動車、電車等の車室内の臭気を浄
化する方法、より具体的には車室内臭気中の悪臭
物質を、光触媒を用いて分解あるいは改質して無
臭化する方法及び装置に関するものである。 〔従来の技術及びその問題点〕 自動車、電車等の車室内の臭気は種々の悪臭物
質が含まれており、車室の快適性を損つている。
特に自動車のカーエアコン使用時にエアコンから
車室内へ発生する悪臭が車室内の快適性の要求の
高まりとともに問題になつている。 車室内臭気は「かび臭」、「雑巾臭」あるいは
「汗のような酸臭」という表現で多く表わされて
いる。従来その浄化対策として(A)活性炭等を用い
臭いを吸着させる方法、(B)芳香剤等で臭いをマス
キング方法、(C)活性炭と集じん器とを組み合わせ
た空気清浄器を取り付ける方法が広く採用されて
いる。しかしながら、上記従来方法では、臭気中
の悪臭物質の分解あるいは改質がほとんど行なわ
れないため、悪臭物質は車室内に依然として残つ
ており、浄化という点では不十分である。 また、従来方法においては、活性炭や芳香剤な
どを一定期間ごとに取り替えなければならない。 このように、従来方法では、臭気中の悪臭物質
を分解あるいは改質し、無臭物質に変えるという
本質的な解決がなされていない。 〔発明の目的〕 本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、臭
気中の悪臭物質を分解あるいは改質して無臭物質
に変換することにより臭気を簡便に浄化する方法
及びその装置を提供しようとすることを目的とす
るものである。 〔発明の構成〕 本第1発明の車室内臭気の浄化方法は、車室内
空気中の臭気に含まれる悪臭物質を分解あるいは
改質して車室内臭気を浄化する方法であつて、半
導体に金属または金属酸化物を担持した半導体の
固体光触媒に光を照射すると共に該光触媒に浄化
すべき車室内空気を接触させることにより、該空
気中の臭気に含まれる浄化悪臭物質を光化学反応
により分解あるいは改質することを特徴とするも
のである。 また、本第2発明の車室内臭気の浄化装置は、
車内に載置されて、空気中の臭気を浄化する、半
導体に金属または金属酸化物を担持した半導体の
固体光触媒と、該光触媒に光を照射するための光
照射手段と、車室内空気を光触媒に供給して、上
記光触媒によつて浄化された空気を車室内に排出
するための車室内空気循環手段とからなることを
特徴とするものである。 本発明は、光触媒を用いて車室内臭気を浄化す
るものである。 本発明に用いる光触媒は、光の照射によつて、
その触媒反応を促進させるものであり、半導体に
金属または金属酸化物を担持した半導体の固体光
触媒を用いる。例えば(1)酸化チタン(TiO2)、酸
化鉄(Fe2O3)、酸化タングステン(WO3)、酸化
スズ(SnO2)、酸化ビスマス(Bi2O3)、酸化ニツ
ケル(NiO)、酸化銅(CU2O)、酸化亜鉛
(ZnO)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、酸
化ケイ素(SiO2)、硫化モリブデン(MoS2)、リ
ン化インジウム(InP)、リン化ガリウム
(GaP)、鉛化インジウム(InPb)等の半導体
(n型及びp型半導体)に白金(Pt)、ロジウム
(Rh)、ニオブ(Nb)、銅(Cu)、スズ(Sn)、酸
化ルテニウム(RuO2)、酸化ニツケル(NiO)等
の金属または金属酸化物を担持したものである。
本発明においては、これら光触媒のうち1種また
は2種以上を使用する。 上記光触媒の調製法としては、市販品の他金属
の高温焼成、電解酸化、化学蒸着法、真空蒸着
法、塗布法、共沈法、金属ハロゲン化物等の蒸発
酸化法等により調製する。 半導体にPt、PuO2等の金属または金属酸化物
を担持させるのは、半導体の光触媒を更に高活性
にするためであり、担持量として、該金属または
金属酸化物を上記半導体に対して0.01〜20wt%の
範囲内で担持させるのが望ましく、さらに優れた
浄化活性は0.1〜5wt%の範囲内で担持させる場合
に得られる。なお、上記半導体と金属または金属
酸化物の組み合せによつては、上記範囲に限定さ
れるものではない。また、その担持方法は、含浸
法、沈澱法、イオン交換法、光電析法、練成法等
の従来より用いられている方法でよい。より好ま
しくは、含浸法、光電析法、練成法を用いるのが
よい。 上記光触媒の形状としては、粉末状、コロイド
状、液状、板状、等であり、そのままの状態で使
用してもよく、あるいは担体に担持して使用して
もよい。また板状の光触媒をシヨートサーキツト
電極の形状に使用することもできる。光触媒を担
体に担持させる場合の担体としては、ガラス繊維
を編んだガラスクロス、コージエライト発泡体等
のセラミツク多孔質担体、ステンレスメツシユ、
銅メツシユ等の金属あみ、ナイロンメツシユ等の
化学繊維布、カーボンフアイバークロス、アルミ
ニウム、ステンレス等の鋼板などが挙げられる。
これらの担体に光触媒を担持する方法として、光
触媒をスラリー状にして担体の表面に塗布法、ス
プレー法、ウオツシユコート法、含浸法等により
被覆する方法がある。また上記以外に、担体に光
触媒を担持する方法として光触媒の出発原料と担
体とを反応させて担持する方法等があり、担体に
担持しやすく担持した光触媒が使用に耐える方法
を選べばよい。 光触媒に光を照射する方法としては、(1)車の窓
より入射する太陽光を光触媒に照射する、(2)人工
光源を車内に載置して光触媒に照射する、(3)太陽
光を集光し、光フアイバーにより光触媒まで送光
し照射する、(4)ヘツドランプ使用時にはヘツドラ
ンプの光を光フアイバーにより光触媒まで送光し
照射する、等の方法がある。またこれらの方法を
2種以上組合せて使用してもよい。 この場合、使用する光照射の光エネルギーは、
光触媒を励起させて、臭気中の悪臭物質を分解す
る能力を持たせるものであり、光触媒を励起させ
るのに対応した波長を有する光エネルギーであつ
て、可視波長ないし紫外波長を有する光を照射す
るのが望ましい。該光エネルギー源としては、太
陽光の自然光源、あるいは水銀灯より発する光、
ハロゲンランプ等のフイラメントランプより生ず
る光、シヨートアークキセノン光、レーザー光線
等の人工光源が挙げられる。また、太陽光源の補
助光源として、人工光源を同時に使用してもよ
い。また、光触媒と臭気を含む車室内空気とを接
触させる方法としては、光触媒を反応器内に配置
し、該反応器内に車室内の空気を導入する方法、
あるいは臭気が充満した車室内に光触媒を配置す
る方法等がある。なお、処理すべき臭気を含む車
室内空気は、そのままの気体状態、あるいは水等
の溶媒に懸濁させて光触媒と接触させるのがよ
い。 この光触媒に光を照射すると共に該光触媒に臭
気を含む車室内空気を接触させることにより、臭
気中の悪臭物質を分解あるいは改質する。 次に、本発明の車室内臭気の浄化装置について
説明する。本装置の一例を第1図に示す。本装置
は、光触媒1と、該光触媒1に光を照射するため
の光照射手段2と、車室内空気を光触媒に供給し
て、光触媒により浄化された空気を車室内に排出
するための車室内空気循環手段3とからなる。本
例では、車室内空気循環手段3は、自動車のエア
コンからなり、光触媒1と光照射手段2とは、自
動車のエアコン3内部のエアコン吹き出し口31
近傍に配置されてなる。上記光照射手段2より光
触媒に光が照射される。また、エアコン3の流入
口32より吸入された空気は、エアコン内部で温
度や湿度が調節されて、吹き出し口31へ向か
う。光触媒に光が照射されると共に、上記調節さ
れた空気中の臭気は、上記光触媒と接触する。こ
れにより、臭気中の悪臭物質が分解あるいは改質
され、無臭物質に変換される。その後、処理され
た空気は上記吹き出し口31より車室内に吹き出
される。 上記光照射手段としては、前記(1)〜(4)で述べた
ように、(1)車窓から入射する太陽光を照射する、
(2)人工光源により照射する、(3)第2図に示すよう
にフレネルレンズ24等により太陽光を集光し、
光フアイバー22により送光し照射する、(4)第3
図に示すようにヘツドランプ23の光を光フアイ
バー22により送光し照射する、等があり、これ
らを2種以上組合せて使用してもよい。 本発明の装置を車室内に配置する箇所として
は、車室内であればどのような場所でもよい。ま
た、エアコンからの発生する臭気を浄化する場合
には、第1図に示すように光触媒1を、エアコン
3内のエアコン吹き出し口31近傍あるいは送風
機35とヒータコア341との間にセツトし、光
照射手段2を光触媒1の近傍にセツトするのがよ
い。 また、本発明のエアコンを車室内空気循環手段
として用いる場合の装置例として、第4図及び第
5図に示すものがある。 第4図においては、エアコン3内のエアコン吹
き出し口31近傍の通路内壁間に一定の距離を隔
て並設した3枚のガラスクロス等に担持した光触
媒を配置し、該光触媒よりもエアコン3の空気流
入口側に光触媒に対向して光照射手段2が配置さ
れてなるものである。なお、上記図中光照射手段
2の左側には断面弓形状の反射鏡21が設けら
れ、光照射手段が発生する光を反射して光触媒1
への光照射量が増大するようになしてある。 また、第5図においては、エアコン3の吹き出
し口31近傍の空気通路の内壁面に接するように
配置した網状の円筒部材に被覆されたガラスクロ
ス等に光触媒を担持したものを配置し、更に、該
円筒状光触媒1の軸心部に光照射手段2が配置さ
れてなるものである。 また、エアコン以外に車室内臭気一般を浄化す
る場合には、フアンまたはポンプ等を空気循環手
段として用いて臭気を浄化する。 また、本発明装置の別な例として、第6図に示
すように、コンパクトな容器にまとめたものがあ
る。すなわち、中空構造の直方体の容器36中に
車室内空気を容器36を通つて、循環・対流させ
るためのフアン361と、ガラスクロスに担持さ
れ、容器36の内壁間に一定の距離をおいて並置
されてなる2枚の光触媒1と、2枚の光触媒1の
間に配置されてなる光照射手段2とが配置されて
なる。なお、光照射手段2の周囲には断面弓形状
の反射鏡21が設けられている。上器容器36に
は、一端面に車室内空気流入口362と他端面に
は空気排出口363とを有している。本例では、
フアン361を稼動し、光照射手段から光を照射
するための電源を容器に付属させるなどして、コ
ンパクトな浄化装置となり、自動車のリヤダツシ
ユボード等に置くのみで本発明装置を具備しない
一般の自動車等の脱臭も可能にするものである。 本発明により浄化することができる臭気として
は、いわゆる車室内臭気と言われるものであり、
人間の体臭、エアコン内部に付着したカビから発
生する臭気、車室外から流入したホコリの臭気、
窒素酸化物(NOx)、あるいはオゾン等が挙げら
れる。例えば、人間の体臭中には、吉草酸、ウン
デカン酸等の悪臭物質が含まれる。 本発明は、自動車、電車等の移動体における車
室内臭気を浄化することができる。 〔発明の作用及び効果〕 本発明によれば、車室内臭気中の悪臭物質を分
解あるいは改質して無臭物質に変換することによ
り臭気を簡便に浄化する方法及び装置を提供する
ことができる。 本発明の臭気を浄化するメカニズムは、明確で
はないが次のように考えられる。 光触媒は、光照射により光エネルギーを吸収し
て励起されることにより、活性化し、酸化、還元
反応を駆動するものである。例えば酸化チタン、
硫化カドミニウム等のn型半導体の光触媒の場
合、第7図の光触媒の電子状態を表わす機構図
(図中、e-は電子、p+は正孔、h2は光エネルギー
を表わす。)に示すように、該光触媒が光エネル
ギーを受けて励起され、光触媒表面に電子、正孔
が、それぞれ伝導帯7の底部、価電子帯8の上部
に存在するようになり、強い還元、酸化のエネル
ギーを保持することになる。この状態において、
車室内臭気中の悪臭物質が該光触媒表面に接触す
ると、光触媒の強い還元力、酸化力により、悪臭
物質は分解あるいは改質され、無臭物質へ改質さ
れていくと考えられる。また、光触媒が光エネル
ギーを吸収しても、励起された電子と正孔の分離
が悪く、再結合して、強い還元力、酸化力を有さ
ない場合においても吸収した光エネルギーが熱に
変換されて反応を高めることもできると考えられ
る。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 実施例 1 本実施例1における臭気浄化装置を第1図及び
第4図に示す。本装置は、車室内空気循環手段3
が車室内に開口した空気流入口32と空気吹き出
し口31とを有するエアコンであり、光触媒1が
ガラスクロスに担持されていると共にエアコン3
内の空気吹き出し口31に近接した通路に配置さ
れ、光照射手段2が上記光触媒1に対向して配置
されてなるものである。 上記光触媒は、TiO2(アエロジル製、P25)に
Ptをドープしたものを市販の硼酸ガラスクロス
(重さ約50g/m2)に塗布法で付けたものである。
第4図に示すように該クロス状の光触媒3枚をエ
アコン3のエアコン吹き出し口31近傍の内壁に
取り付けて、エアコン3内を流れる空気がこの光
触媒1を通過するようにした。 また、光照射手段2は、8Wの殺菌炉(最高波
長254cm)からなり、上記光触媒1の空気流入口
側に配置され、自動車のエアコン使用と同時に光
触媒に光照射ができるようになしてある。なお、
殺菌炉の背面には反射鏡21が設けられ、光触媒
への光照射量が増大するようにしてある。 なお、上記エアコン3は、空気を吸気するため
流入口32と、クーリングユニツト部33及びヒ
ータユニツト部34に送風するための送風機35
と、吸気した空気を冷却するためのクーリングユ
ニツト部33と、吸気した空気を加熱するための
ヒータユニツト部34とからなる。上記流入口3
2は、内気流入口321と外気流入口322とに
分かれており、その境界には切換ダンパ323が
設けられ、内気と外気との流入が切換えられるよ
うになつている。また上記クーリングユニツト部
33内にはエバポレータ331が設けられてい
る。また上記ヒータユニツト部34内にはヒータ
コア341と温度調整ダンパ(エアミツクスダン
パ)342とが設けられており、ヒータユニツト
部に流入する空気量を調節し、車室内温度を制御
する。 本実施例装置は、セダンタイプのガソリンエン
ジン車(総排気量1500c.c.、14726Km走行)に載置
した。 カーエアコンから発生する臭気を浄化する前の
エアコン使用時の車室内臭気は、あせ酸臭、ぞう
きん臭と言われる臭いであり、臭気濃度(三点比
較式臭袋法による)は、臭いの最も強いエアコン
吹き出し口で560であつた。またエアコン吹き出
し空気の快不快度は、第1表に示す基準におい
て、−2.3とかなり不快な臭いであつた。また臭い
の強さでは、第2表に示す基準において3.5と強
い臭いであつた。更に、この臭いをGC−MS法
(ガスクロマトグラフ−質量分析法)により分析
したところ、第3表に示すようにトルエン、ウン
デカン、キシレン、エチルベンゼン、C9ArHc
(炭素数9の芳香族炭化水素)、C10ArHc(炭素数
10の芳香族炭化水素)、2,6−ジ−ターシヤリ
ーブチル−p−クレゾールが検出された。 本実施例の装置を用いて温度30℃、20分間の条
件でエアコンから発生する臭気を浄化したとこ
ろ、臭気濃度は56、快不快度は−0.4、臭いの強
さは0.8とわずかに感知できる臭いとなつた。ま
た臭気中の各成分は第3表に示すように検出限界
値付近までになつていた。
化する方法、より具体的には車室内臭気中の悪臭
物質を、光触媒を用いて分解あるいは改質して無
臭化する方法及び装置に関するものである。 〔従来の技術及びその問題点〕 自動車、電車等の車室内の臭気は種々の悪臭物
質が含まれており、車室の快適性を損つている。
特に自動車のカーエアコン使用時にエアコンから
車室内へ発生する悪臭が車室内の快適性の要求の
高まりとともに問題になつている。 車室内臭気は「かび臭」、「雑巾臭」あるいは
「汗のような酸臭」という表現で多く表わされて
いる。従来その浄化対策として(A)活性炭等を用い
臭いを吸着させる方法、(B)芳香剤等で臭いをマス
キング方法、(C)活性炭と集じん器とを組み合わせ
た空気清浄器を取り付ける方法が広く採用されて
いる。しかしながら、上記従来方法では、臭気中
の悪臭物質の分解あるいは改質がほとんど行なわ
れないため、悪臭物質は車室内に依然として残つ
ており、浄化という点では不十分である。 また、従来方法においては、活性炭や芳香剤な
どを一定期間ごとに取り替えなければならない。 このように、従来方法では、臭気中の悪臭物質
を分解あるいは改質し、無臭物質に変えるという
本質的な解決がなされていない。 〔発明の目的〕 本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、臭
気中の悪臭物質を分解あるいは改質して無臭物質
に変換することにより臭気を簡便に浄化する方法
及びその装置を提供しようとすることを目的とす
るものである。 〔発明の構成〕 本第1発明の車室内臭気の浄化方法は、車室内
空気中の臭気に含まれる悪臭物質を分解あるいは
改質して車室内臭気を浄化する方法であつて、半
導体に金属または金属酸化物を担持した半導体の
固体光触媒に光を照射すると共に該光触媒に浄化
すべき車室内空気を接触させることにより、該空
気中の臭気に含まれる浄化悪臭物質を光化学反応
により分解あるいは改質することを特徴とするも
のである。 また、本第2発明の車室内臭気の浄化装置は、
車内に載置されて、空気中の臭気を浄化する、半
導体に金属または金属酸化物を担持した半導体の
固体光触媒と、該光触媒に光を照射するための光
照射手段と、車室内空気を光触媒に供給して、上
記光触媒によつて浄化された空気を車室内に排出
するための車室内空気循環手段とからなることを
特徴とするものである。 本発明は、光触媒を用いて車室内臭気を浄化す
るものである。 本発明に用いる光触媒は、光の照射によつて、
その触媒反応を促進させるものであり、半導体に
金属または金属酸化物を担持した半導体の固体光
触媒を用いる。例えば(1)酸化チタン(TiO2)、酸
化鉄(Fe2O3)、酸化タングステン(WO3)、酸化
スズ(SnO2)、酸化ビスマス(Bi2O3)、酸化ニツ
ケル(NiO)、酸化銅(CU2O)、酸化亜鉛
(ZnO)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、酸
化ケイ素(SiO2)、硫化モリブデン(MoS2)、リ
ン化インジウム(InP)、リン化ガリウム
(GaP)、鉛化インジウム(InPb)等の半導体
(n型及びp型半導体)に白金(Pt)、ロジウム
(Rh)、ニオブ(Nb)、銅(Cu)、スズ(Sn)、酸
化ルテニウム(RuO2)、酸化ニツケル(NiO)等
の金属または金属酸化物を担持したものである。
本発明においては、これら光触媒のうち1種また
は2種以上を使用する。 上記光触媒の調製法としては、市販品の他金属
の高温焼成、電解酸化、化学蒸着法、真空蒸着
法、塗布法、共沈法、金属ハロゲン化物等の蒸発
酸化法等により調製する。 半導体にPt、PuO2等の金属または金属酸化物
を担持させるのは、半導体の光触媒を更に高活性
にするためであり、担持量として、該金属または
金属酸化物を上記半導体に対して0.01〜20wt%の
範囲内で担持させるのが望ましく、さらに優れた
浄化活性は0.1〜5wt%の範囲内で担持させる場合
に得られる。なお、上記半導体と金属または金属
酸化物の組み合せによつては、上記範囲に限定さ
れるものではない。また、その担持方法は、含浸
法、沈澱法、イオン交換法、光電析法、練成法等
の従来より用いられている方法でよい。より好ま
しくは、含浸法、光電析法、練成法を用いるのが
よい。 上記光触媒の形状としては、粉末状、コロイド
状、液状、板状、等であり、そのままの状態で使
用してもよく、あるいは担体に担持して使用して
もよい。また板状の光触媒をシヨートサーキツト
電極の形状に使用することもできる。光触媒を担
体に担持させる場合の担体としては、ガラス繊維
を編んだガラスクロス、コージエライト発泡体等
のセラミツク多孔質担体、ステンレスメツシユ、
銅メツシユ等の金属あみ、ナイロンメツシユ等の
化学繊維布、カーボンフアイバークロス、アルミ
ニウム、ステンレス等の鋼板などが挙げられる。
これらの担体に光触媒を担持する方法として、光
触媒をスラリー状にして担体の表面に塗布法、ス
プレー法、ウオツシユコート法、含浸法等により
被覆する方法がある。また上記以外に、担体に光
触媒を担持する方法として光触媒の出発原料と担
体とを反応させて担持する方法等があり、担体に
担持しやすく担持した光触媒が使用に耐える方法
を選べばよい。 光触媒に光を照射する方法としては、(1)車の窓
より入射する太陽光を光触媒に照射する、(2)人工
光源を車内に載置して光触媒に照射する、(3)太陽
光を集光し、光フアイバーにより光触媒まで送光
し照射する、(4)ヘツドランプ使用時にはヘツドラ
ンプの光を光フアイバーにより光触媒まで送光し
照射する、等の方法がある。またこれらの方法を
2種以上組合せて使用してもよい。 この場合、使用する光照射の光エネルギーは、
光触媒を励起させて、臭気中の悪臭物質を分解す
る能力を持たせるものであり、光触媒を励起させ
るのに対応した波長を有する光エネルギーであつ
て、可視波長ないし紫外波長を有する光を照射す
るのが望ましい。該光エネルギー源としては、太
陽光の自然光源、あるいは水銀灯より発する光、
ハロゲンランプ等のフイラメントランプより生ず
る光、シヨートアークキセノン光、レーザー光線
等の人工光源が挙げられる。また、太陽光源の補
助光源として、人工光源を同時に使用してもよ
い。また、光触媒と臭気を含む車室内空気とを接
触させる方法としては、光触媒を反応器内に配置
し、該反応器内に車室内の空気を導入する方法、
あるいは臭気が充満した車室内に光触媒を配置す
る方法等がある。なお、処理すべき臭気を含む車
室内空気は、そのままの気体状態、あるいは水等
の溶媒に懸濁させて光触媒と接触させるのがよ
い。 この光触媒に光を照射すると共に該光触媒に臭
気を含む車室内空気を接触させることにより、臭
気中の悪臭物質を分解あるいは改質する。 次に、本発明の車室内臭気の浄化装置について
説明する。本装置の一例を第1図に示す。本装置
は、光触媒1と、該光触媒1に光を照射するため
の光照射手段2と、車室内空気を光触媒に供給し
て、光触媒により浄化された空気を車室内に排出
するための車室内空気循環手段3とからなる。本
例では、車室内空気循環手段3は、自動車のエア
コンからなり、光触媒1と光照射手段2とは、自
動車のエアコン3内部のエアコン吹き出し口31
近傍に配置されてなる。上記光照射手段2より光
触媒に光が照射される。また、エアコン3の流入
口32より吸入された空気は、エアコン内部で温
度や湿度が調節されて、吹き出し口31へ向か
う。光触媒に光が照射されると共に、上記調節さ
れた空気中の臭気は、上記光触媒と接触する。こ
れにより、臭気中の悪臭物質が分解あるいは改質
され、無臭物質に変換される。その後、処理され
た空気は上記吹き出し口31より車室内に吹き出
される。 上記光照射手段としては、前記(1)〜(4)で述べた
ように、(1)車窓から入射する太陽光を照射する、
(2)人工光源により照射する、(3)第2図に示すよう
にフレネルレンズ24等により太陽光を集光し、
光フアイバー22により送光し照射する、(4)第3
図に示すようにヘツドランプ23の光を光フアイ
バー22により送光し照射する、等があり、これ
らを2種以上組合せて使用してもよい。 本発明の装置を車室内に配置する箇所として
は、車室内であればどのような場所でもよい。ま
た、エアコンからの発生する臭気を浄化する場合
には、第1図に示すように光触媒1を、エアコン
3内のエアコン吹き出し口31近傍あるいは送風
機35とヒータコア341との間にセツトし、光
照射手段2を光触媒1の近傍にセツトするのがよ
い。 また、本発明のエアコンを車室内空気循環手段
として用いる場合の装置例として、第4図及び第
5図に示すものがある。 第4図においては、エアコン3内のエアコン吹
き出し口31近傍の通路内壁間に一定の距離を隔
て並設した3枚のガラスクロス等に担持した光触
媒を配置し、該光触媒よりもエアコン3の空気流
入口側に光触媒に対向して光照射手段2が配置さ
れてなるものである。なお、上記図中光照射手段
2の左側には断面弓形状の反射鏡21が設けら
れ、光照射手段が発生する光を反射して光触媒1
への光照射量が増大するようになしてある。 また、第5図においては、エアコン3の吹き出
し口31近傍の空気通路の内壁面に接するように
配置した網状の円筒部材に被覆されたガラスクロ
ス等に光触媒を担持したものを配置し、更に、該
円筒状光触媒1の軸心部に光照射手段2が配置さ
れてなるものである。 また、エアコン以外に車室内臭気一般を浄化す
る場合には、フアンまたはポンプ等を空気循環手
段として用いて臭気を浄化する。 また、本発明装置の別な例として、第6図に示
すように、コンパクトな容器にまとめたものがあ
る。すなわち、中空構造の直方体の容器36中に
車室内空気を容器36を通つて、循環・対流させ
るためのフアン361と、ガラスクロスに担持さ
れ、容器36の内壁間に一定の距離をおいて並置
されてなる2枚の光触媒1と、2枚の光触媒1の
間に配置されてなる光照射手段2とが配置されて
なる。なお、光照射手段2の周囲には断面弓形状
の反射鏡21が設けられている。上器容器36に
は、一端面に車室内空気流入口362と他端面に
は空気排出口363とを有している。本例では、
フアン361を稼動し、光照射手段から光を照射
するための電源を容器に付属させるなどして、コ
ンパクトな浄化装置となり、自動車のリヤダツシ
ユボード等に置くのみで本発明装置を具備しない
一般の自動車等の脱臭も可能にするものである。 本発明により浄化することができる臭気として
は、いわゆる車室内臭気と言われるものであり、
人間の体臭、エアコン内部に付着したカビから発
生する臭気、車室外から流入したホコリの臭気、
窒素酸化物(NOx)、あるいはオゾン等が挙げら
れる。例えば、人間の体臭中には、吉草酸、ウン
デカン酸等の悪臭物質が含まれる。 本発明は、自動車、電車等の移動体における車
室内臭気を浄化することができる。 〔発明の作用及び効果〕 本発明によれば、車室内臭気中の悪臭物質を分
解あるいは改質して無臭物質に変換することによ
り臭気を簡便に浄化する方法及び装置を提供する
ことができる。 本発明の臭気を浄化するメカニズムは、明確で
はないが次のように考えられる。 光触媒は、光照射により光エネルギーを吸収し
て励起されることにより、活性化し、酸化、還元
反応を駆動するものである。例えば酸化チタン、
硫化カドミニウム等のn型半導体の光触媒の場
合、第7図の光触媒の電子状態を表わす機構図
(図中、e-は電子、p+は正孔、h2は光エネルギー
を表わす。)に示すように、該光触媒が光エネル
ギーを受けて励起され、光触媒表面に電子、正孔
が、それぞれ伝導帯7の底部、価電子帯8の上部
に存在するようになり、強い還元、酸化のエネル
ギーを保持することになる。この状態において、
車室内臭気中の悪臭物質が該光触媒表面に接触す
ると、光触媒の強い還元力、酸化力により、悪臭
物質は分解あるいは改質され、無臭物質へ改質さ
れていくと考えられる。また、光触媒が光エネル
ギーを吸収しても、励起された電子と正孔の分離
が悪く、再結合して、強い還元力、酸化力を有さ
ない場合においても吸収した光エネルギーが熱に
変換されて反応を高めることもできると考えられ
る。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 実施例 1 本実施例1における臭気浄化装置を第1図及び
第4図に示す。本装置は、車室内空気循環手段3
が車室内に開口した空気流入口32と空気吹き出
し口31とを有するエアコンであり、光触媒1が
ガラスクロスに担持されていると共にエアコン3
内の空気吹き出し口31に近接した通路に配置さ
れ、光照射手段2が上記光触媒1に対向して配置
されてなるものである。 上記光触媒は、TiO2(アエロジル製、P25)に
Ptをドープしたものを市販の硼酸ガラスクロス
(重さ約50g/m2)に塗布法で付けたものである。
第4図に示すように該クロス状の光触媒3枚をエ
アコン3のエアコン吹き出し口31近傍の内壁に
取り付けて、エアコン3内を流れる空気がこの光
触媒1を通過するようにした。 また、光照射手段2は、8Wの殺菌炉(最高波
長254cm)からなり、上記光触媒1の空気流入口
側に配置され、自動車のエアコン使用と同時に光
触媒に光照射ができるようになしてある。なお、
殺菌炉の背面には反射鏡21が設けられ、光触媒
への光照射量が増大するようにしてある。 なお、上記エアコン3は、空気を吸気するため
流入口32と、クーリングユニツト部33及びヒ
ータユニツト部34に送風するための送風機35
と、吸気した空気を冷却するためのクーリングユ
ニツト部33と、吸気した空気を加熱するための
ヒータユニツト部34とからなる。上記流入口3
2は、内気流入口321と外気流入口322とに
分かれており、その境界には切換ダンパ323が
設けられ、内気と外気との流入が切換えられるよ
うになつている。また上記クーリングユニツト部
33内にはエバポレータ331が設けられてい
る。また上記ヒータユニツト部34内にはヒータ
コア341と温度調整ダンパ(エアミツクスダン
パ)342とが設けられており、ヒータユニツト
部に流入する空気量を調節し、車室内温度を制御
する。 本実施例装置は、セダンタイプのガソリンエン
ジン車(総排気量1500c.c.、14726Km走行)に載置
した。 カーエアコンから発生する臭気を浄化する前の
エアコン使用時の車室内臭気は、あせ酸臭、ぞう
きん臭と言われる臭いであり、臭気濃度(三点比
較式臭袋法による)は、臭いの最も強いエアコン
吹き出し口で560であつた。またエアコン吹き出
し空気の快不快度は、第1表に示す基準におい
て、−2.3とかなり不快な臭いであつた。また臭い
の強さでは、第2表に示す基準において3.5と強
い臭いであつた。更に、この臭いをGC−MS法
(ガスクロマトグラフ−質量分析法)により分析
したところ、第3表に示すようにトルエン、ウン
デカン、キシレン、エチルベンゼン、C9ArHc
(炭素数9の芳香族炭化水素)、C10ArHc(炭素数
10の芳香族炭化水素)、2,6−ジ−ターシヤリ
ーブチル−p−クレゾールが検出された。 本実施例の装置を用いて温度30℃、20分間の条
件でエアコンから発生する臭気を浄化したとこ
ろ、臭気濃度は56、快不快度は−0.4、臭いの強
さは0.8とわずかに感知できる臭いとなつた。ま
た臭気中の各成分は第3表に示すように検出限界
値付近までになつていた。
【表】
【表】
【表】
【表】
このように、臭気濃度、臭気中の成分は低減し
ており、また臭いの質もほとんど感知できないも
のとなつており、本実施例によりエアコン使用時
の車室内臭気を浄化できることがわかる。 実施例 2 実施例1における光照射手段2として第3図に
示すようにヘツドランプ23からの光を光フアイ
バーケーブル22により光触媒2に送光する手段
とし、その他は実施例1と同様な浄化装置を準備
した。該装置を総排気量1800c.c.、5000Km走行のガ
ソリンエンジン車に載置して車室内臭気の浄化を
行なつた(浄化条件:温度30℃、時間1時間)。 なお、浄化前のエアコン使用時の車室内臭気は
汗臭と言われる臭いであつた。本実施例での浄化
前と浄化後との臭気濃度、快不快度及び臭いの強
さを第4表に、また臭気中の各成分をGC−MS
法で定性分析し、その各成分の濃度を第5表に示
す。
ており、また臭いの質もほとんど感知できないも
のとなつており、本実施例によりエアコン使用時
の車室内臭気を浄化できることがわかる。 実施例 2 実施例1における光照射手段2として第3図に
示すようにヘツドランプ23からの光を光フアイ
バーケーブル22により光触媒2に送光する手段
とし、その他は実施例1と同様な浄化装置を準備
した。該装置を総排気量1800c.c.、5000Km走行のガ
ソリンエンジン車に載置して車室内臭気の浄化を
行なつた(浄化条件:温度30℃、時間1時間)。 なお、浄化前のエアコン使用時の車室内臭気は
汗臭と言われる臭いであつた。本実施例での浄化
前と浄化後との臭気濃度、快不快度及び臭いの強
さを第4表に、また臭気中の各成分をGC−MS
法で定性分析し、その各成分の濃度を第5表に示
す。
【表】
【表】
このように、臭気濃度、臭気中の成分は低減し
ており、また臭いの質もほとんど感知できないも
のとなつており、本実施例によりエアコン使用時
の車室内臭気を浄化できることがわかる。 参考例 光触媒として以下のものを使用し、また光照射
手段として第2図に示すように自動車ルーフ部4
にフレネルレンズ24を設置してそれにより太陽
光を集光して該太陽光を光フアイバーケーブル2
2により光触媒2に送光する手段とし、その他は
実施例1と同様な浄化装置を準備した。上記光触
媒としては硼珪酸ガラスクロスにCdS/ZnSを担
持したものを使用した。この担持方法としては、
硝酸カドミニウムと硝酸亜鉛とをそれぞれ1gず
つ80℃に加熱した50c.c.のエチレングリコールに溶
かし、該溶液に硼珪酸ガラスクロスを100cm2浸漬
した後、H2S飽和水溶液を滴下し、撹拌して100
℃で12時間乾燥させることにより行なつた。 本参考例の浄化装置を総排気量2000c.c.、17500
Km走行のガソリンエンジン車に載置して車室内臭
気の浄化を行なつた(浄化条件:温度30℃、時間
15分間)。 なお、浄化前のエアコン使用時の車室内臭気は
ほこり臭と湿気臭とが感じられた。本実施例での
浄化前と浄化後との臭気濃度、快不快度及び臭い
の強さを第6表に示す。なお参考例でのエアコン
送風スピードは3/minとした。
ており、また臭いの質もほとんど感知できないも
のとなつており、本実施例によりエアコン使用時
の車室内臭気を浄化できることがわかる。 参考例 光触媒として以下のものを使用し、また光照射
手段として第2図に示すように自動車ルーフ部4
にフレネルレンズ24を設置してそれにより太陽
光を集光して該太陽光を光フアイバーケーブル2
2により光触媒2に送光する手段とし、その他は
実施例1と同様な浄化装置を準備した。上記光触
媒としては硼珪酸ガラスクロスにCdS/ZnSを担
持したものを使用した。この担持方法としては、
硝酸カドミニウムと硝酸亜鉛とをそれぞれ1gず
つ80℃に加熱した50c.c.のエチレングリコールに溶
かし、該溶液に硼珪酸ガラスクロスを100cm2浸漬
した後、H2S飽和水溶液を滴下し、撹拌して100
℃で12時間乾燥させることにより行なつた。 本参考例の浄化装置を総排気量2000c.c.、17500
Km走行のガソリンエンジン車に載置して車室内臭
気の浄化を行なつた(浄化条件:温度30℃、時間
15分間)。 なお、浄化前のエアコン使用時の車室内臭気は
ほこり臭と湿気臭とが感じられた。本実施例での
浄化前と浄化後との臭気濃度、快不快度及び臭い
の強さを第6表に示す。なお参考例でのエアコン
送風スピードは3/minとした。
【表】
このように、臭気濃度、臭気中の成分は低減し
ており、また臭いの質もほとんど感知できないも
のとなつており、本実施例によりエアコン使用時
の車室内臭気を浄化できることがわかる。 実施例 3 実施例1と同様なPt/TiO2塗布ガラスクロス
光触媒を8W殺菌炉に、該殺菌炉を中心にして同
心円状に三層に巻きつけた。これを第8図に示す
ようにエアコン3の吹き出し口31近傍の空気通
路の内壁面に接するように配置した。更にヘツド
ランプの光を光フアイバーケーブル22で送光し
て上記光触媒1に光照射できるようにした。その
他は実施例1と同様にして浄化装置を準備した。 本実施例の浄化装置を実施例1と同様なガソリ
ンエンジン車に設置して車室内臭気の浄化を行な
つた(浄化条件:温度30℃、時間30分間)。本実
施例での浄化前後の臭気の変化を第7表及び第8
表に示す。
ており、また臭いの質もほとんど感知できないも
のとなつており、本実施例によりエアコン使用時
の車室内臭気を浄化できることがわかる。 実施例 3 実施例1と同様なPt/TiO2塗布ガラスクロス
光触媒を8W殺菌炉に、該殺菌炉を中心にして同
心円状に三層に巻きつけた。これを第8図に示す
ようにエアコン3の吹き出し口31近傍の空気通
路の内壁面に接するように配置した。更にヘツド
ランプの光を光フアイバーケーブル22で送光し
て上記光触媒1に光照射できるようにした。その
他は実施例1と同様にして浄化装置を準備した。 本実施例の浄化装置を実施例1と同様なガソリ
ンエンジン車に設置して車室内臭気の浄化を行な
つた(浄化条件:温度30℃、時間30分間)。本実
施例での浄化前後の臭気の変化を第7表及び第8
表に示す。
【表】
【表】
【表】
このように、本実施例によりエアコン使用時の
車室内臭気を浄化できることがわかる。 実施例 4 実施例3と同様な光触媒を用い、また光照射手
段として実施例1と実施例3で用いた手段を組み
合わせたもの、すなわち8W殺菌灯とフレネルレ
ンズにより太陽光を集光し光フアイバーケーブル
で送光する手段とを組み合せたものを用い、その
他は実施例1と同様な浄化装置を準備した。 本実施例の浄化装置を実施例3と同様なガソリ
ンエンジン車に載置して車室内臭気の浄化を行な
つた(浄化条件:温度30℃、時間30分間)。本実
施例での浄化前後の変化を第9表に示す。
車室内臭気を浄化できることがわかる。 実施例 4 実施例3と同様な光触媒を用い、また光照射手
段として実施例1と実施例3で用いた手段を組み
合わせたもの、すなわち8W殺菌灯とフレネルレ
ンズにより太陽光を集光し光フアイバーケーブル
で送光する手段とを組み合せたものを用い、その
他は実施例1と同様な浄化装置を準備した。 本実施例の浄化装置を実施例3と同様なガソリ
ンエンジン車に載置して車室内臭気の浄化を行な
つた(浄化条件:温度30℃、時間30分間)。本実
施例での浄化前後の変化を第9表に示す。
【表】
このように、本実施例によりエアコン使用時の
車室内臭気を浄化できることがわかる。 実施例 5 本実施例では、浄化装置を車室内の後部座席後
方部に配置して車室内の臭気を浄化した例を示
す。 第9図に示すように、浄化装置を車室内の後部
座席5後方部の棚部(パツケージトレイトリム)
に配置した。本実施例の装置は、実施例1と同様
な光触媒1と、光照射手段である8W殺菌炉25
と車室内空気循環装置6とからなり、8W殺菌炉
25を中心として光触媒が同心円状に巻かれ、車
室内空気循環装置6の内壁面に接するように設置
されてなるものである。 上記車室内空気循環装置6は、車室内空気を吸
入する吸入口61と、吸入した空気を浄化処理す
るための反応部62と、該反応部62の下部に設
けられ、空気の吸収、排出を行なうブロア63
と、処理後の空気を排出するための排出口64と
からなり、上記反応部62内に上記光触媒1と
8W殺菌炉25とが設置されてなる。 本実施例の車は実施例3と同様なものであり、
アイドリング状態でエアコンを作動させ、車室内
の臭気を測定した(浄化条件:温度25℃)。その
臭気の経時変化を第10図に示す。 第10図より明らかなように、臭気濃度は時間
とともに減少し、20分後には臭いとしてはほとん
ど感じなくなり、本実施例の脱臭効果が高いこと
がわかる。 実施例 6 実施例5の浄化装置の殺菌炉を4Wのものとし
た以外は、実施例5と同様な浄化装置を用い、こ
れを実施例1と同様な車の天上部に設置した。 上記浄化装置を用いて車室内臭気の浄化を行な
つた(浄化条件:温度25℃、時間10分間)。その
結果、車室内の臭気濃度は560から100に減少し、
本実施例により車室内臭気を浄化できることがわ
かる。 実施例 7 実施例1と同様な車のエアダクト(自動車の空
調装置であり、冷風、温風などを車室内、車室外
へ送気するための空気の導管)の内壁全面に光触
媒を塗布し、光源をエアダクト内に内蔵した。な
お、塗布した光触媒はTiO2(アエロジル製、P25)
にPtを1wt%担持したものを全量で35g使用し
た。光源として自動車ルーフ部に設置したフレー
ネルレンズで集光した太陽光をフアイバーケーブ
ルで送光し、該フアイバーをエアダクト内部に点
在させ、更に8Wの殺菌炉をエアダクト内に設置
した。すなわち、本実施例の浄化装置は、車室内
空気循環手段であるエアダクトと、該エアダクト
の内面に塗布されてなる光触媒と、エアダクトの
内部に配置した光フアイバーケーブルと8Wの殺
菌炉とからなる光照射手段とからなる。 上記浄化装置を用いて車室内臭気の浄化を行な
つた(浄化条件:温度30℃、時間40分間)。本実
施例での浄化前後の臭気の変化を第10表に示す。
車室内臭気を浄化できることがわかる。 実施例 5 本実施例では、浄化装置を車室内の後部座席後
方部に配置して車室内の臭気を浄化した例を示
す。 第9図に示すように、浄化装置を車室内の後部
座席5後方部の棚部(パツケージトレイトリム)
に配置した。本実施例の装置は、実施例1と同様
な光触媒1と、光照射手段である8W殺菌炉25
と車室内空気循環装置6とからなり、8W殺菌炉
25を中心として光触媒が同心円状に巻かれ、車
室内空気循環装置6の内壁面に接するように設置
されてなるものである。 上記車室内空気循環装置6は、車室内空気を吸
入する吸入口61と、吸入した空気を浄化処理す
るための反応部62と、該反応部62の下部に設
けられ、空気の吸収、排出を行なうブロア63
と、処理後の空気を排出するための排出口64と
からなり、上記反応部62内に上記光触媒1と
8W殺菌炉25とが設置されてなる。 本実施例の車は実施例3と同様なものであり、
アイドリング状態でエアコンを作動させ、車室内
の臭気を測定した(浄化条件:温度25℃)。その
臭気の経時変化を第10図に示す。 第10図より明らかなように、臭気濃度は時間
とともに減少し、20分後には臭いとしてはほとん
ど感じなくなり、本実施例の脱臭効果が高いこと
がわかる。 実施例 6 実施例5の浄化装置の殺菌炉を4Wのものとし
た以外は、実施例5と同様な浄化装置を用い、こ
れを実施例1と同様な車の天上部に設置した。 上記浄化装置を用いて車室内臭気の浄化を行な
つた(浄化条件:温度25℃、時間10分間)。その
結果、車室内の臭気濃度は560から100に減少し、
本実施例により車室内臭気を浄化できることがわ
かる。 実施例 7 実施例1と同様な車のエアダクト(自動車の空
調装置であり、冷風、温風などを車室内、車室外
へ送気するための空気の導管)の内壁全面に光触
媒を塗布し、光源をエアダクト内に内蔵した。な
お、塗布した光触媒はTiO2(アエロジル製、P25)
にPtを1wt%担持したものを全量で35g使用し
た。光源として自動車ルーフ部に設置したフレー
ネルレンズで集光した太陽光をフアイバーケーブ
ルで送光し、該フアイバーをエアダクト内部に点
在させ、更に8Wの殺菌炉をエアダクト内に設置
した。すなわち、本実施例の浄化装置は、車室内
空気循環手段であるエアダクトと、該エアダクト
の内面に塗布されてなる光触媒と、エアダクトの
内部に配置した光フアイバーケーブルと8Wの殺
菌炉とからなる光照射手段とからなる。 上記浄化装置を用いて車室内臭気の浄化を行な
つた(浄化条件:温度30℃、時間40分間)。本実
施例での浄化前後の臭気の変化を第10表に示す。
【表】
このように、臭気濃度は低減しており、また臭
いの質もほとんど感知できないものとなつてお
り、本実施例によりエアコン使用時の車室内臭気
を浄化できることがわかる。 実施例 8 実施例1と同様な光触媒及び光照射手段とを実
施例1と同様な車のエアコン内部のエアコン吹き
出し口近傍に設置し、更に実施例1と同様な光触
媒と自動ルーフ部に設置したフレネルレンズによ
り集光した太陽光を送光して上記光触媒に照射す
るための光フアイバーケーブルとをエアコン内部
の外気流入口の近傍に設置した。すなわち、エア
コン吹き出し部近傍には、8Wの殺菌炉と空気通
路内壁に取り付けてなる実施例1と同様な光触媒
とが設置され、外気流入口近傍には、空気通路内
壁に取付けてなる実施例1と同様な光触媒と該光
触媒に光を照射する光フアイバーケーブルとが設
けられてなる。 本実施例の浄化装置を用いて車室内臭気の浄化
を行なつた(浄化条件:温度30℃、時間30分間)。 本実施例での浄化前後の臭気の変化を第11表に
示す。
いの質もほとんど感知できないものとなつてお
り、本実施例によりエアコン使用時の車室内臭気
を浄化できることがわかる。 実施例 8 実施例1と同様な光触媒及び光照射手段とを実
施例1と同様な車のエアコン内部のエアコン吹き
出し口近傍に設置し、更に実施例1と同様な光触
媒と自動ルーフ部に設置したフレネルレンズによ
り集光した太陽光を送光して上記光触媒に照射す
るための光フアイバーケーブルとをエアコン内部
の外気流入口の近傍に設置した。すなわち、エア
コン吹き出し部近傍には、8Wの殺菌炉と空気通
路内壁に取り付けてなる実施例1と同様な光触媒
とが設置され、外気流入口近傍には、空気通路内
壁に取付けてなる実施例1と同様な光触媒と該光
触媒に光を照射する光フアイバーケーブルとが設
けられてなる。 本実施例の浄化装置を用いて車室内臭気の浄化
を行なつた(浄化条件:温度30℃、時間30分間)。 本実施例での浄化前後の臭気の変化を第11表に
示す。
【表】
このように、臭気濃度は低減しており、また臭
いの質もほとんど感知できないものとなつてお
り、本実施例によりエアコン使用時の車室内臭気
を浄化できることがわかる。
いの質もほとんど感知できないものとなつてお
り、本実施例によりエアコン使用時の車室内臭気
を浄化できることがわかる。
第1図、第4図ないし第6図は本発明の浄化装
置の例を示す図であり、第2図、第3図は本発明
の浄化装置における光照射手段の例を示す図であ
り、第7図は光触媒の電子状態を表わす機構図で
あり、第8図は実施例3における浄化装置を示す
図であり、第9図は実施例5における浄化装置を
示す図であり、第10図は実施例5における臭気
濃度の経時変化を示す線図である。 1……光触媒、2……光照射手段、22……光
フアイバーグラス、3……エアコン(車室内空気
循環手段)、6……車室内空気循環装置。
置の例を示す図であり、第2図、第3図は本発明
の浄化装置における光照射手段の例を示す図であ
り、第7図は光触媒の電子状態を表わす機構図で
あり、第8図は実施例3における浄化装置を示す
図であり、第9図は実施例5における浄化装置を
示す図であり、第10図は実施例5における臭気
濃度の経時変化を示す線図である。 1……光触媒、2……光照射手段、22……光
フアイバーグラス、3……エアコン(車室内空気
循環手段)、6……車室内空気循環装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車室内空気中の臭気に含まれる悪臭物質を分
解あるいは改質して車室内臭気を浄化する方法で
あつて、半導体に金属または金属酸化物を担持し
た半導体の固体光触媒に光を照射すると共に該光
触媒に浄化すべき車室内空気を接触させることに
より、該空気中の臭気に含まれる悪臭物質を光化
学反応により分解あるいは改質することを特徴と
する車室内臭気の浄化方法。 2 車内に載置されて、空気中の臭気を浄化す
る、半導体に金属または金属酸化物を担持した半
導体の固体光触媒と、該光触媒に光を照射するた
めの光照射手段と、車室内空気を光触媒に供給し
て上記光触媒によつて浄化された空気を車室内に
排出するための車室内空気循環手段となることを
特徴とする車室内臭気の浄化装置。 3 上記車室内空気循環手段は、車室内に開口し
た空気流入口と空気吹き出し口とを有し、上記光
触媒は上記車室内空気循環手段内の空気吹き出し
口に近接した通路に配置され、上記光照射手段
は、上記光触媒に対向して配置されてなる特許請
求の範囲第2項記載の車室内臭気の浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61226494A JPS6380833A (ja) | 1986-09-25 | 1986-09-25 | 車室内臭気の浄化方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61226494A JPS6380833A (ja) | 1986-09-25 | 1986-09-25 | 車室内臭気の浄化方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6380833A JPS6380833A (ja) | 1988-04-11 |
| JPH0446609B2 true JPH0446609B2 (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=16845984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61226494A Granted JPS6380833A (ja) | 1986-09-25 | 1986-09-25 | 車室内臭気の浄化方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6380833A (ja) |
Families Citing this family (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0692825B2 (ja) * | 1987-09-28 | 1994-11-16 | 株式会社日立製作所 | 空気浄化装置 |
| JPH01159031A (ja) * | 1987-12-17 | 1989-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光触媒による脱臭方法および脱臭装置 |
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1986
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