JPH0447031B2 - - Google Patents

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JPH0447031B2
JPH0447031B2 JP34384689A JP34384689A JPH0447031B2 JP H0447031 B2 JPH0447031 B2 JP H0447031B2 JP 34384689 A JP34384689 A JP 34384689A JP 34384689 A JP34384689 A JP 34384689A JP H0447031 B2 JPH0447031 B2 JP H0447031B2
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JP
Japan
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silicon steel
treatment
printing
silicon
powdered
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JP34384689A
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JPH03202459A (ja
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Koji Hirose
Kyomitsu Suga
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Seikosha KK
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Seikosha KK
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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ケイ素鋼の機械的特性を改善する
ための処理方法に関する。
[従来技術] ワイヤドツトプリンタのプリンタヘツドでは、
印字ワイヤの後端に印字レバーを配置し、印字レ
バーを磁気による吸引,反発により駆動して印字
ワイヤを打撃し、この印字ワイヤにより印字を行
つている。印字レバーは磁気特性として高透磁
率,高磁束密度,低保磁力が要求されるために、
ケイ素鋼や電磁軟鉄が使用される。なかでもケイ
素鋼は磁気応答性等優れた磁気特性を有するため
に、プリンタの高速印字化等に対応させることも
可能であるが、ケイ素鋼や電磁軟鉄は母材硬度が
ピツカース硬度100〜300Hvと低いので、上述の
ように印字ワイヤを打撃するレバーとして用いる
ためには、耐摩耗性等の機械的特性を向上させな
ければならない。しかし、ケイ素鋼は表面浸炭焼
入や浸炭窒化焼入を施すことができないので、従
来はニツケルメツキを行つていた。このニツケル
メツキは例えばホウ素又はリン成分が適当量含有
された無電解メツキであり、メツキ後の加熱処理
によりメツキ硬度を700〜1000Hv程度にしてい
た。
[解決しようとする課題] しかし700〜1000Hv程度の硬度では耐摩耗性等
の耐久性が十分ではなく、印字レバーのように強
に打撃力が作用する部材や繰返しの摺動作用が生
じる部材には用いることができなかつた。印字レ
バーに用いる場合、径0.3〜0.2mmのワイヤの後端
部を直接打撃できず、ワイヤの後端部にワイヤピ
ン等を取り付けて径を大きくしてこのワイヤピン
部を打撃するようにしていた。従つてこの場合は
印字ワイヤの重量が増し、印字速度の高速化の妨
げとなり、印字ワイヤのコストアツプになつてい
た。
そこで本発明の目的は、ケイ素鋼の機械的特性
並びに磁気的特性を改善するための処理方法を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のケイ素鋼
の処理方法は、ケイ素成分が2.8%〜6.5%のケイ
素鋼を浸炭処理して表面に20〜200μmの厚みの
浸炭層を形成し、粉末クロム又は粉末バナジウム
又は粉末チタン又はこれらの組合せと触媒との混
合粉中にこのケイ素鋼を埋込・加熱する固体拡散
処理を施してケイ素鋼の表面に2〜10μmの厚み
の上記金属の炭化物層を形成するものである。
[実施例] 以下、本発明の具体的な実施例について詳細に
説明する。
被処理部材としてケイ素成分が3%の市販のケ
イ素鋼を使用し、磁気による吸引、反発により駆
動させてプリンタヘツドの印字ワイヤを直接打撃
する印字レバーを製作して以下に記す処理を施し
た。
実施例 1 この印字レバーを850℃で45分間ガス浸炭して、
100μmの厚みの浸炭層を形成した。
次に粉末クロムと粉末アルミナと塩化アンモニ
ウムとが適当量調合された混合粉中に、浸炭処理
された上記印字レバーを埋込み、アルゴン気流中
にて1050℃で45分間保つ固体拡散処理を行つた。
以下、この処理方法を「処理条件B」という。
この処理条件Bで処理された印字レバーの表面
には、5〜6μmの炭化クロム層が形成され、表
面硬度は1400〜1700Hvであつた。
また上記の100μmの厚みの浸炭層が形成され
た印字レバーを、アルゴン気流中にて1050℃で90
分保つ固体拡散処理を行つた。以下、この処理方
法を処理条件Cという。これによると、印字レバ
ーの表面に8〜10μmの炭化クロム層が形成さ
れ、表面硬度は処理時間が45分の場合と同じく、
1400〜1700Hvであつた。
また同様の条件で処理温度を1000℃、処理時間
を45分とした場合には、表面に2μmの炭化クロ
ム層が形成された。
第1図に、横軸を処理条件とし、縦軸を最大透
磁率,保磁力として、各処理条件により得られた
製品の磁気特性を比較して示している。このグラ
フ中で、処理条件Aはケイ素鋼の磁気特性をよく
するために従来普通行われている真空磁性焼鈍で
あつて、これは、ケイ素鋼を850℃で45分保つ処
理を行つたものである。
この第1図示のグラフで、従来の処理条件Aの
ものと、本発明の処理条件B及びCのものとを対
比してみると、処理条件B及びCは、最大透磁率
が上昇し、保磁力が大幅に低下していることが判
る。印字レバーとして用いるために、磁気特性と
しては、最大透磁率が大きい程よく、保磁力は小
さいほどよいので、本発明に係る処理を行うと、
最大透磁率と保磁力が共に大幅に改善され、磁気
特性が向上する結果が得られた。
実施例 2 上例と同様にして100μmの厚みの浸炭層を形
成した印字レバーを、粉末バナジウム中に埋没
し、上記と同様の処理条件B及びCで固体拡散処
理を行つた。この処理により表面に炭化バナジウ
ム層が形成され、表面硬度2500〜2800Hvが得ら
れた。
実施例 3 上例と同様にして100μmの厚みの浸炭層を形
成した印字レバーを、粉末チタン中に埋没し、上
記と同様の処理条件B及びCで固体拡散処理を行
つた。この処理により表面に炭化チタン層が形成
され、表面硬度3000Hvが得られた。
第2図は横軸を処理温度とし、縦軸を最大透磁
率とし、ケイ素成分が異なるケイ素鋼について、
上例と同様にして100μmの厚みの浸炭層を形成
した印字レバーを、980℃,1020℃,1050℃の処
理温度で45分間の固体拡散処理を行つた場合のそ
れぞれの透磁率の変化を示したものである。市販
の3%ケイ素鋼を使用したものでは、1000℃以上
に加熱して固体拡散処理を行うと、最大透磁率が
著しく向上するが、2.5%及び1%のケイ素鋼で
は最大透磁率の改善はほとんど見られない。ケイ
素成分が2.8%以上、望ましくは3%以上のケイ
素鋼に関して本発明の処理方法を行なうと磁気特
性の改善が見られる。またこのグラフから、固体
拡散処理を十分に行わせるのに、処理温度は1000
℃以上が望ましいことが判る。
本発明に係る処理方法は、上記例の他、着磁ヨ
ークなど十分な磁気特性と耐摩耗性とを合わせ持
つことが要求される部品の表面処理に最適であ
る。
なお本発明において、ケイ素成分が2.8%〜6.5
%のケイ素鋼に限定しているのは、前述のよう
に、ケイ素成分が2.8%未満では良好な磁気特性
は得られず、またケイ素成分量を増やしていくと
磁気特性が向上するが、6.5%で最高になること
が知られており、それ以上はケイ素成分量が増え
るに従つて鋼が脆くなり使用しにくくなるためで
ある。
浸炭処理の方法は固体浸炭法,液体浸炭法,ガ
ス浸炭法等、種々の方法で行うことができる。
浸炭層の厚みを20〜200μmとするのは、20μm
より少ないと固体拡散処理時に必要量の金属炭化
物を得るための炭素量を補給できないからであ
り、また200μmより多いと、浸炭処理によりケ
イ素鋼内部に入つた炭素が、固体拡散処理の際に
金属炭化物形成の反応に完全に費されず、さらに
ケイ素鋼内部への拡散で余つた炭素が粒界面に残
り、磁気特性が悪化するからである。
固体拡散処理に用いられる金属は粉末クロム又
は粉末バナジウム粉末チタンのいずれか一つを単
独で用いてもよく、またこれらのうちから適宜選
択して混合して用いてもよい。触媒としては粉末
塩化アンモニウム等が用いられる。
金属炭化物層の厚さは2〜10μmとしている。
これは2μm未満では強い打撃力が作用する部材
や繰返しの摺動作用が生じる部材等に使用するの
に十分な機械的特性が得られないからであり、一
方実用的に十分な機械的特性を得るためには10μ
mあれば十分であるからである。
[効果] 以上に述べた本発明の処理方法によつてケイ素
鋼を処理すると、その表面の機械的特性が十分に
改善され、しかも優れた磁気特性を備えたものと
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の処理条件Aと本発明の処理条件
B及びCによる製品の磁気特性を対比して示すグ
ラフ、第2図はケイ素成分の異なるケイ素鋼を各
温度条件で処理した場合の透磁率を対比して示す
グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケイ素成分が2.8%〜6.5%のケイ素鋼を浸炭
    処理して表面に20〜200μmの厚みの浸炭層を形
    成し、 粉末クロム又は粉末バナジウム又は粉末チタン
    又はこれらの組合せと触媒との混合粉中に上記ケ
    イ素鋼を埋込・加熱する固体拡散処理を施して上
    記ケイ素鋼の表面に2〜10μmの厚みの上記金属
    の炭化物層を形成する ことを特徴とするケイ素鋼の処理方法。
JP34384689A 1989-12-28 1989-12-28 ケイ素鋼の処理方法 Granted JPH03202459A (ja)

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JPH03202459A JPH03202459A (ja) 1991-09-04
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