JPH0448419B2 - - Google Patents

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JPH0448419B2
JPH0448419B2 JP57085940A JP8594082A JPH0448419B2 JP H0448419 B2 JPH0448419 B2 JP H0448419B2 JP 57085940 A JP57085940 A JP 57085940A JP 8594082 A JP8594082 A JP 8594082A JP H0448419 B2 JPH0448419 B2 JP H0448419B2
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saturated fatty
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Keiko Takahashi
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐寒性を有する酸性水中油型乳化食品
の新規な製造方法に関する。 水相原料と油相原料とを水中油型に乳化してつ
くられる酸性水中油型乳化食品(通常、PH3.5〜
4.2)、例えばマヨネーズなどは、その性質のひと
つとして、凍結後解凍しても油あるいは水の分離
が生じ難いこと、いわゆる「耐寒性」を有するこ
とが要求されている。酸性水中油型乳化食品にこ
のような耐寒性を付与する方法が従来より種々検
討され報告されている。例えば、特公昭54−7870
公報には一定のトランス指数を有する油脂を使用
することが開示されている。 本発明は、これら従来技術とは全く異なつた視
点から、耐寒性を有する酸性水中油型乳化食品の
新規な製造方法を提供することを目的とする。 本発明者は研究を重ねた結果、従来より乳化剤
としてよく知られ、殊に酸性水中油型乳化食品を
製造する際には一般的に水相原料中に溶解あるい
は分散されて用いられていた蔗糖脂肪酸エステル
のうち特に、構成する飽和脂肪酸が炭素数12〜20
の高級飽和脂肪酸である蔗糖飽和脂肪酸エステル
を、予め油相原料中にその原料の一部として溶解
あるいは分散させたのち、得られた油相原料を特
定の乳化剤と共にあるいはこれを含む水相原料と
水中油型に乳化するならば、凍結後解凍しても油
あるいは水の分離、特に油の分離、が生じ難くな
つた酸性水中油型乳化食品を製造することができ
ることを見い出した。更に、本発明者は、他の蔗
糖脂肪酸エステルである蔗糖不飽和脂肪酸エステ
ルにはこれを同様にして用いても上記したような
効果は得難いことも確認した。 斯くしてこのような知見に基づいて完成された
本発明は、水相原料と油相原料とを水中油型に乳
化するに際し、構成する飽和脂肪酸が炭素数12〜
20の高級飽和脂肪酸である蔗糖飽和脂肪酸エステ
ル(以下、蔗糖高級飽和脂肪酸エステルともい
う)を油相原料の一部として予め油相原料中に溶
解あるいは分散させておくことを特徴とする、酸
性水中油型乳化食品の製造方法を提供するもので
ある。 ここにおいて蔗糖高級飽和脂肪酸エステルと
は、蔗糖と炭素数12〜20の高級飽和脂肪酸とがエ
ステル結合されてできたものを意味する。高級飽
和脂肪酸としては、例えばパルミチン酸およびス
テアリン酸が特に好ましい。 蔗糖の1分子に結合する高級飽和脂肪酸の分子
数により、モノ、ジ、トリ、およびテトラ乃至オ
クタ(以下、テトラ乃至オクタを単にポリと称
す)エステルがある。 本発明において蔗糖に結合する高級飽和脂肪酸
の種類、結合数等に関しては特に限定的ではない
が、後述する試験例の結果より明らかな如く、本
発明の所期の目的である耐寒性付与の効果の点か
ら本発明で用いる高級蔗糖飽和脂肪酸エステルと
してはエステルを構成する高級飽和脂肪酸の少な
くとも一つはステアリン酸であり、しかも全結合
高級飽和脂肪酸の約65%以上をこの酸で占めてい
るものであつて、更に結合数としてはジ、トリお
よびポリエステル結合を多く含んでいるものが一
般的に好ましい傾向にあり、このような結合を全
エステル結合の70%以上含んでいるものあるいは
ポリエステル結合を100%含んでいるものがより
好ましい傾向にあるといえる。 上記したような蔗糖高級飽和脂肪酸エステルは
常法に従つて随時製造することができるが、この
ようなエステル類は多種市販されているので本発
明においてはこのような市販品も好ましく用いる
ことができる。 このような蔗糖高級飽和脂肪酸エステルを、本
発明において水相原料と油相原料とを水中油型に
乳化するに先立つて予め油相原料中にその原料の
一部として、用いるエステルの性質に応じて溶解
あるいは分散させて使用する。その使用割合は油
相原料の全重量の0.5〜2%程度でよい。0.5未満
であると凍結後解凍した際油あるいは水の分離が
生じ易くなり、一方2%を超えると用いるエステ
ルにも依るが次の水中油型に乳化する工程におい
て油の分離が生じ易くなるかあるいは最終製品に
多少油あるいは水の分離が生じる傾向もでてくる
ので好ましくない。一般的に好ましい使用割合は
1〜1.5程度である。 蔗糖高級飽和脂肪酸エステルの使用の態様は用
いるエステルの性質に応じて常法に準じ所定の油
相原料中に溶解あるいは分散させて行えばよい
が、一般的には加熱を伴つて行う方がより好まし
い。 本発明において用いる蔗糖高級飽和脂肪酸エス
テル以外の油相原料は、従来から酸性水中油型乳
化食品用として用いられているいずれの油相原料
であつてもよく、具体的には食用油に必要に応じ
てマスタードオイルその他の油溶性香辛料などを
溶解または分散させて得たものを挙げることがで
きる。食用油としては植物性サラダ油が通常用い
られ、その種類としてはコーン油、綿実油、大豆
油、サフラワー油、米油などの油脂があるが、こ
れらに限定されるものではない。 本発明において用いる水相原料は、従来から酸
性水中油型乳化食品用として用いられているいず
れの水相原料であつてもよく、具体的には水、食
酢などの水溶液またはこれらに水溶性ないしは水
分散性の副原料、例えば調味料、香辛料など、を
添加して得たものを挙げることができる。 上記したような蔗糖高級飽和脂肪酸エステルを
含む油相原料と水相原料とから卵黄その他の乳化
剤を用いて酸性水中油型乳化食品を製造する方法
はすべて従来法に準じて行えばよく、本発明にお
いて何ら特別の制限を課すものではない。ただ
し、例えばマヨネーズなどの酸性水中油型乳化食
品を製造するときには用いる油相原料は約30〜40
℃程度まで冷やしてから用いる方がよい。又、本
発明で用いる卵黄などの乳化剤は通常水相原料中
に予め含ませておく方がよい。 本発明の方法により製造された酸性水中油型乳
化食品は、後述の試験例から明らかな如く、蔗糖
飽和脂肪酸エステルを乳化剤として水相原料中に
含ませて製造された従来の酸性水中油型乳化食品
に比べて一段と耐寒性が高いものである。油相原
料中にあつてこのような効果をもたらす蔗糖高級
飽和脂肪酸エステルの作用機構は定かでないが、
多分、凍結、解凍の際酸性水中油型乳化食品に油
滴粒子のひずみ(変形)、そのひずみに基づく油
滴粒子同志の結合(分離)が生じ難くなるように
することができるのではないかと推定される。 以下の試験例は、本発明の方法によつて製造さ
れた酸性水中油型乳化食品がいかに耐寒性の優れ
たものであるかを示すものである。 試験例 大豆油(サラダ油)に、下記の表中1〜7に示
したような高級飽和脂肪酸の構成を有する蔗糖高
級飽和脂肪酸エステルを各々油相原料の全重量の
0.5、1.0、1.5、および2.0%に相当するようにそ
れぞれ添加し、適宜加熱溶解させ、次いで油温が
35℃程度になるまで放冷して各油相原料液を調製
した。 このようにして調製した各油相原料液72重量部
と、下記の配合割合でもつて準備しておいた乳化
剤含有水相原料液28重量部とを常法に準じてそれ
ぞれ混和して水中油型に乳化し、粘度が約30〜35
万cpsのマヨネーズを製造した。 水相原料の配合割合 (重量部) 食酢(酸度:5重量%) 15 卵黄液(割卵して得たもの) 10 食 塩 1.5 辛子粉 1.5 計 28.0 対照として、下記の表中1〜7に示したような
高級飽和脂肪酸の構成を有する各蔗糖高級飽和脂
肪酸エステルを、それぞれ水相原料の全重量の
1.0%に相当する割合でもつて用い、ただし、油
相原料中に代えて水相原料中に卵黄液に加えて乳
化剤の一部として溶解あるいは分散して用いた他
は全で同様にして従来のマヨネーズ(対照品の一
種)を製造した。 別の対照として、蔗糖飽和脂肪酸エステルを全
く含まない油相原料を用いた他は上記した本発明
の方法と同様にして蔗糖飽和脂肪酸エステル無添
加のマヨネーズを製造した。 更に別の対照として、下記の表中9〜10に示し
たような不飽和脂肪酸の構成を有する蔗糖不飽和
脂肪酸エステルを、それぞれ油相原料の全重量の
1.0%に相当する量添加して用いた他は上記した
本発明の方法と同様にして蔗糖不飽和脂肪酸エス
テル含有のマヨネーズを製造した。 尚、上記において用いた蔗糖脂肪酸エステルは
いずれも市販品であつた。 このようにして得られた本発明によるマヨネー
ズおよび対照のマヨネーズを各々100gずつ採取
し、これをガラス製円柱状容器(底面積:10cm2
高さ:15cm)にそれぞれ収容し、−15℃の室で一
週間凍結保存したのち解凍し、油の分離状態を観
察した。結果は、分離した油の量でもつて下記の
表に示す。 尚、本発明において%はすべて重量%を意味す
る。
【表】
【表】 テルを用いた。
上記の結果から、蔗糖高級飽和脂肪酸エステル
を予め油相原料中に溶解(あるいは分散)させて
おくという本発明の方法により得られた最終製品
は、従来品に比べて耐寒性が一段と優れているこ
とが理解される。 又、上記の結果から、蔗糖高級飽和脂肪酸エス
テルに代えて蔗糖不飽和脂肪酸エステルを用いて
も耐寒性の向上は期待できないことが認められ
る。 更に又、上記の結果は、蔗糖にエステル結合せ
る全結合高級飽和脂肪酸の約65%以上をステアリ
ン酸で占めたものであつてそのエステル結合が多
価のものであるほど一般的に耐寒性向上に効果が
増大する傾向にあることも示している。尚、この
ようなものはエステルのHLBの測定値からみて
みると3〜6と比較的低く、通常酸性水中油型乳
化食品に用いられるものはHLB8〜18程度である
のとは対照的であることもわかる。 以下、実施例でもつて更に本発明を詳しく説明
する。 実施例 1 下記の配合割合を有する原料を用い、蔗糖高級
飽和脂肪酸エステルとして市販のステアリン酸70
%、パルミチン酸30%の構成のものでジ、トリエ
ステル80%含有のものを全油相原料の1.5%を用
いた他は上記した試験例に準じて本発明の方法に
よるドレツシングを製造した。原 料 配合割合(重量部) 油相原料 50 コーン油(蔗糖高級飽和脂肪酸エステル1.5%
含有) 水相原料 食酢(酸度:5重量%) 20 砂糖 15 食塩 2.6 グルタミン酸ソーダ 1.0 キサンタンガム 0.4 水 11 計 100.0 実施例 2 実施例1において、蔗糖高級飽和脂肪酸エステ
ルとして市販のステアリン酸70%パルミチン酸30
%の構成のものでポリエステル100%含有のもの
を全油相原料の1.0%を用いた他は同様にしてド
レツシングを製造した。 上記実施例1および2で得られた各ドレツシン
グを上記試験例に準じて−15℃の冷凍室で一週間
保存後解凍してみたところ、いずれも油の分離も
水の分離も認められなかつた。 実施例 3 蔗糖高級飽和脂肪酸エステルとして市販のステ
アリン酸75%、パルミチン酸25%の構成のもので
ジ、トリエステル70%含有のものを全油相原料の
1.0%を用いた他は上記した試験例に準じて本発
明の方法によるマヨネーズを製造した。 このようにして得られたマヨネーズ(粘度:約
18〜25万cps)を試験例に準じて−15℃の冷凍室
で一週間保存後解凍してみたところ、油の分離は
認められなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水相原料と油相原料とを水中油型に乳化する
    に際し、構成する飽和脂肪酸が炭素数12〜20の高
    級飽和脂肪酸である蔗糖飽和脂肪酸エステルを油
    相原料の一部として予め油相原料中に溶解あるい
    は分散させておくことを特徴とする、酸性水中油
    型乳化食品の製造方法。 2 高級飽和脂肪酸の少なくとも一つはステアリ
    ン酸である、特許請求の範囲第1項に記載の酸性
    水中油型乳化食品の製造方法。 3 蔗糖飽和脂肪酸エステルを構成する全結合高
    級飽和脂肪酸の65%以上がステアリン酸である、
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の酸性
    水中油型乳化食品の製造方法。
JP57085940A 1982-05-21 1982-05-21 酸性水中油型乳化食品の製造方法 Granted JPS58201962A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2539839B2 (ja) * 1986-07-24 1996-10-02 旭電化工業株式会社 水中油型乳化油脂組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831907B2 (ja) * 1976-04-17 1983-07-09 旭電化工業株式会社 クリ−ム状水中油型乳化脂

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